名前

提供:MTG Wiki

2009年11月4日 (水) 01:33時点における第二波 (トーク | 投稿記録)による版
移動: 案内, 検索

名前/Nameとはオブジェクトが持つ特性の1つであり、そのオブジェクトを表す言葉のことである。 Nameの訳語は、基本セット2010より「カード名」に改められたが、引き続き本項にて解説する。 下記の解説を総合ルールと照らし合わせる際は、「名前」を「カード名」に読み替えること。

単純な「カードの名称」を意味するカード名については、そちらの項目を参照のこと。

解説

カードの名前は、カードの左上に書かれている。

クリーチャートークンの名前は、トークンを生成する効果が決定する。 名前が明示されている場合は、その名前を用いる。 特に定められていない場合は、トークン生成効果が指定したクリーチャー・タイプと同じである。

1つのオブジェクトが複数の名前を持つこともある(分割カード)。逆に、オブジェクトが名前を持たないこともある(変異など)。

  • 反転カードには複数のカード名が印刷されているが、反転カードは常に名前を1つしか持たない。詳しくは当該項目を参照のこと。


オブジェクトのルール文章中にそのオブジェクト自身の名前が書いてあった場合、それは「そのオブジェクト自身」を指している。 オブジェクトの名前が変更された場合でも、変わらずそのオブジェクトを指す。 同名の他のオブジェクトを指す場合は「~という名前の/named ...」と表記される。

  • 立ちはだかる影/Looming Shadeの『立ちはだかる影は…修整を受ける』という能力では、修整を受けるのは能力の発生源である立ちはだかる影自身のみである。他の「立ちはだかる影」という名前のクリーチャーが修整を受けることはない。
  • 点火するものデアリガズ/Darigaaz, the Igniterなどの、いわゆる「二つ名」がついているカードにおいて、テキストに2回以上そのカード名が書かれるときは、「デアリガズ」と個人名の部分だけ書かれる場合がある。英語版では通例となっているが、日本語版では珍しい(→参考画像)。

あるオブジェクトAの能力が、そのオブジェクトA自身の名前が書かれた能力をいずれかのオブジェクトBに与える場合、その名前が指しているのはオブジェクトAである。 同名の他のオブジェクトやオブジェクトBを指しているわけではない。

特性を用いて「この(何か)/this ...」といった類の表現でオブジェクトを指定している場合、その表現は名前の代替として使用されている。 後になってからその特性(何か)が合わなくなったとしても、変わらずそのオブジェクトを指す。


オブジェクトの名前以外の特性が変更されても、名前や、ルール文章中の名前を示す部分が変更されることはない。

  • 島/Islandに対して幻覚/Mind Bendを使用し、に書き換えたとしても、名前は「島/Island」のままである。
  • クリーチャー・タイプを元に名前を決めたトークンが、戦場に出た後にクリーチャー・タイプを変更されたとしても、その名前は変更されない。


名前を参照する場合、英語版での名前を基準にチェックされる。 英語名が等しければ、他の言語で名前が異なっても名前は等しいと見なされ、逆に英語名が異なれば、他の言語で名前が等しくても名前は異なると見なされる。


「カード名を1つ指定する/name a card」という効果では、マジックに存在するカードのカード名しか指定できない。 この効果は訳を変えると「カードを指名する」であり、マジックで「カード」といえば、「マジックに存在するカード」しか指さないためである。(→カードCR:108.2を参照)

  • 同名のカードが存在しない限り、トークンの名前を指定することはできない。
  • プレイしているフォーマットに存在しないカードでも構わないし、アングルードアンヒンジドなどにのみ存在するカードでも構わない。
  • 分割カードを指定する場合、カードに書かれている2つのカード名を両方とも指定する。指定した2つのカード名のうち一方でも持っていれば、オブジェクトは「指定した名前を持つ」と判定される。
  • 反転カードを指定する場合、反転前・反転後どちら側のカード名を指定してもよい。
  • 宣言するカード名の言語は問われないが、日本の大会でなら、英語か日本語で宣言することが望ましい。
  • カード名の宣言は正確であることが望ましいが、宣言した名前でどのカードの事かちゃんと特定できるなら、省略や間違いも容認される(→前ルール・マネージャー裁定)。マジックはカード名の記憶ゲームではないためである。

参考

引用:総合ルール 20231117.0

QR Code.gif