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王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crowns
2020-01-13T21:22:42Z
<p>Mh35: モダンにおいて禁止カードni指定</p>
<hr />
<div>{{#card:Oko, Thief of Crowns}}<br />
<br />
[[エルドレインの王権]]で登場した[[緑青]]の[[プレインズウォーカー (カード・タイプ)|プレインズウォーカー]]。[[忠誠度能力]]は[[食物]]・[[トークン]][[生成]]、[[アーティファクト]]か[[クリーチャー]]の[[大鹿]]への変身、アーティファクトかクリーチャーと[[パワー]]の低いクリーチャーとの[[コントロール (ルール用語)|コントロール]][[交換]]。 <br />
<br />
変則的ながら盤面に触れられる2つの能力、[[ライフ]][[回復]]、戦力の供給をこなせる万能性を備え、そのうえ3[[マナ]]という[[軽い|軽さ]]に対し非常に場持ちが良く、序盤から長期にわたって圧力をかけ続けることができる[[パワーカード]]。<br />
<br />
登場後瞬く間に様々な[[フォーマット]]で採用された(そして[[禁止カード|禁止]]された)、エルドレインの王権の[[トップレア]]である。<br />
<br />
==解説==<br />
;+2能力<br />
:食物・トークン生成。 <br />
:基本となるこの能力から入れば[[忠誠度]]6スタートであり、[[丸焼き/Fry]]でも焼け残る、3マナのプレインズウォーカーとしては抜群の堅さで戦場に出現する。<br />
:食物は+1能力で戦力に変える事ができ、-5能力で[[対戦相手]]に渡す[[パーマネント]]にもできるため、自己完結した活用が可能。アーティファクトと[[シナジー]]を形成するカードとの併用も強力。<br />
:もちろん本来の2マナ3点回復トークンとしても[[アグロ]]や[[バーン]]への延命手段になり、この能力一回ごとに忠誠度2+回復3点分の5点[[ダメージ]]を疑似的に受けられる計算になる。[[除去]]や勝ち筋を[[戦闘]]・[[火力]]ダメージに頼ったデッキ([[フェアデッキ]])相手にはこれのみでも大きなプレッシャーをかけられる。<br />
<br />
;+1能力<br />
:クリーチャーかアーティファクトを3/3の[[バニラ]]クリーチャーに変える。範囲の狭くなった疑似[[内にいる獣/Beast Within]]。<br />
:大きく分けて2つの運用法がある。一つはこちらのアーティファクトや役割を果たした[[マナ・クリーチャー]]を3/3にして戦力に加えて打点を確保する使い方、もう一つは対戦相手の持つ強力なクリーチャーやアーティファクトを永続的にただの3/3に変えてしまい、脅威度を下げて対戦相手の勝ち筋を潰す使い方。いずれもゲームへの関与が大きく強力な能力である。<br />
:この能力でも忠誠度が増えるという点が使い勝手を大幅に良くしており、+2能力とのループで3/3を生み出しつつ忠誠度をぐんぐん上げて[[ボード・アドバンテージ]]を稼ぐ展開はさながらミニ[[世界を揺るがす者、ニッサ/Nissa, Who Shakes the World]]。また、[[コンボデッキ]]相手に序盤に[[キーカード]]を排除する目的で3/3に変えてボード・アドバンテージを与えてしまった時も、ある程度ならオーコ自身で受けきれてしまうためコンボデッキに対する妨害手段としても使いやすい。<br />
:対戦相手のクリーチャーに対して使う場合、[[色]]や[[クリーチャー・タイプ]]を上書きすることにより様々なシナジーを崩すことができるのも優秀。<br />
<br />
;-5能力<br />
:こちらのクリーチャーかアーティファクトと対戦相手のパワー3以下のクリーチャーの[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]を交換する。<br />
:忠誠度を余しやすいため起動は容易。+2能力から入れば次のターンから忠誠度を残しつつ使うことも可能。これで対象にできない[[ファッティ]]は+1能力で対処できるので、こちらは食物・トークンを渡して[[ロード (俗称)|ロード]]や強力な[[システムクリーチャー]]を奪うのが基本になる。<br />
:[[青]]には[[混迷/Befuddle]]など一時的にクリーチャーのパワーを下げる[[カード]]が存在するため、それらと組み合わせれば奪える範囲が広がる。<br />
<br />
それぞれの能力のシナジーが強く自己完結して[[アドバンテージ]]を取り続ける上に、3マナのプレインズウォーカーとしてはダメージに対して一線を画した堅牢さを持つ。これ単体でクリーチャー戦力の増強とクリーチャー&アーティファクトの[[擬似除去]]が可能であり、おおよその[[フェアデッキ]]、[[コンボデッキ]]相手に通用する。色の合う[[デッキ]]が採用するだけでなく、これを目的に2色目3色目を[[タッチ]]する価値のあるパワーカードである。<br />
特に同[[セット]]の[[金のガチョウ/Gilded Goose]]との相性は良く、+2能力で食物・トークンを生み出し、金のガチョウの[[マナ能力]]をサポートすることができる。逆に金のガチョウの[[起動型能力]]で生成した食物トークンをこちらで大鹿に変え、毎ターン忠誠度を上げつつ3/3を生み出し続けることも可能。<br />
<br />
軽いマナコストの割に高い忠誠度で除去が非常に難しく、それでいて各能力で[[ウィニー]](+2/+1の併用)・ファッティやアーティファクト(+1)・システムクリーチャー(+1や-5)など、広範囲を容易に対処可能。[[マナレシオ]]が良い軽量クリーチャーや[[フライヤー]]に対してはオーコのみではやや後手気味になるが、+2能力と金のガチョウを組み合わせてマナで優位に立てば、後続のクリーチャーで轢き潰せる。確定除去カードには特に堅さは発揮しないが、出た直後にパーマネントを増やせるため返しに除去されても損にはならないし、早い段階で出ればそもそも確定除去が難しい。総じて序盤に先んじて投下すれば大抵の場合に莫大のアドバンテージをもたらす、非常に強力なプレインズウォーカーである。<br />
<br />
*高いボード・コントロール性能に注目が集まるが、+2と+1の組み合わせで出る[[大鹿]]を使ったキルターンは(全て通ったと考えて)0-3-3-6-6-9の6ターン=[[パワー]]4の[[クロック]]に相当し、アグロデッキでも採用できる水準である。前のターンから存在するクリーチャー/アーティファクトに使えば[[召喚酔い]]に影響されない(=プレインズウォーカー同士の攻防に有利)ことや、[[+1/+1カウンター]]併用前提のクリーチャーに使うことで+3/+3のサイズアップができるのも見逃せない。<br />
<br />
==利用==<br />
エルドレインの王権発売直後から、使用可能なほとんどの[[フォーマット]]に進出し、それぞれの環境に影響を与えている。<br />
<br />
===[[スタンダード]]===<br />
登場してすぐに各種[[食物 (デッキ)|フード系デッキ]]の[[キーカード]]になったほか、単独でのカードパワーの高さもあり食物シナジーを扱わない[[緑白青コントロール#ラヴニカのギルド~基本セット2021期|バント・ランプ]]や[[青赤緑ビートダウン#ラヴニカのギルド~基本セット2021期|ティムール・フレンズ]]など、緑青を含む幅広いデッキで採用されている。登場して最初に迎えた[[ミシックチャンピオンシップロングビーチ19秋]]では、オーコを採用しない[[ゴロス・ランプ]]が[[トップメタ]]であったにも関わらず採用率上位に喰い込んだ。[[死者の原野/Field of the Dead]]禁止後はフード系デッキがトップメタとなり、[[ミシックチャンピオンシップリッチモンド19]]では全参加者中69パーセントがオーコを採用していた<ref>[https://magic.gg/news/mythic-championship-vi-day-one-metagame-breakdown Mythic Championship VI Day One Metagame Breakdown]/[https://mtg-jp.com/coverage/2019MC6/article/0033360/ 2019ミシックチャンピオンシップⅥ(リッチモンド)初日メタゲームブレイクダウン](MAGIC ESPORTS 2019年11月8日 [[Frank Karsten]]著)</ref>。<br />
<br />
主にこのカードを対処するために[[害悪な掌握/Noxious Grasp]]が[[メインデッキ]]から2~4枚投入され、さらにそれを対処するために[[夏の帳/Veil of Summer]]をメイン投入するケースも見受けられるほどに環境を歪めてしまっており、最終的に発売からわずか49日で[[禁止カード]]に指定された([[#禁止指定|後述]])。<br />
<br />
===[[パイオニア]]===<br />
フォーマット制定直後から[[緑青黒コントロール]]、シミック・ランプ、[[サヒーリコンボ#パイオニア|サヒーリコンボ]]、[[霊気池の驚異]]、[[緑白青ビートダウン|バント・カンパニー]]など、色の合う幅広いデッキで採用された。特に[[カラデシュ]]産のアーティファクト関連シナジーとの併用が強力で、[[産業の塔/Spire of Industry]]、[[キランの真意号/Heart of Kiran]]など枚挙に暇がない。[[呪文捕らえ/Spell Queller]]や[[難題の予見者/Thought-Knot Seer]]などとも相性がよい。<br />
<br />
モダンほど[[マナ基盤]]が多彩でないパイオニアにおいて[[青緑]]という[[デッキカラー]]は扱いやすく、安定して早期に出せる勝ち筋として需要が高かった。特にフォーマット初期のサヒーリコンボにおいては戦場を保たせコンボの邪魔になるカードを大鹿にできる汎用性から特に重要性が高く、パイオニア初の[[Magic Online]]内[[プロツアー予選]]では上位に残った同アーキタイプにおいて高い採用率を誇った<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/pioneer-ptq-2019-11-02 Pioneer PTQ](MTGO Standings [[2019年]]11月2日)</ref>。<br />
<br />
スタンダード程では無いがフードデッキが支配を強めた結果、ブロール、スタンダードに続いて禁止カードに指定された([[#禁止指定|後述]])。<br />
<br />
===[[モダン]]===<br />
採用枚数や[[メインデッキ]]・[[サイドボード]]のバラつきはあれど、登場直後から[[Amulet Combo|アミュレット・タイタン]]、[[ソプターコンボ#モダン|ソプターコンボ]]などの[[最高工匠卿、ウルザ/Urza, Lord High Artificer]]系デッキの2つを筆頭に、[[緑白青ビートダウン#モダン|バント・カンパニー]]、バント石鍛冶、[[エルドラージ (デッキ)#モダン|エルドラージ]]、[[サヒーリコンボ#モダン|サヒーリコンボ]]、[[5色ニヴ=ミゼット#モダン|5色ニヴ=ミゼット]]、果ては[[マーフォーク (デッキ)#モダン|緑青マーフォーク]]、[[死の影#モダン|死の影]]など、非常に幅広いデッキで採用されている。<br />
<br />
[[エターナル]]と比べクリーチャーの採用率が高いモダンにおいては、使い終わった[[呪文捕らえ/Spell Queller]]や[[瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage]]などを3/3に変え、脅威として送り込む戦術が取られる。特に呪文捕らえや[[潮の虚ろの漕ぎ手/Tidehollow Sculler]]の能力を失わせる場合、一時的に追放したカードを永遠に追放したままにできる利点がある。最高工匠卿、ウルザを使うデッキにおいてはウルザや[[湖に潜む者、エムリー/Emry, Lurker of the Loch]]をアーティファクトを産み出す事でサポートしたり、同型相手に相手のウルザやエムリーを奪う可能性をちらつかせて牽制する働きを見せる。もちろんスタンダード以上に凶悪なクリーチャーや対策アーティファクトを無力化する戦術も強い。<br />
