プレインズウォーカー、ニコル・ボーラス/Nicol Bolas, Planeswalker

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[[コンフラックス]]で登場した[[グリクシス/Grixis]][[プレインズウォーカー (カード・タイプ)|プレインズウォーカー]][[能力]]は、非[[クリーチャー]][[破壊]][[コントロール (ルール用語)|コントロール]]奪取、[[ニコル・ボーラス/Nicol Bolas|ニコル・ボーラス]]
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[[伝説の]][[エルダー・ドラゴン/Elder Dragon]]にして比類なき[[プレインズウォーカー/Planeswalker]]、ストーリーの黒幕として[[アラーラの断片]]から存在を匂わせていた[[ニコル・ボーラス/Nicol Bolas (ストーリー)|ニコル・ボーラス/Nicol Bolas]]が、第2[[エキスパンション]][[コンフラックス]]にて満を持して登場。
  
[[伝説の]][[エルダー]][[ドラゴン]]であり、プレインズウォーカーの[[ニコル・ボーラス/Nicol Bolas]]が、ストーリーの黒幕として帰って来た。
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[[忠誠度能力]]は、非[[クリーチャー]]である[[パーマネント]][[破壊]]、[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]奪取、強化版[[ニコル・シュート]]。
  
 
;+3能力
 
;+3能力
:構成色の[[青]]・[[黒]]・[[赤]]らしからぬ[[忍び寄るカビ/Creeping Mold]]に似た能力。[[忠誠度]]が3上がるのでメインとして使うことになるだろう。[[対戦相手]]の[[プレインズウォーカー (カード・タイプ)|プレインズウォーカー]]を[[破壊]]するのはもちろん、とりあえず[[土地]]を破壊するのも有効。無条件で[[エンチャント]]を破壊できるというのも本来この構成3色の[[色の役割]]ではできないはずの事であり、見逃せない。忠誠度の上がり幅も3と大きく、相手側に2点以下の[[クロック]]しかない場合は[[パーマネント]]を破壊した上に一方的に忠誠度を増やすことが可能である。
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:後の[[緑]]に登場した[[茨潰し/Bramblecrush]]と同じ能力。構成色の[[青]]・[[黒]]・[[赤]]らしからぬ、汎用性の高い[[除去]]。そのうえ[[忠誠度]]が3も上がるので、メインとして積極的に使うことになるだろう。
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:[[対戦相手]]の[[プレインズウォーカー (カード・タイプ)|プレインズウォーカー]]を[[破壊]]できるのはもちろん、無条件で[[エンチャント]]を破壊できるというのも本来この構成3色の[[色の役割]]ではできないはずの事であり、見逃せない。とりあえず[[土地]]を破壊することで相手の[[マナ基盤]]を揺るがしつつ忠誠度を貯めていくのも有効。
  
 
;-2能力
 
;-2能力
 
:クリーチャーのコントロール奪取。この能力と+3能力により、どんな[[カード・タイプ]]のパーマネントにも対処できる。
 
:クリーチャーのコントロール奪取。この能力と+3能力により、どんな[[カード・タイプ]]のパーマネントにも対処できる。
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:単純な除去より[[ボード・アドバンテージ]]効率がよく、[[戦場]]の状況をあっという間に有利に変えてくれるだろう。ただし戦場に出してすぐに使った場合、ボーラスの忠誠度が[[稲妻/Lightning Bolt]]などの射程内に落ちてしまう点に注意。
  
 
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;-9能力
:[[ニコル・ボーラス/Nicol Bolas]]が持つ能力を意識したもの。7点の[[ダメージ]]、7枚の[[手札破壊]]、7つの[[パーマネント]][[生け贄に捧げる|生け贄に捧げ]]させるという強烈かつ豪快な能力である。大抵の場合、対戦相手の[[手札]]は空になり[[戦場]]も壊滅、そのままゲームエンドになるだろう。
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:[[ニコル・ボーラス/Nicol Bolas]]が持つ能力を意識した、強烈かつ豪快な能力。7点の[[ダメージ]]と大量[[手札破壊]]に加え、さらにパーマネントの[[生け贄に捧げる|生け贄]]まで追加されている。
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:7点もの[[ダメージ]]で即座に[[ライフ]]を0にできる可能性も高いし、そうでなくとも対戦相手の[[手札]]は空になり[[戦場]]も壊滅。ずば抜けた決定力を誇る、文字通り「撃てば勝ち」といえる能力。
  
