ロヴィサ/Lovisa

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バルデュヴィアの酋長、冷眼のロヴィサ/Lovisa Coldeyes, Balduvian Chieftainは、氷河期末期のバルデュヴィア/Balduvia全氏族で最有力な酋長。大柄で筋肉質、金髪の蛮族の女性。誇り高く、豪放磊落かつ聡明な、まさに女傑の名に相応しい人物。息子を産んで二十余年後の姿はこちら

バルデュヴィア人の例に漏れず、キイェルドー/Kjeldor人を獣ほどの名誉しか持たない”低地人(lowlanders)”、飛空騎士/Skyknightを”鷹乗り(hawkrider)”と呼ぶなど侮った態度もとるが、物事の理を弁えておりキイェルドーとの同盟を積極的に推し進めリム=ドゥール/Lim-Dul軍に対抗するなど柔軟な対応も見せる。

また、戦士としても有能で、その家系では最年少で白熊を仕留めて真の名を獲得したことをはじめ、キイェルドーの戦い/The Battle of Kjeldorでは『全部族の指揮を執りつつ最前線で戦斧を振って戦った』など数々の武勇伝を持つ。さらに驚くべき事にキイェルドーの戦いでは、身重の身体であり、その時の子供が後の新アルガイヴ/New Argive初代国王ロサー・ロヴィサソン/Lothar Lovisasonである。

雪解けの時/The Thawでも、変わらずの若々しさと頑強さを保っている。気候の変動により、バルデュヴィアは肥沃な土地となり、疫病と海面上昇に苦しむキイェルドーに食料を輸出するまでになる。交易により繁栄するバルデュヴィアだが、温暖化による氷河の退行に伴ってカリブーや白熊などが北に移動してしまい、ロヴィサは狩りの獲物の減少を嘆いてもいる。

聖なる土地とされるキイェルドーの戦いの戦場跡、そこに程近いバルデュヴィアの交易地を拠点に活動しているが、部族の隊商を襲うキイェルドー人に頭を悩ませている。襲撃者にキイェルドー正規軍が混ざっている証拠を掴むと、あわや両国の同盟は崩壊の危機に陥る。だが、交易地への大規模な襲撃の際、かつての戦友ヴァーチャイルド/Varchild将軍が率いるキイェルドー反乱軍が敵であると明らかになる。辛くも襲撃を退けるものの、ロヴィサ自身も認める戦上手相手に苦しい戦いを続けることになる。

キイェルドーとの国交が回復すると、ダリアン/Darien王との同盟関係を更に発展させ新アルガイヴの建国に到った。

それから2年ほど後、氷河期再来を企むハイダー/Heidarを阻止するため、バルデュヴィアの部族を率いてテリシア/Terisiareを北西に進軍、霧氷風軍団と交戦する。果敢に戦うものの機械軍団に押され、戦いの中、ロヴィサは霧氷風教団に捕らえられる。ハイダーの前に引き出されるが、誇り高く尊大なロヴィサはハイダーに唾を吐いて侮辱し、憤慨したハイダーの投じた氷の槍に貫かれ絶命する。

訳語の変遷

「Lovisa Coldeyes, Balduvian Chieftain」は第5版フレイバー・テキストで、初めて「バルデュヴィアの族長ロウヴィーサ・コールドアイズ」と訳され、第6版でも同様の訳語が充てられた。コールドスナップでは、本人がカード化され改めて「冷眼のロヴィサ」と、またフレイバー・テキストでは「バルデュヴィアの酋長、冷眼のロヴィサ」と翻訳された。

登場

登場カード

フレイバー・テキストに登場

モダンホライゾン
略奪/Pillage

イラストに登場

コールドスナップ
魂の撃ち込み/Soul Spike
ドミナリア
氷河期/Time of Ice(右)
Unstable
運良く/As Luck Would Have It

登場作品・登場記事

参考

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