ニコル・ボーラス/Nicol Bolas (ストーリー)

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
(9人の利用者による、間の47版が非表示)
2行: 2行:
  
 
==概略==
 
==概略==
ニコル・ボーラスを含む[[エルダー・ドラゴン/Elder Dragon]]の由来は、レジェンドのデザイナーである[[Steve Conard]]の[[ダンジョンズ&ドラゴンズ]]のキャンペーンに登場する[[ドラゴン]]である。ニコル・ボーラスはその中で最古老の2万歳のドラゴンと設定されていた。レジェンドのエルダー・ドラゴンは当時の人気カードであり、中でもニコル・ボーラスは[[サイクル]]5種中で唯一競技で実績(→[[ニコル・シュート]])を残したカードであったためか、[[スタンダード]][[環境]]から姿を消した後でもファンサイトや公式記事で度々一番のお気に入りカードまたはキャラクターとして名前を挙げられている(例:Brian David-Marshallの[http://archive.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/twtw/23 One Last Look]参照)。
+
ニコル・ボーラスを含む[[エルダー・ドラゴン/Elder Dragon]]の由来は、レジェンドのデザイナーである[[Steve Conard]]の[[ダンジョンズ&ドラゴンズ]]のキャンペーンに登場する[[ドラゴン]]である。ニコル・ボーラスはその中で最古老の2万歳のドラゴンと設定されていた。レジェンドのエルダー・ドラゴンは当時の人気カードであり、中でもニコル・ボーラスは[[サイクル]]5種中で唯一[[トーナメント]]で実績(→[[ニコル・シュート]])を残したカードであったためか、[[スタンダード]][[環境]]から姿を消した後でもファンサイトや公式記事で度々一番のお気に入りカードまたはキャラクターとして名前を挙げられている(例:Brian David-Marshallの[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/week-was/one-last-look-2009-01-29 One Last Look]参照)。
  
ストーリーでは、レジェンドの登場人物を中心に据えたレジェンドサイクル2小説三部作([[Assassin's Blade]]、[[Emperor's Fist]]、[[Champion's Trial]])では悪玉として大きく取り上げられた。その後、[[時のらせんブロック]]のストーリーで再登場した際も重要な役どころを担い、[[時のらせん]]の[[タイムシフト]]枠で[[再録]]された。[[コレクター]]向けセットの[[From the Vault:Dragons]]では新規イラストと[[フレイバー・テキスト]]も加えられて収録され、[[アラーラの断片ブロック]]のストーリーでも世界の命運を左右する悪役として暗躍。[[コンフラックス]]では[[プレインズウォーカー (カード・タイプ)|プレインズウォーカー・カード]]版で再び[[カード]]化され、煽り文句「A Force of Ancient Evil Has Returned.」と[http://archive.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/arcana/1739 ニコル・ボーラスに対峙する4人のプレインズウォーカーのイラスト]で黒幕がいよいよ登場といった宣伝がされた。
+
ストーリーでは、レジェンドの登場人物を中心に据えたレジェンドサイクル2小説三部作([[Assassin's Blade]]、[[Emperor's Fist]]、[[Champion's Trial]])では悪玉として大きく取り上げられた。その後、[[時のらせんブロック]]のストーリーで再登場した際も重要な役どころを担い、[[時のらせん]]の[[タイムシフト]]枠で[[再録]]された。[[コレクター]]向けセットの[[From the Vault:Dragons]]では新規[[絵|イラスト]]と[[フレイバー・テキスト]]も加えられて収録され、[[アラーラの断片ブロック]]のストーリーでも世界の命運を左右する悪役として暗躍。[[コンフラックス]]では[[プレインズウォーカー (カード・タイプ)|プレインズウォーカー・カード]]版で再び[[カード]]化され、煽り文句「''A Force of Ancient Evil Has Returned.''」と[http://archive.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/arcana/1739 ニコル・ボーラスに対峙する4人のプレインズウォーカーのイラスト]で黒幕がいよいよ登場といった宣伝がされた。
  
 
[[基本セット2013]]でもキービジュアルとして大きく取り上げている。また、同時展開を行っている[[デュエルズ・オブ・ザ・プレインズウォーカーズ2013]]ではラスボス役を務めた。特に彼が使う2周目の[[デッキ]]では3種類の[[Mox]]をそれぞれ4枚[[積む|積んで]]いるという凶悪ぶりを見せている。
 
[[基本セット2013]]でもキービジュアルとして大きく取り上げている。また、同時展開を行っている[[デュエルズ・オブ・ザ・プレインズウォーカーズ2013]]ではラスボス役を務めた。特に彼が使う2周目の[[デッキ]]では3種類の[[Mox]]をそれぞれ4枚[[積む|積んで]]いるという凶悪ぶりを見せている。
  
公式ソースでは名前を「ボーラス/Bolas」と略されるのが常である。ただ、「ニコル/Nicol」と呼ぶユーザーも決して少なくない。これは日本に限った傾向ではなく、海外のファンサイトや公式サイトにおけるメール紹介などでも見ることができる。
+
公式ソースでは名前を「ボーラス/Bolas」と略されるのが常である。ただ、「ニコル/Nicol」と呼ぶ[[プレイヤー]]も決して少なくない。これは日本に限った傾向ではなく、海外のファンサイトや公式サイトにおけるメール紹介などでも見ることができる。
*英語では名前を略するときはファーストネームを使うのが普通であるのに「ボーラス/Bolas」を使う理由は「ボーラス様のようなお方を気軽にファーストネームで呼ぶなんて恐れ多い」ということのようだ。[[プレインズウォーカー・タイプ]]も例外的にファーストネームではなくボーラス(Bolas)になっている。<ref>[http://archive.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/stf/156 The Feedbackening 2011]/[http://mtg-jp.com/reading/translated/stf/001974/ フィードバック2011]</ref>
+
*英語では名前を略するときはファーストネームを使うのが普通であるのに「ボーラス/Bolas」を使う理由は「ボーラス様のようなお方を気軽にファーストネームで呼ぶなんて恐れ多い」ということのようだ。[[プレインズウォーカー・タイプ]]も例外的にファーストネームではなくボーラス(Bolas)になっている。<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/savor-flavor/feedbackening-2011-2011-08-17 The Feedbackening 2011]/[https://mtg-jp.com/reading/stf/0004330/ フィードバック2011]</ref>
 +
*スクウェア・エニックスのアーケードゲーム、[[ロードオブヴァーミリオン|ロードオブヴァーミリオンII]]のコラボレーションの一環として、ボーラスが[http://www.lordofv.com/collaboration/mtg.html 使い魔カードとしてゲスト参戦]した。特殊技名は[[残酷な根本原理/Cruel Ultimatum|残酷な根本原理(クルーエル・ウルティメイタム)]]。
 +
*[[ウィザーズ・オブ・ザ・コースト]]の[[トレーディングカードゲーム]]である[[デュエル・マスターズ]]において、コラボレーション・カードが作られた([http://mtg-jp.com/reading/special/0016318/ 参考])。
  
 
==解説==
 
==解説==
 
最年長の[[エルダー・ドラゴン/Elder Dragon]]で、[[ドミナリア/Dominaria]]の最強かつ最古と称される邪悪な[[プレインズウォーカー/Planeswalker]]。男性。天才的な頭脳、大魔術師級の魔法、[[多元宇宙/Multiverse]]に広がる知識と[[マナ]]の蓄え、悪魔的な狡猾さ、そして力への飢えを併せ持っている。ボーラスにとって全知全能が究極の目的である。
 
最年長の[[エルダー・ドラゴン/Elder Dragon]]で、[[ドミナリア/Dominaria]]の最強かつ最古と称される邪悪な[[プレインズウォーカー/Planeswalker]]。男性。天才的な頭脳、大魔術師級の魔法、[[多元宇宙/Multiverse]]に広がる知識と[[マナ]]の蓄え、悪魔的な狡猾さ、そして力への飢えを併せ持っている。ボーラスにとって全知全能が究極の目的である。
  
数々の称号・異名を持っており、ドミナリア最古の悪(Dominaria's most ancient evil)、ボーラス皇帝(Emperor Bolas)、龍師範(Sensei Ryu)、全ドラゴンの神王にして父(the god-king and Father of All Dragons)、偉大なるドラゴン(Great Dragon)、世界の暴君(Tyrant of Worlds)、マジック界における究極の悪の黒幕(Magic's ultimate evil mastermind)などはその一部に過ぎない。
+
数々の称号・異名を持っており、ドミナリア最古の悪(Dominaria's most ancient evil)、ボーラス皇帝(Emperor Bolas)、龍師範(Sensei Ryu)、全ドラゴンの神王にして父(the god-king and Father of All Dragons)、偉大なるドラゴン(Great Dragon)、世界の暴君(Tyrant of Worlds)、[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]界における究極の悪の黒幕(Magic's ultimate evil mastermind)などはその一部に過ぎない。
  
 
===最後のエルダー・ドラゴン===
 
===最後のエルダー・ドラゴン===
20行: 22行:
  
 
===ドミナリア最古のプレインズウォーカー===
 
===ドミナリア最古のプレインズウォーカー===
ニコル・ボーラスは[[時のらせんブロック]]の時代[[AR]]46世紀の2万5千年前([[ウルザ/Urza]]誕生のおよそ2万年前)に誕生した最古のドミナリアのプレインズウォーカーとされる。その5千年後、マダラの西沖でドミナリア初となるプレインズウォーカー同士の戦いが行われた。一方はニコル・ボーラスであり、相手は悪魔的な[[リバイアサン]]のプレインズウォーカー。戦いは丸1ヶ月にも及び、敵の精神を紙のように引き裂いたボーラスの勝利となった。ボーラスは敵の躯を喰らって更に強大な力を手にし、外の世界を征服するためドミナリアから旅立った。この戦いの結果、戦場跡にはドミナリア最初の時の裂け目が生じており、ボーラスはそこに[[鉤爪の門/Talon Gates (次元カード)|鉤爪の門/Talon Gates]]を遺した。<ref>[[Future Sight]]</ref>
+
ニコル・ボーラスは[[時のらせんブロック]]の時代[[AR]]46世紀の2万5千年前([[ウルザ/Urza]]誕生のおよそ2万年前)に誕生した最古のドミナリアのプレインズウォーカーとされる。その5千年後、マダラの西沖でドミナリア初となるプレインズウォーカー同士の戦いが行われた。一方はニコル・ボーラスであり、相手は悪魔的な[[リバイアサン]]のプレインズウォーカー。戦いは丸1ヶ月にも及び、敵の精神を紙のように引き裂いたボーラスの勝利となった。ボーラスは敵の躯を喰らって更に強大な力を手にし、外の世界を征服するためドミナリアから旅立った。この戦いの結果、戦場跡にはドミナリア最初の[[時の裂け目/Rift]]が生じており、ボーラスはそこに[[鉤爪の門/Talon Gates (次元カード)|鉤爪の門/Talon Gates]]を遺した。<ref>[[Future Sight]]</ref>
  