3[[色]]を含む8[[マナ]]と今までのプレインズウォーカーと比較すると[[重い]]が、どれも強力な[[能力]]を有している。[[残酷な根本原理/Cruel Ultimatum]]を使っている[[デッキ]]ならそのまま入れられるだろう。
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3[[色]]を含む8[[マナ]]と今までのプレインズウォーカーの中でも[[重い|最重量]]だが、それに見合って汎用性、決定力を兼ね備えた[[能力]]が揃っており、1枚で勝負を決めうる[[カード]]である。[[重い|重さ]]と[[色拘束]]から[[積む|積める]][[デッキ]]は限られるものの、マナ基盤を確保できる[[カードプール]]があれば、専用デッキの構築も視野に入れられるスペック。
  
*[[ローウィン]]以前から名前が出ていた[[プレインズウォーカー/Planeswalker|プレインズウォーカー]]としては初の[[プレインズウォーカー (カード・タイプ)|プレインズウォーカー・カード]]である。
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[[構築]]だと、コンフラックスでの登場時は友好3色推奨というおあつらえ向きな環境であったが、同時に比較的[[軽い|軽く]]即効性のある[[残酷な根本原理/Cruel Ultimatum]]が存在しており、[[青黒赤|グリクシスカラー]]の[[デッキ]]を組むにしてもそちらが優先的に採用されることが多かった([[残酷コントロール]])。[[稲妻/Lightning Bolt]]や[[荒廃稲妻/Blightning]]など、プレインズウォーカーの苦手とする軽量[[火力]]が多かったのも向かい風。ただし残酷な根本原理はある程度相手を選ぶため、より汎用性の高いこのカードが残酷な根本原理と共に用いられることもあった。[[思考の大出血/Thought Hemorrhage]]で残酷な根本原理を抜いてくる相手に対するサブプランとしても用いられる。
*スクウェア・エニックスのアーケードゲーム、[http://www.square-enix.co.jp/lov2/ ロードオブヴァーミリオン2]のコラボレーションの一環として、このカードが[http://www.lordofv.com/collaboration/ 使い魔カードとしてゲスト参戦]した。特殊技名は[[残酷な根本原理/Cruel Ultimatum|残酷な根本原理]]
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*[[時のらせん]]以前の時代の、いわゆる「旧世代[[プレインズウォーカー/Planeswalker|プレインズウォーカー]]」としては初の[[プレインズウォーカー (カード・タイプ)|プレインズウォーカー・カード]]である。
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*ほとんどのプレインズウォーカーと異なり、ラストネームが[[プレインズウォーカー・タイプ]]になっている。詳細は[[ボーラス]]を参照。
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*[[デュエルズ・オブ・ザ・プレインズウォーカーズ2013]]および[[基本セット2013]]でキーキャラクターに取り上げられており、[[基本セット]]初の[[多色カード]]として[[再録]]された。
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*[[アジャニvsニコル・ボーラス]]に{{Gatherer|id=266154|新規イラスト}}で収録された。[[Archenemy: Nicol Bolas]]でも新規{{Gatherer|id=430624}}で収録された。
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*このカードのパロディとして[[Nicol Bolas, Plains+Walker]]が2009年[[エイプリル・フール]]に公開された。
  
 
==関連カード==
 
==関連カード==
*[[ニコル・ボーラス/Nicol Bolas]] - プレインズウォーカーになる以前の姿
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{{キャラクターを表すカード/ニコル・ボーラス}}
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===サイクル===
 
===サイクル===
 
{{サイクル/アラーラの断片ブロックのプレインズウォーカー}}
 
{{サイクル/アラーラの断片ブロックのプレインズウォーカー}}
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==参考==
 
==参考==
*[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/arcana/165 壁紙・待受]
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*[http://magic.wizards.com/en/articles/archive/arcana/wallpapers-week-akromalord-pit-and-nicol-bolas-planeswalker-2009-04-10 壁紙]
 
*[[カード個別評価:コンフラックス]] - [[神話レア]]
 
