レギオン

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{{情報ボックス/エキスパンション
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|英語名=Legions
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'''レギオン'''/''Legions''は、[[オンスロート・ブロック]]の1番目の小型[[エキスパンション]]。2003年2月1日に発売された。意味は「軍団」。
  
=レギオン/Legions=
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==概要==
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収録[[カード]]がすべて[[クリーチャー]]・カードという、前代未聞のカードセット。さらに新[[キーワード能力]]が3つも登場し、話題を呼んだ(→[[二段攻撃]]、[[増幅]]、[[挑発]])。表になった時に誘発する[[変異誘発型能力]]を持った[[変異]]クリーチャーが数多く登場し、変異の新たな側面を見せた。また15体の[[スリヴァー]]が新たな[[能力]]を持って復活しており、ファンを喜ばせた。
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*[[オンスロート]]の[[激浪の複製機/Riptide Replicator]]や[[グラクシプロン/Graxiplon]]は、スリヴァー復活を示唆するイラストや[[フレイバー・テキスト]]が使用されていた。
  
[[オンスロート・ブロック]]の1つ目の小型[[エキスパンション]]。意味は「軍団」。
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当セットには[[アーティファクト・クリーチャー]]が存在せず、カードの収録枚数を各色同じにするため、当時の小型エキスパンションで一般的な収録数(143種類)より2種類多くなっている。
  
収録[[カード]]がすべて[[クリーチャー]]・カードという、前代未聞のカードセット。
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「クリーチャーのみ」というセットの中にも、非クリーチャー呪文らしさを演出しようという試みが取られている。変異誘発型能力がメインであるが、[[風生まれの詩神/Windborn Muse|詩神]][[サイクル]]も「[[エンチャント]]っぽい」クリーチャーとしてデザインされたものである。
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[[アーティファクト・クリーチャー]]も登場しなかったので、カードの枚数を5の倍数にするため、通常より収録枚数が2枚多くなっている。
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*その性質上当然ではあるが、珍しく[[土地]]が収録されていないエキスパンションである。
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*セットの略号で[[レジェンド (エキスパンション)|レジェンド]]/'''Leg'''endsとの紛らわしさが問題となり、これ以降のセットの略号はそれまでの2文字のものだけでなく、3文字のものも用いられることとなった。またこれに伴い、これ以前のセットにも3文字略号が作られた(現在ではすべてのセットに3文字略号が設定されている。→[[カードセット一覧]])。しかしLEGもLGNも両者のスペルが被っているところしか取られていないので、結局は紛らわしい。
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*レギオンとは、ローマ軍隊の編成において、5000〜6000人の軍隊を指す言葉である。転じて、多数・軍団といった意味を持つようになった。また新約聖書中にて悪魔を指して使われた(マルコによる福音書、第5章。ローマはキリスト教徒を弾圧したため、それに対する当てつけで悪魔を指してレギオンと書いたという説もある)ため、悪魔の軍勢というニュアンスも含む。
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**ちなみに、上記のマルコによる福音書の第5章は[[ダークウッドの猪/Durkwood Boars]]の[[フレイバー・テキスト]]の引用元である。
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**英語ではLegionを「リージョン」と読む。日本語ではレギオンと発音されることが多いが、英語の発音がラテン語などからかけ離れているだけで、日本人が引け目を感じる事は何もない。『文語譯聖書』では既にレギオンと訳されている。
  
「クリーチャーのみ」というセットの中にも、非クリーチャー呪文らしさを演出しようという試みが取られている。
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==テーマデッキ==
前述の変異誘発型能力がメインであるが、[[風生まれの詩神/Windborn Muse|詩神/Muse]][[サイクル]]も「[[エンチャント]]っぽい」クリーチャーとしてデザインされたものである。
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*[[変異騒乱/Morph Mayhem]]
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*[[エルフの怒り/Elvish Rage]]
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*[[ゾンビ凶襲/Zombies Unleashed]]
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*[[スリヴァー戦慄/Sliver Shivers]]
  
15体の[[スリヴァー]]が新たな[[能力]]を持って復活しており、ファンを喜ばせた。
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==パッケージ・イラスト==
ちなみに、[[オンスロート]]の[[激浪の複製機/Riptide Replicator]]や[[グラクシプロン/Graxiplon]]は、スリヴァー復活を示唆するイラストや[[フレイバー・テキスト]]が使用されていた。
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*セットの略号で[[レジェンド#set|レジェンド]]/'''Leg'''endsとの紛らわしさが問題となり、これ以降のセットの略号はそれまでの2文字のものだけでなく、3文字のものも用いられることとなった。
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またこれに伴い、これ以前のセット、[[トーメント]]、[[ジャッジメント]]、オンスロートにも3文字略号が作られた。
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(現在ではすべてのセットに3文字略号が設定されている。 →[[カードセット一覧]])
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しかしLEGもLGNも両者のスペルが被っている所しか取られていないので、あまり役に立っていないという説も。
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*レギオンとは、ローマ軍隊の編成において、5000〜6000人の軍隊を指す言葉である。転じて、多数・軍団といった意味を持つようになった。
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また新約聖書中にて悪魔を指して使われた(ローマはキリスト教徒を弾圧したため、それに対する当てつけで悪魔を指してレギオンと書いたという説もある)ため、悪魔の軍勢というニュアンスも含む(cf. 「女神転生」シリーズの悪霊レギオン))。
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*英語のLegionはレギオンとは読まず、正しくはリージョンと読む。
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日本語ではレギオンと発音されることが多い(この他にプレイステーションソフト「カオスレギオン」や映画「ガメラ2 レギオン襲来」など)が、英語の発音がラテン語などからかけ離れているだけで、日本人が引け目を感じる事は何もない。
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『文語譯聖書』では既にレギオンと訳されている。
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パッケージ・イラストは
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*[[触れられざる者フェイジ/Phage the Untouchable]]
 