 
*小説[[Alara Unbroken]]では2万歳とされており設定に5千年の食い違いがある。[[プレインズウォーカーの灯/Planeswalker's Spark]]の変質によって、ボーラスの知識や力が失われたことが原因か、単なる校正漏れかは不明。
 
*小説[[Alara Unbroken]]では2万歳とされており設定に5千年の食い違いがある。[[プレインズウォーカーの灯/Planeswalker's Spark]]の変質によって、ボーラスの知識や力が失われたことが原因か、単なる校正漏れかは不明。
  
 
===容姿とシェイプシフター===
 
===容姿とシェイプシフター===
基本的にはドラゴンの姿をとっているが、姿を変えられる能力を持つため、各種イラストや小説の描写には大小様々な差異がある。ボーラスはシェイプシフターとも称されており、灯の変質によってプレインズウォーカーが変身能力を失った後でさえ、人間の少年に姿を変える能力を持っている。
+
基本的にはドラゴンの姿をとっているが、姿を変えられる能力を持つため、各種イラストや小説の描写には大小様々な差異がある。ボーラスは[[多相の戦士|シェイプシフター]]とも称されており、灯の変質によってプレインズウォーカーが変身能力を失った後でさえ、人間の少年に姿を変える能力を持っている。
  
レジェンドで描かれた{{Gatherer|id=1672|オリジナルのイラスト}}は緑味がかった肌、2本の上向きに弧を描く角、褐色のコウモリのような翼、顔はドラゴンと類人猿両方の特徴を備え、首は短く、体つきはほぼ人型で、手の指は少なくとも4本あり、椅子に腰掛け書物を読んでいる。カードのデータからプレインズウォーカーとなる前の姿と考えられる。
+
レジェンドで描かれた{{Gatherer|id=1672|オリジナルのイラスト}}は緑味がかった肌、2本の上向きに弧を描く角、褐色のコウモリのような翼、顔はドラゴンと類人猿両方の特徴を備え、首は短く、体つきはほぼ人型で、手の指は少なくとも4本あり、椅子に腰掛け書物を読んでいる。カードのデータからプレインズウォーカーとなる前の姿と考えられる。時のらせんブロックの各小説の描写はレジェンド版のイラストとほぼ合致する。イラストで閉じている目は黄色とされる。
  
[http://archive.wizards.com/magic/magazine/Article.aspx?x=mtgcom/feature/469b Sneak Peek: From the Vault: Dragons]によると、[[From the Vault:Dragons]]版の{{Gatherer|id=178020}}はプレインズウォーカー前の若くしなやかなボーラスとされる。レジェンド版よりも典型的なドラゴンの姿で、コンフラックス以降のイラストと共通点も多い。小説情報を考慮すると、この時点では少なくとも5千歳を越えてはいない。
+
[http://archive.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtgcom/feature/469b Sneak Peek: From the Vault: Dragons]によると、[[From the Vault:Dragons]]版の{{Gatherer|id=178020}}はプレインズウォーカー前の若くしなやかなボーラスとされる。レジェンド版よりも典型的なドラゴンの姿で、コンフラックス以降のイラストと共通点も多い。小説情報を考慮すると、この時点では少なくとも5千歳を越えてはいない。
  
時のらせんブロックの各小説の描写はレジェンド版のイラストとほぼ合致する。イラストで閉じている目は黄色とされる。身長を30フィート(約9m)から15フィート(約4.5m)に縮めたり、皮膚や筋肉、内臓が腐れ落ちたかのような姿に見せかけることも可能。[[Future Sight]]では首が長いとも書かれている。
+
コンフラックス以降では、ボーラスの{{Gatherer|id=179441}}はFrom the Vault:Dragons版の流れを汲んだ姿でカードやコミック、広告などに描かれている。特にボーラスに特徴的とされるのは、黄金に輝く胴体、巨大な翼、S字状に湾曲した角、角の間に浮かぶ神秘的な卵、暴力的な鉤爪と尻尾などである。その大きさや詳細は変身能力や幻惑の魔法によって自由自在であり、身長を30フィート(約9m)から15フィート(約4.5m)に縮めたり、皮膚や筋肉、内臓が腐れ落ちたかのような姿に見せかけることも可能。[[Future Sight]]では首が長いとも書かれている。
  
コンフラックス以降では、ボーラスの{{Gatherer|id=179441}}はFrom the Vault:Dragons版の流れを汲んだ姿でカードやコミック、広告などに描かれている。その一方で、小説ではレジェンド版イラストを想起させる描写が差し込まれてもいる。例えば、[[Alara Unbroken]]では人間のように直立して歩くといった風である。変身能力も健在で、掌編[http://archive.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/stf/34 目前に迫る戦争/The Face of War]では黒髪の少年の姿になっている<ref>[[アラーラの断片サイクルのその他のキャラクター#少年 (1)|少年 (1)]]、[[アラーラの断片サイクルのその他のキャラクター#少年 (2)|少年 (2)]]、[[アラーラの断片サイクルのその他のキャラクター#少年 (3)|少年 (3)]]</ref>。
+
一方で、その所作に関してはレジェンド版イラストを想起させる描写が差し込まれている。例えば[[Alara Unbroken]]では人間のように直立して歩く、器用に手を使ってアーティファクトを操作するといった風である。変身能力も健在で、掌編[http://archive.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/stf/34 目前に迫る戦争/The Face of War]では黒髪の少年の姿になっている<ref>[[アラーラの断片サイクルのその他のキャラクター#少年 (1)|少年 (1)]]、[[アラーラの断片サイクルのその他のキャラクター#少年 (2)|少年 (2)]]、[[アラーラの断片サイクルのその他のキャラクター#少年 (3)|少年 (3)]]</ref>。
  
 
===実力===
 
===実力===
39行: 41行:
  
 
====灯の変質====
 
====灯の変質====
[[時のらせんブロック]]で時の裂け目の大修復が完了したことで、[[プレインズウォーカーの灯/Planeswalker's Spark]]の性質が変化した。不老ではなくなり、食事や水、睡眠、呼吸も必要とするようになり、自在に姿も変えられず、以前ほど強靭ではなくなって、魔力も限られてしまった。これはボーラスも例外ではなく、知識や力は非常に弱まってしまい全知全能からは程遠い存在に成り果ててしまっている。そこで、ボーラスはかつての姿を取り戻すため慎重に陰謀を張り巡らしている(→[[#アラーラ]])。
+
[[時のらせんブロック]]で時の裂け目の[[大修復/The Mending]]が完了したことで、[[プレインズウォーカーの灯/Planeswalker's Spark]]の性質が変化した。不老ではなくなり、食事や水、睡眠、呼吸も必要とするようになり、自在に姿も変えられず、以前ほど強靭ではなくなって、魔力も限られてしまった。これはボーラスも例外ではなく、知識や力は非常に弱まってしまい全知全能からは程遠い存在に成り果ててしまっている。そこで、ボーラスはかつての姿を取り戻すため慎重に陰謀を張り巡らしている(→[[#アラーラ]])。
  
 
===支配力===
 
===支配力===
45行: 47行:
  
 
====マダラ帝国====
 
====マダラ帝国====
'''マダラ帝国'''/''Madaran Empire''はドミナリアの[[ジャムーラ/Jamuraa]]大陸南東部に存在した帝国。ボーラスは皇帝として君臨し、[[青黒赤]]の3色マナに富むこの土地からマナを度々回収していた。[[Tetsuo Umezawa|テツオ・ウメザワ/Tetsuo Umezawa]]の手で崩壊し、その際にボーラス自身も一度命を落とす。
+
[[マダラ帝国/Madaran Empire]]はドミナリアの[[ジャムーラ/Jamuraa]]大陸南西部に存在した帝国。ボーラスは皇帝として君臨し、[[青黒赤]]の3色マナに富むこの土地からマナを度々回収していた。[[Tetsuo Umezawa|テツオ・ウメザワ/Tetsuo Umezawa]]の手で崩壊し、その際にボーラス自身も一度命を落とす。
  
 
====ボーラスの瞑想領土====
 
====ボーラスの瞑想領土====
74行: 76行:
  
 
*ウェブコミックでは単に「Consortium」の形で「共同体」と訳されている。
 
*ウェブコミックでは単に「Consortium」の形で「共同体」と訳されている。
 +
 +
====[[アモンケット/Amonkhet]]====
 +
大修復の前後([[アモンケット・ブロック]]の約60年前)にボーラスはこの次元を急襲し、[[神#アモンケット・ブロック|八柱の神々]]を討って傀儡とした。知的種族の大人は死体も残さず皆殺しにし、子供達には偽りの伝統と名誉を与え、この次元を大きく捻じ曲げてしまった。数世代に1人の英雄を選び出す試練の儀式は、多くの若者に蓋世の英雄/The worthyとしての死を求める不断の要求となった。自身は神々の中の王たる王神/God-Pharaoh、角ある御方/The Horned Oneと名乗り、征服の証として世界の随所――階段の手すりから地平線の彼方まで――その二本角で飾り立てた。
 +
 +
その全ては、蓋世の英雄たちを復活させ、[[永遠衆/Eternal]]と呼ばれる優秀な[[ゾンビ]]の軍勢として刈り取るためであった。
  
 
==経歴==
 
==経歴==
83行: 90行:
  
 
===レジェンドサイクル2===
 
===レジェンドサイクル2===
女帝の支配するマダラ帝国を乗っ取り、絶対的な権力を誇る皇帝として君臨。
+
[[ドミナリア/Dominaria]]が[[ジャムーラ/Jamuraa]]大陸のマダラ帝国を乗っ取り、絶対的な権力を誇る皇帝として君臨。
  
