吸血鬼 (デッキ)
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もともと[[黒]]には[[吸血鬼]]の[[クリーチャー・タイプ]]を持つものが少数ながら存在したが、吸血鬼だけで[[デッキ]]を組めるほどではなかった。しかし、[[基本セット2010]]、[[ゼンディカー・ブロック]]、[[基本セット2011]]で多数の吸血鬼[[クリーチャー]]ならびにそれを支援する[[呪文]]を獲得し、[[スタンダード]]や[[ゼンディカー=エルドラージ覚醒・ブロック構築]]で見ることができるようになった。 | もともと[[黒]]には[[吸血鬼]]の[[クリーチャー・タイプ]]を持つものが少数ながら存在したが、吸血鬼だけで[[デッキ]]を組めるほどではなかった。しかし、[[基本セット2010]]、[[ゼンディカー・ブロック]]、[[基本セット2011]]で多数の吸血鬼[[クリーチャー]]ならびにそれを支援する[[呪文]]を獲得し、[[スタンダード]]や[[ゼンディカー=エルドラージ覚醒・ブロック構築]]で見ることができるようになった。 | ||
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+ | [[イニストラード:真夜中の狩り]]で[[吸血鬼]]が主要[[種族]]となったことにより、吸血鬼の[[部族 (俗称)|部族]][[デッキ]]が久々に[[スタンダード]]環境に姿を現すようになった。[[黒赤]]で組まれる。 | ||
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+ | **[[スタンダード]]([[ゼンディカーの夜明け]]+[[カルドハイム]]+[[ストリクスヘイヴン:魔法学院]]+[[フォーゴトン・レルム探訪]]+[[イニストラード:真夜中の狩り]]) | ||
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+ | **[[グランプリデンバー19]] ベスト4([http://coverage.channelfireball.com/event/25 参考]) | ||
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+ | **[[ミシックチャンピオンシップクリーブランド19]] 第9位、スタンダード部門7勝3敗 ([https://magic.wizards.com/en/events/coverage/2019MC1 参考]/[https://mtg-jp.com/coverage/mccle19/ 参考]) | ||
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+ | *[https://article.hareruyamtg.com/article/21503/ 使用者によるデッキテク]も参照。 | ||
==カラデシュ・ブロック+アモンケット・ブロック+イクサラン・ブロック期== | ==カラデシュ・ブロック+アモンケット・ブロック+イクサラン・ブロック期== | ||
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*オケチラの碑を中心とする白単色のタイプ。使用者による解説記事([https://magic.wizards.com/en/events/coverage/ptxln/deck-tech-mono-white-vampires-with-wilson-hunter-2017-11-04 参考]/[http://coverage.mtg-jp.com/ptxln17/article/019933/ 翻訳])も参照。 | *オケチラの碑を中心とする白単色のタイプ。使用者による解説記事([https://magic.wizards.com/en/events/coverage/ptxln/deck-tech-mono-white-vampires-with-wilson-hunter-2017-11-04 参考]/[http://coverage.mtg-jp.com/ptxln17/article/019933/ 翻訳])も参照。 | ||
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*イクサランの相克参入後の白黒のタイプ。 | *イクサランの相克参入後の白黒のタイプ。 | ||