<br />
===[[レガシー]]===<br />
[[Canadian Threshold#レガシー|ティムール・デルバー]]、[[青黒赤緑コントロール#レガシー|4Cレオヴォルド]]など緑青を含む幅広いデッキで採用される。<br />
<br />
レガシー環境においても様々な目的で実績を残している。ファッティ対策という点では、[[実物提示教育/Show and Tell]]経由で出された[[引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn]]や[[リアニメイト]]の各種ファッティに対処できるようになった。速攻がついていたり、[[グリセルブランド/Griselbrand]]には先にカードを引かれたりと出されるクリーチャーによっては完全にではないが、メインデッキから解決策が出来たのは大きい。アーティファクト対策という点でも、[[虚空の杯/Chalice of the Void]]、[[罠の橋/Ensnaring Bridge]]、[[三なる宝球/Trinisphere]]等の環境に数多くある妨害系のアーティファクトを無力化し、こちらも多く見かける[[殴打頭蓋/Batterskull]]や[[梅澤の十手/Umezawa's Jitte]]といった各種[[装備品]]も押さえつけることができる。対戦相手に3/3のクロックが渡ってしまうことは小さくないデメリットではあるが、[[腐る|腐って]]いた除去が当たるようになったり、[[タルモゴイフ/Tarmogoyf]]等の優秀なクリーチャーで押し留めたりはできるため上手に運用したい。いずれにしてもメインデッキからこれらの脅威に対応できるようになった点は環境に変化をもたらしている。<br />
<br />
===[[ヴィンテージ]]===<br />
クリーチャーの採用枚数が少なく低コストのものが選ばれやすいヴィンテージにおいては、[[Mox]]を3/3というそれなりのサイズの[[クロック]]として扱うことができ、脅威を奪って利用できることが環境とマッチしている。<br />
<br />
主に[[緑青赤]][[ゼロックス]]で採用されているほか、[[オース]]では[[対戦相手]]の[[SoloMoxen]]や[[墓掘りの檻/Grafdigger's Cage]]を大鹿に変え、[[ドルイドの誓い/Oath of Druids]]の条件を無理やり満たす目的で採用されている。<br />
<br />
===[[ブロール]]===<br />
[[伝説のクリーチャー]]に加えプレインズウォーカー・カードを[[統率者]]として指定できるブロールにおいては、よく統率者として選ばれていた。対策カードを手に入れにくい[[ハイランダー]]ルールにおいてこちらは確実にノーペナルティでクリーチャー統率者を無力化でき、クリーチャー統率者を軸にしたデッキ全般に対して有利を取ることができる。[[統率者ダメージ]]のルールも無く、比較的ゆったりとした展開になるため、+2能力で[[ライフ・アドバンテージ]]を得やすいことも強み。クリーチャーの質が不安定になるハイランダールールにおいて、安定して3/3クリーチャーを戦線投入できることも環境とマッチしている。<br />
<br />
ブロールの醍醐味を半ば無視するようなこのカードが許されるわけもなく、[[#禁止指定|後述]]のとおり[[Magic: The Gathering Arena]]では[[紙|テーブルトップ]]に先駆けて禁止カードに指定され、テーブルトップ環境でもスタンダードと同時に禁止指定された。<br />
<br />
==禁止指定==<br />
[[2019年]]11月22日([[Magic: The Gathering Arena]]、[[Magic Online]]では11月18日)より、[[スタンダード]]で[[禁止カード]]に指定される<ref name="N_1">[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/news/november-18-2019-banned-and-restricted-announcement November 18, 2019 Banned and Restricted Announcement]/[https://mtg-jp.com/reading/publicity/0033448/ 2019年11月18日 禁止制限告知]</ref>。[[#スタンダード|前述]]の通り、これを[[キーカード]]とする[[食物 (デッキ)|食物デッキ]]が高い勝率と使用率を記録し、環境を不健全なものにしていた。また、デッキの軸となるクリーチャーやアーティファクトを環境から締め出し、メタゲームとゲームプレイの多様性を奪っていることも問題視された。<br />
<br />
2019年11月5日より、アリーナのブロールにおいて禁止カードに指定される<ref>[https://forums.mtgarena.com/forums/threads/61382 NOV 5 – BRAWL BAN ANNOUNCEMENT]</ref>。その後、スタンダード禁止と同日の11月22日より、テーブルトップでも禁止カードに指定される<ref name="N_1" />。<br />
<br />
2019年12月16日より、パイオニアにおいて禁止カードに指定される<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/news/december-16-2019-pioneer-banned-announcement?gegegegv December 16, 2019 Pioneer Banned Announcement][https://mtg-jp.com/reading/publicity/0033553/ 2019年12月16日 パイオニア禁止告知]</ref>。[[食物 (デッキ)#パイオニア|シミック・フード]]が[[Magic Online]]の非ミラーマッチにおいて60パーセントに近い勝率を残し、その中で対策が困難な驚異として際立っていること、他の最強のデッキのいくつかにも採用されており、長期的なメタゲームのバランスの問題の原因となり続けることが原因とされた。<br />
<br />
[[2020年]]1月14日より、モダンにおいて禁止カードに指定される<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/news/january-13-2020-banned-and-restricted-announcement JANUARY 13, 2020 BANNED AND RESTRICTED ANNOUNCEMENT][https://mtg-jp.com/reading/publicity/0033630/ 2020年1月13日 禁止制限告知]</ref>。[[ウルザ (デッキ)|ウルザ]]デッキがミラーマッチ以外での勝率で55%に達していること、他の10の主要デッキのうち9つに対して優位なことなどにより、メタゲームが自力で調整不可能であることが問題視された。<br />
<br />
*このカードと[[むかしむかし/Once Upon a Time]]は、発売から49日で禁止されたことになる([[紙|テーブルトップ]]スタンダード基準)。これはかの[[記憶の壺/Memory Jar]](45日)にも匹敵する記録である。<br />
*このカードが支配的であるということを理由に、テーブルトップ正式禁止告知以前にも、MTGアリーナで11/9および11/16に開催された[[ウィザーズ・オブ・ザ・コースト|ウィザーズ社]]がスポンサーを務める大会「AetherHub Community Tournament」(フォーマットはスタンダード)では、このカードを禁止とする特例措置が取られ、[[StarCityGames.com]]主催の招待性大会「SCG:シーズン2」のフォーマットも急遽パイオニアとモダンに変更された。<br />
*発売からあまりに早すぎる禁止であること、スタンダードで4枚もの禁止カードを出してしまったことを鑑みてか、禁止告知と同時に、[[プレイ・デザイン・チーム]]による記事が公開された<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/play-design-lessons-learned-2019-11-18 Play Design Lessons Learned]/[https://mtg-jp.com/reading/pd/0033449/ プレイデザインの教訓](Feature 2019年11月18日 [[Bryan Hawley]]著)</ref>。<br />
<br />
==ルール==<br />
;+1能力<br />
*アーティファクトかクリーチャーは元々持っていた[[カード・タイプ]]、[[サブタイプ]]、[[色]]、[[能力]]、[[P/T]]が3/3の緑の大鹿・クリーチャーに上書きされる。元がアーティファクトでも[[アーティファクト・クリーチャー]]ではなくクリーチャー単一になる。[[カード名]]、[[伝説の]]などの[[特殊タイプ]]、[[マナ・コスト]]は変化しない。<br />
**食物・トークンを対象にした場合、名前は「食物」のままだが、アーティファクトというタイプも食物というサブタイプも失っているので、食物を参照する効果で参照できなくなる。それらは「食物」という名前ではなくサブタイプを参照しているためである。<br />
**[[拘留代理人/Deputy of Detention]]等の「~が戦場を離れるまでそれを追放する。」能力を持つクリーチャーが能力を失っている間に戦場を離れても、追放されていたクリーチャーは戦場に戻る。[[放逐する僧侶/Banisher Priest#ルール]]も参照。<br />
<br />
==関連カード==<br />
{{キャラクターを表すカード/オーコ}}<br />
<br />
===サイクル===<br />
{{サイクル/エルドレインの王権のレアか神話レアの2色カード}}<br />
<br />
==ストーリー==<br />
'''オーコ'''/''Oko''はフェイ/Feyの[[プレインズウォーカー/Planeswalker]]。詳細は[[オーコ/Oko]]を参照。<br />
<br />
==脚注==<br />
<references/><br />
<br />
==参考==<br />
*[[クリーチャー・タイプを変更するカード]]<br />
*[[カード個別評価:エルドレインの王権]] - [[神話レア]]</div>
Mh35
http://mtgwiki.com/wiki/Canadian_Highlander
Canadian Highlander
2018-10-14T09:51:06Z
<p>Mh35: 点数リスト改定に伴う更新</p>
<hr />
<div>'''Canadian Highlander'''とは、[[非公式フォーマット]]の1つ。<br />
<br />
端的に説明すると、100枚以上のシングルトンデッキを所定のルールで構築する[[フォーマット]]である。<br />
<br />
==ルール==<br />
<br />
* [[基本土地]]・および枚数制限について明示的に破っているカード以外は1つのデッキに1枚までしか入れることができない<br />
* デッキの枚数は100以上<br />
* [[サイドボード]]は使用しない<br />
* 100枚デッキのときは10点、その後100枚増えるごとに10点の点数が与えられる。デッキに特定のカードを入れるときにはその点数を消費して入れる。点数が0以上になるように構築しなければならない<br />
* [[開始時のライフの総量]]は20点<br />
<br />
==禁止カード==<br />
<br />
* [[アンティ]]に関するカード<br />
* 物理的な作用を伴うカード<br />
* [[策略]]カード<br />
* [[銀枠]]のカード<br />
* [[Shahrazad]]<br />
<br />
==デッキに入れるのに点数が必要なカード==<br />
<br />
