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2024-03-28T23:44:31Z
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増殖
2019-09-04T00:31:53Z
<p>124.98.96.48: </p>
<hr />
<div>'''増殖'''(ぞうしょく)/''Proliferate''は、[[ミラディンの傷跡ブロック]]で登場し、[[統率者2016]]、[[灯争大戦]]、[[モダンホライゾン]]で再登場した[[キーワード処理]]。<br />
<br />
{{#card:Steady Progress}}<br />
<br />
==定義==<br />
「増殖を行う/Proliferate」とは、[[パーマネント]]や[[プレイヤー]]のうちで[[カウンター (目印)|カウンター]]を持つものを任意の数選び、それらのパーマネントやプレイヤーが既に持っているものと同種のカウンターを1つ追加で置くことである。<br />
<br />
[[双頭巨人戦]]の場合は上記の「プレイヤー」を「[[チーム]]」に読み替える。<br />
<br />
==解説==<br />
ミラディンの傷跡ブロックでは、[[ミラディン/Mirrodin]]の世界に侵食した[[ファイレクシアの油/Phyrexian oil]]の広がりをイメージしたデザインになっており、[[-1/-1カウンター]]や[[感染]]による[[毒カウンター]]を増やすことができる。[[ミラディンの傷跡]]の時点では、増殖を持つのはファイレクシア陣営のカードのみであり、いずれも[[青]]か[[アーティファクト]]である。続く[[ミラディン包囲戦]]ではそれらに加え[[黒]]や[[緑]]のファイレクシア陣営のカードに増殖を持つものが登場し、さらに[[新たなるファイレクシア]]では[[赤]]にも増殖を持つファイレクシア陣営のカードが登場した。<br />
<br />
[[モダンマスターズ2015]]では主要[[メカニズム]]の1つとして増殖を持つカードが多く[[再録]]された。また、[[統率者2016]]では[[緑白青黒]]の[[法務官の声、アトラクサ/Atraxa, Praetors' Voice]]が増殖能力を持っている。<br />
<br />
灯争大戦では特に背景設定に紐づけられたメカニズムでは無い。[[白]]と青と緑に割り当てられ、セットのテーマである[[プレインズウォーカー (カード・タイプ)|プレインズウォーカー]]や[[動員]]と[[シナジー]]を持つ。<br />
<br />
==ルール==<br />
*増殖を行うことそのものは[[対象]]を選ばない。あなたがどのパーマネントやプレイヤーの上にあるカウンターを増やすかは増殖を行う[[呪文]]か[[能力]]の[[解決]]時に選ぶ。<br />
*増殖を行う呪文か能力が他に対象を選ぶ[[効果]]を持っており、それが解決時にすべて[[不正な対象]]であったなら、その呪文や能力は[[立ち消え]]増殖も行われない。<br />
*流し読みすると勘違いしてしまいがちだが、増殖は1体だけではなく、望む数のプレイヤーとパーマネントを選ぶことができる。<br />
**「望む数」には「0」も含まれるため、パーマネントやプレイヤーを一切選ばないことも適正である。<br />
*パーマネント以外の[[オブジェクト]]に置かれたカウンターは増やすことができない。例えば[[待機]]状態の[[カード]]や[[スタック]]上の[[稲妻の嵐/Lightning Storm]]など。<br />
<br />
===ルールの変遷===<br />
灯争大戦で[[ルール]]が変更されるまでは、選んだパーマネントやプレイヤーが複数の種類のカウンターを持っている場合、増やせるのはそのうちの1種類のみであった。例えば、毒カウンターと[[エネルギー・カウンター]]を持つプレイヤーを選んだ場合、毒カウンターのみを増やすことが可能だった。<br />
<br />
==その他==<br />
*ユーザーからの人気が高い一方で、あらゆる種類のカウンターに影響することから調整が難しく、幾度も再録を試みられながら断念されているメカニズムである。[[ストーム値]]は5<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/storm-scale-mirrodin-and-scars-mirrodin-blocks-2018-06-11 Storm Scale: Mirrodin and Scars of Mirrodin Blocks]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0030689/ ストーム値:『ミラディン』『ミラディンの傷跡』ブロック]([[Making Magic]] [[2018年]]6月11日 [[Mark Rosewater]]著)</ref>。<br />
**[[カラデシュ]]では[[エネルギー・カウンター]]や[[+1/+1カウンター]]([[製造]])との相互作用を期待して再録することが検討されたが、+1/+1カウンターとの相性が良すぎる一方でエネルギーとの相性があまり良くなく、[[カード・セット|セット]]を曲げる結果になったため取り除かれた<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/do-you-feel-lucky-aetherpunk-part-1-2016-09-26 "Do You Feel Lucky, Aetherpunk?" Part 1]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0017687/ 「賭けてみるか、エーテルパンク?」 その1](Making Magic [[2016年]]9月26日 Mark Rosewater著)</ref>。<br />
**続く[[霊気紛争]]でも再録が検討されたが上手く行かず、代わりに[[航空船の略取者/Skyship Plunderer]]など少数のカードで増殖に似た能力が使われることになった<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/aether-way-part-3-2017-01-30 Aether Way, Part 3]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0018284/ 霊気の道 その3](Making Magic [[2017年]]1月30日 Mark Rosewater著)</ref>。<br />
**[[ラヴニカの献身]]では+1/+1カウンターを多用する[[シミック連合/The Simic Combine]]のメカニズムとして再録が検討されたが、シミック内での[[シナジー]]や[[暴動]]など他ギルドのメカニズムとのシナジーが強すぎ、バランスを取るのが難しかったためボツになった<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/building-allegiances-part-1-2019-01-02 Building Allegiances, Part 1]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0031637/ 献身の作り方 その1](Making Magic [[2019年]]1月2日 Mark Rosewater著)</ref><ref name="a" />。<br />
**灯争大戦では、これまでの問題を振り返ったうえで問題が無いと判断され、ようやく[[スタンダード]]向け[[カード・セット]]への再録が実現した<ref name="a">[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/waging-war-spark-part-2-2019-04-08 Waging War of the Spark, Part 2]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0032307/ 『灯争大戦』の遂行 その2](Making Magic [[2019年]]4月8日 Mark Rosewater著)</ref><ref>[https://mtg-jp.com/reading/mm/0032990/ 忍耐]([[Making Magic]] 2019年9月2日)</ref>。<br />
<br />
==脚注==<br />
<references /><br />
<br />
==参考==<br />
*{{WHISPER検索/英語オラクル|Proliferate|増殖(Proliferate)}}<br />
*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/proliferate-crazy-nights-2010-10-04 Proliferate Crazy Nights]/[https://magic.wizards.com/ja/articles/archive/making-magic/狂える夜よ増殖せよ-2010-10-04 狂える夜よ増殖せよ](Making Magic [[2010年]]10月4日 Mark Rosewater著)<br />
*[[キーワード処理]]<br />
*[[ルーリング#キーワード処理|ルーリング]]<br />
__NOTOC__<br />
{{#cr:{{キーワード処理のCR番号|増殖}}}}</div>
124.98.96.48
http://mtgwiki.com/wiki/%E3%83%88%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%83%B3
トークン
2019-08-26T08:35:34Z
<p>124.98.96.48: </p>
<hr />
<div>'''トークン'''/''Token''は、何らかの[[効果]]によって[[生成]]される、[[カード]]によって表わされない[[パーマネント]]を表わす[[マーカー]]。<br />
<br />
{{#card:Sprout}}<br />
{{#card:Rapacious Dragon}}<br />
{{#card:Imperial Mask}}<br />
<br />
==概要==<br />
主に[[クリーチャー]]を示すために用いられる。特に、1枚のカードで2つ以上を作り出す例、[[起動型能力]]や[[誘発型能力]]で継続的に生産し続ける例などが多い。<br />
<br />
以前はクリーチャーでないトークンは少数だったが、[[イニストラードを覆う影ブロック]]の[[手掛かり]]・トークン以降、[[アーティファクト]]・トークンもしばしば主要メカニズムとしてデザインされるようになった([[トークン一覧]]を参照)。<br />
<br />
またほかにも、クリーチャーの[[コピー]]・トークンを生成する呪文によって、[[クリーチャー化]]している非クリーチャー・[[パーマネント]]を[[コピー]]することでも実現できる(「クリーチャーであること」は[[コピー可能な値]]ではないため)。<br />
<br />
==ルール==<br />
===[[特性]]===<br />
*トークンは、それを生成した[[効果]]に定義された通りの[[特性]]を持つ。その効果に書かれていない特性に関しては、未定義として扱う。<br />
**基本的にトークンを生成する効果には[[色]]、[[P/T]]、[[ルール文章]]、[[カード・タイプ]]および[[サブタイプ]](たいていは[[クリーチャー・タイプ]])が書き下され指定されている。まれに[[カード名]]が指定されていることもある。[[点数で見たマナ・コスト]]は指定されていないことがほとんどであり、その場合未定義値のルールに従って0として扱う。<br />
**トークンの特性が[[総合ルール]]によって定義されているものがある。その場合、各種特性は書き下されず、「[単語]・トークンを生成する。/''create'' [単語] ''token.''」のように記述され、その単語に対応する定義済みの特性を持ったトークンが生成される。<br />
***「[単語]・トークン」という名称とそのトークンのサブタイプは、現在存在するものについては一致しているが、ルール上は関連付けられていない。<br />
***現在、該当するのは[[宝物]]のみ。<br />
**[[コピー]]・トークンを生成する場合は、コピー元の[[コピー可能な値]]を持つ。<br />
*トークンは、それを生成した効果にカード名が定義されているなら、そのカード名を持つ。コピー・トークンであるなら、コピー元のカード名をコピーする。それらのどちらでもない場合、定義されたサブタイプが[[カード名|名前]]となる。サブタイプを複数持つ場合、それらを繋げた名前となる。<br />
**例えば[[兵士]]・トークンならば、そのトークンの名前は「兵士/Soldier」である。[[エルフ]]・[[戦士]]・トークンならば、そのトークンの名前は「エルフ・戦士/Elf Warrior」である(「エルフ・戦士」というひとつの名前であって、「エルフ」と「戦士」のふたつの名前を持つのではない)。<br />
**トークンのクリーチャー・タイプが後から変化しても、それに伴って名前が変わることはない。逆もまた然りである。また何らかの理由で、トークンのクリーチャー・タイプが変化した状態で戦場に出る場合でも、名前は変化しない。<br />
**このルールにより、トークンとトークンでないカードが同じ名前を持つ場合があり得る。<br />
***意図的に同じ名前にしてあるもの([[Kobolds of Kher Keep]]と[[カー砦/Kher Keep]]のトークンなど)もあるが、意図的ではないものもある。[[裂片]](Splinter)・トークンと[[木っ端みじん/Splinter]]、[[イリュージョン]](Illusion)トークンと[[空想+現実/Illusion+Reality]]、[[カード名とクリーチャー・タイプが同じカード]]など。<br />
<br />
===トークンの[[コントローラー]]・[[オーナー]]===<br />
*トークンの[[コントローラー]]および[[オーナー]]は、そのトークンを[[生成]]したプレイヤーである。<br />
*誰がそのトークンを戦場に出すのか指定がない場合、その[[呪文]]や[[能力]]のコントローラーがトークンを戦場に出す。<br />
**「[[あなた]]は~~する。」という文章の「あなたは」が省略されることはよくある(トークンのみならず、[[引く|ドロー]]呪文や[[キーワード処理]]などにもよく見られる)。<br />
<br />
===トークンの扱い===<br />
*トークンは、[[カード]]ではない。<br />
**[[手札]]や[[墓地]]の枚数を参照する場合、「枚数」とは「カードの枚数」のことであるから、トークンはその数に含まない。また、例えば「カードを1枚選ぶ」といった場合にトークンを選ぶことはできないし、「カード名を指定する」といった場合にトークンの名前を選ぶことは、同じ名前のカードがない限りできない。<br />
**例えば[[発掘]]を持つクリーチャーのコピー・トークンを[[底ざらい/Dredge]]などで[[生け贄に捧げる|生け贄に捧げ]]ても、カードを[[引く]]ときに墓地のトークンが持つ発掘を利用することはできない。発掘が機能するのはカードのみだからである。<br />
*トークンは基本的に[[戦場]]にのみ存在できる。戦場以外の[[領域]]にある場合、[[状況起因処理]]により消滅する([[追放]]するのではないので注意)。<br />
**領域を移動した後に消滅する。そのため移動自体は行われ、また一時的にではあるがその領域に置かれる。よって[[領域変更誘発]]などが[[誘発]]する可能性がある。<br />
**トークンが戦場以外の領域Aに移動した場合、そこからさらに別の領域に移動することはない。そのような[[効果]]があっても、トークンは代わりに領域Aに残る。その後、そのトークンは上記の通り状況起因処理で消滅する({{CR|111.8}})。例えばトークンを[[明滅]]した場合、追放はされるが戦場に[[戻す|戻る]]ことはない。<br />
<br />
===過去のルール===<br />
*[[基本セット2019]]でのルール変更前は、トークンのオーナーは、そのトークンをそのプレイヤーのコントロールで戦場に出したプレイヤーだった。さらに[[基本セット2010]]でのルール変更前は、トークンのオーナーは、そのトークンを生成した[[呪文]]や[[能力]]のコントローラーであった([[ターン起因処理]]など、トークンを生成した効果にコントローラーが存在しない場合は現在と同じ)。<br />
**「[[生成]]」という[[キーワード処理]]は基本セット2019でのルール変更前から規定されていたものの、その時点では「誰が」生成するかということは、生成されるトークンには直接影響していなかった。<br />
**基本セット2010でのルール変更前は、対戦相手にトークンを与えるカードと、自分がオーナーであるパーマネントを参照するカードである[[刻印/Brand]]や[[歪んだ世界/Warp World]]との相性がよかった。ルール変更により、これらのカードの相性は逆に悪くなっている。<br />
*現在のCR111.8に相当するルールの制定以前は、非常に限定的ではあるが「手札にあるトークンが持つ能力を[[起動]]する」という状況も実現可能であった。例えば「自分の[[猿人の指導霊/Simian Spirit Guide]]のコピー・トークンを最初の対象にして[[引き揚げ/Withdraw]]を唱え、指導霊トークンが手札に戻ったあと発生するマナの[[支払う|支払い]]の要求時にその[[マナ能力]]を起動する」というもの。現在は、手札に移動したトークンをさらに追放することはできない。<br />
*[[統率者2017]]発売に伴うルール変更前は、トークンが[[フェイズ・アウト]]の[[位相]]になった場合も、戦場を離れた場合と同様に状況起因処理によって消滅していた。これはかつて「フェイズ・アウト領域」が存在していた名残である。<br />
<br />
==使用に適した物品の一例==<br />
基本的に「トークンである」とわかるならば何を使用しても構わない。後述の[[トークン・カード]]などを持ち歩いておくのが望ましいが、手元にある小物やら筆記用具やらを適当に置いたり、紙切れに[[P/T]]を書き込んだりすることもあるだろう。<br />
<br />
しかし、[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]という[[ゲーム]]の性質上、[[タップ状態]]/[[アンタップ状態]]の[[位相]]が一目でわかり、また簡単に転がったりしない形状のもの――具体的には'''カード状のものを使うのが最も望ましい'''。<br />
<br />
*[[アングルード]]や[[第10版]]以降の各[[ブースターパック]]や一部の[[カードセット一覧#特殊セット|特殊セット]]には[[トークン・カード]]が封入されている。これらの多くは[[色]]や[[P/T]]、[[サブタイプ]]や[[能力]]などが印刷されており、使う側も使われる側もわかりやすい。そのため、近年ではこれらのトークン・カードを使用するプレイヤーも多い。<br />
**アングルードや特殊セットに封入されるトークンは[[裏面]]が通常のマジックのカードと同じデザインであるため、トラブルを避けるためにも[[スリーブ]]の使用が望ましい。ブースターパック封入のトークンは裏面が広告になっているためスリーブなしでも区別がつくが、利便性や耐久性を考えればやはりスリーブを用いるのがベター。<br />
*他の[[トレーディングカードゲーム]]のカードを使うプレイヤーも多い。また、カードを入れていない予備のスリーブを使う例、トランプのカードを使う例なども。<br />
**[[マジック]]のカードに似た裏面であってはならない。同様に、スリーブを使う場合でも自分や対戦相手の[[デッキ]]にあるものと似た裏面であってはならない。違う色のスリーブをトークンとして使用するか、それにカードを入れるのが無難。<br />
**当然ながら、デッキのカードを使ってはいけない。[[墓地]]・[[追放]][[領域]]・[[サイドボード]]などにあるカードを使うとトラブルの原因となる。<br />
*公式ライセンス品のトークン用ミニチュアフィギュアやダイヤル式チップ型トークンも存在する<ref>[[神河物語]]日本語版販促キャンペーン</ref><ref>[https://www.ultrapro.com/product_info.php?products_id=5912&osCsid=0bgk5d5c98jodh2ltacpg6nfl1 Relic Tokens](Ultra Pro)</ref><ref>[https://wizkids.com/magic-the-gathering-creature-forge-overwhelming-swarm/ Creature Forge](WizKids.com)</ref>。これらをトークンとして用いてもかまわないが、タップ/アンタップ状態が分かりづらいものもあるため、事前に伝えておいた方がいいだろう。<br />
*絵心がある人はトークン・カードを自作することもあり、またそういった自作トークンを配布あるいは販売している人もいる。<br />
*上記に挙げたもの以外であっても、何を使用しても構わない。<br />
**[[銀枠]]には変わったトークンを使うよう指示するカードもある([[Mishra's Toy Workshop]]、[[Thopter Pie Network]])。<br />
*当然だが、使用するものは法令や常識の範囲内で判断したい。<br />
**壊れやすいものや大事なものは使わないのが無難。<br />
**自作トークンの作成の際には[[著作権]]その他にくれぐれも注意すること。<br />
***[[マナ・シンボル]]、[[タップ・シンボル]]、[[マジック:ザ・ギャザリング|Magic: the Gathering]]という名称などはそれぞれ[[ウィザーズ・オブ・ザ・コースト]](WotC)の商標であるため、これらを無断で商標(商品名など)に使用すると商標権侵害になる。<br />
***実カードの枠デザインの流用も問題になる。<br />
***マジックオリジナルの単語(例えば[[マイア]]や[[コー]]など)、使用されているフォントもWotCの著作物に当たる。ちなみにフォントは日本国内では保護の対象とされていないが、欧米では著作権で保護されている。<br />
***また[[Wikipedia:ja:意匠権|意匠権(デザイン権)]]の観点からは「上部に[[カード名]]らしき単語、下段に[[ルール文章]]や[[フレイバー・テキスト]]らしき単語や文章、右下に[[P/T]]らしき数字」というデザインもWotCが権利を持つため、類似品作成は権利侵害となる。配置をいくらか入れ替えても(新規性・独創性が認められないため)同様。<br />
***特に問題となるのは販売を行った場合であり、実際に差し止めや回収指示が出された例もある。<br />
**賭博行為を疑われないためにも、小銭など現金の使用は極力避けたい。<br />
**危険物や大きすぎるものなどは論外である。<br />
<br />
==トークンに関する能力を持つカード==<br />
*クリーチャー・トークンのみを強化するカードとして、+1/+1の[[修整]]を与える[[弱者の力線/Leyline of the Meek]]、[[幽霊の将軍/Phantom General]]、[[無形の美徳/Intangible Virtue]]([[警戒]]も付与)、ダメージの軽減を行う[[イマーラ・タンドリス/Emmara Tandris]]、飛行と警戒を付与する[[風案内のエイヴン/Aven Wind Guide]]などがある。<br />
*クリーチャー・トークンのみに関する誘発型能力を持つカードとして[[黄昏の群れ操り/Twilight Drover]]や[[選定の司祭/Anointer Priest]]がある。<br />
*[[平行進化/Parallel Evolution]]、[[贖われし者、ライズ/Rhys the Redeemed]]、[[倍増の季節/Doubling Season]]などのトークン生成を倍増させるカードや、[[居住]]もトークンを強化・支援するカードといえる。<br />
*逆に、トークンを狙い撃ちするカードとしては、クリーチャー・トークンのみを破壊する[[根気強いハンター/Dogged Hunter]]や[[霊気の断絶/AEther Snap]]、弱体化する[[集団疾病/Illness in the Ranks]]や[[悪性の疫病/Virulent Plague]]がある。<br />
*なお、クリーチャー・トークンは比較的容易に準備できることもあり、[[起動型能力]]のコストや[[誘発型能力]]の条件として「トークンでない」ことが要求される場合は多い。<br />
<br />
==その他==<br />
*マジック史上最古のトークン生成カードは[[リミテッド・エディション]]の[[蜂の巣/The Hive]]。<br />
*トークンを生成する[[カード]]は各[[色]]に存在するが、特にクリーチャーの色である[[緑]]が枚数・トークンの種類数ともに最も多い。次点は[[小型クリーチャー]]の[[展開]]が得意な[[白]]。以下、[[ゴブリン]]を擁する[[赤]]、[[ゾンビ]]を擁する[[黒]]、クリーチャーが不得手な[[青]](や[[アーティファクト]])と続く。<br />
*[[苗木]]など、いくつかのクリーチャー・タイプはトークンにしか存在しない。一覧は[[トークンにのみ用いられているクリーチャー・タイプ]]を参照。<br />
*ひとつの[[ブロック (総称)|ブロック]]に登場する同[[色]]・同[[サイズ]]・同[[能力]]のクリーチャー・トークンは、種類(クリーチャー・タイプ)が統一されることが多い。<br />
**逆に、同じクリーチャー・タイプのトークンは、別のブロックに登場したものでも色・サイズ・能力が同じであることが多い。ただしこちらは違うことも少なくない。<br />
*[[フォールン・エンパイア]]、[[オデッセイ・ブロック]]、[[イニストラード・ブロック]]ではトークンがテーマのひとつとなっている。また[[ラヴニカ・ブロック]]および[[ラヴニカへの回帰ブロック]]の[[セレズニア議事会/The Selesnya Conclave]]の特色でもある。[[ファンガス]]や[[エルドラージ]]など、[[種族]]の特色になっている例もある。<br />
*トークンを生成する[[キーワード能力]]に[[生体武器]]、[[無尽]]、[[製造]]、[[不朽]]、[[永遠]]、[[死後]]がある。また、トークンを生成する[[キーワード処理]]に[[居住]]、[[調査]]、[[動員]]がある。<br />
*かつては「プレイヤーに、デッキ以外の道具を用意する手間を強いるのはよろしくない」という考えから、あまりトークンを多用しないようにデザインされていた時期があったが、最近は種類も量も多く使うようになってきている。<br />
**プレイヤー間で自作のトークン・カード作成などの楽しみ方がされていることに加えて、近年ではブースターパックにトークン・カードを収録することで入手も容易になったことから、トークンがプレイヤーへの負担にはならないと判断されたためと思われる。<br />
*[[グランプリ]]や[[プロツアー]]におけるライブ配信を行う試合では、視聽者への配慮として(コピー・トークンなど用意できないものを除き)公式の[[トークン・カード]]しか使用できない場合もある。<br />
*フレイバー的には「クリーチャー・トークンはその世界内の認識ではクリーチャー以外の何者でもないのだが、もしかしたら彼らは召喚された世界との繋がりがやや不安定なのかもしれない。ゆえに彼らは元の場所、上天へと溶けていきやすい。なので、死んだりバウンスされたり何かされた時、より「蒸発した」ように感じるのだ。」と解説されている([https://magic.wizards.com/en/articles/archive/savor-flavor/unsung-heroes-core-set-2011-06-28 Unsung Heroes of the Core Set]/[https://mtg-jp.com/reading/translated/0003973/ 基本セットの歌われぬ英雄たち])。<br />
<br />
==参考==<br />
<references/><br />
*[[トークン一覧]]<br />
*[[カード]]<br />
*[[トークン・カード]]<br />
*[[無限トークン]]<br />
*[[生成]]<br />
*[[ルーリング]]<br />
*[[マーカー]]<br />
<br />
{{#cr:111}}</div>
124.98.96.48
http://mtgwiki.com/wiki/%E6%89%8B%E6%85%A3%E3%82%8C%E3%81%9F%E8%A4%87%E8%A3%BD/Masterful_Replication
手慣れた複製/Masterful Replication
2019-08-22T08:56:11Z
<p>124.98.96.48: </p>
<hr />
<div>{{#card:Masterful Replication}}<br />
<br />
3/3の[[アーティファクト・クリーチャー]]・[[トークン]]を2つ[[生成]]するか自軍を選んだ[[アーティファクト]]の[[コピー]]にするかを[[モード]]で選べる。<br />
<br />
[[リミテッド]]では[[インスタント・タイミング]]で中々の[[サイズ]]のトークンを生み出せることが評価されている。コピー生成に関しては、[[セット]]内におけるアーティファクトがマナ域も[[能力]]もマチマチなので、アーティファクトを大量投入することやそれを盤面に並べることがやや難しいが、既に装備している[[装備品]]を[[巨像の鎚/Colossus Hammer]]にコピーして突如大ダメージを与える[[コンボ]]は強烈。<br />
<br />
==参考==<br />
*[[コピーカード]]<br />
*[[カード個別評価:基本セット2020]] - [[レア]]</div>
124.98.96.48
http://mtgwiki.com/wiki/MTG_Wiki:%E5%89%8A%E9%99%A4%E4%BE%9D%E9%A0%BC
MTG Wiki:削除依頼
2019-08-10T08:44:30Z
<p>124.98.96.48: </p>
<hr />
<div>MTG Wikiでは特定の権限を持った人しかページの削除ができません。<br />
<br />
もし削除の権限を持たない人がページを削除して欲しいと思った場合、書いて依頼して下さい。ただし、削除するかどうか議論の必要がある場合は、そのページのノートで議論をして結論を出してから依頼して下さい。依頼後に議論となった場合、その依頼文は除去して下さい。<br />
<br />
削除の権限を持つ人は、ここで確認した依頼が妥当だと思った場合は、そのページを削除して下さい。議論が必要だと思った場合、もしくは議論が終わっていない場合、「要議論」として依頼を却下しても構いません。<br />
<br />
==依頼中==<br />
#[[Angelic Guardian]]、[[Immortal Phoenix]] - Whisperに日本語訳が登録されたためページ名変更。削除をお願いします。--[[利用者:ブラー|ブラー]] 2019年8月10日 (土) 17:26 (JST)<br />
#*削除の賛否とは関係ない話なのですが、編集履歴を追いたいときに大変なので改名は移動機能を使った方が良かったのでは。--[[特別:投稿記録/124.98.96.48|124.98.96.48]] 2019年8月10日 (土) 17:44 (JST)<br />
<br />
==対処済み==<br />
#[[姜旸谷/Jiang Yanggu]] - 公式サイトの漢字表記からカードのカタカナ表記に変更。リンク修正済み。削除をお願いします。--[[利用者:AE|AE]] 2019年4月19日 (金) 10:31 (JST)<br />
#[[テンプレート:キャラクターを表すカード/サヒーリ]] - フルネームに変更。リンク修正済み。削除をお願いします。--[[利用者:AE|AE]] 2019年4月19日 (金) 10:31 (JST)<br />
#[[テンプレート:サイクル/灯争大戦の永遠神]]、[[テンプレート・トーク:サイクル/灯争大戦の永遠神]] - テンプレートの重複。削除をお願いします。--[[利用者:AE|AE]] 2019年4月26日 (金) 20:31 (JST)<br />
#[[トーク:パシャリク・モンス/Pashalik Mons]] - 同名のカードが登場したためページ名を変更。削除をお願いします。--[[利用者:AE|AE]] 2019年6月2日 (日) 16:06 (JST)<br />
#[[沐燕灵/Mu Yanling]] - 漢字表記からカタカナ表記に変更。リンク修正済み。削除をお願いします。--[[利用者:AE|AE]] 2019年6月3日 (月) 12:42 (JST)<br />
#*ひとまずここまで削除しました。--[[利用者:Sk|Sk]] 2019年7月5日 (金) 06:01 (JST)<br />
#[[スライ/スタンダード/イクサラン・ブロック+ドミナリア+基本セット2019+ラヴニカのギルド期]]、[[スライ/スタンダード/イクサラン・ブロック+ドミナリア+基本セット2019+ラヴニカのギルド+ラヴニカの献身期]]、[[スライ/スタンダード/イクサラン・ブロック+ドミナリア+基本セット2019+ラヴニカのギルド+ラヴニカの献身+灯争大戦期]]、[[ステロイド/スタンダード/イクサラン・ブロック+ドミナリア+基本セット2019+ラヴニカのギルド+ラヴニカの献身期]]、[[ステロイド/スタンダード/イクサラン・ブロック+ドミナリア+基本セット2019+ラヴニカのギルド+ラヴニカの献身+灯争大戦期]]、[[白ウィニー/スタンダード/イクサラン・ブロック+ドミナリア+基本セット2019+ラヴニカのギルド期]]、[[白ウィニー/スタンダード/イクサラン・ブロック+ドミナリア+基本セット2019+ラヴニカのギルド+ラヴニカの献身期]]、[[白ウィニー/スタンダード/イクサラン・ブロック+ドミナリア+基本セット2019+ラヴニカのギルド+ラヴニカの献身+灯争大戦期]] - 議論に基づきページを統合。リンク修正済み。数が多くお手数をおかけしますが、削除をお願いします。--[[利用者:AE|AE]] 2019年6月25日 (火) 16:37 (JST)<br />
#[[リアニメイト/スタンダード/イクサラン・ブロック+ドミナリア+基本セット2019+ラヴニカのギルド+ラヴニカの献身+灯争大戦期]] - 議論に基づきページ名を変更。リンク修正済み。削除をお願いします。--[[利用者:AE|AE]] 2019年6月25日 (火) 16:37 (JST)<br />
#[[翼と爪/Wing and Clow]] - ページ名誤り。リンク修正を確認済み。削除をお願いします。--[[利用者:AE|AE]] 2019年7月5日 (金) 00:47 (JST)<br />
#[[炎の憤怒、チャンドラ/Chandra, Flame’s Fury]] - ページ名誤り。削除をお願いします。--[[利用者:ブラー|ブラー]] 2019年7月5日 (金) 21:13 (JST)<br />
#*ここまで削除しました。遅くなりまして申し訳ないです。--[[利用者:Sk|Sk]] 2019年7月11日 (木) 21:03 (JST)</div>
124.98.96.48
http://mtgwiki.com/wiki/%E3%83%89%E3%83%AC%E3%83%83%E3%82%B8%E3%83%BB%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%B3
ドレッジ・ヴァイン
2019-08-08T07:20:46Z
<p>124.98.96.48: </p>
<hr />
<div>'''ドレッジ・ヴァイン'''(''Dredge Vine'')は、[[復讐蔦/Vengevine]]を主力にした[[リアニメイト]]系[[コンボ]]・[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウンデッキ]]。<br />
<br />
==概要==<br />
{{#card:Vengevine}}<br />
[[ライブラリー]]や[[手札]]から[[復讐蔦/Vengevine]]を[[墓地に置く|墓地に落とし]]、復讐蔦の[[能力]]を[[誘発]]させて[[戦場]]に[[戻す|戻し]]て高速でビートダウンする。<br />
<br />
スピードが速く、[[除去]]にも立て直しがしやすいが、[[墓地]]依存の[[デッキ]]のため[[墓地対策]]には脆い。<br />
<br />
==スタンダード==<br />
{{#card: Hedron Crab}}<br />
{{#card: Extractor Demon}}<br />
{{#card: Renegade Doppelganger}}<br />
[[ルーター]]や[[獣相のシャーマン/Fauna Shaman]]、または[[フェッチランド]]+[[面晶体のカニ/Hedron Crab]]を利用して[[復讐蔦/Vengevine]]や[[絞り取る悪魔/Extractor Demon]]を[[墓地に置く|墓地に落とす]]。それらを[[戦場]]に[[戻す|戻し]]、[[背教のドッペルゲンガー/Renegade Doppelganger]]の[[コピー]]もあわせて[[対戦相手]]の[[ライフ]]を[[削る|削り]]きる。<br />
<br />
[[アメリカ選手権10]]で[[Channel Fireball]]の面々が持ち込み、[[David Ochoa]]・[[Brad Nelson]]の2名をベスト8に送り込んだ。<br />
<br />
*能動的に[[ライブラリー]]を墓地に送り自己再生能力を持つ[[クリーチャー]]で攻め立てる動きが[[フリゴリッド]]や[[ナルコブリッジ]]などの[[発掘 (デッキ)|発掘デッキ]]を思わせることから、[[発掘|発掘/Dredge]]の名が付けられている。[[スタンダード]]だとわかる文脈では単に「ドレッジ」「発掘」と呼ばれることも。<br />
<br />
===サンプルリスト===<br />
*備考<br />
**[[アメリカ選手権10]] ベスト4 ([http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/usnat10/welcome 参考])<br />
**使用者:[[David Ochoa]]<br />
*[[フォーマット]]<br />
**[[スタンダード]]([[基本セット2010]]+[[基本セット2011]]+[[アラーラの断片ブロック]]+[[ゼンディカー・ブロック]])<br />
<br />
{{#MagicFactory:df303320}}<br />
*[[WotC]]のビデオカバレージ[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/usnat10/day2#11 Video Feature: Deck Tech Dredge-uh-Vine with David Ochoa]も参照のこと。<br />
*[[挿す|1枚挿し]]の[[セドラクシスの錬金術師/Sedraxis Alchemist]]はユーティリティ[[カード]]。相手の[[パーマネント]]を[[バウンス]]して[[テンポ・アドバンテージ]]を稼げる他、自身を[[手札]]に戻すことで[[復讐蔦/Vengevine]]の[[能力]]を[[誘発]]させるのにも役立つ。<br />
<br />
==モダン==<br />
スタンダードの延長線のようなタイプのほか、[[黄泉からの橋/Bridge from Below]]を採用した[[黒赤]]の'''ブリッジ・ヴァイン''' (''Bridge Vine'') と呼ばれるタイプが存在する。<br />
<br />
{{#card: Bridge from Below}}<br />
{{#card: Insolent Neonate}}<br />
<br />
[[傲慢な新生子/Insolent Neonate]]や[[信仰無き物あさり/Faithless Looting]]で序盤から復讐蔦や黄泉からの橋を墓地に落とし、それらの能力をすばやく誘発させ高速で殴り勝つ。[[歩行バリスタ/Walking Ballista]]などの0マナで唱えると即墓地に置かれるクリーチャーは復讐蔦と黄泉からの橋のどちらとも相性が良い。<br />
<br />
[[基本セット2019]]で[[縫い師への供給者/Stitcher's Supplier]]が加わり強化され、環境に登場するようになり、[[マジック25周年記念プロツアー]]では6番人気となり<ref>[https://magic.wizards.com/en/events/coverage/pt25a/modern-metagame-breakdown-2018-08-03 Modern Metagame Breakdown]/[https://mtg-jp.com/coverage/pt25a/article/0030888/ メタゲームブレイクダウン:モダン]</ref>、デッキテクにも取り上げられた<ref>[https://magic.wizards.com/en/events/coverage/pt25a/modern-deck-tech-black-red-bridgevine-2018-08-04 Modern Deck Tech: Black-Red Bridgevine]/[https://mtg-jp.com/coverage/pt25a/article/0030918/ モダン・デッキテク:黒赤ブリッジ・ヴァイン]</ref>。<br />
<br />
{{#card: Hogaak, Arisen Necropolis}}<br />