*[[カード個別評価:コンフラックス]] - [[神話レア]]
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*[[カード個別評価:基本セット2013]] - [[神話レア]]
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*[[アジャニvsニコル・ボーラス]]
 
__NOTOC__
 
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2017年12月3日 (日) 08:02時点における版


Nicol Bolas, Planeswalker / プレインズウォーカー、ニコル・ボーラス (4)(青)(黒)(黒)(赤)
伝説のプレインズウォーカー — ボーラス(Bolas)

[+3]:クリーチャーでないパーマネント1つを対象とし、それを破壊する。
[-2]:クリーチャー1体を対象とし、それのコントロールを得る。
[-9]:プレイヤー1人かプレインズウォーカー1体を対象とする。プレインズウォーカー、ニコル・ボーラスはそれに7点のダメージを与える。そのプレイヤーかそのプレインズウォーカーのコントローラーはカードを7枚捨て、その後パーマネントを7つ生け贄に捧げる。

5

伝説のエルダー・ドラゴン/Elder Dragonにして比類なきプレインズウォーカー/Planeswalker、ストーリーの黒幕としてアラーラの断片から存在を匂わせていたニコル・ボーラス/Nicol Bolasが、第2エキスパンションコンフラックスにて満を持して登場。

忠誠度能力は、非クリーチャーであるパーマネント破壊コントロール奪取、強化版ニコル・シュート

+3能力
後のに登場した茨潰し/Bramblecrushと同じ能力。構成色のらしからぬ、汎用性の高い除去。そのうえ忠誠度が3も上がるので、メインとして積極的に使うことになるだろう。
対戦相手プレインズウォーカー破壊できるのはもちろん、無条件でエンチャントを破壊できるというのも本来この構成3色の色の役割ではできないはずの事であり、見逃せない。とりあえず土地を破壊することで相手のマナ基盤を揺るがしつつ忠誠度を貯めていくのも有効。
-2能力
クリーチャーのコントロール奪取。この能力と+3能力により、どんなカード・タイプのパーマネントにも対処できる。
単純な除去よりボード・アドバンテージ効率がよく、戦場の状況をあっという間に有利に変えてくれるだろう。ただし戦場に出してすぐに使った場合、ボーラスの忠誠度が稲妻/Lightning Boltなどの射程内に落ちてしまう点に注意。
-9能力
ニコル・ボーラス/Nicol Bolasが持つ能力を意識した、強烈かつ豪快な能力。7点のダメージと大量手札破壊に加え、さらにパーマネントの生け贄まで追加されている。
7点ものダメージで即座にライフを0にできる可能性も高いし、そうでなくとも対戦相手の手札は空になり戦場も壊滅。ずば抜けた決定力を誇る、文字通り「撃てば勝ち」といえる能力。

3を含む8マナと今までのプレインズウォーカーの中でも最重量だが、それに見合って汎用性、決定力を兼ね備えた能力が揃っており、1枚で勝負を決めうるカードである。重さ色拘束から積めるデッキは限られるものの、マナ基盤を確保できるカードプールがあれば、専用デッキの構築も視野に入れられるスペック。

構築だと、コンフラックスでの登場時は友好3色推奨というおあつらえ向きな環境であったが、同時に比較的軽く即効性のある残酷な根本原理/Cruel Ultimatumが存在しており、グリクシスカラーデッキを組むにしてもそちらが優先的に採用されることが多かった(残酷コントロール)。稲妻/Lightning Bolt荒廃稲妻/Blightningなど、プレインズウォーカーの苦手とする軽量火力が多かったのも向かい風。ただし残酷な根本原理はある程度相手を選ぶため、より汎用性の高いこのカードが残酷な根本原理と共に用いられることもあった。思考の大出血/Thought Hemorrhageで残酷な根本原理を抜いてくる相手に対するサブプランとしても用いられる。

関連カード

サイクル

アラーラの断片ブロックプレインズウォーカー。各断片に1人ずつ配置されている。プレインズウォーカー、ニコル・ボーラス/Nicol Bolas, Planeswalkerのみコンフラックスでの登場で、他はアラーラの断片に収録されている。

ストーリー

詳細はニコル・ボーラス/Nicol Bolas (ストーリー)を参照。

参考

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