フラッシュ
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バリエーションは以下のように様々。多くは[[青]]と[[白]]を含み、[[至高の評決/Supreme Verdict]]や[[スフィンクスの啓示/Sphinx's Revelation]]を採用した[[青白コントロール/スタンダード/イニストラード・ブロック＋ラヴニカへの回帰ブロック期|青白コントロール]]に近い構成を取る。 | バリエーションは以下のように様々。多くは[[青]]と[[白]]を含み、[[至高の評決/Supreme Verdict]]や[[スフィンクスの啓示/Sphinx's Revelation]]を採用した[[青白コントロール/スタンダード/イニストラード・ブロック＋ラヴニカへの回帰ブロック期|青白コントロール]]に近い構成を取る。 | ||
| − | ;青白 | + | ;青白([[#青白型（初期）|*1]])([[#青白型（後期）|*2]]) |
:'''青白フラッシュ'''(''UW Flash'')と呼ばれる[[白青|青白]]2[[色]]のタイプ。 | :'''青白フラッシュ'''(''UW Flash'')と呼ばれる[[白青|青白]]2[[色]]のタイプ。 | ||
| − | :[[環境]] | + | :[[環境]]初期に台頭するも、すぐに後述の青白赤型に取って代わられるようになり、大きく数を減らした。[[燃え立つ大地/Burning Earth]]の登場後は[[基本土地]]を多数採用できるという利点から、再び注目を集めるも、目立った活躍は出来ずに[[ローテーション]]落ちとなった。 |
| − | ;青白赤 | + | ;青白赤([[#青白赤型（ギルド門侵犯後）|*3]])([[#青白赤型（基本セット2014後）|*4]]) |
:'''トリコフラッシュ'''(''UWR Flash'')と呼ばれる[[赤白青|青白赤]]のタイプ。青白型に[[赤]]の[[火力]]などを加えたもので、そちらに代わってフラッシュの主流となった。 | :'''トリコフラッシュ'''(''UWR Flash'')と呼ばれる[[赤白青|青白赤]]のタイプ。青白型に[[赤]]の[[火力]]などを加えたもので、そちらに代わってフラッシュの主流となった。 | ||
:[[ギルド門侵犯]]参入後には[[ボロスの反攻者/Boros Reckoner]]を中心に据えたバージョンが流行。[[エンドカード]]として[[収穫の火/Harvest Pyre]]を1枚[[挿す|挿し]]するものが多く、中にはボロスの反攻者＋[[ボロスの魔除け/Boros Charm]]＋[[アゾリウスの魔除け/Azorius Charm]]（または[[勇壮の時/Moment of Heroism]]）の[[無限ライフ]][[コンボ]]を搭載した特化型も存在する。 | :[[ギルド門侵犯]]参入後には[[ボロスの反攻者/Boros Reckoner]]を中心に据えたバージョンが流行。[[エンドカード]]として[[収穫の火/Harvest Pyre]]を1枚[[挿す|挿し]]するものが多く、中にはボロスの反攻者＋[[ボロスの魔除け/Boros Charm]]＋[[アゾリウスの魔除け/Azorius Charm]]（または[[勇壮の時/Moment of Heroism]]）の[[無限ライフ]][[コンボ]]を搭載した特化型も存在する。 | ||
:[[ドラゴンの迷路]]からは[[変化+点火/Turn+Burn]]や[[戦導者のらせん/Warleader's Helix]]を獲得した。 | :[[ドラゴンの迷路]]からは[[変化+点火/Turn+Burn]]や[[戦導者のらせん/Warleader's Helix]]を獲得した。 | ||
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| − | :'''バントフラッシュ'''(''Bant Flash'')と呼ばれる[[緑白青|青白緑]]のタイプ。ドラゴンの迷路で[[ワームの到来/Advent of the Wurm]]が登場したことで成立した。[[サイドボード]]に[[復活の声/Voice of Resurgence]] | + | :'''バントフラッシュ'''(''Bant Flash'')と呼ばれる[[緑白青|青白緑]]のタイプ。ドラゴンの迷路で[[ワームの到来/Advent of the Wurm]]が登場したことで成立した。[[サイドボード]]に[[復活の声/Voice of Resurgence]]を搭載出来るため、同系などに有利な反面、環境に多数存在している[[スラーグ牙/Thragtusk]]を効果的に対処する手段に乏しいという弱点がある。 |
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| − | :'''エスパーフラッシュ'''(''Esper Flash'')と呼ばれる[[白青黒|青白黒]]のタイプ。[[青白黒コントロール#イニストラード・ブロック＋ラヴニカへの回帰ブロック期|エスパーコントロール]] | + | :'''エスパーフラッシュ'''(''Esper Flash'')と呼ばれる[[白青黒|青白黒]]のタイプ。[[青白黒コントロール#イニストラード・ブロック＋ラヴニカへの回帰ブロック期|エスパーコントロール]]との明確に区別しにくいためか、この呼称が使用されることは少ないが、一般的には[[プレインズウォーカー (カード・タイプ)|プレインズウォーカー]]が少なめで修復の天使を複数採用しているものがこれに当たる。 |