{{#card: Altar of Dementia}}<br />
<br />
[[モダンホライゾン]]では[[甦る死滅都市、ホガーク/Hogaak, Arisen Necropolis]]や[[狂気の祭壇/Altar of Dementia]]、[[屍肉喰らい/Carrion Feeder]]を獲得して大幅に強化され、'''ホガーク・ヴァイン''' (''Hogaak Bridgevine'') とも呼ばれる。強化されすぎたためMO上で驚異的な勝率を叩き出した結果、キーカードの黄泉からの橋が[[禁止カード]]に指定された。<br />
<br />
橋の禁止により勢力は落としたものの以降も依然としてトップメタとして君臨している。この時期は単に'''ホガーク''' (''Hogaak'') と呼ばれるが、引き続きホガーク・ヴァインと呼ばれることも多い。また派生として[[発掘]]能力を採用した'''ホガーク・ドレッジ''' (''Hogaak Dredge'') というデッキも登場している。特にホガークは橋禁止後の[[ミシックチャンピオンシップバルセロナ19]]では20パーセントを超す使用率となり<ref>[https://magic.wizards.com/en/events/coverage/2019MC4/mythic-championship-iv-day-1-metagame-breakdown-2019-07-26 Mythic Championship IV Day 1 Metagame Breakdown]/[https://mtg-jp.com/coverage/2019MC4/article/0032734/ 2019ミシックチャンピオンシップⅣ(バルセロナ) 初日メタゲームブレイクダウン]</ref>、トップメタのデッキの中では最高の勝率を叩き出した<ref>[https://magic.wizards.com/en/events/coverage/2019MC4/modern-win-rates-and-spiciest-decks-mc-iv-2019-07-28 The Modern Win Rates and Spiciest Decks at MC IV]/[https://mtg-jp.com/coverage/2019MC4/article/0032795/ 2019ミシックチャンピオンシップⅣ(バルセロナ) モダン部門アーキタイプ勝率一覧と注目のデッキ]</ref>。<br />
<br />
===サンプルリスト===<br />
====ドレッジ・ヴァイン====<br />
=====初期型=====<br />
*備考<br />
**[[プロツアー「ラヴニカへの回帰」]] 26位、モダン部門7-3 ([http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/ptrtr12/welcome 参考])<br />
**使用者:[[Brandon Nelson]]<br />
*[[フォーマット]]<br />
**[[モダン]](~[[ラヴニカへの回帰]])<br />
<br />
{{#magicfactory:df311541}}<br />
*[[墓地]]に複数体の[[クリーチャー]]がいることが多いため、[[スカーブの殲滅者/Skaab Ruinator]]が採用されることも。また[[爆破基地/Blasting Station]]を採用することで、[[戦闘ダメージ]]以外の勝利も狙ったタイプも見られる。<br />
<br />
=====ゴルガリの墓トロール解禁後=====<br />
*備考<br />
**Modern Daily #8245587 on 05/06/2015 4-0 ([http://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/modern-daily-2015-05-07 参考])<br />
**使用者:LEGION273<br />
*[[フォーマット]]<br />
**[[モダン]](~[[タルキール龍紀伝]])<br />
<br />
{{#magicfactory:df313008}}<br />
*[[ゴルガリの墓トロール/Golgari Grave-Troll]]解禁後のレシピ。<br />
<br />
====ブリッジ・ヴァイン====<br />
* 備考<br />
** [[グランプリ香港18]] 準優勝([https://magic.wizards.com/en/events/coverage/gphk18 参考])<br />
** 使用者:[[宇都宮巧]]<br />
* [[フォーマット]]<br />
** [[モダン]](〜[[基本セット2019]])<br />
<br />
{{#MagicFactory: df318955}}<br />
* [[緑]]マナが出る土地を採用し、[[復讐蔦/Vengevine]]の素出しの可能性を残している。<br />
<br />
====ホガーク・ヴァイン====<br />
=====初期型=====<br />
* 備考<br />
** [[グランプリダラスフォートワース19]] 準優勝([http://coverage.channelfireball.com/event/22 参考])<br />
** 使用者:[[Paul Cullier]]<br />
* [[フォーマット]]<br />
** [[モダン]](〜[[モダンホライゾン]])<br />
<br />
{{#MagicFactory: df319266}}<br />
* [[白]]をタッチし[[サイドボード]]に[[薄れ馬/Wispmare]]などを採用している。<br />
<br />
=====禁止カード指定後=====<br />
*備考<br />
**[[ミシックチャンピオンシップバルセロナ19]] ベスト8([https://mtg-jp.com/coverage/2019MC4/ 参考])<br />
**使用者:[[Martin Müller]]<br />
*[[フォーマット]]<br />
**[[モダン]](〜[[基本セット2020]])<br />
<br />
{{#MagicFactory: df319306}}<br />
*[[黄泉からの橋/Bridge from Below]]禁止後のリスト。<br />
*[[メインデッキ]]から採用された[[虚空の力線/Leyline of the Void]]から、この大会でどれほどこのデッキが対策されていたかが伺い知れる。<br />
<br />
==出典==<br />
<references/><br />
<br />
==参考==<br />
*[[デッキ集]]<br />
<br />
{{DEFAULTSORT:とれつしうあいん}}<br />
<br />
[[Category:黒赤デッキ]]<br />
[[Category:黒赤緑デッキ]]<br />
[[Category:緑青黒デッキ]]<br />
[[Category:ビートダウンデッキ]]<br />
[[Category:コンボデッキ]]<br />
[[Category:黒赤ビートダウンデッキ]]<br />
[[Category:黒赤緑ビートダウンデッキ]]<br />
[[Category:緑青黒ビートダウンデッキ]]<br />
[[Category:黒赤コンボデッキ]]<br />
[[Category:黒赤緑コンボデッキ]]<br />
[[Category:緑青黒コンボデッキ]]<br />
[[Category:アラーラの断片ブロックを含むスタンダードデッキ]]<br />
[[Category:ゼンディカー・ブロックを含むスタンダードデッキ]]<br />
[[Category:モダンデッキ]]</div>
124.98.96.48
http://mtgwiki.com/wiki/%E3%83%88%E3%83%BC%E3%82%AF:%E3%83%91%E3%82%A6%E3%83%91%E3%83%BC%E3%81%AE%E5%A4%89%E9%81%B7
トーク:パウパーの変遷
2019-08-01T07:10:04Z
<p>124.98.96.48: </p>
<hr />
<div>:ページ製作お疲れ様でした。自分が見た感じでは後述の1点以外概ね問題ないと思いましたが、ほかの方の意見を聞いてみないことにはなんとも・・・。<br />
:しばらくたっても他の利用者からの異論が出なければ問題ないと思います。<br />
<br />
:あとは1点だけ。「Pauperの主なデッキ」のリンク先が一般的な記述のみでPauperに対応していないものが多いので、これは一刻も早く利用者で手分けして記事を書き足しておくべきでしょう。--[[利用者:Kamereon|Kamereon]] 2011年3月18日 (金) 00:18 (JST)<br />
<br />
==アーキタイプの変遷について==<br />
しばらく編集が行われていなかったせいで怪しい情報が多くなってしまっており、その取捨選別を行うべきかと考えます。<br />
特に「主なデッキ」および「使用可能カードセット」についてですが、後者は導入日を調べて書き込めばいいのですが、前者に関してはブリンクやトイソルジャー、ペストのように現時点で有力なアーキタイプとして残っているのか?という疑問符がつくデッキタイプが多いので、誤解が無いように整理していきたいと考えております。<br />
<br />
ここで有力なアーキタイプとして成立する条件を考えていきたいのですが、個人的には「daily events」に成績上位として載っているデッキを中心にして、上位リストに一定期間載らないデッキから削除していくようにするのがいいと思うのですが、その一定期間をどのくらいにするかが問題だと思われます。ですので、その点も含めて他の方のご意見をうかがいたいと思います。--[[利用者:Kamereon|Kamereon]] 2011年9月21日 (水) 02:11 (JST)<br />
<br />
==デッキ名の付け方について==<br />
<br />
:このページの作成にあたって代表的なデッキを追加する際に、その名称は、色+一般的なアーキタイプ名(白単ウィニーや青赤コントロールなど)、部族名やメカニズム名(エルフやマッドネスなど)、同じコンセプトの既存のデッキ名(ブリンクやペストなど)、この3つから使用しました。<br />
:しかし唯一そのテンプレートから外れているのが[[神秘の指導/Mystical Teachings|神秘の指導]]コントロールで、これはPauper独自のデッキであるため上の3つに当てはまる名称がありません。海外では「Teachings」「Teachings Control」などと呼ばれており、日本でもあるPauperの考察サイトでは「ティーチング」と訳しているものの、日本語表記でそれと公式に表記されたことが無いもので、「神秘の指導コントロール」と表記しました。この「Teachings」をWikiではどう呼びましょうか。英語表記のまま「Teachings」「Teachings Control」、音声で和訳して「ティーチング」「ティーチングコントロール」、示しているカード名を使って「神秘の指導」「神秘の指導コントロール」、あるいはそれ以外。<br />
:今回限りの話ではなくこれからの指針として、デッキの名称をどのように付けていくのかを話し合っておきたいです。他のフォーマットと違い、公式から日本語でPauperのデッキが紹介されることはこれからも期待できませんので、海外でしか紹介されないデッキを独自に和訳して、あるいは独自に名付けて記述していくことになります。細かいようですが、最初にこの方針をある程度決めておかないと、個人個人が勝手に名付けることになり、後からデッキ名について悶着が起こるかもしれません。<br />
:というか本音を言えば既に、Kamereonさんの作成してくれた[[白青黒ストーム]]は、海外で呼ばれている「Frantic Storm」を基準に考え直した方が良いのではないかと考えています。(ただし、公式では「Pauper Storm」としか紹介されていません。)<br />
:デッキ名の付け方についてご意見ください。<br />
<br />
:なお、無惨な収穫と熟考漂いの組み合わせを取り入れたデッキはありますが、[[無残な収穫/Grim Harvest|グリム]][[熟考漂い/Mulldrifter|ドリフター]]という名称は、少なくとも日本では使われていませんし、海外でも私は見つけることができませんでした。どこで使われていますか?--[[利用者:あsd|あsd]] 2011年3月19日 (土) 07:19 (JST)<br />
<br />
::デッキ名称についての指針ですが、ここから先は個人的な意見となりますが、Magicというゲームの本拠地が英語圏にある以上英語圏での呼称が向こうで一般的なものとして認識されているのであれば、それを基準に考えるのが妥当ではないだろうかと自分は考えます。独自に名づけるというのも一つの手ではありますが、英語圏の呼称をそのまま流用したほうが簡単だし、いざとなれば発信元を検索・特定しやすいため、第3者による記事の検証作業が楽に行えるという点からもいいのではと考えます。すなわち、神秘の指導コントロールについては、「Teaching」と公式で呼ばれているのであればそれに準ずるに1票です。<br />
<br />
::また、白青黒ストームについてですが、これは製作時点で自分がデッキ名を知らなかったこと、Pauperのリンクに白青黒ストームが未製作の状態でリンクだけあったため、そこにそのままページを作ったことが原因ですので、その点については考えてもいいと思います。<br />
::ただし、公式での呼称がPauper Stormであるのであれば、「白青黒ストーム」のままでもデッキ名テンプレートからは外れていないため、そのままにしておくほうがいいかもしれません。<br />
<br />
::グリムドリフターの件ですが、これは自分もこの名前を付けられているという明確な証拠を見つけることはできませんでした。そもそも親和などに比べると絶対数が少ないため、最近このデッキを見かけないのですが、削除とまではいかないでもちょっと考えたほうがいいかもしれません。--[[利用者:Kamereon|Kamereon]] 2011年3月22日 (火) 20:53 (JST)<br />
<br />
:::公式記事でのデッキ名をそのまま採用することについて少し考え直しています。<br />
:::というのは、公式記事でPauperのデッキが紹介されること自体が少なく、「Pauper前提でデッキを紹介する」ではなく「珍しくPauperデッキを紹介する」というスタンスのため、紹介される際には多くのデッキ名が「Pauper ○○」になっているからです。例えばDaily Deck Listでは緑赤t白のマッドネス系アグロデッキが「Pauper Aggro[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/deck/424]」の名前で紹介されていますが、このデッキをマッドネスの部分を無視して「緑赤アグロ」と表記するのには疑問を感じます。<br />
:::自分から公式のことを言っておいて申し訳ないですが、このような理由から、デッキ名の付け方の方針として上に挙げた3種類に公式記事を足しただけでは不十分で、公式に拘らずに非公式のデッキ名でも採用していく必要があると考えています。<br />
<br />
:::自分は現在、<br />
:::*部族名やメカニズム名<br />
:::*同じコンセプトの既存のデッキ名<br />
:::*公式記事で紹介されたデッキ名(デッキ構成を表しているもののみ)<br />
:::*公式以外(主に海外)で最も広く使用されているデッキ名(デッキ構成を表しているもののみ)<br />
:::*色+一般的なアーキタイプ名<br />
:::この5種類を上から優先して採用していくのが良いのではないかと考えています。色+一般的なアーキタイプ名は全てのデッキに当てはまってしまうので最後になります。<br />
:::翻訳方針については、[[デッキ集]]を眺めていると、神河ブロックや語呂の良いものなど一部を除いてほとんどのデッキが音声で和訳されているので、主に音声で和訳していくのが丸いのではないかと考えています。<br />
:::いかがでしょうか、ご意見ください。<br />
<br />
<br />
:::また、白青黒ストームのデッキ名について、もう少し細かく調べてみました。<br />
:::公式サイトの掲示板では「[[大あわての捜索/Frantic Search|Frantic Search]]」が検索に引っかかりますが、書いている人間も公式の人間ではなく数も少ない上、その他の場所でこう呼ばれているのは見当たらなかったので、これを一般的な呼称として参考にするのは正しく無さそうです。統計などを取ったわけではありませんが、一般サイトでは「[[大あわての捜索/Frantic Search|Frantic]] Storm」が最も多く、次いで「[[陽景学院の使い魔/Sunscape Familiar|Familiar]] Storm」が多いようです。その他はごく少数ですが「[[断絶/Snap|Snap]]」「[[時間の亀裂/Temporal Fissure|Fissure]] [[断絶/Snap|snap]]」「[[時間の亀裂/Temporal Fissure|Temporal Fissure]]」「[[ソリダリティ|Solidarity]]」「[[ぐるぐるデザイア|Twiddle Combo]]」「[[MoMa|Tolarian]]」なども確認できました。日本の一部では「[[フリースペル]]ストーム」と呼ばれています。また、これらの頭に「[[エスパー|Esper]]」「[[白青黒|Uwb]]」などの色を示す言葉が入ることもあり、単に「[[エスパー|Esper]] Storm」などと呼ばれていることも稀にありました。(ただし「白青黒」の並び順のものは見当たらず「エスパー」か「青白黒」のどちらかでした。この点に関しては確実に直す必要がありそうです。)<br />
:::結論としては、公式で使われている名前は無く、一般では「Frantic Storm」が最も広く使われているものの定着まではしていない、といったところです。<br />
<br />
:::グリムドリフターについては、そう呼ばれているソースが見つかるまでコメントアウトしておきます。知っている方がいましたらお願いします。--[[利用者:あsd|あsd]] 2011年3月23日 (水) 01:12 (JST)<br />
<br />
::::公式じゃないとダメという編集者もいらっしゃるので恐縮なのですが、Pauperを扱う海外サイトにGrimdrifterに関する記事[http://pdcmagic.com/articles/grimdrifter-building-the-deck.shtml *1]やスレッド[http://forums.pdcmagic.com/viewtopic.php?t=174&postdays=0&postorder=asc&start=0 *2]がありますよ。--[[利用者:Gotcha!|Gotcha!]] 2011年3月23日 (水) 19:31 (JST)<br />
<br />
:::::遅レス失礼。Pauperを扱う海外サイトですが、たしかにGotcha!さんの仰るサイトは有用そうですね。公式かどうかの判断ですが、公式しかダメとしてしまうと本当にロクなものが書けないため、いちいち面倒でも議論して「載せても問題ない」となればいいのではないでしょうか。<br />
:::::Grimdrifterに関してはそのままページを作っても問題ないのではないでしょうか。ただし、デッキレシピを載せる場合は上記のホームページよかWizardsのホームページからレシピを探したほうがいいかもしれないです。--[[利用者:Kamereon|Kamereon]] 2011年4月5日 (火) 21:11 (JST)<br />
<br />
== アーキタイプの編集について ==<br />
<br />
長らくアーキタイプの編集が行われておらず、現在のメタゲームとの食い違いがかなりあるので暇を見つけて修正していきたいと思います。<br />
<br />
すでに私の独断でいくつかのデッキタイプを削除・編集するとともにリンク先にデッキリストなどをアップしております。<br />
あくまで独断ですので、「こうした方がいい」という方は編集に加わっていただければと思います。<br />
<br />
また、どのデッキタイプまで掲載するかの線引きについていったん議論する必要があると思うのですが、ご意見をいただけたらと思います。<br />
私としては「現在、Magic OnlineのDaily Eventである程度実績を残し、アーキタイプとして確立されているデッキ」を主要なデッキタイプに載せておくべきと思っております。<br />
<br />
また、これは別件ですが昔の議論はもう結論が出たことなので異論がなければ消去しようと思うのですがいかがでしょうか。<br />
<br />
:このページのこれまでの議論を削除するということでしょうか?それはお止めください。もし、いちいちページの下までめくらなければならず面倒だと感じておられるなら、新しい節を最上部に作れば大丈夫かと思います。--[[利用者:八汰烏|八汰烏]] 2013年1月17日 (木) 23:22 (JST)<br />
<br />
== 節分けなどについて ==<br />
Pauperはそれほど詳しくないのですけど、公式フォーマットになって使えるカードの定義が変化したようですので、基本セット2020追加以降は節を別にした方が良いのではないでしょうか。また、この記事やPauperの記事名は「Pauper」から「パウパー」に置き換えた方が良いのではないでしょうか。--[[特別:投稿記録/124.98.96.48|124.98.96.48]] 2019年8月1日 (木) 16:10 (JST)</div>
124.98.96.48
http://mtgwiki.com/wiki/%E9%BC%93%E8%88%9E%E3%81%99%E3%82%8B%E6%8C%87%E5%B0%8E%E8%80%85%E3%80%81%E3%82%A2%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%8B/Ajani,_Inspiring_Leader
鼓舞する指導者、アジャニ/Ajani, Inspiring Leader
2019-07-27T04:14:55Z
<p>124.98.96.48: </p>
<hr />
<div>{{Otheruses|[[カード]]|同名の[[プレインズウォーカーデッキ]]|鼓舞する指導者、アジャニ/Ajani, Inspiring Leader (プレインズウォーカーデッキ)}}<br />
{{#card:Ajani, Inspiring Leader}}<br />
<br />
[[基本セット2020]]の[[プレインズウォーカーデッキ]]収録の[[アジャニ]]。<br />
<br />
;+2能力<br />
:[[ライフ]]獲得と[[+1/+1カウンター]]による[[クリーチャー]]強化。<br />
:[[重い]]このカードを使っていくにあたってライフ回復は嬉しく、[[象]]クラスが[[フィニッシャー]]とも渡り合えるようになる恒久的な+2/+2修正も強力。<br />
<br />
;-3能力<br />
:[[コントローラー]]にライフを与えつつの[[追放]][[除去]]。<br />
:[[戦場]]の脅威を取り除けるのならばライフ2点はさして関係がなく、自分のクリーチャーに使って回復する選択肢にもなる。<br />
:プレインズウォーカーデッキのPWとしては汎用的に強力な能力であり、「6[[マナ]]で出現して1体追放」という行動は[[スタンダード]][[構築]]レベルでも極端に力不足なほどではない。相手の[[ファッティ]]をどかせば後は+2/+2修正をかけた味方で戦場を蹂躙しよう。<br />
<br />
;-10能力<br />
:[[ターン]]終了時まで、自軍に[[能力]]2種を付与する。<br />
:+1/+1カウンターが多く乗った[[飛行]]と[[二段攻撃]]を持つ軍団が殴り掛かればゲームエンド級だが、そもそもこの能力を起動できるときに戦場にクリーチャーを展開できているシチュエーションはほぼなく、自身の追放除去をこまめに打ちながら毎ターン[[クロック]]していくだけで大抵ゲームは終わっている。使用する戦況の現実味に乏しい。<br />
<br />
汎用的な-3能力を持ち、+2能力も重いこのカードが出たタイミングの押されている戦況を保たせる方向性で、プレインズウォーカーデッキ収録のPWとしては全体的に[[カードパワー]]が高め。プレインズウォーカーデッキ同士で遊ぶ場合、[[サーチ]]役がこれまた+2能力と相性のよい飛行持ちであることも含めてかなり優位に戦いやすい。<br />
<br />
==関連カード==<br />
*[[黄金のたてがみのグリフィン/Goldmane Griffin]] - [[ライブラリー]]か[[墓地]]からこのカードを[[サーチ]]できる。<br />
{{キャラクターを表すカード/アジャニ}}<br />
<br />
===サイクル===<br />
{{サイクル/基本セット2020のプレインズウォーカーデッキのプレインズウォーカー}}<br />
<br />
==ストーリー==<br />
詳細は[[アジャニ/Ajani]]を参照。<br />
<br />
==参考==<br />
*[[カード個別評価:基本セット2020]] - [[神話レア]]([[プレインズウォーカーデッキ]])<br />
__NOTOC__</div>
124.98.96.48
http://mtgwiki.com/wiki/%E3%83%89%E3%83%AC%E3%83%83%E3%82%B8%E3%83%BB%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%B3
ドレッジ・ヴァイン
2019-07-23T23:47:30Z
<p>124.98.96.48: /* モダン */</p>
<hr />
<div>'''ドレッジ・ヴァイン'''(''Dredge Vine'')は、[[復讐蔦/Vengevine]]を主力にした[[リアニメイト]]系[[コンボ]]・[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウンデッキ]]。<br />
<br />
==概要==<br />
{{#card:Vengevine}}<br />
[[ライブラリー]]や[[手札]]から[[復讐蔦/Vengevine]]を[[墓地に置く|墓地に落とし]]、復讐蔦の[[能力]]を[[誘発]]させて[[戦場]]に[[戻す|戻し]]て高速でビートダウンする。<br />
<br />
スピードが速く、[[除去]]にも立て直しがしやすいが、[[墓地]]依存の[[デッキ]]のため[[墓地対策]]には脆い。<br />
<br />
==スタンダード==<br />
{{#card: Hedron Crab}}<br />
{{#card: Extractor Demon}}<br />
{{#card: Renegade Doppelganger}}<br />
[[ルーター]]や[[獣相のシャーマン/Fauna Shaman]]、または[[フェッチランド]]+[[面晶体のカニ/Hedron Crab]]を利用して[[復讐蔦/Vengevine]]や[[絞り取る悪魔/Extractor Demon]]を[[墓地に置く|墓地に落とす]]。それらを[[戦場]]に[[戻す|戻し]]、[[背教のドッペルゲンガー/Renegade Doppelganger]]の[[コピー]]もあわせて[[対戦相手]]の[[ライフ]]を[[削る|削り]]きる。<br />
<br />
[[アメリカ選手権10]]で[[Channel Fireball]]の面々が持ち込み、[[David Ochoa]]・[[Brad Nelson]]の2名をベスト8に送り込んだ。<br />
<br />
*能動的に[[ライブラリー]]を墓地に送り自己再生能力を持つ[[クリーチャー]]で攻め立てる動きが[[フリゴリッド]]や[[ナルコブリッジ]]などの[[発掘 (デッキ)|発掘デッキ]]を思わせることから、[[発掘|発掘/Dredge]]の名が付けられている。[[スタンダード]]だとわかる文脈では単に「ドレッジ」「発掘」と呼ばれることも。<br />
<br />
===サンプルリスト===<br />
*備考<br />
**[[アメリカ選手権10]] ベスト4 ([http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/usnat10/welcome 参考])<br />
**使用者:[[David Ochoa]]<br />
*[[フォーマット]]<br />
**[[スタンダード]]([[基本セット2010]]+[[基本セット2011]]+[[アラーラの断片ブロック]]+[[ゼンディカー・ブロック]])<br />
<br />
{{#MagicFactory:df303320}}<br />
*[[WotC]]のビデオカバレージ[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/usnat10/day2#11 Video Feature: Deck Tech Dredge-uh-Vine with David Ochoa]も参照のこと。<br />
*[[挿す|1枚挿し]]の[[セドラクシスの錬金術師/Sedraxis Alchemist]]はユーティリティ[[カード]]。相手の[[パーマネント]]を[[バウンス]]して[[テンポ・アドバンテージ]]を稼げる他、自身を[[手札]]に戻すことで[[復讐蔦/Vengevine]]の[[能力]]を[[誘発]]させるのにも役立つ。<br />
<br />
==モダン==<br />
スタンダードの延長線のようなタイプのほか、[[黄泉からの橋/Bridge from Below]]を採用した[[黒赤]]の'''ブリッジ・ヴァイン''' (''Bridge Vine'') と呼ばれるタイプが存在する。<br />
<br />
{{#card: Bridge from Below}}<br />
{{#card: Insolent Neonate}}<br />
<br />
[[傲慢な新生子/Insolent Neonate]]や[[信仰無き物あさり/Faithless Looting]]で序盤から復讐蔦や黄泉からの橋を墓地に落とし、それらの能力をすばやく誘発させ高速で殴り勝つ。[[歩行バリスタ/Walking Ballista]]などの0マナで唱えると即墓地に置かれるクリーチャーは復讐蔦と黄泉からの橋のどちらとも相性が良い。<br />
<br />
[[基本セット2019]]で[[縫い師への供給者/Stitcher's Supplier]]が加わり強化され、環境に登場するようになり、[[マジック25周年記念プロツアー]]では6番人気となり<ref>[https://magic.wizards.com/en/events/coverage/pt25a/modern-metagame-breakdown-2018-08-03 Modern Metagame Breakdown]/[https://mtg-jp.com/coverage/pt25a/article/0030888/ メタゲームブレイクダウン:モダン]</ref>、デッキテクにも取り上げられた<ref>[https://magic.wizards.com/en/events/coverage/pt25a/modern-deck-tech-black-red-bridgevine-2018-08-04 Modern Deck Tech: Black-Red Bridgevine]/[https://mtg-jp.com/coverage/pt25a/article/0030918/ モダン・デッキテク:黒赤ブリッジ・ヴァイン]</ref>。<br />
<br />
{{#card: Hogaak, Arisen Necropolis}}<br />
{{#card: Altar of Dementia}}<br />
<br />
[[モダンホライゾン]]では[[甦る死滅都市、ホガーク/Hogaak, Arisen Necropolis]]や[[狂気の祭壇/Altar of Dementia]]、[[屍肉喰らい/Carrion Feeder]]を獲得して大幅に強化され、'''ホガーク・ヴァイン''' (''Hogaak Bridgevine'') とも呼ばれる。強化されすぎたためMO上で驚異的な勝率を叩き出した結果、キーカードの黄泉からの橋が[[禁止カード]]に指定された。これにより勢力は落としたものの、以降も引き続きある程度の結果を残している。<br />
<br />
===サンプルリスト===<br />
====ドレッジ・ヴァイン====<br />
=====初期型=====<br />
*備考<br />
**[[プロツアー「ラヴニカへの回帰」]] 26位、モダン部門7-3 ([http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/ptrtr12/welcome 参考])<br />
**使用者:[[Brandon Nelson]]<br />
*[[フォーマット]]<br />
**[[モダン]](~[[ラヴニカへの回帰]])<br />
<br />
{{#magicfactory:df311541}}<br />
*[[墓地]]に複数体の[[クリーチャー]]がいることが多いため、[[スカーブの殲滅者/Skaab Ruinator]]が採用されることも。また[[爆破基地/Blasting Station]]を採用することで、[[戦闘ダメージ]]以外の勝利も狙ったタイプも見られる。<br />
<br />
=====ゴルガリの墓トロール解禁後=====<br />
*備考<br />
**Modern Daily #8245587 on 05/06/2015 4-0 ([http://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/modern-daily-2015-05-07 参考])<br />
**使用者:LEGION273<br />
*[[フォーマット]]<br />
**[[モダン]](~[[タルキール龍紀伝]])<br />
<br />
{{#magicfactory:df313008}}<br />
*[[ゴルガリの墓トロール/Golgari Grave-Troll]]解禁後のレシピ。<br />
<br />
====ブリッジ・ヴァイン====<br />
* 備考<br />
** [[グランプリ香港18]] 準優勝([https://magic.wizards.com/en/events/coverage/gphk18 参考])<br />
** 使用者:[[宇都宮巧]]<br />
* [[フォーマット]]<br />
** [[モダン]](〜[[基本セット2019]])<br />
<br />
{{#MagicFactory: df318955}}<br />
* [[緑]]マナが出る土地を採用し、[[復讐蔦/Vengevine]]の素出しの可能性を残している。<br />
<br />
====ホガーク・ヴァイン====<br />
=====初期型=====<br />
* 備考<br />
** [[グランプリダラスフォートワース19]] 準優勝([http://coverage.channelfireball.com/event/22 参考])<br />
** 使用者:[[Paul Cullier]]<br />
* [[フォーマット]]<br />
** [[モダン]](〜[[モダンホライゾン]])<br />
<br />
{{#MagicFactory: df319266}}<br />
* [[白]]をタッチし[[サイドボード]]に[[薄れ馬/Wispmare]]などを採用している。<br />
<br />
=====禁止カード指定後=====<br />
* 備考<br />
** Modern Challenge #11923429 on 07/20/2019 優勝([https://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/modern-challenge-2019-07-21 参考])<br />
** 使用者:kanister([[Piotr Głogowski]])<br />
* [[フォーマット]]<br />
** [[モダン]](〜[[モダンホライゾン]])<br />
<br />
{{#MagicFactory: df319300}}<br />
*[[黄泉からの橋/Bridge from Below]]禁止後のリスト。<br />
<br />
==出典==<br />
<references/><br />
<br />
==参考==<br />
*[[デッキ集]]<br />
<br />
{{DEFAULTSORT:とれつしうあいん}}<br />
<br />
[[Category:黒赤デッキ]]<br />
[[Category:黒赤緑デッキ]]<br />
[[Category:緑青黒デッキ]]<br />
[[Category:ビートダウンデッキ]]<br />
[[Category:コンボデッキ]]<br />
[[Category:黒赤ビートダウンデッキ]]<br />
[[Category:黒赤緑ビートダウンデッキ]]<br />
[[Category:緑青黒ビートダウンデッキ]]<br />
[[Category:黒赤コンボデッキ]]<br />
[[Category:黒赤緑コンボデッキ]]<br />
[[Category:緑青黒コンボデッキ]]<br />
[[Category:アラーラの断片ブロックを含むスタンダードデッキ]]<br />
[[Category:ゼンディカー・ブロックを含むスタンダードデッキ]]<br />
[[Category:モダンデッキ]]</div>
124.98.96.48
http://mtgwiki.com/wiki/%E3%83%97%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%BA%E3%82%A6%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%BC/Planeswalker
プレインズウォーカー/Planeswalker
2019-07-23T07:41:42Z
<p>124.98.96.48: </p>
<hr />
<div>{{Otheruses|ストーリー用語|その他|プレインズウォーカー}}<br />
<br />
'''プレインズウォーカー'''/''Planeswalker''は、[[多元宇宙/Multiverse]]において、[[次元/Plane]]の外に広がる[[久遠の闇/Blind Eternities]]を通り抜け、別の次元へと渡り歩く力を持っている存在のこと。読んで字の如く、「次元を渡り歩く者」の意である。<br />
<br />
ほとんどの人々は、この多元宇宙には自分たちが住んでいるのとは別の次元があり、そこに行く力を持つ者がいるなどということは、まったく知らないか、おとぎ話だと思っている。それが事実だと知っているのは、それを自分の体で体験したプレインズウォーカーと、その直接の知り合いだけに限られている。<br />
<br />
[[マジック:ザ・ギャザリング]]をプレイしている[[あなた]]は、プレインズウォーカーである。あなたはさまざまな次元を旅して、そこの[[土地]]と[[マナ]]の繋がりを得て、[[クリーチャー|生物]]や[[ソーサリー|魔法]]を収集し、自らの[[デッキ|呪文書]]を作成する。そして、別のプレインズウォーカーと、時には遊戯やちょっとした[[アンティ|賭け事]]として、時には命を賭けた[[デュエル|決闘]]として、呪文書を用いて対決するのである。<br />
<br />
==背景ストーリー上のプレインズウォーカー==<br />
マジックの物語には多種多様な魔法使いたちが登場するが、プレインズウォーカーはその中でも別格の力を持つ存在である。<br />
<br />
いかに優秀な魔法使いがいかに努力や訓練を積もうとも、素質がなければプレインズウォーカーになることはできない。逆に、素質があれば魔法使いでなくともプレインズウォーカーとして覚醒することもままある。その素質は「[[プレインズウォーカーの灯/Planeswalker's Spark|'''灯/Spark''']]」と呼ばれており、幸運にも(もしくは不幸にも)それを覚醒させた者だけが、プレインズウォーカーとなる(→[[プレインズウォーカーの灯/Planeswalker's Spark]]参照)。<br />
*なお、アンデッドや[[構築物]]のように魂を持っていなかったり、あるいは[[エレメンタル]]や[[天使]]のようにマナの具現化に近い存在は基本的に灯を持つことはない。ただし[[カーン/Karn]]や[[ソリン・マルコフ/Sorin Markov (ストーリー)|ソリン・マルコフ/Sorin Markov]]のように特殊な覚醒を行った例外も存在する。これらの詳細についても[[プレインズウォーカーの灯/Planeswalker's Spark]]の項を参照。<br />
<br />
===大修復以前/pre-Mending===<br />
かつてのプレインズウォーカーたちは、まさに「神」のような存在であった。強大な魔力は、彼らの肉体を不老不死とし、その姿を自由に変化させ([[多相の戦士|シェイプシフター/Shapeshifter]]としての能力)、世界を創るも滅ぼすも自由にできるほどであった。しかしそれゆえに、その正気の度合いは判断が難しい。その能力を利用して欲望の赴くままに振舞う者([[テイザー/Taysir]]、[[ガイヤドローン・ディーハダ/Geyadrone Dihada]]、[[レシュラック/Leshrac]]など)、肉親の死による絶望から世界の破滅を願う者([[テヴェシュ・ザット/Tevesh Szat]])、孤独から復讐に駆り立てられる者([[Ravidel|Ravidel(ラヴィデル)]])、永遠の寿命のため狂気に陥りそうになった者([[フレイアリーズ/Freyalise]])、数千年に渡る戦争計画のため様々な非人道的実験を行った者([[ウルザ/Urza]])など、枚挙に暇がない。<br />