数世紀の統治後、マダラ帝国は崩壊しボーラスが瞑想領土で死亡する。これは氷河期(2934AR)よりも後で[[ファイレクシア/Phyrexia]]の侵略戦争(4205AR)よりも前、かつ[[神河ブロック]]よりも後の時代の出来事である。
+
数世紀の統治後、叛臣[[Tetsuo Umezawa|テツオ・ウメザワ]]によって帝国の国土の大部分を破壊される。この頃のボーラスは絶大な力を持つあまり常にマナを得なければ全力を発揮できなかったため、大破壊により突如マナの源を失ったボーラスは大きく弱体化。瞑想領土にてテツオと戦うも殺されてしまう。
 +
*これは[[ファイレクシア/Phyrexia]]の侵略戦争(4205AR)よりも前、かつ[[神河ブロック]]よりもかなり後の時代の出来事である。
  
===時のらせん===
+
死後数十年をかけてボーラスの精神は蘇る。しかし、肉体は無く幽霊の様な影あるいは残留思念に過ぎず、マダラの地に封じられ、[[久遠の闇/Blind Eternities]]に脱出もできない。ボーラスは、怨敵ウメザワの血統が子孫を残し、かつての帝国が[[ネコルーの女王、ワシトラ/Wasitora, Nekoru Queen#ストーリー|ネコルー/Nekoru]]の支配領域へと変わっていく様を眺めているしかなかった。しかしながらその野心と知識欲は衰えず、幽体の身のままで様々な知識を学び、いつの日か訪れる復活の日に備えていた。
死後数十年をかけてボーラスの精神は蘇る。しかし、肉体は無く幽霊の様な影あるいは残留思念に過ぎず、マダラの地に封じられ、[[久遠の闇/Blind Eternities]]に脱出もできない。ボーラスは、怨敵ウメザワの血統が子孫を残し、かつての帝国がNekoru(猫竜)の支配領域へと変わっていく様を眺めているしかなかった。
+
  
数百年後のAR46世紀。ボーラスが封じられた空間(瞑想領土か)に[[ジョイラ/Jhoira]]、[[ラーダ/Radha]]、[[ヴェンセール/Venser]]、Aprem(アプレム)、Dassene(ダッセン)、コラス/Corus、Skive(スカイヴ)ら7人が迷い込む。ボーラスはSensei Ryu(龍師範)と名乗り、言葉巧みにヴェンセールの灯を操って、実体を備えた存在として復活を遂げる。
+
===時のらせん===
 +
AR46世紀。ボーラスが封じられた空間に[[ジョイラ/Jhoira]]、[[ラーダ/Radha]]、[[ヴェンセール/Venser]]、Aprem(アプレム)、Dassene(ダッセン)、コラス/Corus、Skive(スカイヴ)ら7人が迷い込む。ボーラスはSensei Ryu(龍師範)と名乗り、言葉巧みにヴェンセールの灯を操って、実体を備えた存在として復活を遂げる。
  
 
ボーラスは正体を明かし、新たな灯を宿したラーダとヴェンセールに対し支配下に入れと迫る。この仲間の窮地に[[テフェリー/Teferi]]が駆けつけ、ボーラスとの決闘が始まる。老獪なボーラスはテフェリーを倒し、アプレムの命を奪うが、ラーダとヴェンセールの殺されても従わないという強い決意に一端要求を取り下げる。
 
ボーラスは正体を明かし、新たな灯を宿したラーダとヴェンセールに対し支配下に入れと迫る。この仲間の窮地に[[テフェリー/Teferi]]が駆けつけ、ボーラスとの決闘が始まる。老獪なボーラスはテフェリーを倒し、アプレムの命を奪うが、ラーダとヴェンセールの殺されても従わないという強い決意に一端要求を取り下げる。
99行: 107行:
 
フレイバー・テキストに登場するも小説[[Planar Chaos]]には登場していない。[http://archive.wizards.com/magic/magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0409 Card of the Day - 2009/4/7]によると、ボーラスの多元宇宙中への多大な影響力を示した上で、ストーリーで言及なくフレイバー・テキストのみの登場であっても、それは驚きではないと補足されている。
 
フレイバー・テキストに登場するも小説[[Planar Chaos]]には登場していない。[http://archive.wizards.com/magic/magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0409 Card of the Day - 2009/4/7]によると、ボーラスの多元宇宙中への多大な影響力を示した上で、ストーリーで言及なくフレイバー・テキストのみの登場であっても、それは驚きではないと補足されている。
  
小説[[Time Spiral]]から[[Future Sight]]に再登場するまでのこの期間に少なくとも、ドミナリア以外の次元(おそらく神河)において夜陰明神を追い詰め、(殺害までには至らなかったが)複製でない「本物の夜陰の仮面」を奪い取っている。また多元宇宙の調査も行っており、同時にアラーラを利用した陰謀に手をつけ始めていたと考えられる。
+
小説[[Time Spiral]]から[[Future Sight]]に再登場するまでのこの期間に少なくとも、ドミナリア以外の次元(おそらく神河)において夜陰明神を追い詰め、(殺害までには至らなかったが)複製でない「本物の夜陰の仮面」を奪い取っている。また多元宇宙の調査も行っており、同時にアラーラやアモンケットを利用した陰謀に手をつけ始めていたと考えられる。
  
 
===未来予知===
 
===未来予知===
113行: 121行:
 
[[アラーラの断片]]および[[A Planeswalker's Guide to Alara]]ではボーラスは表舞台には出ずに存在を匂わせたのみである。
 
[[アラーラの断片]]および[[A Planeswalker's Guide to Alara]]ではボーラスは表舞台には出ずに存在を匂わせたのみである。
  
===求道者の転落===
+
===求道者の転落/The Seeker's Fall===
 
プレインズウォーカーに覚醒した直後のテゼレットが偶発的にグリクシスにプレインズウォークして来た際、ニコル・ボーラスはテゼレットの前に出現し、服従を迫った。
 
プレインズウォーカーに覚醒した直後のテゼレットが偶発的にグリクシスにプレインズウォークして来た際、ニコル・ボーラスはテゼレットの前に出現し、服従を迫った。
  
124行: 132行:
 
断片から大渦へのマナ経路を結ぶためには[[オベリスク]]の起動が必要であった。[[ジャンドのオベリスク/Obelisk of Jund|ジャンドのオベリスク]]はラッカ・マーの手引きで起動に成功するが、バントのグヮファ・ハジードは完遂できずに捕縛される。サルカン・ヴォルはオベリスク起動に協力したことから、ラッカ・マーを通じてボーラスに謁見し配下となる。サルカンはカルモット求道団と共に[[エスパーのオベリスク/Obelisk of Esper|エスパーのオベリスク]]起動にも成功する。
 
断片から大渦へのマナ経路を結ぶためには[[オベリスク]]の起動が必要であった。[[ジャンドのオベリスク/Obelisk of Jund|ジャンドのオベリスク]]はラッカ・マーの手引きで起動に成功するが、バントのグヮファ・ハジードは完遂できずに捕縛される。サルカン・ヴォルはオベリスク起動に協力したことから、ラッカ・マーを通じてボーラスに謁見し配下となる。サルカンはカルモット求道団と共に[[エスパーのオベリスク/Obelisk of Esper|エスパーのオベリスク]]起動にも成功する。
  
ナヤではマリーシの働きによって、[[大祖始/Progenitus (ストーリー)|大祖始/Progenitus]]から[[メイエル/Mayael]]に来るべき侵略者との戦争で血の川を成せと預言が与えられる。
+
ナヤでは[[大祖始/Progenitus]]から[[メイエル/Mayael]]に来るべき侵略者との戦争で血の川を成せと預言が与えられる。しかし、これは真の大祖始ではなくボーラスが与えた幻視であった。
  
 
===コンフラックス===
 
===コンフラックス===
135行: 143行:
 
アラーラの戦争は隣接する断片を超えて更に拡大する。
 
アラーラの戦争は隣接する断片を超えて更に拡大する。
  
===目前に迫る戦争===
+
===目前に迫る戦争/The Face of War===
 
少年の姿に化けたボーラスは、[[スラクジムンダール/Thraximundar (ストーリー)|スラクジムンダール/Thraximundar]]の軍団をグリクシスからバント、ジャンド、ナヤへと断片を跨いで暴れさせ、大渦の成長を促す。
 
少年の姿に化けたボーラスは、[[スラクジムンダール/Thraximundar (ストーリー)|スラクジムンダール/Thraximundar]]の軍団をグリクシスからバント、ジャンド、ナヤへと断片を跨いで暴れさせ、大渦の成長を促す。
  
143行: 151行:
 
そして、黒幕ニコル・ボーラスは遂に人々の前に姿を現した。大渦に集結した[[アジャニ/Ajani]]と[[クレシュ/Kresh]]の氏族、メイエルの軍、ザリキと野生と雲のナカティル、そしてサルカンのドラゴン軍であったが、突然のボーラスの到来に散り散りになって逃げ出す。1人踏み止まったアジャニを尻目にボーラスは大渦に突入し計画の総仕上げにかかる。しかし、アジャニには魂の光/Soul's Lightと呼ばれる力があったことがボーラスの誤算であった。アジャニはその力でボーラスの灯に干渉すると、もう1人のボーラスが複製されてしまう。大渦から出現した2人のボーラスは互いに互いを攻撃し合いながら消滅し二度と戻ってこなかった。<ref>[[多相の戦士の真髄/Shapeshifter's Marrow#ストーリー]]</ref>
 
そして、黒幕ニコル・ボーラスは遂に人々の前に姿を現した。大渦に集結した[[アジャニ/Ajani]]と[[クレシュ/Kresh]]の氏族、メイエルの軍、ザリキと野生と雲のナカティル、そしてサルカンのドラゴン軍であったが、突然のボーラスの到来に散り散りになって逃げ出す。1人踏み止まったアジャニを尻目にボーラスは大渦に突入し計画の総仕上げにかかる。しかし、アジャニには魂の光/Soul's Lightと呼ばれる力があったことがボーラスの誤算であった。アジャニはその力でボーラスの灯に干渉すると、もう1人のボーラスが複製されてしまう。大渦から出現した2人のボーラスは互いに互いを攻撃し合いながら消滅し二度と戻ってこなかった。<ref>[[多相の戦士の真髄/Shapeshifter's Marrow#ストーリー]]</ref>
  
