切削

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*切削を参照するカードとして[[文飾衒才のブルバック/Bruvac the Grandiloquent]]が存在する。  
 
*切削を参照するカードとして[[文飾衒才のブルバック/Bruvac the Grandiloquent]]が存在する。  
*俗に「[[削る]]」と呼ばれていた[[ライブラリー破壊]]をキーワード処理化したもの。[[開発部]]は以前にこれをキーワード処理に置き換えることを検討したが、あまり直感的でないという理由から見送られていた<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/say-when-2014-12-08 Say When]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0011702/ 「いつ」の話]([[Making Magic]] [[2014年]]12月8日 [[Mark Rosewater]]著)</ref>。
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*[[石臼/Millstone]]から名前をとって、俗に「Mill」と呼ばれていた[[ライブラリー破壊]]をキーワード処理化したもの。
*日本語版では、「削る」に複数の意味があったため([[削る]]を参照)、「切削」という語が充てられた<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/core-set-2021-and-jumpstart-release-notes-2020-06-20 Core Set 2021 and Jumpstart Release Notes]/[https://mtg-jp.com/gameplay/rules/docs/0034119/ 『基本セット2021』&『Jumpstart』リリースノート](Feature [[2020年]]6月20日 [[Eli Shiffrin]]著)</ref>。
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**[[開発部]]は以前にこれをキーワード処理に置き換えることを検討したが、あまり直感的でないという理由から見送られていた<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/say-when-2014-12-08 Say When]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0011702/ 「いつ」の話]([[Making Magic]] [[2014年]]12月8日 [[Mark Rosewater]]著)</ref>。
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**mill自体は「石臼で挽く」「製粉する」という意味。「工場(でものを作る)」という意味もあり、《石臼》の存在を知らなければ確かに直感的ではないだろう。
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**日本語では「[[削る]]」と呼ばれていたが、この俗称には複数の意味があったため([[削る]]を参照)、「切削」という語が充てられた<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/core-set-2021-and-jumpstart-release-notes-2020-06-20 Core Set 2021 and Jumpstart Release Notes]/[https://mtg-jp.com/gameplay/rules/docs/0034119/ 『基本セット2021』&『Jumpstart』リリースノート](Feature [[2020年]]6月20日 [[Eli Shiffrin]]著)</ref>。
 
*制定に先立って、[[R&D Playtest cards]]の[[Truth or Dare]]で一足早く登場していた。
 
*制定に先立って、[[R&D Playtest cards]]の[[Truth or Dare]]で一足早く登場していた。
  

2020年7月4日 (土) 20:20時点における版

切削(せっさく)/Millキーワード処理の1つ。


Teferi's Tutelage / テフェリーの後見 (2)(青)
エンチャント

テフェリーの後見が戦場に出たとき、カードを1枚引き、その後カード1枚を捨てる。
あなたがカードを1枚引くたび、対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーはカードを2枚切削する。(そのプレイヤーは、自分のライブラリーの一番上からカードを2枚自分の墓地に置く。)



Carrion Grub / 屍肉地虫 (3)(黒)
クリーチャー — 昆虫(Insect)

屍肉地虫は+X/+0の修整を受ける。Xは、あなたの墓地にあるクリーチャー・カードの中で最大のパワーに等しい。
屍肉地虫が戦場に出たとき、カードを4枚切削する。(あなたのライブラリーの一番上からカードを4枚あなたの墓地に置く。)

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目次

定義

プレイヤーカードをN枚切削する/mill N cardsとは、「そのプレイヤーのライブラリー一番上から、カードをN枚そのプレイヤーの墓地に置く。」を意味する。

解説

基本セット2021で新しく制定されたキーワード処理。それまで「ライブラリーの一番上からカードをN枚墓地に置く」と書かれていたものがキーワードとなった。基本セット2021発売に伴うオラクル更新によって、多数のカードが切削を用いたルール文章に変更された[1]死亡生成などと同様、書式が変わっただけで機能上の変化はない。ただし、切削することを参照する効果の影響を受けるようになる。

  • 切削を参照するカードとして文飾衒才のブルバック/Bruvac the Grandiloquentが存在する。
  • 石臼/Millstoneから名前をとって、俗に「Mill」と呼ばれていたライブラリー破壊をキーワード処理化したもの。
    • 開発部は以前にこれをキーワード処理に置き換えることを検討したが、あまり直感的でないという理由から見送られていた[2]
    • mill自体は「石臼で挽く」「製粉する」という意味。「工場(でものを作る)」という意味もあり、《石臼》の存在を知らなければ確かに直感的ではないだろう。
    • 日本語では「削る」と呼ばれていたが、この俗称には複数の意味があったため(削るを参照)、「切削」という語が充てられた[3]
  • 制定に先立って、R&D Playtest cardsTruth or Dareで一足早く登場していた。

ルール

  • プレイヤーのライブラリーにあるカードの枚数よりも多い枚数のカードを切削するなら、そのプレイヤーは自分のライブラリーのカードをすべて墓地に置く。
  • コスト支払いなどで自分のライブラリーにあるカードの枚数よりも多い枚数のカードを切削するかどうかの選択を行う場合は、そのプレイヤーは切削するという選択を行うことはできない。
  • 霧の用心/Heed the Mistsなどの「切削されたカード/milled card」を参照する効果は、その領域公開領域である限り、ライブラリーから移動した領域にあるそのカードを見つけることができる。
  • 能力が切削された単一のカードの情報をチェックする場合、複数枚のカードが切削されていたら、その能力はその切削されたすべてのカードを参照する。その能力が切削されたカードの特性点数で見たマナ・コストなどの情報を参照する場合、複数の回答を得る。それらの回答が変数の値を定める場合、それらの回答の合計を用いる。能力が「そのカード/the card」に何らかの処理を行なう場合、その処理を切削されたすべてのカードに行なう。能力が「カード1枚/a card」に何らかの処理を行なう場合、その能力のコントローラーが影響を受けるカードを選ぶ。

脚注

  1. 『基本セット2021』更新速報(総合ルール更新、オラクル更新)/Core Set 2021 Update Bulletin(News 2020年6月23日 Eli Shiffrin著)
  2. Say When/「いつ」の話Making Magic 2014年12月8日 Mark Rosewater著)
  3. Core Set 2021 and Jumpstart Release Notes/『基本セット2021』&『Jumpstart』リリースノート(Feature 2020年6月20日 Eli Shiffrin著)

参考

引用:総合ルール 20231117.0

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