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| − | :'''RUG Flash'''と呼ばれる[[青赤緑]]のタイプ。[[ウルフィーの報復者/Wolfir Avenger]]や[[自然の伝令、イェヴァ/Yeva, Nature's Herald]]、イェヴァからインスタント・タイミングで出すことができる[[高原の狩りの達人/Huntmaster of the Fells]]などが採用される。 | + | :'''RUG Flash'''と呼ばれる[[青赤緑]]のタイプ。[[ウルフィーの報復者/Wolfir Avenger]]や[[自然の伝令、イェヴァ/Yeva, Nature's Herald]]、イェヴァからインスタント・タイミングで出すことができる[[高原の狩りの達人/Huntmaster of the Fells]]などが採用される。[[デッキ]]のほとんどが[[インスタント]]や[[瞬速]]持ちで構成されているため、[[変身]]を繰り返すことで[[アドバンテージ]]を稼ぎやすい構成になっている。 |
*トリコフラッシュと同環境の'''トリコトラフト'''(''UWR Geist'')は共通するパーツが多く、まとめて扱われることもある。比較すると、あちらは[[聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft]]を[[メインデッキ]]から採用しているなど攻撃的・[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウン]]的な要素が強く、こちらは[[全体除去]]をメインデッキから採用しているなど防御的・[[コントロール (デッキ)|コントロール]]的な要素が強い。[[トリコトラフト]]も参照。 | *トリコフラッシュと同環境の'''トリコトラフト'''(''UWR Geist'')は共通するパーツが多く、まとめて扱われることもある。比較すると、あちらは[[聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft]]を[[メインデッキ]]から採用しているなど攻撃的・[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウン]]的な要素が強く、こちらは[[全体除去]]をメインデッキから採用しているなど防御的・[[コントロール (デッキ)|コントロール]]的な要素が強い。[[トリコトラフト]]も参照。 | ||
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| − | *[[原形質捉え/Plasm Capture]]を採用することで、早期の[[プレインズウォーカー]]の設置や巨大な[[スフィンクスの啓示/Sphinx's Revelation]]を狙っており、大技を好む清水氏らしい構築である。 | + | *[[原形質捉え/Plasm Capture]]を採用することで、早期の[[プレインズウォーカー (カード・タイプ)|プレインズウォーカー]]の設置や巨大な[[スフィンクスの啓示/Sphinx's Revelation]]を狙っており、大技を好む清水氏らしい構築である。 |
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2014年4月9日 (水) 18:33時点における版
フラッシュ(Flash)は、ラヴニカへの回帰参入後のスタンダード環境に存在するクロック・パーミッションデッキ。デッキ名はキーワード能力の瞬速/Flashに由来する。
目次 |
概要
Restoration Angel / 修復の天使 (３)(白)
クリーチャー — 天使(Angel)
クリーチャー — 天使(Angel)
瞬速
飛行
修復の天使が戦場に出たとき、あなたがコントロールする天使(Angel)でないクリーチャー１体を対象とする。あなたはそれを追放し、その後そのカードをあなたのコントロール下で戦場に戻してもよい。
瞬唱の魔道士/Snapcaster Mageや修復の天使/Restoration Angelなどの瞬速を持つクリーチャーと大量のインスタント呪文で構成される、一貫したインスタント・タイミング性を持つデッキである。隙を作らずにクロックを展開し、それをカウンターやバウンスでサポートするのが基本的な動き。
バリエーションは以下のように様々。多くは青と白を含み、至高の評決/Supreme Verdictやスフィンクスの啓示/Sphinx's Revelationを採用した青白コントロールに近い構成を取る。
- 青白(*1)(*2)
- 青白フラッシュ(UW Flash)と呼ばれる青白2色のタイプ。
- 環境初期に台頭するも、すぐに後述の青白赤型に取って代わられるようになり、大きく数を減らした。燃え立つ大地/Burning Earthの登場後は基本土地を多数採用できるという利点から、再び注目を集めるも、目立った活躍は出来ずにローテーション落ちとなった。
- 青白赤(*3)(*4)
- トリコフラッシュ(UWR Flash)と呼ばれる青白赤のタイプ。青白型に赤の火力などを加えたもので、そちらに代わってフラッシュの主流となった。
- ギルド門侵犯参入後にはボロスの反攻者/Boros Reckonerを中心に据えたバージョンが流行。エンドカードとして収穫の火/Harvest Pyreを1枚挿しするものが多く、中にはボロスの反攻者＋ボロスの魔除け/Boros Charm＋アゾリウスの魔除け/Azorius Charm（または勇壮の時/Moment of Heroism）の無限ライフコンボを搭載した特化型も存在する。
