基本でない土地

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'''基本でない土地'''/''Nonbasic Land''は、[[特殊タイプ]]「[[基本]]」を持たない[[土地]]のこと。
 
'''基本でない土地'''/''Nonbasic Land''は、[[特殊タイプ]]「[[基本]]」を持たない[[土地]]のこと。
  
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==概要==
 
==概要==
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*[[基本土地]]と違い[[4枚制限ルール]]に影響されるため、1つの[[デッキ]]に同じ[[カード名]]の[[カード]]は4枚までしか入れられない。
 
*[[基本土地]]と違い[[4枚制限ルール]]に影響されるため、1つの[[デッキ]]に同じ[[カード名]]の[[カード]]は4枚までしか入れられない。
 
*基本的に、[[タップイン]]だったり、[[マナ能力]]の[[起動]]に何らかの条件や[[コスト]]が必要だったり、[[無色マナ]]しか生み出せなかったり、[[伝説の土地]]だったり、と言ったデメリットが課せられている。
 
*基本的に、[[タップイン]]だったり、[[マナ能力]]の[[起動]]に何らかの条件や[[コスト]]が必要だったり、[[無色マナ]]しか生み出せなかったり、[[伝説の土地]]だったり、と言ったデメリットが課せられている。
**基本土地同様にアンタップインかつコストやリスクなしで[[色マナ]]を生み出せる基本でない土地は、[[リミテッド・エディション]]収録のデュアルランド10枚と[[ミラディン]]収録の[[アーティファクト・土地]]5枚、計15枚のみである([[基本セット2015]]現在)。
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**基本土地同様にアンタップインかつコストやリスクなしで[[色マナ]]を生み出せる基本でない土地は、[[リミテッド・エディション]]収録のデュアルランド10枚と[[ミラディン]]収録の[[アーティファクト・土地]]5枚、計15枚のみである。
  
 
===他カードとの相互作用===
 
===他カードとの相互作用===
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**[[破壊]]するものが最も多いが、[[血染めの月/Blood Moon]]のように破壊せず無力化するものや、[[発展の代価/Price of Progress]]や[[世慣れたドライアド/Dryad Sophisticate]]のように土地そのものに影響は与えない形で対策するものもある。
 
**[[破壊]]するものが最も多いが、[[血染めの月/Blood Moon]]のように破壊せず無力化するものや、[[発展の代価/Price of Progress]]や[[世慣れたドライアド/Dryad Sophisticate]]のように土地そのものに影響は与えない形で対策するものもある。
 
**一方で、基本土地タイプを参照する[[色対策カード]]も少なくなく、そちらに対しては基本でない土地のほうが被害が少なく済むこともある。[[カードプール]]や[[メタゲーム|メタ]]によってうまく使い分けるのがよい。
 
**一方で、基本土地タイプを参照する[[色対策カード]]も少なくなく、そちらに対しては基本でない土地のほうが被害が少なく済むこともある。[[カードプール]]や[[メタゲーム|メタ]]によってうまく使い分けるのがよい。
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===その他===
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*いくつかの[[除去]]には「強力だが、補填として[[コントローラー]]に基本土地をサーチして[[戦場に出す]]ことを許す[[効果]]」を持つものがある([[流刑への道/Path to Exile]]、[[暗殺者の戦利品/Assassin's Trophy]]など)。
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**基本土地を採用していないデッキではその補填を得られず、それらのカードが持つ「使ったが側が[[アドバンテージ]]損をする」というデメリットを帳消しにさせてしまう。特に例示したカードは[[トーナメント]]での採用率が高いため、それらを見据える意味でも少数の基本土地を採用しておく[[構築]]は一般的である。
  
 
==基本でない土地のサイクル一覧==
 
==基本でない土地のサイクル一覧==

2018年11月14日 (水) 19:26時点における版

基本でない土地/Nonbasic Landは、特殊タイプ基本」を持たない土地のこと。


Meandering River / 曲がりくねる川
土地

曲がりくねる川はタップ状態で戦場に出る。
(T):(白)か(青)を加える。



Blood Moon / 血染めの月 (2)(赤)
エンチャント

基本でない土地は山(Mountain)である。


目次

概要

文字通り、基本土地ではない土地のこと。基本土地とは異なる特殊な用途を持つ一方で、使用に際してルール面・カード性能面・他カードとの相互作用面で様々な制約が課されていることが多い。