===ヴェールの呪い===
+
===ヴェールの呪い/The Veil's Curse===
 
[[鎖のヴェール/The Chain Veil#ストーリー|鎖のヴェール/The Chain Veil]]を入手したリリアナ・ヴェスの跡を追ってサルカン・ヴォルが現れる。彼の行動はボーラスの命令によるもののようだ。
 
[[鎖のヴェール/The Chain Veil#ストーリー|鎖のヴェール/The Chain Veil]]を入手したリリアナ・ヴェスの跡を追ってサルカン・ヴォルが現れる。彼の行動はボーラスの命令によるもののようだ。
  
150行: 158行:
  
 
===Enter the Eldrazi===
 
===Enter the Eldrazi===
ボーラスは瞑想領土において、ウギンの目の異変についてサルカンからの報告を受ける。サルカンは任務に失敗したと思っていたが、それはボーラスの策略通りの結果であった。ボーラスの真の目的は、目に何者も侵入させないことではなく、三人のプレインズウォーカーを目に到達させて[[エルドラージ|エルドラージ/Eldrazi]]を覚醒させることだったのだ。
+
ボーラスは瞑想領土において、ウギンの目の異変についてサルカンからの報告を受ける。サルカンは任務に失敗したと思っていたが、それはボーラスの策略通りの結果であった。ボーラスの真の目的は、目に何者も侵入させないことではなく、三人のプレインズウォーカーを目に到達させて[[エルドラージ/Eldrazi]]を覚醒させることだったのだ。
  
 
===Test of Metal===
 
===Test of Metal===
160行: 168行:
 
===[[タルキール覇王譚]]===
 
===[[タルキール覇王譚]]===
 
ボーラスへの奉仕に失望を抱いたサルカンは、幻影の龍の声に導かれて故郷の[[タルキール/Tarkir]]を訪れる。サルカンはその声をかつてボーラスが斃したと主張する精霊龍[[ウギン/Ugin]]のものであると信じているようだった。
 
ボーラスへの奉仕に失望を抱いたサルカンは、幻影の龍の声に導かれて故郷の[[タルキール/Tarkir]]を訪れる。サルカンはその声をかつてボーラスが斃したと主張する精霊龍[[ウギン/Ugin]]のものであると信じているようだった。
 +
 +
===[[運命再編]]===
 +
[[ナーセット/Narset]]に導かれたサルカンは時間の捻じれを通過し、1280年前のタルキールに出現する。その時代の[[ティムール境/The Temur Frontier]]の[[カン/Khan]]、[[ヤソヴァ/Yasova]]が語る「偉大なる龍の精霊」は、ボーラスそのものであった。
 +
 +
ヤソヴァとサルカンが向かった先に現れたボーラスは、最盛期の力を存分に振るって[[命運の核心/Crux of Fate|ウギンと戦う]]。ウギンはタルキール次元全土からドラゴンを召喚して対抗するが、ボーラスはヤソヴァに呪文を唱えさせてその攻撃の矛先を目標をウギンに変える。ウギンの墜落を見届けたボーラスは、プレインズウォークによって姿を消す。
 +
 +
===[[霊気紛争]]===
 +
[[カラデシュ/Kaladesh]]次元に工作員としてテゼレットを送り込んでいたボーラス。[[ラシュミ/Rashmi]]が発明した[[次元橋/Planar Bridge]]――大修復によって失われた技術と思われていた[[ポータル/Portal]]――の核を回収させた。
 +
 +
===[[アモンケット]]===
 +
アモンケット次元には至る所にボーラスの象徴たる二本角が聳え立ち、否が応でもその存在を感じさせる。人々もまた王神を敬い、その帰還と栄光の来世を待ち望んでいる。
 +
 +
===[[破滅の刻]]===
 +
計画通りに役目を果たしたアモンケットに、ボーラスは意気揚々と帰還する。記憶を取り戻した神々の抵抗を払いのけ、[[ゲートウォッチ/The Gatewatch]]の面々を[[ギデオンの敗北/Gideon's Defeat|軽々とあしらい]]、永遠衆の有用性を確かめたボーラスは、用済みとなった世界に[[破滅の刻/Hour of Devastation]]を与えた。
 +
 +
===[[イクサラン]]===
 +
[[ヴラスカ/Vraska]]に[[魔学コンパス/Thaumatic Compass]]と航海の知識を与え、[[ゴルガリ団/The Golgari]]の支配権と引き換えにその行動を操る。[[イクサラン/Ixalan]]次元の伝説的な黄金の都・オラーズカにあるとされる宝物を求めているようだ。
  
 
==登場==
 
==登場==
 
===登場カード===
 
===登場カード===
*[[ニコル・ボーラス/Nicol Bolas]] - 非プレインズウォーカー版
+
{{キャラクターを表すカード/ニコル・ボーラス}}
*[[プレインズウォーカー、ニコル・ボーラス/Nicol Bolas, Planeswalker]] - プレインズウォーカー版
+
 
+
====[[デュエルデッキ]]====
+
*[[アジャニvsニコル・ボーラス]]
+
  
 
====[[カード名]]に登場====
 
====[[カード名]]に登場====
;アジャニvsニコル・ボーラス
+
;[[アジャニvsニコル・ボーラス]]
 
:[[ボーラスの奴隷/Slave of Bolas]]
 
:[[ボーラスの奴隷/Slave of Bolas]]
 
;[[アラーラ再誕]]
 
;[[アラーラ再誕]]
:ボーラスの奴隷/Slave of Bolas
+
:[[ボーラスの奴隷/Slave of Bolas]]
 
;[[ミラディン包囲戦]]
 
;[[ミラディン包囲戦]]
 
:[[ボーラスの工作員、テゼレット/Tezzeret, Agent of Bolas]]
 
:[[ボーラスの工作員、テゼレット/Tezzeret, Agent of Bolas]]
 
;[[基本セット2013]]
 
;[[基本セット2013]]
 
:[[ボーラスの占い師/Augur of Bolas]]、[[ボーラスの信奉者/Disciple of Bolas]]
 
:[[ボーラスの占い師/Augur of Bolas]]、[[ボーラスの信奉者/Disciple of Bolas]]
 +
;[[アモンケット]]
 +
:[[王神の玉座/Throne of the God-Pharaoh]](王神として)
 +
;[[破滅の刻]]
 +
:[[王神の天使/Angel of the God-Pharaoh]]、[[王神の信者/God-Pharaoh's Faithful]]、[[王神の贈り物/God-Pharaoh's Gift]](いずれも王神として)
 +
;破滅の刻 [[プレインズウォーカーデッキ]]
 +
:[[王神の盲信者/Zealot of the God-Pharaoh]](王神として)、[[ボーラスの肖像/Visage of Bolas]]
 +
;[[ドミナリア]]
 +
:[[ボーラスの手中/In Bolas's Clutches]]
  
 
====[[フレイバー・テキスト]]に登場====
 
====[[フレイバー・テキスト]]に登場====
183行: 212行:
 
:[[インプの悪戯/Imp's Mischief]]
 
:[[インプの悪戯/Imp's Mischief]]
 
;[[コンフラックス]]
 
;[[コンフラックス]]
:[[衝合/Conflux]]、古老の熟達/Elder Mastery(“彼”として)、[[ラッカ・マー/Rakka Mar]]
+
:[[衝合/Conflux]]、[[古老の熟達/Elder Mastery]](“彼”として)、[[ラッカ・マー/Rakka Mar]]
 
;[[アラーラ再誕]]
 
;[[アラーラ再誕]]
:[[魂の操作/Soul Manipulation]]、ボーラスの奴隷/Slave of Bolas
+
:[[魂の操作/Soul Manipulation]]、[[ボーラスの奴隷/Slave of Bolas]]
;アジャニvsニコル・ボーラス
+
;[[アジャニvsニコル・ボーラス]]
:[[対抗突風/Countersquall]]、[[古老の熟達/Elder Mastery]](“彼”として)ボーラスの奴隷/Slave of Bolas
+
:[[対抗突風/Countersquall]]、[[古老の熟達/Elder Mastery]](“彼”として)、[[ボーラスの奴隷/Slave of Bolas]]
;基本セット2013
+
;[[基本セット2013]]
:[[血の報い/Blood Reckoning]]、[[居すくみ/Cower in Fear]]、ボーラスの信奉者/Disciple of Bolas、[[溶岩震/Magmaquake]]、[[心爪のシャーマン/Mindclaw Shaman]]、[[機知の終わり/Wit's End]]
+
:[[血の報い/Blood Reckoning]]、[[居すくみ/Cower in Fear]]、[[ボーラスの信奉者/Disciple of Bolas]]、[[溶岩震/Magmaquake]]、[[心爪のシャーマン/Mindclaw Shaman]]、[[機知の終わり/Wit's End]]
 +
;[[運命再編]]
 +
:[[命運の核心/Crux of Fate]]
 +
;[[タルキール龍紀伝]]
 +
:[[苦しめる声/Tormenting Voice]]
 +
;[[アモンケット]]
 +
:[[エイヴンの思考検閲者/Aven Mindcensor]]、[[力強い跳躍/Mighty Leap]]、[[ヘクマの防御/Protection of the Hekma]]、[[黙考の時間/Time to Reflect]]、[[有翼の番人/Winged Shepherd]]、[[ヘクマの歩哨/Hekma Sentinels]]、[[悪運尽きた造反者/Doomed Dissenter]]、[[華麗な苦悶/Splendid Agony]]、[[捷刃のケンラ/Nimble-Blade Khenra]]、[[苦しめる声/Tormenting Voice]]、[[巨大百足/Colossapede]]、[[造反者の解放/Dissenter's Deliverance]]、[[ナーガの生気論者/Naga Vitalist]]、[[気性の荒いクーズー/Ornery Kudu]]、[[ハゾレトの碑/Hazoret's Monument]]、[[ルクサ川の祭殿/Luxa River Shrine]](いずれも王神として)
 +
;[[破滅の刻]]
 +
:[[ギデオンの敗北/Gideon's Defeat]]、[[ジェイスの敗北/Jace's Defeat]]、[[大災厄/Doomfall]]、[[リリアナの敗北/Liliana's Defeat]]、[[無慈悲な永遠衆/Merciless Eternal]]、[[霰炎の責め苦/Torment of Hailfire]]、[[チャンドラの敗北/Chandra's Defeat]]、[[破滅の刻/Hour of Devastation]]、[[永遠衆、ネヘブ/Neheb, the Eternal]]、[[ニッサの敗北/Nissa's Defeat]](いずれもボーラスの発言)
 +
:[[厳しい事実の永遠衆/Eternal of Harsh Truths]]、[[巧みな軍略/Strategic Planning]]、[[呻きの壁/Moaning Wall]]、[[マンティコアの永遠衆/Manticore Eternal]]、[[死者の砂丘/Dunes of the Dead]](いずれもボーラスとして)
 +
:[[王神の天使/Angel of the God-Pharaoh]]、[[デジェルの拒絶/Djeru's Renunciation]]、[[王神の信者/God-Pharaoh's Faithful]]、[[啓示の刻/Hour of Revelation]]、[[厳粛/Solemnity]]、[[果敢なケンラ/Defiant Khenra]]、[[前線の壊滅者/Frontline Devastator]]、[[穿刺の一撃/Puncturing Blow]]、[[人生は続く/Life Goes On]]、[[没収の曲杖/Crook of Condemnation]]、[[マナリス/Manalith]](いずれも王神として)
 +
;破滅の刻 [[プレインズウォーカーデッキ]]
 +
:[[苦々しい結末の蜂/Wasp of the Bitter End]]、[[王神の盲信者/Zealot of the God-Pharaoh]](王神として)、[[燃え殻の痩せ地/Cinder Barrens]]
 +
;[[イクサラン]]
 +
:[[川の叱責/River's Rebuke]]
 +
;[[ドミナリア]]
 +
:[[ボーラスの手中/In Bolas's Clutches]]
 +
;[[基本セット2019]]
 +
:[[悠長な再構築/Patient Rebuilding]]、[[消耗した全能/Fraying Omnipotence]]、[[力の頂点/Apex of Power]]、[[逆毛の猪/Bristling Boar]]、[[殲滅の龍、パラディア=モルス/Palladia-Mors, the Ruiner]]、[[燃え殻の痩せ地/Cinder Barrens]]
  
