ミノタウルス/Minotaur

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2020年1月29日 (水) 01:48時点におけるAE (トーク | 投稿記録)による版
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ミノタウルス/Minotaurは牛頭の人型種族。様々な次元/Planeに棲息する。

目次

解説

多くはの頭部と人間に似た筋骨隆々の体を持つ。性格は粗野な傾向にあるが、他の人型種族と共生しているものから怪物視されるものまで、その程度は様々。

ドミナリア

ドミナリア/Dominariaのミノタウルスは、エローナ/Aerona大陸のハールーン山脈/Hurloon Mountainsや、ジャムーラ/Jamuraa大陸のタールルーム/Talruumなどの地域に棲息することが知られている。しかしファイレクシア/Phyrexiaドミナリア侵略によってどちらも大きく数を減らした。生き残りの中には同胞を求めてオタリア/Otaria大陸へ探検に向かった者も存在する。

重要人物

ウルグローサ

ウルグローサ/UlgrothaKoskun Mountains(コスカン山脈)にはミノタウルスの部族、アナーバ/Anaba族が棲む。

重要人物

ラヴニカ

ラヴニカ/Ravnicaのミノタウルスは、ボロス軍/Boros Legionグルール一族/The Gruul Clansに所属している。

オルドルーン/The Ordruunと呼ばれる強くたくましいミノタウルスたちは、ボロスの猛士/Commandoの型に完璧に当てはまる。彼らの体格と回復力は、ボロスが親しみを込めて「Hammer Duty(鎚の義務)」と呼ぶものに最適である。すべての猛士がミノタウルスであるわけではないが、最も頻繁に呼び出されるのはオルドルーンの猛士だ。

アラーラ

アラーラ/Alaraのミノタウルスは、ナヤ/Nayaの峡谷や洞窟に潜んで暮らしている。断片/Shardが繋がり合った時代にはナヤを離れエスパー/Esperの地に赴いた者もおり、異国の地でも野性的な生き方を継続する者がいる一方で、魔術の才能を開花させた者も。

ゼンディカー

ゼンディカー/Zendikarのミノタウルスは、しばしば獰猛で残忍だ。だが同時に、規律をもって戦い、共通の敵に立ち向かうために他種族と協力し、慎重に命令に従うことも可能である――報酬さえ十分なら。

ミノタウルスは赤マナと強く関係している。その激しい気性、情熱的な感情、戦闘への渇望は、赤マナの特徴と一致するものである。加えてミノタウルスのシャーマンは(滅多にいないが)、大地と岩石を扱う山の魔法を好む。彼らは無鉄砲で予測不能なことが多く、敵をうろたえさせて優位を渡さず攻め続ける。

テーロス

テーロス/Therosのミノタウルスは蛮人で、洞窟に住まう略奪者だ。知覚力があるとは言えるが、知性があるとはとても言えない。テーロスの人型種族の一種であるにも関わらず、どの点から見ても彼らは怪物である。彼らは騒乱と肉だけを追い求め、他の人型種族を殺していないときは互いに殺し合っている。彼らには崇高な目標も、特筆すべき文化もなく、極めて原始的な言語しか持たない。

そのほとんどはフォベロス/Phoberosないしアクロス/Akrosの高山地帯で見かけられる。一部のミノタウルスは沼地に頻繁に通うことで知られており、その皮膚と体毛は泥炭で黒く染まっている。

ミノタウルスは十分に大きく安全であると見なしたものなら、どんな洞穴、洞窟、縦穴にも居つく。彼らの棲み処はごみ、糞、骨が散らかっている。骨の種類は動物から他の人型種族まで多岐にわたるが、特に多いのは彼らが最も好む肉の持ち主――人間だ。

最も強く最も獰猛なミノタウルスだけが群れを従わせることができる。ミノタウルスの頭目同士の争いは数マイル先にまで響き、ほぼ確実に血みどろの死で決着する。勝者は支配と忠節を得る。

