基本セット2015

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|英語名=Magic 2015
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'''マジック基本セット2015'''/''Magic Core Set 2015''は、16番目の[[基本セット]]。2014年7月18日発売。日本では'''基本セット2015'''、北米では'''Magic 2015'''(マジック2015)と略される。キャッチコピーは「'''次元を越えた戦い'''/''Hunt Bigger Game''」。基本セットでは初めて冠がついた[[プロツアー]]が開催される。
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'''マジック基本セット2015'''/''Magic 2015 Core Set''は、16番目の[[基本セット]]。[[2014年]]7月18日発売。日本では'''基本セット2015'''、北米では'''Magic 2015'''(マジック2015)と略される。キャッチコピーは「'''次元を越えた戦い'''/''Hunt Bigger Game''」。基本セットでは初めて冠がついた[[プロツアー]]が開催される。
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==概要==
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本セットでは[[プレインズウォーカー/Planeswalker]]・[[ガラク/Garruk]]がクローズアップされており、[[リリアナ・ヴェス/Liliana Vess (ストーリー)|リリアナ・ヴェス/Liliana Vess]]の呪いによって蝕まれる彼の行く末が描かれる。
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ゲストメカニズムは[[召集]]。[[ラヴニカ:ギルドの都]]および[[未来予知]]では[[緑]]と[[白]]のみに存在したが、今回は全ての[[色]](および[[アーティファクト]])に割り当てられている。[[基本セット2013]]以来となる[[伝説のクリーチャー]]・[[カード]]も登場する。また、[[基本セット2014]]に引き続き[[スリヴァー]]も収録される。基本セットとしては初めて、[[色対策カード]]が収録されなかった。
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*本セットよりカード枠のデザインが変更された。詳細は[[新枠#基本セット2015以降のカード枠]]を参照。
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*「基本の[[パワー]]と[[タフネス]]/Base power and toughness」という新しい[[テンプレート]]が導入された([http://magic.wizards.com/en/articles/archive/release-notes-2014-07-07 参考]/[http://mtg-jp.com/rules/docs/faq_m15_j.html 翻訳])。[[種類別]]の項も参照。
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*従来まで「[[土地]]カード」と表記されていたものが「土地・カード」と表記されるようになるなど、日本語版における翻訳テンプレートがいくつか変更された。
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*基本セット初の新録[[多色カード]]として[[頂点捕食者、ガラク/Garruk, Apex Predator]]と[[巣主スリヴァー/Sliver Hivelord]]が登場する。
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*新たに[[対戦キット]]が販売される。
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==外部デザイナー・カード==
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新たな試みとして、15枚の「外部デザイナー・カード」が収録される([http://magic.wizards.com/en/articles/archive/working-some-best-minds-gaming-2014-06-30 参考]/[http://mtg-jp.com/reading/translated/0010804/ 邦訳])。
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[[カードを作るのは君だ!]]で作られた[[無駄省き/Waste Not]]に加え、[[ウィザーズ・オブ・ザ・コースト]]社外から招待された著名なゲーム・デザイナー達が14枚の新録カードのデザインを手掛けている。いずれも基本セットらしからぬ非常にユニークな一品になっている。
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各カードの[[文章欄]]にはデザイナー名が併記される({{Gatherer|id=384883|カード画像}})。[[フレイバー・テキスト]]と同様に[[総合ルール|ルール]]には影響しない。
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開発秘話など、詳細は該当カードの個別評価の項を参照のこと。
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;該当カード
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*[[起源のハイドラ/Genesis Hydra]] - George Fan
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*[[強欲の護符/Avarice Amulet]] - Penny Arcade
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*[[強引な採掘/Aggressive Mining]] - Markus Perrson
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*[[化身の盾/Shield of the Avatar]] - Richard Garriot
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*[[窮地の主/Master of Predicaments]] - David Sirlin
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*[[ザスリッドの隠し刃/Xathrid Slyblade]] - Rob Pardo
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*[[彼方の管理人/Warden of the Beyond]] - Isaiah Cartwright
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*[[霊魂の絆/Spirit Bonds]] - Justin Gary
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*[[ゴブリンのドカーン物取扱者/Goblin Kaboomist]] - Stone Librande
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*[[放浪の吟遊詩人、イーサーン/Yisan, the Wanderer Bard]] - Brian Fargo
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*[[地割れ潜み/Chasm Skulker]] - Mike Neumann
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*[[熱いスープ/Hot Soup]] - James Ernest
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*[[残酷なサディスト/Cruel Sadist]]- Edmund McMillen
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*[[解き放たれし者、オブ・ニクシリス/Ob Nixilis, Unshackled]] - Brad Muir
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*[[無駄省き/Waste Not]] - the Magic community
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==番外カード==
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[[第8版]]・[[第9版]]以来となる、「番外カード」が15枚存在する([http://archive.wizards.com/Magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/arcana/1515 参考]/[http://mtg-jp.com/publicity/0010785/ 邦訳])。
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これらのカードは[[ブースターパック]]には封入されず、店舗などで配布される入門者用の[[ハーフデッキ]](非売品)および[[デッキビルダーセット]]にのみ封入される。いずれも再録カードであり、基本セット2015が使用できる[[フォーマット]]で使用することが可能(同名の過去のカードも使用可能)。[[コレクター番号]]は270~284が割り振られている。
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;該当カード
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*[[神盾の天使/Aegis Angel]]
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*[[神聖なる評決/Divine Verdict]]
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*[[鼓舞する突撃/Inspired Charge]]
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*[[セラの天使/Serra Angel]]
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*[[取り消し/Cancel]]
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*[[マハモティ・ジン/Mahamoti Djinn]]
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*[[夢魔/Nightmare]]
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*[[センギアの吸血鬼/Sengir Vampire]]
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*[[歩く死骸/Walking Corpse]]
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*[[焼炉の仔/Furnace Whelp]]
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*[[地鳴りの一撃/Seismic Strike]]
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*[[シヴ山のドラゴン/Shivan Dragon]]
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*[[ケンタウルスの狩猟者/Centaur Courser]]
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*[[ガラクの群れ率い/Garruk's Packleader]]
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*[[土を踏み付けるもの/Terra Stomper]]
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==プレリリース==
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[[プレリリース・トーナメント]]の参加者には[[定形外のマジックのカード|定形外の大判]]の[[プレインズウォーカー (カード・タイプ)|プレインズウォーカー]]・カード、[[屠殺者ガラク/Garruk the Slayer]]が配布される。参加者はこれを[[対戦相手]]に見立て、自分の[[シールド]][[デッキ]]を用いて挑戦することができる([http://magic.wizards.com/en/articles/archive/win-ultimate-trophy-2014-06-22 参考]/[http://mtg-jp.com/publicity/0010775/ 邦訳])。
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同時に、'''「次元を越えた戦い」動画・写真コンテスト'''が開催される。屠殺者ガラクに挑んだ参加者は、プレリリース開催店舗に飾られる[[ガラク/Garruk]]の等身大パネルと共に[[勝利]]あるいは[[敗北]]の記念撮影行い、その動画や写真をWeb上に投稿することができる。魅力的な作品と判断された場合、投稿者には「戦利品」として[http://www.hasbro.com/nerf/en_US/ Nerf]製ガラクの斧のレプリカがプレゼントされる(日本国内では30本限定)。
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動画や写真の投稿、利用規約など詳細は[http://huntbiggergame.com/ コンテスト特設サイト]を参照。
  
