憤怒の天使アクローマ/Akroma, Angel of Fury

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2021年3月6日 (土) 14:26時点におけるブラー (トーク | 投稿記録)による版
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Akroma, Angel of Fury / 憤怒の天使アクローマ (5)(赤)(赤)(赤)
伝説のクリーチャー — 天使(Angel)

この呪文は打ち消されない。
飛行、トランプル、プロテクション(白)、プロテクション(青)
(赤):憤怒の天使アクローマはターン終了時まで+1/+0の修整を受ける。
変異(3)(赤)(赤)(赤)(あなたはこのカードを、(3)で2/2クリーチャーとして裏向きに唱えてもよい。これの変異コストで、これをいつでも表向きにしてもよい。)

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怒りの天使アクローマ/Akroma, Angel of Wrathが別の歴史を辿った姿。

飛行トランプルパンプアップ攻撃に特化した能力を持つため、登場すればあっという間にゲームを終わらせることができる。さらに打ち消されずプロテクション()のおかげでバウンスされにくいとなれば、その安定感はかなりのもの。そのため、いろいろなデッキフィニッシャーや隠し球として投入されている。

また、変異を利用することでリアニメイトを用いずに早いターンで登場できるのもポイント。サッフィー・エリクスドッター/Saffi Eriksdotter一瞬の瞬き/Momentary Blink等、高速で表向きにできるカードと相性がよい。そのためブリンクに用いられることも多く、日本選手権07でベスト8入りした小室修のブリンクには緑白青であるにも関わらずサイドボードに3枚用いられている。

直接表向きにするカード以外では、特にケルドの後継者、ラーダ/Radha, Heir to Keldと相性がよく、4ターン目から攻撃が始まる。リアニメイト以外でこのスピードはまさに破格である。プロツアー横浜07でベスト8入りしたPaulo Carvalhoビッグ・マナにもこのシナジーが用いられている。

それらのサポートが無いとしても、毎ターン順調に土地を並べれば6ターン目には攻撃し始めることができる。これでも十分な早さと言ってよいだろう。

反面、リアニメイトするカードとしてはいまいちである。除去への耐性がないことももちろんだが、打ち消されないことと変異が完全に無意味になり、パンプアップもほとんど無意味になる。これだけの能力が無意味になってしまうなら、素直に怒りの天使アクローマやボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkiteを使った方が話が早いと言う訳である。もちろん、環境や青が多いなど、メタゲーム次第ではその限りではないが。

  • 次元の混乱では速攻の能力と定義されているのもあり、本来得意の速攻を持っていない。極力怒りの天使アクローマと同じ能力を持たせたくなかったのだろう。
  • 当然のことだが、怒りの天使アクローマとこれは(ストーリー上はどうであれ)まったく別のカードである。それぞれデッキに4枚ずつ積んでも全く問題はないし、同時にコントロールしていてもレジェンド・ルールは適用されない。これはサイクルの他のカードにも言えることだが、このカードの場合、スタンダードリミテッドで同じカードプール内に存在するだけに、他のカードよりもそのような場面に遭遇する可能性は高い。特に注意が必要である。
  • 単色天使はこれが初めてである。
  • 日本選手権07にて、このカードがトランプルを持っていたことを忘れたばかりに、本当なら勝っていた小室修がジャッジの裁定により敗北するという事件が起きた。このカードに限らず、複数の能力を持つカードは使用前によく確認したい。
  • アカローマ等と呼ばれたりする。
  • 同サイクルの他の伝説のクリーチャー達は人格やストーリー上での立場が大きく変わっているが、アクローマは異なる歴史でも相変わらず激怒している様だ。
  • 憤怒の天使/Angel of Furyというカードも存在する。

ルール

統率者戦においてこれを統率者に選んだ場合、変異を利用して唱えることが可能だが、裏向きであっても統率者の性質を持っているので変異で唱えるためのコストも統率者戦のルールに準じて増加する。同様に変異状態でも与えるダメージは統率者ダメージになるので、何らかの方法で手札から変異状態で統率者のアクローマを唱えた場合でも、それが統率者の性質を持つことを伝える必要がある。統率領域から唱えた場合、それが統率者であることは明らかであり、伝える必要がないというだけの話である。(CR:903.3

関連カード

サイクル

時のらせんブロックの各エキスパンションに1枚ずつ収録されている変異クリーチャーサイクル

次元の混乱の各色の伝説のクリーチャーサイクル。いずれも過去に存在した伝説のクリーチャーが異なる歴史を辿ったものとしてリメイクされている。

参考

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