*この当時、プレインズウォーカー自身は原則的にカード化されることはなかった。これは前述したとおり、プレインズウォーカーとはカードとして表現される側ではなく、それを使役する側の存在だからである。<br />
**[[ウルザの激怒/Urza's Rage]]や[[テフェリーの反応/Teferi's Response]]、[[プレインズウォーカーの笑い/Planeswalker's Mirth|プレインズウォーカーのエンチャント・サイクル]]など、彼らの用いる魔法などによって間接的に表現されることはあった。<br />
**それでも人気のあるキャラクターが多く、カード化の要望が多かったため、[[定形外のマジックのカード|定形外]]の[[ヴァンガード]]という形でカード化されている。<br />
**また設定を工夫し、プレインズウォーカーではない状態(覚醒する前の姿か、なんらかの理由で「灯」を失った姿)で[[伝説のクリーチャー]]としてカード化されることはあった。背景ストーリーが色濃い[[レジェンド (エキスパンション)|レジェンド]]や[[時のらせんブロック]]で散見される例である([[ニコル・ボーラス/Nicol Bolas (ストーリー)|ニコル・ボーラス/Nicol Bolas]]、[[ダッコン/Dakkon]]、[[ヤヤ・バラード/Jaya Ballard (ストーリー)|ヤヤ・バラード/Jaya Ballard]]、[[テフェリー/Teferi]]など)。また極めて特殊であるが、「変装した姿」がカード化された例も([[無明の予見者/Blind Seer]])。<br />
**[[統率者2014]]以降、大修復以後のプレインズウォーカー(後述)と同様に[[プレインズウォーカー (カード・タイプ)|プレインズウォーカー・カード]]としてカード化されるようになった。これはデザイン方針の変更によるものであり、「プレインズウォーカー・カードはプレインズウォーカーの全ての力を描いたものではなく、[[コントローラー|助けを求めた魔術師]]を助けようという意志の分だけの力を描いたもの」と定義し直されたことによる<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/fate-ful-stories-part-2-2015-01-19 Fate-ful Stories, Part 2]/[https://mtg-jp.com/reading/translated/mm/0012009/ 運命的な話 その2]([[Making Magic]] [[2015年]]1月19日 [[Mark Rosewater]]著)</ref>。<br />
<br />
===大修復以後/post-Mending===<br />
[[時のらせんブロック]]の物語において[[時の裂け目/Time Rift]]が修復された際('''[[大修復/The Mending]]''')、多元宇宙全体に影響が生じ、プレインズウォーカーといえども無限の魔力や不死の力を得ることができなくなった。それでもまだ、一般の魔道士とは比較にならない大きな魔力や知識を持ち、次元の移動なども依然として可能。そして以前ほどではないが、力を持て余しどこか常識では図りがたい精神を持つに至る例がある点も同様である。詳しくはコラム「[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/you-are-planeswalker-2008-07-25 You Are a Planeswalker]/[http://web.archive.org/web/20090123111318/http://mtg.takaratomy.co.jp/others/column/yonemura/20070918/index.html あなたはプレインズウォーカーだ]」を参照。また、大修復による影響については[[大修復/The Mending]]の項を参照。<br />
*このストーリーを受け、次の[[ローウィン・ブロック]]では初めて現役プレインズウォーカーがカード化している。また、それらのカードはルール上でもクリーチャーと扱いが異なっており、どちらかと言えば「プレイヤーと共に戦う」という存在になっている。→[[プレインズウォーカー (カード・タイプ)]]<br />
*[[ニコル・ボーラス/Nicol Bolas (ストーリー)|ニコル・ボーラス/Nicol Bolas]]のように、かつての神のごとき力を取り戻そうと暗躍している者もいる。<br />
*大修復以降は[[ポータル/Portal]]や[[ウェザーライト/Weatherlight (ストーリー)|ウェザーライト/Weatherlight]]などプレインズウォーカーが関わらない生物の次元間移動が軒並み不可能になっており、次元間移動はプレインズウォーカーの特権になっている。またプレインズウォーカーであっても他の生物を次元間移動させることは困難であり、可能であったとしてもそれには強い制約を伴う。<br />
**これらはプレインズウォーカーの独自性を損なわないようにするための設定である。<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/constraints-and-defaults-2019-07-15 Constraints and Defaults]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0032706/ 強制と標準]([[Making Magic]] [[2019年]]7月15日 [[Mark Rosewater]])</ref>。<br />
<br />
===備考===<br />
*[[ポケットプレイヤーズガイド#第4版|ポケットプレイヤーズガイド日本語版]]に掲載された[[John Tynes]]による「ドミニアの本質」の「プレインズウォーカーは通常の[[ウィザード|魔法使い]]に比べて神のごとき存在である」という文脈において「プレインズウォーカーのみがマナのなんたるかを知っており、通常の魔法使いは5種類のマナについても、次元移動法についても、[[召喚]]についても知らないに等しい」と述べている。<br />
*綴りが似ているが、[[平地]][[土地渡り|渡り]](Plainswalk)は関係ない。プレインズウォーカーは「次元(Plane)を渡り歩くもの」である。<br />
<br />
==ストーリーに登場したプレインズウォーカーの一覧==<br />
以下は、登場した時期のみで判別した区分である。ローウィン以降の新世代プレインズウォーカー時代に初登場した者であっても、設定上は時のらせん以前の旧時代からプレインズウォーカーであった例は少なくない。また逆に、時のらせんにおける大変動を生き延び、新時代まで生存しつづけている古参プレインズウォーカーも少数だが存在する。詳細はそれぞれのページを参照。<br />
<br />
===[[ローウィン]]以降に登場したプレインズウォーカー===<br />
*[[アジャニ/Ajani]]<br />
*[[アミナトゥ/Aminatou]]<br />
*[[アングラス/Angrath]]<br />
*[[アーリン・コード/Arlinn Kord (ストーリー)|アーリン・コード/Arlinn Kord]]<br />
*[[アショク/Ashiok]]<br />
*[[プレインズウォーカー・シリーズのその他のキャラクター#Baltrice|Baltrice]]<br />
*[[チャンドラ・ナラー/Chandra Nalaar (ストーリー)|チャンドラ・ナラー/Chandra Nalaar]]<br />
*[[ダク・フェイデン/Dack Fayden (ストーリー)|ダク・フェイデン/Dack Fayden]]<br />
*[[ダレッティ/Daretti]]<br />
*[[ダブリエル・ケイン/Davriel Cane]]<br />
*[[ドムリ・ラーデ/Domri Rade (ストーリー)|ドムリ・ラーデ/Domri Rade]]<br />
*[[ドビン・バーン/Dovin Baan (ストーリー)|ドビン・バーン/Dovin Baan]]<br />
*[[エルズペス・ティレル/Elspeth Tirel (ストーリー)|エルズペス・ティレル/Elspeth Tirel]]<br />
*[[エストリッド/Estrid]]<br />
*[[ガラク/Garruk]]<br />
*[[ギデオン・ジュラ/Gideon Jura (ストーリー)|ギデオン・ジュラ/Gideon Jura]]<br />
*[[ファートリ/Huatli]]<br />
*[[氷男/Icy]]<br />
*[[ジェイス・ベレレン/Jace Beleren (ストーリー)|ジェイス・ベレレン/Jace Beleren]]<br />
*[[ジアン・ヤングー/Jiang Yanggu]]<br />
*[[カズミナ/Kasmina]]<br />
*[[ケイヤ/Kaya]]<br />
*[[キオーラ/Kiora]]<br />
*[[コス/Koth]]<br />
*[[リリアナ・ヴェス/Liliana Vess (ストーリー)|リリアナ・ヴェス/Liliana Vess]]<br />
*[[ムー・ヤンリン/Mu Yanling]]<br />
*[[ナヒリ/Nahiri]]<br />
*[[ナーセット/Narset]]<br />
*[[ニッサ・レヴェイン/Nissa Revane (ストーリー)|ニッサ・レヴェイン/Nissa Revane]]<br />
*[[オブ・ニクシリス/Ob Nixilis]]<br />
*[[ラル・ザレック/Ral Zarek (ストーリー)|ラル・ザレック/Ral Zarek]]<br />
*[[ラマーズ/Ramaz]]<br />
*[[ローアン・ケンリス/Rowan Kenrith (ストーリー)|ローアン・ケンリス/Rowan Kenrith]]<br />
*[[サヒーリ・ライ/Saheeli Rai (ストーリー)|サヒーリ・ライ/Saheeli Rai]]<br />
*[[サムト/Samut]]<br />
*[[サルカン・ヴォル/Sarkhan Vol (ストーリー)|サルカン・ヴォル/Sarkhan Vol]]<br />
*[[シファ・グレント/Sifa Grent]]<br />
*[[ソリン・マルコフ/Sorin Markov (ストーリー)|ソリン・マルコフ/Sorin Markov]]<br />
*[[タミヨウ/Tamiyo]]<br />
*[[テヨ・ベラダ/Teyo Verada]]<br />
*[[テゼレット/Tezzeret]]<br />
*[[ティボルト/Tibalt]]<br />
*[[ビビアン・リード/Vivien Reid (ストーリー)|ビビアン・リード/Vivien Reid]]<br />
*[[ヴラスカ/Vraska]]<br />
*[[ヴロノス/Vronos]]<br />
*[[放浪者/The Wanderer (ストーリー)|放浪者/The Wanderer]]<br />
*[[ウィル・ケンリス/Will Kenrith (ストーリー)|ウィル・ケンリス/Will Kenrith]]<br />
*[[レン/Wrenn]]<br />
*[[ゼナゴス/Xenagos]]<br />
<br />
*[[Magic: The Gathering - Tactics]]の主人公<br />
*[[マジック2015―デュエルズ・オブ・ザ・プレインズウォーカーズ]]の主人公<br />
<br />
===ローウィン以前に登場したプレインズウォーカー===<br />
{{Stub}}<br />
*[[アルザコン/Arzakon]]<br />
*[[アゾール/Azor]]<br />
*[[ボウ・リヴァー/Bo Levar]]<br />
*[[ガフ提督/Commodore Guff]]<br />
*[[ダッコン/Dakkon]]<br />
*[[ダリア/Daria]]<br />
*[[ダヴェッド/Dyfed]]<br />
*[[Faralyn]]<br />
*[[フェロッズ/Feroz]]<br />
*[[Fiers]]<br />
*[[フレイアリーズ/Freyalise]]<br />
*[[ガイヤドローン・ディーハダ/Geyadrone Dihada]]<br />
*[[Greensleeves]]<br />
*[[ヤヤ・バラード/Jaya Ballard (ストーリー)|ヤヤ・バラード/Jaya Ballard]]<br />
*[[ジェスカ/Jeska]]<br />
*[[カーン/Karn]]<br />
*[[ケナン・サーマル/Kenan Sahrmal]]<br />
*[[クリスティナ/Kristina]]<br />
*[[レシュラック/Leshrac]]<br />
*[[Liana]]<br />
*[[ウィンドグレイス卿/Lord Windgrace (ストーリー)|ウィンドグレイス卿/Lord Windgrace]]<br />
*[[ニコル・ボーラス/Nicol Bolas (ストーリー)|ニコル・ボーラス/Nicol Bolas]]<br />
*[[Parcher]]<br />
*[[Rafthrasa]]<br />
*[[Ravidel]]<br />
*[[サンドルー/Sandruu]]<br />
*[[セラ/Serra]]<br />
*[[テイザー/Taysir]]<br />
*[[テフェリー/Teferi]]<br />
*[[テヴェシュ・ザット/Tevesh Szat]]<br />
*[[トミル/Thomil]]<br />
*[[ウギン/Ugin]]<br />
*[[ウルザ/Urza]]<br />
*[[ヴェンセール/Venser]]<br />
*[[ウォーゼル/Worzel]]<br />
<br />
*ニコル・ボーラスに斃された[[リバイアサン]]のプレインズウォーカー<br />
*名も知れぬ[[ファイレクシア/Phyrexia]]の創造者<br />
*[[MicroProse版マジック:ザ・ギャザリング]]の主人公<br />
<br />
==脚注==<br />
<references/><br />
<br />
==参考==<br />
*[https://web.archive.org/web/20080429041229/http://www.wizards.com/default.asp?x=magic/planeswalkers/home Planeswalkers Minisite](公式特設ミニサイトトップ [[WotC]]著、サイト消失によりInternet Archive)<br />
**[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/you-are-planeswalker-2008-07-25 You Are a Planeswalker]/[http://web.archive.org/web/20090123111318/http://mtg.takaratomy.co.jp/others/column/yonemura/20070918/index.html あなたはプレインズウォーカーだ (Internet Archive)](Feature [[2008年]]7月25日 [[WotC]]著)<br />
**[https://web.archive.org/web/20071222204521/http://www.wizards.com/default.asp?x=magic/planeswalkers/week4 Planeswalking the Walk](Mark Rosewater著、サイト消失によりInternet Archive)<br />
**[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/era-planeswalker-2007-12-24 The Era of the Planeswalker](Feature [[2007年]]12月24日 [[Doug Beyer]]著)<br />
*[https://web.archive.org/web/20090503104552/http://ww2.wizards.com/Books/Wizards/?doc=magic_planeswalkersloc Where Are They Now: Planeswalkers](Wizards Books [[Jess Lebow]]著、サイト消失によりInternet Archive)<br />
*[[プレインズウォーカーの灯/Planeswalker's Spark]]<br />
*[[ナイン・タイタンズ/Nine Titans]]<br />
*[[ゲートウォッチ/The Gatewatch]]<br />
*[[背景世界/ストーリー用語]]<br />
__NOTOC__</div>
124.98.96.48
http://mtgwiki.com/wiki/%E3%82%B8%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%A4%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%BC/Jiang_Yanggu
ジアン・ヤングー/Jiang Yanggu
2019-07-17T06:25:28Z
<p>124.98.96.48: </p>
<hr />
<div>{{Otheruses|[[背景世界/ストーリー用語|ストーリー用語]]|[[Global Series: Jiang Yanggu & Mu Yanling]]初出の[[プレインズウォーカー (カード・タイプ)|プレインズウォーカー]]・[[カード]]|Jiang Yanggu}}<br />
<br />
'''ジアン・ヤングー'''(姜旸谷)/''Jiang Yanggu''は[[Global Series: Jiang Yanggu & Mu Yanling]]のキャラクター。[[カード]]としてはGlobal Series: Jiang Yanggu & Mu Yanlingの[[Jiang Yanggu]]が初出。<br />
<br />
==解説==<br />
[[Wikipedia:ja:山海経|山海経]]をモチーフとする[[次元/Plane]](名称不明)出身の[[プレインズウォーカー/Planeswalker]]。男性。年齢は十代で、身長は165cm({{Gatherer|id=447070}})。愛らしい姿から三尾の巨大な姿に化ける[[猟犬]]、[[忠実な相棒、モーウー/Mowu, Loyal Companion#ストーリー|モーウー(默武)/Mowu]]を連れている({{Gatherer|id=461094}})。<br />
<br />
彼は記憶喪失であり、本当の名前も、過去も、家族も――家族がいたのかさえも――覚えていない。ヤングー(旸谷)という名は自ら付けたもので、「太陽が昇る谷」を意味する。これは彼が思い出せる最初の地名、東の果ての谷/The Easternmost Valleyに因んだものである。<br />
<br />
プレインズウォーカーは通常、他の生物を連れて次元を渡ることはできないが、ヤングーはモーウーとともにプレインズウォークすることができる。これは彼の魔法能力の一部である<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/more-war-games-2019-04-29 More War Games]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0032480/ さらなる大戦のゲーム]([[Making Magic]] [[2019年]]4月29日 [[Mark Rosewater]]著)</ref><ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/constraints-and-defaults-2019-07-15 Constraints and Defaults]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0032706/ 強制と標準](Making Magic 2019年7月15日 Mark Rosewater)</ref>。<br />
<br />
==経歴==<br />
===ヤンリンとの出会い===<br />
ヤングーは忠犬モーウーとともに旅を続け、強大な九黎氏族/The Jiuli Clanの住まう村に辿り着いた。ようやく平穏を見出した彼はこの地に定住し、彼らの中で生きることを決めた。炎の踊り手の赤优/Chiyouという同年代の友人もできた。<br />
<br />
だがあるとき、奇妙な疫病が村を襲った。九黎氏族の力をもってしてもそれは止められず、すぐに氏族そのものの存亡に関わる事態となった。ヤングーはその病の原因が水源の汚染にあることに気づいたが、彼一人の力ではどうすることもできなかった。新たな故郷を救おうという必死の思いで、彼は名高い霊薬を求めて謎に包まれた十巫山/The Ten Wizards Mountainへ向かい、そこで罠に遭遇した。それは見たこともない魔術を操る、神秘的で悪戯好きな女性、[[ムー・ヤンリン/Mu Yanling]]が仕掛けたものだった。少々の小競り合いを経て、二人は言葉を交わし、やがて互いを信頼するようになった。<br />
<br />
水を操る力を持つヤンリンの協力を得て、ヤングーは水源を浄化し、村を救うことに成功した。村人たちは感謝し、ヤングーを長に迎えたいと申し出たが、彼はそれを断った――ヤングーはその水使いとともに、自身の過去の真実を探す旅に出る決心を固めていたのだ。<br />
<br />
===War of the Spark: Ravnica===<br />
[[次元間の標/Interplanar Beacon]]によって[[ラヴニカ/Ravnica]]に呼び出されたプレインズウォーカーの一人。モーウー、ヤンリンとともに[[ニコル・ボーラス/Nicol Bolas (ストーリー)|ニコル・ボーラス/Nicol Bolas]]の軍団と戦った。<br />
<br />
==登場==<br />
===登場カード===<br />
{{キャラクターを表すカード/ジアン・ヤングー}}<br />
<br />
====[[フレイバー・テキスト]]に登場====<br />
;[[Global Series: Jiang Yanggu & Mu Yanling]]<br />
:[[Dragon's Presence]]、[[Reckless Pangolin]]、[[Ferocious Zheng]]、[[Earthshaking Si]]、[[Aggressive Instinct]]、[[Confidence from Strength]]、[[Journey for the Elixir]]<br />
;[[灯争大戦]]<br />
:[[巨大化/Giant Growth]]、[[忠実な相棒、モーウー/Mowu, Loyal Companion]]<br />
<br />
====[[絵|イラスト]]に登場====<br />
;<nowiki>Global Series: Jiang Yanggu & Mu Yanling</nowiki><br />
:Confidence from Strength、Journey for the Elixir<br />
;灯争大戦<br />
:巨大化/Giant Growth、忠実な相棒、モーウー/Mowu, Loyal Companion<br />
<br />
===登場作品・登場記事===<br />
*[https://magic.wizards.com/en/story/planeswalkers/Jiang-Yanggu Jiang Yanggu]/[https://magic.wizards.com/ja/story/planeswalkers/Jiang-Yanggu 姜旸谷](公式サイト)<br />
*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/creating-global-series-jiang-yanggu-mu-yanling-2018-06-07 Creating Global Series: Jiang Yanggu & Mu Yanling]/[https://mtg-jp.com/reading/translated/0030701/ 『Global Series: Jiang Yanggu & Mu Yanling』ができるまで](Feature [[2018年]]6月7日 [[Gavin Verhey]]著)<br />
<br />
;[[ラヴニカのギルド]]~[[灯争大戦]]<br />
*[[War of the Spark: Ravnica]](小説)<br />
*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/magic-story/war-spark-ravnica-rallying-reluctant-2019-05-22 War of the Spark: Ravnica – Rallying the Reluctant]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/WAR/0032551/ ラヴニカ:灯争大戦――結束という難問](Magic Story [[2019年]]5月22日 [[Greg Weisman]]著、「あるプレインズウォーカー」として)<br />
*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/magic-story/war-spark-ravnica-desperate-operatives-2019-05-29 War of the Spark: Ravnica—Desperate Operatives]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/WAR/0032570/ ラヴニカ:灯争大戦――退路なき任務](Magic Story 2019年5月29日 Greg Weisman著)<br />
<br />
==脚注==<br />
<references /><br />
<br />
==参考==<br />
*[[背景世界/ストーリー用語]]<br />
<br />
[[Category:プレインズウォーカー|しあんやんくう]]</div>
124.98.96.48
http://mtgwiki.com/wiki/%E3%83%AC%E3%83%B3/Wrenn
レン/Wrenn
2019-07-17T06:22:33Z
<p>124.98.96.48: </p>
<hr />
<div>'''レン'''/''Wrenn''は[[モダンホライゾン]]で登場したキャラクター。[[カード]]としてはモダンホライゾンの[[レンと六番/Wrenn and Six]]が初出。<br />
<br />
==解説==<br />
[[ドライアド]]の[[プレインズウォーカー/Planeswalker]]。女性。[[ツリーフォーク]]と一体化している({{Gatherer|id=464166}})。<br />
<br />
レンは自身と共生するツリーフォークに名前をつけていない。現在のツリーフォークは彼女にとって6番目であるため、単に'''六番'''/''Six''と呼ぶ<ref>[https://markrosewater.tumblr.com/post/185117709998/which-part-is-wrenn-and-which-part-is-six Which part is Wrenn and which part is Six?]([[Blogatog]] [[2019年]]5月24日)</ref>。<br />
<br />
プレインズウォーカーは通常、他の生物を連れて[[次元/Plane]]を渡ることはできないが、レンは共生するツリーフォークとともにプレインズウォークすることができる。これは[[ジアン・ヤングー/Jiang Yanggu]]と[[忠実な相棒、モーウー/Mowu, Loyal Companion#ストーリー|モーウー/Mowu]]の関係に似た、彼女特有の能力である<ref>[https://markrosewater.tumblr.com/post/186074891913/is-wrenn-able-to-bring-her-treefolk-with-her-when Is Wrenn able to bring her treefolk with her when...](Blogatog 2019年7月5日)</ref><ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/constraints-and-defaults-2019-07-15 Constraints and Defaults]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0032706/ 強制と標準]([[Making Magic]] [[2019年]]7月15日 [[Mark Rosewater]])</ref>。<br />
<br />
*同じ日本語名を持つ[[レンの書庫/Library of Leng]]とは無関係である。<br />
<br />
==登場==<br />
===登場カード===<br />
*[[レンと六番/Wrenn and Six]]<br />
<br />
====[[絵|イラスト]]に登場====<br />
;[[モダンホライゾン]]<br />
:[[次元縛りの共謀者/Planebound Accomplice]]<br />
<br />
==脚注==<br />
<references /><br />
<br />
==参考==<br />
*[[背景世界/ストーリー用語]]<br />
<br />
[[Category:プレインズウォーカー|れん]]</div>
124.98.96.48
http://mtgwiki.com/wiki/%E9%80%A3%E5%90%88%E3%81%AE%E3%82%AE%E3%83%AB%E3%83%89%E9%AD%94%E9%81%93%E5%A3%AB/Combine_Guildmage
連合のギルド魔道士/Combine Guildmage
2019-07-12T08:01:55Z
<p>124.98.96.48: </p>
<hr />
<div>{{#card:Combine Guildmage}}<br />
<br />
[[シミック連合/The Simic Combine]]の[[ギルド魔道士]]は、変則的な[[+1/+1カウンター]]の[[置く|配置]]と、+1/+1カウンターの移動。<br />
<br />
[[緑]]の[[能力]]は、その[[ターン]]中に[[戦場に出る|戦場に出た]]自軍[[クリーチャー]]への+1/+1カウンターの配置。2[[マナ]]余計に[[支払う]]ことで[[サイズ]]を一回り増やすことができ、終盤不要になりがちな[[小型クリーチャー]]をそれなりの戦力として扱えるようになる。大抵は最終的なサイズが小さくなってしまうため[[順応]]持ちと噛み合わせが悪いものの、その点はもう一つの能力で[[カウンター (目印)|カウンター]]を移動することで解決できる。<br />
<br />
[[青]]の能力は、自軍間での+1/+1カウンターの移動。+1/+1カウンターを一切利用しない[[デッキ]]でも、もう一つの能力でカウンターを供給できる。順応持ちの上からカウンターを取り除くことで再び順応できるようにし、最終的に自軍全体を[[大型クリーチャー]]するのが理想形。あるいは[[回避能力]]持ちを重点的に育てて大きな[[クロック]]を叩き込んでいく使い方もできる。<br />
<br />
自己完結した組み合わせの[[起動型能力]]を持ち、クリーチャーを支援する[[システムクリーチャー]]。サイズを増強してクリーチャー同士の[[戦闘]]を有利にできるものの、直接[[アドバンテージ]]を稼ぐわけでは無く、動きものんびりとしていてかなり悠長なのは否めない。<br />
<br />
[[リミテッド]]では[[エイ翼のスパイ/Skatewing Spy]]や[[楽園党の議長、ゼガーナ/Zegana, Utopian Speaker]]で自軍全体に回避能力を与えたり、[[ヒレバサミダコ/Sharktocrab]]でガードをこじ開けたりと、相性の良いカードと並べることができれば一転して強力なシステムに化け得る。[[緑青|シミックカラー]]を選ぶならその辺りの[[シナジー]]を意識して[[ピック]]を進めたい。<br />
<br />
*どちらの能力による[[効果]]も、[[成長室の守護者/Growth-Chamber Guardian]]等の「このクリーチャーの上に+1/+1カウンターが1個以上置かれるたび」という誘発型能力を[[誘発]]させる({{CR|122.6}})。<br />
*緑の能力は[[ザーメクのギルド魔道士/Zameck Guildmage]]のものと、青の能力は[[シミックのギルド魔道士/Simic Guildmage]]のものとほぼ同じ効果。両者の合いの子のような関係である。<br />
*過去のシミックのギルド魔道士は2体とも[[エルフ]]だったが、こちらは[[マーフォーク]]になっている。シミック連合内でのマーフォークたちの台頭を如実に表していると言えよう。<br />
<br />
==関連カード==<br />
===[[シミック連合/The Simic Combine]]の[[ギルド魔道士]]===<br />
*[[シミックのギルド魔道士/Simic Guildmage]]<br />
*[[ザーメクのギルド魔道士/Zameck Guildmage]]<br />
*[[連合のギルド魔道士/Combine Guildmage]]<br />
<br />
===サイクル===<br />
{{サイクル/ラヴニカのギルドとラヴニカの献身のギルド魔道士}}<br />
<br />
==参考==<br />
*[[シミック連合/The Simic Combine]]([[背景世界/ストーリー用語]])<br />
*[[カード個別評価:ラヴニカの献身]] - [[アンコモン]]<br />
__NOTOC__</div>
124.98.96.48
http://mtgwiki.com/wiki/%E5%BF%A0%E5%AE%9F%E3%81%AA%E7%9B%B8%E6%A3%92%E3%80%81%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%82%A6%E3%83%BC/Mowu,_Loyal_Companion
忠実な相棒、モーウー/Mowu, Loyal Companion
2019-07-12T08:01:14Z
<p>124.98.96.48: </p>
<hr />
<div>{{#card:Mowu, Loyal Companion}}<br />
<br />
[[ジアン・ヤングー/Jiang Yanggu]]の相棒である、[[伝説の]][[猟犬]]。[[トランプル]]と[[警戒]]に加え、自身に置かれる[[+1/+1カウンター]]を増やす[[能力]]を持つ。<br />
<br />
2種類の[[キーワード能力]]を持つとは言え、素の性能は4[[マナ]]3/3とやや[[マナレシオ]]不足。+1/+1カウンターを獲得できる能力を活用する前提の性能と言えるため、採用する際は+1/+1カウンターを置く手段を必ず用意しておきたい。一度でも+1/+1カウンターを置くことができれば5/5と十分な[[サイズ]]になり、トランプルと警戒も脅威となる。[[灯争大戦]]で再登場した[[増殖]]とも好相性。<br />
<br />
デザイン的には、やはり相棒である[[野生造り、ジアン・ヤングー/Jiang Yanggu, Wildcrafter]]と併用させたいところ。警戒により主を守る[[ブロッカー]]としての役目を果たせるばかりか、[[攻撃]]しつつ[[マナ]]供給も可能となり、活躍の幅が広がる。特に[[リミテッド]]では両者とも[[アンコモン]]なので揃うことも珍しくなく、八面六臂の活躍を見せてくれる。<br />
<br />
*3つ目の[[能力]]は、[[テフェリーの時間改変/Teferi's Time Twist]]や[[新生化/Neoform]]など「追加の[[+1/+1カウンター]]を置いた状態で[[戦場に出る]][[効果]]」に対しても機能する({{CR|122.6}})。リリースノートでは当初機能しないように書かれていたが、これは誤りであり後に訂正されている。<br />
<!--4月22日時点でリリースノートが変わっています--><br />
<br />
==ストーリー==<br />
'''モーウー'''(默武)/''Mowu''は、[[プレインズウォーカー/Planeswalker]]・[[ジアン・ヤングー/Jiang Yanggu]]と共に旅をする忠犬。通常は{{Gatherer|id=447070|愛らしい子犬の姿}}だが、{{Gatherer|id=462414|三尾の巨大な姿}}に化けることができる。<br />
<br />
{{フレイバーテキスト|ヤングーの行く所にはモーウーが付いて行く。時には彼の傍らに、時には彼を完全に覆い隠すように。}}<br />
<br />
*プレインズウォーカーは通常、他の生物を連れて[[次元/Plane]]を渡ることはできないが、ヤングーはモーウーとともにプレインズウォークすることができる<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/more-war-games-2019-04-29 More War Games]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0032480/ さらなる大戦のゲーム]([[Making Magic]] [[2019年]]4月29日 [[Mark Rosewater]]著)</ref>。<br />
<br />
===登場===<br />
====登場カード====<br />
*[[Jiang Yanggu]] - '''Mowu'''・[[トークン]]を[[生成]]する[[忠誠度能力]]を持つ。<br />
*[[忠実な相棒、モーウー/Mowu, Loyal Companion]]<br />
<br />
====[[フレイバー・テキスト]]に登場====<br />
;[[Global Series: Jiang Yanggu & Mu Yanling]]<br />
:[[Aggressive Instinct]]<br />
;[[灯争大戦]]<br />
:[[巨大化/Giant Growth]]<br />
<br />
====[[絵|イラスト]]に登場====<br />
;<nowiki>Global Series: Jiang Yanggu & Mu Yanling</nowiki><br />
:Aggressive Instinct、[[Confidence from Strength]]、[[Jiang Yanggu]]、[[Journey for the Elixir]]<br />
;灯争大戦<br />
:巨大化/Giant Growth、[[野生造り、ジアン・ヤングー/Jiang Yanggu, Wildcrafter]]<br />
<br />
====登場作品・登場記事====<br />
*[https://magic.wizards.com/en/story/planeswalkers/Jiang-Yanggu Jiang Yanggu]/[https://magic.wizards.com/ja/story/planeswalkers/Jiang-Yanggu 姜旸谷](公式サイト)<br />
*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/creating-global-series-jiang-yanggu-mu-yanling-2018-06-07 Creating Global Series: Jiang Yanggu & Mu Yanling]/[https://mtg-jp.com/reading/translated/0030701/ 『Global Series: Jiang Yanggu & Mu Yanling』ができるまで](Feature [[2018年]]6月7日 [[Gavin Verhey]]著)<br />
<br />
==脚注==<br />
<references /><br />
<br />
==参考==<br />
*[[カード個別評価:灯争大戦]] - [[アンコモン]]<br />
__NOTOC__</div>
124.98.96.48
http://mtgwiki.com/wiki/%E3%83%92%E3%83%AC%E3%83%90%E3%82%B5%E3%83%9F%E3%83%80%E3%82%B3/Sharktocrab
ヒレバサミダコ/Sharktocrab
2019-07-12T08:00:41Z
<p>124.98.96.48: </p>
<hr />
<div>{{#card:Sharktocrab}}<br />
<br />
[[順応]]と[[+1/+1カウンター]]が置かれることによって[[アンタップ制限]]を[[誘発]]させる[[魚]]・[[タコ]]・[[カニ]]。<br />
<br />
4[[マナ]]4/4と[[マナレシオ]]が良く、順応とそれに伴う[[誘発型能力]]によってその[[パワー]]を[[対戦相手]]に叩き込みやすくなっている。[[石のような強さ/Stony Strength]]などの追加でカウンターを置く[[カード]]があれば終盤の駆け引きも制しやすく頼りになる。<br />
<br />
*「+1/+1カウンターが1個以上置かれるたび」という誘発型能力は、[[連合のギルド魔道士/Combine Guildmage]]や[[暴動]]などによって「+1/+1カウンターが置かれた状態で戦場に出る」ことでも[[誘発]]する({{CR|122.6}})。<br />
*[[ハズダーの士官/Haazda Officer]]の[[フレイバー・テキスト]]のサカナタコガニ/fish-octopus-crabとはおそらくこれのことであろう。<br />
