神話レア

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(公式発表The Year of Living Changerouslyを元に書き換え。留意点は後でノートに。)
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[[プレミアム・カード]]を示す語ではない。
 
[[プレミアム・カード]]を示す語ではない。
  
== 概要 ==
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==概要==
稀少度が高いからといって必ずしも強いというわけではなく、主に[[背景世界/ストーリー用語|ストーリー上の重要な人物や物]]であるカードなどが入ることになっている。神話レアが初めて採用されるアラーラの断片では、15種類中9種類が[[プレインズウォーカー (カード・タイプ)|プレインズウォーカー]]や[[伝説のクリーチャー]]であった。しかし、今後すべてのプレインズウォーカーや伝説のカードが神話レアになるわけではない。
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神話レアの導入は、稀少度の種類をTCGの業界標準に合わせて増やすことで、新規プレイヤー獲得を図ったためとされる。ユーザーを考慮した慎重な調整が行われており、結果として、稀少度は4種類に増えると共にセットのカード収録総数は減ることになった。収録数が減ったことにより個別のレアカードの入手率上昇にも成功している。
*実際に[[コンフラックス]]では[[ラッカ・マー/Rakka Mar]]と[[成金、グヮファ・ハジード/Gwafa Hazid, Profiteer]]は神話レアではなく通常のレアとして登場した。
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[[構築]]への影響に配慮して、[[多色地形|2色地形]]や[[黒焦げ/Char]]のような実用的かつ汎用的な機能を持つカードは入らない。
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===神話レアのカード===
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神話レアには、それがまさに特別で独特だと感じさせるようなフレイバーが持たされている。そのため神話レアのカードには、一般的には[[プレインズウォーカー (カード・タイプ)|プレインズウォーカー・カード]]や多くの[[伝説の]][[カード]]、叙事詩的(英雄的・神話的)な[[クリーチャー]]や[[呪文]]といったものが該当するとされる。
  
神話レアは以前の[[基本セット]]や大型[[エキスパンション]]のレア相当、レアは以前の小型エキスパンションのレア相当という位置づけになっている。神話レア自体は同セットのレアに比べて7倍の出にくさであるが、1種類当たりで見ると、神話レアはレアの2倍程度の出にくさになるように種類数が設定されている。
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反対に、神話レアとしない種類のカードも決められている。その基準は完全には開示されていないものの、中でも最大のカテゴリーは多目的カード(utility cards; ある種の汎用的機能を備えたカードと定義)とされる。例えば、[[多色地形|2色地形]]の[[サイクル]]や[[変わり谷/Mutavault]]、[[黒焦げ/Char]]が多目的カードである。
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神話レアであることと[[カードパワー]]の強さには直接的な関連性はない。
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===出現頻度===
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神話レアはブースターパック1つに1/8の確率でレアの代わりに1枚封入されており、神話レア自体は同セットのレアに比べて7倍の出にくさである。しかし、カード1種類当たりで見ると、神話レアはレアの2倍程度の出にくさになるように種類数が設定されている。神話レアの出現頻度は以前の[[基本セット]]や大型[[エキスパンション]]のレア相当、レアの出現頻度は以前の小型エキスパンションのレア相当という位置づけになっている。
 
*アラーラの断片ではレア53枚に対し神話レアは15枚。レアの出やすさは、60種類ある[[イーブンタイド]]のレアとほぼ同等、神話レアの出やすさは、121種類ある[[第10版]]のレアとほぼ同等である(レア:神話レア=(53×8÷7):(15×8)≒60.57:120≒1:2)。
 
*アラーラの断片ではレア53枚に対し神話レアは15枚。レアの出やすさは、60種類ある[[イーブンタイド]]のレアとほぼ同等、神話レアの出やすさは、121種類ある[[第10版]]のレアとほぼ同等である(レア:神話レア=(53×8÷7):(15×8)≒60.57:120≒1:2)。
 
