伝説の

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
33行: 33行:
 
*[[伝説の土地]][[土地渡り|渡り]]を持つカードに[[Livonya Silone]]と[[最後に訪れしもの、亜楡身/Ayumi, the Last Visitor]]が存在する。
 
*[[伝説の土地]][[土地渡り|渡り]]を持つカードに[[Livonya Silone]]と[[最後に訪れしもの、亜楡身/Ayumi, the Last Visitor]]が存在する。
 
*[[不同の力線/Leyline of Singularity]]や[[世界の源獣/Genju of the Realm]]などの[[能力]]で、「伝説の」を持たせることができる。
 
*[[不同の力線/Leyline of Singularity]]や[[世界の源獣/Genju of the Realm]]などの[[能力]]で、「伝説の」を持たせることができる。
*「伝説の」を失わせる[[効果]]を持ったカードは存在しない。
+
*「伝説の」を失わせる[[継続的効果]]を持ったカードは存在しない。
 
**[[鏡の画廊/Mirror Gallery]]は、レジェンド・ルールを無効にする。ただし「伝説の」を失うわけではない。
 
**[[鏡の画廊/Mirror Gallery]]は、レジェンド・ルールを無効にする。ただし「伝説の」を失うわけではない。
 +
**[[狡猾な漂流者、ジェイス/Jace, Cunning Castaway]]や[[多勢の兜/Helm of the Host]]は「伝説の」ではないコピーを生成する。
 
*[[山崎兄弟/Brothers Yamazaki]]は特定の条件下でレジェンド・ルールを無視する。
 
*[[山崎兄弟/Brothers Yamazaki]]は特定の条件下でレジェンド・ルールを無視する。
  

2018年5月12日 (土) 16:49時点における版

伝説の/Legendaryは、特殊タイプの1つ。


Barrin, Master Wizard / 練達の魔術師バリン (1)(青)(青)
伝説のクリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)

(2),パーマネントを1つ生け贄に捧げる:クリーチャー1体を対象とし、それをオーナーの手札に戻す。

1/1


Tolarian Academy / トレイリアのアカデミー
伝説の土地

(T):あなたがコントロールするアーティファクト1つにつき(青)を加える。



Legacy Weapon / レガシーの兵器 (7)
伝説のアーティファクト

(白)(青)(黒)(赤)(緑):パーマネント1つを対象とし、それを追放する。
レガシーの兵器がいずれかの墓地に置かれる場合、代わりにレガシーの兵器を公開し、それをオーナーのライブラリーに加えて切り直す。



Urza's Ruinous Blast / ウルザの殲滅破 (4)(白)
伝説のソーサリー

(伝説のソーサリーは、あなたが伝説のクリーチャーか伝説のプレインズウォーカーをコントロールしているときにのみ唱えられる。)
伝説でなく土地でもないパーマネントをすべて追放する。


ルール

「伝説の」を持つパーマネントレジェンド・ルールの制約を受け、1人のプレイヤーは同じカード名のものを1つしかコントロールし続けることができない。このルールの詳細はレジェンド・ルールを参照。

「伝説の」を持つインスタントとソーサリーは、唱える上で制限がある。プレイヤーは伝説のクリーチャーか伝説のプレインズウォーカーコントロールしていない限り、伝説のインスタントや伝説のソーサリーを唱えられない。このルールの詳細は伝説のソーサリーを参照。

解説

ストーリー上重要な人物場所、歴史に残る大呪文などがカード化された場合、この特殊タイプを持つことが多い。単に「雰囲気」で伝説をつけただけで背景ストーリーには登場しない人物や、登場はするが本筋とは特に関係ない脇役程度の人物もいる(伝説のピット・ファイター/Pit Fighter Legends等)。またストーリーとは関係なく、ルールやゲーム・バランスとの兼ね合いでこの特殊タイプを与えられることもある(クラークの親指/Krark's Thumbオパールのモックス/Mox Opal等)。

伝説のカードはそうでないカードと比べ、少し強めの傾向がある。わかりやすい例で言えば、今田家の猟犬、勇丸/Isamaru, Hound of Konda(1マナ2/2バニラ)は、サバンナ・ライオン/Savannah Lions(1マナ2/1バニラ)と比べても明らかにコスト・パフォーマンスが高い。レジェンド・ルール自体がある程度ペナルティ能力として扱われている証左と言える。

とはいえ完全なデメリットではなく、実際には「ややデメリットの側面が強い」という程度。複数枚戦場に出す必要がないカードなら問題になりにくいからである。また、神河ブロックを中心にこの特殊タイプを参照、補助するカードも多い。(→「伝説の」でテキスト検索

  • プレインズウォーカーは、それぞれが伝説のごとき存在であり、すべて「伝説の」の特殊タイプを持っている。
  • ドミナリア以降のカード枠において、プレインズウォーカーを除くすべての伝説のカードは通常のカードと視覚的に区別できるよう、カード名のボックスが装飾で囲まれている(カード画像)。
  • かつてのレジェンド・ルールは「コントローラーを問わず戦場に1体しか存在し続けられない」というもので、「重要なものは2つ以上存在するわけがない」というフレイバーを重視していた。しかし、伝説性を利用した除去テクニックを好ましく思わなかったことや、デザイン空間を拡張することを理由に、現在のルールに変更されることになった[1]
  • 伝説のカードが強めといえるようになったのは、ホームランド以降。初めて伝説のカードが作られたレジェンドでは、コストの割にはお世辞にも強いとはいえないものばかり。どちらかというと一種の雰囲気付けに過ぎなかった。
  • この特殊タイプを持つカードは、基本セットにほとんど収録されていない。第10版で初めて伝説のパーマネントが再録され、話題となった。基本セット2013では再録でない新規の伝説のクリーチャーや、その名前を冠する呪文などが登場した。
    • かつての基本セットは「背景ストーリーを重視しない」「複雑なルールのものをあえて収録せず、シンプルにまとめる」という方針があったためと考えられる。基本セット2010でのリニューアル以降はプレインズウォーカーに役割を取られたという側面もある。
  • Mark Rosewaterは、プレイヤーはストーリーでの魅力的なキャラクターや統率者戦のために伝説のカードを欲する一方、この特殊タイプにおけるルールがカードのデザインにおいてキャラクター性とゲームプレイの二者択一を強制し、またセットに多く加えることを制限しているとして、マジックの根本的部分をどれか1つ変えられるなら伝説からレジェンド・ルールを取り除きたいとたびたび主張している[2][3]
  • 特殊タイプとしての訳語は「伝説の」であるが、日本語版カードにおいて能力などがこの特殊タイプを参照する場合には「伝説のである」ではなく「伝説である」と表記される。

「伝説の」に関連するカード

脚注

  1. Legendary Rule Change/「レジェンド・ルール」の変更(Making Magic 2013年5月23日 Sam Stoddard著)
  2. Starting Over/やり直し(Making Magic 2015年1月26日 Mark Rosewater著)
  3. Essay What You Will/その意図をエッセイに(Making Magic 2018年2月5日 Mark Rosewater著)

参考

引用:総合ルール 20231117.0

QR Code.gif