除去

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除去/Removalとは、パーマネント墓地などの領域へ移したり、自分に害の無い状態にしたりするために使える呪文能力、その効果や処理のこと。

目次

[編集] 解説

パーマネント、すなわち戦場にあるものに対して使われるのが除去である。手札破壊ライブラリー破壊などは除去とは言われない。

何を除去するかによって呼び分けられる。主に「クリーチャー除去」「アーティファクト除去」「エンチャント除去」など。ただし土地に関しては通例「土地除去」ではなく土地破壊と呼ぶ。

何の断りもなく「除去」という単語が使われる場合、多くはクリーチャーを除去できるものを指す。アタッカーを除去して自分のライフを守る、ブロッカーを除去して自分の攻撃を通しやすくする、システムクリーチャーを除去する、など状況によってさまざまな目的で使うことができる。コントロールデッキリミテッドでは特に重視される。また、クリーチャーが持つ除去耐性も重視される。

除去の多くは単体除去であるが、中には複数を除去できるものや全体除去と呼ばれるものもある。

[編集] 破壊や追放

パーマネントは大抵、破壊追放によって除去される。

一方でクリーチャーは、破壊や追放以外にもいくつかの方法で除去されうる。

引き換えに、コントローラー土地トークンなどを与えてしまうものも存在する。

[編集] 確定除去

「クリーチャー1体を対象とし、それを破壊する。」などのように特に無条件で除去できるものは俗に確定除去と呼ばれる。

マナ・コストタフネスといった特性によって左右されないのが強みである。

に最も多い。クリーチャーに対する確定除去呪文の一覧は殺害/Murderなどを参照。

[編集] 一時的な除去

払拭の光/Banishing Lightのように、一時的に追放するカードがある。それらも「除去」と呼ばれる。こちらは主に

[編集] 生け贄

布告のように、パーマネントを生け贄に捧げさせる能力を持つカードがある。布告を参照。

[編集] 間接的な除去

例えば吸血鬼の呪詛術士/Vampire Hexmageは、プレインズウォーカーの上の忠誠カウンターや、0/0のクリーチャーの上の+1/+1カウンターを取り除くことで結果的にそれらを除去することができる。

骨塚のワーム/Boneyard Wurmのようにタフネスが墓地の枚数に依存するクリーチャーは、トーモッドの墓所/Tormod's Cryptなどで墓地のカードをなくしてしまえば結果的に除去することができる。

トークンは、バウンス明滅などで一時的に戦場から離れるだけでも状況起因処理により消滅する。

このように、間接的に除去のために使えるカードも存在する。

[編集] 擬似除去

場合によってはバウンスコントロール奪取、戦闘への参加の制限(攻撃制限ブロック制限)なども除去として扱われる。これらは擬似除去とも呼ばれる。

[編集] クリーチャー除去

元来、破壊をはじめとする除去の多くはクリーチャーに対するものであるが、クリーチャーにはタフネスの値が設定されているため、さらに多くの種類の除去が存在する。

[編集] ダメージ

ダメージを与える呪文能力を特に火力と呼ぶ。に多く、にもドレインなど少量存在する。

では戦闘に参加しているクリーチャーのみにダメージを与えるレンジストライクが多い。

では飛行を持つクリーチャーのみにダメージを与える飛行対策カードがほとんどであったが、格闘噛みつきも与えられるようになった。

では心霊破/Psionic Blastなど、黎明期にわずかにあったのみである。

対象に(主に)1点のダメージを与える能力を持ったパーマネントをティムと呼ぶ。

プレインズウォーカーにダメージを与えられるものも存在する。

[編集] 修整

タフネスへのマイナス修整を与えるもの、-1/-1カウンターを置くものなどは、単にクリーチャーを弱体化させるばかりでなく除去としても機能する。ほとんどが黒である。

[編集] 色の役割

以下に各色の役割ごとの特徴を示す。

手段は豊富に有するが、対象や期間の制限を持つものが多い。
殺さずに無力化する。直接的な除去は黎明期の例外的なものがほとんど。
クリーチャーの除去を最も得意とする。
ダメージによる除去(火力の項を参照)がほとんど。
クリーチャーの除去を最も苦手とする。例外的に飛行クリーチャーに対しては直接破壊したりダメージを与えたりする呪文がある(飛行対策カードの項を参照)。

その他、各色の得意分野については、色の役割を参照。

[編集] 参考

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