再帰誘発型能力

提供:MTG Wiki

2017年6月14日 (水) 03:49時点におけるAE (トーク | 投稿記録)による版
(差分) ←前の版 | 最新版 (差分) | 次の版→ (差分)
移動: 案内, 検索

再帰誘発型能力/Reflexive Triggered Abilityは、誘発型能力の一種。アモンケットで登場した。


Heart-Piercer Manticore / 心臓貫きのマンティコア (2)(赤)(赤)
クリーチャー — マンティコア(Manticore)

心臓貫きのマンティコアが戦場に出たとき、あなたは他のクリーチャー1体を生け贄に捧げてもよい。そうしたとき、クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。心臓貫きのマンティコアはそれに、その生け贄に捧げたクリーチャーのパワーに等しい点数のダメージを与える。
不朽(5)(赤)((5)(赤),あなたの墓地からこのカードを追放する:マナ・コストと不朽を持たない白のゾンビ(Zombie)・マンティコア(Manticore)であることを除き、これのコピーであるトークンを1体生成する。不朽はソーサリーとしてのみ行う。)

4/3

遅延誘発型能力と同じように、何らかの呪文能力解決されることで生成される能力である。その解決中にプレイヤーが「~してもよい/may」という処理を行ったかどうかが誘発条件になっており、「そうしたとき/When [a player] does」もしくは「そうしなかったとき/When [a player] doesn't」の書式で書かれる。生成された再帰誘発型能力はただちに誘発条件をチェックし、満たしていたなら誘発し、次にいずれかのプレイヤーが優先権を得る際にスタックに置かれる。

遅延誘発型能力は、自身が生成される前に誘発イベントが起こっていたとしても誘発しない。これに対し再帰誘発型能力は、自身を生成した呪文や能力の解決中に誘発イベントが起こっていたかどうかをチェックする。

それ以外の点では、再帰誘発型能力は遅延誘発型能力のルールに従う。すなわち、呪文によって生成された再帰誘発型能力の発生源はその呪文であり、他の能力によって生成された再帰誘発型能力の発生源はその能力の発生源と同じである。再帰誘発型能力のコントローラーは、それを生成した時点での呪文や能力のコントローラーと同じである。

例として、心臓貫きのマンティコア/Heart-Piercer Manticoreルール文章の1段落目には、誘発型能力(クリーチャー生け贄に捧げる能力)と、それによって生成される再帰誘発型能力(ダメージ与える能力)が書かれている。この2つの能力は以下の手順で誘発し、解決される。

  1. 心臓貫きのマンティコアが戦場に出たとき、最初の能力が誘発し、対象を取らずにスタックに置かれる。
  2. その解決時に、あなたは他のクリーチャーを1体生け贄に捧げるか否かを選択する。
  3. 生け贄に捧げることを選ばなかった場合、再帰誘発型能力は誘発せず、スタックに置かれない。
  4. 生け贄に捧げることを選んだ場合、再帰誘発型能力がただちに誘発し、次にプレイヤーが優先権を得る際にスタックに置かれる。この能力がスタックに置かれるとき、クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象に取る必要がある。
  5. 再帰誘発型能力が解決され、対象にダメージが与えられる。

参考

QR Code.gif