- ドラゴンの迷路からは変化+点火/Turn+Burnや戦導者のらせん/Warleader's Helixを獲得した。
- 青白緑(*5)
- バントフラッシュ(Bant Flash)と呼ばれる青白緑のタイプ。ドラゴンの迷路でワームの到来/Advent of the Wurmが登場したことで成立した。サイドボードに復活の声/Voice of Resurgenceを搭載出来るため、同系などに有利な反面、環境に多数存在しているスラーグ牙/Thragtuskを効果的に対処する手段に乏しいという弱点がある。
- 青白黒(*6)
- エスパーフラッシュ(Esper Flash)と呼ばれる青白黒のタイプ。エスパーコントロールとの明確に区別しにくいためか、この呼称が使用されることは少ないが、一般的にはプレインズウォーカーが少なめで修復の天使を複数採用しているものがこれに当たる。
- 青赤緑(*7)
- RUG Flashと呼ばれる青赤緑のタイプ。ウルフィーの報復者/Wolfir Avengerや自然の伝令、イェヴァ/Yeva, Nature's Herald、イェヴァからインスタント・タイミングで出すことができる高原の狩りの達人/Huntmaster of the Fellsなどが採用される。デッキのほとんどがインスタントや瞬速持ちで構成されているため、変身を繰り返すことでアドバンテージを稼ぎやすい構成になっている。
- トリコフラッシュと同環境のトリコトラフト(UWR Geist)は共通するパーツが多く、まとめて扱われることもある。比較すると、あちらは聖トラフトの霊/Geist of Saint Traftをメインデッキから採用しているなど攻撃的・ビートダウン的な要素が強く、こちらは全体除去をメインデッキから採用しているなど防御的・コントロール的な要素が強い。トリコトラフトも参照。
- 瞬速クリーチャーを活かしたクロック・パーミッションという思想は、かつてのフェアリーデッキに通ずるものがある。
サンプルレシピ
青白型（後期）
- 備考
- グランプリワルシャワ13 第10位 （参考）
- 使用者：Mattia Kirchler
- フォーマット
| Azorius Flash [1] | |||||||||||||||||||||||
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青白型（初期）
- 備考
- グランプリチャールストン12 ベスト8 （参考）
- 使用者：Gerry Thompson
- フォーマット
- 青白のタイプ。
青白赤型（ギルド門侵犯後）
- 備考
- プロツアー「ギルド門侵犯」 準優勝 （参考/参考）
- 使用者：Joel Larsson
- フォーマット
| UWR Flash [3] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- ギルド門侵犯参入後の青白赤のタイプ。
- ボロスの反攻者を中心とする構成で、冒涜の行動/Blasphemous Actや上記の無限コンボが搭載されている。
青白赤型（基本セット2014後）
- 備考
- グランプリカルガリー13 優勝 （参考）
- 使用者：Alexander Hayne
- フォーマット
| UWR Flash [4] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 基本セット2014参入後の青白赤のタイプ。
青白緑
- 備考
- グランプリ北九州13 第49位 （参考）
- 使用者：清水直樹
- フォーマット
| Bant Flash [5] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 原形質捉え/Plasm Captureを採用することで、早期のプレインズウォーカーの設置や巨大なスフィンクスの啓示/Sphinx's Revelationを狙っており、大技を好む清水氏らしい構築である。
青白黒
- 備考
- グランプリ北九州13 第67位 （参考）
- 使用者：山本明聖
- フォーマット
| Esper Flash [6] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 修復の天使/Restoration Angelとの組み合わせが強力な生命散らしのゾンビ/Lifebane Zombieの採用が特徴的。
青赤緑
- 備考
- 2013/4/14 StarCityGames.com Standard Open Milwaukee 第3位 （参考）
- 使用者：Jeff Hoogland
- フォーマット
| RUG Flash [7] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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参考
- The Geist Effect, and the Variations of UWR（Daily MTG、プロツアー「ギルド門侵犯」カバレージ、文：Nate Price）
- Video Deck Tech: 'Reckoner Control' Deck Tech with Gerry Thompson（同上、プロツアー「ギルド門侵犯」カバレージ）
- クロック・パーミッション
- 青白コントロール
- トリコロール
- デッキ集
