呪禁

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
26行: 26行:
 
[[カード|定形のマジックのカード]]としては[[ポータル三国志]]で初登場し、[[ミラディン]]から本格的に登場し始めた。
 
[[カード|定形のマジックのカード]]としては[[ポータル三国志]]で初登場し、[[ミラディン]]から本格的に登場し始めた。
  
*[[統率者 (カードセット)|統率者]]までは呪禁を持つ[[クリーチャー]]はすべて[[緑]]を含んでいたが、[[基本セット2012]]や[[イニストラード・ブロック]]以降は[[青]]のクリーチャーが持つことも多くなっている。逆に呪禁を持つ・呪禁を与える能力が少ないのは[[赤]]であり、赤を含む[[多色]]のカードが4枚存在するのみである([[ドミナリア]]現在。[http://whisper.wisdom-guild.net/search.php?color%5B%5D=red&oracle=hexproof 色:赤、オラクル:hexproofでカード検索])。
+
*[[統率者 (カードセット)|統率者]]までは呪禁を持つ[[クリーチャー]]はすべて[[緑]]を含んでいたが、[[基本セット2012]]や[[イニストラード・ブロック]]以降は[[青]]のクリーチャーが持つことも多くなっている。逆に、呪禁を持つ・呪禁を与える能力が少ないのは[[赤]]である。[[色の役割]]の項も参照。
 
**被覆についても、緑や青が多い一方で赤は少ないという傾向がある。
 
**被覆についても、緑や青が多い一方で赤は少ないという傾向がある。
 
**緑のクリーチャーは保護色や擬態によって自然の中に身を隠すイメージ([[原初の狩猟獣/Primal Huntbeast]]、[[霧を歩むもの、ウリル/Uril, the Miststalker]])、青のクリーチャーは[[スピリット]]等、元々気配が薄かったり幻術によって姿を眩ましていたりというイメージ([[不可視の忍び寄り/Invisible Stalker]]、[[聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft]])だろうか。
 
**緑のクリーチャーは保護色や擬態によって自然の中に身を隠すイメージ([[原初の狩猟獣/Primal Huntbeast]]、[[霧を歩むもの、ウリル/Uril, the Miststalker]])、青のクリーチャーは[[スピリット]]等、元々気配が薄かったり幻術によって姿を眩ましていたりというイメージ([[不可視の忍び寄り/Invisible Stalker]]、[[聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft]])だろうか。
 
*元を辿ると、[[ホームランド]]の[[Autumn Willow]]や[[アイスエイジ]]の[[霧の民/Mistfolk]]がこれに近い能力を持つ(どちらも、呪禁から見るとほぼ[[下位互換]]ではあるが)。
 
*元を辿ると、[[ホームランド]]の[[Autumn Willow]]や[[アイスエイジ]]の[[霧の民/Mistfolk]]がこれに近い能力を持つ(どちらも、呪禁から見るとほぼ[[下位互換]]ではあるが)。
 
*[[定形外のマジックのカード]]を含めるなら、[[ヴァンガード]]の[[Ertai]]が初出の能力である。
 
*[[定形外のマジックのカード]]を含めるなら、[[ヴァンガード]]の[[Ertai]]が初出の能力である。
*[[不可視の忍び寄り/Invisible Stalker]]や[[森の女人像/Sylvan Caryatid]]が暴れまわったためか、[[タルキール覇王譚ブロック]]以降では「クリーチャーにつけることをとても注意している」能力として扱われている<ref>[http://mtg-jp.com/reading/translated/ld/0014554/# Mファイル『タルキール龍紀伝』編・パート2](Latest Developments2015年3月27日)</ref><ref>[https://mtg-jp.com/reading/translated/ld/0015188/ 長年の問題](Latest Developments 2015年6月19日)</ref>。呪禁を得るために[[コスト]]や条件を必要とするクリーチャー、逆に特定条件下で呪禁を失うクリーチャーなども多い。
+
*[[不可視の忍び寄り/Invisible Stalker]]や[[森の女人像/Sylvan Caryatid]]が暴れまわったためか、[[タルキール覇王譚ブロック]]以降では「クリーチャーにつけることをとても注意している」能力として扱われている<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/latest-developments/m-files-dragons-tarkir-part-2-2015-03-27 The M Files: Dragons of Tarkir, Part 2]/[https://mtg-jp.com/reading/translated/ld/0014554/# Mファイル『タルキール龍紀伝』編・パート2](Latest Developments [[2015年]]3月27日 [[Sam Stoddard]]著)</ref><ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/latest-developments/standing-issues-2015-06-19 Standing Issues]/[https://mtg-jp.com/reading/translated/ld/0015188/ 長年の問題](Latest Developments 2015年6月19日 Sam Stoddard著)</ref>。呪禁を得るために[[コスト]]や条件を必要とするクリーチャー、逆に特定条件下で呪禁を失うクリーチャーなども多い。
  
 
===ルール===
 
===ルール===
40行: 40行:
  
 
===その他===
 
===その他===
*対戦相手のクリーチャーの呪禁を無効化するカードに、[[派手な投光/Glaring Spotlight]]、[[忍耐の元型/Archetype of Endurance]]、[[秘儀の灯台/Arcane Lighthouse]]、[[死すべき定め/Bonds of Mortality]]、[[探知の塔/Detection Tower]]が存在する。<!--登場順-->
+
*対戦相手のクリーチャーの呪禁を無効化するカードに、[[派手な投光/Glaring Spotlight]]、[[忍耐の元型/Archetype of Endurance]]、[[秘儀の灯台/Arcane Lighthouse]]、[[死すべき定め/Bonds of Mortality]]、[[探知の塔/Detection Tower]]、[[死者の災厄、ケイヤ/Kaya, Bane of the Dead]]が存在する。<!--登場順-->
 