 
==発売前情報==
 
==発売前情報==
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2014年1月6日の[[Daily MTG]]の記事で、[[新枠#基本セット2015以降のカード枠|カード枠のデザインの変更]]と、第4回[[カードを作るのは君だ!]]で作られた[[無駄省き/Waste Not]]<!--と、[[炎の壁/Wall of Fire]]-->が収録される事が発表された。キービジュアルとして[[屠殺者ガラク/Garruk the Slayer]]が描かれている。
  
1月6日の[[Daily MTG]]の記事で、カード枠のデザインの変更と、第4回[[カードを作るのは君だ!]]で作られた「Waste Not」と、[[炎の壁/Wall of Fire]]が収録される事が発表された。キービジュアルとして[[ガラク/Garruk]]が描かれている。[[ブースターバトルパック]]の代わりに[[クラッシュパック]]が新たに登場する。
 
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==リミテッド==
 
==リミテッド==
 
===代表的な大会===
 
===代表的な大会===
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*[[グランプリ台北14]]
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*[[プロツアー「マジック2015」]]
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*[[グランプリポートランド14]] ([[チーム戦]])
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*[[グランプリシドニー14]]
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*[[グランプリソルトレイクシティ14]]
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==構築済みデッキ==
 
==構築済みデッキ==
===エントリーセット===
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===[[エントリーセット]]===
===イベントデッキ===
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*[[栄光の対価/Price of Glory]] ([[白黒]])
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*[[怒涛の進撃/Hit the Ground Running]] ([[青緑]])
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*[[冥府の介入/Infernal Intervention]] ([[赤黒|黒赤]])
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*[[ドラゴンの財宝/Flames of the Dragon]] ([[青赤|赤青]])
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*[[大衆の意志/Will of the Masses]] ([[緑白]])
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===[[対戦キット]]===
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*[[基本セット2015 対戦キット]]
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**運命/Fate ([[緑青]])
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**憤怒/Fury ([[赤緑]])
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==パッケージ・イラスト==
 
==パッケージ・イラスト==
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*[[不動のアジャニ/Ajani Steadfast]]
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*[[ギルドパクトの体現者、ジェイス/Jace, the Living Guildpact]]
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*[[夜火の巨人/Nightfire Giant]]
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*[[シャンダラーの魂/Soul of Shandalar]]
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*[[世界を目覚めさせる者、ニッサ/Nissa, Worldwaker]]
  
 
==主な開発スタッフ==
 
==主な開発スタッフ==
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==関連リンク==
 
==関連リンク==
 
*[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/arcana/1401 『マジック基本セット 2015』発表/Announcing Magic 2015]([[Daily MTG]]、2014年1月6日、Magic Arcana)
 