{{フレイバーテキスト|「お前たち2人はあの路地を調べろ!お前は俺と来い!窓やベランダ、屋上に注意しろ。サカナタコガニに何ができるのか分からんからな!」||ハズダーの士官/Haazda Officer}}<br />
<br />
==参考==<br />
*[[カード個別評価:ラヴニカの献身]] - [[アンコモン]]</div>
124.98.96.48
http://mtgwiki.com/wiki/%E5%8B%95%E3%81%8B%E3%81%99
動かす
2019-07-12T08:00:03Z
<p>124.98.96.48: </p>
<hr />
<div>[[カウンター (目印)|カウンター]]を'''動かす'''/''Move''とは、カウンターをある[[オブジェクト]]から取り除き、別のオブジェクトの上に置くことを意味する。日本語の[[ルール文章]]中では、「'''移動する'''」と訳されていることが多い。<br />
<br />
{{#card:Bioshift}}<br />
<br />
==ルール==<br />
*オブジェクトからカウンターが取り除かれる、あるいはオブジェクトにカウンターが[[置かれる]]ことを参照する[[能力]]などは、カウンターが動かされることで機能する可能性がある。<br />
**[[破れ翼トビ/Tatterkite]]の上にカウンターを動かすと、カウンターが実質消滅する。<br />
**[[消失]]を持つ[[パーマネント]]から最後の[[時間カウンター]]を他のパーマネントに動かした場合、消失を持つクリーチャーを[[生け贄に捧げる]]。<br />
*動かす元のオブジェクトと動かす先のオブジェクトが同一である場合、動かす[[効果]]は何もしない。<br />
*動かす元のオブジェクトにカウンターがない場合、何も起こらない。また、動かす先のオブジェクトがすでに本来の[[領域]]にいない場合も、同様に何も起こらず、元のオブジェクトからカウンターが取り除かれることもない。<br />
<br />
==その他==<br />
*[[キーワード能力]]の[[移植]]は、[[+1/+1カウンター]]を動かすことを定義に含む。<br />
*過去の[[カード]]の中には、[[オーラ]]について「動かす」を使っているものもあるが、現在これらは[[オラクル]]が変更されている。<br />
<br />
==参考==<br />
*{{WHISPER検索/カードテキスト|動かす|動かす(move)}}/{{WHISPER検索/カードテキスト|移動|移動(move)}}<br />
*[[置かれる]]<br />
*[[ルーリング]]<br />
<br />
{{#cr:122.5}}<br />
__NOTOC__</div>
124.98.96.48
http://mtgwiki.com/wiki/%E3%82%AB%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC_(%E7%9B%AE%E5%8D%B0)
カウンター (目印)
2019-07-12T07:59:41Z
<p>124.98.96.48: </p>
<hr />
<div>{{Otheruses|目印|その他|カウンター}}<br />
<br />
'''カウンター'''(''Counter'')は、[[オブジェクト]]や[[プレイヤー]]の上に何らかの[[目印]]として置かれる物である。<br />
<br />
{{#card:Battlegrowth}}<br />
{{#card:Aether Hub}}<br />
{{#card:Solemnity}}<br />
<br />
==概要==<br />
オブジェクトやプレイヤーに置かれたカウンターは、その特性を修整したり、能力と相互作用したりする。<br />
<br />
多くの場合は[[パーマネント]]に乗るが、パーマネントではないオブジェクトにカウンターが乗ることもある。例えば、[[稲妻の嵐/Lightning Storm]]は[[スタック]]にあるときにカウンターを置くことがあり、[[待機]]や[[アーテイのおせっかい/Ertai's Meddling]]は、[[追放]][[領域]]の[[カード]]にカウンターを置く。また、[[歩く墓場、髑髏茨/Skullbriar, the Walking Grave]]は[[墓地]]や追放領域、[[統率]]領域でもカウンターを持つことがある。<br />
<br />
*同名のカウンターは区別されない。<br />
*[[Rasputin Dreamweaver]]など、ある種類のカウンターをそれの上にN個より多く置けないという[[能力]]を持つパーマネントに、その種類のカウンターがN個より多く置かれている場合、その種類のカウンターはそのパーマネントからN個を除いて全て取り除かれる。これは[[状況起因処理]]である。<br />
*[[破れ翼トビ/Tatterkite]]や[[厳粛/Solemnity]]など、カウンターを置いたり得たりするすることを制限する効果を持つカードがある。<br />
*[[プレイヤー]]が得るカウンターとしては[[毒カウンター]]、[[経験カウンター]]、[[エネルギー・カウンター]]が存在する。<br />
*特に初心者プレイヤーが混乱しがちな事柄ではあるが、「意味のない」カウンターが置かれることに何ら問題はない。[[平地/Plains]]に[[+1/+1カウンター]]が置かれていたとしても適正であり、それらが勝手に取り除かれることもない。<br />
<br />
===カウンターが置かれることを参照する効果===<br />
{{#card:Bloodcrazed Hoplite}}<br />
{{#card:Corpsejack Menace}}<br />
<br />
[[呪文]]や[[能力]]の中には'''「[[オブジェクト]]」の上にカウンターが置かれる'''/''counters are put on "object" ''ことを参照するものが存在する。それは次の両方を参照する。<br />
#(すでに[[戦場]]に出ている)'''「オブジェクト」の上にカウンターを置く'''/''put counters on "object"''<br />
#'''「オブジェクト」がカウンターの置かれた状態で戦場に出る'''/''"object" enters the battlefield with counters on it''<br />
<br />
例えば[[血に狂った重装歩兵/Bloodcrazed Hoplite]]の2番目の能力は、次のどちらでも[[誘発]]する。<br />
#自身の[[英雄的]]能力や[[自然からの武装/Nature's Panoply]]などで戦場にいるときに[[+1/+1カウンター]]が置かれた場合。<br />
#[[凶暴な召喚/Savage Summoning]]などによって+1/+1カウンターが置かれた状態で[[戦場に出る]]場合。<br />
<br />
オブジェクトがカウンターが置かれた状態で戦場に出る場合、カウンターを置く効果によって指定されたプレイヤーがカウンターを置く。指定されていない場合はその効果の[[コントローラー]]がカウンターを置く。<br />
<br />
*カウンターを'''動かす'''/''Move''こともカウンターを'''置く'''/''put on'' ことの一種である。これは、「動かす」の定義にカウンターを'''置く'''/''put on''ことが含まれているため。[[動かす]]も参照。<br />
*以前は'''置く'''/''place''、'''置かれる'''/''placed'' という表現が使われていたが、[[アモンケット]]の発売に合わせて[[オラクル]]が変更され、'''置く'''/''put on'' 、'''置かれる'''/''be put on'' に表記が統一された。<br />
<br />
==特別なルールを持つカウンター==<br />
通常、カウンターはあくまで目印であり、それ自体が何らかの[[効果]]を持つわけではない。例えば[[霧氷羽の梟/Rimefeather Owl]]は「[[氷カウンター]]が置かれているパーマネントは[[氷雪]]である」という能力を持つが、これは霧氷羽の梟が[[戦場]]にいるかぎり有効な[[常在型能力]]であり、氷カウンター自身にこのような効果があるわけではない。<br />
<br />
しかし以下に挙げるような一部のカウンターには、それ専用のルールが存在する。<br />
<br />
===+X/+Yカウンター===<br />
クリーチャーに[[+X/+Yカウンター]]が置かれている場合、そのクリーチャーは+X/+Yの[[修整]]を受ける。詳細は[[+X/+Yカウンター]]を参照。<br />
<br />
===+1/+1カウンター、-1/-1カウンター===<br />
[[+1/+1カウンター]]と[[-1/-1カウンター]]が単一のパーマネントの上に置かれている場合、それらのうち少ない方と同じ個数だけ双方が取り除かれる。詳細は[[状況起因処理]]、[[+1/+1カウンター]]および[[-1/-1カウンター]]を参照。<br />
<br />
===毒カウンター===<br />
10個以上の毒カウンターを得たプレイヤーは[[敗北]]する。詳細は[[毒カウンター]]を参照。<br />
<br />
===忠誠カウンター===<br />
[[プレインズウォーカー (カード・タイプ)|プレインズウォーカー]]に置かれている忠誠カウンターは、そのプレインズウォーカーの[[忠誠度]]を表す。詳細は[[忠誠カウンター]]を参照。<br />
<br />
==使用に適した物品の一例==<br />
他のカウンターと区別することができれば、何をカウンターとして用いてもよい。プレイヤーや[[ジャッジ]]に見やすく、[[ゲーム]]の邪魔にならないものが望ましい。また、カード1枚の上にいくつも置かれることから、小さいものがよいだろう。<br />
<br />
以下のものが広く使われるが、中には独特のカウンターを使うプレイヤーもいる。例えば[[中村聡]]はお菓子消しゴムを使っていた。<br />
<br />
*多くの場合、ガラスやプラスチック製のビーズ(おはじき)が使われる。[[トレーディングカードゲーム]]用に作られたものも市販されている。<br />
*[[ダイス]](サイコロ)も広く用いられる。目を利用することで複数個のカウンターを表現できるし、一つを十の位、もう一つを一の位とするなどで大量のカウンターも見やすく表現できる。<br />
*雑誌([[デュエリスト・ジャパン]]など)の付録として、切り取って使える紙のカウンターがついてくることがあった。何のカウンターなのかあらかじめ印刷されている場合も。<br />
*[[アモンケット・ブロック]]では、[[トークン・カード]]枠にパンチ・カードが封入されていることがある。カウンターは-1/-1カウンターと[[石材カウンター]]が印刷されており、ミシン目で切り取って使う。<br />
*エネルギー・カウンターなど、プレイヤーが得るカウンターは「カウンター置き場」を作ってそこに置くことが多い。トークン・カード枠にカウンター置き場として使えるカードが封入されていることがある。<br />
**[[ミラディンの傷跡ブロック]]に封入されている毒カウンターは、置き場ではなく「カウンターそのもの」として印刷されている。もちろん、これを置き場として利用してもよい。<br />
**[[カラデシュ]]初版では、手違いでエネルギー・カウンター貯蔵所カードが印刷シートから抜け落ちていたため、急遽公式ホームページで配布された<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/news/energy-counter-token-2016-09-15 Energy Counter Token]/[https://mtg-jp.com/reading/publicity/0017661/ エネルギー・カウンター・トークン](News [[2016年]]9月15日 [[WotC]]著)</ref>。ダウンロードして印刷し、切り取って使う。<br />
***印刷版は他のトークン・カードと同じ形だが、ダウンロード版は特有の五角形をしている。<br />
<br />
===注意点===<br />
*カウンターは、他のカウンターと区別できるようにしなければならない。色などの異なるものを複数種用意するとよい。<br />
*同様に、トークンとカウンターは区別できるようにしなければならない。カウンターとしてカード状のものを使っているときは注意。<br />
*いずれかのプレイヤーの使っているスリーブやカードの裏面と似たものをカウンターとして使ってはならない。これはトークンと同様である([[マジック・イベント規定]]3.8)。<br />
*その領域に残っているカードの枚数を分からなくするものであったり、いずれかのカードを完全に覆うものであってはならない(同上)。<br />
*[[対戦相手]]に大量のカウンターを置くようなデッキの場合、対戦相手用のカウンターも用意すると親切である。<br />
*位置が変わるとトラブルの原因になるため、転がったり吹き飛ばされたりしにくいものを選ぼう。<br />
*相手に不快感を与えるものは使わないようにしたい。<br />
**[[第6版]]の頃のルールブックには、「カウンターは何でもよい」の例えとして蜘蛛の死骸が挙げられていたが、ジョークとして受け取った方がいいだろう。<br />
*カードやテーブル、プレイマットなどを汚さないものを使うことが推奨される。食べ物や、のりのついた付箋などは使わない方が賢明である。<br />
**上記のルールブックでキャンディが挙げられていたことがあるが、少なくとも湿度の高い日本では推奨されない。<br />
<br />
==脚注==<br />
<references/><br />
<br />
==参考==<br />
*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/magic-online/counter-development-2018-09-05 Counter Development(Magic Onlineにおけるカウンターのアイコン一覧)](Magic Online [[2018年]]9月5日 [[Christopher Bellach]]著)<br />
*[[カウンター一覧]]<br />
*[[マーカー]]<br />
*[[ルーリング]]<br />
__NOTOC__<br />
{{#CR:122}}</div>
124.98.96.48
http://mtgwiki.com/wiki/%E5%A5%87%E8%B7%A1
奇跡
2019-07-12T07:57:49Z
<p>124.98.96.48: </p>
<hr />
<div>{{情報ボックス/キーワード能力<br />
|名前=奇跡<br />
|英名=Miracle<br />
|種別=[[誘発型能力]]に関連した[[常在型能力]]<br />
|登場セット=[[アヴァシンの帰還]]<br/>[[統率者2018]]<br />
|リーガル=legal<br />
}}<br />
'''奇跡'''(きせき)/''Miracle''は、[[アヴァシンの帰還]]で制定された[[キーワード能力]]。[[誘発型能力]]に関連した[[常在型能力]]である。<br />
<br />
{{#card:Bonfire of the Damned}}<br />
<br />
==定義==<br />
'''奇跡'''[コスト]/''Miracle''[コスト]は、「[[あなた]]がこの[[カード]]を[[引く]]に際し、これがこの[[ターン]]に初めて引いたカードだった場合、これを[[手札]]から[[公開する|公開]]してもよい。これによりこのカードを公開したとき、あなたはこれの[[マナ・コスト]]の代わりに[[[コスト]]]を[[支払う]]ことでこれを[[唱える|唱えて]]もよい。」ということを意味する。<br />
<br />
プレイヤーがあるカードをその奇跡能力により公開することを選んだ場合、そのカードがそのプレイヤーの手札を離れるか、その能力が[[解決]]されるか、またはその能力がスタックを離れるまで、そのプレイヤーはそのカードを公開したまま[[プレイ]]する。 <br />
<br />
==解説==<br />
[[今引き]]をシステム化したようなキーワード能力。強力な[[効果]]とそれに見合う[[重い|重量]]なマナ・コスト、そして遥かに[[軽い]]奇跡コストを持つ。<br />
<br />
[[注釈文]]ではまるで[[非公開領域|見えない]][[手札]]から[[誘発]]する能力のように書かれているが、カードを引いた時にそれを公開することで「コストを支払って唱えてもよい」という能力が誘発する。奇跡のコストで唱えられるのはこの能力の解決時だけで、そのターン中ならいつでも唱えられる、という能力でもない。<br />
<br />
うっかり手札に混ぜてしまうことを防ぐためか、奇跡を持つカードは枠のデザインが通常のカードとは異なり目を引くものとなっている({{Gatherer|id=294362|カード画像}})。<br />
<br />
*カードを公開することと唱えることは同時ではないことに注意。[[ルーター]]で引いてきても手札がそれ1枚だったら[[捨てる|捨て]]なければならない。<br />
*[[捨て身の狂乱/Desperate Ravings]]で奇跡を公開した場合、カードを公開した状態のまま手札から[[無作為に]]1枚選び捨てることとなる。面倒臭いからといって裏返してババ抜きで選ばないこと。手札に同一のカードがあれば唱えられる確率が変化してしまう。<br />
*公開されてから[[手札破壊]]での阻止も可能。アヴァシンの帰還でも[[グリセルブランドの巻物/Scroll of Griselbrand]]や[[錬金術師の隠れ家/Alchemist's Refuge]]で[[インスタント・タイミング]]での手札破壊が可能。<br />
<br />
==ルール==<br />
===カードの公開===<br />
*奇跡を持つカードは、手札にある他のカードと混ざる前に公開すること。<br />
*そのカードがそのターンにあなたが初めて引いたカードであれば、あなた自身のターンに限らず、あなたは奇跡でそれを公開することができる。<br />
*公開したカードは、そのカードがそのプレイヤーの手札を離れるか、 奇跡の誘発型能力が解決されるか、またはその能力が[[スタック]]を離れるまで、手札で公開されたままになる。<br />
*奇跡で公開したとしても、そのカードを引いたことに変わりはない。カードを引く事で[[誘発]]する[[能力]]は誘発し、また公開したカードはあなたの手札に存在する。<br />
*カードを複数枚引く行為は常に、カードを1枚引く行為の繰り返しとみなす({{CR|121.2}})。たとえば、あるターンにおいてあなたがまだ一切カードを引いていない状態であなたがカードを3枚引くという[[呪文]]を唱えた場合、あなたはカードを一度に1枚ずつ引く。これにより引かれた1枚目のカードのみ、その奇跡能力を使ってもよい。<br />
*奇跡を持つカードを引いたとき、その時点でそれを唱えることを望まない場合は、それを公開しなくてもよい。<br />
*何らかの呪文を唱えている間に(あるいは能力を[[起動]]している間に)カードを引いた場合、そのカードは唱える手順(起動する手順)が終了するまで[[裏向き]]のままになるが、そのカードが奇跡を持つ場合、唱える手順(起動する手順)が完了した後にそれを公開してよい({{CR|401.5}})。<br />
**[[彩色の宝球/Chromatic Sphere]]によって起こりうる。<br />
<br />
===唱えるタイミング===<br />
*カードを公開する事で誘発型能力が誘発し、[[ドロー・ステップ]]での[[引く|ドロー]]であればステップで最初に[[優先権]]を得る前、呪文や能力によってカードを引いたのであればその[[解決]]後にスタックに能力が置かれる。<br />
*そのカードの奇跡の誘発型能力が解決中にのみ、あなたはそれを奇跡コストで唱えることができる。あなたがその時点でそれを唱えることを望まない(または適正な対象がないなどの理由で唱えられない)場合、あとからそれを奇跡コストで唱えることはできない。<br />
*能力が[[解決]]中に唱えるよう指示している({{CR|608.2f}})ため、[[優先権]]や[[カード・タイプ]]による制約([[あなた|自分]]の[[メイン・フェイズ]]で[[スタック]]が空といった)とは関係なく唱える事ができる。<br />
*奇跡の誘発型能力の解決前に公開したカードが手札を離れた場合、あなたはそれを唱える事はできない。<br />
**解決後、手札以外の領域に移動し、その後手札に戻っても奇跡コストを支払うことはできない。<br />
<br />
==その他==<br />
*アヴァシンの帰還の奇跡を持つ呪文は[[黒]]を除く各色に存在しており、黒の奇跡呪文は存在しなかった。しかしその後、[[統率者2018]]にて黒の[[死者への嘆願/Entreat the Dead]]が登場した。<br />
<br />
==参考==<br />
*[https://mtg-jp.com/reading/mm/0004175/ アヴァシンの街、その1]<br />
*{{WHISPER検索/カードテキスト|奇跡}}<br />
*[[キーワード能力]]<br />
*[[ルーリング]]<br />
<br />
{{#cr:{{キーワード能力のCR番号|奇跡}}}}<br />
[[Category:キーワード能力|きせき]]<br />
__NOTOC__</div>
124.98.96.48
http://mtgwiki.com/wiki/%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%A2%E3%82%A6%E3%83%88
ライブラリーアウト
2019-07-12T07:57:12Z
<p>124.98.96.48: </p>
<hr />
<div>'''ライブラリーアウト''' (''Library Out/Decked'')とは、[[敗北条件]]の1つ、『[[カード]]がない[[ライブラリー]]からカードを[[引く|引こう]]とした[[プレイヤー]]は、次にいずれかのプレイヤーが[[優先権]]を得る時に[[ゲーム]]に負ける。これは[[状況起因処理]]である。』の呼称。俗に'''デッキ切れ、山札切れ'''とも言われる。<br />
<br />
*[[研究室の偏執狂/Laboratory Maniac]]は、自分のライブラリーアウトを[[勝利]]に変えてくれる。<br />
**研究室の偏執狂が登場する以前のカードでは、[[片意地な使い魔/Obstinate Familiar]]や[[あざみの使い魔、明日歌/Tomorrow, Azami's Familiar]]などの「ドローを[[置換効果|置換]]する能力」によって、この敗北条件を回避することができる。<br />
*ライブラリーのカードが0枚になった時ではなく、'''カードがないライブラリーからカードを引こうとしたとき'''なので注意。つまり、ただひたすら対戦相手のライブラリーを[[墓地]]に置いたり、[[追放]]したりするだけのデッキは、通常勝利するには対戦相手の[[ドロー・ステップ]]まで待たなくてはならない。相手にドロー呪文を撃つタイプならOK。<br />
*"run out"(使い果たす)と呼ぶこともある。<br />
*珍しい所では[[フルバーン]]の[[ミラーマッチ]]で、双方が[[神聖の力線/Leyline of Sanctity]]を設置したためにダメージを通せなくなり、そのまま手の打ちようがなくライブラリーアウト…ということが実際に起こったことがある。→([[グランプリ神戸14]]、[http://coverage.mtg-jp.com/gpkob14/article/011136/# カバレージ])<br />
<br />
== 対戦相手のライブラリーアウトを狙うデッキ ==<br />
<br />
対戦相手をライブラリーアウトさせることをメインに据えて勝つ[[デッキ]]もあり、主に次の2つのパターンに分かれる。<br />
<br />
#[[ライブラリー破壊]](ライブラリーのカードを[[墓地]]に置いたり[[追放]]したりする[[効果]])の[[呪文]]や[[能力]]、もしくは[[引く|ドロー]]呪文を[[対戦相手|相手]]に撃つ。<br />
#自分だけドローを[[飛ばす]]手段を用意するか、ライブラリーを修復する手段を用意するかして、相手のライブラリーが自然に尽きるのを待つ([[ロック]]を極めて[[投了]]させる)。<br />
<br />
ライブラリーを使わないデッキは存在しないし、ライブラリーアウトは相手の[[ライフ]]や[[戦場]]の状況に関係なく[[勝利]]できる手段である。そのため相手のデッキや動きに影響を受けづらいことが利点。<br />
<br />
弱点は、その到達までのハードルがライフを削る勝ち方よりも高いところ。[[開始時のライフの総量|初期ライフ]]は誰でも20点なのに対して、[[構築]]ならば、削らなければならないライブラリーはどんなに少なくても40枚以上。相手のドローなどである程度は自動的に削られるとは言っても、相当遠い。[[バベル]]のように極端に分厚いデッキの存在も厳しい点。<br />
<br />
上記1のみで勝つことを目指すデッキ([[MoMa]]や[[玉虫アルター]]など、[[無限コンボ]]やそれに準ずるコンボによりライブラリーを一挙に削る)でない場合、たとえ通常サイズのデッキ相手であっても持久戦になるので、生き残るための高い防御力を必要とする(面倒臭くなった相手が投了するのを期待するならともかく)。大抵はどれも[[ロック]]か[[パーミッション]]の形を取っているのは「高い防御力」を得るための必然だろう。[[トーナメント]]の場合は残り時間に注意。<br />
<br />
==参考==<br />
*[[用語集]]<br />
*[[状況起因処理]]<br />
*[[ルーリング]]<br />
<br />
{{#cr:121.4}}</div>
124.98.96.48
http://mtgwiki.com/wiki/%E5%BC%95%E3%81%8F
引く
2019-07-12T07:55:20Z
<p>124.98.96.48: </p>
<hr />
<div>'''カードを引く'''/''Draw card(s)''と指示された場合、[[ライブラリーの一番上]]の[[カード]]を[[手札]]に入れる。英語の読みから'''ドロー'''と呼ぶこともある。フレイバー上のイメージは「[[天才のひらめき/Stroke of Genius|ひらめき]]」や「[[熟慮/Think Twice|考察]]」とされている。<br />
<br />
{{#card:Divination}}<br />
{{#card:Jayemdae Tome}}<br />
<br />
==ルール==<br />
誰が引くかが指示されておらず、ただ単に「カードを1枚引く。」と書かれている場合、カードを引くのは[[あなた]](その[[呪文]]や[[能力]]の[[コントローラー]])である。<br />
<br />
複数枚のカードを引く指示があった場合には、「カードを1枚引く」処理を複数回行う。また、複数の[[プレイヤー]]に同時にカードを引かせる指示があった場合、[[マジックの黄金律|APNAP順]]に従って、1人ずつ指定された枚数のカードを引いていく。<br />
*「カードを引くたび」[[誘発]]する[[誘発型能力]]は、カードを1枚引くごとに誘発する。<br />
*「カードを引く場合、代わりに…」という[[置換効果]]は、「カードを1枚引く」ことを置換する。複数枚引くときは、1枚ごとに置換し、置換してできた[[イベント]]を完了してから次の1枚を引く。<br />
<br />
ライブラリーにカードがない状態でも、「カードを引く」という処理を行うことができる。これは、「不可能な処理は無視する」という[[マジックの黄金律]]の例外である。空のライブラリーからカードを引こうとしたプレイヤーは、次の[[状況起因処理]]の際に[[敗北]]する。→[[ライブラリーアウト]]<br />
*ライブラリーが空の状態でも、「カードを引く場合、代わりに…」という[[置換効果]]を適用できる。<br />
*空のライブラリーからカードを引こうとした場合、実際にはカードを引いていないので、「カードを引くたび」という誘発型能力は誘発しない。<br />
<br />
ライブラリーのカードを手札に移動させることすべてが、「カードを引く」であるわけではない。「引く」として扱われるのは、[[ドロー・ステップ]]開始時のドロー、および[[ルール文章]]に「引く」と書いてある効果だけである。[[嘘か真か/Fact or Fiction]]や[[闇の腹心/Dark Confidant]]などの「[[手札に加える]]」効果は、カードを引くことを禁止する効果の影響を受けないし、「カードを引くたび」誘発する能力を誘発させない。<br />
<br />
呪文を[[唱える]]手順の間にカードを引く場合、その唱え終わるまで引いたカードは[[裏向き]]のままである({{CR|401.5}})。裏向きである間、そのカードは[[特性]]を持たないものとする。これは、以下の記述も含め、[[能力]]の[[起動]]についても同様である。<br />
*このルールは「[[解決]]中」や「唱え終わってから解決時まで」ではなく「唱えている間」にのみ適用される。<br />
**唱えている間にカードを引くという状況は、[[彩色の宝球/Chromatic Sphere]]を[[起動]]した場合などごく限られた場合にしか発生しない。<br />
**唱えている間であっても、(「手札に加える」などの)「引く」ではない効果で手札に置かれたカードは、裏向きにはならない。<br />
*手札にあることには変わりがないので、唱える手順の完了前にこのカードを[[コスト]]として[[捨てる|捨て]]たりしてもかまわない。<br />
**ただし、特性を持たないので、「[[赤]]のカードを捨てる」といった、特定の性質のカードを捨てるコストには充てられない。<br />
<br />
==[[色の役割]]==<br />
「カードを引く」ことの1種色は[[青]]、2種色は[[黒]]と[[緑]]、3種色は[[赤]]と[[白]]である<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/mechanical-color-pie-2017-2017-06-05 Mechanical Color Pie 2017]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0019007/ メカニズム的カラー・パイ 2017年版]([[Making Magic]] [[2017年]]6月5日 [[Mark Rosewater]]著)</ref>。なお、[[キャントリップ]]と呼ばれる「呪文のオマケ」としての1枚ドローならどの[[色]]でも持ち得る。<br />
<br />
;青<br />
:ドローは青の得意分野であり、引く枚数のバリエーションを含め、種類が豊富。ペナルティのない複数枚のドローはほとんどが青に存在する。[[ルーター]]と呼ばれる「引いて[[捨てる]]」効果の多くも青のカード。<br />
:例:[[天才のひらめき/Stroke of Genius]]、[[連絡/Tidings]]、[[マーフォークの物あさり/Merfolk Looter]]<br />
<br />
;黒<br />
:黒のドローは何らかの[[リソース]]、特に[[ライフ]]と引き換えになる場合が多い。恒久的ドローの場合、ライフの喪失が累積して逆にピンチになる場面もある。厳密には「引く」こととは異なるが、「[[ライブラリーの一番上]]のカードを[[手札に加える]]」ものもやはりライフなどを失う。<br />
:例:[[ファイレクシアの闘技場/Phyrexian Arena]]、[[夜の囁き/Night's Whisper]]、[[頭叩き/Skulltap]]<br />
<br />
;緑<br />
:緑のドローは、その多くが何らかの形で[[クリーチャー]]と関連している。[[土地]]と関連しているものもある。<br />
:例:[[よりよい品物/Greater Good]]、[[原始的刻印/Primitive Etchings]]、[[生命の力、ニッサ/Nissa, Vital Force]]<br />
:*[[次元の混乱]]では無条件ドローである[[調和/Harmonize]]が登場したが、これは重度の[[曲げ]]に当たる<ref>[https://markrosewater.tumblr.com/post/175149339463/is-harmonize-a-breakq Is Harmonize a break?q]([[Blogatog]] [[2018年]]6月22日)</ref>。<br />
<br />
;赤<br />
:赤は「混沌」の色であるため、全プレイヤーを巻き込んでの手札総入れ替え(ホイーリング)などは得意。[[闇の隆盛]]以降は、「捨てて引く」タイプのルーター能力(かき回し)を獲得。[[基本セット2015]]から「一度[[追放]]し、[[ターン]]内であれば[[プレイ]]できる」という擬似ドロー([[衝動的ドロー]])も増えてきている。<br />
:例:[[Wheel of Fortune]]、[[かき回すゴブリン/Rummaging Goblin]]、[[衝動的な行動/Act on Impulse]]<br />
<br />
;白<br />
:白のドローは数が少なく、特に一度に複数枚引けるカードはほとんど存在しない。これは、あらゆる種類の対策手段を持つ色である白を強くしすぎないための措置である。ただし、[[デッキ]]全体を特定の戦略に寄せなければ使えないようなドローは、対策カードを入れる[[スロット]]が少なくなるため例外的に認められている<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/more-stories-city-2018-10-01 More Stories from the City]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0031182/ 都からのさらなる話](Making Magic 2018年10月1日 Mark Rosewater著)</ref>。<br />
:例:[[弱者の師/Mentor of the Meek]]、[[上級建設官、スラム/Sram, Senior Edificer]]、[[希望の夜明け/Dawn of Hope]]<br />
<br />
==その他==<br />
*強力なドローカードは[[禁止カード]]や[[制限カード]]に指定されることが多い。[[Ancestral Recall]]や[[頭蓋骨絞め/Skullclamp]]が代表格。<br />
<br />
==脚注==<br />
<references /><br />
<br />
==参考==<br />
*[[キャントリップ]]<br />
*[[サイクリング]]<br />
*[[ドローエンジン]]<br />
*[[衝動的ドロー]]<br />
*[[用語集]]<br />
<br />
{{#cr:121}}</div>
124.98.96.48
http://mtgwiki.com/wiki/%E8%87%B4%E6%AD%BB%E3%83%80%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%82%B8
致死ダメージ
2019-07-12T07:53:13Z
<p>124.98.96.48: </p>
<hr />
<div>'''致死ダメージ'''/''Lethal Damage''とは、その[[クリーチャー]]の[[タフネス]]以上の[[ダメージ]]のこと。<br />
<br />
致死ダメージを受けた、タフネスが1以上のクリーチャーは[[破壊]]される。これは[[状況起因処理]]である。<br />
<br />
*[[接死]]を持つ[[クリーチャー]]が0点でない[[戦闘ダメージ]]をクリーチャーに[[割り振る]]とき、その値に関わらずそれを致死ダメージとみなす。<br />
*3/3のクリーチャーが2点のダメージを与えられた後、マイナス[[修整]]などでタフネスが2になった場合、そのクリーチャーは致死ダメージを与えられたことで破壊される。あくまでも「2点のダメージを与えられたタフネスが2であるクリーチャー」であり、「タフネスが0以下であるクリーチャーは[[墓地]]に置かれる」というルールに該当しない(よってこの場合、[[再生]]は可能であるし、[[破壊不能]]を持つクリーチャーであれば破壊されない)。<br />
<br />
==参考==<br />
*[[ダメージ]]<br />
*[[タフネス]]<br />
*[[ルーリング]]<br />
<br />
{{#cr:120.6}}</div>
124.98.96.48
http://mtgwiki.com/wiki/%E3%83%80%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%82%B8
ダメージ
2019-07-12T07:52:58Z
<p>124.98.96.48: </p>
<hr />
<div>'''ダメージ'''/''Damage''は、[[プレイヤー]]や[[クリーチャー]]、[[プレインズウォーカー (カード・タイプ)|プレインズウォーカー]]に与えられる損傷を表す数字。<br />
<br />
==解説==<br />
ダメージは、ダメージの[[発生源]]の[[特性]]とダメージを受ける側が何であるかにより、以下の1つ以上の結果をもたらす。<br />
#[[感染]]を持たない発生源から[[プレイヤー]]に与えられたダメージは、そのプレイヤーの[[ライフ]]総量をその量だけ減らす。<br />
#感染を持つ発生源から[[プレイヤー]]に与えられたダメージは、そのプレイヤーにその量の[[毒カウンター]]を置く。<br />
#[[プレインズウォーカー (カード・タイプ)|プレインズウォーカー]]に与えられたダメージは、そのプレインズウォーカーからその量の[[忠誠カウンター]]を取り除く。<br />
#[[萎縮]]や感染を持つ発生源から[[クリーチャー]]に与えられたダメージは、そのクリーチャーにその量の[[-1/-1カウンター]]を置く。<br />
#萎縮も感染も持たない発生源からクリーチャーに与えられたダメージは、そのクリーチャーが負う。<br />
#[[絆魂]]を持つ発生源から[[オブジェクト]]またはプレイヤーに与えられたダメージは、他の[[効果]]に加え、その発生源の[[コントローラー]]にその量のライフを得させる。<br />
<br />
ダメージは3つの手順で処理される。<br />
#ダメージが、[[軽減]]などの[[置換効果]]によって修整された後、与えられる。ダメージが与えられることによって[[誘発]]する[[誘発型能力]]は、この時点で誘発して[[スタック]]に積まれるのを待つ。<br />
#与えられたダメージが結果に変換され、その結果に影響を及ぼす置換効果([[硫黄の渦/Sulfuric Vortex]]、[[破れ翼トビ/Tatterkite]]など)によって修整される。<br />
#ダメージのイベントが発生する。<br />
<br />
いずれのオブジェクトもダメージを与えることができる。しかし、プレイヤーでもクリーチャーでもプレインズウォーカーでもないものには、ダメージは与えられない。<br />
<br />
クリーチャーが負ったダメージは、その[[パーマネント]]がクリーチャーでなくなったとしても、[[クリンナップ・ステップ]]までそのクリーチャーの上に残る。[[タフネス]]が1以上のクリーチャーがそのタフネス以上のダメージ([[致死ダメージ]])を負った場合、それは[[状況起因処理]]によって[[破壊]]される。クリンナップ・ステップで、すべてのパーマネントの上からダメージが取り除かれる。また、[[再生]]効果が適用された時も、ダメージは取り除かれる。<br />
<br />
*ダメージによってタフネスが変化することはない。2/2の[[灰色熊/Grizzly Bears]]に1点のダメージが与えられれば、それは「1点のダメージを負った2/2の灰色熊」である。<br />
*クリーチャーとしてダメージを負った後にクリーチャーでなくなったパーマネントは、ダメージによっては破壊されない。ただし、クリンナップ・ステップまではダメージはそのまま残っているため、再びクリーチャーになった結果、負っているダメージの値がタフネスを上回っていれば、それは破壊される。<br />
*0点のダメージは、ダメージを与えたことにはならない。ダメージを与えることで誘発する誘発型能力は、0点のダメージでは誘発しない。<br />
*致死ダメージを受けたクリーチャーが破壊されるのは状況起因処理によるものであり、そのダメージ自体が破壊するわけでも、ダメージの発生源が破壊するわけでもない。<br />
*「ライフを[[失う]]」「ライフを[[支払う]]」というのは、ダメージを与えているわけではないので、ダメージの軽減や置換の影響を受けない。<br />
*かつては「[[戦闘ダメージ]]の[[割り振る|割り振り]]」が[[スタック]]に置かれていたためよく誤解されていたが、「ダメージを与えること」はスタックに置かれない。あくまで、ダメージを与える[[呪文]]や[[能力]]がスタックに乗るのである。<br />
*ダメージそのものには[[色]]と言う概念はない。あくまで「ダメージの発生源」が色を持つのであり、[[防御円]]などはそれを参照する。<br />
<br />
==色の役割==<br />
[[呪文]]や[[能力]]でダメージを与えることは、[[赤]]が最も得意とする。[[黒]]は[[ドレイン]]や[[黒死病/Pestilence|ペスト]]によってできる。[[白]]は[[戦闘]]に参加している[[クリーチャー]]にのみ([[レンジストライク]])で、[[緑]]は[[飛行]]相手くらいにしかダメージを与えられない。[[青]]には、[[タップ]]で1点ダメージを飛ばす[[ティム]]がいたが、これはのちに赤の[[色の役割|役割]]となった。<br />
<br />
==参考==<br />
