プレミアム・カード

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'''プレミアム・カード'''/''Premium Card''は、[[ウルザズ・レガシー]]から登場した、光沢を出す箔押し加工を施した光っているカード。'''Foil'''('''フォイル''')と呼ばれることが多い。また、キラカード、箔押しカード、光り物などと呼ばれることもある。
 
'''プレミアム・カード'''/''Premium Card''は、[[ウルザズ・レガシー]]から登場した、光沢を出す箔押し加工を施した光っているカード。'''Foil'''('''フォイル''')と呼ばれることが多い。また、キラカード、箔押しカード、光り物などと呼ばれることもある。
  
*Foilは金属の薄片、箔の意。アルミホイルの略称。「ホイル」という発音から間違われやすいが、Hoilではない。
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*Foilは金属の薄片、箔の意。アルミホイルの「ホイル」と同じ。発音から間違われやすいが、Hoilではない。
 
*ここでは[[撃退/Foil]]とは関係ない(Foilには「失敗させる、打ち負かす」という意味もある。なんだかややこしい)。
 
*ここでは[[撃退/Foil]]とは関係ない(Foilには「失敗させる、打ち負かす」という意味もある。なんだかややこしい)。
  
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*材質的に傷が付きやすく、目立ちやすい。特に初期の頃のものは、製造時のこすれ傷や気泡なども多いため、完全美品は少ない。
 
*材質的に傷が付きやすく、目立ちやすい。特に初期の頃のものは、製造時のこすれ傷や気泡なども多いため、完全美品は少ない。
 
*[[プレーンシフト]]にはプレミアム版のみイラストが違うものがある。また、それらは通常のイラストでのフォイルも存在する。
 
*[[プレーンシフト]]にはプレミアム版のみイラストが違うものがある。また、それらは通常のイラストでのフォイルも存在する。
*[[アンヒンジド]]のものを除いた全てのプレミアム・カードは黒枠で刷られている。
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*[[アンヒンジド]]のものを除いた全てのプレミアム・カードは[[黒枠]]で刷られている。
 
*[[第10版]]のプレミアム・カードは、本来あるべき[[注釈文]]がすべて省略されている。その中には、プレミアム・カード限定の[[フレイバー・テキスト]]をもつものも存在する。
 
*[[第10版]]のプレミアム・カードは、本来あるべき[[注釈文]]がすべて省略されている。その中には、プレミアム・カード限定の[[フレイバー・テキスト]]をもつものも存在する。
 
*[[アラーラの断片]]の日本語版ではプレミアム・カードと普通のカードの製造工程が違うのか、[[文章欄]]のすべての数字が半角で印刷されている。またカードによっては、プレミアム・カードと普通のカードでカード名やフレイバー・テキストが異なるものが数多くある。  
 
*[[アラーラの断片]]の日本語版ではプレミアム・カードと普通のカードの製造工程が違うのか、[[文章欄]]のすべての数字が半角で印刷されている。またカードによっては、プレミアム・カードと普通のカードでカード名やフレイバー・テキストが異なるものが数多くある。  
*プレミアム・カードには[[再録禁止カード]]は適応されない。そのため、プロモーション・カードとして再録禁止カードが配布される可能性はある(例:2007年のジャッジ報酬の[[ヨーグモスの意志/Yawgmoth's Will]])。
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*プレミアム・カードは[[再録禁止カード]]の適用外である。そのため、プロモーション・カードとして再録禁止カードが配布される可能性はある(例:2007年のジャッジ報酬の[[ヨーグモスの意志/Yawgmoth's Will]])。
  
 
==マークドの可能性==
 
==マークドの可能性==
 
プレミアム・カードは、通常のカードと同じように[[ゲーム]]で使用できる。しかし、プレミアム・カードには独特の反りが発生することから、[[プレミアイベント]]などでは[[マークド]]を疑われるという問題を引き起こすことがある。
 
プレミアム・カードは、通常のカードと同じように[[ゲーム]]で使用できる。しかし、プレミアム・カードには独特の反りが発生することから、[[プレミアイベント]]などでは[[マークド]]を疑われるという問題を引き起こすことがある。
  
反りが発生している状態のカードをデッキに入れると、例え固めのスリーブに入れていても曲がっているのが一見で分かり、外部から容易に区別がつくようになってしまう。「ある1種類のカードのみがプレミアム・カード」などといった場合は特にマークド扱いされやすい。
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反りが発生している状態のカードをデッキに入れると、例え固めの[[スリーブ]]に入れていても曲がっているのが一見で分かり、外部から容易に区別がつくようになってしまう。「ある1種類のカードのみがプレミアム・カード」などといった場合は特にマークド扱いされやすい。
  