====イラストに登場====
+
====[[絵|イラスト]]に登場====
 
;[[未来予知]]
 
;[[未来予知]]
 
:[[多相の戦士の真髄/Shapeshifter's Marrow]](小説[[Alara Unbroken]]の状況に酷似)
 
:[[多相の戦士の真髄/Shapeshifter's Marrow]](小説[[Alara Unbroken]]の状況に酷似)
 
;[[アラーラの断片]]
 
;[[アラーラの断片]]
 
:[[残酷な根本原理/Cruel Ultimatum]](影のみ)
 
:[[残酷な根本原理/Cruel Ultimatum]](影のみ)
;コンフラックス
+
;[[コンフラックス]]
:衝合/Conflux(手のみ)
+
:[[衝合/Conflux]](手のみ)
;アラーラ再誕
+
;[[アラーラ再誕]]
:ボーラスの奴隷/Slave of Bolas(身体の一部のみ)
+
:[[ボーラスの奴隷/Slave of Bolas]](身体の一部のみ)
;アジャニvsニコル・ボーラス
+
;[[アジャニvsニコル・ボーラス]]
:対抗突風/Countersquall、[[残酷な根本原理/Cruel Ultimatum]](影のみ)、[[綿密な分析/Deep Analysis]]、ボーラスの奴隷/Slave of Bolas(身体の一部のみ)
+
:[[対抗突風/Countersquall]]、[[残酷な根本原理/Cruel Ultimatum]](影のみ)、[[綿密な分析/Deep Analysis]]、[[ボーラスの奴隷/Slave of Bolas]](身体の一部のみ)
;基本セット2013
+
;[[基本セット2013]]
:機知の終わり/Wit's End、[[適合の宝石/Gem of Becoming]](ボーラスの角と宝玉を象っている)
+
:[[機知の終わり/Wit's End]]、[[適合の宝石/Gem of Becoming]](ボーラスの角と宝玉を象っている)
 
;[[From the Vault:Twenty]]
 
;[[From the Vault:Twenty]]
:残酷な根本原理/Cruel Ultimatum
+
:[[残酷な根本原理/Cruel Ultimatum]]
 +
;[[運命再編]]
 +
:[[命運の核心/Crux of Fate]]
 +
;[[タルキール龍紀伝]]
 +
:[[苦しめる声/Tormenting Voice]](幻影)
 +
;[[アモンケット]]
 +
:多数のカードにボーラスの角の意匠が見られる。
 +
;[[Archenemy: Nicol Bolas]]
 +
:[[Because I Have Willed It]]、[[Behold My Grandeur]]、[[Every Dream a Nightmare]]、[[The Mighty Will Fall]]、[[This World Belongs to Me]]、[[When Will You Learn?]]
 +
;[[破滅の刻]]
 +
:[[ギデオンの敗北/Gideon's Defeat]](手のみ)、[[霰炎の責め苦/Torment of Hailfire]]、[[チャンドラの敗北/Chandra's Defeat]](手のみ)、[[破滅の刻/Hour of Devastation]]、[[差し迫る破滅/Imminent Doom]]
 +
:この他にも多数のカードにボーラスの角の意匠が見られる。
 +
;[[Amonkhet Invocations]]
 +
:[[全知/Omniscience]]、[[滅び/Damnation]]
 +
;[[ドミナリア]]
 +
:[[ボーラスの手中/In Bolas's Clutches]]、[[最古再誕/The Eldest Reborn]]
 +
;[[基本セット2019]]
 +
:[[アジャニ最後の抵抗/Ajani's Last Stand]]、[[悠長な再構築/Patient Rebuilding]]、[[消耗した全能/Fraying Omnipotence]]、[[力の頂点/Apex of Power]]
 +
 
 +
===登場デッキ===
 +
;[[デュエルデッキ]]
 +
*[[アジャニvsニコル・ボーラス]]
 +
;[[プレインズウォーカーデッキ]]
 +
*[[欺瞞の主、ニコル・ボーラス/Nicol Bolas, the Deceiver (プレインズウォーカーデッキ)|欺瞞の主、ニコル・ボーラス/Nicol Bolas, the Deceiver]]
  
 
===登場作品===
 
===登場作品===
 +
;[[レジェンド (エキスパンション)|レジェンド]]
 
*[[Assassin's Blade]](小説)
 
*[[Assassin's Blade]](小説)
 
*[[Emperor's Fist]](小説)
 
*[[Emperor's Fist]](小説)
 
*[[Champion's Trial]](小説)
 
*[[Champion's Trial]](小説)
 +
 +
;[[時のらせんブロック]]
 
*[[Time Spiral]](小説)
 
*[[Time Spiral]](小説)
 
*[[Future Sight]](小説)
 
*[[Future Sight]](小説)
*[http://archive.wizards.com/Magic/Multiverse/Article.aspx?x=mtgcom/feature2/24a 求道者の転落/The Seeker's Fall 第3部](コミック)
+
 
 +
;[[アラーラの断片ブロック]]
 +
*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/seekers-fall-2009-02-04 The Seeker's Fall]/求道者の転落 [https://magic.wizards.com/ja/articles/archive/feature/%E6%B1%82%E9%81%93%E8%80%85%E3%81%AE%E8%BB%A2%E8%90%BD%E3%80%80%E7%AC%AC%EF%BC%91%E9%83%A8-2009-01-20 第1部]、[https://magic.wizards.com/ja/articles/archive/feature/%E6%B1%82%E9%81%93%E8%80%85%E3%81%AE%E8%BB%A2%E8%90%BD%E3%80%80%E7%AC%AC%EF%BC%92%E9%83%A8-2009-01-27 第2部]、[https://magic.wizards.com/ja/articles/archive/feature/%E6%B1%82%E9%81%93%E8%80%85%E3%81%AE%E8%BB%A2%E8%90%BD%E3%80%80%E7%AC%AC%EF%BC%93%E9%83%A8-2009-02-04 第3部](コミック)
 
*[[Agents of Artifice]](小説)
 
*[[Agents of Artifice]](小説)
*[http://archive.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/stf/34 The Face of War](掌編。「目前に迫る戦争」として[[マナバーン|マナバーン2009 vol.2]]で和訳)  
+
*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/savor-flavor/face-war-2009-04-13 The Face of War](掌編。「目前に迫る戦争」として[[マナバーン|マナバーン2009 vol.2]]で和訳)  
 
*[[Alara Unbroken]](小説)
 
*[[Alara Unbroken]](小説)
*[http://archive.wizards.com/magic/multiverse/article.aspx?x=mtgcom/feature2/50a ヴェールの呪い/The Veil's Curse 第2部](コミック。名前のみの登場)
+
 
*[http://archive.wizards.com/Magic/Multiverse/Article.aspx?x=mtgcom/feature2/57b Journey to the Eye 第2部](コミック。名前のみの登場)
+
;プレインズウォーカー・シリーズ
*[http://archive.wizards.com/magic/multiverse/article.aspx?x=mtgcom/feature2/87a Enter the Eldrazi 第3部](コミック)
+
*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/veils-curse-2009-08-11 The Veil's Curse]/[https://magic.wizards.com/ja/articles/archive/feature/veils-curse-2009-08-11 ヴェールの呪い](コミック、名前のみ)
*[[The Curse of the Chain Veil]](小説。広告文に名前が登場している)
+
*[[The Curse of the Chain Veil]](小説、広告文に名前が登場している)
*Dark Discoveries ([http://www.wizards.com/magic/multiverse/article.aspx?x=mtgcom/feature2/141a 1]、[http://archive.wizards.com/magic/multiverse/article.aspx?x=mtgcom/feature2/143a 3])(コミック。3は名前のみの登場)
+
 