*[[戦闘ダメージ]]<br />
*[[ルーリング]]<br />
<br />
{{#cr:120}}</div>
124.98.96.48
http://mtgwiki.com/wiki/%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%95
ライフ
2019-07-12T07:51:49Z
<p>124.98.96.48: </p>
<hr />
<div>'''ライフ'''/''Life''は、点数で表される数値であり、[[プレイヤー]]の生命力を意味するものである。各プレイヤーは'''ライフ総量'''/''Total life''で表される量のライフを持つ。<br />
<br />
==ルール==<br />
通常、[[開始時のライフの総量]]は20点である。[[双頭巨人戦]]においては各チームが[[共用ライフ]]総量を持ち、その初期値は30点である。ただし、[[ヴァンガード]]や[[英雄]]などの特殊なルールや、[[統率者戦]]などの特殊な[[フォーマット]]下で[[ゲーム]]を行う場合には初期値が変化することもある。<br />
<br />
ライフを得たり[[失う|失ったり]]する場合、その分だけライフ総量が変動する。<br />
<br />
ライフ総量が0以下のプレイヤーは、[[状況起因処理]]によってゲームに[[敗北]]する(同時に各プレイヤーのライフ総量をチェックすることに注意)。逆に言えば、[[呪文]]や[[能力]]の[[解決]]中などの優先権が発生しない状況であれば、状況起因処理もチェックされないので、一旦ライフ総量が0以下になってもゲームに敗北しない。<br />
*例えば、[[焦熱の裁き/Fiery Justice]]でライフが5点以下の[[対戦相手]]を[[対象]]にし、そのプレイヤーに5点の[[ダメージ]]を与えるとともに5点[[回復]]もさせた場合、そのプレイヤーは解決中に1度ライフが0点以下になるが、解決後には元の値に戻っているため敗北しない。<br />
<br />
ライフ総量を特定の値にする[[効果]]([[清めの風/Blessed Wind]]、[[不死の標/Beacon of Immortality]]など)や他のプレイヤーとライフ総量を[[交換]]する効果([[Mirror Universe]]など)によってプレイヤーのライフ総量が変化する場合、プレイヤーはライフ総量をその値にするために必要な量のライフを得たり失ったりする。ライフの増減を置換する[[置換効果]]([[加護の反射/Boon Reflection]]など)はこれに影響する可能性があるし、ライフの増減によって[[誘発]]する[[誘発型能力]]([[カヴーの捕食者/Kavu Predator]]など)はこれによって誘発しうる。<br />
<br />
[[コスト]]や効果でプレイヤーが1点以上のライフを[[支払う]]場合、ライフ総量がその量以上でなくてはならない。0点のライフはライフ総量が0未満であっても支払うことができる。<br />
<br />
プレイヤーがライフを得られないという効果([[恒久の拷問/Everlasting Torment]]など)がはたらいている場合、プレイヤーは自分よりライフ総量の多いプレイヤーとライフ総量を交換することができず、交換効果は何もしない。また、そのプレイヤーにライフを得させることを含むコスト([[激励/Invigorate]]など)を支払うことができず、ライフを得ることを置換する効果(加護の反射など)は何もしない。<br />
<br />
===[[イベント]]===<br />
「プレイヤーがライフを得る」というイベントを[[置換]]する[[常在型能力]]や、このイベントを[[誘発条件]]とする[[誘発型能力]]が存在する。これらは「いずれかの[[発生源]]がプレイヤーにライフを得させる」イベント1つごとに[[置換効果]]が適用され、あるいは[[能力]]が[[誘発]]する。<br />
*1体の絆魂を持つクリーチャーがクリーチャー2体以上に戦闘ダメージを[[割り振る|割り振っ]]た場合、ライフを得るイベントは1回しか発生しない。[[トランプル]]でプレイヤーにダメージを割り振る場合も同様。<br />
*2体の絆魂を持つクリーチャーがそれぞれ[[戦闘ダメージ]]を与えたならば、ライフを得るイベントは2回発生し、それぞれに対して適用や誘発が起こる。<br />
*[[土地縛りの儀式/Landbind Ritual]]のような「何か1つに付きN点のライフを得る」[[効果]]では、ライフを得るイベントは1回しか発生しない。<br />
*プレイヤーが0点のライフを得た場合、ライフを得るイベントは発生せず、従ってこの種の能力は適用されず誘発しない。<br />
<br />
==その他==<br />
*ライフ総量に上限および下限はない。ライフ総量が0以下になると通常は[[ゲーム]]に[[敗北]]するため意識しないが、0は下限ではなく、ライフ総量が負の値を取ることも起こりうる(→ [[白金の天使/Platinum Angel]])。<br />
*自らのライフを使って何かをする[[カード]]はどの[[色]]にも存在するが、ほとんど全てが[[黒]]である(→ [[スーサイド]])。[[赤]]はどちらかというと「[[ダメージ]]の反動」であり、(結果として似たようなものではあるが)ちょっと違う。[[白]]や[[緑]]は逆にライフを得る[[効果]]を持つカードが多い。[[青]]はどちらも少ない。<br />
*ライフを半分にしたり、好きな値のライフを[[支払う|支払ったり]]する場合でも、非負の[[数|整数]]値をとる。1/2や1.3になったりはしない。<br />
**ただし、[[アンヒンジド]]では例外的に[[1/2|分数]]を取ることができる。<br />
*[[ライフカウンター]]として、ダイスやおはじき等を使う場合は相手の分も用意する事をお勧めする。相手が残りライフを確認してきた場合、そのターンに決め技を使用する前兆といえるので注意が必要である。<br />
*ライフが残り少ない場合、より多くのカードが脅威となるため、行動が制限されることが多い。→ [[ライフ・アドバンテージ]]<br />
*一般に初心者はライフが削れるのを必要以上に恐れるという。<br />
**もっとも、これはある程度やむをえないことである。ごく初期のデザインではそうだったのだから。→ [[Juzam Djinn]]、[[剣を鍬に/Swords to Plowshares]]<br />
*ルールと関係ないところでは、[[ループ・ジャンクション]]の別名を「ライフ」と言う。<br />
<br />
==参考==<br />
*[[開始時のライフの総量]]<br />
*[[共用ライフ]]<br />
*[[敗北条件]]<br />
*[[リソース]]<br />
*[[ルーリング]]<br />
*[[ライフカウンター]]<br />
<br />
{{#cr:119}}</div>
124.98.96.48
http://mtgwiki.com/wiki/%E4%BB%A3%E6%9B%BF%E3%82%B3%E3%82%B9%E3%83%88
代替コスト
2019-07-12T07:50:08Z
<p>124.98.96.48: </p>
<hr />
<div>'''代替コスト'''/''Alternative Cost''とは、[[呪文]]を[[唱える]]際に、本来の[[マナ・コスト]]以外で[[支払う]]ことができる[[コスト]]のことである。<br />
<br />
{{#card:Bringer of the White Dawn}}<br />
{{#card:Massacre}}<br />
{{#card:Comparative Analysis}}<br />
<br />
==概要==<br />
その名の通り、本来のコストの「代わりに」支払って唱えることができるコストのこと。[[ルール文章]]には「あなたは[この[[オブジェクト]]<nowiki>]</nowiki>のマナ・コストを支払うのではなく、[処理]することを選んでもよい」あるいは「[このオブジェクト]は[[マナ・コストを支払うことなく唱える|マナ・コストを支払うことなく唱え]]てもよい」と書かれる。<br />
*代替コストを[[マナ]]以外(主に[[手札]]のカードを[[捨てる]]あるいは[[追放]])で支払うことのできる呪文は特に[[ピッチスペル]]と呼ばれる。<br />
<br />
特定の状況でのみ代替コストを支払えたり、特定の代替コストを支払った場合にのみ追加の[[効果]]を得たりする例もある。これらは特に[[キーワード能力]]による代替コストに多い。<br />
<br />
そのカードがもともと持っている場合もあれば、別のカードの効果によって与えられる場合もある。<br />
<br />
==ルール==<br />
*代替コストを適用した場合でも、通常の呪文を唱える手順に従う。[[対象]]がないのに勝手に唱えたりはできないし、[[打ち消す|打ち消し]]されたりもする。<br />
*どのようなコストで支払っても、呪文自体の性質は変化しない。その呪文のマナ・コストや[[点数で見たマナ・コスト]]、[[色]]なども変化しない。特別に許可されていない限り、[[ソーサリー]]を[[インスタント・タイミング]]で唱えたりもできない。<br />
*代替コストも「唱えるためのコスト」であるため、[[コスト減少カード|コストを減少させる効果]]や[[コスト増加カード|増加させる効果]]が適用される。<br />
*代替コストで代わりに支払えるのはマナ・コストのみである。[[追加コスト]]までは代替しない。<br />
*1つのオブジェクトが複数の代替コストを適用できる場合でも、そのうちの1つしか適用できない。また、1つ1つの代替コストは独立しており、組み合わせたり混ぜ合わせたりすることもできない。<br />
**例えば[[意志の力/Force of Will]]や[[ドラゴン化/Dragonshift]]に[[瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage]]で[[フラッシュバック]]を与えたとしても、手札1枚とライフ1点でフラッシュバックしたり、[[超過]]コストでフラッシュバックしたりはできない。<br />
*代替コストを適用した場合、呪文の性質によっては不利になることがある点に注意。<br />
**例えば、[[ドリーム・ホール/Dream Halls]]の代替コストで[[輝く群れ/Shining Shoal]]を唱えた場合、代替コストに[[X]]を含まないため、X=0しか指定できない。<br />
***輝く群れ自身の持つ代替コストならば、代替コストにXが含まれているため、Xを指定できる。<br />
**また例えば、ドリーム・ホールの代替コストで[[炎渦竜巻/Firespout]]を唱えた場合、[[赤マナ]]も[[緑マナ]]も支払われていないため、どちらの効果も現れない。一方、[[太陽の拳/Fist of Suns]]の代替コストで炎渦竜巻を唱えた場合、赤マナも緑マナも支払われているため、どちらの効果も現れる。<br />
<br />
==代替コストを定義する[[キーワード能力]]==<br />
*[[フラッシュバック]]<br />
*[[マッドネス]]<br />
*[[変異]]・[[大変異]]<br />
*[[待機]]<br />
*[[想起]]<br />
*[[徘徊]]<br />
*[[反復]]<br />
*[[奇跡]]<br />
*[[超過]]<br />
*[[授与]]<br />
*[[疾駆]]<br />
*[[覚醒]]<br />
*[[怒濤]]<br />
*[[現出]]<br />
*[[絢爛]]<br />
<br />
*マナ・コストを支払うことなく唱えることを含む能力<br />
**[[待機]]<br />
**[[秘匿]]<br />
**[[続唱]]<br />
**[[反復]]<br />
**[[暗号]]<br />
**[[波及]]<br />
<br />
==参考==<br />
*[[マナ・コストを支払うことなく唱える]]<br />
*[[コスト変更カード]]<br />
*[[ルーリング]]<br />
<br />
{{#cr:118.9}}<br />
{{#cr:601.2}}</div>
124.98.96.48
http://mtgwiki.com/wiki/%E3%83%9E%E3%83%8A%E3%83%BB%E3%82%B3%E3%82%B9%E3%83%88%E3%82%92%E6%94%AF%E6%89%95%E3%81%86%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%AA%E3%81%8F%E5%94%B1%E3%81%88%E3%82%8B
マナ・コストを支払うことなく唱える
2019-07-12T07:49:43Z
<p>124.98.96.48: </p>
<hr />
<div>'''マナ・コストを支払うことなく唱える'''/''cast ... without paying its mana cost''とは、[[代替コスト]]のうち、[[リソース]]を[[支払う]]ことなく[[唱える]]ことを許可する書式である。<br />
<br />
{{#card:Omniscience}}<br />
<br />
==概要==<br />
[[呪文]]の中には、本来の[[マナ・コスト]]のほかに、「代わりに」支払うことで[[唱える]]ことができる特別な[[コスト]]、すなわち[[代替コスト]]を持つものがある。その中でも特にこの「マナ・コストを支払うことなく唱える」という書式のものは、[[マナ・コスト]]の支払いを免除する。<br />
<br />
[[ルール文章]]には「あなたは[この[[オブジェクト]]<nowiki>]</nowiki>をマナ・コストを支払うことなく唱える(唱えてもよい)/You (may) cast [this object] without paying its mana cost.」と書かれる。<br />
<br />
その呪文自身に定義されている場合もあれば、別のカードの[[効果]]によって与えられる場合もある。またあるいは別のカードの効果の一部としてその[[解決]]時に処理されることもある。<br />
<br />
*たいていの場合はマナなどを支払わなくて済むためお得であるが、[[X火力]]や[[烈日]]、[[向上呪文]]など呪文の性質によっては不利になることがある点に注意。詳しくは[[#ルール]]を参照。<br />
*「マナ・コストを支払うのではなく(0)を支払ってもよい」という書式(例:[[精神壊しの罠/Mindbreak Trap]])と挙動はほぼ同じである。<br />
<br />
==ルール==<br />
[[代替コスト]]のページも参照。<br />
*[[マナ]]などの[[コスト]]の[[支払う|支払い]]がないだけで、その他の点については通常の[[呪文]]を[[唱える]]手順に従う。[[対象]]がないのに勝手に唱えたりはできないし、[[打ち消す|打ち消し]]されたりもする。<br />
*呪文自体の性質は変化しない。その呪文のマナ・コストや[[点数で見たマナ・コスト]]、[[色]]なども変化しない。特別に許可されていない限り、[[ソーサリー]]を[[インスタント・タイミング]]で唱えたりもできない。<br />
**特別に許可されている場合とは、呪文や能力の解決中に呪文を唱えるよう指示されたり、「[[瞬速]]を持つかのように唱えてよい」といったさらなる効果があるときのこと。例えば[[続唱]]によってインスタント・タイミングでソーサリーなどを唱えることができる。このことは、「マナ・コストを支払うことなく」という句がなくても同じ。<br />
*マナ・コストに([[X]])を含む呪文をこれにより唱える場合、Xがその呪文の[[ルール文章]]によって定義されている場合、Xの値はその定義された値である({{CR|107.3c}})。そうでない場合、Xについての適正な選択は0だけである({{CR|107.3b}})。[[X#通常の方法以外でのマナ・コストの「X」の支払い]]の項も参照。<br />
*支払いを免除されるのはマナ・コストのみである。[[追加コスト]]や[[コスト増加カード|増加したコスト]]までは代替できず、[[総コスト]]を直接変更する効果も無視できない。<br />
**強制の追加コストは必ず支払う必要があり、任意の追加コストは支払うかどうかを選ぶことができる。<br />
*これは代替コストの一種であるため、これを適用することを選んだ場合、他の代替コストを適用することはできない。<br />
**[[超過]]や[[授与]]などの指定された代替コストを支払うことで発揮される効果を利用するには、その代替コストを支払う必要がある。<br />
**「マナ・コストを支払うことなく唱えてもよい」という効果は、呪文を唱えるかどうかの選択肢のみ与える。これにより呪文を唱えるなら、マナ・コストを支払わないことは強制であり、他の代替コストは適用できない。<br />
*唱えることによって[[誘発]]する[[能力]](例:[[ストーム]]・[[複製]]・[[伝説の]][[エルドラージ]]の能力、[[強請]]・[[果敢]]など)も、通常同様に誘発する。ただしそれにマナなどの支払いが必要な場合、そちらは支払う必要がある。<br />
*「それを唱えるために使われたマナ」は存在しない。[[烈日]]を持っていてもカウンターは置かれないし、[[向上呪文]]の追加の効果も得られない。<br />
<br />
==「マナ・コストを支払うことなく唱える」処理を含む/関連する[[キーワード能力]]==<br />
*[[待機]]<br />
*[[秘匿]]<br />
*[[続唱]]<br />
*[[反復]]<br />
*[[暗号]]<br />
*[[波及]]<br />
<br />
==参考==<br />
*{{WHISPER検索/カードテキスト|マナ・コストを支払うことなく}}<br />
*[[コスト変更カード]]<br />
*[[ルーリング]]<br />
<br />
{{#cr:118.9}}<br />
{{#cr:601.2}}</div>
124.98.96.48
http://mtgwiki.com/wiki/%E3%83%9E%E3%83%8A%E3%83%BB%E3%82%B3%E3%82%B9%E3%83%88%E3%81%AE%E7%84%A1%E3%81%84%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%89
マナ・コストの無いカード
2019-07-12T07:49:13Z
<p>124.98.96.48: </p>
<hr />
<div>'''マナ・コストの無いカード'''は文字通り[[マナ・コスト]]が存在しない[[カード]]のこと。<br />
{{#card:Evermind}}<br />
{{#card:Lotus Bloom}}<br />
<br />
==解説==<br />
[[土地]]カードが代表的だが、それ以外にもマナ・コストが表記されていないカードがある。また、[[変異]]や[[予示]]などにより[[裏向き]]になっているカードや、[[両面カード]]の[[第2面]]もマナ・コストを持たない。カードではないが、[[コピー]]でない[[トークン]]もマナ・コストを持たない。<br />
<br />
これは'''[[0マナカード|マナ・コストが(0)であること]]とは根本的に異なる'''。マナ・コストが(0)のカードには「(0)というマナ・コストが存在する」。<br />
<br />
*マナ・コストの無いカードの[[点数で見たマナ・コスト]]は未定義値のルール({{CR|107.2}})により0として扱う。ただし、両面カードの第2面の点数で見たマナ・コストを参照する際は、その[[第1面]]のマナ・コストに基づいた値を参照する({{CR|711.4b}})。<br />
<br />
==ルール==<br />
存在しないマナ・コストは、[[支払う]]ことができないコストである。<br />
*マナ・コストを支払うことができないだけで、唱えようとすることはできる。しかし、コストを支払う手順でコストを支払えないため、唱えることは不正となり、唱え始める前の状態に[[巻き戻し|巻き戻される]]。<br />
**これは呪文として唱えられないことのみを意味する。土地のプレイの手順にはマナ・コストの支払いが含まれないため、影響を受けることなく通常通りプレイを完了できる。<br />
*「[[マナ・コストを支払うことなく唱える]]」などの[[代替コスト]]で唱えることができる。これは、唱える手順を「マナ・コストを支払う」ことなく完了できるようになるためである。<br />
**つまり、[[等時の王笏/Isochron Scepter]]で作ったコピーを唱えたり、[[太陽の拳/Fist of Suns]]で(W)(U)(B)(R)(G)を支払って唱えたりすることが可能である。墓地にあれば[[過去の罪/Sins of the Past]]で唱えることができる。<br />
*[[コスト増加カード]]でも支払うことはできない。存在しないコストに対しては、増減させる効果を適用できないからである。<br />
*[[エッセンスの漏出/Essence Leak]]や[[氷の洞窟/Ice Cave]]など、マナ・コストを支払わせる[[効果]]についても同様に支払うことができない。<br />
*マナ・コストのないカードに対して他のコストがマナ・コストと同じ値に設定される場合、そのコストも存在しないため支払うことができない。<br />
**つまり、[[埋め合わせ/Recoup]]を使っても[[フラッシュバック]]できないし、[[啓発のジン/Djinn Illuminatus]]がいても[[複製]]はできない。<br />
*[[スタック]]に乗っているならば[[ミラーリ/Mirari]]や[[双つ術/Twincast]]などでの[[コピー]]は問題なくできる。[[点数で見たマナ・コスト]]は未定義値のルールにより0として扱うため、[[イゼットのギルド魔道士/Izzet Guildmage]]でのコピーも可能。<br />
<br />
==旧ルール==<br />
[[常在精神/Evermind]]登場当時では、「マナ・コストがないカードは呪文として唱えられない」と定義されていた。<br />
*現在のルールになったのは[[時のらせん]]発売時。この変更は、[[待機]]を持つカードの中にマナ・コストの無いカードが存在するために行われた。マナ・コストが無く[[唱える|唱えられ]]ないのに、[[待機]]により唱えられるということは矛盾していたためである。<br />
*呪文として唱えられないだけなので、それが土地ならば土地としてプレイできる。これについては現在と同じ。<br />
*「マナ・コストを支払うことなく唱えてもよい」などの代替コストや、[[三なる宝球/Trinisphere]]などのコスト変更効果が適用される状況でも、唱えることを宣言すること自体ができないため、代替コストは支払えなかった。<br />
*[[等時の王笏/Isochron Scepter]]にこれを[[刻印]]しコピーする所までは可能だが、コピーはマナ・コストを持たないので唱えられなかった。すなわち、刻印しても何の意味もなかった。<br />
<br />
==マナ・コストの無い呪文==<br />
'''[[モダンホライゾン]]'''<!-- ←ここを更新する際、セットの見落とし(特に統率者セットなどの特殊セット)がないか必ず確認してください。 -->まで対応。カード・タイプと色、使う方法を併記。[[土地]]や[[第2面]]はこのリストには含まれない。<br />
*[[常在精神/Evermind]] ([[インスタント]]、青、[[連繋]]([[秘儀]])-(1)(青))<br />
*[[均衡の復元/Restore Balance]] ([[ソーサリー]]、[[白]]、[[待機]]6-(白))<br />
*[[祖先の幻視/Ancestral Vision]] (ソーサリー、[[青]]、待機4-(青))<br />
*[[死せる生/Living End]] (ソーサリー、[[黒]]、待機3-(2)(黒)(黒))<br />
*[[命運の輪/Wheel of Fate]] (ソーサリー、[[赤]]、待機4-(1)(赤))<br />
*[[超起源/Hypergenesis]] (ソーサリー、[[緑]]、待機3-(1)(緑)(緑))<br />
*[[睡蓮の花/Lotus Bloom]] ([[アーティファクト]]、待機3-(0))<br />
*[[衝撃の足音/Crashing Footfalls]] (ソーサリー、緑、待機4-(緑))<br />
*[[モックス・タンタライト/Mox Tantalite]] ([[アーティファクト]]、待機3-(0))<br />
<br />
==参考==<br />
*[[用語集]]<br />
*[[ルーリング]]<br />
__NOTOC__<br />
{{#cr:118.6}}</div>
124.98.96.48
http://mtgwiki.com/wiki/%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%81%AE%E5%9F%8E%E5%A1%9E/Bolas%27s_Citadel
ボーラスの城塞/Bolas's Citadel
2019-07-12T07:48:40Z
<p>124.98.96.48: </p>
<hr />
<div>{{#card:Bolas's Citadel}}<br />
<br />
[[黒]]の[[トリプルシンボル]]らしい、[[ライフ]]を犠牲に各方面から多大な[[アドバンテージ]]をもたらす強力な[[伝説のアーティファクト]]。<br />
<br />
[[ファイレクシアの闘技場/Phyrexian Arena]]、[[闇の腹心/Dark Confidant]]といった黒の[[カード・アドバンテージ]]獲得方法を足して合わせたような[[能力]]で[[ライブラリーの一番上]]を[[ライフ]]が尽きるか[[土地]]がだぶるまで[[プレイ]]し続けることが可能。またそれを[[勝利]]に直結させる[[ライフロス]]能力も強力。<br />
<br />
[[スタンダード]]では[[野茂み歩き/Wildgrowth Walker]]と各種[[探検]]という[[黒緑ビートダウン#イクサラン・ブロック+ドミナリア+基本セット2019+ラヴニカのギルド期|ゴルガリ・ミッドレンジ]]の基本[[ギミック]]がそのまま流用できる軽便さとなっている。野茂み歩きが1体でもいれば探検持ちは出せば出すほどライフが増えるのでプレイし放題であり、同時にライブラリーの一番上にある土地を手札に加えることで取り除いていって後続が途切れにくくなると至れり尽くせりである。<br />
<br />
実質、[[チャネル/Channel]]を内蔵した[[未来予知/Future Sight]]であり、[[師範の占い独楽/Sensei's Divining Top]]や[[ネクロポーテンス/Necropotence]]との組み合わせは強力無比。それらのカードを使用することができる[[統率者戦]]では、初期ライフが40であることもあり凶悪さに拍車がかかっている。[[腹黒い夢/Insidious Dreams]]で[[霊気貯蔵器/Aetherflux Reservoir]]などと一緒に積み込む、[[覇者シャルム/Sharuum the Hegemon]]や[[ドラゴン・エンジン、レイモス/Ramos, Dragon Engine]]を[[統率者]]に指定し[[Transmute Artifact]]のコストにするなど、サーチ手段に事欠かない点も大きい。<br />
<br />
*[[灯争大戦]]の[[ドラフト・ウィークエンド]]で[[発売記念プロモ]]として新規[[イラスト]]の[[プロモーション・カード]]が配布された<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/card-preview/war-spark-promos-and-packaging-2019-04-01 War of the Sparke Promos and Packaging]/[https://mtg-jp.com/reading/publicity/0032294/ 『灯争大戦』の各種プロモとパッケージ](Card Preview 2019年4月1日 [[Chris Gleeson]]著)</ref>。<br />
<br />
==ルール==<br />
*1番目の能力のルールについては[[ジュワー島のスフィンクス/Sphinx of Jwar Isle#ルール]]を参照。<br />
*2番目の能力は[[ライブラリー]]から[[プレイ]]できること以外の制限は変更しない。[[ソーサリー]]はソーサリーを[[唱える|唱えられる]]ときにしか唱えられないし、[[土地]]はそのターンまだ土地をプレイする権利が残っているときにしかプレイできない。<br />
*2番目の能力の「[[マナ・コスト]]ではなく[[ライフ]]で[[支払う]]」効果は、[[代替コスト]]を定める効果である({{CR|118.9}})。<br />
**他の代替コストを適用して唱えることはできない。<br />
**その呪文の[[マナ・コスト]]に[[X]]が含まれる場合は、X=0でしか唱えられない。<br />
**ライフで支払うことは強制である。マナ・コストを支払って唱えることはできない。<br />
**ライフをコストとして支払えるのは、支払う量以上のライフ総量を持っている場合のみである({{CR|119.4}})。ライフが負の値になるような呪文は唱えることはできない。<br />
**代替されるのはマナ・コストのみである。[[新生化/Neoform]]など[[追加コスト]]が要求されるならそれは支払わなければならない。また、[[コスト増加カード|コスト増加]]で要求されるマナをライフで支払うことはできないし、[[コスト減少カード|コスト減少]]効果では支払うライフが減ったりはしない。<br />
*3つ目の能力で[[生け贄に捧げる]][[パーマネント]]の1つとしてボーラスの城塞を生け贄に捧げてもよい。<br />
<br />
==関連カード==<br />
===サイクル===<br />
{{サイクル/灯争大戦の有色アーティファクト}}<br />
<br />
==参考==<br />
<references /><br />
*[[トリプルシンボルカード]]<br />
*[[ニコル・ボーラス/Nicol Bolas (ストーリー)|ニコル・ボーラス/Nicol Bolas]]([[背景世界/ストーリー用語]])<br />
*[[カード個別評価:灯争大戦]] - [[レア]]<br />
__NOTOC__</div>
124.98.96.48
http://mtgwiki.com/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%82%A2%E3%81%AE%E9%9D%9E%E7%94%9F/Phyrexian_Unlife
ファイレクシアの非生/Phyrexian Unlife
2019-07-12T07:47:44Z
<p>124.98.96.48: </p>
<hr />
<div>{{#card:Phyrexian Unlife}}<br />
<br />
[[Lich]]や[[卓絶/Transcendence]]の流れを汲む延命[[エンチャント]]。[[ライフ]]が0を切ると[[ダメージ]]を[[ライフ]]の[[失う|損失]]から[[毒カウンター]]に切り替え、さらに9点分までダメージを受けられるようになる。<br />
<br />
[[戦場に出る|戦場に出た]]時点で置換が始まる過去の類似[[カード]]と比較すると、ギリギリまで[[戦場に出す]]のを遅らせる必要がなく、使いやすくなっている。実質的には10点の[[回復|ライフゲイン]]を行っているのに近く、そういう意味では[[凡人の錯覚/Delusions of Mediocrity]]が最も近く、同様に[[コントロール (デッキ)|コントロール]]のライフの水増しとして使える。ただし、[[ミラディンの傷跡ブロック]]には[[感染]][[クリーチャー]]が存在し、このカードは毒カウンターを勝利手段に使うデッキに対して延命手段にならないため、このような素直な用途で使われることは少なかった。ライフロスを多用する[[吸血鬼_(デッキ)#ゼンディカー・ブロック+ミラディンの傷跡ブロック期|吸血鬼デッキ]]対策としては優秀だったものの、貴重な[[サイドボード]]の枠を割く価値はなかったようだ。<br />
<br />
[[コンボデッキ]]のサポートとして使う場合は凡人の錯覚と性質が異なる。ライフが0点以下になればライフを[[支払う]]ことができなくなるので[[ヨーグモスの取り引き/Yawgmoth's Bargain]]等の「ライフを支払う」カードのサポートには使えないが、[[ライフロス]]で敗北することが無くなるので、[[むかつき/Ad Nauseam]]や[[大霊堂の戦利品/Spoils of the Vault]]等のライフロスと引き換えに[[アドバンテージ]]を得るカードが使い放題になる(→[[むかつき#モダン|アド・グレイス]])。コンボ目的に使う場合でも実質10点回復の性質は生きているため、このようなデッキでは時間稼ぎと[[コンボパーツ]]を兼ねる強力なカードになる。<br />
<br />
*2つ目の能力の条件はライフが0点以下であることなので、ライフが1点以上ある状態で一度にどれだけ大きいダメージを与えられても、そのダメージが毒カウンターになることはない。そのため、多くの場合は事実上10点+αの回復として機能する。<br />
*これがあるからといって、ライフを[[支払う]][[コスト]]が払い放題になるわけではない({{CR|118.3}})。ライフが負の値なら0点のライフしか支払えない。<br />
*[[シルヴォクののけ者、メリーラ/Melira, Sylvok Outcast]]と一緒に出せば、ライフロスだけではなくダメージで[[敗北]]することもなくなる。<br />
<br />
==参考==<br />
*[[ファイレクシア/Phyrexia]]([[背景世界/ストーリー用語]])<br />
*[[カード個別評価:新たなるファイレクシア]] / ファイレクシア陣営 - [[レア]]</div>
124.98.96.48
http://mtgwiki.com/wiki/%E3%82%B3%E3%82%B9%E3%83%88
コスト
2019-07-12T07:47:11Z
<p>124.98.96.48: </p>
<hr />
<div>'''コスト'''/''Cost''とは、他の処理を行うため、あるいは他の処理を妨げるために必要な処理や[[支払う|支払い]]のこと。[[呪文]]を[[唱える|唱えたり]]、[[能力]]を[[起動]]したりするためにはコストを支払う必要がある。<br />
<br />
[[マナ]]を支払うことだけではなく、[[パーマネント]]を[[タップ]]することや[[手札]]を[[捨てる]]ことや[[スカイシュラウドの切断獣/Skyshroud Cutter|相手にライフを与える]]ことなど、さまざまなことがコストになりうる。<br />
<br />
「無いもの」や「できないこと」をコストとして支払うことはできない。[[ライフ]]が1点のときにコストとしてライフを2点以上支払うことはできないし、[[タップ]]状態の[[パーマネント]]ではタップするコストを支払うことができない。<br />
<br />
*0点のライフや0点のマナは、いかなる状況(たとえ、ライフが負の値であっても)でも支払うことが可能である。<br />
*手札が0枚のときでも「手札を捨てる」というコストを(0枚の手札をすべて捨てることにより)支払うことができるが、「手札を1枚捨てる」というように枚数が指定されているときは支払えない。<br />
*呪文を唱えたり[[起動型能力]]を起動したりするためのコストの支払いは、その呪文や能力による[[イベント]]の一部として扱われる。そのため、「呪文や能力によって~させられるたび…」といった[[誘発型能力]]や[[置換効果]]から参照されうる。<br />
*何らかの[[効果]]で、コストが増減したり変更されたりすることがある。あるコストが変更されて別の行動を行った場合でも、それは「コストを支払った」ことになる({{CR|118.7}})。<br />
*存在しないコストを支払うことはできない。(→[[マナ・コストの無いカード]])<br />
<br />
==参考==<br />
*[[マナ・コスト]]<br />
*[[追加コスト]]<br />
*[[起動コスト]]<br />
*[[代替コスト]]<br />
*[[アップキープ・コスト]]<br />
*[[支払う]]<br />
*[[ルーリング]]<br />
<br />
{{#cr:118}}</div>
124.98.96.48
http://mtgwiki.com/wiki/%E7%B6%9A%E5%94%B1
続唱
2019-07-12T07:45:30Z
<p>124.98.96.48: </p>
<hr />
<div>{{Otheruses|キーワード能力|デッキ|続唱 (デッキ)}}<br />
{{情報ボックス/キーワード能力<br />
|名前=続唱<br />
|英名=Cascade<br />
|種別=[[誘発型能力]]<br />
|登場セット=[[アラーラ再誕]]<br/>[[プレインチェイス2012]]<br/>[[統率者2016]]<br>[[モダンホライゾン]]<br />
|リーガル=legal<br />
}}<br />
'''続唱'''(ぞくしょう)/''Cascade''は、[[アラーラ再誕]]で初登場した[[キーワード能力]]。この[[能力]]を持つ[[呪文]]が[[唱える|唱えた]]ときに[[誘発]]する[[誘発型能力]]である。 <br />
<br />
{{#card:Enlisted Wurm}}<br />
{{#card:Yidris, Maelstrom Wielder}}<br />
<br />
==定義==<br />
'''続唱'''/''Cascade''は、「[[あなた]]がこの[[呪文]]を[[唱える|唱えた]]とき、あなたの[[ライブラリーの一番上]]の[[カード]]を、[[点数で見たマナ・コスト]]がその呪文より低い[[土地]]でないカードが[[追放]]されるまで追放する。あなたはそのカードをその[[マナ・コストを支払うことなく唱える|マナ・コストを支払うことなく唱えてもよい]]。その後、これにより追放されたすべてのカードを、あなたの[[ライブラリーの一番下]]に[[無作為に|無作為]]の順番で置く。」を意味する。<br />
<br />
==解説==<br />
唱えると追加で1枚[[カード]]をただで唱えられるという豪快なメカニズム。[[プレインチェイス2012]]、[[統率者2016]]、[[モダンホライゾン]]で再登場した。<br />
<br />
続唱をもつカードはそのほとんどが[[多色カード]]かつ3[[マナ]]以上でデザインされている(例外は[[モダンホライゾン]]で登場した[[赤]][[単色]]の[[混沌の辛苦/Throes of Chaos]])。[[#マナ・コストの調整]]も参照。<br />
<br />
[[カード]]単体での[[効果]]は同じ効果の続唱を持たない呪文に比べて大幅に[[重い|重く]]デザインされており、[[ライブラリー]]からどの呪文が出てくるかはわからないものの、[[デッキ]][[構築]]によってある程度唱える呪文をコントロールできる。元の呪文を[[打ち消す|打ち消され]]ても追加の呪文には影響しないため、[[パーミッション]]に対する耐性がある。<br />
<br />
初出のアラーラ再誕は、収録カードが全て多色カードという異色の[[カード・セット]]であり、[[色拘束]]が強い代わりに[[カードパワー]]が高いカードが多数収録されていた。それが手伝い、[[スタンダード]]では[[血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf]]から[[大渦の脈動/Maelstrom Pulse]]や[[荒廃稲妻/Blightning]]が飛び出してくる[[黒赤緑ビートダウン#アラーラの断片ブロック期|ジャンド続唱]]が構築され、大暴れした。また[[マナ・コストの無いカード]]を唱えられる点を悪用し、[[エクステンデッド]]以下の[[フォーマット]]では[[超起源]]や[[死せる生]]といった[[コンボデッキ]]を誕生させた。<br />
<br />
*「Cascade」とは「滝」あるいは「(滝のように)繋がったもの・流れるもの」のこと。「続唱」は呪文の詠唱が連なり続いていくような様からの命名だろう。<br />
*ストーリー掌編「The Day a Vedalken Exploded」<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/savor-flavor/day-vedalken-exploded-2009-05-05 The Day a Vedalken Exploded](Savor of Flavor 2009年5月5日)</ref>では、「続唱」は荒れ狂うむき出しのマナの流れである[[大渦/Maelstrom]]によって、魔法が影響を受けた現象として描かれている。このことから、「続唱」は大渦の一面を表現したメカニズムの1つであることが分かる。<br />
<br />
==ルール==<br />
*続唱[[能力]]は続唱を持つ呪文を唱えたときに[[誘発]]し、その呪文が[[解決]]される前に解決される。続唱能力によって唱えられたカードも同様である。続唱を持つ呪文を[[打ち消す|打ち消し]]ても、続唱能力は打ち消されない。<br />
*条件を満たすカードを追放した後、それを唱えないことを選んでもよい。唱えなかった(唱えられなかった)カードは、他のカードと同様にライブラリーの一番下に置かれる。<br />
*能力が[[解決]]中に唱えるよう指示している({{CR|608.2f}})ため、[[優先権]]や[[カード・タイプ]]による制約([[あなた|自分]]の[[メイン・フェイズ]]で[[スタック]]が空といった)とは関係なく唱える事ができる。<br />
*続唱能力によって唱えられるカードは、ライブラリーではなく、追放領域から唱えられる。<br />
*続唱能力によって唱えられるカードの[[マナ・コスト]]に[[X]]が含まれていた場合、適正なXの選択は0のみである。また、そのカードの任意の[[追加コスト]]を支払ってもよく、強制の追加コストは支払わなければいけない。<br />