殺戮のモーギス/Mogisは、ミノタウルスの守護神である。ミノタウルスは最も熱心なモーギスの崇拝者であり、彼らなりの儀式によってモーギスに生け贄を捧げる。

悪魔の皮/The Felhide

悪魔の皮/The Felhideと呼ばれるミノタウルスの弔いの儀には、戦いで死んだ仲間の肉を喰らうことが含まれる。その者の記憶から恥辱を消し去るために、そして生き残った者たちの復讐心を煽り立てるために。

スコフォス/Skophos

何世紀も人間に知られていなかったミノタウルスの都市国家スコフォス/Skophosには、いくらか文明的なミノタウルスが暮らしていることが窺える。都市を囲う巨大な迷宮やその番人の存在から、現在でも調査は進んでいない。

アモンケット

アモンケット/Amonkhetのミノタウルスは一般的な次元/Planeのミノタウルスとは異なり、の頭ではなくの頭を持つ。その二本の角は耳を巻くように強く曲がっている(イラスト)。毛深く柔らかいたてがみは男性の方が長く、肩まで伸びている。

性格

ミノタウルスは屈強で幅広な見た目通りの肉体的強さと、頑固で見栄っ張り、ほとんど無謀とも言えるほど勇敢な精神性を併せ持つ。戦闘を楽しみ、特に圧倒的に勝ち目の薄い戦闘を楽しむ。

ミノタウルスは乱暴で騒々しく、単刀直入に言って無礼である。彼らは欲しいものを宣言し、それを渡さないつもりならやってみろと挑むことを恥とは思わない。戦闘中は敵をものともせずに挑戦の言葉を怒鳴り散らし、勝つと大声を上げて笑う。

他の人型種族とともにナクタムン/Naktamunで暮らすミノタウルスは、人型種族の中で唯一の地位を得ていると自負している。ケンラ/Khenraハゾレト/Hazoretに、ナーガロナス/Rhonasに、エイヴン/Avenケフネト/Kefnetにそれぞれ似ている。人間はどれか一つの神に似ているわけではない。だが二本の曲がった角を持つ神はただ一柱しかいない――他ならぬ王神/The God-Pharaoh様だ。

このように王神に個人的な親近感を抱いているミノタウルスだが、実際のところは、バントゥ/Bontuとハゾレトに特に足並みを合わせている。彼らは自らの価値を証明し、生前の栄光を獲得し、栄光の死を勝ち取ろうという獰猛で強烈な欲求に衝き動かされており、どんな難題や障害があろうとも自らの腕前を示す良い機会だと考える。その無情な奔放をもって、先へ進む邪魔をするものが誰であれ何であれ、斬り、打ち、殴って押し通る。その無謀な熱情をもって、自分自身の安全に注意を払わずに戦い、敵の攻撃を受けても無視する。

戦闘様式

その体格と力から、ミノタウルスは白兵戦に最適である。彼らは攻撃面で最も効果的であり、敵をうろたえさせ、盾と武器を粉砕し、必ず敵を破る終わりなき連続攻撃をもたらす。このようなミノタウルスは、斧、大鎚、両手持ちのコペシュといった大きくて重い武器を好むが、武器なしの戦闘も好む。多くのミノタウルスは武器を投げ捨て、敵を自らの角と素手で殴って降伏させたがる。そのような勝利はより輝かしいと――そして敗者にとってはより屈辱的であると――信じているのだ。

ミノタウルスはその肉体的な体格と力で知られているが、これは鋭敏な精神や強力な魔法使用者の存在を排除するものではない。ミノタウルスの魔道士は、数では白兵戦の専門家に劣るものの、自らの本能的な獰猛性を引き出し、恐ろしい咆哮で敵の心に恐怖を植えつける。彼らは憤怒を爆炎として具現化する、あるいは物理的な攻撃をより致命的にするべく、自分の角や拳に焼けるような熱を吹き込む。

長距離戦を専門とする比較的少数のミノタウルスは、その戦闘法のある側面を特に楽しむ――戦闘が真に始まった瞬間を告げる、最初に血を流す機会を得られることだ。ミノタウルスは重い弓や投げ槍を使う。そして可能な限り大きな混沌と混乱を招くため、敵の陣形のど真ん中に撃ち込むことに特別な喜びを感じる。

重要人物

その他の次元

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参考

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