*[Scars of Mirrodin: The Quest for Karn](小説、名前のみ)
+
;[[ゼンディカー・ブロック]]
*[http://www.youtube.com/watch?v=rSMYFrb-oxg Duels 2013 "Know Your Magic" Trailer]/[http://www.youtube.com/watch?v=G6esiAwJl-4 日本語版](予告動画)
+
*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/event-coverage/journey-eye-2009-10-01 Journey to the Eye](コミック、名前のみ)
 +
*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/enter-eldrazi-2010-04-22 Enter the Eldrazi](コミック)
 +
 
 +
;[[ミラディンの傷跡ブロック]]
 +
*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/dark-discoveries-2011-05-19 Dark Discoveries](コミック)
 +
*[[Scars of Mirrodin: The Quest for Karn]](小説、名前のみ)
 +
 
 +
;[[基本セット2013]]
 +
*[https://www.youtube.com/watch?v=rSMYFrb-oxg Duels 2013 "Know Your Magic" Trailer]/[https://www.youtube.com/watch?v=G6esiAwJl-4 日本語版](予告動画)
 +
 
 +
;[[ラヴニカへの回帰ブロック]]
 
*[[Return to Ravnica: The Secretist, Part One]](小説、名前のみ)
 
*[[Return to Ravnica: The Secretist, Part One]](小説、名前のみ)
*[http://magic.wizards.com/en/articles/archive/ur/madness-sarkhan-2014-08-27 The Madness of Sarkhan]/[http://mtg-jp.com/reading/translated/ur/0011153/ サルカンの狂気](Uncharted Realms 2014年8月27日 [[Jennifer Clarke-Wilkes]]著)
+
 
 +
;[[タルキール覇王譚ブロック]]
 +
*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/ur/madness-sarkhan-2014-08-27 The Madness of Sarkhan]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/0011153/ サルカンの狂気](Uncharted Realms [[2014年]]8月27日 [[Jennifer Clarke-Wilkes]]著、名前のみ)
 +
*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/uncharted-realms/journey-nexus-2014-12-10 Journey to the Nexus]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/0011770/ 「きずな」への旅](Uncharted Realms 2014年12月10日 Jennifer Clarke-Wilkes著、名前のみ)
 +
*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/magic-story/unwritten-2015-01-14 Unwritten]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/0011991/ 書かれざるもの](Uncharted Realms [[2015年]]1月14日 [[Kelly Digges]]著、名前のみ)
 +
*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/uncharted-realms/reforged-chain-2015-01-21 The Reforged Chain]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/0012022/ 再編の連環](Uncharted Realms 2015年1月21日 [[Doug Beyer]]著)
 +
*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/magic-story/unbroken-and-unbowed-2015-04-22 Unbroken and Unbowed]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/0014856/ 揺るぎなき、そして気高き者](Uncharted Realms 2015年4月22日 Kelly Digges著、名前のみ)
 +
 
 +
;[[マジック・オリジン]]
 +
*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/uncharted-realms/lilianas-origin-fourth-pact-2015-06-17 Liliana's Origin: The Fourth Pact]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/0015181/ リリアナの「オリジン」:第四の契約](Uncharted Realms 2015年6月17日 [[James Wyatt]]著)
 +
 
 +
;[[カラデシュ・ブロック]]
 +
*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/magic-story/puppets-2017-01-25 Puppets]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/0018271/ 闇の手先](Magic Story [[2017年]]1月25日 James Wyatt著、名前のみ)
 +
*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/magic-story/renewal-2017-02-01 Renewal]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/0018289/ 未来へ](Magic Story 2017年2月1日 [[Mel Li]], Kelly Digges, [[Alison Luhrs]], Doug Beyer, [[Chris L'Etoile]]著、名前のみ)
 +
 
 +
;[[アモンケット・ブロック]]
 +
*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/magic-story/impact-2017-03-29 Impact]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/0018624/ 衝撃](Magic Story 2017年3月29日 [[Michael Yichao]]著、名前のみ)
 +
*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/magic-story/trust-2017-04-05 Trust]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/0018647/ 信頼](Magic Story 2017年4月5日 James Wyatt著、名前のみ)
 +
*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/magic-story/writing-wall-2017-04-12 The Writing on the Wall]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/0018664/ 壁の記述](Magic Story 2017年4月12日 Alison Luhrs著、名前のみ)
 +
*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/magic-story/servants-2017-04-19 Servants]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/0018684/ 下僕](Magic Story 2017年4月19日 Kelly Digges著、名前のみ)
 +
*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/magic-story/hour-revelation-2017-06-07 The Hour of Revelation]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/0019012/ 啓示の刻](Magic Story 2017年6月7日 Alison Luhrs著)
 +
*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/magic-story/hour-glory-2017-06-21 Hour of Glory]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/0019053/ 栄光の刻](Magic Story 2017年6月21日 Michael Yichao著、名前のみ)
 +
*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/magic-story/favor-2017-07-05 Favor]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/0019086/ 寵愛](Magic Story 2017年7月5日 Michael Yichao著)
 +
*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/magic-story/hour-eternity-2017-07-12 Hour of Eternity]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/0019101/ 永遠の刻](Magic Story 2017年7月12日 [[Ken Troop]]著)
 +
*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/magic-story/endure-2017-07-19 Endure]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/0019130/ 不屈](Magic Story 2017年7月19日 Michael Yichao著)
 +
*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/magic-story/hour-devastation-2017-07-26 Hour of Devastation]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/0019243/ 破滅の刻](Magic Story 2017年7月26日 Ken Troop著)
 +
 
 +
;[[イクサラン・ブロック]]
 +
*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/magic-story/talented-captain-vraska-2017-09-20 The Talented Captain Vraska]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/0019572/ 敏腕船長ヴラスカ](Magic Story 2017年9月20日 [[R&D]] Narrative Team著)
 +
*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/magic-story/glimpse-far-side-sun-2018-01-17 Glimpse the Far Side of the Sun]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/0030151/ 太陽の向こう側](Magic Story [[2018年]]1月17日 R&D Narrative Team著、ジェイスの回想にて)
 +
*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/magic-story/arbiter-law-left-chaos-his-wake-2018-01-24 The Arbiter of Law Left Chaos in His Wake]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/0030165/ 調停者、不和を撒く](Magic Story 2018年1月24日 R&D Narrative Team著、名前のみ)
 +
*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/magic-story/sabotage-2018-01-31 Sabotage]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/0030180/ 妨害工作](Magic Story 2018年1月31日 R&D Narrative Team著)
 +
*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/magic-story/wool-over-eyes-2018-02-14 Wool Over the Eyes]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/0030302/ 彼らの謀り](Magic Story 2018年2月14日 R&D Narrative Team著)
 +
 
 +
;[[ドミナリア]]
 +
*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/magic-story/return-dominaria-episode-1-2018-03-21 Return to Dominaria: Episode 1]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/0030380/ ドミナリアへの帰還 第1話](Magic Story 2018年3月21日 [[Martha Wells]]著、名前のみ
 +
*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/magic-story/return-dominaria-episode-2-2018-03-22 Return to Dominaria: Episode 2]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/0030384/ ドミナリアへの帰還 第2話](Magic Story 2018年3月22日 Martha Wells著、名前のみ)
 +
*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/magic-story/return-dominaria-episode-5-2018-04-11 Return to Dominaria: Episode 5]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/0030493/ ドミナリアへの帰還 第5話](Magic Story 2018年4月11日 Martha Wells著、名前のみ)
 +
*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/magic-story/return-dominaria-episode-6-2018-04-18 Return to Dominaria: Episode 6]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/0030507/ ドミナリアへの帰還 第6話](Magic Story 2018年4月18日 Martha Wells著、名前のみ)
 +
*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/magic-story/return-dominaria-episode-8-2018-05-02 Return to Dominaria: Episode 8]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/0030534/ ドミナリアへの帰還 第8話](Magic Story 2018年5月2日 Martha Wells著、名前のみ)
 +
*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/magic-story/return-dominaria-episode-9-2018-05-09 Return to Dominaria: Episode 9]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/0030563/ ドミナリアへの帰還 第9話](Magic Story 2018年5月9日 Martha Wells著、名前のみ)
 +
*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/magic-story/return-dominaria-episode-10-2018-05-16 Return to Dominaria: Episode 10]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/0030573/ ドミナリアへの帰還 第10話](Magic Story 2018年5月16日 Martha Wells著、名前のみ)
 +
*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/magic-story/return-dominaria-episode-11-2018-05-23 Return to Dominaria: Episode 11]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/0030588/ ドミナリアへの帰還 第11話](Magic Story 2018年5月23日 Martha Wells著、名前のみ)
 +
*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/magic-story/return-dominaria-episode-12-2018-05-30 Return to Dominaria: Episode 12]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/0030601/ ドミナリアへの帰還 第12話](Magic Story 2018年5月30日 Martha Wells著)
 +
 
 +
;[[基本セット2019]]
 +
*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/magic-story/chronicle-bolas-twins-2018-06-13 Chronicle of Bolas: The Twins]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/0030693/ ボーラス年代記:双子と双子](Magic Story 2018年6月13日 [[Kate Elliott]]著)
 +
*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/magic-story/chronicle-bolas-first-lesson-2018-06-20 Chronicle of Bolas: The First Lesson]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/0030714/ ボーラス年代記:最初の教え](Magic Story 2018年6月20日 Kate Elliott著)
  
 
===登場記事===
 
===登場記事===
*[http://magic.wizards.com/en/story/planeswalkers/nicol-bolas NICOL BOLAS - PLANESWALKERS]/[http://magic.wizards.com/ja/story/planeswalkers/%E3%83%8B%E3%82%B3%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%82%B9 ニコル・ボーラス - プレインズウォーカー](公式サイト)
+
*[https://magic.wizards.com/en/story/planeswalkers/nicol-bolas NICOL BOLAS - PLANESWALKERS]/[https://magic.wizards.com/ja/story/planeswalkers/%E3%83%8B%E3%82%B3%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%82%B9 ニコル・ボーラス - プレインズウォーカー](公式サイト)
*[http://archive.wizards.com/magic/Multiverse/planeswalkers.aspx?x=mtg/multiverse/planeswalkers/nicolbolas ニコル・ボーラス紹介](旧公式サイト)
+
*[http://archive.wizards.com/Magic/Multiverse/planeswalkers.aspx?x=mtg/multiverse/planeswalkers/nicolbolas ニコル・ボーラス紹介](旧公式サイト)
 
