プロフェシー

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{{情報ボックス/エキスパンション
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|英語名=Prophecy
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|日本語名=プロフェシー
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|シンボル=水晶
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|略号=PR, PCY
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|コードネーム=Dionysius
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|発売日=2000年6月5日
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|セット枚数=全143種類
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'''プロフェシー'''/''Prophecy''は、[[マスクス・ブロック]]の2番目の小型[[エキスパンション]]。[[2000年]]6月5日に発売された。意味は「予言」。
  
=プロフェシー/Prophecy=
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==概要==
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条件を満たすと[[コスト]]が減る[[アバター]]、[[手札]]2枚を使う[[伝説の]][[スペルシェイパー]]、9[[マナ]]の[[清めの風/Blessed Wind|風]]の[[サイクル]]といった重くて豪快な[[カード]]が多数登場した。また、新メカニズムとして[[リスティック]]が登場した。
  
[[マスクス・ブロック]]の最後の[[エキスパンション]]。意味は「予言」。
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[[ブロック (総称)|ブロック]]の最後のエキスパンションは強い」という[[俗説#ブロックの最後のエキスパンションは強い|俗説]]に反して、[[トーナメント]]レベルとは言いがたいカードが多く、リスティックも不発に終わり、[[トーナメントプレイヤー]]から白い目で見られたセットである。トーナメントシーンで見られた[[アンコモン]]以上のカードは[[キマイラ像/Chimeric Idol]]と[[撃退/Foil]]、[[厄介なスピリット/Troublesome Spirit]]、[[獅子将マギータ/Mageta the Lion]]など極僅かであった。
  
[[俗説#dc5d6b22|通例、最後のエキスパンションは強力なものが多く]]、これもかなり期待されたのだが、[[重い]][[カード]]が多く、新システム[[リスティック]]も不発に終わり、[[トーナメントプレイヤー]]から白い目で見られたセットである。
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一方で[[リミテッド]]においては強力なカードが多く、楽しい。特に上記の[[サイクル]]は強力無比であり、1枚で[[ゲーム]]を決めてしまいかねないものも多数存在する。[[火力]]や[[除去]]カードの多くがリスティック[[能力]]であり、時間とともにマナの増減から駆け引きを生み出し、強力な[[エンドカード|フィニッシュカード]]の存在(ことアバターはリミテッドでは理にかなった[[クリーチャー]]である)などから非常に面白いゲームが展開可能である。
  
一方で、[[清めの風/Blessed Wind|レア]]に3種類の[[サイクル]][[コスト]]が減る[[アバター]][[伝説の]][[スペルシェイパー]]、9[[マナ]]の[[]])が存在し、[[カジュアルプレイヤー]][[コレクター]]には密かに人気があったようである。
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*収録された[[冬月台地/Wintermoon Mesa]][[リスティックの洞窟/Rhystic Cave]]の2枚の[[土地]]は、[[Ben Bleiweiss]]にそれぞれ「[[マナ]]を生み出す土地の中で最悪」「[[5色地形]]、もとい[[色マナ]]が出せる土地の中で最悪」と言われるほどであった。
また、[[リミテッド]]においては強力なカードが多い。特に上記の[[サイクル]]は強力無比であり、1枚でゲームを決めてしまいかねないものも多数存在する。
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*あまりの弱さ故に、多くのパックがプレミアが付いて値段が上昇気味の昨今に置いて、むしろ束でまとめて投げ売りされている状態が2016年現在も続いている。
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*トーナメントシーンで広く使われたカードが[[アンコモン]]の[[キマイラ像/Chimeric Idol]]であることから、「プロフェシーの[[トップレア]]はキマイラ像」と揶揄されることがある。
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**当時現役だった多くのプレイヤーは、アンコモン枠3枚のうちに撃退かキマイラ像が封入されているかどうかで、悲喜こもごもしたものである。
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**なお2016年4月現在で、このセットで一番価値があると言われているのは、[[統率者戦]]での需要がある[[コモン]]の[[リスティックの研究/Rhystic Study]]であるとされる。
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*土地の[[タップ]]・[[アンタップ]]状態を参照するカードも多く、それらの多くは後の[[マナ・バーン]]廃止により使い勝手が激変した。
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*日本語版の[[ブースターパック]]に、[[中国語版]]のカードが封入されるという手違いが発生した。そのため、[[プレリリース・パーティ]]などではあらかじめ開封して中身が正しいのを確認したものが使用されたりした。また、これが原因で日本語版ブースターパックの発売日が延期された。
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*英語名が同じ[[カード名|名前]]のカードが存在する([[Prophecy]])。このセットとの関係はない。
  
上述の特性からリミテッドをしてみると結構楽しいエキスパンションである。
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==[[テーマデッキ]]==
[[エンドカード|火力]][[除去]]カードの多くが[[リスティック]][[能力]]であり、時間とともにマナの増減から駆け引きを生み出し、強力な[[フィニッシュカード]]の存在(こと[[アバター]]はリミテッドでは理にかなった[[クリーチャー]]である)などから非常に面白いゲームが展開可能である。
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*[[苦悩/Distress]][[白黒]]
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*[[猛撃/Pummel]][[]]
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*[[急変/Turnaround]]([[白青]])
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*[[決壊/Slither]][[赤緑]]
  