{| class="wikitable"<br />
! カード名 !! 点数<br />
|-<br />
| [[Ancestral Recall]] || 7<br />
|-<br />
| [[天秤/Balance]] || 1<br />
|-<br />
| [[出産の殻/Birthing Pod]] || 3<br />
|-<br />
| [[Black Lotus]] || 7<br />
|-<br />
| [[Demonic Tutor]] || 3<br />
|-<br />
| [[時を越えた探索/Dig Through Time]] || 1<br />
|-<br />
| [[悟りの教示者/Enlightened Tutor]] || 1<br />
|-<br />
| [[Fastbond]] || 1<br />
|-<br />
| [[閃光/Flash]] || 7<br />
|-<br />
| [[けちな贈り物/Gifts Ungiven]] || 2<br />
|-<br />
| [[隠遁ドルイド/Hermit Druid]] || 1<br />
|-<br />
| [[伝国の玉璽/Imperial Seal]] || 1<br />
|-<br />
| [[直観/Intuition]] || 1<br />
|-<br />
| [[Library of Alexandria]] || 1<br />
|-<br />
| [[魔力の墓所/Mana Crypt]] || 2<br />
|-<br />
| [[マナ吸収/Mana Drain]] || 1<br />
|-<br />
| [[魔力の櫃/Mana Vault]] || 1<br />
|-<br />
| [[商人の巻物/Merchant Scroll]] || 1<br />
|-<br />
| [[精神錯乱/Mind Twist]] || 1<br />
|-<br />
| [[Mox Emerald]] || 3<br />
|-<br />
| [[Mox Jet]] || 3<br />
|-<br />
| [[Mox Pearl]] || 3<br />
|-<br />
| [[Mox Ruby]] || 3<br />
|-<br />
| [[Mox Sapphire]] || 3<br />
|-<br />
| [[神秘の教示者/Mystical Tutor]] || 2<br />
|-<br />
| [[自然の秩序/Natural Order]] || 4<br />
|-<br />
| [[親身の教示者/Personal Tutor]] || 1<br />
|-<br />
| [[変幻の大男/Protean Hulk]] || 3<br />
|-<br />
| [[太陽の指輪/Sol Ring]] || 3<br />
|-<br />
| [[石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic]] || 1<br />
|-<br />
| [[露天鉱床/Strip Mine]] || 2<br />
|-<br />
| [[召喚士の契約/Summoner's Pact]] || 2<br />
|-<br />
| [[適者生存/Survival of the Fittest]] || 2<br />
|-<br />
| [[Time Vault]] || 6<br />
|-<br />
| [[Time Walk]] || 6<br />
|-<br />
| [[修繕/Tinker]] || 4<br />
|-<br />
| [[トレイリアのアカデミー/Tolarian Academy]] || 1<br />
|-<br />
| [[Transmute Artifact]] || 1<br />
|-<br />
| [[宝船の巡航/Treasure Cruise]] || 1<br />
|-<br />
| [[真の名の宿敵/True-Name Nemesis]] || 1<br />
|-<br />
| [[梅澤の十手/Umezawa's Jitte]] || 2<br />
|-<br />
| [[吸血の教示者/Vampiric Tutor]] || 3<br />
|}<br />
<br />
==参考==<br />
* [https://canadianhighlander.wordpress.com/ Canadian Highlander]<br />
* [https://canadianhighlander.wordpress.com/intro-to-format/ ルール説明]<br />
* [[フォーマット]]</div>
Mh35
http://mtgwiki.com/wiki/%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%83%E3%83%88
フォーマット
2018-04-28T00:31:28Z
<p>Mh35: フォーマット追加</p>
<hr />
<div>'''フォーマット'''/''Format''とは、デッキを作る際の取り決めの総称である。以前は「[[レギュレーション]]」と呼ばれていたが、そちらは現在では[[廃語]]となっている。[[総合ルール]]日本語版では、'''形式'''と訳されている。<br />
<br />
==解説==<br />
何の制限もなく[[デッキ]]を組んで[[ゲーム]]をすると、昔からやっている人と新しく始めた人とで「持っている[[カード]]の量の差」が顕著に現れてしまい、「古参=強い」というつまらないゲームになってしまう。これを解消するため、[[トーナメント]]では「ここからここまでの範囲の中のカードだけでデッキを組む」「使用してはいけないカード([[禁止カード]])を指定する」といったルールを決めてデッキを作る。この「どのカードが使えてどのカードが使えないか」に関する取り決めや「どのようにデッキを作り対戦するか」に関する取り決めを総称して「フォーマット」という。<br />
<br />
この具体的な内容は[[マジック・イベント規定]]という文書で規定されている。<br />
<br />
==フォーマット一覧==<br />
===公式フォーマット===<br />
現在、[[DCI]]が[[認定大会|認定]]しているフォーマットは以下の通り。このそれぞれに、個人戦、[[チーム戦]](2人チーム戦、3人チーム戦)、そして[[多人数戦]]([[双頭巨人戦]])がある。<br />
<br />
*[[構築]](構築戦,Constructed)<br />
**[[スタンダード]](Standard)<br />
**[[モダン]](Modern)<br />
*[[エターナル]](Eternal,旧[[ヴィンテージ]])<br />
**[[レガシー]](Legacy)<br />
**[[ヴィンテージ]](Vintage,旧[[タイプ1]])<br />
*[[リミテッド]](限定戦,Limited)<br />
**[[シールド]](Sealed Deck)<br />
**[[ブースター・ドラフト]](Booster Draft) 個人戦・双頭巨人戦のみ<br />
**[[ロチェスター・ドラフト]](Rochester Draft) 3人チーム戦のみ<br />
<br />
===Magic Onlineフォーマット===<br />
[[Magic Online]]では、公式フォーマットに加え以下のフォーマットが認定されている。<br />
<br />
*[[フリーフォーム]]<br />
*[[プリズマティック]]<br />
*[[シングルトン|100カード・シングルトン]]<br />
*[[トライバル・ウォーズ]]<br />
*[[モミール・ベーシック]]<br />
*[[統率者戦]]<br />
*[[Pauper]]<br />
*[[プレインズウォーカー (Magic Onlineフォーマット)|プレインズウォーカー]]<br />
<br />
===かつて存在した公式フォーマット===<br />
*構築<br />
**[[タイプ1.5]] - 2004年9月20日に禁止カードが完全に置き換えられるとともに名称変更が予告され<ref>[http://mjmj.info/data/obsolete/JPN_FR_MAG_20040920.txt マジック:ザ・ギャザリングTM DCIフロアルール 2004年9月20日発効]</ref>、実質的に廃止。2004年12月20日に[[レガシー]]に名称変更。<ref>[http://mjmj.info/data/obsolete/JPN_FR_MAG_20041220.txt マジック:ザ・ギャザリングTM DCIフロアルール 2004年12月20日発効]</ref><br />
**[[エクステンデッド]](Extended) - 2013年8月7日に新規イベントの認定終了、2013年10月8日が認定イベント最終開催日<ref>[http://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/retiring-extended-format-2013-07-22 Retiring the Extended Format]</ref><br />
**[[ブロック構築]](Block) - [[ブロック (総称)|ブロック]]構造の廃止に伴い、2018年4月27日廃止<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/news/april-magic-tournament-rules-release-notes-2018-04-23 April Magic Tournament Rules Release Notes]/[https://mtg-jp.com/reading/publicity/0030515/ 4月マジックイベント規定リリースノート]</ref><br />
<br />
*Magic Onlineフォーマット<br />
**[[司令官戦]] - 2011年6月28日に[[統率者戦]]に一本化<br />
**[[基本セット構築]] - 2014年2月12日廃止<br />
**[[カレイドスコープ]] - 2014年2月12日廃止<br />
**[[クラシック]] - ヴィンテージのサポート開始に伴い、 2014年6月12日廃止<br />
<br />
===非公式フォーマット===<br />
[[カジュアルプレイ|カジュアル]]や特別なイベントなどで用いられている、[[非公式フォーマット]]。なお一部フォーマットは[[フライデー・ナイト・マジック]]など[[認定大会|認定イベント]]にも使用可能。<br />
<br />
*構築<br />
**[[2サイクル]]<br />
**[[5-Color Magic]]<br />
**[[BYOB]](Bring Your Own Block)<br />
**[[Canadian Highlander]]<br />
**[[Choose Your Own Standard]]<br />
**[[Old School Magic]]<br />
**[[Peasant Magic]]<br />
**[[Penny Dreadful]]<br />
**[[統率者戦]]<br />
**[[デュエルコマンダー]]<br />
**[[コモン統率者戦]]<br />
**[[タイニー・リーダーズ]]<br />
**[[Brawl]]<br />
**[[ジャパンクラシック]]<br />
**[[ダークマジック]]<br />
**[[ブロック・パーティ]]<br />
**[[パーフェクト・プール]]<br />
**[[セレブレガシー]]<br />
**[[マスクス以降]]<br />
**[[フロンティア]]<br />
**[[キューブレット]]<br />
**[[ウィンドフォール・マジック]]<br />
*リミテッド<br />
