双呪

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=双呪/Entwine=
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{{情報ボックス/キーワード能力
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'''双呪'''(そうじゅ)/''Entwine''は、[[ミラディン・ブロック]]で初登場した[[キーワード能力]]。[[スタック]]上にある間に機能する[[常在型能力]]である。
 
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双呪は[[ミラディン・ブロック]]に登場した[[キーワード能力]]
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==定義==
[[スタック]]上にある間に働く[[常在型能力]]である。
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'''双呪''' [コスト]/''Entwine'' [コスト]」は、「[[あなた]]は、この[[呪文]][[モード]]を1つだけ選ぶ代わりに、すべてのモードを選んでもよい。そうしたなら、あなたは[コスト]を追加で[[支払う]]。」を意味する。
  
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==解説==
「双呪 [コスト]/Entwine [コスト]」とは、「[[あなた]]は、この呪文のモードを一つだけ選ぶ代わりに、すべてのモードを選んでもよい。そうしたなら、あなたは[コスト]を追加で支払う」を意味する。
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双呪[[コスト]]を支払うことで、本来ならば1つしか選べないモードを両方選べるようになる能力である。双呪を持つ呪文は必ずモードを持っている。
すなわち、双呪コストを[[支払う]]ことで、本来ならば一つしか選べないモードを両方選べるわけである。
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*双呪により全てのモードが選択されたとき、その解決する順番は[[ルール・テキスト|テキスト]]中の順番に従う。
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[[モダンホライゾン]][[統率者2019]]でも新規カードが登場した。
**例えば上の[[ドロー|力の確約/Promise of Power]]を双呪モードで[[プレイ]]した場合なら、必ず先に5枚[[引く]]方が処理される。これにより、後で解決する[[トークン]]の[[パワー]]と[[タフネス]]も影響を受ける。
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*各モードは独立の[[イベント]]として処理される。
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しかし、1つの呪文の解決中に他の呪文や[[能力]]を[[プレイ]]することはできないので、各モードの処理の間に[[対応して]]何かすることはできない。
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*3つ以上から選べる場合も全て選べる。それなのに「双」呪。
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===ルール===
(もっとも今のところ3つ以上の[[モード]]の双呪持ちはない)
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*双呪により全てのモードが選択されたとき、その解決する順番は[[ルール文章|テキスト]]中の順番に従う。
*基本的に双呪は相互効果を持つ呪文か、イメージ的に相反する呪文かの2タイプである。
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**例えば、[[力の確約/Promise of Power]]を双呪モードで[[唱える]]場合なら、必ず先に5枚[[引く]]方が処理される。これにより、後で[[解決]]する[[トークン]]の[[パワー]]と[[タフネス]]も影響を受ける。
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*各モードは独立の[[イベント]]として処理される。しかし、1つの呪文の解決中に他の呪文を唱えたり[[能力]]を[[起動]]したりすることはできないので、各モードの処理の間に[[対応して]]何かすることはできない。
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*3つ以上から選べる場合もすべて選ぶことができる。
  
****
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===その他===
''双呪の流れ''
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*双呪を持つ呪文は、基本的にそれぞれのモードが相互効果を持つか、イメージ的に相反するかの2タイプに分かれている。
 
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*「Entwine」は「絡み合わせる」といった意味で、「2つ(双)」の意味は持ち合わせてない。Entwineに含まれるtwinから、2つというニュアンスも一応ある。双呪はそのあたりを汲み取った意訳か。
*双呪を選択するか
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**ミラディン・ブロックでは2つのモードしか持たない呪文しか存在しないため問題は無かったが、モダンホライゾンでモードを4つ持つ[[ケイヤの手管/Kaya's Guile]]が登場してしまった。
Yes  双呪コストを支払い、テキストの上から順に解決する
+
*[[魔除け]]の新しいバリエーションを模索していた[[Mark Rosewater]]が、[[ミラディン]]のデザインの締め切り直前に夢の中で思いついたアイディアが元になっている<ref>[http://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/maros-command-2015-04-13 Maro's Command]/[http://mtg-jp.com/reading/translated/mm/0014725/# マローの命令]([[Making Magic]] 2015年4月13日)</ref>。
No  テキスト中のどちらかの効果のみを選択し、解決する
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*発展バリエーションに[[増呪]]がある。
  
 
==参考==
 
==参考==
*[[oracle:Entwine|「双呪(Entwine)」で検索]]
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<references />
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*[https://mtg-jp.com/reading/mm/0030689/ ストーム値:『ミラディン』『ミラディンの傷跡』ブロック]([[Making Magic]] 2018年6月11日)
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*{{WHISPER検索/カードテキスト|双呪|双呪(Entwine)}}
 
*[[モード]]
 
*[[モード]]
 
*[[キーワード能力]]
 
*[[キーワード能力]]
*[[ルーリング#keyword|ルーリング]]
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*[[ルーリング]]
  
===総合ルール===
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{{#cr:{{キーワード能力のCR番号|双呪}}}}
{{#cr:502.32}}
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[[Category:キーワード能力|そうしゆ]]
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__NOTOC__

2019年8月10日 (土) 19:11時点における版

双呪/Entwine
種別 常在型能力
登場セット ミラディン・ブロック
モダンホライゾン
統率者2019
CR CR:702.42

双呪(そうじゅ)/Entwineは、ミラディン・ブロックで初登場したキーワード能力スタック上にある間に機能する常在型能力である。


Promise of Power / 力の確約 (2)(黒)(黒)(黒)
ソーサリー

以下から1つを選ぶ。
・あなたはカードを5枚引き、5点のライフを失う。
・飛行を持つ黒のX/Xのデーモン(Demon)・クリーチャー・トークンを1体生成する。Xは、あなたの手札のカードの枚数である。
双呪(4)(あなたが双呪コストを支払った場合、両方を選ぶ。)


定義

双呪 [コスト]/Entwine [コスト]」は、「あなたは、この呪文モードを1つだけ選ぶ代わりに、すべてのモードを選んでもよい。そうしたなら、あなたは[コスト]を追加で支払う。」を意味する。

解説

双呪コストを支払うことで、本来ならば1つしか選べないモードを両方選べるようになる能力である。双呪を持つ呪文は必ずモードを持っている。

モダンホライゾン統率者2019でも新規カードが登場した。

ルール

  • 双呪により全てのモードが選択されたとき、その解決する順番はテキスト中の順番に従う。
  • 各モードは独立のイベントとして処理される。しかし、1つの呪文の解決中に他の呪文を唱えたり能力起動したりすることはできないので、各モードの処理の間に対応して何かすることはできない。
  • 3つ以上から選べる場合もすべて選ぶことができる。

その他

  • 双呪を持つ呪文は、基本的にそれぞれのモードが相互効果を持つか、イメージ的に相反するかの2タイプに分かれている。
  • 「Entwine」は「絡み合わせる」といった意味で、「2つ(双)」の意味は持ち合わせてない。Entwineに含まれるtwinから、2つというニュアンスも一応ある。双呪はそのあたりを汲み取った意訳か。
    • ミラディン・ブロックでは2つのモードしか持たない呪文しか存在しないため問題は無かったが、モダンホライゾンでモードを4つ持つケイヤの手管/Kaya's Guileが登場してしまった。
  • 魔除けの新しいバリエーションを模索していたMark Rosewaterが、ミラディンのデザインの締め切り直前に夢の中で思いついたアイディアが元になっている[1]
  • 発展バリエーションに増呪がある。

参考

  1. Maro's Command/マローの命令(Making Magic 2015年4月13日)

引用:総合ルール 20231117.0

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