叙爵/Dub

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==開発秘話==
 
==開発秘話==
このカードの開発中は[[ブロック (総称)|ブロック]]制がまだ存在しており、ドミナリアに続く小型[[エキスパンション]]「Salad」のカードとしてデザインされていた。そこでは騎士の[[部族 (俗称)|部族]][[シナジー]]が存在していたが、「Salad」は[[基本セット2019]]になり、騎士関連のカードはドミナリアに移された。最終的に騎士の部族テーマは大きく扱われないことになり、「騎士になる」効果も削られるところだったが、このカードはフレイバーと[[カード名]]が完璧だったためそのまま残された。<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/stories-dominaria-part-1-2018-04-16 Stories from Dominaria, Part 1]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0030501/ 『ドミナリア』での話 その1](Making Magic [[2018年]]4月16日 [[Mark Rosewater]]著)</ref>
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このカードの開発中は[[ブロック (総称)|ブロック]]制がまだ存在しており、ドミナリアに続く小型[[エキスパンション]]「[[Salad]]」のカードとしてデザインされていた。そこでは騎士の[[部族 (俗称)|部族]][[シナジー]]が存在していたが、「Salad」は[[基本セット2019]]になり、騎士関連のカードはドミナリアに移された。最終的に騎士の部族テーマは大きく扱われないことになり、「騎士になる」効果も削られるところだったが、このカードはフレイバーと[[カード名]]が完璧だったためそのまま残された。<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/stories-dominaria-part-1-2018-04-16 Stories from Dominaria, Part 1]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0030501/ 『ドミナリア』での話 その1](Making Magic [[2018年]]4月16日 [[Mark Rosewater]]著)</ref>
  
 
このカードは[[Ethan Fleischer]]原案で当初は[[オーラ]]ではなく[[インスタント]]であったが、カード名はプレイテスト時から「Dub(ダブ)」であった。[[クリーチャー]]を「叙爵する(トゥー・ダブ: to dub)」ための[[マナ・コスト]]が「2W(トゥー・ダブ: Two-dub)」<ref>開発部内ではマナ・コストのW([[白マナ]])は短く「ダブ」と略して言う</ref>という語呂合わせになることから、とんちとフレイバーとシンプルな優雅さの完璧なバランスであると開発陣に愛され、元のデザインを崩すことなく製品化にこぎつけた。<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/play-design/m-files-dominaria-edition-%E2%80%93-white-blue-and-black-2018-05-04 The M-Files: Dominaria Edition – White, Blue, and Black](Play Design 2018年5月4日 [[Dan Musser]]著)</ref><ref>和訳版の[https://mtg-jp.com/reading/pd/0030570/ Mファイル『ドミナリア』編・白青黒]ではこの経緯が完全に説明不足である。</ref>
 
このカードは[[Ethan Fleischer]]原案で当初は[[オーラ]]ではなく[[インスタント]]であったが、カード名はプレイテスト時から「Dub(ダブ)」であった。[[クリーチャー]]を「叙爵する(トゥー・ダブ: to dub)」ための[[マナ・コスト]]が「2W(トゥー・ダブ: Two-dub)」<ref>開発部内ではマナ・コストのW([[白マナ]])は短く「ダブ」と略して言う</ref>という語呂合わせになることから、とんちとフレイバーとシンプルな優雅さの完璧なバランスであると開発陣に愛され、元のデザインを崩すことなく製品化にこぎつけた。<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/play-design/m-files-dominaria-edition-%E2%80%93-white-blue-and-black-2018-05-04 The M-Files: Dominaria Edition – White, Blue, and Black](Play Design 2018年5月4日 [[Dan Musser]]著)</ref><ref>和訳版の[https://mtg-jp.com/reading/pd/0030570/ Mファイル『ドミナリア』編・白青黒]ではこの経緯が完全に説明不足である。</ref>

2018年11月13日 (火) 10:54時点における版


Dub / 叙爵 (2)(白)
エンチャント — オーラ(Aura)

エンチャント(クリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーは、+2/+2の修整を受け、先制攻撃を持ち、それの他のタイプに加えて騎士(Knight)でもある。(それは先制攻撃を持たないクリーチャーより先に戦闘ダメージを与える。)


+2/+2修整先制攻撃、さらに騎士の称号を授けるオーラ

リミテッドにおけるの基本的な強化オーラ。単純に使っても優秀だが、ドミナリアにはフェメレフの誇り、クェンデ/Kwende, Pride of Femeref炎の番人、ヴァルダーク/Valduk, Keeper of the Flame艦の整備士、ティアナ/Tiana, Ship's Caretakerといった併用に向くカードが豊富に存在しており、額面以上の性能になることも多い。騎士のクリーチャー・タイプを得る能力は基本的にはフレイバー的なオマケだが、ベナリア史/History of Benaliaウィンドグレイスの騎士、アルイェール/Aryel, Knight of Windgraceの2枚が騎士であることを参照するため、役に立つことも少なからずあるだろう。

開発秘話

このカードの開発中はブロック制がまだ存在しており、ドミナリアに続く小型エキスパンションSalad」のカードとしてデザインされていた。そこでは騎士の部族シナジーが存在していたが、「Salad」は基本セット2019になり、騎士関連のカードはドミナリアに移された。最終的に騎士の部族テーマは大きく扱われないことになり、「騎士になる」効果も削られるところだったが、このカードはフレイバーとカード名が完璧だったためそのまま残された。[1]

このカードはEthan Fleischer原案で当初はオーラではなくインスタントであったが、カード名はプレイテスト時から「Dub(ダブ)」であった。クリーチャーを「叙爵する(トゥー・ダブ: to dub)」ためのマナ・コストが「2W(トゥー・ダブ: Two-dub)」[2]という語呂合わせになることから、とんちとフレイバーとシンプルな優雅さの完璧なバランスであると開発陣に愛され、元のデザインを崩すことなく製品化にこぎつけた。[3][4]

脚注

  1. Stories from Dominaria, Part 1/『ドミナリア』での話 その1(Making Magic 2018年4月16日 Mark Rosewater著)
  2. 開発部内ではマナ・コストのW(白マナ)は短く「ダブ」と略して言う
  3. The M-Files: Dominaria Edition – White, Blue, and Black(Play Design 2018年5月4日 Dan Musser著)
  4. 和訳版のMファイル『ドミナリア』編・白青黒ではこの経緯が完全に説明不足である。

参考

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