**[[1パックシールド]]<br />
**[[1パックドラフト]]<br />
**[[3パックシールド]]<br />
**[[4パックシールド]]<br />
**[[8パックシールド]]<br />
**[[タイプ5]]<br />
**[[ウィザーズ・タワー]]<br />
**[[ウィンストン・ドラフト]]<br />
**[[ウィンチェスター・ドラフト]]<br />
**[[オールカード・ロチェスタードラフト]]<br />
**[[キューブドラフト]]<br />
**[[グループ・ゲーム・ドラフト]]<br />
**[[スーパーシールド]]<br />
**[[ソロモン・ドラフト]]<br />
**[[デュプリケート・シールド]]<br />
**[[デカデント・シールド]]<br />
**[[バック・ドラフト]]<br />
**[[パックウォーズ]]<br />
**[[ブースター・ブリッツ]]<br />
**[[マインドマスター]]<br />
**[[シールド・ドラフト]]<br />
*その他<br />
**[[タイプ0]]<br />
**[[デッキオークション]]<br />
**[[プレインズウォーカー (フォーマット)|プレインズウォーカー]]<br />
**[[プレインチェイス戦]]<br />
**[[魔王戦]]<br />
**[[プレナー・インヴェイダー]]<br />
<br />
==フォーマットの変遷==<br />
各フォーマットの使用可能セットの変遷を中心に、その時期の禁止カードや主要なデッキのまとめ。<br />
*[[フォーマットの変遷]]<br />
**[[スタンダードの変遷]]<br />
**[[エクステンデッドの変遷]]<br />
**[[モダンの変遷]]<br />
**[[レガシーの変遷]]<br />
**[[ヴィンテージの変遷]]<br />
**[[Pauperの変遷]]<br />
**[[ブロック構築]]<br />
<br />
==参考==<br />
<references /><br />
*[[トーナメント用語]]</div>
Mh35
http://mtgwiki.com/wiki/Canadian_Highlander
Canadian Highlander
2018-04-27T16:51:12Z
<p>Mh35: 公式サイトにてリンクがあったので新規作成</p>
<hr />
<div>'''Canadian Highlander'''とは、[[非公式フォーマット]]の1つ。<br />
<br />
端的に説明すると、100枚以上のシングルトンデッキを所定のルールで構築する[[フォーマット]]である。<br />
<br />
==ルール==<br />
<br />
* [[基本土地]]・および枚数制限について明示的に破っているカード以外は1つのデッキに1枚までしか入れることができない<br />
* デッキの枚数は100以上<br />
* [[サイドボード]]は使用しない<br />
* 100枚デッキのときは10点、その後100枚増えるごとに10点の点数が与えられる。デッキに特定のカードを入れるときにはその点数を消費して入れる。点数が0以上になるように構築しなければならない<br />
* [[開始時のライフの総量]]は20点<br />
<br />
==禁止カード==<br />
<br />
* [[アンティ]]に関するカード<br />
* 物理的な作用を伴うカード<br />
* [[策略]]カード<br />
* [[銀枠]]のカード<br />
* [[Shahrazad]]<br />
<br />
==デッキに入れるのに点数が必要なカード==<br />
<br />
{| class="wikitable"<br />
! カード名 !! 点数<br />
|-<br />
| [[Ancestral Recall]] || 7<br />
|-<br />
| [[天秤/Balance]] || 1<br />
|-<br />
| [[出産の殻/Birthing Pod]] || 3<br />
|-<br />
| [[Black Lotus]] || 7<br />
|-<br />
| [[Demonic Tutor]] || 4<br />
|-<br />
| [[時を越えた探索/Dig Through Time]] || 1<br />
|-<br />
| [[悟りの教示者/Enlightened Tutor]] || 1<br />
|-<br />
| [[Fastbond]] || 1<br />
|-<br />
| [[閃光/Flash]] || 7<br />
|-<br />
| [[けちな贈り物/Gifts Ungiven]] || 2<br />
|-<br />
| [[隠遁ドルイド/Hermit Druid]] || 1<br />
|-<br />
| [[伝国の玉璽/Imperial Seal]] || 2<br />
|-<br />
| [[直観/Intuition]] || 1<br />
|-<br />
| [[Library of Alexandria]] || 1<br />
|-<br />
| [[魔力の墓所/Mana Crypt]] || 2<br />
|-<br />
| [[マナ吸収/Mana Drain]] || 1<br />
|-<br />
| [[魔力の櫃/Mana Vault]] || 1<br />
|-<br />
| [[商人の巻物/Merchant Scroll]] || 1<br />
|-<br />
| [[精神錯乱/Mind Twist]] || 1<br />
|-<br />
| [[Mox Emerald]] || 3<br />
|-<br />
| [[Mox Jet]] || 3<br />
|-<br />
| [[Mox Pearl]] || 3<br />
|-<br />
| [[Mox Ruby]] || 3<br />
|-<br />
| [[Mox Sapphire]] || 3<br />
|-<br />
| [[神秘の教示者/Mystical Tutor]] || 2<br />
|-<br />
| [[自然の秩序/Natural Order]] || 5<br />
|-<br />
| [[親身の教示者/Personal Tutor]] || 1<br />
|-<br />
| [[変幻の大男/Protean Hulk]] || 3<br />
|-<br />
| [[太陽の指輪/Sol Ring]] || 3<br />
|-<br />
| [[石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic]] || 1<br />
|-<br />
| [[露天鉱床/Strip Mine]] || 2<br />
|-<br />
| [[召喚士の契約/Summoner's Pact]] || 2<br />
|-<br />
| [[適者生存/Survival of the Fittest]] || 2<br />
|-<br />
| [[汚れた契約/Tainted Pact]] || 1<br />
|-<br />
| [[Time Vault]] || 6<br />
|-<br />
| [[Time Walk]] || 6<br />
|-<br />
| [[修繕/Tinker]] || 4<br />
|-<br />
| [[トレイリアのアカデミー/Tolarian Academy]] || 1<br />
|-<br />
| [[Transmute Artifact]] || 1<br />
|-<br />
| [[宝船の巡航/Treasure Cruise]] || 1<br />
|-<br />
| [[真の名の宿敵/True-Name Nemesis]] || 1<br />
|-<br />
| [[梅澤の十手/Umezawa's Jitte]] || 2<br />
|-<br />
| [[吸血の教示者/Vampiric Tutor]] || 3<br />
|-<br />
| [[俗世の教示者/Worldly Tutor]] || 1<br />
|}<br />
<br />
==参考==<br />
* [https://canadianhighlander.wordpress.com/ Canadian Highlander]<br />
* [https://canadianhighlander.wordpress.com/intro-to-format/ ルール説明]<br />
* [[フォーマット]]</div>
Mh35
http://mtgwiki.com/wiki/%E7%B5%B1%E7%8E%87%E8%80%85%E6%88%A6
統率者戦
2018-01-03T01:18:02Z
<p>Mh35: 追加禁止カードを反映</p>
<hr />
<div>'''統率者戦'''/''Commander''はカジュアル変種ルールの1つ。かつては「'''エルダー・ドラゴン・ハイランダー'''/''Elder Dragon Highlander''」「'''EDH'''」「'''[[司令官戦]]'''」などと称されていたが、[[統率者 (カードセット)|統率者セット]]の発表とともに、現在の名称に変更された。<br />
<br />
==解説==<br />
'''[[統率者]]'''と呼ばれる[[カード]]をキーとする[[フォーマット]]である。統率者は[[デッキ]]の[[色]]を決定し、[[ゲーム]]のルール上でも優遇された非常に重要な存在である。<br />
<br />
[[ハイランダー]]のルールに準拠するため、[[サーチカード]]の重要性が高い。そのため、[[結界師ズアー/Zur the Enchanter]]などの[[サーチ]][[能力]]を持ったカードを統率者とすると非常に有効に働く。故に[[コンボデッキ]]が優勢になりやすい。また、[[単色]]の統率者を選ぶと使用できるカードが狭まりデッキの[[カードパワー]]が下がる恐れがあり、一方で[[多色]]の統率者を選ぶと[[多色地形]]を1枚ずつしか入れられないためにデッキの安定性を損なう可能性もある。統率者とデッキの方向性は密接に関係しているため、熟慮して選ぶ必要がある。<br />
<br />
==ルール==<br />
===構築ルール===<br />
まず、[[伝説のクリーチャー]]・[[カード]]1枚、もしくは統率者として利用できる[[プレインズウォーカー (カード・タイプ)|プレインズウォーカー]]・カードを1枚、もしくは互いに[[共闘]]を持つ伝説のクリーチャー・カード2枚を選ぶ。これを'''統率者'''と呼ぶ。<br />
<br />
統率者の[[固有色]]([[マナ・コスト]]や[[ルール文章]]に含まれる[[マナ・シンボル]]の色と、[[色指標]]、[[特性定義能力]]によって定義された色)は、[[デッキ]]内に入れられるカードの固有色を指定し、統率者の固有色に含まれない固有色を持ったカードをデッキに入れることはできない。<br />
<br />
*例えば、[[復活させるものトリーヴァ/Treva, the Renewer]]([[緑白青]])を統率者として選んだならば、[[黒]]や[[赤]]のマナ・シンボル([[色指標]]・[[特性定義能力]])を持つカードはデッキに入れられない。すなわち、通常の赤や黒のカードに加え、[[生+死/Life+Death]]、[[威圧のタリスマン/Talisman of Dominance]]、[[ボロスのギルド魔道士/Boros Guildmage]]、[[情け知らずのガラク/Garruk Relentless]]なども認められない。詳細は[[固有色]]の項を参照。<br />
<br />
デッキ内には、通常の[[ハイランダー]]と同様、[[基本土地]]カード以外は同じ[[カード名]]のカードを1枚ずつしか入れることができない。枚数は、統率者と合わせてちょうど100枚である。<br />
<br />
===使用カード===<br />
原則として、[[ヴィンテージ]]で認められている全ての[[カード]]を使用できる。<br />
<br />
*ただし、追加として以下のカードを[[禁止カード]]とする。<br />
