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/Godクリーチャー・タイプの1つ。その次元/Planeにおいて強い影響力を持ち、多大な信仰・崇敬を集める、具象化した神性である。



目次

解説

初出はテーロス

テーロス・ブロック伝説のクリーチャー・エンチャント、およびアモンケットの伝説のクリーチャーサイクルがこのサブタイプを持つ。そのすべてが神話レア

いずれもマナ・コストに比べて強大なサイズ(高いマナレシオ)と破壊不能を併せ持った、非常に強力なクリーチャーとしてデザインされている。同時に、その兼ね合いから、ある一定の条件を満たさなければ戦闘へ参加できなくなる、「顕現」を表すデメリット能力が課せられているのが特徴。

また、常在型能力誘発型能力起動型能力のいずれか(あるいは複数)を備えている。

テーロス・ブロック

伝説のクリーチャー・エンチャントであり、信心が指定された値未満のときはクリーチャーではなくなるデメリットを持つ。

いずれもレアリティ相応の高いカードパワーを持つが、自身の色のマナ・シンボルを1つずつしか持たない。色拘束が強いと自身を含めた少数のパーマネントで信心を満たしてしまい、「その色への忠誠の度合い」を表す信心のフレイバーを損なう事への配慮と思われる。

ルール

  • 「信心がN未満であるかぎり、[カード名]はクリーチャーではない。」の能力は、戦場表向きである場合のみ機能する。信心が指定された値を下回っても、戦場以外の領域では常にクリーチャー・カードである。
  • 戦場に出る際、どの置換効果が適用されるかは、パーマネントが戦場に出た時点で取るであろう特性を見る。これにはパーマネント自身の常在型能力を考慮に入れる(CR:614.12)。例えば太陽の神、ヘリオッド/Heliod, God of the Sunを例に挙げると、への信心が5未満の時にヘリオッドが戦場に出る場合、ヘリオッドは威圧する君主/Imposing Sovereign練達の生術師/Master Biomancerの置換効果の適用を受けない。ヘリオッドが戦場に出ることによって信心が5以上になるとしても、置換効果の適用時には信心は5未満なのでクリーチャーではないものとして扱う(参考)。
  • 戦場に出たとき、信心が指定された値未満ならば神はクリーチャーではないエンチャントとして戦場に出る。クリーチャーが戦場に出ることで誘発する能力は誘発しない。
    • 神自身が戦場に出ることによって信心が指定された値以上となる場合、それはクリーチャー・エンチャントとして戦場に出る。クリーチャーが戦場に出ることで誘発する能力は誘発する。
  • クリーチャーでなくなった場合、神などのクリーチャー・タイプも失う。
  • 神々が持つ能力は、それがクリーチャーでなくても機能する。
  • 攻撃またはブロックしている神がクリーチャーでなくなった場合、戦闘から取り除く
  • 神がダメージ負った後にクリーチャーではなくなり、そのターン中に再びクリーチャーとなった場合、そのダメージは負ったままである。ただし破壊不能を持つためほとんどの場合は意味を持たない。

ストーリー

テーロス/Therosに住まう者達から崇められる強大な存在。彼らはそれぞれ世界の根底をなす様々な物事を司っている。(参考

該当カードのそれぞれの項も参照のこと。

  • 万神殿/Pantheonの階級において、第1セットのテーロスに登場した単色の神が5柱の「大神」、神々の軍勢以降に登場した2色の神が10柱の「小神」という扱い。各神殿はそれぞれの色に対応した小神を祀った建造物である。

該当カード

テーロス単色

神々の軍勢友好色

ニクスへの旅対抗色

チャレンジ・デッキ

アモンケット

破壊不能を含む2つのキーワード能力を持った伝説のクリーチャー。特定の条件を満たしていない場合は攻撃ブロックもできないペナルティ能力、およびそのペナルティ能力の解消に有益な起動型能力を併せ持つ。

  • テーロス・ブロックの神は共通して信心を参照して顕現するため、クリーチャーとして扱うには少なくとも他のパーマネントが必須だったが、アモンケットの神の顕現方法はバラエティに富んでおり、他のパーマネントを必要としないものもある。総合的に、より顕現を見込みやすいデザインとなったと言える。

該当カード

アモンケット

ストーリー

  • 偶然かそれとも意図したものか、テーロス・ブロックの「大神」とは、各色毎の性別がそれぞれ逆転したものとなっている。

開発秘話

アモンケットの神は、まずエジプト神話を元にしたセットには神々が必要という出発点から、既に存在していたテーロス・ブロックの神を参照し、メカニズム的な定義と今後のデベロップにおける柔軟性の確保も兼ねて、神々に共通すべき要素とそうでない要素の分類・取捨選択による改良が行われた。

強大さのフレーバーから、良好なサイズとマナレシオ、破壊不能はそのまま続投。また、非顕現時に影響力を持たせるために常在型能力や起動型能力も必要であり、このセットでは起動型能力が選ばれた。背景設定の違いと、非クリーチャー時に対処しにくかったゲーム上の問題点から、クリーチャー・エンチャントではなく常にクリーチャーとなり、一方で「特定条件下でのみクリーチャーである」事も示すため、これに本質的に近い「戦闘への参加制限」が付け加えられた。顕現条件には別の何かを参照する信心形式のシステムも選択肢にあったが、デザイン空間上の問題から、個別に違う条件が設けられた。[1][2]

その他

参考

  1. 『アモンケット』に入ろう その1
  2. 『『アモンケット』でのデベロップの疑問
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