不屈の巡礼者、ゴロス/Golos, Tireless Pilgrim

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(起動こそが本命とまで言うと逆に過大なような。現在時点でも原野サーチなくしては語れないと思いますし)
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ETB能力は汎用性こそあるが、ただ土地を増やす目的に使うには[[マナ・コスト]]に見合ったものとは言えない。[[ライブラリー]]からあらゆる土地をサーチすることができるため、[[デッキ]]の[[キーカード]]となりうる[[基本でない土地]]をサーチするといった目的を持って初めて価値のある能力と言えるだろう。
 
ETB能力は汎用性こそあるが、ただ土地を増やす目的に使うには[[マナ・コスト]]に見合ったものとは言えない。[[ライブラリー]]からあらゆる土地をサーチすることができるため、[[デッキ]]の[[キーカード]]となりうる[[基本でない土地]]をサーチするといった目的を持って初めて価値のある能力と言えるだろう。
  
やはり[[マナ・コスト]]が只になる[[衝動的ドロー]]3枚という派手な[[起動型能力]]が特徴。5[[色]]7[[マナ]]が必要だが、ETB能力である程度はサポートできるため順調に行けば次の[[ターン]]には[[起動]]できる。ゴロス自身が[[多色]][[ランプ]]戦略を推奨しているため、[[重い|重め]][[カード]][[手札]]に来てしまっても普通に[[唱える]]選択肢も取れる。
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[[起動型能力]]は、[[マナ・コスト]]がタダになる[[衝動的ドロー]]3枚という派手なもの。衝動的ドローゆえに確実性には欠け、5[[色]]7[[マナ]]が必要だが、ETB能力で数だけでなく色も適宜サポートできるため順調に行けば次の[[ターン]]には[[起動]]できる。ゴロス自身が[[多色]][[ランプ]]戦略を推奨しているため、デッキに[[重い]][[カード]]を自然に採用できるので、「当たった」場合の[[アドバンテージ]]は非常に大きなものが期待できる。ただしランプのお供と言える[[X]][[呪文]]とは噛み合わず、[[スタンダード]]でもずば抜けた汎用性を持つ[[ハイドロイド混成体/Hydroid Krasis]]と同居しているので歯がゆい思いをする場面もあるだろう。
  
大ぶりな能力から[[スタンダード]]よりカジュアルな[[統率者]]や[[ブロール]]向けの[[伝説のクリーチャー]]かと思われたが、同[[基本セット2020]]収録の強力な土地カード、[[死者の原野/Field of the Dead]]との相性の良さが注目された。死者の原野の貴重なサーチ手段でありいつ出しても有効、死者の原野の能力との兼ね合いで5色化する意義ができたため起動コストを支払える可能性がある、しかも本人は[[無色]]なので[[色事故]]リスクもないと相方として非常に優れた存在となっている。
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大振りな能力からスタンダードよりカジュアルな[[統率者]]や[[ブロール]]向けの[[伝説のクリーチャー]]かと思われたが、同[[基本セット2020]]収録の強力な土地カード、[[死者の原野/Field of the Dead]]との相性の良さが注目された。死者の原野の貴重なサーチ手段でありいつ出しても有効、土地の[[カード名]]を散らす必要があるため5色化しやすく自然に起動コストを支払えるデッキが組める、しかも本人は[[無色]]なので[[色事故]]リスクもないと相方として非常に優れた存在となっている。
  
登場時のスタンダードでは死者の原野と組んで[[スケープシフト]]や[[ターボゲート]]などで採用された。[[ローテーション]]後は[[5色デッキ#ラヴニカのギルド~基本セット2021期|ゴロス・ランプ]]として[[トップメタ]][[デッキ]]の看板にまで昇り詰めている。
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登場時のスタンダードでは死者の原野と組んで[[スケープシフト]]や[[ターボゲート]]などにたびたび採用された。[[ローテーション]]後はこれらの流れを汲んだ[[5色デッキ#ラヴニカのギルド~基本セット2021期|ゴロス・ランプ]]として、[[トップメタ]][[デッキ]]の看板にまで昇り詰めている。
  
