映し身人形/Duplicant

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戦場に出たときにクリーチャー1体を追放するアーティファクト・クリーチャー。さらに、追放したクリーチャーのパワータフネスクリーチャー・タイプを自分のものにする。

重いとは言え、どのでも使える上に破壊不能を持つクリーチャーにまで対処できる確定除去は強力。大型クリーチャーを除去すれば、戦闘でも活躍できるので二度美味しい。

ミラディン・ブロック構築スタンダードでは、ダークスティールの巨像/Darksteel Colossusという格好の的が存在したこともあり、歯と爪/Tooth and Nailを使うデッキや低速コントロールデッキにおいてしばしば使われた。

また、ヴィンテージ茶単においてもサイドボードで散見されるクリーチャーである。

  • Commander's ArsenalMarco Nelorによる新規イラストで収録。
  • 英語名は”Replicant”(レプリカント:映画『ブレードランナー』に登場する人造人間)と”duplicate”(複製、二重)からの造語と思われる。

ルール

オラクルの変遷

当初のルール文章では、複数のクリーチャーカード追放することによって、複数のP/Tを持つことができるようになっていた。当時考案された複数のカードを追放する手法は以下のようなもの。

  1. 戦場ヴォルラスの多相の戦士/Volrath's Shapeshifterを出しておく。
  2. 墓地の一番上を死面の映し身人形/Death-Mask Duplicantにする。
  3. ヴォルラスの多相の戦士が持つ死面の映し身人形の起動型能力を何回か起動し、好きな枚数のクリーチャー・カードを刻印する。
  4. 墓地の一番上を映し身人形にする。

他に、Vesuvan Doppelgangerを利用するほぼ同様の方法もある。

2004年6月に出されたエラッタ参考(Internet Archive、Word文章))により、最後に刻印されたクリーチャー・カードのみを参照するように変更されたことによって、複数のP/Tを持つという状況は発生しないようになった。(ただし、2004年11月までオラクルには反映されていなかった。)

基本セット2010において刻印がキーワード能力ではなくなり、関連している能力になった。このルール変更により、映し身人形自身の能力で追放したものでないと参照しないようになった。複数のカードを追放する状況が発生しなくなったことから、2009年7月11日のオラクル更新で「最後に刻印(追放)された」の記述が削除された。

しかし、基本セット2014において登場したストリオン共鳴体/Strionic Resonatorによって、関連している能力によって複数のカードを追放することができるようになったため、2013年7月のオラクル更新で最後に追放したクリーチャー・カードのみを参照するように再び変更された。

参考

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