偵察/Reconnaissance

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(2009年のオラクル更新に関わる変遷を追加。)
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[[クリーチャー]]の殴り合いになりがちな[[リミテッド]]では重宝する。
 
[[クリーチャー]]の殴り合いになりがちな[[リミテッド]]では重宝する。
  
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*現在のルールでは、[[起動]]タイミング次第で[[警戒]]と同等の[[効果]]を得ることが可能。よって、事情がない限りは[[セラの祝福/Serra's Blessing]]より強力である。
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**この擬似警戒効果に関するルールや[[オラクル]]の変遷は、後述の[[#擬似警戒効果]]を参照のこと。
 
*これを搭載した[[ヴァンガード]]として[[Oracle]]が存在する。
 
*これを搭載した[[ヴァンガード]]として[[Oracle]]が存在する。
  
 
==オラクルの変遷==
 
==オラクルの変遷==
{{Stub}}
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===戦闘ダメージの軽減===
[[第6版]]時のルール変更から2014年5月の[[オラクル]]更新まで約15年間にわたり、[[起動]]タイミング次第で[[警戒]]と同等の[[効果]]を得られるようになっていた。
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[[エクソダス]]初出時の[[文章欄]]には、戦闘から取り除かれた攻撃クリーチャーには戦闘ダメージのやりとりが発生しない旨が[[注釈文]]として書かれていた。
  
その後、2014年5月のオラクル更新により、印刷時のルールの挙動を再現するため、[[戦闘ダメージ・ステップ]]より前にしか[[能力]]を起動できなくなった。
 
 
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{{カードテキスト
|カード名=Reconnaissance / 偵察
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|カード名=Reconnaissance / 偵察 (エクソダス初出時)
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|カードテキスト=(0):対象の、あなたがコントロールする攻撃クリーチャー1体を戦闘から取り除き、アンタップする。(そのクリーチャーは、このターン、戦闘ダメージを受けず、また与えない。) <!--原文ママ-->
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当時の[[第5版]]ルールでは、戦闘ダメージの割り振りから実際に戦闘ダメージを与えるまでの間にこの能力を起動することはできず、この注釈文には何ら問題はなかった。だが、[[第6版]]ルールで戦闘ダメージの割り振りがスタックに置かれることになったため、先述のタイミングですることが可能になり、そのようなタイミングで起動した場合に注釈文と齟齬が生じる問題が発生した。
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当時の[[NetRep]]である[[David DeLaney]]は、1999年6月頃に「注釈文戦闘ダメージを割り振った後で戦闘から取り除いても、依然とダメージのやり取りは発生する」という裁定を出していた([http://www.crystalkeep.com/magic/rules/changes/rule-cards-chg-0699.txt 参考])。しかしその後、1999年7月頃の[[オラクル]]更新で、「このターン、(対象にした)そのクリーチャーに与えられる戦闘ダメージと、それが与えるすべての戦闘ダメージを軽減する。」のルール文章が追加され、先述の裁定が覆ることとなった([http://www.crystalkeep.com/magic/rules/changes/rule-cards-chg-0899.txt 参考])。
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[[基本セット2010]]発売に伴うルール改定によって、戦闘ダメージの割り振りがスタックに置かれることなく即座に戦闘ダメージを与えるようになったことから、2009年10月のオラクル更新で、先述のオラクル更新で追加された「戦闘ダメージを軽減する」の一文は不要なものとして削除された。
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===擬似警戒効果===
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[[第6版]]時のルール変更から、[[起動]]タイミング次第で[[警戒]]と同様の[[効果]]を得られるようになった。(第5版以前のルールでは、戦闘ダメージを与え終わった時点で「[[攻撃クリーチャー]]」ではなくなるため、そのようなテクニックは不可能であった。)
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この擬似警戒効果は印刷時のルール(第5版ルール)の挙動とは異なることから、一時期、2014年5月のオラクル更新で、当時の挙動を再現するために、[[戦闘ダメージ・ステップ]]より前にしか[[能力]]を起動できないように変更されていた。
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しかし、2014年5月のオラクル更新は、オラクル更新の告知より前に行われており、更新にいち早く気付いた[[プレイヤー]]の間で話題となっていた。話題の中身は「なぜ告知なしに更新したのか」、「なぜ[[Maze of Ith]]や[[Oracle]]など同系の効果のカードには適用されていないのか」といったものであった。また、プレイヤーの中には、初出当時のルールで想定していない挙動をオラクルで封じることを[[エラッタ#パワーレベル・エラッタ|パワーレベル・エラッタ]]の再来として危惧する者もいた。ルールマネージャーの[[Matt Tabak]]はこれらの話題を理解した上で、まだ審議中であると回答している([http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/feature/298b 参考])。
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上記のオラクル更新は、オラクル更新の告知より前に行われており、更新にいち早く気付いた[[プレイヤー]]の間で話題となった。話題の中身は「なぜ告知なしに更新したのか」、「なぜ[[Maze of Ith]]や[[Oracle]]など同系の効果のカードには適用されていないのか」といったものであった。また、プレイヤーの中には、初出当時のルールで想定していない挙動をオラクルで封じることを[[エラッタ#パワーレベル・エラッタ|パワーレベル・エラッタ]]の再来として危惧する者もいた。ルールマネージャーの[[Matt Tabak]]はこれらの話題を理解した上で、まだ審議中であると回答している([http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/feature/298b 参考])。
  
