上位互換

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
(M:tG Wikiでの方針)
36行: 36行:
 
:*[[太陽破の天使/Sunblast Angel]](のETB能力)と[[関羽の千里行/Guan Yu's 1,000-Li March]]の場合、効果は同じだが、クリーチャーである太陽破の天使が(4/5飛行が残る点で)関羽の千里行の上位互換。
 
:*[[太陽破の天使/Sunblast Angel]](のETB能力)と[[関羽の千里行/Guan Yu's 1,000-Li March]]の場合、効果は同じだが、クリーチャーである太陽破の天使が(4/5飛行が残る点で)関羽の千里行の上位互換。
 
:*[[モグの狂信者/Mogg Fanatic]](の起動型能力)と[[焦熱の槍/Scorching Spear]]の場合、効果は同じだが、クリーチャーであるモグの狂信者が(1/1としても運用できる点で)焦熱の槍の上位互換。
 
:*[[モグの狂信者/Mogg Fanatic]](の起動型能力)と[[焦熱の槍/Scorching Spear]]の場合、効果は同じだが、クリーチャーであるモグの狂信者が(1/1としても運用できる点で)焦熱の槍の上位互換。
:*[[熟考漂い/Mulldrifter]](のETB能力)と[[予言/Divination]]の場合、熟考漂いを[[想起]]で[[唱える|唱えた]]場合は効果は同じだが、クリーチャーである熟考漂いが(普通に唱えた時に2/2飛行が残る点で)予言の上位互換。
+
:*[[熟考漂い/Mulldrifter]](のETB能力)と[[予言/Divination]]の場合、熟考漂いを[[想起]]で[[唱える|唱えた]]場合は効果は同じだが、クリーチャーである熟考漂いが(普通に唱えて2/2飛行を残す選択ができる点で)予言の上位互換。
  
 
==100%の上位互換が存在しない理由==
 
==100%の上位互換が存在しない理由==

2018年8月14日 (火) 07:04時点における版

上位互換 (Strictly Better)とは、カードの性能の比較で用いられることがある表現。

目次

概要

カードを比較する際、同じ能力でありながらマナ・コスト軽いとか、同じマナ・コストでありながらパワータフネスが高いなど、一方がもう一方に明らかに勝るような場合をいう。例えば、映像の造形者/Imagecrafter脱走魔術師/Fugitive Wizardの上位互換である。

ただし、100%厳密な意味での上位互換は1枚たりとも存在しない。上位互換の正確な定義は「あらゆる局面で一方が優れている」ことであるが、そのようなことは絶対にありえないからである。霊感/InspirationAncestral Recallにすら、それは当てはまる(#100%の上位互換が存在しない理由も参照)。

  • メンタルマジックでは下位互換カードや同型再版カードをどれだけ覚えているかが鍵となる。
  • 上位種とはちょっと意味が違う。上位種はサイズや効果が大きくなり、同時にマナ・コストも重くなったカードのこと。
  • ソフトウェア・ハードウェアの用語の「上位互換(Upper Compatibility)」とは意味が異なる(→Wikipedia:ja:上位互換参照)。

M:tG Wikiでの方針

以上のように厳密な意味での上位互換は存在しないが、普通は単独での使い勝手のみで考えることが多いし、その方が実用的である。またそのようにしないと、上位互換、下位互換という形で比較すること自体が難しくなる。

よって、このWiki内で上位互換、下位互換を考える場合は単独での使い勝手のみで比較し、

など個別の事柄については別に言及する。「(比較対象それぞれの)カードに書かれていることのみで比較する」と考えると分かりやすい。

基本的な比較
単純に比較し、優れているか劣っているかを判断する。以下はその一例。
インスタントとソーサリー
同等以上のインスタントソーサリーの上位互換として扱う。以下はその一例。
内蔵するパーマネント
パーマネントの、自身を生け贄に捧げることのみを起動コストとする起動型能力ETB能力がソーサリーと同等以上の効果をもつ場合、それらのパーマネントはソーサリーの上位互換として扱う。それらのパーマネントが瞬速を持つ場合、同様にしてインスタントの上位互換になり得る。以下はその一例。

100%の上位互換が存在しない理由

100%の上位互換が存在しない理由は、比較の妨げになる要素が数多く存在するからである。それには以下のようなものがある。

カード・タイプが違う場合
上述のインスタントとソーサリーの関係は、払拭/Dispel無政府主義者/Anarchistなどインスタントやソーサリーのみを参照するカードの存在により逆転することがありうる。パーマネントとの比較についても同様である。
サブタイプが異なる場合
例えばモンスのゴブリン略奪隊/Mons's Goblin Raidersゴブリン)と凍らし/Frostlingスピリット)、解呪/Disenchant)と粉砕/Shatter)と青サビ/Verdigris)など。
相手のカードを利用するカードを考慮した場合
例えば威圧/Dominateされる場合、幻影獣より大ダコの方が被害が少ない。精神隷属器/Mindslaverコントロールされる場合、稲妻より焦熱の槍の方が被害が少ない。
状況に応じてメリットになったりデメリットになったりする場合
例えば飛行寄せ餌/Lureなどの存在を考えると、持たない方が良い局面も存在する。現に寄せ餌とのコンボにおいて、コカトリス/Cockatrice茂みのバジリスク/Thicket Basiliskでは後者の方がよく使われていた。被覆などは、完全なメリットとして扱っていいのかという議論も交わされていた。
カード名が違う場合
翻弄する魔道士/Meddling Mage嘘つきの振り子/Liar's Pendulumなど、名前を参照するカードが存在するのがその理由である。

実際の用途

上記のような定義的な意味ではなく、より一般的な意味で使われる場合がある。

その場合は概ね厳密ではなく、メタゲームデッキ構造などを加味した上で、総合的に勝っていると考えられるものを上位互換と呼ぶことが多い。

参考

QR Code.gif