*[[土地]]は[[冬月台地/Wintermoon Mesa]]、[[リスティックの洞窟/Rhystic Cave]]の2つが収録されているが、その強さは全てのセット中で最低だろう。
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==パッケージ・イラスト==
*[[トップレア]]の呼び声高い[[キマイラ像/Chimeric Idol]]はレアではない。[[アンコモン]]である。
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*[[希望の化身/Avatar of Hope]]
*[[トーナメント]]シーンで広く使われたカードは上記のキマイラ像と[[撃退/Foil]]、[[厄介なスピリット/Troublesome Spirit]]、[[獅子将マギータ/Mageta the Lion]]程度で、その他大勢のカードはかなり印象が薄くなってしまっている。
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<!-- -[[蒼ざめた月/Pale Moon]]がこのブロックに収録されなくて本当に良かった。
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収録されているんですが・・・。
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事実誤認。蒼ざめた月はネメシス。 -->
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日本語版のパックに、[[中国語版]]のカードが封入されるという手違いが発生した。
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==デザイン==
そのため、[[プレリリース・パーティ]]などではあらかじめ開封して中身が正しいのを確認したものが使用されたりした。
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*'''[[デザイン・チーム]]''' - [[William Jockusch]] (リード)、[[Bill Rose]]、[[Mark Rosewater]](貢献)
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*'''[[デベロップ・チーム]]''' - [[Charlie Hasbrino]] (リード)、[[Mike Elliott]]、[[William Jockusch]]、[[Paul Peterson]]、[[Henry Stern]]、[[Teeuwynn Woodruff]]、[[Beth Moursund]](貢献)
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*'''[[アート・ディレクター]]''' - [[Dana Knutson]]、[[Ron Spears]]
  
 
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==関連リンク==
同名のカードが存在する。
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*[https://magic.wizards.com/ja/game-info/products/card-set-archive/prophecy プロフェシー](マジック英語公式日本語版  セット特設サイト)
{{#card:Prophecy}}
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もちろんこのエキスパンションとは無関係。
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パッケージ・イラストは[[希望の化身/Avatar of Hope]]。
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2000年6月発売。全143種類。
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[[エキスパンション・シンボル]]は水晶。
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<!-- **背景世界 [#world]
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背景世界についての簡単な記述 -->
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==デザイン [#design]==
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{| class="wikitable"
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|デザイン・チーム||[[William Jockusch]] (lead)||
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|||[[Bill Rose]]||
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|貢献||[[Mark Rosewater]]||
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|-
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|開発チーム||[[Charlie Hasbrino]] (lead)||
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|||[[Mike Elliott]]||
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|||[[William Jockusch]]||
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|-
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|||[[Paul Peterson]]||
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|-
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|||[[Henry Stern]] (lead)||
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|-
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|||[[Teeuwynn Woodruff]]||
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|-
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|貢献||[[Beth Moursund]]||
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|アート・ディレクター||[[Dana Knutson]]||
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|-
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|||[[Ron Spears]]||
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|}
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<!-- **関連リンク
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外部の公式記事など -->
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==参考==
 
==参考==
*[[カード個別評価:マスクスブロック]]
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*[http://whisper.wisdom-guild.net/cardlist/Prophecy/ カードリスト](Wisdom Guild)
*[[テーマデッキ]]
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*[[カード個別評価:プロフェシー]]
**[[苦悩/Distress]]
+
*[[Prophecy (小説)|Prophecy]] (小説)
**[[猛撃/Pummel]]
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**[[急変/Turnaround]]
+
**[[決壊/Slither]]
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*[[カードセット一覧]]
 
*[[カードセット一覧]]
*[[背景世界/ストーリー用語]]
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**[[マスクス・ブロック]]
*[[Prophecy#novel|Prophecy]](小説)
+
***[[メルカディアン・マスクス]]
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***[[ネメシス]]
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***[[プロフェシー]]
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[[Category:エキスパンション|ふろふえしい]]

2017年9月24日 (日) 08:39時点における版

プロフェシー/Prophecy
シンボル 水晶
略号 PR, PCY
コードネーム Dionysius
発売日 2000年6月5日
セット枚数 全143種類

プロフェシー/Prophecyは、マスクス・ブロックの2番目の小型エキスパンション2000年6月5日に発売された。意味は「予言」。

目次

概要

条件を満たすとコストが減るアバター手札2枚を使う伝説のスペルシェイパー、9マナサイクルといった重くて豪快なカードが多数登場した。また、新メカニズムとしてリスティックが登場した。

ブロックの最後のエキスパンションは強い」という俗説に反して、トーナメントレベルとは言いがたいカードが多く、リスティックも不発に終わり、トーナメントプレイヤーから白い目で見られたセットである。トーナメントシーンで見られたアンコモン以上のカードはキマイラ像/Chimeric Idol撃退/Foil厄介なスピリット/Troublesome Spirit獅子将マギータ/Mageta the Lionなど極僅かであった。

一方でリミテッドにおいては強力なカードが多く、楽しい。特に上記のサイクルは強力無比であり、1枚でゲームを決めてしまいかねないものも多数存在する。火力除去カードの多くがリスティック能力であり、時間とともにマナの増減から駆け引きを生み出し、強力なフィニッシュカードの存在(ことアバターはリミテッドでは理にかなったクリーチャーである)などから非常に面白いゲームが展開可能である。

テーマデッキ

パッケージ・イラスト

デザイン

関連リンク

参考

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