確定カウンター

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この''Hard Counter''の元々の意味を、日本では特に「'''[[ハード・カウンター]]'''」と呼び、後述の意味と区別する場合がある。
 
この''Hard Counter''の元々の意味を、日本では特に「'''[[ハード・カウンター]]'''」と呼び、後述の意味と区別する場合がある。
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*青の濃くないデッキで使えないようにするため、[[マナ・コスト]]に(青)(青)を含まなければならないという開発部内でのルールがある。
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**[[ドロマーの魔除け/Dromar's Charm]]など、少数の例外は存在する。
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**[[ギルド門侵犯]]で[[心理的打撃/Psychic Strike]]を作成するにあたり、このルールは「(青)ともう1点の[[有色]]マナを含む」に緩められたようだ([http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/mm/232 Storming the Gatecrash, Part 2]/[http://mtg-jp.com/reading/translated/mm/004226/ 翻訳])。
  
 
==日本では==
 
==日本では==
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#[[拒絶/Abjure]]のように使用条件がついているもの、
 
#[[拒絶/Abjure]]のように使用条件がついているもの、
 
#[[記憶の欠落/Memory Lapse]]のように相手の呪文を無力化しきれないもの
 
#[[記憶の欠落/Memory Lapse]]のように相手の呪文を無力化しきれないもの
は本来「'''[[不確定カウンター]]'''/''Soft Counter''」と呼ばれるが、日本ではそれらも確定カウンターに分類されることがある。例えば[[津村健志]]による日本公式サイトでの連載[https://mtg-jp.com/reading/tsumura/ 津村健志の「先取り!」スタンダード・アナライズ]では、[https://mtg-jp.com/reading/tsumura/0004466/ 第86回:グランプリ・オーランド トップ8デッキ特集]で[[否認/Negate]]、[https://mtg-jp.com/reading/tsumura/0004448/ 第68回:固まってきたメタゲーム?Tier1特集・後編]で[[払拭/Dispel]]を「確定カウンター」と称している。つまり、「打ち消す」という処理が確実にできるかどうかだけが問題にされ、[[マナ漏出/Mana Leak]]のような相手に回避される可能性があるものだけを「不確定カウンター」と呼ぶのである。
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は本来「'''[[不確定カウンター]]'''/''Soft Counter''」と呼ばれるが、日本ではそれらも広義の確定カウンターとして分類されることがある。例えば[[津村健志]]による日本公式サイトでの連載[https://mtg-jp.com/reading/tsumura/ 津村健志の「先取り!」スタンダード・アナライズ]では、[https://mtg-jp.com/reading/tsumura/0004466/ 第86回:グランプリ・オーランド トップ8デッキ特集]で[[否認/Negate]]、[https://mtg-jp.com/reading/tsumura/0004448/ 第68回:固まってきたメタゲーム?Tier1特集・後編]で[[払拭/Dispel]]を「確定カウンター」と称している。つまり、「打ち消す」という処理が確実にできるかどうかだけが問題にされ、[[マナ漏出/Mana Leak]]のような相手に回避される可能性があるものだけを「不確定カウンター」と呼ぶのである。
  
 
上述のものを、日本では[[ソフト・カウンター]]と呼ぶこともある。
 
上述のものを、日本では[[ソフト・カウンター]]と呼ぶこともある。
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==参考==
 
==参考==
*[http://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/counter-intelligence-2005-03-28 Counter Intelligence]/[http://web.archive.org/web/20100421064451/http://mtg.takaratomy.co.jp/others/column/product/20050408/ 対抗注文] (Making Magic 2005年3月28日) - 打ち消し系呪文のデザインに関するコラム
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*[http://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/counter-intelligence-2005-03-28 Counter Intelligence]/[http://web.archive.org/web/20100421064451/http://mtg.takaratomy.co.jp/others/column/product/20050408/ 対抗注文] (Making Magic [[2005年]]3月28日) - 打ち消し系呪文のデザインに関するコラム
 
*[[確定カウンターカード]]
 
*[[確定カウンターカード]]
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*[[不確定カウンター]]
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*[[ハード・カウンター]]
 
*[[用語集]]
 
*[[用語集]]

2018年4月23日 (月) 22:51時点における版

確定カウンター/Hard Counterとは、通常通り効果を発揮すれば、確実に呪文打ち消すことができる呪文の俗称。対義語は不確定カウンター/Soft Counter

目次

開発部の定義


Counterspell / 対抗呪文 (青)(青)
インスタント

呪文1つを対象とし、それを打ち消す。


開発部の定義では、対抗呪文/Counterspell取り消し/Cancelのように

  1. マナ・コストを支払うだけで唱えられ、
  2. 何の条件もなしであらゆる呪文を打ち消し、
  3. その後墓地をはじめとした再利用の難しい領域に送り込める

ものを指す[1]。簡単に言ってしまえば「呪文1つを対象とし、それを打ち消す。」と素直に書かれているもの。

このHard Counterの元々の意味を、日本では特に「ハード・カウンター」と呼び、後述の意味と区別する場合がある。

日本では


Essence Scatter / 本質の散乱 (1)(青)
インスタント

クリーチャー呪文1つを対象とする。それを打ち消す。



Negate / 否認 (1)(青)
インスタント

クリーチャーでない呪文1つを対象とする。それを打ち消す。



Memory Lapse / 記憶の欠落 (1)(青)
インスタント

呪文1つを対象とし、それを打ち消す。その呪文がこれにより打ち消された場合、それをそのプレイヤーの墓地に置く代わりに、オーナーのライブラリーの一番上に置く。


  1. 本質の散乱/Essence Scatterのように対象が限定されているもの、
  2. 拒絶/Abjureのように使用条件がついているもの、
  3. 記憶の欠落/Memory Lapseのように相手の呪文を無力化しきれないもの

は本来「不確定カウンター/Soft Counter」と呼ばれるが、日本ではそれらも広義の確定カウンターとして分類されることがある。例えば津村健志による日本公式サイトでの連載津村健志の「先取り!」スタンダード・アナライズでは、第86回:グランプリ・オーランド トップ8デッキ特集否認/Negate第68回:固まってきたメタゲーム?Tier1特集・後編払拭/Dispelを「確定カウンター」と称している。つまり、「打ち消す」という処理が確実にできるかどうかだけが問題にされ、マナ漏出/Mana Leakのような相手に回避される可能性があるものだけを「不確定カウンター」と呼ぶのである。

上述のものを、日本ではソフト・カウンターと呼ぶこともある。

脚注

  1. A Few More Words from R&D開発部語辞典2016Making Magic -マジック開発秘話- 2016年11月8日 Mark Rosewater著)

参考

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