火力

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火力(Burn)は、ダメージ与えることができるオブジェクト(すなわちプレイヤークリーチャープレインズウォーカーバトル)に直接ダメージを与える呪文の俗称である。動詞形で焼く(Burn)とも。


Shock / ショック (赤)
インスタント

1つを対象とする。ショックはそれに2点のダメージを与える。



Inferno / インフェルノ (5)(赤)(赤)
インスタント

インフェルノは、各クリーチャーと各プレイヤーにそれぞれ6点のダメージを与える。


目次

解説

1つの対象にダメージを与える単体火力ばかりでなく、複数の対象を取れるものや、すべてのパーマネントやプレイヤーにダメージを与える全体火力、決まった点数のダメージを複数の対象に割り振ることのできる割り振り火力などでクリーチャーの軍勢を相手取ることもできる。

クリーチャーに対する除去としての性能は、確定除去とは違い大型クリーチャーへの対処は苦手としている一方、小型クリーチャー中堅クリーチャー効率よく除去することに長けており、リミテッド構築ともに重宝される。その環境にある主要な火力によってしばしば、活躍できるクリーチャーのタフネスが左右される。

対戦相手に撃ってライフを直接減らせるものが多いことも特徴で、膠着状態から最後のライフ数点を削りきるのにも役立つ。たとえ相手がノンクリーチャーであろうとも対象には事欠かない。こういった本体火力でライフを直接削るデッキバーンと呼ぶ。またコンボデッキの中には、X火力ぶどう弾/Grapeshotなどをフィニッシャーとするものも。

基本的にはインスタントソーサリーのことを火力と呼ぶが、起動型能力誘発型能力でダメージを与えることができるパーマネントを「火力(を)内蔵(している)」などとも言う。また火力ではないが、まるで火力のように使える使い捨ての速攻クリーチャーを歩く火力と呼ぶ。

色の役割としてはが最も得意な分野であり、黎明期から現在まで赤の代名詞ともなっている。次点(というには赤が圧倒的だが)はで、回復を伴いドレインになっていることも多い。戦闘に参加しているクリーチャー限定(レンジストライク)か、自軍のクリーチャー数を参照するタイプのものに限られる。は黎明期のもの(放蕩魔術師/Prodigal Sorcerer心霊破/Psionic Blastなど)が少数あるのみで、色の役割が整理されてからは全くと言っていいほど作られていない。格闘噛みつきとして自軍のクリーチャーを発生源として他のクリーチャーにダメージを与える呪文が多いが、飛行クリーチャーに対しては直接ダメージを与える呪文もある。

代表的な火力

マジックには多数の火力が存在するが、その中にはコスト効果が似通ったグループが存在する。このページではそれらのグループの中で基本的なもの、あるいは特に知名度が高いものを挙げる。各グループ亜種の詳しいリストについてはそれぞれのページの関連カードの節を参照。

脚注

  1. Feel the Burn/燃える思い第2条:重複に注意(Web Archive)(Latest Developments 2005年6月3日)

参考

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