*オーラによる強化との相性もよい。被覆と異なり、自分の呪禁持ちクリーチャーを対象にオーラ呪文を唱えることは普通にできるうえ、呪禁があるために対戦相手のクリーチャー[[単体除去]]によって[[カード・アドバンテージ]]を失う(クリーチャーとオーラが一緒に墓地送りになる)ことが起こりにくくなるためである。→[[呪禁オーラ]]
 
*オーラによる強化との相性もよい。被覆と異なり、自分の呪禁持ちクリーチャーを対象にオーラ呪文を唱えることは普通にできるうえ、呪禁があるために対戦相手のクリーチャー[[単体除去]]によって[[カード・アドバンテージ]]を失う(クリーチャーとオーラが一緒に墓地送りになる)ことが起こりにくくなるためである。→[[呪禁オーラ]]
 
*'''hexproof'''はhexとproofを組み合わせた造語。hexは「魔力、呪い」といった意味で、[[呪詛/Hex]]というカードも存在する。-proofはほかの単語の後につけて「~に耐性がある」という意味になる接尾語(例えばfireproofで「耐火」、waterproofで「防水」など)。よってhexproofで「魔力に耐性がある」という意味になる。
 
*'''hexproof'''はhexとproofを組み合わせた造語。hexは「魔力、呪い」といった意味で、[[呪詛/Hex]]というカードも存在する。-proofはほかの単語の後につけて「~に耐性がある」という意味になる接尾語(例えばfireproofで「耐火」、waterproofで「防水」など)。よってhexproofで「魔力に耐性がある」という意味になる。

2019年4月24日 (水) 02:28時点における版

呪禁/Hexproof
種別 常在型能力
登場セット 多数
CR CR:702.11

呪禁(じゅごん)/Hexproofは、統率者で制定されたキーワード能力。これは常在型能力である。パーマネントだけでなくプレイヤーもこの能力を持ちうる。


Taoist Hermit / 道教の隠者 (2)(緑)
クリーチャー — 人間(Human) 神秘家(Mystic)

呪禁(このクリーチャーは、あなたの対戦相手がコントロールする呪文や能力の対象にならない。)

2/2


Knight of Grace / 善意の騎士 (1)(白)
クリーチャー — 人間(Human) 騎士(Knight)

先制攻撃
黒からの呪禁(このクリーチャーは、対戦相手がコントロールしている黒の呪文や能力の対象にならない。)
いずれかのプレイヤーが黒のパーマネントをコントロールしているかぎり、善意の騎士は+1/+0の修整を受ける。

2/2


Aegis of the Gods / 神々の神盾 (1)(白)
クリーチャー エンチャント — 人間(Human) 兵士(Soldier)

あなたは呪禁を持つ。(あなたは、あなたの対戦相手がコントロールする呪文や能力の対象にならない。)

2/1

定義

パーマネントにおける呪禁/Hexproofは、「このパーマネントはあなた対戦相手コントロールする呪文や能力の対象にならない。」を意味する。

[性質]からの呪禁Hexproof from [quality]は、「このパーマネントは、対戦相手がコントロールしている[性質]呪文や対戦相手がコントロールしている[性質]発生源からの能力の対象にならない。」を意味する。

プレイヤーにおける呪禁/Hexproofは、「あなたはあなたの対戦相手がコントロールする呪文や能力の対象にならない。」を意味する。

解説

それまで俗に一方通行やSuper Shroud(超被覆)と呼ばれていた「あなたの対戦相手がコントロールする呪文や能力の対象にならない」能力をキーワード化したものである。これと同じ能力はオラクル更新により呪禁に変更された。制定時から常磐木能力として扱われており、新エキスパンションのたびに順調に数を増やしている。ドミナリアでは特定の性質の呪文や能力のみを防ぐ「[性質]からの呪禁」が登場した。

キーワード能力被覆同様、その性質上、単体除去に強い耐性を与えることができる。また被覆とは違い、自分チームメイト呪文能力には影響しないため、純粋なメリット能力として捉えられる。

定形のマジックのカードとしてはポータル三国志で初登場し、ミラディンから本格的に登場し始めた。

ルール

  • 「呪文や能力の対象にならない」ことと「エンチャントできない」こととは別である。オーラを呪文として唱える場合は、ルール上「対象を取る」ことが含まれているため呪禁の制約を受けるが、オーラを唱えずに戦場に出す場合や、戦場に出ているオーラを移動する場合は、対象は取らないのでエンチャントされた状態にすることはできる。
  • 戦場でのみ機能するので、スタック墓地などにある場合には対象に取れる。
  • プレイヤーやパーマネントが呪文や能力の対象になった後に、それが対応して呪禁を得た場合、解決に際してそのプレイヤーやパーマネントは不正な対象となる。また、[性質]からの呪禁を持つパーマネントに呪文や能力を唱えたり起動したりした後で呪文や能力の発生源特性などが変化し、[性質]に合致したなら、その呪文や能力にとってそのパーマネントは不正な対象になる。
    • これらの場合、その呪文や能力はそのプレイヤーやパーマネントに対して効果を発揮しない。また、もしこれによりすべての対象が不正になっていたのならば、その呪文や能力そのものが解決されずスタックから取り除かれる(立ち消え)。不正な対象の記事を参照。

その他

脚注

  1. The M Files: Dragons of Tarkir, Part 2/Mファイル『タルキール龍紀伝』編・パート2(Latest Developments 2015年3月27日 Sam Stoddard著)
  2. Standing Issues/長年の問題(Latest Developments 2015年6月19日 Sam Stoddard著)

参考

引用:総合ルール 20231117.0

QR Code.gif