**[[Ancestral Recall]]<br />
**[[天秤/Balance]]<br />
**[[生命の律動/Biorhythm]]<br />
**[[Black Lotus]]<br />
**[[陰謀団の先手ブレイズ/Braids, Cabal Minion]]<br />
**[[チャネル/Channel]]<br />
**[[合同勝利/Coalition Victory]]<br />
**[[引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn]]<br />
**[[上位の空民、エラヨウ/Erayo, Soratami Ascendant]]<br />
**[[Fastbond]]<br />
**[[けちな贈り物/Gifts Ungiven]]<br />
**[[グリセルブランド/Griselbrand]]<br />
**[[カラカス/Karakas]]<br />
**[[トレストの使者、レオヴォルド/Leovold, Emissary of Trest]]<br />
**[[Library of Alexandria]]<br />
**[[限りある資源/Limited Resources]]<br />
**[[Mox Emerald]]<br />
**[[Mox Jet]]<br />
**[[Mox Pearl]]<br />
**[[Mox Ruby]]<br />
**[[Mox Sapphire]]<br />
**[[一望の鏡/Panoptic Mirror]]<br />
**[[絵描きの召使い/Painter's Servant]]<br />
**[[原始のタイタン/Primeval Titan]]<br />
**[[クルフィックスの預言者/Prophet of Kruphix]]<br />
**[[繰り返す悪夢/Recurring Nightmare]]<br />
**[[ラノワールの使者ロフェロス/Rofellos, Llanowar Emissary]]<br />
**[[隔離するタイタン/Sundering Titan]]<br />
**[[星の揺らぎ/Sway of the Stars]]<br />
**[[森林の始源体/Sylvan Primordial]]<br />
**[[Time Vault]]<br />
**[[Time Walk]]<br />
**[[修繕/Tinker]]<br />
**[[トレイリアのアカデミー/Tolarian Academy]]<br />
**[[企業秘密/Trade Secrets]]<br />
**[[激動/Upheaval]]<br />
**[[世界火/Worldfire]]<br />
**[[ヨーグモスの取り引き/Yawgmoth's Bargain]]<br />
<br />
*[[Unstable]]の発売記念として、2017年12月1日から2018年1月15日まで、特例として[[銀枠]]のカードも使用可能推奨となる<ref>[http://mtgcommander.net/Forum/viewtopic.php?f=1&t=18749 SPECIAL UNANNOUNCEMENT: December 1, 2017] (mtgcommander.net公式)</ref>。ただし、銀枠カードを用いて行われた統率者戦では、通常の禁止カードの他、一部の銀枠カードが禁止カード、または「使用時に注意が必要なカード(使用非推奨)」が指定された。<br />
**その際の禁止カードは以下の通り<br />
***[[Ashnod's Coupon]]<br />
***[[Double Cross]]<br />
***[[Double Deal]]<br />
***[[Double Dip]]<br />
***[[Double Play]]<br />
***[[Double Take]]<br />
***[[Enter the Dungeon]]<br />
***[[Magical Hacker]]<br />
***[[Mox Lotus]]<br />
***[[Nerf War]]([http://mtgcommander.net/Forum/viewtopic.php?f=1&t=18754 MTG Commander/Elder Dragon Highlander &bull; View topic - UNRULES UPDATE - NERF WAR BANNED]により追加で禁止)<br />
***[[Once More with Feeling]]<br />
***[[R&D's Secret Lair]]<br />
***[[Richard Garfield, Ph.D.]]<br />
***[[Staying Power]]<br />
***[[Time Machine]]<br />
**その際の使用時に注意が必要なカードは以下の通り<br />
***[[Ach! Hans, Run!]]<br />
***[[Collector Protector]]<br />
***[[Incoming!]]<br />
***[[Infernal Spawn of Infernal Spawn of Evil]]<br />
***[[Johnny, Combo Player]]<br />
***[[Mirror Mirror]]<br />
***[[Topsy Turvy]]<br />
***[[Yet Another AEther Vortex]]<br />
*以前はヴィンテージで禁止されている[[Shahrazad]]が特例として使用を許可されていたが、[[2011年]]9月20日よりこれは撤廃され、禁止されている。<br />
*[[パワー9]]が全て名を連ねている錯覚を受けるが、[[Timetwister]]は使用可能である。誤解している人が多いので注意。<br />
*[[マジック大会規定]]に定義されている[[フォーマット]]ではないため、禁止カードも公式な規定ではなく、あくまで「禁止カードとすることが推奨されている」という扱いである。<br />
<br />
*以下のカードはかつて禁止であったが、いずれも禁止解除されている。<br />
**[[丸砥石/Grindstone]]<br />
**[[世界のるつぼ/Crucible of Worlds]]<br />
**[[忍耐の試練/Test of Endurance]]<br />
**[[裂け目掃き/Riftsweeper]]<br />
**[[世界喰らいのドラゴン/Worldgorger Dragon]]<br />
**[[ライオンの瞳のダイアモンド/Lion's Eye Diamond]]<br />
**[[夜の星、黒瘴/Kokusho, the Evening Star]]<br />
**[[威圧の杖/Staff of Domination]]<br />
**[[金属細工師/Metalworker]]<br />
**[[変幻の大男/Protean Hulk]]<br />
<br />
*かつては「統率者に指定できないカード」が存在していたが、[[2014年]]9月12日のルール変更により禁止カードリストに統合された。<br />
<br />
===ゲームルール===<br />
[[ゲーム]]を開始する前に、各[[プレイヤー]]は自分の[[デッキ]]の統率者を宣言し、それを[[統率]][[領域]]に置く。統率者であることは[[特性]]ではなくその[[カード]]の持つ性質である。「統率者であること」は[[コピー]]されず、[[継続的効果]]によって上書きされず、[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]変更[[効果]]により失われない。<br />
<br />
プレイヤーの[[開始時のライフの総量]]は40点である。<br />
<br />
統率者によってプレイヤーに与えられた[[戦闘ダメージ]]を'''[[統率者ダメージ]]'''と呼ぶ。いずれかのプレイヤーが同一の統率者から21点以上の統率者ダメージを与えられた場合、そのプレイヤーはゲームに[[敗北]]する。これは[[状況起因処理]]である。詳細は[[統率者ダメージ]]を参照。<br />
<br />
統率者が統率領域にある限り、その[[オーナー]]は統率者を[[唱える]]ことができる。ただし、この方法でそれまでに統率者を唱えた回数1回につき、[[追加コスト]]として(2)を[[支払う]]必要がある。<br />
*[[復活させるものトリーヴァ/Treva, the Renewer]]ならば、1回目は(3)(緑)(白)(青)、2回目は(5)(緑)(白)(青)、3回目は(7)(緑)(白)(青)と増えていく。<br />
*手札など、統率領域以外の領域から統率者を唱える場合はこれにカウントされず、通常の呪文コストで唱える。<br />
<br />
統率者がいずれかの領域から[[墓地]]、[[手札]]、[[ライブラリー]]、[[追放]]領域のいずれかに置かれる場合、その[[オーナー]]は代わりに統率者を統率領域に置くことを選んでもよい。これは[[置換効果]]である。カードがいずれかの領域から[[裏向き]]で追放領域に置かれる場合、その追放されたカードを見ることができるプレイヤーはすぐにそれを見なければいけない。それが他のプレイヤーがオーナーの統率者ならば、その統率者のオーナーはそのカードを見て、[[表向き]]にして統率領域に置く。<br />
<br />
*[[両面カード]]である統率者が[[第2面]]の状態で統率領域に置かれる場合、[[第1面]]の状態で統率領域に置く。<br />
*統率者に指定したカードが組み合わされた、[[合体カード|合体したパーマネント]]が戦場を離れる場合、統率者に指定したカードのみ([[第1面]]の状態で)統率領域に置く。それ以外のカードが該当する領域に置かれる。<br />
<br />
統率者は[[レジェンド・ルール]]の影響を受け、[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]奪取などで同じ[[カード名]]の[[伝説のパーマネント]]をコントロールしているとどちらか一方が墓地に置かれる。<br />
*以前は選択したルールによっては墓地に置かれない場合もあった。詳細は[[#その他]]の「オープンルール」参照。<br />
<br />
1対1でゲームを行ってもよいが、[[多人数戦]]で行うのが一般的である。<br />
*多人数戦の場合、通常は[[無差別戦]]の「[[複数への攻撃]]」選択ルールを用い、「[[影響範囲]]制限」選択ルールを用いない。<br />
<br />
===選択ルール===<br />
<br />
====Partial Paris Mulligan====<br />
現在の[[マリガン]](バンクーバー・マリガン)が採用されている以前、個々のカードを引ける確率を上げることなく[[土地事故]]を和らげるため、特殊なマリガンルールとして'''Partial Paris Mulligan'''が設けられていた。<br />
<br />
ゲームを始めるときに各プレイヤーが[[手札]]を引いた後、通常のマリガンの代わりに以下の手順を行う。<br />
<br />
#各プレイヤーは先攻プレイヤーから[[ターン]]順に自分の[[手札]]にある[[カード]]を望む枚数だけ[[裏向き]]で[[追放]]してもよい。<br />
#全プレイヤーが追放するかどうか選んだ後、カードを追放したプレイヤーはその追放したカードの枚数に1を引いた枚数のカードを引く。<br />
#少なくとも1枚のカードを追放したプレイヤーは、1に戻ってこの手順を繰り返してもよい。<br />
#どのプレイヤーも追放しないことを選んだ場合、各プレイヤーは追放したカードを自分のライブラリーに戻して[[切り直す]]。<br />
<br />
====EDH Sideboards(デッキ入れ替え枠)====<br />
この選択ルールを採用する場合、各[[プレイヤー]]は1枚の統率者と99枚の[[カード]]の他に10枚のカード用意することができる。<br />
<br />
統率者が選ばれた後、各プレイヤーは[[デッキ]]のカードと1対1で入れ替えるための3分が与えられる。<br />
<br />
*デッキに入らなかったカードは[[願い]]などで回収できる。<br />
====Victory Points(代替勝利条件)====<br />
いわゆる「最後まで残っていたプレイヤー」という[[勝利条件]]の代わりに、追加または代替の勝利方法を用意する選択ルール。<br />
<br />