*[http://archive.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtgcom/cotd/0503 Card of the Day] - 2003年5月1日
 
*[http://archive.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtgcom/cotd/0503 Card of the Day] - 2003年5月1日
 
*[http://archive.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=magic/planeswalkers/week1 You Are a Planeswalker](2007年8月16日 [[Brady Dommermuth]]著)
 
*[http://archive.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=magic/planeswalkers/week1 You Are a Planeswalker](2007年8月16日 [[Brady Dommermuth]]著)
*[http://archive.wizards.com/magic/magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/feature/22 Nicol Bolas, Planeswalker](Feature Article 2009年1月19日 [[Doug Beyer]]著)
+
*[http://archive.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/feature/22 Nicol Bolas, Planeswalker](Feature Article 2009年1月19日 [[Doug Beyer]]著)
 
*[http://archive.wizards.com/Magic/TCG/Article.aspx?x=mtg/tcg/conflux/flavor2 蒔かれた恐怖、刈られた戦争/Sowing Fear, Reaping War](コンフラックス・ミニサイト)
 
*[http://archive.wizards.com/Magic/TCG/Article.aspx?x=mtg/tcg/conflux/flavor2 蒔かれた恐怖、刈られた戦争/Sowing Fear, Reaping War](コンフラックス・ミニサイト)
 
*[http://archive.wizards.com/Magic/TCG/Article.aspx?x=mtg/tcg/conflux/flavor3 旧き邪悪の権化の爪/Claws of an Ancient Evil](コンフラックス・ミニサイト)
 
*[http://archive.wizards.com/Magic/TCG/Article.aspx?x=mtg/tcg/conflux/flavor3 旧き邪悪の権化の爪/Claws of an Ancient Evil](コンフラックス・ミニサイト)
*[http://archive.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/stf/23 Bolas's Secret Minions](Savor the Flavor 2009年1月28日 Doug Beyer著)
+
*[http://archive.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/stf/23 Bolas's Secret Minions](Savor the Flavor 2009年1月28日 Doug Beyer著)
 
<!-- **[http://blog.mtg.ne.jp/jfk/2009/01/post-5.html ボーラスの秘密の手下たち](JFK@あんかばblog、日本語訳) -->
 
<!-- **[http://blog.mtg.ne.jp/jfk/2009/01/post-5.html ボーラスの秘密の手下たち](JFK@あんかばblog、日本語訳) -->
 
*[http://archive.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/arcana/117 About That Fifth Ultimatum...](Magic Arcana 2009年2月3日)
 
*[http://archive.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/arcana/117 About That Fifth Ultimatum...](Magic Arcana 2009年2月3日)
*[http://archive.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/stf/24 The First Days of the Conflux](Savor the Flavor 2009年2月4日 Doug Beyer著)
+
*[http://archive.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/stf/24 The First Days of the Conflux](Savor the Flavor 2009年2月4日 Doug Beyer著)
 
*[http://archive.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0409 Card of the Day] - 2009年4月6日、4月9日、4月10日
 
*[http://archive.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/cardoftheday/0409 Card of the Day] - 2009年4月6日、4月9日、4月10日
*[http://archive.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/feature/84 The Eldrazi Arisen](Feature Article 2010年5月29日 Doug Beyer著)
+
*[http://archive.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/feature/84 The Eldrazi Arisen](Feature Article 2010年5月29日 Doug Beyer著)
*[http://archive.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/arcana/652 Announcing Duel Decks: Ajani vs. Bolas](発売告知)
+
*[http://archive.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/arcana/652 Announcing Duel Decks: Ajani vs. Bolas](発売告知)
*[http://archive.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/stf/156 The Feedbackening 2011]/[http://mtg-jp.com/reading/translated/stf/001974/ フィードバック2011](Savor the Flavor 2011年8月17日 Doug Beyer著)
+
*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/savor-flavor/feedbackening-2011-2011-08-17 The Feedbackening 2011]/[https://mtg-jp.com/reading/stf/0004330/ フィードバック2011](Savor the Flavor 2011年8月17日 Doug Beyer著)
*[http://archive.wizards.com/magic/tcg/productarticle.aspx?x=mtg/tcg/ajanivsnicolbolas/productinfo Duel Decks: Ajani vs. Nicol Bolas]/[http://mtg-jp.com/products/individual/002002/ 日本語公式](製品情報)
+
*[http://archive.wizards.com/Magic/TCG/productarticle.aspx?x=mtg/tcg/ajanivsnicolbolas/productinfo Duel Decks: Ajani vs. Nicol Bolas]/[http://mtg-jp.com/products/individual/002002/ 日本語公式](製品情報)
 
*2013 CORE SET Player's Guide(基本セット2013[[ファットパック]]付属)
 
*2013 CORE SET Player's Guide(基本セット2013[[ファットパック]]付属)
*[http://magic.wizards.com/en/articles/archive/checking-planeswalkers-2014-06-16 Checking in on the Planeswalkers]/[http://mtg-jp.com/reading/translated/0010782/ プレインズウォーカー達の現状](Feature 2014年6月17日 Doug Beyer著)
+
*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/checking-planeswalkers-2014-06-16 Checking in on the Planeswalkers]/[https://mtg-jp.com/reading/translated/0010782/ プレインズウォーカー達の現状](Feature 2014年6月17日 Doug Beyer著)
 +
*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/checking-planeswalkers-2015-2015-08-19 Checking in on the Planeswalkers (2015)]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/0015523/ プレインズウォーカー達の現状2015](Feature 2015年8月19日 [[Mel Li]]著)
  
 
==脚注==
 
==脚注==
<references/>
+
<references />
  
 
==参考==
 
==参考==
256行: 389行:
 
*[[エルダー・ドラゴン/Elder Dragon]]
 
*[[エルダー・ドラゴン/Elder Dragon]]
 
*[[背景世界/ストーリー用語]]
 
*[[背景世界/ストーリー用語]]
[[Category:プレインズウォーカー|にこる]]
+
 
 +
[[Category:プレインズウォーカー|にこるほおらす]]

2018年6月23日 (土) 22:21時点における版

ニコル・ボーラス/Nicol Bolasレジェンド初出のキャラクター。

目次

概略

ニコル・ボーラスを含むエルダー・ドラゴン/Elder Dragonの由来は、レジェンドのデザイナーであるSteve Conardダンジョンズ&ドラゴンズのキャンペーンに登場するドラゴンである。ニコル・ボーラスはその中で最古老の2万歳のドラゴンと設定されていた。レジェンドのエルダー・ドラゴンは当時の人気カードであり、中でもニコル・ボーラスはサイクル5種中で唯一トーナメントで実績(→ニコル・シュート)を残したカードであったためか、スタンダード環境から姿を消した後でもファンサイトや公式記事で度々一番のお気に入りカードまたはキャラクターとして名前を挙げられている(例:Brian David-MarshallのOne Last Look参照)。

ストーリーでは、レジェンドの登場人物を中心に据えたレジェンドサイクル2小説三部作(Assassin's BladeEmperor's FistChampion's Trial)では悪玉として大きく取り上げられた。その後、時のらせんブロックのストーリーで再登場した際も重要な役どころを担い、時のらせんタイムシフト枠で再録された。コレクター向けセットのFrom the Vault:Dragonsでは新規イラストフレイバー・テキストも加えられて収録され、アラーラの断片ブロックのストーリーでも世界の命運を左右する悪役として暗躍。コンフラックスではプレインズウォーカー・カード版で再びカード化され、煽り文句「A Force of Ancient Evil Has Returned.」とニコル・ボーラスに対峙する4人のプレインズウォーカーのイラストで黒幕がいよいよ登場といった宣伝がされた。

基本セット2013でもキービジュアルとして大きく取り上げている。また、同時展開を行っているデュエルズ・オブ・ザ・プレインズウォーカーズ2013ではラスボス役を務めた。特に彼が使う2周目のデッキでは3種類のMoxをそれぞれ4枚積んでいるという凶悪ぶりを見せている。

公式ソースでは名前を「ボーラス/Bolas」と略されるのが常である。ただ、「ニコル/Nicol」と呼ぶプレイヤーも決して少なくない。これは日本に限った傾向ではなく、海外のファンサイトや公式サイトにおけるメール紹介などでも見ることができる。

解説

最年長のエルダー・ドラゴン/Elder Dragonで、ドミナリア/Dominariaの最強かつ最古と称される邪悪なプレインズウォーカー/Planeswalker。男性。天才的な頭脳、大魔術師級の魔法、多元宇宙/Multiverseに広がる知識とマナの蓄え、悪魔的な狡猾さ、そして力への飢えを併せ持っている。ボーラスにとって全知全能が究極の目的である。

数々の称号・異名を持っており、ドミナリア最古の悪(Dominaria's most ancient evil)、ボーラス皇帝(Emperor Bolas)、龍師範(Sensei Ryu)、全ドラゴンの神王にして父(the god-king and Father of All Dragons)、偉大なるドラゴン(Great Dragon)、世界の暴君(Tyrant of Worlds)、マジック界における究極の悪の黒幕(Magic's ultimate evil mastermind)などはその一部に過ぎない。

最後のエルダー・ドラゴン

エルダー・ドラゴン同士の戦争、巨竜戦争/Dragon Warを生き残った者はボーラスを含め5体だけであったが、後の時代に全員が死亡。小説Time Spiralで復活して以降は、ボーラスが唯一の生存者である。

ドミナリア最古のプレインズウォーカー

ニコル・ボーラスは時のらせんブロックの時代AR46世紀の2万5千年前(ウルザ/Urza誕生のおよそ2万年前)に誕生した最古のドミナリアのプレインズウォーカーとされる。その5千年後、マダラの西沖でドミナリア初となるプレインズウォーカー同士の戦いが行われた。一方はニコル・ボーラスであり、相手は悪魔的なリバイアサンのプレインズウォーカー。戦いは丸1ヶ月にも及び、敵の精神を紙のように引き裂いたボーラスの勝利となった。ボーラスは敵の躯を喰らって更に強大な力を手にし、外の世界を征服するためドミナリアから旅立った。この戦いの結果、戦場跡にはドミナリア最初の時の裂け目/Riftが生じており、ボーラスはそこに鉤爪の門/Talon Gatesを遺した。[2]

