祖先の幻視/Ancestral Vision

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Ancestral Vision / 祖先の幻視
〔青〕 ソーサリー

待機4 ― (青)(このカードをあなたの手札から唱えるのではなく、(青)を支払うとともにそれを時間(time)カウンターが4個置かれた状態で追放する。あなたのアップキープの開始時に、時間カウンターを1個取り除く。最後の1個を取り除いたとき、それをそのマナ・コストを支払うことなく唱える。)
プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはカードを3枚引く。


待機持ちになって帰ってきたAncestral Recall

実際にカード引くまでにタイムラグがあるものの、わずか1マナで3枚引ける驚異のコスト・パフォーマンスは健在。ソーサリーになっているため待機コストをメイン・フェイズに先払いしなければならないものの、非常に軽いためカウンターなどのマナを残しやすく、隙は小さくて済む。使いやすさは抜群で、を含むデッキなら幅広く採用できる強力な呪文である。

とはいえやはり待機でしか使えず即座に効果を発揮できないのは決して小さくない欠点であり、中盤以降には手札腐ってしまいやすい。パーミッションデッキなど長期戦を意識したコントロールデッキならばそれほど問題にならないのだが、そこまで時間をかけられないクロック・パーミッション系のデッキではその点を嫌って採用が見送られたり枚数を減らされたりというケースも多い。

待機以外の代替コストを与えて唱えると即座に3枚引けるため非常に強力。続唱と相性がよく、コントロール型の続唱デッキにありがちな「軽くて効果の小さいカードの枚数を増やすと続唱の効率が悪くなる、しかし減らしすぎると序盤に動きづらくデッキ全体の安定感が落ちる」というジレンマに対して、待機で唱えてよし、続唱でめくれてもよし、どちらでも有効なこのカードは最適な解答となる。他にもゴブリンの闇住まい/Goblin Dark-Dwellersなどとも好相性(グリクシスコントロール)。しかし瞬唱の魔道士/Snapcaster Mageなど、噛み合わないものも一部存在するため、代替コストのルールをよく把握して使いたい。

モダンでは公式フォーマット化と同時に禁止カードであったが、2016年4月8日よりコントロールデッキの強化を期待され、禁止解除された。

  • これに関するルールは「マナ・コストの無いカード」の項も参照。
  • 待機呪文すべてに共通することではあるが、唱えるタイミングを対戦相手に知られてしまうため、カウンターを準備されやすいという弱点がある。特に祖先の幻視の場合は盗用/Plagiarize分流/Shuntなどの天敵が存在するため、その弱点が他の待機呪文よりも若干厳しい。
  • 同じく青の優秀なドローカードである血清の幻視/Serum Visionsもフル投入した場合「8幻視(8ヴィジョン)」と呼ばれる。

関連カード

サイクル

時のらせんマナ・コストを持たない待機カードサイクル単色ソーサリー5枚と無色アーティファクト1枚から成る。いずれも過去のカードのリメイク稀少度レア時のらせんリマスターでは、単色の5枚は神話レア再録された)。

参考

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