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[[鼓動の追跡者/Pulse Tracker]]や[[吸血鬼の裂断者/Vampire Lacerator]]などの[[ウィニー]][[クリーチャー]]を[[稲妻/Lightning Bolt]]などの火力でサポートするのが基本の動き。ビートダウンには火力による[[除去]]で、[[コントロール (デッキ)|コントロール]]には除去に強い[[恐血鬼/Bloodghast]]と[[闇の後見/Dark Tutelage]]で対抗できるが、[[ヴァラクート#スタンダード|ヴァラクート]]に対しては干渉手段が少なく速度でも上回りづらいため、分が悪い。 | [[鼓動の追跡者/Pulse Tracker]]や[[吸血鬼の裂断者/Vampire Lacerator]]などの[[ウィニー]][[クリーチャー]]を[[稲妻/Lightning Bolt]]などの火力でサポートするのが基本の動き。ビートダウンには火力による[[除去]]で、[[コントロール (デッキ)|コントロール]]には除去に強い[[恐血鬼/Bloodghast]]と[[闇の後見/Dark Tutelage]]で対抗できるが、[[ヴァラクート#スタンダード|ヴァラクート]]に対しては干渉手段が少なく速度でも上回りづらいため、分が悪い。 | ||
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非常に[[色拘束]]の強い[[デッキ]]であり、多くの局面で[[黒マナ]]を要求されるため、[[地盤の際/Tectonic Edge]]などの黒マナを生産できない[[土地]]は採用しづらい。また[[広がりゆく海/Spreading Seas]]で対策されることも。 | 非常に[[色拘束]]の強い[[デッキ]]であり、多くの局面で[[黒マナ]]を要求されるため、[[地盤の際/Tectonic Edge]]などの黒マナを生産できない[[土地]]は採用しづらい。また[[広がりゆく海/Spreading Seas]]で対策されることも。 | ||
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*[[サイドボード]]の[[死の門の悪魔/Demon of Death's Gate]]は[[トップメタ]]であるヴァラクート対策。[[原始のタイタン/Primeval Titan]]の速度を上回れるパワーを持ち、[[飛行]]を持つため[[ブロック (ルール用語)|ブロック]]で時間を稼がれることもない。ただし、[[転倒の磁石/Tumble Magnet]]で対処されることもあるので注意。 | *[[サイドボード]]の[[死の門の悪魔/Demon of Death's Gate]]は[[トップメタ]]であるヴァラクート対策。[[原始のタイタン/Primeval Titan]]の速度を上回れるパワーを持ち、[[飛行]]を持つため[[ブロック (ルール用語)|ブロック]]で時間を稼がれることもない。ただし、[[転倒の磁石/Tumble Magnet]]で対処されることもあるので注意。 | ||
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+ | **[[プレイヤーズツアー名古屋20]] ベスト8([https://magic.gg/events/players-tour-nagoya-2020 参考]/[https://mtg-jp.com/coverage/ptnag20/ 参考]) | ||
+ | **使用者:[[Dmitriy Butakov]] | ||
+ | *[[フォーマット]] | ||
+ | **[[パイオニア]](〜[[テーロス還魂記]]) | ||
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+ | {{#MagicFactory: df319628}} | ||
+ | *[[アスフォデルの灰色商人/Gray Merchant of Asphodel]]不採用の、[[信心]]要素の少ないタイプ。 | ||
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[[Category:黒赤ビートダウンデッキ]] | [[Category:黒赤ビートダウンデッキ]] | ||
[[Category:白黒ビートダウンデッキ]] | [[Category:白黒ビートダウンデッキ]] | ||
+ | [[Category:白黒赤ビートダウンデッキ]] | ||
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2021年9月29日 (水) 02:47時点における版
吸血鬼(Vampires)は、ゼンディカー・ブロック以降成立した吸血鬼の部族デッキ。
目次 |
概要
もともと黒には吸血鬼のクリーチャー・タイプを持つものが少数ながら存在したが、吸血鬼だけでデッキを組めるほどではなかった。しかし、基本セット2010、ゼンディカー・ブロック、基本セット2011で多数の吸血鬼クリーチャーならびにそれを支援する呪文を獲得し、スタンダードやゼンディカー=エルドラージ覚醒・ブロック構築で見ることができるようになった。
イニストラード:真夜中の狩り期
イニストラード:真夜中の狩りで吸血鬼が主要種族となったことにより、吸血鬼の部族デッキが久々にスタンダード環境に姿を現すようになった。黒赤で組まれる。