*[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/arcana/1401 『マジック基本セット 2015』発表/Announcing Magic 2015]([[Daily MTG]]、2014年1月6日、Magic Arcana)
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*[http://magic.wizards.com/ja/content/%E5%9F%BA%E6%9C%AC%E3%82%BB%E3%83%83%E3%83%882015-%E8%A3%BD%E5%93%81%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%82%A4%E3%83%96-%E8%A3%BD%E5%93%81-%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A0%E6%83%85%E5%A0%B1 製品情報]
 
*[http://mtg-jp.com/reading/translated/0006752/ ディレクターズ・チェアより:2013年版]/[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/feature/281 From the Director's Chair: 2013] ([[Daily MTG]]、2014年1月6日、Feature Article)
 
*[http://mtg-jp.com/reading/translated/0006752/ ディレクターズ・チェアより:2013年版]/[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/feature/281 From the Director's Chair: 2013] ([[Daily MTG]]、2014年1月6日、Feature Article)
  
 
==参考==
 
==参考==
 
*[[カード個別評価:基本セット2015]]
 
*[[カード個別評価:基本セット2015]]
*[[プロツアー「基本セット2015」]]
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*[[プロツアー「マジック2015」]]
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*[[マジック2015―デュエルズ・オブ・ザ・プレインズウォーカーズ]]
 
*[[カードセット一覧]]
 
*[[カードセット一覧]]
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**[[ラヴニカへの回帰ブロック]]
 +
**[[基本セット2014]]
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**[[テーロス・ブロック]]
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**[[基本セット2015]]
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**[[タルキール覇王譚ブロック]]
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**[[マジック・オリジン]]

2016年9月9日 (金) 13:47時点における版

マジック基本セット2015/Magic 2015 Core Set
シンボル M15
略号 M15
発売日 2014年7月18日
セット枚数 全269種類+番外カード15種類

マジック基本セット2015/Magic 2015 Core Setは、16番目の基本セット2014年7月18日発売。日本では基本セット2015、北米ではMagic 2015(マジック2015)と略される。キャッチコピーは「次元を越えた戦い/Hunt Bigger Game」。基本セットでは初めて冠がついたプロツアーが開催される。

目次

概要

本セットではプレインズウォーカー/Planeswalkerガラク/Garrukがクローズアップされており、リリアナ・ヴェス/Liliana Vessの呪いによって蝕まれる彼の行く末が描かれる。

ゲストメカニズムは召集ラヴニカ:ギルドの都および未来予知ではのみに存在したが、今回は全ての(およびアーティファクト)に割り当てられている。基本セット2013以来となる伝説のクリーチャーカードも登場する。また、基本セット2014に引き続きスリヴァーも収録される。基本セットとしては初めて、色対策カードが収録されなかった。

外部デザイナー・カード

新たな試みとして、15枚の「外部デザイナー・カード」が収録される(参考/邦訳)。

カードを作るのは君だ!で作られた無駄省き/Waste Notに加え、ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社外から招待された著名なゲーム・デザイナー達が14枚の新録カードのデザインを手掛けている。いずれも基本セットらしからぬ非常にユニークな一品になっている。

各カードの文章欄にはデザイナー名が併記される(カード画像)。フレイバー・テキストと同様にルールには影響しない。

開発秘話など、詳細は該当カードの個別評価の項を参照のこと。

該当カード

番外カード

第8版第9版以来となる、「番外カード」が15枚存在する(参考/邦訳)。

これらのカードはブースターパックには封入されず、店舗などで配布される入門者用のハーフデッキ(非売品)およびデッキビルダーセットにのみ封入される。いずれも再録カードであり、基本セット2015が使用できるフォーマットで使用することが可能(同名の過去のカードも使用可能)。コレクター番号は270~284が割り振られている。

該当カード

プレリリース

プレリリース・トーナメントの参加者には定形外の大判プレインズウォーカー・カード、屠殺者ガラク/Garruk the Slayerが配布される。参加者はこれを対戦相手に見立て、自分のシールドデッキを用いて挑戦することができる(参考/邦訳)。

同時に、「次元を越えた戦い」動画・写真コンテストが開催される。屠殺者ガラクに挑んだ参加者は、プレリリース開催店舗に飾られるガラク/Garrukの等身大パネルと共に勝利あるいは敗北の記念撮影行い、その動画や写真をWeb上に投稿することができる。魅力的な作品と判断された場合、投稿者には「戦利品」としてNerf製ガラクの斧のレプリカがプレゼントされる(日本国内では30本限定)。

動画や写真の投稿、利用規約など詳細はコンテスト特設サイトを参照。

発売前情報

2014年1月6日のDaily MTGの記事で、カード枠のデザインの変更と、第4回カードを作るのは君だ!で作られた無駄省き/Waste Notが収録される事が発表された。キービジュアルとして屠殺者ガラク/Garruk the Slayerが描かれている。

リミテッド

代表的な大会

構築済みデッキ

エントリーセット

対戦キット

パッケージ・イラスト

主な開発スタッフ

関連リンク

参考

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