最後の望み、リリアナ/Liliana, the Last Hope

提供:MTG Wiki

移動: 案内, 検索

Liliana, the Last Hope / 最後の望み、リリアナ (1)(黒)(黒)
伝説のプレインズウォーカー — リリアナ(Liliana)

[+1]:クリーチャー最大1体を対象とする。あなたの次のターンまで、それは-2/-1の修整を受ける。
[-2]:カードを2枚切削する。その後、あなたはあなたの墓地からクリーチャー・カード1枚をあなたの手札に戻してもよい。
[-7]:あなたは「あなたの終了ステップの開始時に、黒の2/2のゾンビ(Zombie)・クリーチャー・トークンをX体生成する。Xはあなたがコントロールするゾンビの総数に2を足した数に等しい。」を持つ紋章を得る。

3

5枚目のリリアナ忠誠度能力はマイナス修整墓地肥やし+墓地からのクリーチャー回収ゾンビを生み出す紋章

+1能力
クリーチャーへのマイナス修整。
3マナのプレインズウォーカーでありながらプラス能力でアドバンテージが取れるものはいずれも強力と評されるが、除去としてボード・アドバンテージがとれるものは画期的。これ単体でも小型クリーチャーをシャットアウトでき、戦闘やほかのマイナス修整と絡めて使用すればより大型のクリーチャーも射程圏に入る。
対戦相手ターンまで修整が継続する点とパワーを下げる点も重要で、ブロッカーを弱体化してこちらの攻撃クリーチャーを生還しやすくすることもできるし、また束縛なきテレパス、ジェイス/Jace, Telepath Unboundのようにアタッカーを弱体化して時間を稼ぐ用途にも使える。
  • 「次のあなたのターンまで」とは、「次のあなたのターンが始まる直前まで」を意味する。
-2能力
屍体の攪拌/Corpse Churn系の墓地回収。
屍体の攪拌と同じく、回収する選択肢が若干増えることと対象を取らないため墓地対策に強いことが強み。登場時のスタンダードでは強力な墓地対策カードが無いので、墓地にカードさえあればほぼ確実にアドバンテージがとれる。
マイナス能力で連打がきかないにもかかわらず削る枚数は2枚とかなり少ないため、この能力だけに墓地肥やしを頼るのは考え物。あらかじめ墓地にクリーチャー・カードを用意しておかないと空振りの危険が大きい。
-7能力
ゾンビ・トークンの大量生成
0体が2体、2体が6体、6体が14体、14体が30体と暴力的に増殖していくため、起動さえできれば地上戦はこちらの物。
飛行持ちを+1連打で対処しつつ、-7に繋がれば勝利は目前。

3つの能力はそれぞれがそれぞれに使いどころが有るため、柔軟な対応が出来るのが強み。これ自体も3マナと軽いため運用し易い。墓地を肥やせるので昂揚を使うデッキとも相性が良い。スタンダードでは環境初期から早々に黒緑昂揚デッキで結果を出している。

モダンにおいては強力なヴェールのリリアナ/Liliana of the Veilが優先されがちだが、-2能力が活かせるデッキでは併用される事も多い。「手札を素早く使い切り大量のクリーチャーを展開するウィニーデッキ」に対して+1能力が効果的であり、逆に+1能力が有効でない大型クリーチャー呪禁持ちを使うデッキにはヴェールのリリアナが効果的と、互いの苦手を補い合っている。初出時はプレインズウォーカーの唯一性ルールが存在しており、併用する際の枚数は抑えられがちであったが、同ルールが廃止された現在では採用率が上昇している。

レガシーでも主にトークンなどのタフネス1のクリーチャーを+1能力で除去する目的で使用される。

関連カード

ストーリー

イニストラード/Innistradに現れたエムラクール/Emrakulに立ち向かうリリアナ。もともと精神を持たないゾンビはエムラクールによる精神汚染の影響を受けないため、屍術師/Necromancerである彼女は大量のゾンビを率いてイニストラードを救うための戦いで活躍する。

詳細はリリアナ・ヴェス/Liliana Vess (ストーリー)を参照。

参考

QR Code.gif