*[[コンフラックス]]ではレア35枚に対し神話レアは10枚。レアの出やすさは、40種類ある[[コールドスナップ]]のレアと同等、神話レアの出やすさは、80種類ある[[シャドウムーア]]のレアと同等である(レア:神話レア=(35×8÷7):(10×8)=40:80=1:2)。
 
*[[コンフラックス]]ではレア35枚に対し神話レアは10枚。レアの出やすさは、40種類ある[[コールドスナップ]]のレアと同等、神話レアの出やすさは、80種類ある[[シャドウムーア]]のレアと同等である(レア:神話レア=(35×8÷7):(10×8)=40:80=1:2)。
 
 
*他の稀少度のカードと比べ、[[Foil]]カードが出る確率がわずかに高いとされる。
 
*他の稀少度のカードと比べ、[[Foil]]カードが出る確率がわずかに高いとされる。
  
== 参考 ==
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==参考==
*[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtgcom/daily/mr334 変化の年]
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*[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtgcom/daily/mr334 変化の年/The Year of Living Changerously](神話レア導入時の公式発表)
 
*[[稀少度]]
 
*[[稀少度]]
 
**[[コモン]]
 
**[[コモン]]
 
**[[アンコモン]]
 
**[[アンコモン]]
 
**[[レア]]
 
**[[レア]]

2009年9月19日 (土) 10:28時点における版

神話レアMythic rare)はアラーラの断片以降、最も高い稀少度、またその稀少度に属するカードのことである。基本的に15枚入りのブースターパック1つに1/8の確率でレアの代わりに1枚封入されている。エキスパンション・シンボルの色は赤みがかったオレンジ。

プレミアム・カードを示す語ではない。

目次

概要

神話レアの導入は、稀少度の種類をTCGの業界標準に合わせて増やすことで、新規プレイヤー獲得を図ったためとされる。ユーザーを考慮した慎重な調整が行われており、結果として、稀少度は4種類に増えると共にセットのカード収録総数は減ることになった。収録数が減ったことにより個別のレアカードの入手率上昇にも成功している。

神話レアのカード

神話レアには、それがまさに特別で独特だと感じさせるようなフレイバーが持たされている。そのため神話レアのカードには、一般的にはプレインズウォーカー・カードや多くの伝説のカード、叙事詩的(英雄的・神話的)なクリーチャー呪文といったものが該当するとされる。

反対に、神話レアとしない種類のカードも決められている。その基準は完全には開示されていないものの、中でも最大のカテゴリーは多目的カード(utility cards; ある種の汎用的機能を備えたカードと定義)とされる。例えば、2色地形サイクル変わり谷/Mutavault黒焦げ/Charが多目的カードである。

神話レアであることとカードパワーの強さには直接的な関連性はない。

出現頻度

神話レアはブースターパック1つに1/8の確率でレアの代わりに1枚封入されており、神話レア自体は同セットのレアに比べて7倍の出にくさである。しかし、カード1種類当たりで見ると、神話レアはレアの2倍程度の出にくさになるように種類数が設定されている。神話レアの出現頻度は以前の基本セットや大型エキスパンションのレア相当、レアの出現頻度は以前の小型エキスパンションのレア相当という位置づけになっている。

  • アラーラの断片ではレア53枚に対し神話レアは15枚。レアの出やすさは、60種類あるイーブンタイドのレアとほぼ同等、神話レアの出やすさは、121種類ある第10版のレアとほぼ同等である(レア:神話レア=(53×8÷7):(15×8)≒60.57:120≒1:2)。
  • コンフラックスではレア35枚に対し神話レアは10枚。レアの出やすさは、40種類あるコールドスナップのレアと同等、神話レアの出やすさは、80種類あるシャドウムーアのレアと同等である(レア:神話レア=(35×8÷7):(10×8)=40:80=1:2)。
  • 他の稀少度のカードと比べ、Foilカードが出る確率がわずかに高いとされる。

参考

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