大判事、ドビン/Dovin, Grand Arbiter

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ラヴニカの献身アゾリウス評議会/The Azorius Senateのギルドマスターとして再登場した2枚目のドビン忠誠度能力は、忠誠カウンターの獲得、トークン生成ライフ回復ライブラリー10枚からカードを3枚濾過

+1能力
攻撃命令を発し、攻撃に成功した数だけ忠誠カウンターを追加で得る。
戦場に何も影響を与えない純粋に「充電」を目的とした能力。やや悠長であることは否めないが、下2つの能力のために何度か起動していくことになる。
クリーチャーを必要とするものの、自身の-1能力で生成したトークンと連携することでノンクリーチャーデッキでも運用が可能となっている。
  • この能力を使った後、必ずしも攻撃する必要はない。忠誠度を増やすためにとりあえず起動することはできる。
-1能力
飛行機械トークンの生成と1点のライフ回復。
延命を図りつつクリーチャーを用意してドビン自身の身を守れる、主力となる能力。飛行機械はブロッカーに回すのは勿論、アタッカーとして運用しコツコツとライフを削りにいくことも可能。+1能力と-1能力を交互に起動し、忠誠度とボード・アドバンテージライフ・アドバンテージを獲得していくのが主な使い方になるだろう。忠誠度の消費も少なく連打でき、続けて3度起動しても1/1飛行3体と3点回復と考えれば3マナカードとしては上々の仕事を果たしたと言える。
-7能力
ライブラリーの一番上から10枚見て、そこから3枚手札に加える大型の濾過。
過去のプレインズウォーカーと比べると一見派手さに欠けるが、10枚も見ればその状況で必要なカードをおおよそ探し出すことができ、単なる大量ドローよりも質の高い手札が手に入るようになっている。コントロールデッキであればここから除去等に繋げて完全にコントロールしきった後、フィニッシャーもしくは-1能力で生成したトークンでトドメ、というのが理想的な流れになる。

繰り返しアドバンテージを稼ぐことを重視したプレインズウォーカー。コントロールに特化していた過去のドビンと違い、こちらは3マナ軽くビートダウンデッキに組み込んでも悪くない働きをしてくれる。

登場時点のスタンダードで猛威を振るうドミナリアの英雄、テフェリー/Teferi, Hero of Dominaria色の組み合わせが被るものの、方向性の違いから住み分けが可能となっており、こちらは白青アグロ等に採用されることがある。

リミテッドでは上2つの能力を繰り返し起動しているだけでじわじわと勝ちに繋げられる優秀なシステム系カード。フライヤーをテーマとするアゾリウスカラーデッキとよく噛み合うほか、延命を図りつつ生け贄を確保できるのでオルゾフカラータッチして使ってもよく合う。大幅にカード・アドバンテージを得られる奥義も強力ではあるが、起動できる頃には往々にしてライブラリーアウトが目前に迫っているため、起動したくてもできないことが多い。ごみ引きずり/Junktroller等を併用してライブラリー修復もできるようにしておくとよい。

ルール

+1能力
  • この能力は遅延誘発型能力を作る。遅延誘発型能力が1つ解決されるたび、忠誠カウンターが1個置かれる。
  • 複数体のクリーチャーがプレイヤーに戦闘ダメージを与えたなら、遅延誘発型能力はその数だけ誘発する。
  • クリーチャーが何点のダメージを与えても、遅延誘発型能力の誘発は1体につき1回である。
-7能力
  • 解決時にライブラリーの枚数が10枚未満であったなら、それらをすべて見て、3枚を手札に加え、残りを無作為の順番で戻す。3枚未満であったなら、すべてを手札に加える。

関連カード

サイクル

ラヴニカのギルドおよびラヴニカの献身ギルド/Guild指導者サイクル。すべて神話レアであり、マナ・コストに所属するギルドの色マナを1つずつ含む。

ラヴニカのギルド
ラヴニカの献身

ニコル・ボーラス/Nicol Bolasに協力、あるいは利用されているギルド指導者はプレインズウォーカー太字)、ボーラスに抵抗するギルド指導者は伝説のクリーチャーである(Guild to Order, Part 2/支配するギルド その2)。

ストーリー

ニコル・ボーラス/Nicol Bolasに魅せられ、その命を受けてラヴニカ/Ravnicaを再び訪れたドビン/Dovinイスペリア/Isperia亡き後のアゾリウス評議会/The Azorius Senateのギルドマスターとなり、飛行機械の導入などの改革を行っている。

詳細はドビン・バーン/Dovin Baan (ストーリー)を参照。

参考

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