統率者戦公式サイトでは「1[[ターン]]に最大の[[戦闘ダメージ]]を与えたプレイヤー」「[[マナ・プール]]に最も多くの[[マナ]]を貯めたプレイヤー」「統率者ダメージによる勝利」「統率者に最も多くのマナを費やしたプレイヤー」といった勝利方法が挙げられている。<br />
<br />
====Democratic Victory(民主的勝利)====<br />
勝利と社交的プレイングのバランスがとれたプレイヤーに報奨を与える手段として用意された選択ルール。<br />
<br />
[[ゲーム]]が終了したとき、各プレイヤーは最も楽しませた[[対戦相手]]1人に投票する。プレイヤーは最後まで残っていた場合は2点、1票につき1点を獲得し、その点数に対して賞品を提供する。<br />
<br />
====The League Rule(リーグルール)====<br />
デッキ構築に制限を加える選択ルール。複数のプレイヤーが同じ統率者を選ぶことができず、他のプレイヤーが統率者として選んだカードをデッキに入れることができない。<br />
<br />
====Stranglehold Cage Commander====<br />
統率者戦特有の[[コンボデッキ]]有利を是正しようと[[Adam Styborski]]が“[http://magic.wizards.com/en/articles/archive/serious-fun/two-cards-bring-them-all-and-fairness-bind-them-2012-01-31 Two Cards To Bring Them All (And In Fairness Bind Them)]”で提唱した選択ルール。<!-- 日本でも「'''ヌルEDH'''」として議論となった。 --><br />
<br />
[[統率]][[領域]]に[[締め付け/Stranglehold]]と[[墓掘りの檻/Grafdigger's Cage]]がおかれた状態でプレイする。これらを唱える必要はなく、統率者領域から効果を発揮している状態で戦う。<br />
<br />
==統率者戦用カードセット==<br />
統率者戦の人気の高さを受け、[[2011年]]には統率者戦用の[[構築済みデッキ]]セット、'''統率者'''/''Commander''が発売された。このセットの成功を受け、[[2013年]]からは他の特殊セットとは別に毎年統率者戦用セットが発売することとなった([http://magic.wizards.com/en/articles/archive/arcana/commanders-arsenal-2012-08-10 Commanders Arsenal])。中継ぎ商品である[[2012年]]の'''Commander's Arsenal'''以外は、<br />
*100枚デッキと[[統率者カード]]が入った製品が5種類([[統率者2017]]以降は4種類)発売<br />
*[[エターナル]]・フォーマットでのみ使用可能な新規カードが収録<br />
*新規カードの伝説のクリーチャーは、完全な新規キャラクターから[[フレイバー・テキスト]]や背景ストーリーには登場していたがカード化はされてなかったものなど様々なキャラクターが選ばれる<br />
という共通した特徴を持つ。<br />
<br />
===[[統率者 (カードセット)|統率者]]===<br />
中心色1色とその[[対抗色]]の[[色の組み合わせ#3色の組み合わせ|3色の組み合わせ]]である、楔/Wedgeがテーマとなっている。<br />
===[[Commander's Arsenal]]===<br />
[[構築済みデッキ]]ではなく統率者戦で有効なカードの[[プレミアム・カード]]や統率者用の大判カード、[[カウンター (目印)|カウンター]]などサプライ・セットの側面が強い。この製品のみ限定生産。<br />
===[[統率者2013]]===<br />
中心色1色とその[[友好色]]の3色の組み合わせである、弧/arcがテーマとなっている。<br />
===[[統率者2014]]===<br />
[[単色]]がテーマとなっており、統率者に指定できる[[プレインズウォーカー (カード・タイプ)|プレインズウォーカー]]・カードが収録された。<br />
===[[統率者2015]]===<br />
対抗色2色がテーマとなっている。<br />
===[[統率者2016]]===<br />
4色がテーマとなっており、統率者を2体設定できる[[共闘]]を持つカードが収録された。<br />
===[[統率者2017]]===<br />
[[部族 (俗称)|部族]]がテーマとなっている。<br />
<br />
==Magic Online==<br />
[[Magic Online]]でも認定フォーマットとして'''Commander'''の名称で実装されている。<br />
<br />
ルールは実際の統率者戦とほぼ同様であるが、マリガンはPartial Paris Mulliganではなく、最初の1回だけ枚数を減らさずに引き直せる方式が採用されている。<br />
<br />
制定当初はルール文章のマナ・シンボルによる構築制限は設けられていない(例えば、[[メムナーク/Memnarch]]は[[無色]]の統率者として使用できた)点が異なっていたが、2011年6月28日の[[Magic Online]]のアップデートで固有色を用いるように変更された([http://community.wizards.com/magiconline/blog/2011/06/28/announcements_--_june_28,_2011 参考])。<br />
<br />
禁止カードは実際の統率者戦と同一である。<br />
*以前はMagic Online独自のリスト(内容は[[司令官戦]]を参照)で管理されていたが、先述のアップデートに際し、共通のリストを用いるように変更された。<br />
<br />
==旧ルール==<br />
*以前は統率者戦に関する規定として「リーグルール」と「オープンルール」の2種類がありどちらかを選ぶ必要があったが、[[2009年]]9月20日のルール改正で選択制は廃止され、標準のルールではいずれも適用されないようになった(リーグルールに関しては[[#The League Rule(リーグルール)]]を参照)。<br />
**オープンルールでは、リーグルールのようなデッキ構築段階での制限はない代わりに、「統率者はいわゆる[[レジェンド・ルール]]の影響を受けなくなる」という特殊ルールが追加されていた。[[基本セット2014]]より前のレジェンド・ルールで、同[[名前|名]]の[[伝説のクリーチャー]]が[[戦場]]にある場合、統率者でないもののみが[[墓地]]に置かれ、統率者ならば墓地には置かれない。双方が統率者ならばどちらも戦場に残る。<br />
*2009年9月20日のルール改正で変更されるまでは、統率者を置く[[領域]]は[[統率]]領域の代わりに[[追放]]([[ゲーム外]])領域を用いていた。<br />
*2009年9月20日のルール改正で、マリガンの手順が通常の[[多人数戦]]用マリガンから[[#Partial Paris Mulligan|Partial Paris Mulligan]]に変更された。そして[[2016年]]1月18日のルール変更では、現行の公式マリガンルール(バンクーバー・マリガン)に変更された。<br />
*統率者が領域を移動する際の置換効果は二度に渡ってルールが改訂されている。初期のルールではいずれかの領域から[[墓地]]に置かれる場合のみ統率領域に置くことを選択できたが、統率者を[[追放]]して永久的に取り除く手段を封じるために、2011年6月17日の改定で追放された際も置換できるようなった。そして[[2015年]]3月23日の更新では、同じ理由で、統率者がいずれかの領域から[[手札]]か[[ライブラリー]]に置かれる場合にもこのルールが適用されるようになった。<br />
*2016年1月18日のルール改正で変更されるまでは、「デッキ内のカードはその[[色]]の[[マナ]]しか生み出せず、不適正な[[色マナ]]を生み出す場合は代わりに[[無色マナ]]を生み出す」という追加ルールが存在していた。現在は[[ルール文章]]の通りに定められた色マナを生み出す。<br />
<br />
==その他==<br />
*統率者と同名の[[統率者カード]]を併用することもできる。詳細は該当項を参照。 <br />
*統率者以外にも[[伝説のクリーチャー]]・[[カード]]を入れても構わない。<br />
*基本的に多人数戦で行われ、[[ライフ]]だけでなく[[統率者ダメージ]]も記録する必要があるため、メモ帳は必須と言える。<br />
*人気の高さからか、通常のカードセットにおいても、統率者戦を意識してデザインされたカードが存在する。→[[タズリ将軍/General Tazri]]、[[墓後家蜘蛛、イシュカナ/Ishkanah, Grafwidow]]など<br />
<br />
==参考==<br />
<references/><br />
<br />
*[http://www.mtgcommander.net/rules.php Elder Dragon Highlander (EDH) / Commander Rules]<br />
*[http://logicwolf.sakura.ne.jp/magic/edh.html 統率者戦(旧エルダードラゴン・ハイランダー) 公式ルール] ([[進藤欣也]]氏による上記の和訳)<br />
*[http://archive.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/mm/148 Word of Commander]/[http://mtg-jp.com/reading/translated/001735/ ワード・オブ・統率者]([[WotC]]、文:[[Mark Rosewater]])<br />
*[http://www22.atwiki.jp/mtgedh/ MTG統率者戦Wiki]<br />
*[http://ppm7.blog.shinobi.jp/ P.P.M.7 -PartialParisMulligan 7-]<br />
*[[デュエルコマンダー]]<br />
*[[コモン統率者戦]]<br />
*[[タイニー・リーダーズ]]<br />
*[[フォーマット]]<br />
*[[トーナメント用語]]<br />
<br />
{{#cr:903}}</div>
Mh35
http://mtgwiki.com/wiki/%E7%B5%B1%E7%8E%87%E8%80%85%E6%88%A6
統率者戦
2018-01-03T01:13:52Z
<p>Mh35: 外部リンクから銀枠統率者戦の禁止カード・使用に注意が必要なカードを転記</p>
<hr />
<div>'''統率者戦'''/''Commander''はカジュアル変種ルールの1つ。かつては「'''エルダー・ドラゴン・ハイランダー'''/''Elder Dragon Highlander''」「'''EDH'''」「'''[[司令官戦]]'''」などと称されていたが、[[統率者 (カードセット)|統率者セット]]の発表とともに、現在の名称に変更された。<br />
<br />
==解説==<br />
'''[[統率者]]'''と呼ばれる[[カード]]をキーとする[[フォーマット]]である。統率者は[[デッキ]]の[[色]]を決定し、[[ゲーム]]のルール上でも優遇された非常に重要な存在である。<br />
<br />
[[ハイランダー]]のルールに準拠するため、[[サーチカード]]の重要性が高い。そのため、[[結界師ズアー/Zur the Enchanter]]などの[[サーチ]][[能力]]を持ったカードを統率者とすると非常に有効に働く。故に[[コンボデッキ]]が優勢になりやすい。また、[[単色]]の統率者を選ぶと使用できるカードが狭まりデッキの[[カードパワー]]が下がる恐れがあり、一方で[[多色]]の統率者を選ぶと[[多色地形]]を1枚ずつしか入れられないためにデッキの安定性を損なう可能性もある。統率者とデッキの方向性は密接に関係しているため、熟慮して選ぶ必要がある。<br />
<br />
==ルール==<br />
===構築ルール===<br />