クリーチャー — 吸血鬼(Vampire) 戦士(Warrior)
(1)(赤),カード1枚を捨てる,吸血鬼(Vampire)1体を生け贄に捧げる:カード2枚を引く。対戦相手がこのターンにライフを失っていなければ起動できない。
2/1クリーチャー — 吸血鬼(Vampire) 貴族(Noble)
威迫(このクリーチャーは2体以上のクリーチャーによってしかブロックされない。)
吸血鬼の社交家が戦場に出たとき、このターンに対戦相手がライフを失っていた場合、あなたがコントロールしていてこれでない各吸血鬼(Vampire)の上にそれぞれ+1/+1カウンター1個を置く。
このターンに対戦相手がライフを失っているかぎり、あなたがコントロールしていてこれでない各吸血鬼はそれぞれ追加で+1/+1カウンター1個が置かれた状態で戦場に出る。
伝説のクリーチャー — 吸血鬼(Vampire) 貴族(Noble)
先制攻撃
あなたの戦闘後メイン・フェイズの開始時に、あなたのライブラリーの一番上にあるカードX枚を見る。Xは、このターンにすべての対戦相手が失ったライフの合計に等しい。それらのカードのうち1枚を追放し、残りをあなたのライブラリーの一番下に無作為の順番で置く。このターン、あなたはその追放されているカードをプレイしてもよい。
ファルケンラスの闘技士/Falkenrath Pit Fighterや血流の学部長、ヴァレンティン/Valentin, Dean of the Veinなどの軽い吸血鬼を並べ、吸血鬼の社交家/Vampire Socialiteで全体強化し、ヴォルダーレンの末裔、フロリアン/Florian, Voldaren Scionでアドバンテージを稼ぐ。消耗戦に陥った場合は、伸びたマナを活かし血に飢えた敵対者/Bloodthirsty Adversary、忘却の虚僧/Nullpriest of Oblivion、アガディームの覚醒/Agadeem's Awakeningで墓地のカードを再利用できる。
サンプルリスト
イクサラン・ブロック~基本セット2020期
基本セット2020から漆黒軍の騎士/Knight of the Ebon Legionや傲慢な血王、ソリン/Sorin, Imperious Bloodlordを獲得したことにより、吸血鬼の部族デッキが強化された。
クリーチャー — 吸血鬼(Vampire) 騎士(Knight)
(2)(黒):ターン終了時まで、漆黒軍の騎士は+3/+3の修整を受け接死を得る。
あなたの終了ステップの開始時に、プレイヤーがこのターンにライフを4点以上失っていた場合、漆黒軍の騎士の上に+1/+1カウンターを1個置く。(ダメージによりライフは失われる。)
伝説のプレインズウォーカー — ソリン(Sorin)
[+1]:あなたがコントロールしているクリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それは接死と絆魂を得る。それが吸血鬼(Vampire)であるなら、それの上に+1/+1カウンターを1個置く。
[+1]:あなたは吸血鬼1体を生け贄に捧げてもよい。そうしたとき、クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。傲慢な血王、ソリンはそれに3点のダメージを与え、あなたは3点のライフを得る。
[-3]:あなたは、あなたの手札から吸血鬼クリーチャー・カード1枚を戦場に出してもよい。
漆黒軍の騎士や空渡りの野心家/Skymarcher Aspirantなどの軽い吸血鬼と軍団の上陸/Legion's Landingによるトークン生成で頭数を並べ、軍団の副官/Legion Lieutenantや傲慢な血王、ソリンでダメージレースを優位に進める。
サンプルレシピ
- 備考
- グランプリデンバー19 ベスト4(参考)
- 使用者:Eric Hawkins
- フォーマット
Orzhov Vampires [2] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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イクサラン・ブロック+ドミナリア+基本セット2019+ラヴニカのギルド+ラヴニカの献身期
クリーチャー — 吸血鬼(Vampire) 兵士(Soldier)
薄暮軍団の盲信者が戦場に出たとき、あなたはカードを1枚引き、あなたは1点のライフを失う。
1/1伝説のクリーチャー — 人間(Human) シャーマン(Shaman)
あなたがコントロールしている他のクリーチャーは+1/+0の修整を受ける。
あなたがコントロールしていてトークンでないクリーチャーが1体死亡するたび、クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。災いの歌姫、ジュディスはそれに1点のダメージを与える。