2014年7月のオラクル更新の際に、この変更は不適当であったとして起動タイミングの制限が取り除かれた(2014年5月改訂が取り消された形)ため、再度警戒と同様の効果を得ることができるようになった。([http://magic.wizards.com/en/articles/archive/magic-2015-update-bulletin-2014-07-17 参考])
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2014年7月のオラクル更新の際に、この変更は不適当であったとして、起動タイミングの制限が取り除かれ、2014年5月の改訂が取り消された形となった。これによって、再び警戒と同様の効果を得られるようになった。([http://magic.wizards.com/en/articles/archive/magic-2015-update-bulletin-2014-07-17 参考])
  
 
==参考==
 
==参考==
 
*[[カード個別評価:エクソダス]] - [[アンコモン]]
 
*[[カード個別評価:エクソダス]] - [[アンコモン]]
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__NOTOC__

2014年8月17日 (日) 23:54時点における版


Reconnaissance / 偵察 (白)
エンチャント

(0):あなたがコントロールする攻撃しているクリーチャー1体を対象とし、それを戦闘から取り除くとともにアンタップする。


とりあえず攻撃させるだけさせ、都合の悪いものだけをなかったことにできるエンチャント

攻撃やブロック誘発条件とする能力誘発するため、その手のメリット能力持ちとの相性がよい。ただし、攻撃クリーチャー対象に取ることに注意(プロテクション)、被覆持ちなど)。

クリーチャーの殴り合いになりがちなリミテッドでは重宝する。

オラクルの変遷

戦闘ダメージの軽減

エクソダス初出時の文章欄には、戦闘から取り除かれた攻撃クリーチャーには戦闘ダメージのやりとりが発生しない旨が注釈文として書かれていた。


旧オラクル

Reconnaissance / 偵察 (エクソダス初出時) (白)
エンチャント

(0):対象の、あなたがコントロールする攻撃クリーチャー1体を戦闘から取り除き、アンタップする。(そのクリーチャーは、このターン、戦闘ダメージを受けず、また与えない。)


当時の第5版ルールでは、戦闘ダメージの割り振りから実際に戦闘ダメージを与えるまでの間にこの能力を起動することはできず、この注釈文には何ら問題はなかった。だが、第6版ルールで戦闘ダメージの割り振りがスタックに置かれることになったため、先述のタイミングですることが可能になり、そのようなタイミングで起動した場合に注釈文と齟齬が生じる問題が発生した。

当時のNetRepであるDavid DeLaneyは、1999年6月頃に「注釈文戦闘ダメージを割り振った後で戦闘から取り除いても、依然とダメージのやり取りは発生する」という裁定を出していた(参考)。しかしその後、1999年7月頃のオラクル更新で、「このターン、(対象にした)そのクリーチャーに与えられる戦闘ダメージと、それが与えるすべての戦闘ダメージを軽減する。」のルール文章が追加され、先述の裁定が覆ることとなった(参考)。

基本セット2010発売に伴うルール改定によって、戦闘ダメージの割り振りがスタックに置かれることなく即座に戦闘ダメージを与えるようになったことから、2009年10月のオラクル更新で、先述のオラクル更新で追加された「戦闘ダメージを軽減する」の一文は不要なものとして削除された。

擬似警戒効果

第6版時のルール変更から、起動タイミング次第で警戒と同様の効果を得られるようになった。(第5版以前のルールでは、戦闘ダメージを与え終わった時点で「攻撃クリーチャー」ではなくなるため、そのようなテクニックは不可能であった。)

この擬似警戒効果は印刷時のルール(第5版ルール)の挙動とは異なることから、一時期、2014年5月のオラクル更新で、当時の挙動を再現するために、戦闘ダメージ・ステップより前にしか能力を起動できないように変更されていた。


旧オラクル

Reconnaissance / 偵察 (2014年5月時点のオラクル) (白)
エンチャント

(0):あなたがコントロールする攻撃しているクリーチャー1体を対象とし、それを戦闘から取り除くとともにアンタップする。この能力は、戦闘ダメージ・ステップより前にのみ起動できる。


上記のオラクル更新は、オラクル更新の告知より前に行われており、更新にいち早く気付いたプレイヤーの間で話題となった。話題の中身は「なぜ告知なしに更新したのか」、「なぜMaze of IthOracleなど同系の効果のカードには適用されていないのか」といったものであった。また、プレイヤーの中には、初出当時のルールで想定していない挙動をオラクルで封じることをパワーレベル・エラッタの再来として危惧する者もいた。ルールマネージャーのMatt Tabakはこれらの話題を理解した上で、まだ審議中であると回答している(参考)。

2014年7月のオラクル更新の際に、この変更は不適当であったとして、起動タイミングの制限が取り除かれ、2014年5月の改訂が取り消された形となった。これによって、再び警戒と同様の効果を得られるようになった。(参考

参考

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