まず、[[伝説のクリーチャー]]・[[カード]]1枚、もしくは統率者として利用できる[[プレインズウォーカー (カード・タイプ)|プレインズウォーカー]]・カードを1枚、もしくは互いに[[共闘]]を持つ伝説のクリーチャー・カード2枚を選ぶ。これを'''統率者'''と呼ぶ。<br />
<br />
統率者の[[固有色]]([[マナ・コスト]]や[[ルール文章]]に含まれる[[マナ・シンボル]]の色と、[[色指標]]、[[特性定義能力]]によって定義された色)は、[[デッキ]]内に入れられるカードの固有色を指定し、統率者の固有色に含まれない固有色を持ったカードをデッキに入れることはできない。<br />
<br />
*例えば、[[復活させるものトリーヴァ/Treva, the Renewer]]([[緑白青]])を統率者として選んだならば、[[黒]]や[[赤]]のマナ・シンボル([[色指標]]・[[特性定義能力]])を持つカードはデッキに入れられない。すなわち、通常の赤や黒のカードに加え、[[生+死/Life+Death]]、[[威圧のタリスマン/Talisman of Dominance]]、[[ボロスのギルド魔道士/Boros Guildmage]]、[[情け知らずのガラク/Garruk Relentless]]なども認められない。詳細は[[固有色]]の項を参照。<br />
<br />
デッキ内には、通常の[[ハイランダー]]と同様、[[基本土地]]カード以外は同じ[[カード名]]のカードを1枚ずつしか入れることができない。枚数は、統率者と合わせてちょうど100枚である。<br />
<br />
===使用カード===<br />
原則として、[[ヴィンテージ]]で認められている全ての[[カード]]を使用できる。<br />
<br />
*ただし、追加として以下のカードを[[禁止カード]]とする。<br />
**[[Ancestral Recall]]<br />
**[[天秤/Balance]]<br />
**[[生命の律動/Biorhythm]]<br />
**[[Black Lotus]]<br />
**[[陰謀団の先手ブレイズ/Braids, Cabal Minion]]<br />
**[[チャネル/Channel]]<br />
**[[合同勝利/Coalition Victory]]<br />
**[[引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn]]<br />
**[[上位の空民、エラヨウ/Erayo, Soratami Ascendant]]<br />
**[[Fastbond]]<br />
**[[けちな贈り物/Gifts Ungiven]]<br />
**[[グリセルブランド/Griselbrand]]<br />
**[[カラカス/Karakas]]<br />
**[[トレストの使者、レオヴォルド/Leovold, Emissary of Trest]]<br />
**[[Library of Alexandria]]<br />
**[[限りある資源/Limited Resources]]<br />
**[[Mox Emerald]]<br />
**[[Mox Jet]]<br />
**[[Mox Pearl]]<br />
**[[Mox Ruby]]<br />
**[[Mox Sapphire]]<br />
**[[一望の鏡/Panoptic Mirror]]<br />
**[[絵描きの召使い/Painter's Servant]]<br />
**[[原始のタイタン/Primeval Titan]]<br />
**[[クルフィックスの預言者/Prophet of Kruphix]]<br />
**[[繰り返す悪夢/Recurring Nightmare]]<br />
**[[ラノワールの使者ロフェロス/Rofellos, Llanowar Emissary]]<br />
**[[隔離するタイタン/Sundering Titan]]<br />
**[[星の揺らぎ/Sway of the Stars]]<br />
**[[森林の始源体/Sylvan Primordial]]<br />
**[[Time Vault]]<br />
**[[Time Walk]]<br />
**[[修繕/Tinker]]<br />
**[[トレイリアのアカデミー/Tolarian Academy]]<br />
**[[企業秘密/Trade Secrets]]<br />
**[[激動/Upheaval]]<br />
**[[世界火/Worldfire]]<br />
**[[ヨーグモスの取り引き/Yawgmoth's Bargain]]<br />
<br />
*[[Unstable]]の発売記念として、2017年12月1日から2018年1月15日まで、特例として[[銀枠]]のカードも使用可能推奨となる<ref>[http://mtgcommander.net/Forum/viewtopic.php?f=1&t=18749 SPECIAL UNANNOUNCEMENT: December 1, 2017] (mtgcommander.net公式)</ref>。ただし、銀枠カードを用いて行われた統率者戦では、通常の禁止カードの他、一部の銀枠カードが禁止カード、または「使用時に注意が必要なカード(使用非推奨)」が指定された。<br />
**その際の禁止カードは以下の通り<br />
***[[Ashnod's Coupon]]<br />
***[[Double Cross]]<br />
***[[Double Deal]]<br />
***[[Double Dip]]<br />
***[[Double Play]]<br />
***[[Double Take]]<br />
***[[Enter the Dungeon]]<br />
***[[Magical Hacker]]<br />
***[[Mox Lotus]]<br />
***[[Once More with Feeling]]<br />
***[[R&D's Secret Lair]]<br />
***[[Richard Garfield, Ph.D.]]<br />
***[[Staying Power]]<br />
***[[Time Machine]]<br />
**その際の使用時に注意が必要なカードは以下の通り<br />
***[[Ach! Hans, Run!]]<br />
***[[Collector Protector]]<br />
***[[Incoming!]]<br />
***[[Infernal Spawn of Infernal Spawn of Evil]]<br />
***[[Johnny, Combo Player]]<br />
***[[Mirror Mirror]]<br />
***[[Topsy Turvy]]<br />
***[[Yet Another AEther Vortex]]<br />
*以前はヴィンテージで禁止されている[[Shahrazad]]が特例として使用を許可されていたが、[[2011年]]9月20日よりこれは撤廃され、禁止されている。<br />
*[[パワー9]]が全て名を連ねている錯覚を受けるが、[[Timetwister]]は使用可能である。誤解している人が多いので注意。<br />
*[[マジック大会規定]]に定義されている[[フォーマット]]ではないため、禁止カードも公式な規定ではなく、あくまで「禁止カードとすることが推奨されている」という扱いである。<br />
<br />
*以下のカードはかつて禁止であったが、いずれも禁止解除されている。<br />
**[[丸砥石/Grindstone]]<br />
**[[世界のるつぼ/Crucible of Worlds]]<br />
**[[忍耐の試練/Test of Endurance]]<br />
**[[裂け目掃き/Riftsweeper]]<br />
**[[世界喰らいのドラゴン/Worldgorger Dragon]]<br />
**[[ライオンの瞳のダイアモンド/Lion's Eye Diamond]]<br />
**[[夜の星、黒瘴/Kokusho, the Evening Star]]<br />
**[[威圧の杖/Staff of Domination]]<br />
**[[金属細工師/Metalworker]]<br />
**[[変幻の大男/Protean Hulk]]<br />
<br />
*かつては「統率者に指定できないカード」が存在していたが、[[2014年]]9月12日のルール変更により禁止カードリストに統合された。<br />
<br />
===ゲームルール===<br />
[[ゲーム]]を開始する前に、各[[プレイヤー]]は自分の[[デッキ]]の統率者を宣言し、それを[[統率]][[領域]]に置く。統率者であることは[[特性]]ではなくその[[カード]]の持つ性質である。「統率者であること」は[[コピー]]されず、[[継続的効果]]によって上書きされず、[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]変更[[効果]]により失われない。<br />
<br />
プレイヤーの[[開始時のライフの総量]]は40点である。<br />
<br />
統率者によってプレイヤーに与えられた[[戦闘ダメージ]]を'''[[統率者ダメージ]]'''と呼ぶ。いずれかのプレイヤーが同一の統率者から21点以上の統率者ダメージを与えられた場合、そのプレイヤーはゲームに[[敗北]]する。これは[[状況起因処理]]である。詳細は[[統率者ダメージ]]を参照。<br />
<br />
統率者が統率領域にある限り、その[[オーナー]]は統率者を[[唱える]]ことができる。ただし、この方法でそれまでに統率者を唱えた回数1回につき、[[追加コスト]]として(2)を[[支払う]]必要がある。<br />
*[[復活させるものトリーヴァ/Treva, the Renewer]]ならば、1回目は(3)(緑)(白)(青)、2回目は(5)(緑)(白)(青)、3回目は(7)(緑)(白)(青)と増えていく。<br />
*手札など、統率領域以外の領域から統率者を唱える場合はこれにカウントされず、通常の呪文コストで唱える。<br />
<br />
統率者がいずれかの領域から[[墓地]]、[[手札]]、[[ライブラリー]]、[[追放]]領域のいずれかに置かれる場合、その[[オーナー]]は代わりに統率者を統率領域に置くことを選んでもよい。これは[[置換効果]]である。カードがいずれかの領域から[[裏向き]]で追放領域に置かれる場合、その追放されたカードを見ることができるプレイヤーはすぐにそれを見なければいけない。それが他のプレイヤーがオーナーの統率者ならば、その統率者のオーナーはそのカードを見て、[[表向き]]にして統率領域に置く。<br />
<br />
*[[両面カード]]である統率者が[[第2面]]の状態で統率領域に置かれる場合、[[第1面]]の状態で統率領域に置く。<br />
*統率者に指定したカードが組み合わされた、[[合体カード|合体したパーマネント]]が戦場を離れる場合、統率者に指定したカードのみ([[第1面]]の状態で)統率領域に置く。それ以外のカードが該当する領域に置かれる。<br />
<br />
統率者は[[レジェンド・ルール]]の影響を受け、[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]奪取などで同じ[[カード名]]の[[伝説のパーマネント]]をコントロールしているとどちらか一方が墓地に置かれる。<br />
*以前は選択したルールによっては墓地に置かれない場合もあった。詳細は[[#その他]]の「オープンルール」参照。<br />
<br />
1対1でゲームを行ってもよいが、[[多人数戦]]で行うのが一般的である。<br />
*多人数戦の場合、通常は[[無差別戦]]の「[[複数への攻撃]]」選択ルールを用い、「[[影響範囲]]制限」選択ルールを用いない。<br />
<br />
===選択ルール===<br />
<br />
====Partial Paris Mulligan====<br />