イクサラン・ブロックの吸血鬼にラヴニカの献身の神無き祭殿/Godless Shrineや災いの歌姫、ジュディス/Judith, the Scourge Divaを加えたマルドゥ吸血鬼がミシックチャンピオンシップクリーブランド19で地雷的に登場した。同環境のアグロデッキと比較し、薄暮軍団の盲信者/Dusk Legion Zealotのぶんだけジュディスや敬慕されるロクソドン/Venerated Loxodonといった全体強化に多くアクセスできる。
サンプルリスト
- 備考
- ミシックチャンピオンシップクリーブランド19 第9位、スタンダード部門7勝3敗 (参考/参考)
- 使用者:Joe Soh
- フォーマット
Mardu Vampires [3] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 使用者によるデッキテクも参照。
カラデシュ・ブロック+アモンケット・ブロック+イクサラン・ブロック期
イクサラン・ブロックで主要部族として取り上げられたことにより、吸血鬼の部族デッキが再びスタンダードで成立するようになった。特にプロツアー「イクサラン」では、オケチラの碑の亜種である白単色のタイプが登場し、注目を集めた。
クリーチャー — 吸血鬼(Vampire) 兵士(Soldier)
軍団の征服者が戦場に出たとき、あなたは「あなたのライブラリーから望む枚数の《軍団の征服者/Legion Conquistador》という名前のカードを探し、それらを公開してあなたの手札に加え、その後ライブラリーを切り直す。」を選んでもよい。
2/2伝説のクリーチャー — 吸血鬼(Vampire) クレリック(Cleric)
あなたがコントロールしていてトークンでない吸血鬼(Vampire)が1体以上攻撃するたび、絆魂を持つ白の1/1の吸血鬼クリーチャー・トークンを1体生成する。
2/2伝説のアーティファクト
あなたが白のクリーチャー呪文を唱えるためのコストは(1)少なくなる。
あなたがクリーチャー呪文を1つ唱えるたび、警戒を持つ白の1/1の戦士(Warrior)クリーチャー・トークンを1体生成する。
金属ミミック/Metallic Mimicで強化されたアダントの先兵/Adanto Vanguardや軍団の征服者/Legion Conquistadorでビートダウンを行いながら、薄暮の使徒、マーブレン・フェイン/Mavren Fein, Dusk Apostleや一番砦、アダント/Adanto, the First Fortで繰り返し吸血鬼・トークンを生成して盤面を制圧。最後は発明の天使/Angel of Inventionやシェフェトの砂丘/Shefet Dunesによる全体強化で勝負を決める。
オケチラの碑/Oketra's Monumentは同名カードをサーチできる軍団の征服者との相性が良く、またトークン生成能力も全体強化で勝負を決めるデッキの方向性と噛み合っている。オケチラの碑とのシナジーから、吸血鬼ではないが格納庫の整備士/Aviary Mechanicも採用される。
イクサランの相克参入後は軍団の副官/Legion Lieutenantなどの獲得により、白黒の部族ウィニーが主流となった。
クリーチャー — 吸血鬼(Vampire) 騎士(Knight)
あなたがコントロールしている他の吸血鬼(Vampire)は+1/+1の修整を受ける。
2/2空渡りの野心家/Skymarcher Aspirantや薄暮軍団の盲信者/Dusk Legion Zealotなどの軽い吸血鬼と饗宴への召集/Call to the Feastなどのトークン生成手段を連打し、軍団の副官や光輝の運命/Radiant Destinyで全体強化して戦う。頭数を並べる性質上、昇殿も無理なく達成することができる。
白単
- 備考
- プロツアー「イクサラン」 第22位、スタンダード部門8勝2敗 (参考/参考)
- 使用者:Wilson Hunter
- フォーマット
Mono-White Vampires [4] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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白黒
WB Vampires [5] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- イクサランの相克参入後の白黒のタイプ。
ゼンディカー・ブロック+ミラディンの傷跡ブロック期
クリーチャー — 吸血鬼(Vampire) スピリット(Spirit)
恐血鬼ではブロックできない。
恐血鬼は、対戦相手1人のライフが10点以下であるかぎり速攻を持つ。
上陸 ― 土地が1つあなたのコントロール下で戦場に出るたび、あなたはあなたの墓地にある恐血鬼を戦場に戻してもよい。
吸血鬼の夜侯/Vampire Nocturnusを失って大きく弱体化したものと思われたが、シナジーを多く含んだ軽量ビートダウンとして復活。特に黒割れの崖/Blackcleave Cliffsという優秀な2色土地の追加もあって、ほとんど火力のためだけに赤をタッチしたものが主流となっている。
