叙爵/Dub

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Dub / 叙爵 (2)(白)
エンチャント — オーラ(Aura)

エンチャント(クリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーは、+2/+2の修整を受け、先制攻撃を持ち、それの他のタイプに加えて騎士(Knight)でもある。(それは先制攻撃を持たないクリーチャーより先に戦闘ダメージを与える。)


+2/+2修整先制攻撃、さらに騎士の称号を授けるオーラ

リミテッドにおけるの基本的な強化オーラ。単純に使っても優秀だが、ドミナリアにはフェメレフの誇り、クェンデ/Kwende, Pride of Femeref炎の番人、ヴァルダーク/Valduk, Keeper of the Flame艦の整備士、ティアナ/Tiana, Ship's Caretakerといった併用に向くカードが豊富に存在しており、額面以上の性能になることも多い。騎士のクリーチャー・タイプを得る能力は基本的にはフレイバー的なオマケだが、ベナリア史/History of Benaliaウィンドグレイスの騎士、アルイェール/Aryel, Knight of Windgraceの2枚が騎士であることを参照するため、役に立つことも少なからずあるだろう。

[編集] 開発秘話

このカードの開発中はブロック制がまだ存在しており、ドミナリアに続く小型エキスパンションSalad」のカードとしてデザインされていた。そこでは騎士の部族シナジーが存在していたが、「Salad」は基本セット2019になり、騎士関連のカードはドミナリアに移された。最終的に騎士の部族テーマは大きく扱われないことになり、「騎士になる」効果も削られるところだったが、このカードはフレイバーとカード名が完璧だったためそのまま残された。[1]

このカードはEthan Fleischer原案で当初はオーラではなくインスタントであったが、カード名はプレイテスト時から「Dub(ダブ)」であった。クリーチャーを「叙爵する(トゥー・ダブ: to dub)」ためのマナ・コストが「2W(トゥー・ダブ: Two-dub)」[2]という語呂合わせになることから、とんちとフレイバーとシンプルな優雅さの完璧なバランスであると開発陣に愛され、元のデザインを崩すことなく製品化にこぎつけた。[3][4]

[編集] 脚注

  1. Stories from Dominaria, Part 1/『ドミナリア』での話 その1(Making Magic 2018年4月16日 Mark Rosewater著)
  2. 開発部内ではマナ・コストのW(白マナ)は短く「ダブ」と略して言う
  3. The M-Files: Dominaria Edition – White, Blue, and Black(Play Design 2018年5月4日 Dan Musser著)
  4. 和訳版のMファイル『ドミナリア』編・白青黒ではこの経緯が完全に説明不足である。

[編集] 参考

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