*続唱能力によって唱えられたカードの続唱能力も誘発する。<br />
*[[分割カード]]が追放された場合、点数で見たマナ・コストは分割カードすべての合計となる。いずれかのカードの点数で見たマナ・コストが続唱を持つ呪文より低くても、その合計が上回っているならばどのカードとしても唱えられない。<br />
**[[アモンケット]]以前の分割カードのルールでは、いずれかのカードの点数で見たマナ・コストが続唱を持つ呪文より低ければ、どちらのカードでも唱えられた。<br />
*[[マナ・コストの無いカード]]は続唱能力で唱えられる(点数で見たマナ・コストは未定義値のルールにより0として扱う)。<br />
*追放されたカードは、[[ライブラリーの一番下]]に'''無作為の順番'''で置かれる。これは、条件を満たすカードが[[ライブラリー]]に存在しない場合、ライブラリーを好きな順番に並び替えることを防ぐためである。<br />
*条件を満たすカードがライブラリーに存在しなかった場合、結果としてライブラリーが無作為に並べ替えられるだけだが、これは「ライブラリーを[[切り直す]]」ではない。そのため、「ライブラリーを切り直すたび」に誘発する[[誘発型能力]]([[心因検査器/Psychogenic Probe]])は誘発しない。<br />
*続唱能力の解決の後に優先権を得るのは、[[アクティブ・プレイヤー]]である({{CR|117.3b}})。<br />
<br />
==開発秘話==<br />
===スピンとシャッフル===<br />
[[Mark Gottlieb]]がこの[[キーワード能力]]を提案したときの名称は「'''スピン'''/''Spin''」で、「ライブラリーから最初の[[コスト]]がN(そのカードの[[点数で見たマナ・コスト]]と同値)以下の[[土地]]でない[[カード]]を見つけ、それをこの呪文の代わりに[[唱える|唱え]]てもよい。」という[[能力]]であった。要するに、スピン呪文の代わりに別の呪文を唱えられる選択肢を与える能力である<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/latest-developments/information-cascade-2009-04-17 Information Cascade](Latest Developments 2009年4月7日)</ref>。<br />
<br />
[[Mike Turian]]は、スピン呪文は「いらだつような決定が生じる」欠点を持つと指摘した。スピン呪文はそうでない同じコストの呪文より弱くしなくてはならないが、そうすると見つけた別の呪文を選択する方が多くなり、これでは単に効果が不確定な呪文に過ぎなくなってしまう。さらに、[[公開する|公開]]されたのが元より低いコストの呪文であったら、どちらを選択しても支払ったコストに見合った効果が得られない。これを解決するため、両方の呪文を唱えるように提案し、「この呪文の代わりに唱える」が「コストを支払わずに唱えてもよい」に変更された。<br />
<br />
その後、すべての呪文カードがスピン持ちで同じ点数で見たマナ・コストの場合、スピン呪文を1回唱えるだけで、すべてのスピン呪文が唱えられてしまう問題が発生したため、スピン能力の連発を防ぐため、[[誘発条件]]が「[[手札]]から唱えられたとき」に変更された。だが、スピン能力の連発は問題ではないと多くの主張があったことから、唱えられるカードの条件が「この呪文の点数で見たマナ・コストより低い土地でないカード」に変更され、「手札から唱えられたとき」の誘発条件は削除された。<br />
<br />
開発の終盤で、多くのテストプレイヤーが続唱で毎回ライブラリーの[[切り直す|切り直し]]を強制されることに不満を述べたことから、「公開する」が「[[追放]]してから[[ライブラリーの一番下]]に[[戻す]]」に変更された。しかし、先述の「好きな順番に並び替えられる」ことは好まれないため、「追放したカードを無作為の順番で戻す」という少し奇怪な文章となった。基本的に追放したカードの束を切り直すことになるが、ライブラリーを切り直すよりは悪くないという考えである。<br />
<br />
===マナ・コストの調整===<br />
公式コラムでは、2マナの続唱カードがなぜ作成されなかったのかを解説するために「[[Waterfall]]」という架空のカードを提示して解説している<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/latest-developments/getting-know-cascade-2009-05-08 Getting to Know Cascade](Latest Developments 2009年5月8日)</ref>。<br />
<br />
{{カードテキスト<br />
|カード名=Waterfall<br />
|コスト=(白)(青)<br />
|タイプ=ソーサリー<br />
|カードテキスト=続唱(あなたがこの呪文をプレイしたとき、あなたのライブラリーの一番上のカードを、コストがより低い土地でないカードが取り除かれるまでゲームから取り除く。あなたはそれをそのマナ・コストを支払うことなくプレイしてもよい。取り除かれたカードを一番下に無作為の順番で置く。) <br />
|PT=<br />
|背景=unlegal<br />
}}<br />
<br />
例えば、特定の1マナ以下のカード1種類しかデッキに採用していなかった場合には、Waterfallを唱えると必ずそのカードが唱えられることになる。続唱は無作為性・不確実性を特徴に織り込んでいるため、軽過ぎる続唱カードはデザイン意図に反することになる。<br />
<br />
また、[[時のらせん]]の[[マナ・コストの無いカード|マナ・コストの無い]][[待機]][[呪文]]は待機という制約が課せられているために非常に強力な効果を持たされている。しかし、Waterfallを経由すれば[[祖先の幻視/Ancestral Vision]]や[[超起源/Hypergenesis]]といったカードが(白)(青)で即座に唱えることができてしまう。2マナで[[Eureka]]の効果が確実に得られるのは明らかに問題であった。<br />
<br />
調整の結果、続唱の[[マナ・コスト]]は3以上に定められた。[[超起源]][[デッキ]]は依然としてポテンシャルを秘めているものの、1~2マナのカードなしにデッキ構築するにはリスクが高く、問題ないとされた(結局、この種の[[コンボデッキ]]は予想以上に猛威を振るい、[[超起源/Hypergenesis]]は[[エクステンデッド]]と[[モダン]]で[[禁止カード]]となったのだが)。<br />
<br />
==脚注==<br />
<references /><br />
<br />
==参考==<br />
*{{WHISPER検索/カードテキスト|続唱}}<br />
*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/kind-acts-randomness-2009-05-04 Kind Acts of Randomness] / [https://web.archive.org/web/20121030105127/http://archive.mtg-jp.com/reading/translated/002238/ 無作為はともだち(Web Archive)] ([[Making Magic]] 2009年5月4日 文:[[Mark Rosewater]])<br />
*[[キーワード能力]]<br />
*[[ルーリング]]<br />
<br />
{{#cr:{{キーワード能力のCR番号|続唱}}}}<br />
[[Category:キーワード能力|そくしよう]]<br />
__NOTOC__</div>
124.98.96.48
http://mtgwiki.com/wiki/%E3%83%91%E3%82%B9
パス
2019-07-12T07:44:47Z
<p>124.98.96.48: </p>
<hr />
<div>'''パス'''/''Pass''とは、[[優先権]]を放棄すること。<br />
<br />
全ての[[プレイヤー]]が優先権を連続してパスすると、[[スタック]]の一番上の[[オブジェクト]]が[[解決]]に入る。スタックにオブジェクトがない場合、進行中の[[フェイズ]]や[[ステップ]]が終了する。<br />
<br />
優先権を連続してパスするとは、お互いのプレイヤーが、その間にいっさいのゲーム上の行動を行わずに優先権をパスすることである。[[マナ能力]]はスタックに乗らないが、[[起動型能力|起動型]]マナ能力を[[起動]]したなら「連続してパス」とは言わない。[[裏向き]]の[[クリーチャー]]を表向きにする行為など、[[特別な処理]]に関しても同様である。<br />
<br />
*[[マッドネス]]は旧ルールにおいて、優先権をパスすることを参照していた。<br />
*[[流刑への道/Path to Exile]]の略称としても使われる。<br />
<br />
==参考==<br />
*[[優先権]]<br />
*[[解決]]<br />
*[[ルーリング]]<br />
<br />
{{#cr:117.4}}</div>
124.98.96.48
http://mtgwiki.com/wiki/%E5%AF%BE%E5%BF%9C%E3%81%97%E3%81%A6
対応して
2019-07-12T07:44:27Z
<p>124.98.96.48: </p>
<hr />
<div>'''対応して'''/''in response to''とは、[[呪文]]や[[能力]]が[[スタック]]に乗っている状態で、さらに呪文を[[唱える|唱え]]たり[[起動型能力]]を[[起動]]したりすること。<br />
<br />
[[総合ルール]]やその用語集に掲載されている正式なルール用語である。かつては俗語であったが、[[2009年]]10月(日本語訳は私訳6.0.0.0版)の総合ルール更新時に正式な用語となった。<br />
<br />
*わかりさえすれば別の表現を用いてもかまわないが、この表現が無難でお勧め。<br />
*直感的な別の表現としては「その前に〜」というものがある。唱えたり起動したりする前ではなく、[[解決]]する前という意味である。<br />
*英語の表現から、「レスポンスして」「レスポンスで」と呼ばれることもある。<br />
<br />
==参考==<br />
*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/beyond-basics/stack-and-its-tricks-2017-11-30 The Stack and Its Tricks]/[https://mtg-jp.com/reading/bb/0030059/ スタックとそのトリック](Beyond the Basics [[2017年]]11月30日 [[Gavin Verhey]]著)<br />
*[[ルーリング#タ行|ルーリング]]<br />
<br />
{{#cr:117.7}}</div>
124.98.96.48
http://mtgwiki.com/wiki/%E5%84%AA%E5%85%88%E6%A8%A9
優先権
2019-07-12T07:44:11Z
<p>124.98.96.48: </p>
<hr />
<div>'''優先権'''/''Priority''とは、[[呪文]]を[[唱える|唱えたり]]、[[能力]]を[[起動]]したり、[[土地]]を[[プレイ]]したりする権利のこと。<br />
<br />
==ルール==<br />
===概要===<br />
*[[プレイヤー]]は、優先権を持つ時ならいつでも[[インスタント]]呪文を唱えたり、[[起動型能力]]を起動したりできる。<br />
*インスタント以外の呪文や土地は、そのプレイヤーの[[メイン・フェイズ]]で、優先権を持ち、[[スタック]]が空である時にのみ唱えたりあるいは[[プレイ]]したりできる。<br />
**なお、土地のプレイは[[特別な処理]]に分類される。<br />
<br />
===優先権が発生するタイミング===<br />
どちらのプレイヤーが優先権を持っているかは、以下のルールにより決められる。<br />
<br />
*各[[フェイズ]]や[[ステップ]]の開始時、そのフェイズやステップでの[[ターン起因処理]]の後、[[アクティブ・プレイヤー]]は優先権を得る。<br />
**[[アンタップ・ステップ]]と[[クリンナップ・ステップ]]では優先権は発生しない。ただしクリンナップ・ステップについては、そのステップのターン起因処理の実行中に能力が誘発した場合や[[状況起因処理]]の要件が満たされている場合には優先権が発生する。<br />
*優先権を持ったプレイヤーが呪文を唱えたり、能力を起動したり、特別な処理を行った後、そのプレイヤーが再び優先権を得る。<br />
*スタック上の[[オブジェクト]]が1つ解決された後、アクティブ・プレイヤーは優先権を得る。<br />
<br />
===優先権が発生する時に行う手順===<br />
優先権を得るに際して、最初に状況起因処理のチェックがされる。次に、その時点までに誘発していて[[スタック]]にまだ乗っていない誘発型能力がスタックに乗せられる。処理する状況起因処理もスタックに乗っていない誘発型能力もなくなるまでこれを繰り返し、そのあとになって初めてプレイヤーは優先権を得る。<br />
*フェイズやステップの開始時も同様に、ターン起因処理を行い、状況起因処理をチェックし、ステップの開始時に誘発する誘発型能力やターン起因処理によって誘発した能力がスタックにおかれた後で、初めてアクティブ・プレイヤーが優先権を得る。<br />
<br />
===優先権のパス===<br />
優先権を持つプレイヤーは、呪文を唱えるか、起動型能力を起動するか、特別な処理を行うか、あるいは[[パス]]する(優先権を放棄する)ことができる。呪文を唱えたり能力を起動したり特別な処理を行ったりした場合には、その後、同じプレイヤーが続けて優先権を得る。パスしたならば、優先権はターン進行順で次のプレイヤー(通常のゲームなら[[対戦相手]])に与えられる。<br />
<br />
すべてのプレイヤーが優先権を「連続してパスした」場合、<br />
*スタックが空でなければ、スタックの一番上にある(最新の)呪文や能力が[[解決]]され、再びアクティブ・プレイヤーに優先権が与えられる。<br />
*スタックが空であれば、次のステップまたはフェイズに移行する。<br />
<br />
ここで優先権を「連続してパスする」とは、すべてのプレイヤーが、その間に一切の行動をせずに優先権をパスすることをいう。例えば[[マナ能力]]はスタックに乗らないが、マナ能力を起動したなら「連続してパスした」とは言わない。[[裏向き]]の[[クリーチャー]]を[[変異]][[コスト]]を支払って表向きにするなどの特別な処理でも同様。<br />
<br />
==その他==<br />
「優先権」と言っても特別なときにしか発生しないと言う訳ではなく、「自分が先だった」などと喧嘩にならないための単なる順番である。「優先権を持っている」とはこの順番が回ってきていることだとイメージすると分かりやすい。<br />
<br />
優先権のルールは複雑であるため、特に意識せずにプレイしている人が多い。たいていの場合はそれでも問題なくゲームを進行できるのだが、時に優先権を確認しなかったゆえのトラブルが発生することがある。<br />
<br />
特に[[プレインズウォーカー (カード・タイプ)|プレインズウォーカー]]の運用でトラブルが起きやすい。プレインズウォーカーが[[戦場に出る|出た]]後、相手が[[忠誠度能力]]を使うより先に[[インスタント]][[火力]]で除去しようとする人がいるが、通常の方法でプレインズウォーカーが戦場に出て、パーマネントが戦場に出ることによって誘発する何かが存在しない場合、優先権を持っているのは相手なので、相手が優先権を放棄しない限りは忠誠度能力の起動を妨害することはできない。<br />
<br />
[[戦闘フェイズ]]中に優先権を得るタイミングを間違うプレイヤーも多いので、ルールや、それを解説したWebサイトをじっくり読んでみるのがお勧めである。<br />
<br />
==参考==<br />
*[http://archive.mtg-jp.com/reading/wpn/010088/ WPN通信 #26:優先権について]([[ウィザーズ・プレイ・ネットワーク|WPN]],[http://mtg-jp.com mtg-jp.com])<br />
*[http://archive.mtg-jp.com/reading/wpn/010114/ WPN通信 #28:続・優先権について](同)<br />
*[[パス]]<br />
*[[スタック]]<br />
*[[状況起因処理]]<br />
*[[ルーリング]]<br />
<br />
{{#cr:117}}</div>
124.98.96.48
http://mtgwiki.com/wiki/%E7%89%B9%E5%88%A5%E3%81%AA%E5%87%A6%E7%90%86
特別な処理
2019-07-12T07:42:36Z
<p>124.98.96.48: </p>
<hr />
<div>'''特別な処理'''/''Special Action''は、[[プレイヤー]]が[[優先権]]を持っているときに行える、[[スタック]]を用いない処理。以前は'''特別な行動'''と訳されていたが、[[基本セット2010]]のルール改正に伴う[[総合ルール]]の更新で現在の訳語に変更された。<br />
<br />
特別な処理には、主に以下のものがある。<br />
<br />
#[[土地]]を[[プレイ]]する。<br />
#[[裏向き]]の[[パーマネント]]を[[表向き]]にする。<br />
#*[[変異]][[コスト]]を[[支払う|支払って]]表向きにすることなど。当然だが、「裏向きのパーマネントを表向きにする」という[[効果]]を持った[[呪文]]を[[唱える|唱え]]たり[[能力]]を[[起動]]したりすることは特別な処理ではない。<br />
#*[[大変異]]の[[+1/+1カウンター]]を乗せる処理も特別な処理の一部である。<br />
#[[待機]]を持つ[[カード]]を[[手札]]から[[追放]]する。<br />
#[[継続的効果]]を終了させる。<br />
#*継続的効果を生み出した呪文や能力の中に、特定の行動をすることで効果を終了させられると書いてあるもの(例:[[威圧するリシド/Dominating Licid]])。<br />
#[[遅延誘発型能力]]の[[誘発]]を止める。<br />
#*特定の行動をしなければ遅延誘発型能力が誘発すると書かれているもの(例:[[剣歯コブラ/Sabertooth Cobra]])。<br />
#[[常在型能力]]の効果を失わせたり延期させたりする。<br />
#*常在型能力の中に、特定の行動をすることで一時的に能力を無視するなどと書いてあるもの(例:[[レオニンの裁き人/Leonin Arbiter]])。<br />
#[[プレインチェイス戦]]において[[次元ダイス]]を振る。<br />
#[[コンスピラシー]]・[[ドラフト]]の[[ゲーム]]において、[[統率]][[領域]]で裏向きになっている[[策略]]カードを表向きにする。<br />
#*[[秘策]]を持つものが該当する。<br />
<br />
==参考==<br />
*[[特別な処理を要求するカード]]<br />
*[[ルーリング]]<br />
{{#cr:116}}</div>
124.98.96.48
http://mtgwiki.com/wiki/%E9%9B%86%E5%9B%A3%E7%9A%84%E8%9B%AE%E8%A1%8C/Collective_Brutality
集団的蛮行/Collective Brutality
2019-07-12T07:41:31Z
<p>124.98.96.48: </p>
<hr />
<div>{{#card:Collective Brutality}}<br />
[[黒]]の「集団的」[[ソーサリー]]。[[モード]]は、[[インスタント]]または[[ソーサリー]]限定の[[手札破壊]]、[[クリーチャー]]へのマイナス[[修整]]、2点の[[ドレイン]]。<br />
<br />
[[マナ・コスト]]自体が[[軽い]]うえに、[[増呪]][[コスト]]に追加の[[マナ]]が不要であるため、早い[[ターン]]から増呪付きで[[唱える]]ことができる。一方で、[[手札]]とクリーチャーに直接触れるモードを持ちながら、増呪コストの関係上[[カード・アドバンテージ]]は取りづらい。[[打ち消す|打ち消し]]も天敵である。[[カード]]全体で見た汎用性は高いものの、モード単位で見るとそれぞれ尖っていて得手不得手がはっきり分かれるため、[[デッキ]]構成や唱える場面などはやや工夫が必要か。特に、後述する「[[捨てる]]」メリットをあまり活かさないのであれば、モード単品の[[効果]]の別のカードを優先させることも考えたい。<br />
<br />
例によって、手札を捨てることを利益に変えればより強力。[[スタンダード]]でも[[マッドネス]]や[[昂揚]]などとの相性がよく、[[カードプール]]が広がればより悪用の幅が広がる。ただしマッドネスに関しては狙いすぎると、この呪文自身の軽さという魅力が半減する点に注意が必要。<br />
<br />
[[モダン]]では[[バーン]]デッキへの対策カードとして幅広い黒系デッキで採用される。バーンデッキの命たる直接[[火力]]を[[手札]]から落とし、速攻戦略をサポートするクリーチャーに対処しつつ、ドレインモードできっちりと[[ライフ]]も射程外に逃がすと八面六臂の大活躍。コストにはバーン相手に[[腐る|腐り]]やすい[[重い]]カードをあてれば良いので、柔軟な運用が可能。<br />
<br />
[[レガシー]]では[[リアニメイト]]などの墓地利用デッキ全般で使われる。[[死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman]]や[[変身]]した[[秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets]]などの危険なクリーチャーを[[除去]]しつつ手札の打ち消しを落とした上で、自分の手札のお目当てのクリーチャーを[[墓地]]に落とせると一石三鳥の役割を果たす。<br />
<br />
*1番目と3番目のモードで同一の対戦相手を対象に取った場合でも、単一の対象を持つ呪文としては扱われない({{CR|115.9a}})。<br />
<br />
==関連カード==<br />
===サイクル===<br />
{{サイクル/異界月の集団的ソーサリー}}<br />
<br />
==参考==<br />
*[[手札破壊カード]]<br />
*[[カード個別評価:異界月]] - [[レア]]</div>
124.98.96.48
http://mtgwiki.com/wiki/%E7%81%AB%E5%B1%B1%E3%81%AE%E6%8D%A7%E3%81%92%E7%89%A9/Volcanic_Offering
火山の捧げ物/Volcanic Offering
2019-07-12T07:39:36Z
<p>124.98.96.48: </p>
<hr />
<div>{{#card:Volcanic Offering}}<br />
<br />
[[赤]]の捧げ物は、[[基本でない土地]]の[[破壊]]と、対[[クリーチャー]][[火力]]。<br />
<br />
[[サイクル]]の中では唯一[[対戦相手]]と自分への効果が公平ではない。2人対戦でも単純に[[アドバンテージ]]を取れるが、使用可能な[[フォーマット]]の[[エターナル]]で使うには[[マナ・コスト]]の[[重い|重さ]]が気になるところ。<br />
<br />
[[統率者戦]]を初めとする[[多人数戦]]では、損害を与えた対戦相手を選んで他のプレイヤーへとばっちりを与えるもよし、他のプレイヤーと共謀して一人に大損害を与えるもよしと駆け引きを楽しめるカード。<br />
<br />
[[統率者2014]]の[[一から構築/Built from Scratch]]では[[二重詠唱の魔道士/Dualcaster Mage]]とのコンボが凶悪。<br />
<br />
*日本語の[[ルール文章]]は文頭に[[対象]]を選ぶことを書く[[テンプレート]]を遵守した結果、非常に煩雑な文章になってしまっている。さらに[[ルール]]上は特に問題は発生しないが、英語のルール文章と違いクリーチャーを対象に選ぶこととダメージを与えることが別の[[呪文能力]]になっている。<br />
<br />
==ルール==<br />
*他の捧げ物とは異なり、対象を指定する時点で対戦相手を選ぶ。<br />
*書かれている順序に従い、あなたが対象にする土地を宣言してから対戦相手1人を選び、その対戦相手が対象にする土地を宣言する。次にクリーチャーに対して同様の手順を行う。<br />
**それぞれが別の対象群のため、対戦相手はあなたが選んだ対象と同じものを対象として指定できる({{CR|115.3}})。<br />
*火山の捧げ物に対して[[対象の変更]]をする場合、それは4つの対象全てにおいて、対象として適正な範囲で1人のプレイヤーが自由に変更できる。<br />
<br />
==関連カード==<br />
===サイクル===<br />
{{サイクル/統率者2014の捧げ物}}<br />
<br />
==参考==<br />
*[[土地破壊カード]]<br />
*[[対特殊地形カード]]<br />
*[[カード個別評価:統率者2014]] - [[レア]]<br />
__NOTOC__</div>
124.98.96.48
http://mtgwiki.com/wiki/%E5%AF%BE%E8%B1%A1%E3%81%AE%E5%A4%89%E6%9B%B4
対象の変更
2019-07-12T07:38:52Z
<p>124.98.96.48: </p>
<hr />
<div>'''対象の変更'''(''Change the Target'')とは、[[対象]]をとる[[呪文]]や[[能力]]の対象を元々指定されていたものから別のものに変えることである。<br />
{{#card:Deflection}}<br />
{{#card:Redirect}}<br />
==ルール==<br />
変更先の対象は、対象を変更させる呪文や能力の[[解決]]時に選ぶ。<br />
<br />
変更後の対象に指定できるのは、対象を変更したい呪文や能力が対象に取れるものだけであり、[[不正な対象]]を選ぶことはできない。対象を変更したい呪文や能力が[[モード]]を持つものの場合、モードは変更されないため、選ばれたモードで対象に取れないものは指定できない。また、対象の数を変えることもできない。対象に[[ダメージ]]や[[カウンター (目印)|カウンター]]を分配する呪文や能力の場合、その分配方法や対象の数を変更する事はできない。<br />
<br />
[[ルール文章]]の書き方によって処理が少しずつ異なる。<br />
#その(それらの)対象を変更する/change the target(s)<br />
#*変更する先として、変更前とは別の適正な対象を選ばなくてはならない。<br />
#*対象を変更する場合、変更後にそのすべてが適正な別の対象になっていなくてはならない。それができないのならば、一切対象を変更することはできない。<br />
#**例:[[戦場]]に[[あなた]]のクリーチャーが[[ゴブリンの捻術師/Goblin Flectomancer]]とクリーチャーAのみ、[[対戦相手]]のクリーチャーが2体(B,Cとする)のみのとき、対戦相手はAとBを対象に[[現実からの剥離/Peel from Reality]]を唱えた。この場合、ゴブリンの捻術師では対象をBからCに変更できない。変更時にあなたのクリーチャーがAしかおらず、Aを対象としていた部分で別の対象を選べないからである。<br />
#対象1つを変更する/change a target<br />
#*基本的には1と同じ処理だが、変更できる対象は1つだけである。それ以外の対象は変更しない。<br />
#任意の対象を変更する/change any targets<br />
#*基本的には1と同じ処理だが、「対象のうち一部を変更しない」ことを選べる。<br />
#*変更しない対象は不正な対象でもかまわない。<br />
#新しい対象を選ぶ/choose new targets<br />
#*任意の数の対象について「対象をそのままにする」という選択ができる。それが不正な対象であってもかまわない。<br />
#*新たに選ぶ対象については、適正な対象でなくてはならず、そのまま残した対象を不正にさせてはいけない。1-3とは違い、元の対象と同じ対象を選んでもよい。<br />
#**例:「プレイヤー1人」と「そのプレイヤーが[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]するクリーチャー1体」を対象とする[[焼尽の猛火/Searing Blaze]]の新しい対象を(元の対象がすべて適正な状態で)選ぶ場合、「そのプレイヤーがコントロールするクリーチャー1体」をそのままに「プレイヤー1人」を別のプレイヤーに選び直すことはできない。その変更により、もう一方の対象が不正な対象となるからである。<br />
#**以前は新たに選ぶ対象のみのチェックしかしておらず、新たに対象を選ぶことで残した対象を不正にすることが可能であった。この挙動の奇妙さを和らげるため、2011年2月の[[総合ルール]]更新でそのまま残した対象もチェックするように拡張された。<br />
<br />
==色の役割==<br />
対象を変更する[[効果]]を生み出す[[カード]]は[[青]]に多く、中でも[[偏向/Deflection]]は[[第5版]]から[[第8版]]までの間[[基本セット]]に収録され続けてきた。しかし、近年では[[赤]]に増えており、さらに偏向が[[第9版]]に[[再録]]されなかった上に[[分流/Shunt]]が[[第10版]]に再録されるなど、一時期は対象の変更を担当する[[色]]が青から赤に変わっていた。だが、その後[[基本セット2011]]では[[移し変え/Redirect]]が収録されており、現在では青と赤の両色の担当といえる。<br />
<br />
== 参考 ==<br />
*[http://mtg-jp.com/reading/wpn/001557/ WPN通信 第53回:週末イベント案内と、「対象の変更」について] ([[WotC]])<br />
*[[ルーリング]]<br />
<br />
{{#cr:115.7}}</div>
124.98.96.48
http://mtgwiki.com/wiki/%E4%BB%BB%E6%84%8F%E3%81%AE%E5%AF%BE%E8%B1%A1
任意の対象
2019-07-12T07:37:42Z
<p>124.98.96.48: </p>
<hr />
<div>'''任意の対象'''/''Any Target''とは、[[ドミナリア]]以降使われている[[対象]]に関する[[テンプレート]]。<br />
<br />
{{カードテキスト<br />
|カード名=Shock / ショック (英語オラクル)<br />
|コスト=(赤)<br />
|タイプ=Instant<br />
|カードテキスト=Shock deals 2 damage to any target.<br />
|背景=legal<br />
}}<br />
{{#card:Shock}}<br />
<br />
==解説==<br />
「any target」は「[[クリーチャー]]1体か[[プレインズウォーカー (カード・タイプ)|プレインズウォーカー]]1体か[[プレイヤー]]1人を対象とする。」を意味する。日本語版においては対訳は作られておらず、上記の通り明確な対象が書き下される。「another target」や「two targets」などについても同様である。<br />
<br />
*ドミナリア発売に際し新たに作られたテンプレート<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/news/dominaria-frame-template-and-rules-changes-2018-03-21 Dominaria Frame, Template, and Rules Changes]/[https://mtg-jp.com/reading/translated/0030382/ 『ドミナリア』におけるカード枠、テンプレート、ルールの変更] (News [[2018年]]3月21日 [[Aaron Forsythe]]著)</ref>。経緯などについては[[テンプレート#ドミナリア発売に際し一新されたテンプレート|テンプレート]]の項を参照。<br />
<br />
==参考==<br />
<references/><br />
*[[対象]]<br />
*[[ルーリング]]<br />
{{#cr:115.4}}</div>
124.98.96.48
http://mtgwiki.com/wiki/%E5%AF%BE%E8%B1%A1
対象
2019-07-12T07:36:59Z
<p>124.98.96.48: </p>
<hr />
<div>'''対象'''/''Target''とは、[[呪文]]や[[能力]]が影響を及ぼす、事前に選択された[[オブジェクト]]、[[プレイヤー]]のこと。'''[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]において「対象」は、ルール用語として一般的な意味と異なる特別な意味を持つ。'''ルールなどの説明でこの用語を用いるときは注意しなくてはならない。<br />
<br />
{{#card:Shock}}<br />
{{#card:Ivory Mask}}<br />
<br />
==解説==<br />
[[呪文]]や[[能力]]が対象をとるのは、下記の2つの場合のみである。<br />
<br />
#「[何か]を対象とする。/target [何か]」という記述が文章中に存在する場合、その[何か]を対象とする。<br />
#*[[キーワード能力]]の場合、その定義にこの記述を含んでいることがある(例:[[装備]])。この場合も対象をとる。<br />
#[[オーラ]]呪文の場合、[[エンチャント (キーワード能力)|エンチャント]]能力の指定に従い、その適正なエンチャント先を対象とする。<br />
<br />
このどちらでもない呪文や能力は対象をとらない。「[[あなた]]/You」は、その[[オブジェクト]]の[[コントローラー]]を指す単語であり、対象をとるということではない。<br />
<br />
対象は、呪文ならば[[唱える]]際に、[[起動型能力]]ならば[[起動]]する際に、[[誘発型能力]]ならば[[誘発]]して[[スタック]]に乗る際に決定する。[[不正な対象]]を選択することはできない。適正な対象を取ることができない場合には呪文を唱えたり能力を起動したりはできず、誘発してスタックに乗ってもスタックから取り除かれる。<br />
<br />
対象が適正であるかどうかは[[解決]]時にもチェックされる。対象を必要とする呪文や能力は、その対象の一部が解決時に不適正になっていた場合、残った対象に[[効果]]を発生させる。解決時にその全ての対象が不適正になっていた場合、その呪文や能力は解決されない。(いわゆる「[[立ち消え]]」)<br />
<br />
*対象が適正かどうかのチェックは上記の時点でのみ行われる。これら以外の場合に対象として適正でなくなっても、そのことが原因で効果が生じなかったり終了したりすることはない。<br />
*一度選んだ対象は、不適正になっても勝手に変更することはできない。<br />
*0を含む可変個の対象を取ることのできる呪文や能力が存在する。その場合、1個以上の対象を選んでいるときのみ対象を取る。一方でその呪文や能力は実際の対象の数によらず「対象を取りうる」呪文や能力である。<br />
*対象を変更する効果がいくつか存在する。詳しくは[[対象の変更]]の項目を参照すること。<br />
*スタック上にある呪文や能力は、自身を対象とすることはできない({{CR|115.5}})。よって「[[対抗呪文/Counterspell]]に[[分流/Shunt]]を使用して対象を対抗呪文自身に変更する」ということは不可能である。<br />
**ただし、対象を分流に変更することは可能である。なぜなら、分流の解決中、まだ分流はスタック上に置かれているからである。<br />
*対象として適正であれば、解決の際の挙動は考慮する必要は無い。[[打ち消す|打ち消し]]呪文を[[打ち消されない]]呪文を対象に唱えることは適正である。このような場合、[[マジックの黄金律]]にあるとおり「できない」が勝り「実行不可能な指示は無視」されるために、単に解決時に何も起こらないだけである。<br />
**例えば、打ち消されない呪文を対象に[[放逐/Dismiss]]を唱えてもよい。その場合、呪文は打ち消せないものの「カードを1枚[[引く]]」という処理は実行される。<br />
**盤面が複雑になると難しく感じてしまうが、「呪文や能力の対象がすべて不適正になっている」「呪文や能力が打ち消されている」「呪文や能力がスタックから直接取り除かれている」のいずれにも該当しない場合は、解決自体は実行されるということを念頭にいれておこう。<br />
<br />
英語版でダメージを与える効果に「any target」や「another target」、「two targets」と書かれていた場合、これらの対象は、クリーチャーかプレイヤーかプレインズウォーカーである([[任意の対象]])。クリーチャーでないアーティファクトや呪文など、ダメージを与えられることのないオブジェクトは対象として選べない。日本語版ではそれらの文章は「[[クリーチャー]]1体か[[プレインズウォーカー (カード・タイプ)|プレインズウォーカー]]1体かプレイヤー1人を対象とする。」というような表現になっている。<br />
<br />
===複数の対象をとる場合===<br />
#[[オラクル]]で1つの「Target」を使って対象を取るオブジェクトを示している場合、同じオブジェクトを複数回対象として選んではいけない。(例:[[暴力的な根本原理/Violent Ultimatum]])<br />
#オラクルで複数の「Target」を使って対象を取るオブジェクトを示している場合、それぞれにおいて制限を満たした上で、同じものを複数回対象として選んでもよい。(例:[[大量破壊/Decimate]])<br />
#*この方法で同じものを複数回選んだとしても、それは「単一の対象をとる」呪文ではない。<br />
<br />
日本語のテキストは翻訳のテンプレートが逐一変更されており、上の違いが分かり難いカードがある。どちらか判断しづらい場合は[[オラクル]]を参照するように。<br />
*2014年11月([[統率者2014]])現在では、「「[性質]N個(または[性質]N個)」としてまとめられている中で、同じ対象を複数回選ぶことはできない。」が日本語訳のテンプレートである。<br />
**「クリーチャー2体を対象とする」は同じクリーチャーを対象に取れないが、「クリーチャー1体と、クリーチャー1体を対象とする」は同じクリーチャーを対象に取ることができる。<br />
<br />
*[[神河物語]]で現在のルールに変更される前は、どちらの場合であっても同じ対象を複数回選ぶことはできなかった。<br />
<br />
===対象になるたび===<br />
[[誘発条件]]として「○○が呪文や能力の対象になるたび」というものがある。<br />
<br />
{{#card:Cowardice}}<br />
<br />
この誘発条件が満たされるのは<br />
<br />
*○○を対象とする呪文が唱えられたり能力が起動されたりしたとき。<br />
*対象を変更する効果によって呪文や能力の対象が○○に変更されたとき。<br />
*○○を対象とした呪文や能力のコピーがスタックに置かれその対象がそのままだったとき。<br />
*呪文や能力のコピーがスタックに置かれその対象が○○に変更されたとき。<br />
<br />
のいずれかである([[休眠のゴーマゾア/Dormant Gomazoa]]の{{Gatherer|id=216668|FAQ}})。<br />
<br />
*1つの呪文が同じオブジェクトかプレイヤーを複数回対象に選んでも、能力は1回しか誘発しない([[野生の抵抗/Wild Defiance]]の{{Gatherer|id=294460|FAQ}})。<br />
*1つの呪文が複数のパーマネントやプレイヤーを対象に選んだなら、パーマネント1つかプレイヤー1人が対象になることによって誘発する能力はその数だけ誘発する([[トレストの使者、レオヴォルド/Leovold, Emissary of Trest]]の{{Gatherer|id=417276|FAQ}})。<br />
<br />
カードによっては「対戦相手がコントロールしている呪文や能力の対象になるたび」「インスタント呪文かソーサリー呪文の対象になるたび」「能力の対象になるたび」のように条件がより限定されているので、その場合は適宜読み替えること。<br />
<br />
==訳語の変遷==<br />
「対象」の日本語訳のテンプレートは、[[オンスロート]]以降と[[ドミナリア]]以降で二度大幅に変更されている。<br />
<br />
===オンスロートでの変更===<br />
例えば、[[ショック/Shock]]の[[ルール文章]](当時)は、英語では以下の通りであった。<br />
{{カードテキスト<br />
|カード名=Shock<br />
|コスト=(赤)<br />
|タイプ=Instant<br />