鼓動の追跡者/Pulse Trackerや吸血鬼の裂断者/Vampire Laceratorなどのウィニークリーチャーを稲妻/Lightning Boltなどの火力でサポートするのが基本の動き。ビートダウンには火力による除去で、コントロールには除去に強い恐血鬼/Bloodghastと闇の後見/Dark Tutelageで対抗できるが、ヴァラクートに対しては干渉手段が少なく速度でも上回りづらいため、分が悪い。
もともとマナ総量が3以上のカードはほとんど存在しないが、さらに臓物の予見者/Viscera Seerのライブラリー操作が闇の後見のライフロスを最小限に抑えてくれる。容易に復活できる恐血鬼がその生け贄コストを務め、加えてカラストリアの貴人/Kalastria Highbornを併用することで一連の動きのたびに対戦相手のライフを削りつつ、ライフロスを補うことができる。
非常に色拘束の強いデッキであり、多くの局面で黒マナを要求されるため、地盤の際/Tectonic Edgeなどの黒マナを生産できない土地は採用しづらい。また広がりゆく海/Spreading Seasで対策されることも。
- 天敵は重力の変容/Gravitational Shift。ほぼすべてのクリーチャーがパワー0となり、エンチャントなので色の関係上割ることができない。
サンプルレシピ
- 備考
- 世界選手権10 ベスト8 (参考)
- 使用者:Eric Froehlich
- フォーマット
Br Vampires [6] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- サイドボードの死の門の悪魔/Demon of Death's Gateはトップメタであるヴァラクート対策。原始のタイタン/Primeval Titanの速度を上回れるパワーを持ち、飛行を持つためブロックで時間を稼がれることもない。ただし、転倒の磁石/Tumble Magnetで対処されることもあるので注意。
アラーラの断片ブロック+ゼンディカー・ブロック期
クリーチャー — 吸血鬼(Vampire)
あなたのライブラリーの一番上のカードを公開した状態でプレイする。
あなたのライブラリーの一番上のカードが黒であるかぎり、吸血鬼の夜侯とあなたがコントロールする他の吸血鬼(Vampire)クリーチャーは+2/+1の修整を受けるとともに飛行を持つ。
クリーチャー — 吸血鬼(Vampire) シャーマン(Shaman)
飛行、プロテクション(白)
マラキールの血魔女が戦場に出たとき、各対戦相手はあなたがコントロールする吸血鬼(Vampire)の数に等しい点数のライフを失う。あなたはこれにより失われたライフに等しい点数のライフを得る。
強力なロード、吸血鬼の夜侯/Vampire Nocturnusを中心に組まれる。不安定な能力を助けるためにフェッチランドが採用されており、ライブラリーの一番上が黒であった場合の攻撃力はなかなかのもの。
マラキールの血魔女/Malakir Bloodwitchが採用されることが多く、4枚積まれることも少なくない。単純にフィニッシャーとしての性能が買われただけでなく、同環境の強力クリーチャーである悪斬の天使/Baneslayer Angelを止められる点も評価されている。
サンプルレシピ
- 備考
- 世界選手権09 スタンダード部門 初日全勝 (参考)
- 使用者:Oleksii Antonenko
- フォーマット
Vampires [7] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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パイオニア
パイオニア環境においては、吸血鬼に色拘束が強いカードが多いことに目をつけた、信心ギミックを搭載したデッキが存在する。
伝説の土地
(T):(◇)を加える。
(2),(T):色を1つ選ぶ。あなたのその色への信心に等しい点数のその色のマナを加える。(あなたの色への信心は、あなたがコントロールするパーマネントのマナ・コストに含まれるその色のマナ・シンボルの数に等しい。)
クリーチャー — ゾンビ(Zombie)
アスフォデルの灰色商人が戦場に出たとき、各対戦相手はそれぞれX点のライフを失う。Xは、あなたの黒への信心に等しい。あなたはこれにより失われたライフに等しい点数のライフを得る。(あなたの黒への信心とは、あなたがコントロールしているパーマネントのマナ・コストに含まれる(黒)の総数である。)
2/4詳細は黒単信心を参照。
サンプルリスト
- 備考
- プレイヤーズツアー名古屋20 ベスト8(参考/参考)
- 使用者:Dmitriy Butakov
- フォーマット
Mono-Black Vampires [8] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- アスフォデルの灰色商人/Gray Merchant of Asphodel不採用の、信心要素の少ないタイプ。