[[リミテッド]]ではほぼETB能力目当てと思いがちだが、先述の通り自力で任意の土地を持ってこれるため、他のマナサポートと合わせると案外5色揃ってしまうことも。[[基本セット2020]]環境では、マナ加速しつつ好きな色のマナが出せる[[楽園の贈り物/Gift of Paradise]]がベストパートナー。仮に色が揃わなかったとしても、そのままランプデッキとして動けるため、リスクも大きくない。一方、起動コストが7マナと重いため、[[プリズマイト/Prismite]]によるマナフィルターにはあまり期待しないほうがよい。
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[[リミテッド]]ではほぼETB能力目当てと思いがちだが、先述の通り自力で任意の土地を持ってこれるため、他のマナサポートと合わせると案外5色揃ってしまうことも。[[基本セット2020]]環境では、マナ加速しつつ好きな色のマナが出せる[[楽園の贈り物/Gift of Paradise]]がベストパートナー。仮に色が揃わなかったとしても、そのままランプデッキとして動けるため、リスクも大きくない。なお、起動コストが7マナと重いため、[[プリズマイト/Prismite]]によるマナフィルターにはあまり期待しないほうがよい。
  
 
*[[起動型能力]]に関する[[ルール]]は[[マナ・コストを支払うことなく唱える]]も参照。
 
*[[起動型能力]]に関する[[ルール]]は[[マナ・コストを支払うことなく唱える]]も参照。

2019年10月16日 (水) 13:07時点における版


Golos, Tireless Pilgrim / 不屈の巡礼者、ゴロス (5)
伝説のアーティファクト クリーチャー — スカウト(Scout)

不屈の巡礼者、ゴロスが戦場に出たとき、あなたは「あなたのライブラリーから土地カード1枚を探し、そのカードをタップ状態で戦場に出し、その後ライブラリーを切り直す。」を選んでもよい。
(2)(白)(青)(黒)(赤)(緑):あなたのライブラリーの一番上からカードを3枚追放する。このターン、あなたはそれらをそれらのマナ・コストを支払うことなくプレイしてもよい。

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ETB能力土地サーチし、5色起動コストライブラリーの一番上から3枚をマナ・コストを支払うことなくプレイ可能にできる伝説のアーティファクト・クリーチャー

ETB能力は汎用性こそあるが、ただ土地を増やす目的に使うにはマナ・コストに見合ったものとは言えない。ライブラリーからあらゆる土地をサーチすることができるため、デッキキーカードとなりうる基本でない土地をサーチするといった目的を持って初めて価値のある能力と言えるだろう。

起動型能力は、マナ・コストがタダになる衝動的ドロー3枚という派手なもの。衝動的ドローゆえに確実性には欠け、57マナが必要だが、ETB能力で数だけでなく色も適宜サポートできるため順調に行けば次のターンには起動できる。ゴロス自身が多色ランプ戦略を推奨しているため、デッキに重いカードを自然に採用できるので、「当たった」場合のアドバンテージは非常に大きなものが期待できる。ただしランプのお供と言えるX呪文とは噛み合わず、スタンダードでもずば抜けた汎用性を持つハイドロイド混成体/Hydroid Krasisと同居しているので歯がゆい思いをする場面もあるだろう。

大振りな能力からスタンダードよりカジュアルな統率者ブロール向けの伝説のクリーチャーかと思われたが、同基本セット2020収録の強力な土地カード、死者の原野/Field of the Deadとの相性の良さが注目された。死者の原野の貴重なサーチ手段でありいつ出しても有効、土地のカード名を散らす必要があるため5色化しやすく自然に起動コストを支払えるデッキが組める、しかも本人は無色なので色事故リスクもないと相方として非常に優れた存在となっている。

登場時のスタンダードでは死者の原野と組んでスケープシフトターボゲートなどにたびたび採用された。ローテーション後はこれらの流れを汲んだゴロス・ランプとして、トップメタデッキの看板にまで昇り詰めている。

リミテッドではほぼETB能力目当てと思いがちだが、先述の通り自力で任意の土地を持ってこれるため、他のマナサポートと合わせると案外5色揃ってしまうことも。基本セット2020環境では、マナ加速しつつ好きな色のマナが出せる楽園の贈り物/Gift of Paradiseがベストパートナー。仮に色が揃わなかったとしても、そのままランプデッキとして動けるため、リスクも大きくない。なお、起動コストが7マナと重いため、プリズマイト/Prismiteによるマナフィルターにはあまり期待しないほうがよい。

参考

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