現在の[[マリガン]](バンクーバー・マリガン)が採用されている以前、個々のカードを引ける確率を上げることなく[[土地事故]]を和らげるため、特殊なマリガンルールとして'''Partial Paris Mulligan'''が設けられていた。<br />
<br />
ゲームを始めるときに各プレイヤーが[[手札]]を引いた後、通常のマリガンの代わりに以下の手順を行う。<br />
<br />
#各プレイヤーは先攻プレイヤーから[[ターン]]順に自分の[[手札]]にある[[カード]]を望む枚数だけ[[裏向き]]で[[追放]]してもよい。<br />
#全プレイヤーが追放するかどうか選んだ後、カードを追放したプレイヤーはその追放したカードの枚数に1を引いた枚数のカードを引く。<br />
#少なくとも1枚のカードを追放したプレイヤーは、1に戻ってこの手順を繰り返してもよい。<br />
#どのプレイヤーも追放しないことを選んだ場合、各プレイヤーは追放したカードを自分のライブラリーに戻して[[切り直す]]。<br />
<br />
====EDH Sideboards(デッキ入れ替え枠)====<br />
この選択ルールを採用する場合、各[[プレイヤー]]は1枚の統率者と99枚の[[カード]]の他に10枚のカード用意することができる。<br />
<br />
統率者が選ばれた後、各プレイヤーは[[デッキ]]のカードと1対1で入れ替えるための3分が与えられる。<br />
<br />
*デッキに入らなかったカードは[[願い]]などで回収できる。<br />
====Victory Points(代替勝利条件)====<br />
いわゆる「最後まで残っていたプレイヤー」という[[勝利条件]]の代わりに、追加または代替の勝利方法を用意する選択ルール。<br />
<br />
統率者戦公式サイトでは「1[[ターン]]に最大の[[戦闘ダメージ]]を与えたプレイヤー」「[[マナ・プール]]に最も多くの[[マナ]]を貯めたプレイヤー」「統率者ダメージによる勝利」「統率者に最も多くのマナを費やしたプレイヤー」といった勝利方法が挙げられている。<br />
<br />
====Democratic Victory(民主的勝利)====<br />
勝利と社交的プレイングのバランスがとれたプレイヤーに報奨を与える手段として用意された選択ルール。<br />
<br />
[[ゲーム]]が終了したとき、各プレイヤーは最も楽しませた[[対戦相手]]1人に投票する。プレイヤーは最後まで残っていた場合は2点、1票につき1点を獲得し、その点数に対して賞品を提供する。<br />
<br />
====The League Rule(リーグルール)====<br />
デッキ構築に制限を加える選択ルール。複数のプレイヤーが同じ統率者を選ぶことができず、他のプレイヤーが統率者として選んだカードをデッキに入れることができない。<br />
<br />
====Stranglehold Cage Commander====<br />
統率者戦特有の[[コンボデッキ]]有利を是正しようと[[Adam Styborski]]が“[http://magic.wizards.com/en/articles/archive/serious-fun/two-cards-bring-them-all-and-fairness-bind-them-2012-01-31 Two Cards To Bring Them All (And In Fairness Bind Them)]”で提唱した選択ルール。<!-- 日本でも「'''ヌルEDH'''」として議論となった。 --><br />
<br />
[[統率]][[領域]]に[[締め付け/Stranglehold]]と[[墓掘りの檻/Grafdigger's Cage]]がおかれた状態でプレイする。これらを唱える必要はなく、統率者領域から効果を発揮している状態で戦う。<br />
<br />
==統率者戦用カードセット==<br />
統率者戦の人気の高さを受け、[[2011年]]には統率者戦用の[[構築済みデッキ]]セット、'''統率者'''/''Commander''が発売された。このセットの成功を受け、[[2013年]]からは他の特殊セットとは別に毎年統率者戦用セットが発売することとなった([http://magic.wizards.com/en/articles/archive/arcana/commanders-arsenal-2012-08-10 Commanders Arsenal])。中継ぎ商品である[[2012年]]の'''Commander's Arsenal'''以外は、<br />
*100枚デッキと[[統率者カード]]が入った製品が5種類([[統率者2017]]以降は4種類)発売<br />
*[[エターナル]]・フォーマットでのみ使用可能な新規カードが収録<br />
*新規カードの伝説のクリーチャーは、完全な新規キャラクターから[[フレイバー・テキスト]]や背景ストーリーには登場していたがカード化はされてなかったものなど様々なキャラクターが選ばれる<br />
という共通した特徴を持つ。<br />
<br />
===[[統率者 (カードセット)|統率者]]===<br />
中心色1色とその[[対抗色]]の[[色の組み合わせ#3色の組み合わせ|3色の組み合わせ]]である、楔/Wedgeがテーマとなっている。<br />
===[[Commander's Arsenal]]===<br />
[[構築済みデッキ]]ではなく統率者戦で有効なカードの[[プレミアム・カード]]や統率者用の大判カード、[[カウンター (目印)|カウンター]]などサプライ・セットの側面が強い。この製品のみ限定生産。<br />
===[[統率者2013]]===<br />
中心色1色とその[[友好色]]の3色の組み合わせである、弧/arcがテーマとなっている。<br />
===[[統率者2014]]===<br />
[[単色]]がテーマとなっており、統率者に指定できる[[プレインズウォーカー (カード・タイプ)|プレインズウォーカー]]・カードが収録された。<br />
===[[統率者2015]]===<br />
対抗色2色がテーマとなっている。<br />
===[[統率者2016]]===<br />
4色がテーマとなっており、統率者を2体設定できる[[共闘]]を持つカードが収録された。<br />
===[[統率者2017]]===<br />
[[部族 (俗称)|部族]]がテーマとなっている。<br />
<br />
==Magic Online==<br />
[[Magic Online]]でも認定フォーマットとして'''Commander'''の名称で実装されている。<br />
<br />
ルールは実際の統率者戦とほぼ同様であるが、マリガンはPartial Paris Mulliganではなく、最初の1回だけ枚数を減らさずに引き直せる方式が採用されている。<br />
<br />
制定当初はルール文章のマナ・シンボルによる構築制限は設けられていない(例えば、[[メムナーク/Memnarch]]は[[無色]]の統率者として使用できた)点が異なっていたが、2011年6月28日の[[Magic Online]]のアップデートで固有色を用いるように変更された([http://community.wizards.com/magiconline/blog/2011/06/28/announcements_--_june_28,_2011 参考])。<br />
<br />
禁止カードは実際の統率者戦と同一である。<br />
*以前はMagic Online独自のリスト(内容は[[司令官戦]]を参照)で管理されていたが、先述のアップデートに際し、共通のリストを用いるように変更された。<br />
<br />
==旧ルール==<br />
*以前は統率者戦に関する規定として「リーグルール」と「オープンルール」の2種類がありどちらかを選ぶ必要があったが、[[2009年]]9月20日のルール改正で選択制は廃止され、標準のルールではいずれも適用されないようになった(リーグルールに関しては[[#The League Rule(リーグルール)]]を参照)。<br />
**オープンルールでは、リーグルールのようなデッキ構築段階での制限はない代わりに、「統率者はいわゆる[[レジェンド・ルール]]の影響を受けなくなる」という特殊ルールが追加されていた。[[基本セット2014]]より前のレジェンド・ルールで、同[[名前|名]]の[[伝説のクリーチャー]]が[[戦場]]にある場合、統率者でないもののみが[[墓地]]に置かれ、統率者ならば墓地には置かれない。双方が統率者ならばどちらも戦場に残る。<br />
*2009年9月20日のルール改正で変更されるまでは、統率者を置く[[領域]]は[[統率]]領域の代わりに[[追放]]([[ゲーム外]])領域を用いていた。<br />
*2009年9月20日のルール改正で、マリガンの手順が通常の[[多人数戦]]用マリガンから[[#Partial Paris Mulligan|Partial Paris Mulligan]]に変更された。そして[[2016年]]1月18日のルール変更では、現行の公式マリガンルール(バンクーバー・マリガン)に変更された。<br />
*統率者が領域を移動する際の置換効果は二度に渡ってルールが改訂されている。初期のルールではいずれかの領域から[[墓地]]に置かれる場合のみ統率領域に置くことを選択できたが、統率者を[[追放]]して永久的に取り除く手段を封じるために、2011年6月17日の改定で追放された際も置換できるようなった。そして[[2015年]]3月23日の更新では、同じ理由で、統率者がいずれかの領域から[[手札]]か[[ライブラリー]]に置かれる場合にもこのルールが適用されるようになった。<br />
*2016年1月18日のルール改正で変更されるまでは、「デッキ内のカードはその[[色]]の[[マナ]]しか生み出せず、不適正な[[色マナ]]を生み出す場合は代わりに[[無色マナ]]を生み出す」という追加ルールが存在していた。現在は[[ルール文章]]の通りに定められた色マナを生み出す。<br />
<br />
==その他==<br />
*統率者と同名の[[統率者カード]]を併用することもできる。詳細は該当項を参照。 <br />
*統率者以外にも[[伝説のクリーチャー]]・[[カード]]を入れても構わない。<br />
*基本的に多人数戦で行われ、[[ライフ]]だけでなく[[統率者ダメージ]]も記録する必要があるため、メモ帳は必須と言える。<br />
*人気の高さからか、通常のカードセットにおいても、統率者戦を意識してデザインされたカードが存在する。→[[タズリ将軍/General Tazri]]、[[墓後家蜘蛛、イシュカナ/Ishkanah, Grafwidow]]など<br />
<br />
==参考==<br />
<references/><br />
<br />
*[http://www.mtgcommander.net/rules.php Elder Dragon Highlander (EDH) / Commander Rules]<br />
*[http://logicwolf.sakura.ne.jp/magic/edh.html 統率者戦(旧エルダードラゴン・ハイランダー) 公式ルール] ([[進藤欣也]]氏による上記の和訳)<br />
*[http://archive.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/mm/148 Word of Commander]/[http://mtg-jp.com/reading/translated/001735/ ワード・オブ・統率者]([[WotC]]、文:[[Mark Rosewater]])<br />
*[http://www22.atwiki.jp/mtgedh/ MTG統率者戦Wiki]<br />
*[http://ppm7.blog.shinobi.jp/ P.P.M.7 -PartialParisMulligan 7-]<br />
*[[デュエルコマンダー]]<br />
*[[コモン統率者戦]]<br />
*[[タイニー・リーダーズ]]<br />
*[[フォーマット]]<br />
*[[トーナメント用語]]<br />
<br />
{{#cr:903}}</div>
Mh35