注釈文

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'''注釈文'''/''Reminder Text''は、[[キーワード能力]]や、直感的に理解しがたい[[カード]]の説明のため、()の中に斜体で(最近の日本語版では小さな文字で)書かれた文。'''[[ゲーム]]のルールには一切影響しない'''。
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'''注釈文'''/''Reminder Text''は、[[キーワード能力]]や、直感的に理解しがたい[[カード]]の説明のため、()の中に斜体で(最近の日本語版では小さな文字で)書かれた文。
 
{{#card:Raging Goblin}}
 
{{#card:Raging Goblin}}
日本語版では[[プロテクション]][[エンチャント]]などの参照先にも括弧が使われているが、これらは注釈文ではない。[[オラクル]]では括弧書きでも斜体字でもないからである。
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==ゲーム上での機能==
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注釈文はあくまでも補足のために書かれているものに過ぎず、'''[[ゲーム]]のルールには一切影響しない'''。キーワード能力が初登場したときや、[[基本セット]]などの初心者向け商品などには、ルールの説明の必要性があるためよく書かれているが、それ以外ではしばしば省かれる。だからと言ってそれぞれに差異が生じるわけではない。
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{{フレイバーテキスト|注釈文とは、あなたがすでに知っているルールをわざわざ解説するカッコつきの斜体文である。||[[Duh]]の注釈文}}
  
 
*注釈文を[[文章変更効果]]で書きかえることも可能であるが、それは注釈文が正しくなくなるだけで何の意味ももたない。
 
*注釈文を[[文章変更効果]]で書きかえることも可能であるが、それは注釈文が正しくなくなるだけで何の意味ももたない。
*カードの[[能力]]が複雑であるときや[[文章欄]]に余裕がないときなどに、注釈の一部ないし全部が省かれていることがあるが、それにより機能が失われることはない(注釈文はルールに関係しないので、当たり前といえば当たり前なのだが)。
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**よく問題になるのが[[畏怖]]の「[[]]」を他の[[色]]に書きかえるときである。詳しくは畏怖のページを参照。
**例外として、[[アンヒンジド]]の[[Duh]]だけは注釈文の有無が問題になる。
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*[[アンヒンジド]]の[[Duh]]だけは注釈文の有無が問題になる。もちろん「なんでもあり」の[[銀枠]]だからこその例外中の例外である。
*[[基本セット2011]]現在、[[オラクル]]で最も長い注釈文を持つ[[キーワード能力]][[他の〜とのバンド]]だろう。
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==その他==
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*括弧つきの文章すべてが注釈文というわけではない。
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**日本語版では[[プロテクション]][[エンチャント]]などの参照先にも括弧が使われているが、これらは注釈文ではない(そもそも英語原文[[オラクル]]では括弧書きでも斜体字でもない)。
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**過去の日本語版では、「端数切り捨て/切り上げ」も「ライフの半分(端数切り捨て)」などと括弧書きで書かれていたが、これも注釈文ではない(やはり英語原文では括弧書きではない)。[[ラヴニカへの回帰]]以降は日本語版でも「ライフの端数を切り捨てた半分」などのように括弧を使わずに記述されている。
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*[[第8版]]から[[第10版]]の[[基本セット]]では全てのキーワード能力に注釈文が付いていた([[第10版]]の[[プレミアム・カード]]除く)。
 
*[[第8版]]から[[第10版]]の[[基本セット]]では全てのキーワード能力に注釈文が付いていた([[第10版]]の[[プレミアム・カード]]除く)。
*キーワード能力にいちいち注釈文が付いたらキーワードにした意味が無いという意見もあるが、[[マッドネス]]のように非常に複雑な能力を直感的な注釈文で表現したり、[[召集]]のようにフレイバー重視の説明を追加したりすることもできるため、意外と無駄ではない。
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*[[基本セット2011]]現在、[[オラクル]]で最も長い注釈文を持つ[[キーワード能力]]は[[他の〜とのバンド]]だろう。
 
*最も多く印刷されている注釈文は、[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]奪取や能力付与などに使われる「それは[[ターン終了時に]]終わらない」だろう(しかし、この注釈も省略される傾向にある)。
 
*最も多く印刷されている注釈文は、[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]奪取や能力付与などに使われる「それは[[ターン終了時に]]終わらない」だろう(しかし、この注釈も省略される傾向にある)。
*過去の日本語版では、「端数切り捨て/切り上げ」も「ライフの半分(端数切り捨て)」などと括弧書きで書かれていたが、これも注釈文ではない。Oracleでは「~, rounded up/down」と括弧なしで書かれているからである。[[ラヴニカへの回帰]]以降は日本語版でも「ライフの端数を切り捨てた半分」などのように括弧を使わずに記述されている。
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*ルールに一切影響しないため、直感的でユニークな注釈文を持つカードもある。(→[[黒曜石の火心/Obsidian Fireheart]]
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*よりわかりやすくするため、直感的でユニークな表現を用いた注釈文を持つカードもある。
{{フレイバーテキスト|注釈文とは、あなたがすでに知っているルールをわざわざ解説するカッコつきの斜体文である。||[[Duh]]の注釈文}}
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**[[黒曜石の火心/Obsidian Fireheart]]が有名だが、[[基本セット2015]]以降の[[召集]]など、今後も数を増やしていくと思われる。
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**[[アングルード2]]では注釈文を使ったお遊びも企画されていた(→[[Gangrene Pepper]])。
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==参考==
 
==参考==
 
*[[ルーリング]]
 
*[[ルーリング]]

2014年7月26日 (土) 08:23時点における版

注釈文/Reminder Textは、キーワード能力や、直感的に理解しがたいカードの説明のため、()の中に斜体で(最近の日本語版では小さな文字で)書かれた文。


Raging Goblin / 怒り狂うゴブリン (赤)
クリーチャー — ゴブリン(Goblin) 狂戦士(Berserker)

速攻(このクリーチャーは、あなたのコントロール下で戦場に出てすぐに攻撃したり(T)したりできる。)

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ゲーム上での機能

注釈文はあくまでも補足のために書かれているものに過ぎず、ゲームのルールには一切影響しない。キーワード能力が初登場したときや、基本セットなどの初心者向け商品などには、ルールの説明の必要性があるためよく書かれているが、それ以外ではしばしば省かれる。だからと言ってそれぞれに差異が生じるわけではない。

注釈文とは、あなたがすでに知っているルールをわざわざ解説するカッコつきの斜体文である。
(出典:Duhの注釈文)
  • 注釈文を文章変更効果で書きかえることも可能であるが、それは注釈文が正しくなくなるだけで何の意味ももたない。
    • よく問題になるのが畏怖の「」を他のに書きかえるときである。詳しくは畏怖のページを参照。
  • アンヒンジドDuhだけは注釈文の有無が問題になる。もちろん「なんでもあり」の銀枠だからこその例外中の例外である。

その他

  • 括弧つきの文章すべてが注釈文というわけではない。
    • 日本語版ではプロテクションエンチャントなどの参照先にも括弧が使われているが、これらは注釈文ではない(そもそも英語原文オラクルでは括弧書きでも斜体字でもない)。
    • 過去の日本語版では、「端数切り捨て/切り上げ」も「ライフの半分(端数切り捨て)」などと括弧書きで書かれていたが、これも注釈文ではない(やはり英語原文では括弧書きではない)。ラヴニカへの回帰以降は日本語版でも「ライフの端数を切り捨てた半分」などのように括弧を使わずに記述されている。

参考

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