 
プレミアムであるカードに規則性を持たせない(様々な種類のカードにバラけさせる)ようにしたり、可能であれば全てプレミアム・カードに統一すればマークドを疑われる心配は少なくなるが、同じプレミアム・カードでも反り具合が違う場合もあるので、ベストはプレミアムでないカードのみでデッキを作る事である。
 
プレミアムであるカードに規則性を持たせない(様々な種類のカードにバラけさせる)ようにしたり、可能であれば全てプレミアム・カードに統一すればマークドを疑われる心配は少なくなるが、同じプレミアム・カードでも反り具合が違う場合もあるので、ベストはプレミアムでないカードのみでデッキを作る事である。

2010年3月12日 (金) 01:05時点における版

プレミアム・カード/Premium Cardは、ウルザズ・レガシーから登場した、光沢を出す箔押し加工を施した光っているカード。Foilフォイル)と呼ばれることが多い。また、キラカード、箔押しカード、光り物などと呼ばれることもある。

  • Foilは金属の薄片、箔の意。アルミホイルの「ホイル」と同じ。発音から間違われやすいが、Hoilではない。
  • ここでは撃退/Foilとは関係ない(Foilには「失敗させる、打ち負かす」という意味もある。なんだかややこしい)。

解説

トーナメントでの使用は問題がある場合がある(後述)ため、どちらかと言うとトーナメントでの使用よりもコレクション的要素が強く、そのため強力なカードよりもイラストの美しいカードの方が高価となることが多い。特に天使は美麗なイラストが多く、コレクターも多いので、トーナメントレベルではないレアの天使のプレミアム・カードがトーナメントにおけるトップレアのプレミアム・カードよりも高価となることがよくある。

パックに封入されている割合は、ウルザズ・レガシーからオデッセイまでは100枚に1枚、トーメント以降は70枚に1枚、第10版以降は56枚に1枚となっている。購入したパックに封入されている以外にも、フライデー・ナイト・マジックの賞品やジャッジ褒賞によりさまざまなプレミアム・カード仕様のプロモーション・カードが配布されている。

  • 以前のプレミアム・カードは内枠だけが光っていて、テキスト下部に流星マーク(ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社のロゴ)があった。現在のものはイラスト部も光っており流星マークもなくなった。
  • エキスパンションによっては、1つのパックに2枚以上のプレミアム・カードが入っていることもある。
  • 材質的に傷が付きやすく、目立ちやすい。特に初期の頃のものは、製造時のこすれ傷や気泡なども多いため、完全美品は少ない。
  • プレーンシフトにはプレミアム版のみイラストが違うものがある。また、それらは通常のイラストでのフォイルも存在する。
  • アンヒンジドのものを除いた全てのプレミアム・カードは黒枠で刷られている。
  • 第10版のプレミアム・カードは、本来あるべき注釈文がすべて省略されている。その中には、プレミアム・カード限定のフレイバー・テキストをもつものも存在する。
  • アラーラの断片の日本語版ではプレミアム・カードと普通のカードの製造工程が違うのか、文章欄のすべての数字が半角で印刷されている。またカードによっては、プレミアム・カードと普通のカードでカード名やフレイバー・テキストが異なるものが数多くある。
  • プレミアム・カードは再録禁止カードの適用外である。そのため、プロモーション・カードとして再録禁止カードが配布される可能性はある(例:2007年のジャッジ報酬のヨーグモスの意志/Yawgmoth's Will)。

マークドの可能性

プレミアム・カードは、通常のカードと同じようにゲームで使用できる。しかし、プレミアム・カードには独特の反りが発生することから、プレミアイベントなどではマークドを疑われるという問題を引き起こすことがある。

反りが発生している状態のカードをデッキに入れると、例え固めのスリーブに入れていても曲がっているのが一見で分かり、外部から容易に区別がつくようになってしまう。「ある1種類のカードのみがプレミアム・カード」などといった場合は特にマークド扱いされやすい。

プレミアムであるカードに規則性を持たせない(様々な種類のカードにバラけさせる)ようにしたり、可能であれば全てプレミアム・カードに統一すればマークドを疑われる心配は少なくなるが、同じプレミアム・カードでも反り具合が違う場合もあるので、ベストはプレミアムでないカードのみでデッキを作る事である。

  • プレミアム・カードが反り返ってしまう原因としては、箔押し面が湿気を吸い、箔押しの面と箔押しでない紙の面で面積が異なってしまうことが挙げられる。特に湿度の高い日本では反りが顕著になりやすい。

参考

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