*[[触れられざる者フェイジ/Phage the Untouchable]]
 
*[[闇の末裔/Scion of Darkness]]
 
*[[闇の末裔/Scion of Darkness]]
 
*[[激浪の刻み獣/Riptide Mangler]]
 
*[[激浪の刻み獣/Riptide Mangler]]
  
2003年2月発売。全145種類。
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==デザイン==
[[エキスパンション・シンボル]]は盾と交差した槍。
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<!-- **背景世界 [#world]
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背景世界についての簡単な記述 -->
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==デザイン [#design]==
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|デザイン・チーム||[[Mike Elliott]] (lead)||
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|デザイン・チーム||[[Mike Elliott]] (lead)
 
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|デベロップ・チーム||[[William Jockusch]] (lead)
 
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|アート・ディレクター||[[Jeremy Cranford]]||
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|アート・ディレクター||[[Jeremy Cranford]]
 
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|||[[Dana Knutson]]||
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|||[[Dana Knutson]]
 
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|}
  
 
==関連リンク==
 
==関連リンク==
<!-- 外部の公式記事など -->
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*[https://magic.wizards.com/ja/game-info/products/card-set-archive/legions レギオン](マジック英語公式日本語版  セット特設サイト)
  
 
==参考==
 
==参考==
*[[カード個別評価:オンスロートブロック]]
+
*[http://whisper.wisdom-guild.net/cardlist/Legions/ カードリスト](Wisdom Guild)
*[[テーマデッキ]]
+
*[[カード個別評価:レギオン]]
**[[変異騒乱/Morph Mayhem]]
+
*[[Legions]] (小説)
**[[エルフの怒り/Elvish Rage]]
+
**[[ゾンビ凶襲/Zombies Unleashed]]
+
**[[スリヴァー戦慄/Sliver Shivers]]
+
 
*[[カードセット一覧]]
 
*[[カードセット一覧]]
*[[背景世界/ストーリー用語]]
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**[[オンスロート・ブロック]]
*[[Legions]](小説)
+
***[[オンスロート]]
 +
***[[レギオン]]
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***[[スカージ]]
 +
 
 +
[[Category:エキスパンション|れきおん]]

2018年4月20日 (金) 20:15時点における版

レギオン/Legions
シンボル 盾と交差した槍
略号 LGN
コードネーム Moe
発売日 2003年2月1日
セット枚数 全145種類

レギオン/Legionsは、オンスロート・ブロックの1番目の小型エキスパンション。2003年2月1日に発売された。意味は「軍団」。

目次

概要

収録カードがすべてクリーチャー・カードという、前代未聞のカードセット。さらに新キーワード能力が3つも登場し、話題を呼んだ(→二段攻撃増幅挑発)。表になった時に誘発する変異誘発型能力を持った変異クリーチャーが数多く登場し、変異の新たな側面を見せた。また15体のスリヴァーが新たな能力を持って復活しており、ファンを喜ばせた。

当セットにはアーティファクト・クリーチャーが存在せず、カードの収録枚数を各色同じにするため、当時の小型エキスパンションで一般的な収録数(143種類)より2種類多くなっている。

「クリーチャーのみ」というセットの中にも、非クリーチャー呪文らしさを演出しようという試みが取られている。変異誘発型能力がメインであるが、詩神サイクルも「エンチャントっぽい」クリーチャーとしてデザインされたものである。

  • その性質上当然ではあるが、珍しく土地が収録されていないエキスパンションである。
  • セットの略号でレジェンド/Legendsとの紛らわしさが問題となり、これ以降のセットの略号はそれまでの2文字のものだけでなく、3文字のものも用いられることとなった。またこれに伴い、これ以前のセットにも3文字略号が作られた(現在ではすべてのセットに3文字略号が設定されている。→カードセット一覧)。しかしLEGもLGNも両者のスペルが被っているところしか取られていないので、結局は紛らわしい。
  • レギオンとは、ローマ軍隊の編成において、5000〜6000人の軍隊を指す言葉である。転じて、多数・軍団といった意味を持つようになった。また新約聖書中にて悪魔を指して使われた(マルコによる福音書、第5章。ローマはキリスト教徒を弾圧したため、それに対する当てつけで悪魔を指してレギオンと書いたという説もある)ため、悪魔の軍勢というニュアンスも含む。
    • ちなみに、上記のマルコによる福音書の第5章はダークウッドの猪/Durkwood Boarsフレイバー・テキストの引用元である。
    • 英語ではLegionを「リージョン」と読む。日本語ではレギオンと発音されることが多いが、英語の発音がラテン語などからかけ離れているだけで、日本人が引け目を感じる事は何もない。『文語譯聖書』では既にレギオンと訳されている。

テーマデッキ

パッケージ・イラスト

デザイン

デザイン・チーム Mike Elliott (lead)
Mike Donais
デベロップ・チーム William Jockusch (lead)
Elaine Chase
Mike Donais
Worth Wollpert
アート・ディレクター Jeremy Cranford
Dana Knutson

関連リンク

  • レギオン(マジック英語公式日本語版  セット特設サイト)

参考

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