|カードテキスト=Shock deals 2 damage to target creature or player.<br />
|背景=old<br />
}}<br />
<br />
これを、[[オデッセイ・ブロック]]までは、以下のように訳していた。<br />
{{カードテキスト<br />
|カード名=ショック / Shock<br />
|コスト=(赤)<br />
|タイプ=インスタント<br />
|カードテキスト=ショックは、対象のクリーチャー1体か対象のプレイヤー1人に、2点のダメージを与える。<br />
|背景=old<br />
}}<br />
すなわち、英語の「target」の部分をそのまま「対象の」と置き換えただけのものである。<br />
<br />
ところが、この訳では「対象のクリーチャー(プレイヤー)」はあらかじめ決められているかのように読めてしまい、「好きなクリーチャー(プレイヤー)を選んで2点ダメージを与える」という意味であることが初心者にわかりづらいという問題が生じていた。<br />
<br />
そのため、[[オンスロート・ブロック]]以降、訳語が以下のように改められた。<br />
{{カードテキスト<br />
|カード名=ショック / Shock<br />
|コスト=(赤)<br />
|タイプ=インスタント<br />
|カードテキスト=クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。ショックはそれに2点のダメージを与える。<br />
|背景=old<br />
}}<br />
対象を先に宣言し、元の「target」の部分は「それ」と訳すようにすることで、何を対象とするのかが日本語でもわかりやすくなった。<br />
<br />
以上の変更のため、複数の対象を取る場合に「その前者」「その後者」をつけるなど、複雑な変更がなされている場合がある。<br />
{{#card:Kor Outfitter}}<br />
{{#card:Acolyte's Reward}}<br />
以上のカードは、いずれもオラクルでは「target」が2回使われているが、日本語版ではコーの装具役に「対象」が1回しか使われていない。<br />
<br />
また、この訳語では、[[超過]]の[[注釈文]]を「『対象の』を『各』に置き換える」と単純に訳すことができないという問題が生じた。よって、日本語版では、変更後のテキストをそのまま書くという対応になった。<br />
<br />
===ドミナリアでの変更===<br />
[[ドミナリア]]での[[プレインズウォーカー (カード・タイプ)#プレインズウォーカーへのダメージの移し替え(廃止)|プレインズウォーカーへのダメージ移し替えルール]]廃止に伴って、英語版はそれまで「クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする/target creature or player」としてきた文章を「[[任意の対象|any target(任意の対象)]]」に変更したが、日本語の対訳は作られておらず、「クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。」という文章になった。[[任意の対象]]の項も参照。<br />
<br />
{{カードテキスト<br />
|カード名=Shock<br />
|コスト=(赤)<br />
|タイプ=Instant<br />
|カードテキスト=Shock deals 2 damage to any target.<br />
|背景=legal<br />
}}<br />
{{#card:Shock}}<br />
<br />
==その他==<br />
[[ラヴニカ:ギルドの都]]で[[ディミーアの脳外科医、シアクー/Circu, Dimir Lobotomist]]のために対象として[[領域]]が追加されたが、その後領域を対象に選ぶカードは登場せず、[[2018年]]10月の総合ルール変更&[[オラクル]]変更でシアクーのオラクルが変更されることと合わせて領域は対象から外された。<br />
<br />
==参考==<br />
*[[連繋]]<br />
*[[被覆]]<br />
**[[アンタッチャブル]]<br />
*[[呪禁]]<br />
**[[一方通行]]<br />
*[[任意の対象]]<br />
*[[対象の変更]]<br />
*[[ルーリング]]<br />
<br />
{{#cr:115}}</div>
124.98.96.48
http://mtgwiki.com/wiki/%E7%B4%8B%E7%AB%A0
紋章
2019-07-12T07:33:50Z
<p>124.98.96.48: </p>
<hr />
<div>'''紋章'''/''Emblem''は、1つまたはそれ以上の[[能力]]を持つ[[オブジェクト]]を表す[[マーカー]]である。紋章は[[統率]][[領域]]に置かれ、その能力は統率領域で機能する。<br />
<br />
{{#card:Elspeth, Knight-Errant}}<br />
<br />
==概要==<br />
紋章は「[プレイヤー]は[能力]を持つ紋章を[[得る]]。/[Player] gets an emblem with [ability]」という[[効果]]によって生成され、その[[プレイヤー]]はその能力を持つ紋章を[[統率]][[領域]]に置く。紋章の[[オーナー]]はそのプレイヤーであり、そのプレイヤーがその紋章を[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]する。<br />
<br />
紋章は[[カード]]ではなく、[[パーマネント]]でもない。それを生成する効果によって定義された能力を持ち、それ以外の[[特性]]([[カード名]]、[[色]]など)を持たない。<br />
<br />
*[[総合ルール]]では紋章が生み出されることを「'''生成'''/''create''」という語で表しているが、これは単なる一般的な語句であり、[[キーワード処理]]の[[生成]]を意味するのではない。<br />
*現在、紋章を生成するカードは[[プレインズウォーカー (カード・タイプ)|プレインズウォーカー]]のみである。[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]世界における[[プレインズウォーカー/Planeswalker]]の強大さを示す一例と言える。<br />
*[[闇の隆盛]]以降、[[ブースターパック]]のおまけカードとして紋章用の[[トークン・カード]]が収録されている(→[[トークン・カード]])。[[新枠#基本セット2015以降のカード枠|基本セット2015以降のカード枠]]において、[[稀少度]]表示の欄には"E"と記される。<br />
**それ以前に登場していた紋章も、[[カードセット一覧#特殊セット|特殊セット]][[再録]]の際にトークン・カードが作成された([[ヴェンセールvsコス]]、[[Modern Masters]])。よって、すべての紋章に専用のトークン・カードが存在する。<br />
<br />
==制定==<br />
[[基本セット2011]]発売に伴う[[総合ルール]]変更に際して制定されたルール用語である。制定時点では[[遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant]]の3番目の[[忠誠度能力]]が紋章を用いるように[[オラクル]]が変更されただけで、他に紋章を用いる[[カード]]は存在しなかったが、その後、順調に数を増やしている。<br />
<br />
これまでは[[ヴァンガード]]・[[統率者戦]]・[[プレインチェイス戦]]・[[アーチエネミー戦]]などの変種ルールでしか用いられていなかった統率領域だが、紋章が制定されると同時に通常のゲームでも統率領域を用いるように変更された。<br />
<br />
===目的===<br />
永続的な[[継続的効果]]を、より扱いやすく、より直感的にわかりやすくするために、「[[破壊]]されたりコントロールを奪われたりしないような[[エンチャント]]」のような機能を持つオブジェクトとして制定された<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/july-2010-update-bulletin-2010-07-14 July 2010 Update Bulletin](Feature [[2010年]]7月14日 [[Mark L. Gottlieb]]著)</ref>。<br />
*例えば[[イニストラードの君主、ソリン/Sorin, Lord of Innistrad]]の紋章(コントロール下の[[クリーチャー]]すべてに+1/+0[[修整]])が、単なる永続的効果の[[起動型能力]]だったとすると、その[[解決]]時にコントロールしているクリーチャーのみに永続的に影響を与えることになるので、以下のような問題が発生する。<br />
*#後から[[戦場に出る|戦場に出た]]クリーチャー(例えば1番目の忠誠度能力で[[戦場に出す|戦場に出した]][[トークン]])には修整が与えられない。<br />
*#修整を受けたクリーチャーのコントロールが[[対戦相手]]に奪われた場合、修整が継続してしまう。<br />
**これらは「支配下にあるクリーチャー全員を[[強化]]する」というイメージに反するし、また[[ゲーム]]上でも管理が面倒である。特に複数回[[起動]]したら、どれに何回効果が及んでいるのかなどを細かく記録しないと確実に混乱を招くだろう。紋章を使うことで、この問題をスマートに解決しているのである。<br />
<br />
==脚注==<br />
<references/><br />
<br />
==参考==<br />
*{{WHISPER検索/カードテキスト|紋章}}<br />
*[[プレインズウォーカー (カード・タイプ)|プレインズウォーカー]]<br />
*[[マーカー]]<br />
*[[ルーリング]]<br />
{{#CR:114}}</div>
124.98.96.48
http://mtgwiki.com/wiki/%E7%A7%98%E8%94%B5%E3%81%AE%E7%B8%AB%E5%90%88%E4%BD%93/Prized_Amalgam
秘蔵の縫合体/Prized Amalgam
2019-07-12T07:32:29Z
<p>124.98.96.48: </p>
<hr />
<div>{{#card:Prized Amalgam}}<br />
<br />
[[ゲラルフ・セカーニ/Geralf Cecani]]製の[[スカーブ/Skaab]]。[[墓地]]から[[クリーチャー]]が[[戦場]]に戻ると自身も墓地から復活する[[能力]]を持つ。<br />
<br />
[[戦場]]では[[バニラ]]でしか無いが、この[[サイズ]]のクリーチャーがノー[[コスト]]で墓地から戻ってくるだけで強い。登場時の[[スタンダード]]ではこれを[[手札]]から[[捨てる]]ことも[[誘発条件]]を満たすこともできる[[異端の癒し手、リリアナ/Liliana, Heretical Healer]]がいるので組み合わせたい。また、ともに[[イニストラードを覆う影]]で収録されている[[縫い翼のスカーブ/Stitchwing Skaab]]や[[ゲラルフの傑作/Geralf's Masterpiece]]との相性も良い。それらの[[リアニメイト]]コストでこれを捨てることができる。<br />
<br />
[[異界月]]で[[コストパフォーマンス]]が高い自己リアニメイトクリーチャー、[[憑依された死体/Haunted Dead]]が登場し、[[ゾンビ_(デッキ)|ゾンビデッキ]]の中核となった。この憑依された死体との[[コンボ]]は[[現出 (デッキ)|現出デッキ]]にも採用された。[[カラデシュ]]では[[屑鉄場のたかり屋/Scrapheap Scrounger]]という追加の相方を獲得。[[安堵の再会/Cathartic Reunion]]や[[密輸人の回転翼機/Smuggler's Copter]]といった優秀な[[ルーター]]カードの存在もあり、[[青]][[マナ]]ソースが一切無いデッキにも4積みされる。<br />
<br />
[[モダン]]や[[エターナル]]では能力を[[誘発]]させる手段は豊富なので、モダンの[[ドレッジ・ヴァイン]]や[[レガシー]]の[[ドレッジ]]で採用されている。<br />
<br />
*能力は秘蔵の縫合体が墓地にある間のみ機能する[[誘発型能力]]である({{CR|113.6k}})。クリーチャーが墓地から戦場に出た後に秘蔵の縫合体が墓地に置かれても、[[終了ステップ]]の開始時に秘蔵の縫合体が戦場に戻ることは無い。自身が戦場に出ることによって能力が誘発することもない。<br />
*同一[[ターン]]に複数のクリーチャーが墓地から戦場に出ていた場合、終了ステップの開始時に[[遅延誘発型能力]]が複数誘発するが、秘蔵の縫合体が戦場に出るのは最初の1回だけである。1回目の[[解決]]後に残りの能力が解決する前に秘蔵の縫合体が墓地に置かれても、それは新しい[[オブジェクト]]なので他の誘発型能力がそのカードを戦場に戻すことは無い。<br />
<br />
==参考==<br />
*[http://magic.wizards.com/en/articles/archive/latest-developments/m-files-shadows-over-innistrad-part-2-2016-04-15 The M-Files: Shadows over Innistrad, Part 2 ]/[http://mtg-jp.com/reading/translated/ld/0016700/ Mファイル『イニストラードを覆う影』編・パート2](Latest Developments 2016年4月15日 [[Sam Stoddard]]著)<br />
*[[墓地にある間に機能する能力を持つカード]]<br />
*[[カード個別評価:イニストラードを覆う影]] - [[レア]]</div>
124.98.96.48
http://mtgwiki.com/wiki/%E6%9C%80%E5%BE%8C%E3%81%AE%E6%83%85%E5%A0%B1
最後の情報
2019-07-12T07:31:46Z
<p>124.98.96.48: </p>
<hr />
<div>'''最後の情報'''/''Last Known Information''とは、ある[[オブジェクト]]が以前存在した[[領域]]から離れる直前の情報、あるいは[[ゲーム]]から離れている[[プレイヤー]]のゲームから除外される直前の情報のことである。英語名から「'''LKI'''」と省略されることもある。<br />
<br />
[[呪文]]や[[起動型能力]]、[[誘発型能力]]の[[解決]]によって発生する[[効果]]の処理に際して特定のオブジェクトの情報を必要とする場合、そのオブジェクトが元の領域に残っている場合には、現在の情報を用いる。しかし、そのオブジェクトが領域を移動している場合には、そのオブジェクトが領域を移動する直前の「最後の情報」を用いる。<br />
*例:[[トゲ撃ちゴブリン/Spikeshot Goblin]]の[[起動型能力]]の解決前に、それが[[戦場を離れる|戦場を離れた]]場合、戦場を離れる直前の[[パワー]]の値を参照する。<br />
<br />
[[常在型能力]]による効果は「最後の情報」を利用できない。だが「特定の常在型能力を持つこと」をルールが参照している場合、そのルールによって最後の情報が利用されることはありうる。<br />
*例:[[はじける子嚢/Saproling Burst]]から[[生成]]された[[苗木]]・[[クリーチャー]]・[[トークン]]は、そのはじける子嚢が戦場を離れれば直ちに0/0になる。<br />
*例:[[絆魂]]や[[感染]]は常在型能力だが、その常在型能力自体が効果を発生させるわけではなく、ダメージに関するルールによってこれらの能力の有無が参照されている。そのルールで「最後の情報を用いる」と規定されているため、これらは最後の情報を利用することができる。<br />
<br />
[[多人数戦]]において何らかの効果が特定のプレイヤーの情報を必要とする際、そのプレイヤーがゲームから除外されている場合には、オブジェクトの場合と同じように、そのプレイヤーがゲームから除外される直前の「最後の情報」を用いる。<br />
<br />
==参考==<br />
*[[ルーリング]]<br />
<br />
{{#cr:113.7a}}<br />
{{#cr:800.4g}}</div>
124.98.96.48
http://mtgwiki.com/wiki/%E6%96%87%E7%AB%A0%E5%A4%89%E6%9B%B4%E5%8A%B9%E6%9E%9C
文章変更効果
2019-07-12T07:31:17Z
<p>124.98.96.48: </p>
<hr />
<div>'''文章変更効果'''/''Text-Changing Effect''とは、[[オブジェクト]]の[[文章欄]]および[[タイプ行]]を書きかえる[[効果]]のこと。<br />
<br />
{{#card:Mind Bend}}<br />
<br />
[[種類別]]では第3種に分類されている。たいていは[[青]]の効果で、[[色]]や[[基本土地タイプ]]、[[クリーチャー・タイプ]]が変更される。<br />
<br />
*通常、文章変更効果で書き換えられるのは[[文章欄]]の中にある[[ルール文章]]と[[タイプ行]]にある文章だけであり、その文章で該当する種類として使われている単語だけを書き換える。例えば、マジックの[[色]]を示す単語が色として用いられていたり、[[土地]]のタイプを示す単語が土地のタイプとして用いられていたり、[[クリーチャー・タイプ]]を示す単語がクリーチャー・タイプとして用いられている場合のことである。マジックの色や基本土地タイプ、クリーチャー・タイプと同じ単語や一連の文字列が含まれていたとしても、この類の効果によって[[カード名]]を書き換えることはできない。<br />
**「[[赤の防御円/Circle of Protection: Red]]」を指定した[[真髄の針/Pithing Needle]]が[[戦場]]にあるとき、戦場の赤の防御円に[[幻覚/Mind Bend]]を使って「[[赤]]」を「青」に書き換えても、カード名は「赤の防御円」のままなので、やはりその[[起動型能力]]は[[起動]]できない。<br />
**[[スフィンクスの伝令/Sphinx's Herald]]に[[人工進化/Artificial Evolution]]を使い「[[スフィンクス]]」を「[[マーフォーク]]」に書き換えて、[[スフィンクスの君主/Sphinx Sovereign]]の代わりに[[マーフォークの君主/Merfolk Sovereign]]を探すようにすることはできない。もちろん、カード名が「マーフォークの伝令」に変わることもない。<br />
*[[パーマネント]]の文章を書き換えても、文章変更効果が発揮される前に[[スタック]]に置かれたそのパーマネントが[[発生源]]の[[起動型能力]]と[[誘発型能力]]の文章は変わらないことに注意。スタックに置かれた時点で、能力はスタックに置かれる時点での発生源由来の[[ルール文章]]を持つ、発生源から独立した[[オブジェクト]]となる({{CR|113.7a}}、{{CR|602.2a}}、{{CR|603.3}})。<br />
<br />
==文章変更効果を持つカード==<br />
[[灯争大戦]]まで。[[超過]]、[[連繋]]は除く。<br />
<br />
*[[魔法改竄/Magical Hack]]([[リミテッド・エディション]])<br />
*[[臨機応変/Sleight of Mind]](リミテッド・エディション)<br />
*[[Balduvian Shaman]]([[アイスエイジ]])<br />
*[[幻覚/Mind Bend]]([[ミラージュ]])<br />
*[[ヴォルラスの気まぐれ/Whim of Volrath]]([[テンペスト]])<br />
*[[ヴォルラスの多相の戦士/Volrath's Shapeshifter]]([[ストロングホールド]])<br />
*[[水晶のしぶき/Crystal Spray]]([[インベイジョン]])<br />
*[[現実の修正/Alter Reality]]([[トーメント]])<br />
*[[人工進化/Artificial Evolution]]([[オンスロート]])<br />
*[[幽体の変容/Spectral Shift]]([[フィフス・ドーン]])<br />
*[[渦巻く霧/Swirl the Mists]]([[神河物語]])<br />
*[[幻色染め/Glamerdye]]([[イーブンタイド]])<br />
*[[特質改竄/Trait Doctoring]]([[ドラゴンの迷路]])<br />
*[[スパイ道具/Spy Kit]]([[コンスピラシー:王位争奪]])<br />
*[[新たな血族/New Blood]]([[統率者2017]])<br />
*[[ヴィトゥ=ガジーの目覚め/Awakening of Vitu-Ghazi]]([[灯争大戦]])<br />
<br />
以下は[[銀枠]]カード。<br />
*[[Look at Me, I'm R&D]]([[アンヒンジド]])<br />
*[[Magical Hacker]](アンヒンジド)<br />
*[[DIY熾天使/Do-It-Yourself Seraph]]([[Unstable]])<br />
*[[S.N.E.A.K.長官、フォイーブ/Phoebe, Head of S.N.E.A.K.]](Unstable)<br />
<br />
==参考==<br />
*[[注釈文]]<br />
*[[種類別]]<br />
*[[ルーリング]]<br />
<br />
{{#cr:612}}</div>
124.98.96.48
http://mtgwiki.com/wiki/%E5%AE%9F%E5%AD%98
実存
2019-07-12T07:30:33Z
<p>124.98.96.48: </p>
<hr />
<div>'''実存'''/''Substance''は、かつて存在した、[[ミラージュ]]が[[Magic Online]]でリリースされる際に制定された[[キーワード能力]]。現在は[[廃語]]である。<br />
<br />
{{カードテキスト<br />
|カード名=Waylay / 要撃<br />
|コスト=(2)(白)<br />
|タイプ=インスタント<br />
|カードテキスト=白の2/2の騎士(Knight)クリーチャー・トークンを3体場に出す。それらはターン終了時まで実存を得る。それらが実存を失ったとき、それらをゲームから取り除く。<br />
|背景=old<br />
}}<br />
==解説==<br />
[[ミラージュ・ブロック]]の[[インスタントメント]]など、一部の[[カード]]の処理のために作られた、単なる[[マーカー]]としての[[能力]]であり、実存自体は一切効果を持たない。実存を与えるカードは、いずれも「[[ターン終了時まで]]」の期間が設けられており、実存を失ったとき([[クリンナップ・ステップ]]時)に[[誘発]]する[[誘発型能力]]を併せ持っていた。<br />
<br />
ミラージュがMagic Onlineでリリースされるによるルール改正で、2005年10月より採用された。その後2006年10月の[[エラッタ]]で、いわゆる[[ホワイト・ライトニング]]の問題を解決するために2枚のカードの[[オラクル]]が実存を用いた文章となった。<br />
<br />
[[基本セット2010]]発売に伴うオラクル・[[総合ルール]]の更新によって、実存は廃止され、実存を用いていたカードは「次のクリンナップ・ステップの開始時」に誘発する誘発型能力を含むように変更された。<br />
<br />
なお、印刷されたカードに実存と表記されているものは存在しない。<br />
<br />
*実存以前にも、効果を持たないキーワード能力に[[雪かぶり]](現在は[[特殊タイプ]]「[[氷雪]]」)があった。<br />
<br />
===実存の問題点===<br />
インスタントメントの実存は常在型能力によってスタック上で得る能力だが、ここに問題があった。{{CR|400.7a}}にはスタックに置かれている間に変更された特性がパーマネントにも適用されるのは「呪文や起動型能力や誘発型能力の効果」と書かれており、効果の種類について限定していない{{CR|112.4}}と矛盾が生じていた。<br />
<br />
==導入の経緯==<br />
この能力が導入された理由は、ミラージュ時代の[[第5版]]ルールと、[[第6版]]以降のルールとで、「ターンの最後に([[ターン終了時に]])」と「[[ターン終了時まで]]」との処理タイミングが異なっているためである。<br />
<br />
大雑把に言ってしまうと、第5版以前では「ターン終了時まで」を処理してから「ターンの最後に」、という流れであったため、例えば何かの[[ダメージ]]から[[タフネス]][[修整]]のインスタントメントで[[クリーチャー]]を守った場合、ちゃんとダメージが取り除かれてからインスタントメントが外れるようになっていた。<br />
<br />
しかし第6版ルールになるとこれが逆転し、「ターン終了時に」を処理してから「ターン終了まで」の処理に移るようになる。これだと、ダメージが取り除かれる前にインスタントメントが外れてしまい、結局クリーチャーが死んでしまって守ったことにならない、という事態が発生するようになる。<br />
<br />
この修正はまさにこの問題点を解決し、第5版以前の時と同様の働きをさせるようにするためのものであり、実に6年ぶりの「第5版ルールの後始末」と言える。<br />
<br />
==かつて実存を持っていたカード一覧==<br />
<br />
'''2005年10月オラクル更新で実存を用いるようになったカード'''<br />
<br />
*[[ミラージュ]]の[[インスタントメント]]サイクル<br />
**[[光の護法印/Ward of Lights]]<br />
**[[飛翔/Soar]]<br />
**[[死の隷従/Grave Servitude]]<br />
**[[電光石火/Lightning Reflexes]]<br />
**[[茨の鎧/Armor of Thorns]]<br />
*[[ビジョンズ]]のインスタントメントサイクル<br />
**[[胸壁/Parapet]]<br />
**[[秘宝の護法印/Relic Ward]]<br />
**[[神秘のヴェール/Mystic Veil]]<br />
**[[ネクロマンシー/Necromancy]]<br />
**[[蜘蛛変化/Spider Climb]]<br />
<br />
'''2006年10月オラクル更新で実存を用いるようになったカード'''<br />
*[[Thawing Glaciers]]<br />
*[[要撃/Waylay]]<br />
<!--登場順→色順--><br />
<br />
==類似の問題を抱えていたものの、実存は用いられなかったカード==<br />
* [[狩りの報奨/Bounty of the Hunt]]<br />
* [[狡猾/Cunning]]<br />
詳細は各カードの記事を参照。<br />
<br />
==参考==<br />
*[[ルーリング]]<br />
<br />
[[Category:廃語|しつそん]]<br />
__NOTOC__</div>
124.98.96.48
http://mtgwiki.com/wiki/%E5%AE%9D%E7%89%A9
宝物
2019-07-12T07:22:49Z
<p>124.98.96.48: </p>
<hr />
<div>'''宝物'''/''Treasure''は[[アーティファクト・タイプ]]の1つ。<br />
<br />
{{#card:Pirate's Prize}}<br />
{{#card:Treasure Map }}<br />
<br />
==概要==<br />
初出は[[イクサラン]]。[[トークン]]のみが持つ[[サブタイプ]]である。宝物であることを参照する[[カード]]が存在する。<br />
<br />
[[生成]]するトークンが「宝物(Treasure)・トークン」と指定されている場合、そのトークンの[[特性]]の決定にあたって[[総合ルール]]に記載された下記の定義を用いる。<br />
<br />
『「(T),この[[アーティファクト]]を[[生け贄に捧げる]]:好きな[[色]]1色の[[マナ]]1点を加える。」を持つ、[[無色]]の宝物・アーティファクト・トークンである。』<br />
<br />
*このトークンが持つ能力は[[マナ能力]]である。<br />
<br />
==開発秘話==<br />
イクサランより前、[[テーロス・ブロック]]に「このアーティファクトを生け贄に捧げる:好きな色1色のマナ1点を加える。」という能力を持つ「金/Gold」トークンを生み出す[[金箔付け/Gild]]と[[黄金の呪いのマカール王/King Macar, the Gold-Cursed]]が収録されていた。<br />
<br />
イクサランのデザイン中、3色の[[部族 (俗称)|部族]]である[[海賊]]をサポートするメカニズムとして金・トークンを使うことが検討された。フレイバー的にも海賊にふさわしかったが、プレイテスト中に[[霊気紛争]]の[[即席]]との相性が良すぎることが判明したため、能力の[[起動コスト]]に[[タップ]]を加えた宝物・トークンを新たに作ることになった<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/just-ixalan-part-3-2017-09-18 Just for Ix(alan), Part 1]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0019561/ ただ『イクサラン』のために その3]([[Making Magic]] [[2017年]]9月18日 [[Mark Rosewater]]著)</ref>。<br />
*ルール上は起動コストにタップが含まれるか否かにかかわらず、生け贄に捧げることと即席とを一つの呪文に対して両立させることはできない。{{CR|601.2g}}にある通り、マナ能力はコストを支払う前に起動する必要があり、マナを出すために生け贄に捧げたとすると、即席を利用する段階では既に戦場にないためである。もちろん、ある即席呪文のコストとしてタップして唱え終わったあと、同じ[[ターン]]にマナを出して別の用途に充てることは可能なので、金・トークンが即席と相性が良いことに間違いはない。<br />
<br />
==その他==<br />
*イクサランには4種類の宝物・[[トークン・カード]]が収録されており、それぞれイクサランの主要4種族である[[海賊]]・[[恐竜]]・[[吸血鬼]]・[[マーフォーク]]に対応している<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/tokens-ixalan-2017-09-13 The Tokens of Ixalan ]/[http://mtg-jp.com/publicity/0019556/ 『イクサラン』のトークン](Feature 2017年9月13日 [[Blake Rasmussen]]著)</ref>。<br />
*過去のカードでは[[水蓮の花びら/Lotus Petal]]や、[[策謀家テゼレット/Tezzeret the Schemer]]が生成する「エーテリウム電池/Etherium Cell」トークンがほぼ同じ性能である。<br />
*読み方が「たからもの」と「ほうもつ」のどちらなのかは公式にはアナウンスされていない。<br />
**ちなみに、[[カード名]]に「宝物」を含む[[宝物の地図/Treasure Map]]などの振り仮名は「ほうもつ」である。<br />
*[[ラヴニカの献身]]時点で[[落葉樹]][[メカニズム]]に位置付けられている<ref>[http://markrosewater.tumblr.com/post/181699198428/seeing-treasure-tokens-in-rna-is-great-do-you Seeing treasure tokens in RNA is great! Do you...](Blogatog [[2019年]]1月4日)</ref><ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/more-odds-ends-ravnica-allegiance-2019-02-04 More Odds & Ends: Ravnica Allegiance]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0031715/ さらなるこぼれ話:『ラヴニカの献身』](Making Magic 2019年2月4日 Mark Rosewater著)</ref>。<br />
*[[基本セット2020]]から一部のトークンの特性が総合ルールで定義されるようになったが、宝物・トークンはその第一号となった。<br />
<br />
==脚注==<br />
<references/><br />
<br />
==参考==<br />
*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/beyond-basics/treasure-test-2017-11-09 The Treasure Test]/[https://mtg-jp.com/reading/bb/0029877/ 宝物実験](Beyond the Basics [[2017年]]11月9日 [[Gavin Verhey]]著)<br />
*{{WHISPER検索/カードテキスト|{Treasure}|宝物(Treasure)}}<br />
*[[サブタイプ]]<br />
*[[ルーリング]]<br />
__NOTOC__<br />
{{#CR:205.3g}}<br />
{{#CR:111.10a}}</div>
124.98.96.48
http://mtgwiki.com/wiki/%E3%83%88%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%83%B3
トークン
2019-07-12T06:51:50Z
<p>124.98.96.48: </p>
<hr />
<div>'''トークン'''/''Token''は、何らかの[[効果]]によって[[生成]]される、[[カード]]によって表わされない[[パーマネント]]を表わす[[マーカー]]。<br />
<br />
{{#card:Sprout}}<br />
{{#card:Imperial Mask}}<br />
{{#card:Gild}}<br />
<br />
==概要==<br />
主に[[クリーチャー]]を示すために用いられる。特に、1枚のカードで2つ以上を作り出す例、[[起動型能力]]や[[誘発型能力]]で継続的に生産し続ける例などが多い。<br />
<br />
以前はクリーチャーでないトークンは少数だったが、[[イニストラードを覆う影ブロック]]の[[手掛かり]]・トークン以降、[[アーティファクト]]・トークンもしばしば主要メカニズムとしてデザインされるようになった([[トークン一覧]]を参照)。<br />
<br />
またほかにも、クリーチャーの[[コピー]]・トークンを生成する呪文によって、[[クリーチャー化]]している非クリーチャー・[[パーマネント]]を[[コピー]]することでも実現できる(「クリーチャーであること」は[[コピー可能な値]]ではないため)。<br />
<br />
==ルール==<br />
===[[特性]]===<br />
*トークンは、それを生成した[[効果]]に定義された通りの[[特性]]を持つ。その効果に書かれていない特性に関しては、未定義として扱う。<br />
**基本的にトークンを生成する効果には[[色]]、[[P/T]]、[[ルール文章]]、[[カード・タイプ]]および[[サブタイプ]](たいていは[[クリーチャー・タイプ]])が指定されている。まれに[[名前]]が指定されていることもある。[[点数で見たマナ・コスト]]は指定されていないことがほとんどであり、その場合未定義値のルールに従って0として扱う。<br />
**[[コピー]]・トークンを生成する場合は、コピー元の[[コピー可能な値]]を持つ。<br />
*トークンは、それを生成した効果に[[名前]]が定義されているなら、そのカード名を持つ。コピー・トークンであるなら、コピー元の[[カード名]]をコピーする。それらのどちらでもない場合、定義されたサブタイプが[[カード名|名前]]となる。サブタイプを複数持つ場合、それらを繋げた名前となる。<br />
**例えば[[兵士]]・トークンならば、そのトークンの名前は「兵士/Soldier」である。[[エルフ]]・[[戦士]]・トークンならば、そのトークンの名前は「エルフ・戦士/Elf Warrior」である(「エルフ・戦士」というひとつの名前であって、「エルフ」と「戦士」のふたつの名前を持つのではない)。<br />
**トークンのクリーチャー・タイプが後から変化しても、それに伴って名前が変わることはない。逆もまた然りである。また何らかの理由で、トークンのクリーチャー・タイプが変化した状態で戦場に出る場合でも、名前は変化しない。<br />
**このルールにより、トークンとトークンでないカードが同じ名前を持つ場合があり得る。<br />
***意図的に同じ名前にしてあるもの([[Kobolds of Kher Keep]]と[[カー砦/Kher Keep]]のトークンなど)もあるが、意図的ではないものもある。[[裂片]](Splinter)・トークンと[[木っ端みじん/Splinter]]、[[イリュージョン]](Illusion)トークンと[[空想+現実/Illusion+Reality]]、[[カード名とクリーチャー・タイプが同じカード]]など。<br />
<br />
===トークンの[[コントローラー]]・[[オーナー]]===<br />
*トークンの[[コントローラー]]および[[オーナー]]は、そのトークンを[[生成]]したプレイヤーである。<br />
*誰がそのトークンを戦場に出すのか指定がない場合、その[[呪文]]や[[能力]]のコントローラーがトークンを戦場に出す。<br />
**「[[あなた]]は~~する。」という文章の「あなたは」が省略されることはよくある(トークンのみならず、[[引く|ドロー]]呪文や[[キーワード処理]]などにもよく見られる)。<br />
<br />
===トークンの扱い===<br />
*トークンは、[[カード]]ではない。<br />
**[[手札]]や[[墓地]]の枚数を参照する場合、「枚数」とは「カードの枚数」のことであるから、トークンはその数に含まない。また、例えば「カードを1枚選ぶ」といった場合にトークンを選ぶことはできないし、「カード名を指定する」といった場合にトークンの名前を選ぶことは、同じ名前のカードがない限りできない。<br />
**例えば[[発掘]]を持つクリーチャーのコピー・トークンを[[底ざらい/Dredge]]などで[[生け贄に捧げる|生け贄に捧げ]]ても、カードを[[引く]]ときに墓地のトークンが持つ発掘を利用することはできない。発掘が機能するのはカードのみだからである。<br />
*トークンは基本的に[[戦場]]にのみ存在できる。戦場以外の[[領域]]にある場合、[[状況起因処理]]により消滅する([[追放]]するのではないので注意)。<br />
**領域を移動した後に消滅する。そのため移動自体は行われ、また一時的にではあるがその領域に置かれる。よって[[領域変更誘発]]などが[[誘発]]する可能性がある。<br />
**トークンが戦場以外の領域Aに移動した場合、そこからさらに別の領域に移動することはない。そのような[[効果]]があっても、トークンは代わりに領域Aに残る。その後、そのトークンは上記の通り状況起因処理で消滅する({{CR|111.8}})。例えばトークンを[[明滅]]した場合、追放はされるが戦場に[[戻す|戻る]]ことはない。<br />
<br />
===過去のルール===<br />
*[[基本セット2019]]でのルール変更前は、トークンのオーナーは、そのトークンをそのプレイヤーのコントロールで戦場に出したプレイヤーだった。さらに[[基本セット2010]]でのルール変更前は、トークンのオーナーは、そのトークンを生成した[[呪文]]や[[能力]]のコントローラーであった([[ターン起因処理]]など、トークンを生成した効果にコントローラーが存在しない場合は現在と同じ)。<br />
**「[[生成]]」という[[キーワード処理]]は基本セット2019でのルール変更前から規定されていたものの、その時点では「誰が」生成するかということは、生成されるトークンには直接影響していなかった。<br />
**基本セット2010でのルール変更前は、対戦相手にトークンを与えるカードと、自分がオーナーであるパーマネントを参照するカードである[[刻印/Brand]]や[[歪んだ世界/Warp World]]との相性がよかった。ルール変更により、これらのカードの相性は逆に悪くなっている。<br />
*現在のCR111.8に相当するルールの制定以前は、非常に限定的ではあるが「手札にあるトークンが持つ能力を[[起動]]する」という状況も実現可能であった。例えば「自分の[[猿人の指導霊/Simian Spirit Guide]]のコピー・トークンを最初の対象にして[[引き揚げ/Withdraw]]を唱え、指導霊トークンが手札に戻ったあと発生するマナの[[支払う|支払い]]の要求時にその[[マナ能力]]を起動する」というもの。現在は、手札に移動したトークンをさらに追放することはできない。<br />