大きく分けて、以下のようなものがある。

もちろん、これらの性質を2つ以上持ち合わせる物もあるし、またこれらに当てはまらない特殊な土地も存在する。

複数種類の色マナを出せる多色地形は、物にもよるが多色デッキで重宝される。一方で、無色マナしか出せない土地は単色デッキで使用されることが多い。また、複数のマナを出す土地はコンボデッキなどのマナ加速用に昔から広く使われてきた。

特にモダンエターナルのように豊富な多色地形が存在するフォーマットでは、基本土地をほとんど採用していないデッキというのも珍しくない。しかし以下に述べるように基本でない土地には必ず一定のリスクが伴うため、基本土地を一切採用しないということはあまりなく、数枚程度は基本土地を入れておくのが一般的である。

欠点・リスク

ルール面・性能面での制約

他カードとの相互作用

その他

基本でない土地のサイクル一覧

その他

第9版より前は、「特殊地形」や「基本地形ではない土地」と表記されていた。

文章欄等のデザイン

基本でない土地の文章欄およびカード枠のデザインは他の呪文や基本土地のそれと異なり、カードの効果によって異なっている。

以下に現在の仕様に至るまでの幾多の試行錯誤・変遷の沿革を記す。

リミテッド・エディション
マジック初の基本でない土地(そして同時に初の2色地形)たるデュアルランドサイクルは、その文章欄に自身が生み出せる2種類の色マナを視覚的に表現するために、その2色の「しましま模様」の印刷が施されていた(Tundraカード画像)。
デュアルランドの項も参照。
アラビアンナイトミラージュ第4版
アラビアンナイト以降様々な基本でない土地が登場した。文章欄及びイラストの縁枠のデザインは(現在では考えられないが)エキスパンションごとに独自のものが用意され、そのセット内の全ての基本でない土地がこれに統一されていた。色マナを生み出せる土地であっても、逆にマナを生み出すことのできない土地であっても同一の枠色であり、さらにエキスパンションごとに色が異なるため視覚的に判りづらく問題があった。
具体的には以下の通り。
ビジョンズ
ビジョンズ収録のバウンスランドサイクルにて、デュアルランド以来となる色分けが行われた。白マナを生み出せるものは「白」(乾燥高原/Karooカード画像)、青マナを生み出せるものは「青」(珊瑚礁/Coral Atollカード画像)といった形で、特定の1色の色マナを生み出せる土地の文章欄は(基本土地と同様に)その色で着色されるようになった。
一方、それ以外のものはカードの効果にかかわらず(知られざる楽園/Undiscovered Paradiseのように複数種類の色マナを生み出せるものであっても)同一のデザインで印刷されている。
  • ちなみに、ビジョンズ収録のバウンスランドサイクル以外の基本でない土地はミラージュと同じデザインで印刷された。
第5版ウルザズ・レガシー
第5版ではビジョンズでの変更を踏まえ、基本でない土地のデザインの統一が行われた。特定の1色のみの色マナを生み出せる土地の文章欄はその色で、それ以外はアラビアンナイトのものに近い「黄土色」の文章欄で統一された(ヘイヴンウッドの古戦場/Havenwood Battlegroundカード画像/アダーカー荒原/Adarkar Wastesカード画像)。
第6版スカージ
第6版では従来のものに加え、新たに2色地形に「グラデーション」の色分けが追加された(アダーカー荒原/Adarkar Wastesカード画像)。どの色のマナを生み出せるのかが視覚的に明瞭となり、これにより旧枠時代の基本でない土地の枠デザインのテンプレートが完成した。
まとめると以下の3通りのデザインで統一された。
第8版以降(現在)
新枠版デザインのテンプレートは制定当初から確立しており、タイプ行(および名前欄)・文章欄・ピンラインの3つの要素を用いて表現される。基本セット2015以降のカード枠になった現在も継続して用いられている。
具体的には以下の通り。
種類 タイプ行 文章欄 ピンライン 備考
色マナを生み出すマナ能力を持たない土地 灰色 進化する未開地/Evolving Wildsカード画像
特定の1色のみの色マナを生み出すマナ能力を持つ土地 該当色 ヘイヴンウッドの古戦場/Havenwood Battlegroundカード画像
2色地形(フェッチランド含) 灰色 グラデーション 溢れかえる岸辺/Flooded Strandカード画像
3色以上の色マナを生み出すマナ能力を持つ土地 金色 スリヴァーの巣/Sliver Hiveカード画像
基本土地タイプを持ち、3色以上の色マナを生み出すマナ能力を持つ土地 基本土地タイプの色 金色 つぶやき林/Murmuring Boskカード画像

参考

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