*[[統率者2017]]発売に伴うルール変更前は、トークンが[[フェイズ・アウト]]の[[位相]]になった場合も、戦場を離れた場合と同様に状況起因処理によって消滅していた。これはかつて「フェイズ・アウト領域」が存在していた名残である。<br />
<br />
==使用に適した物品の一例==<br />
基本的に「トークンである」とわかるならば何を使用しても構わない。後述の[[トークン・カード]]などを持ち歩いておくのが望ましいが、手元にある小物やら筆記用具やらを適当に置いたり、紙切れに[[P/T]]を書き込んだりすることもあるだろう。<br />
<br />
しかし、[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]という[[ゲーム]]の性質上、[[タップ状態]]/[[アンタップ状態]]の[[位相]]が一目でわかり、また簡単に転がったりしない形状のもの――具体的には'''カード状のものを使うのが最も望ましい'''。<br />
<br />
*[[アングルード]]や[[第10版]]以降の各[[ブースターパック]]や一部の[[カードセット一覧#特殊セット|特殊セット]]には[[トークン・カード]]が封入されている。これらの多くは[[色]]や[[P/T]]、[[サブタイプ]]や[[能力]]などが印刷されており、使う側も使われる側もわかりやすい。そのため、近年ではこれらのトークン・カードを使用するプレイヤーも多い。<br />
**アングルードや特殊セットに封入されるトークンは[[裏面]]が通常のマジックのカードと同じデザインであるため、トラブルを避けるためにも[[スリーブ]]の使用が望ましい。ブースターパック封入のトークンは裏面が広告になっているためスリーブなしでも区別がつくが、利便性や耐久性を考えればやはりスリーブを用いるのがベター。<br />
*他の[[トレーディングカードゲーム]]のカードを使うプレイヤーも多い。また、カードを入れていない予備のスリーブを使う例、トランプのカードを使う例なども。<br />
**[[マジック]]のカードに似た裏面であってはならない。同様に、スリーブを使う場合でも自分や対戦相手の[[デッキ]]にあるものと似た裏面であってはならない。違う色のスリーブをトークンとして使用するか、それにカードを入れるのが無難。<br />
**当然ながら、デッキのカードを使ってはいけない。[[墓地]]・[[追放]][[領域]]・[[サイドボード]]などにあるカードを使うとトラブルの原因となる。<br />
*公式ライセンス品のトークン用ミニチュアフィギュアやダイヤル式チップ型トークンも存在する<ref>[[神河物語]]日本語版販促キャンペーン</ref><ref>[https://www.ultrapro.com/product_info.php?products_id=5912&osCsid=0bgk5d5c98jodh2ltacpg6nfl1 Relic Tokens](Ultra Pro)</ref><ref>[https://wizkids.com/magic-the-gathering-creature-forge-overwhelming-swarm/ Creature Forge](WizKids.com)</ref>。これらをトークンとして用いてもかまわないが、タップ/アンタップ状態が分かりづらいものもあるため、事前に伝えておいた方がいいだろう。<br />
*絵心がある人はトークン・カードを自作することもあり、またそういった自作トークンを配布あるいは販売している人もいる。<br />
*上記に挙げたもの以外であっても、何を使用しても構わない。<br />
**[[銀枠]]には変わったトークンを使うよう指示するカードもある([[Mishra's Toy Workshop]]、[[Thopter Pie Network]])。<br />
*当然だが、使用するものは法令や常識の範囲内で判断したい。<br />
**壊れやすいものや大事なものは使わないのが無難。<br />
**自作トークンの作成の際には[[著作権]]その他にくれぐれも注意すること。<br />
***[[マナ・シンボル]]、[[タップ・シンボル]]、[[マジック:ザ・ギャザリング|Magic: the Gathering]]という名称などはそれぞれ[[ウィザーズ・オブ・ザ・コースト]](WotC)の商標であるため、これらを無断で商標(商品名など)に使用すると商標権侵害になる。<br />
***実カードの枠デザインの流用も問題になる。<br />
***マジックオリジナルの単語(例えば[[マイア]]や[[コー]]など)、使用されているフォントもWotCの著作物に当たる。ちなみにフォントは日本国内では保護の対象とされていないが、欧米では著作権で保護されている。<br />
***また[[Wikipedia:ja:意匠権|意匠権(デザイン権)]]の観点からは「上部に[[カード名]]らしき単語、下段に[[ルール文章]]や[[フレイバー・テキスト]]らしき単語や文章、右下に[[P/T]]らしき数字」というデザインもWotCが権利を持つため、類似品作成は権利侵害となる。配置をいくらか入れ替えても(新規性・独創性が認められないため)同様。<br />
***特に問題となるのは販売を行った場合であり、実際に差し止めや回収指示が出された例もある。<br />
**賭博行為を疑われないためにも、小銭など現金の使用は極力避けたい。<br />
**危険物や大きすぎるものなどは論外である。<br />
<br />
==トークンに関する能力を持つカード==<br />
*クリーチャー・トークンのみを強化するカードとして、+1/+1の[[修整]]を与える[[弱者の力線/Leyline of the Meek]]、[[幽霊の将軍/Phantom General]]、[[無形の美徳/Intangible Virtue]]([[警戒]]も付与)、ダメージの軽減を行う[[イマーラ・タンドリス/Emmara Tandris]]、飛行と警戒を付与する[[風案内のエイヴン/Aven Wind Guide]]などがある。<br />
*クリーチャー・トークンのみに関する誘発型能力を持つカードとして[[黄昏の群れ操り/Twilight Drover]]や[[選定の司祭/Anointer Priest]]がある。<br />
*[[平行進化/Parallel Evolution]]、[[贖われし者、ライズ/Rhys the Redeemed]]、[[倍増の季節/Doubling Season]]などのトークン生成を倍増させるカードや、[[居住]]もトークンを強化・支援するカードといえる。<br />
*逆に、トークンを狙い撃ちするカードとしては、クリーチャー・トークンのみを破壊する[[根気強いハンター/Dogged Hunter]]や[[霊気の断絶/AEther Snap]]、弱体化する[[集団疾病/Illness in the Ranks]]や[[悪性の疫病/Virulent Plague]]がある。<br />
*なお、クリーチャー・トークンは比較的容易に準備できることもあり、[[起動型能力]]のコストや[[誘発型能力]]の条件として「トークンでない」ことが要求される場合は多い。<br />
<br />
==その他==<br />
*マジック史上最古のトークン生成カードは[[リミテッド・エディション]]の[[蜂の巣/The Hive]]。<br />
*トークンを生成する[[カード]]は各[[色]]に存在するが、特にクリーチャーの色である[[緑]]が枚数・トークンの種類数ともに最も多い。次点は[[小型クリーチャー]]の[[展開]]が得意な[[白]]。以下、[[ゴブリン]]を擁する[[赤]]、[[ゾンビ]]を擁する[[黒]]、クリーチャーが不得手な[[青]](や[[アーティファクト]])と続く。<br />
*[[苗木]]など、いくつかのクリーチャー・タイプはトークンにしか存在しない。一覧は[[トークンにのみ用いられているクリーチャー・タイプ]]を参照。<br />
*ひとつの[[ブロック (総称)|ブロック]]に登場する同[[色]]・同[[サイズ]]・同[[能力]]のクリーチャー・トークンは、種類(クリーチャー・タイプ)が統一されることが多い。<br />
**逆に、同じクリーチャー・タイプのトークンは、別のブロックに登場したものでも色・サイズ・能力が同じであることが多い。ただしこちらは違うことも少なくない。<br />
*[[フォールン・エンパイア]]、[[オデッセイ・ブロック]]、[[イニストラード・ブロック]]ではトークンがテーマのひとつとなっている。また[[ラヴニカ・ブロック]]および[[ラヴニカへの回帰ブロック]]の[[セレズニア議事会/The Selesnya Conclave]]の特色でもある。[[ファンガス]]や[[エルドラージ]]など、[[種族]]の特色になっている例もある。<br />
*トークンを生成する[[キーワード能力]]に[[生体武器]]、[[無尽]]、[[製造]]、[[不朽]]、[[永遠]]、[[死後]]がある。また、トークンを生成する[[キーワード処理]]に[[居住]]、[[調査]]、[[動員]]がある。<br />
*かつては「プレイヤーに、デッキ以外の道具を用意する手間を強いるのはよろしくない」という考えから、あまりトークンを多用しないようにデザインされていた時期があったが、最近は種類も量も多く使うようになってきている。<br />
**プレイヤー間で自作のトークン・カード作成などの楽しみ方がされていることに加えて、近年ではブースターパックにトークン・カードを収録することで入手も容易になったことから、トークンがプレイヤーへの負担にはならないと判断されたためと思われる。<br />
*[[グランプリ]]や[[プロツアー]]におけるライブ配信を行う試合では、視聽者への配慮として(コピー・トークンなど用意できないものを除き)公式の[[トークン・カード]]しか使用できない場合もある。<br />
*フレイバー的には「クリーチャー・トークンはその世界内の認識ではクリーチャー以外の何者でもないのだが、もしかしたら彼らは召喚された世界との繋がりがやや不安定なのかもしれない。ゆえに彼らは元の場所、上天へと溶けていきやすい。なので、死んだりバウンスされたり何かされた時、より「蒸発した」ように感じるのだ。」と解説されている([https://magic.wizards.com/en/articles/archive/savor-flavor/unsung-heroes-core-set-2011-06-28 Unsung Heroes of the Core Set]/[https://mtg-jp.com/reading/translated/0003973/ 基本セットの歌われぬ英雄たち])。<br />
<br />
==参考==<br />
<references/><br />
*[[トークン一覧]]<br />
*[[カード]]<br />
*[[トークン・カード]]<br />
*[[無限トークン]]<br />
*[[生成]]<br />
*[[ルーリング]]<br />
*[[マーカー]]<br />
<br />
{{#cr:111}}</div>
124.98.96.48
http://mtgwiki.com/wiki/%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%82%BA
サイズ
2019-07-11T01:11:00Z
<p>124.98.96.48: </p>
<hr />
<div>[[マジック]]の世界で'''サイズ'''(''Size'')は、主に「[[クリーチャー]]の[[パワー]]と[[タフネス]]の大きさ」のことを指す。この意味で、DCG(デジタルカードゲーム)界隈から来た'''スタッツ'''(''Stats'')という用語が使われることもある。<br />
<br />
クリーチャーはこのサイズによって大きく以下の3種類に分類される。<br />
<br />
*[[小型クリーチャー]]([[ウィニー]]) … 0/1~2/3<br />
*[[中堅クリーチャー]]… 3/3~4/4<br />
*[[大型クリーチャー]]([[ファッティ]]) … 5/4以上<br />
<br />
さらに、大型クリーチャーの上に「[[巨大クリーチャー]]」が設けられることもある。これは[[甲鱗のワーム/Scaled Wurm|7/6]]以上が目安だろうか。<br />
<br />
これらの分類は絶対的なものではなく、それぞれの主観や周辺影響によって大きく変わってくる。例えば、3/2を小型と中堅のどちらに分類するかは人によって意見が分かれるし、その[[環境]]におけるクリーチャーのサイズの平均値や使用される[[火力]]などの影響で、他の環境では十分に大型と呼べるサイズのクリーチャーが中堅クラスの印象になることもあるだろう。<br />
*例えば[[セラの天使/Serra Angel]]は黎明期には大型クリーチャーの代表格のひとつであり、[[The Deck]]で[[フィニッシャー]]を務めた。しかし[[第7版]]の時代には5/5以上のカードが珍しくなく、加えて[[火炎舌のカヴー/Flametongue Kavu]]の存在もあり、大型クリーチャーとは呼ぶにはサイズ不足となっていた。<br />
<br />
またカード自体の[[マナ・コスト]]にも印象が左右されやすい。例えば同じ4/4であっても、4マナ以下なら中堅、5マナ以上なら大型と呼ばれることが多い。同様に、3/3でも1マナなら[[ウィニー]]の範疇であるし、5マナ以上になってくると中堅とはあまり呼ばれない。<br />
<br />
なお、クリーチャーのパワーとタフネスの差が極端に大きいときは上記の分類が適用されないことが多い。そういったクリーチャーはパワーが高いものは[[頭でっかち]]、タフネスが高いものは[[壁 (俗語)|壁]](または尻でっかち)などと呼ばれる。これらも上記の分類同様にどこからそう呼ぶかという明確な定義があるわけではないが、おおよそ「大きい方の値が3以上で、小さい方の値がその半分以下」が目安だろうか。<br />
<br />
また蛇足であるが、当然ながらサイズはクリーチャー性能の絶対的な基準ではなく、[[マナレシオ]]や[[能力]]、また[[デッキ]]全体の戦略([[アーキタイプ]])との兼ね合いなども考慮すべきである。「大型なら大型なほどよい」というわけではない。<br />
<br />
==参考==<br />
*[[P/T]]<br />
*[[マナレシオ]]<br />
*[[用語集]]</div>
124.98.96.48
http://mtgwiki.com/wiki/%E9%A2%A8%E3%81%AE%E6%86%A4%E6%80%92%E3%80%81%E3%82%AB%E3%82%A4%E3%82%AB/Kykar,_Wind%27s_Fury
風の憤怒、カイカ/Kykar, Wind's Fury
2019-07-10T05:20:38Z
<p>124.98.96.48: </p>
<hr />
<div>{{#card:Kykar, Wind's Fury}}<br />
<br />
[[ジェスカイ]]カラーの[[伝説の]][[鳥]]・[[ウィザード]]。[[若き紅蓮術士/Young Pyromancer]]系列の[[トークン]]生成[[能力]]と、[[スピリット]]を[[生け贄]]に捧げて[[赤]][[マナ]]を生み出す能力を持つ。<br />
<br />
[[スタンダード]]では[[つぶやく神秘家/Murmuring Mystic]]、[[崇高な工匠、サヒーリ/Saheeli, Sublime Artificer]]といったいずれも[[青]]のみで扱えるライバルが存在する。この[[カード]]は[[色拘束]]がかなり厳しくなった代わりに、本体の[[クロック]]は大きく、生み出したトークンを生け贄に捧げればマナを生む選択肢を持つようにもなった。ただし、[[タフネス]]は[[火力]]圏内まで下がり、場持ちが良くなくなってしまったため、メインのアタッカーに据えるには少々心許ない。<br />
<br />
となれば注目したいのはマナを生み出す能力。[[クリーチャー]]以外の[[呪文]]を[[唱える]]と赤1マナが出るのとほぼ同義であるため、[[引く|ドロー]]呪文を連鎖的に使えるようになる。[[カードプール]]が広い[[環境]]なら[[チェイン・コンボ]]のパーツとしての期待がかかる。[[マナスクリュー]]気味の[[展開]]でも、[[軽い]]呪文を続けて[[唱える]]ことも出来、[[土地]]を切り詰めたい[[ゼロックス]]系の[[デッキ]]構成にも合致する。<br />
<br />
*[[白]]を[[マナ・コスト]]に含むカードで、この手のトークン生成能力は珍しい。[[基本セット2020]]の[[楔]][[サイクル]]に合わせた故の産物といえる。<br />
**デザイン的には、[[果敢]]などを持つ赤青が誘発条件の部分を、1/1飛行のスピリット・トークンを持つ白が結果の部分を担っている。<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/what-core-can-i-say-part-2-2019-07-08 What Core Can I Say? – Part 2]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0032687/ どんな『基本』の話があるか その2]([[Making Magic]] 2019年7月8日 [[Mark Rosewater]])</ref><br />
<br />
==関連カード==<br />
===サイクル===<br />
{{サイクル/基本セット2020の楔3色の伝説のクリーチャー}}<br />
<br />
==参考==<br />
<references /><br />
<br />
*[[カード個別評価:基本セット2020]] - [[神話レア]]</div>
124.98.96.48
http://mtgwiki.com/wiki/%E3%83%89%E3%83%AC%E3%83%83%E3%82%B8%E3%83%BB%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%B3
ドレッジ・ヴァイン
2019-07-09T05:36:25Z
<p>124.98.96.48: /* モダン */</p>
<hr />
<div>'''ドレッジ・ヴァイン'''(''Dredge Vine'')は、[[復讐蔦/Vengevine]]を主力にした[[リアニメイト]]系[[コンボ]]・[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウンデッキ]]。<br />
<br />
==概要==<br />
{{#card:Vengevine}}<br />
[[ライブラリー]]や[[手札]]から[[復讐蔦/Vengevine]]を[[墓地に置く|墓地に落とし]]、復讐蔦の[[能力]]を[[誘発]]させて[[戦場]]に[[戻す|戻し]]て高速でビートダウンする。<br />
<br />
スピードが速く、[[除去]]にも立て直しがしやすいが、[[墓地]]依存の[[デッキ]]のため[[墓地対策]]には脆い。<br />
<br />
==スタンダード==<br />
{{#card: Hedron Crab}}<br />
{{#card: Extractor Demon}}<br />
{{#card: Renegade Doppelganger}}<br />
[[ルーター]]や[[獣相のシャーマン/Fauna Shaman]]、または[[フェッチランド]]+[[面晶体のカニ/Hedron Crab]]を利用して[[復讐蔦/Vengevine]]や[[絞り取る悪魔/Extractor Demon]]を[[墓地に置く|墓地に落とす]]。それらを[[戦場]]に[[戻す|戻し]]、[[背教のドッペルゲンガー/Renegade Doppelganger]]の[[コピー]]もあわせて[[対戦相手]]の[[ライフ]]を[[削る|削り]]きる。<br />
<br />
[[アメリカ選手権10]]で[[Channel Fireball]]の面々が持ち込み、[[David Ochoa]]・[[Brad Nelson]]の2名をベスト8に送り込んだ。<br />
<br />
*能動的に[[ライブラリー]]を墓地に送り自己再生能力を持つ[[クリーチャー]]で攻め立てる動きが[[フリゴリッド]]や[[ナルコブリッジ]]などの[[発掘 (デッキ)|発掘デッキ]]を思わせることから、[[発掘|発掘/Dredge]]の名が付けられている。[[スタンダード]]だとわかる文脈では単に「ドレッジ」「発掘」と呼ばれることも。<br />
<br />
===サンプルリスト===<br />
*備考<br />
**[[アメリカ選手権10]] ベスト4 ([http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/usnat10/welcome 参考])<br />
**使用者:[[David Ochoa]]<br />
*[[フォーマット]]<br />
**[[スタンダード]]([[基本セット2010]]+[[基本セット2011]]+[[アラーラの断片ブロック]]+[[ゼンディカー・ブロック]])<br />
<br />
{{#MagicFactory:df303320}}<br />
*[[WotC]]のビデオカバレージ[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/usnat10/day2#11 Video Feature: Deck Tech Dredge-uh-Vine with David Ochoa]も参照のこと。<br />
*[[挿す|1枚挿し]]の[[セドラクシスの錬金術師/Sedraxis Alchemist]]はユーティリティ[[カード]]。相手の[[パーマネント]]を[[バウンス]]して[[テンポ・アドバンテージ]]を稼げる他、自身を[[手札]]に戻すことで[[復讐蔦/Vengevine]]の[[能力]]を[[誘発]]させるのにも役立つ。<br />
<br />
==モダン==<br />
スタンダードの延長線のようなタイプのほか、[[黄泉からの橋/Bridge from Below]]を採用した[[黒赤]]の'''ブリッジ・ヴァイン''' (''Bridge Vine'') と呼ばれるタイプが存在する。<br />
<br />
{{#card: Bridge from Below}}<br />
{{#card: Insolent Neonate}}<br />
<br />
[[傲慢な新生子/Insolent Neonate]]や[[信仰無き物あさり/Faithless Looting]]で序盤から復讐蔦や黄泉からの橋を墓地に落とし、それらの能力をすばやく誘発させ高速で殴り勝つ。[[歩行バリスタ/Walking Ballista]]などの0マナで唱えると即墓地に置かれるクリーチャーは復讐蔦と黄泉からの橋のどちらとも相性が良い。<br />
<br />
[[基本セット2019]]で[[縫い師への供給者/Stitcher's Supplier]]が加わり強化され、環境に登場するようになり、[[マジック25周年記念プロツアー]]では6番人気となり<ref>[https://magic.wizards.com/en/events/coverage/pt25a/modern-metagame-breakdown-2018-08-03 Modern Metagame Breakdown]/[https://mtg-jp.com/coverage/pt25a/article/0030888/ メタゲームブレイクダウン:モダン]</ref>、デッキテクにも取り上げられた<ref>[https://magic.wizards.com/en/events/coverage/pt25a/modern-deck-tech-black-red-bridgevine-2018-08-04 Modern Deck Tech: Black-Red Bridgevine]/[https://mtg-jp.com/coverage/pt25a/article/0030918/ モダン・デッキテク:黒赤ブリッジ・ヴァイン]</ref>。<br />
<br />
{{#card: Hogaak, Arisen Necropolis}}<br />
{{#card: Altar of Dementia}}<br />
<br />
[[モダンホライゾン]]では[[甦る死滅都市、ホガーク/Hogaak, Arisen Necropolis]]や[[狂気の祭壇/Altar of Dementia]]、[[屍肉喰らい/Carrion Feeder]]を獲得して大幅に強化され、'''ホガーク・ヴァイン'''(''Hogaak Bridgevine'')とも呼ばれる。<br />
<br />
===サンプルリスト===<br />
====ドレッジ・ヴァイン====<br />
=====初期型=====<br />
*備考<br />
**[[プロツアー「ラヴニカへの回帰」]] 26位、モダン部門7-3 ([http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/ptrtr12/welcome 参考])<br />
**使用者:[[Brandon Nelson]]<br />
*[[フォーマット]]<br />
**[[モダン]](~[[ラヴニカへの回帰]])<br />
<br />
{{#magicfactory:df311541}}<br />
*[[墓地]]に複数体の[[クリーチャー]]がいることが多いため、[[スカーブの殲滅者/Skaab Ruinator]]が採用されることも。また[[爆破基地/Blasting Station]]を採用することで、[[戦闘ダメージ]]以外の勝利も狙ったタイプも見られる。<br />
<br />
=====ゴルガリの墓トロール解禁後=====<br />
*備考<br />
**Modern Daily #8245587 on 05/06/2015 4-0 ([http://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/modern-daily-2015-05-07 参考])<br />
**使用者:LEGION273<br />
*[[フォーマット]]<br />
**[[モダン]](~[[タルキール龍紀伝]])<br />
<br />
{{#magicfactory:df313008}}<br />
*[[ゴルガリの墓トロール/Golgari Grave-Troll]]解禁後のレシピ。<br />
<br />
====ブリッジ・ヴァイン====<br />
=====初期型=====<br />
* 備考<br />
** [[グランプリ香港18]] 準優勝([https://magic.wizards.com/en/events/coverage/gphk18 参考])<br />
** 使用者: [[宇都宮巧]]<br />
* [[フォーマット]]<br />
** [[モダン]](〜[[基本セット2019]])<br />
<br />
{{#MagicFactory: df318955}}<br />
* [[緑]]マナが出る土地を採用し、[[復讐蔦/Vengevine]]の素出しの可能性を残している。<br />
<br />
=====モダンホライゾン後=====<br />
* 備考<br />
** [[グランプリダラスフォートワース19]] 準優勝([http://coverage.channelfireball.com/event/22 参考])<br />
** 使用者: [[Paul Cullier]]<br />
* [[フォーマット]]<br />
** [[モダン]](〜[[モダンホライゾン]])<br />
<br />
{{#MagicFactory: df319266}}<br />
* [[白]]をタッチし[[サイドボード]]に[[薄れ馬/Wispmare]]などを採用している。<br />
<br />
==出典==<br />
<references/><br />
<br />
==参考==<br />
*[[デッキ集]]<br />
<br />
{{DEFAULTSORT:とれつしうあいん}}<br />
<br />
[[Category:黒赤デッキ]]<br />
[[Category:黒赤緑デッキ]]<br />
[[Category:緑青黒デッキ]]<br />
[[Category:ビートダウンデッキ]]<br />
[[Category:コンボデッキ]]<br />
[[Category:黒赤ビートダウンデッキ]]<br />
[[Category:黒赤緑ビートダウンデッキ]]<br />
[[Category:緑青黒ビートダウンデッキ]]<br />
[[Category:黒赤コンボデッキ]]<br />
[[Category:黒赤緑コンボデッキ]]<br />
[[Category:緑青黒コンボデッキ]]<br />
[[Category:アラーラの断片ブロックを含むスタンダードデッキ]]<br />
[[Category:ゼンディカー・ブロックを含むスタンダードデッキ]]<br />
[[Category:モダンデッキ]]</div>
124.98.96.48
http://mtgwiki.com/wiki/%E6%88%A6%E6%85%84%E8%A1%86%E3%81%AE%E6%8C%87%E6%8F%AE/Command_the_Dreadhorde
戦慄衆の指揮/Command the Dreadhorde
2019-07-01T23:48:28Z
<p>124.98.96.48: </p>
<hr />
<div>{{#card:Command the Dreadhorde}}<br />
<br />
[[墓地]]から大量の[[クリーチャー]]や[[プレインズウォーカー (カード・タイプ)|プレインズウォーカー]]を[[リアニメイト]]できる[[ソーサリー]]。<br />
<br />
6[[マナ]]の[[重い|重さ]]に加えて[[ライフ・アドバンテージ]]と引き換えだが、すべての墓地の[[カード]]を[[対象]]にでき、プレインズウォーカーにも対応しているという非常に幅の広いリアニメイト[[呪文]]。反面、大量リアニメイトカードながら出せる量に明確な上限が掛かってしまうが、十数[[マナ]]程度も展開できれば[[ゲーム]]を終わらせるのは難しいことではない。ライフを増やすとまでいかずとも維持してゲームを進められていれば間違いなく[[エンドカード]]である。<br />
<br />
幅の広さゆえにエンドカード級のリアニメイトにしては墓地の状態への依存性が低く、「[[対戦相手]]の墓地を一掃する」「[[対応して]]特定のカードを墓地から取り除く」程度の[[墓地対策]]ならかい潜れることが多いのも強み。完封したければ[[歩哨のトーテム像/Sentinel Totem]]などが必要になる。<br />
<br />
[[スタンダード]]では[[野茂み歩き/Wildgrowth Walker]]によるライフゲインを併用した[[戦慄衆の指揮]][[デッキ]]が散見される。<br />
<br />
[[コンボ]]を考慮せず適当にリアニメイトしても十分ゲームを終わらせられるため、[[リミテッド]]でも十分有用。もちろん、序盤でライフを削られると[[腐る]]ので少なからずリスクはある。<br />
<br />
*[[効果]]の一部で発生するのは対処しづらい[[ライフロス]]ではなく[[ダメージ]]なので[[軽減]]や[[移し変え効果]]など防ぐ手立ては多い。同[[エキスパンション]]ならば[[放浪者/The Wanderer]]や[[ギデオンの犠牲/Gideon's Sacrifice]]で対処可能。<br />
<br />
==ルール==<br />
*[[対象]]とする[[クリーチャー]]や[[プレインズウォーカー (カード・タイプ)|プレインズウォーカー]]・[[カード]]は、複数の[[墓地]]から望む枚数選んでよい。<br />
*戦慄衆の指揮はクリーチャーやプレインズウォーカー・カードを[[戦場]]に戻す前にあなたへ[[ダメージ]]を与える。<br />
**例えば墓地の放浪者を対象にとった場合、ダメージが与えられる時点でまだ戦場に戻っていないため、その放浪者のダメージを軽減する能力は機能しない。軽減するには戦慄衆の指揮を解決する前に放浪者が戦場に出ている必要がある。<br />
*ダメージが与えられた結果あなたの[[ライフ]]が0になっても、戦慄衆の指揮が[[解決]]し[[状況起因処理]]がチェックされるまであなたは[[敗北]]しない。<br />
**例えば戦慄衆の指揮で[[白金の天使/Platinum Angel]]を戻した場合、結果としてあなたのライフが0以下になってもあなたはゲームに敗北することはない。<br />
*[[多人数戦]]では、[[プレイヤー]]が[[ゲーム]]から除外されたなら、そのプレイヤーが[[オーナー]]であるカードもすべて除外される。あなたがゲームから除外されたなら、戦慄衆の指揮の効果によってあなたが[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]していたクリーチャーとプレインズウォーカーは、[[コントローラー]]が存在しない[[パーマネント]]となるのですべて追放される。<br />
<br />
==参考==<br />
*[[カード個別評価:灯争大戦]] - [[レア]]</div>
124.98.96.48
http://mtgwiki.com/wiki/%E6%9C%89%E8%89%B2%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%AF%E3%83%88
有色アーティファクト
2019-06-27T23:59:12Z
<p>124.98.96.48: </p>
<hr />
<div>'''有色アーティファクト'''/''Colored artifact''とは、その名の通り[[色]]を持っている[[アーティファクト]]のことである。<br />
<br />
{{#card:Transguild Courier}}<br />
{{#card:Onyx Goblet}}<br />
{{#card:Moltensteel Dragon}}<br />
<br />
==概要==<br />
初めて登場した有色アーティファクトは[[ディセンション]]の[[ギルド渡りの急使/Transguild Courier]]で、[[マナ・コスト]]には色のついた[[マナ・シンボル]]は登場しないが[[特性定義能力]]により色を持っている(一時期の[[オラクル]]では[[色指標]]に変更されていたが、のちに元に戻された)。その後、[[未来予知]]にて[[マナ・コスト]]に色のついた[[マナ・シンボル]]を含む[[サルコマイトのマイア/Sarcomite Myr]]が登場。[[シャドウムーア]]では[[単色混成マナ・シンボル]]により色を持つ[[刈り取りの王/Reaper King]]が登場した。<br />
<br />
そして、[[アラーラの断片ブロック]]にて[[エスパー/Esper]]のテーマに選ばれたことにより一気に数を増やし、以降は様々な[[カード・セット]]で扱われるようになった。現在では[[落葉樹]][[メカニズム]]に位置付けられており、頻出こそしないものの、度々新カードが登場している。<br />
<br />
*色を持つアーティファクトというコンセプトには、ギルド渡りの急使よりも前に[[合金のゴーレム/Alloy Golem]]が存在する。しかしこちらは[[戦場に出る]]際の[[能力]]により色を持つため、[[戦場]]以外の[[領域]]などでは[[無色]]である。<br />
*印刷様式は、[[枠|内枠]]が無色アーティファクトと同じ[[銀]]。[[文章欄]]などは他の有色カードに準じる。すなわち、{{Gatherer|id=419269|1色ならばその色}}、{{Gatherer|id=414246|2色ならそれぞれの色を縦に半分ずつ}}、{{Gatherer|id=422609|3色以上なら金}}である。<br />
**ギルド渡りの急使はこの様式に決定される前のカードであるため、内枠も他の多色に準じて金色で印刷されている({{Gatherer|id=107362|カード画像}})。<br />
*有色アーティファクトが落葉樹に引き上げられたのは[[カラデシュ・ブロック]]の反省からである。強力なアーティファクトが無色であるためにどんなデッキにでも入ることで、アーティファクトに焦点を当てたセットで何度も大問題を引き起こしてきたため、その解決策となることが期待された。さらに[[常盤木]]に引き上げる可能性も示されている。<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/core-meets-eye-2019-06-24 Core Than Meets the Eye]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0032647/ 目に見えるよりもっと『基本』](Making Magic [[2019年]]6月24日 [[Mark Rosewater]]著)</ref><br />
<br />
==参考==<br />
<references /><br />
<br />
*[http://whisper.wisdom-guild.net/search.php?color%5B0%5D=non-colorless&cardtype%5B0%5D=artifact 「無色でない」「アーティファクト」で検索]<br />
*[[アーティファクト]]<br />
*[[有色]]<br />
*[[機能別カードリスト]]<br />
__NOTOC__</div>
124.98.96.48
http://mtgwiki.com/wiki/Kudzu
Kudzu
2019-06-21T01:56:50Z
<p>124.98.96.48: </p>
<hr />
<div>{{#card:Kudzu}}<br />
<br />
[[マジック]]最初の[[土地破壊カード]]の1つ。[[土地破壊]][[オーラ]]の祖でもある(後継[[カード]]の中では、[[色]]は違えど[[蒸気のつる/Steam Vines]]が最もこれに近い[[コスト]]・機能を持つ)。<br />
<br />
[[エンチャント (キーワード能力)|エンチャント]]した[[土地]]が[[タップ]]されると、それを[[破壊]]すると同時に新しい土地に移動させることができる。移動先は破壊された側が選ぶので、普通は[[対戦相手]]と自分、交互に破壊が発生することになる。<br />
<br />
どう対処するかは、つけられた側次第。「あきらめてその土地の被害だけで済ませる」手もあるし、「泥沼の土地破壊合戦」を選ぶかもしれない。もちろん、これ自体を[[解呪/Disenchant]]したり、なんらかの原因でその土地がタップされることなく[[戦場を離れる|戦場を離れ]]ればこれは[[墓地]]に落ちるので、そういう対処もできる。<br />
<br />
相手が望まなくても強制的に土地をタップして破壊することもできる。[[リミテッド・エディション]]と[[アンリミテッド]]には、これと一緒に[[ぐるぐる/Twiddle]]や[[氷の干渉器/Icy Manipulator]]が収録されていた。<br />
<br />
*土地を破壊したあと他の土地につけることを選ばなかった場合、Kudzuは通常通りついている先の無いオーラとして[[状況起因処理]]で墓地に置かれる。<br />
*「つけられた[[パーマネント]]が墓地に落ちると、別のパーマネントに移動するオーラ」というコンセプトはいくつかのカードに継承されている([[タックル蛆/Takklemaggot]]、[[蒸気のつる/Steam Vines]]、[[伝染する怒り/Infectious Rage]]、[[イラクサヅタ病/Nettlevine Blight]])。<br />
*[[カード名]]の'''Kudzu'''とは、日本語の「葛」のこと。「葛」は東アジア原産の植物で、日本語がそのまま英語に取り入れられたもの。近年、アメリカでは野生化した葛によって生態系が蝕まれており、環境問題の1つとなっている。このカードの効果は、そのような葛の生態を上手く表現したカードと言えるだろう。<br />
**[[津波/Tsunami]]と並ぶ、マジック最初の日本語語源の名称をもつカードの1つである。<br />
*[[オラクル]]を最新の[[ルール]]に合わせていく中で[[誘発型能力]]で新たな土地につけることは強制になっていたが、[[2019年]]5月のオラクル変更で元のテキストに準じ選択制に戻された<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/news/war-spark-update-bulletin-2019-04-25 War of the Spark Update Bulletin]/[https://mtg-jp.com/reading/publicity/0032495/ 『灯争大戦』更新速報(総合ルール更新、オラクル更新)](Feature 2019年4月25日)</ref>。<br />
<br />
==関連カード==<br />
===亜種===<br />
タップが条件で土地破壊するオーラ。<br />
*[[荒廃/Blight]]<br />
*[[藻の蔓延/Spreading Algae]]<br />
*[[蒸気のつる/Steam Vines]]<br />
*[[支配されざる横行/Uncontrolled Infestation]]<br />
<!-- 以降の議論は[[荒廃/Blight]]のノートで。 --><br />
<br />
==参考==<br />
<references /><br />
*[[カード名百科事典#葛|葛]]([[カード名百科事典]])<br />
*[[土地破壊カード]]<br />
*[[再録禁止カード一覧]]([[再録禁止カード]])<br />
*[[カード個別評価:リバイズド・エディション]] - [[レア]]<br />
*[[カード個別評価:アンリミテッド・エディション]] - [[レア]]<br />
*[[カード個別評価:Masters Edition 4]] - [[アンコモン]]<br />
<br />
[[Category:リミテッド・エディションの再録禁止カード]]</div>
124.98.96.48