容姿とシェイプシフター

基本的にはドラゴンの姿をとっているが、姿を変えられる能力を持つため、各種イラストや小説の描写には大小様々な差異がある。ボーラスはシェイプシフターとも称されており、灯の変質によってプレインズウォーカーが変身能力を失った後でさえ、人間の少年に姿を変える能力を持っている。

レジェンドで描かれたオリジナルのイラストは緑味がかった肌、2本の上向きに弧を描く角、褐色のコウモリのような翼、顔はドラゴンと類人猿両方の特徴を備え、首は短く、体つきはほぼ人型で、手の指は少なくとも4本あり、椅子に腰掛け書物を読んでいる。カードのデータからプレインズウォーカーとなる前の姿と考えられる。時のらせんブロックの各小説の描写はレジェンド版のイラストとほぼ合致する。イラストで閉じている目は黄色とされる。

Sneak Peek: From the Vault: Dragonsによると、From the Vault:Dragons版のイラストはプレインズウォーカー前の若くしなやかなボーラスとされる。レジェンド版よりも典型的なドラゴンの姿で、コンフラックス以降のイラストと共通点も多い。小説情報を考慮すると、この時点では少なくとも5千歳を越えてはいない。

コンフラックス以降では、ボーラスのイラストはFrom the Vault:Dragons版の流れを汲んだ姿でカードやコミック、広告などに描かれている。特にボーラスに特徴的とされるのは、黄金に輝く胴体、巨大な翼、S字状に湾曲した角、角の間に浮かぶ神秘的な卵、暴力的な鉤爪と尻尾などである。その大きさや詳細は変身能力や幻惑の魔法によって自由自在であり、身長を30フィート(約9m)から15フィート(約4.5m)に縮めたり、皮膚や筋肉、内臓が腐れ落ちたかのような姿に見せかけることも可能。Future Sightでは首が長いとも書かれている。

一方で、その所作に関してはレジェンド版イラストを想起させる描写が差し込まれている。例えばAlara Unbrokenでは人間のように直立して歩く、器用に手を使ってアーティファクトを操作するといった風である。変身能力も健在で、掌編目前に迫る戦争/The Face of Warでは黒髪の少年の姿になっている[3]

実力

プレインズウォーカーとなる前でさえも神のごとき力を持っていたと伝えられ、歴史書に記録が残るより昔から多元宇宙/Multiverse中を狩場としていた。決闘で屠ったプレインズウォーカーは数千を越え、逆に敗北した回数は3本の指で数えられるほどでしかない。声を潜めて語られる存在で、他のプレインズウォーカーに畏敬の念を抱かせ、敵にすら敬意を払われる。

灯の変質

時のらせんブロックで時の裂け目の大修復/The Mendingが完了したことで、プレインズウォーカーの灯/Planeswalker's Sparkの性質が変化した。不老ではなくなり、食事や水、睡眠、呼吸も必要とするようになり、自在に姿も変えられず、以前ほど強靭ではなくなって、魔力も限られてしまった。これはボーラスも例外ではなく、知識や力は非常に弱まってしまい全知全能からは程遠い存在に成り果ててしまっている。そこで、ボーラスはかつての姿を取り戻すため慎重に陰謀を張り巡らしている(→#アラーラ)。

支配力

ボーラスはいくつもの次元/Planeや国、組織、個人を支配している。また、多元宇宙のいたるところにはボーラスにまつわる碑が建てられており、およそ予想もしない場所にさえもその影響力が及んでいる。

マダラ帝国

マダラ帝国/Madaran Empireはドミナリアのジャムーラ/Jamuraa大陸南西部に存在した帝国。ボーラスは皇帝として君臨し、青黒赤の3色マナに富むこの土地からマナを度々回収していた。テツオ・ウメザワ/Tetsuo Umezawaの手で崩壊し、その際にボーラス自身も一度命を落とす。

ボーラスの瞑想領土

レジェンドサイクル2小説三部作初出のボーラスが支配する次元の1つ。作中では「Meditation Plane」と表記されたが次元カード生達の池/Pools of Becoming次元タイプで「ボーラスの瞑想領土/Bolas's Meditation Realm」とされる。詳細はボーラスの瞑想領土/Bolas's Meditation Realm参照。

アラーラ

大修復後、ボーラスはアラーラ/Alaraを本拠地とし、グリクシス/Grixis死滅都市/Necropolisであるケデレクト/Kederektの地下に潜伏していた。5つの断片/Shardに分かたれたこの次元が再び1つに集まる際に発生する、剥き出しのマナ「大渦/The Maelstrom」を成長させ、取り込むことで失われた力を回復しようと企んだ。その手段として各断片間で大戦争を起こす必要があった。

ボーラスの手下

衝合/Confluxが起こる以前から、ボーラスの手下/Agents of Bolasと呼ばれる個人や団体が各断片で不和を広め、戦争へと扇動していた。

無限連合/Infinite Consortium

無限連合/Infinite Consortiumはボーラスが設立した多次元間陰謀団・秘密結社。テゼレット/Tezzeretがその首領となって反旗を翻されるが、ボーラスは影の協力者リリアナ・ヴェス/Liliana Vessの働きかけもあって、ジェイス・ベレレン/Jace Belerenの手でテゼレットの排除に成功している。しかし、ジェイスがリリアナと共に無限連合を支配することを拒否したために、組織の奪還という目的は成就しなかった。

  • ウェブコミックでは単に「Consortium」の形で「共同体」と訳されている。

アモンケット/Amonkhet

大修復の前後(アモンケット・ブロックの約60年前)にボーラスはこの次元を急襲し、八柱の神々を討って傀儡とした。知的種族の大人は死体も残さず皆殺しにし、子供達には偽りの伝統と名誉を与え、この次元を大きく捻じ曲げてしまった。数世代に1人の英雄を選び出す試練の儀式は、多くの若者に蓋世の英雄/The worthyとしての死を求める不断の要求となった。自身は神々の中の王たる王神/God-Pharaoh、角ある御方/The Horned Oneと名乗り、征服の証として世界の随所――階段の手すりから地平線の彼方まで――その二本角で飾り立てた。

その全ては、蓋世の英雄たちを復活させ、永遠衆/Eternalと呼ばれる優秀なゾンビの軍勢として刈り取るためであった。

経歴

-20,000ARごろ誕生。

-15,000ARごろ、既にプレインズウォーカーであったボーラスは、マダラでリバイアサンのプレインズウォーカーと戦い勝利。

  • 巨竜戦争の時期は不明。その時点でボーラスはプレインズウォーカーであったのか、リバイアサンとの戦いの前か後か、など定かではない。

レジェンドサイクル2

ドミナリア/Dominariaジャムーラ/Jamuraa大陸のマダラ帝国を乗っ取り、絶対的な権力を誇る皇帝として君臨。

数世紀の統治後、叛臣テツオ・ウメザワによって帝国の国土の大部分を破壊される。この頃のボーラスは絶大な力を持つあまり常にマナを得なければ全力を発揮できなかったため、大破壊により突如マナの源を失ったボーラスは大きく弱体化。瞑想領土にてテツオと戦うも殺されてしまう。

死後数十年をかけてボーラスの精神は蘇る。しかし、肉体は無く幽霊の様な影あるいは残留思念に過ぎず、マダラの地に封じられ、久遠の闇/Blind Eternitiesに脱出もできない。ボーラスは、怨敵ウメザワの血統が子孫を残し、かつての帝国がネコルー/Nekoruの支配領域へと変わっていく様を眺めているしかなかった。しかしながらその野心と知識欲は衰えず、幽体の身のままで様々な知識を学び、いつの日か訪れる復活の日に備えていた。

時のらせん

AR46世紀。ボーラスが封じられた空間にジョイラ/Jhoiraラーダ/Radhaヴェンセール/Venser、Aprem(アプレム)、Dassene(ダッセン)、コラス/Corus、Skive(スカイヴ)ら7人が迷い込む。ボーラスはSensei Ryu(龍師範)と名乗り、言葉巧みにヴェンセールの灯を操って、実体を備えた存在として復活を遂げる。

ボーラスは正体を明かし、新たな灯を宿したラーダとヴェンセールに対し支配下に入れと迫る。この仲間の窮地にテフェリー/Teferiが駆けつけ、ボーラスとの決闘が始まる。老獪なボーラスはテフェリーを倒し、アプレムの命を奪うが、ラーダとヴェンセールの殺されても従わないという強い決意に一端要求を取り下げる。

ボーラスはウメザワの血統とそれをマダラにもたらした夜陰明神/Myojin of Night's Reachへの呪詛を吐き、鉤爪の門を通り抜け神河/Kamigawaへと出発した。

次元の混乱

フレイバー・テキストに登場するも小説Planar Chaosには登場していない。Card of the Day - 2009/4/7によると、ボーラスの多元宇宙中への多大な影響力を示した上で、ストーリーで言及なくフレイバー・テキストのみの登場であっても、それは驚きではないと補足されている。

小説Time SpiralからFuture Sightに再登場するまでのこの期間に少なくとも、ドミナリア以外の次元(おそらく神河)において夜陰明神を追い詰め、(殺害までには至らなかったが)複製でない「本物の夜陰の仮面」を奪い取っている。また多元宇宙の調査も行っており、同時にアラーラやアモンケットを利用した陰謀に手をつけ始めていたと考えられる。

未来予知

小説Future Sightでは、ニコル・ボーラスは鉤爪の門を通ってマダラに帰還すると、待ち受けていたレシュラック/Leshracから伝統的な作法に則った決闘を挑まれる。

レシュラックは夜陰明神から授かった「夜陰の仮面の複製」を用いることで、ジェスカ/Jeskaに眠っていた「フェイジ/Phageの腐敗の力」を制御下におき、ボーラスの黒マナと精神攻撃能力をも奪い取って己の力とする。肉弾戦と魔法の応酬による一進一退の攻防が続くも、ボーラスはフェイジの腐敗によって肉体が急速に腐り落ちてしまい、連続プレインズウォークで逃走する。しかし、レシュラックは追いすがり、ラヴニカ/Ravnicaから神河、ウルグローサ/Ulgrothaと次元を渡った戦いの後、再び両者はマダラに戻って対峙する。

肉体がほとんど崩れ落ちた相手を前に余裕のレシュラックだったが、その刹那、ボーラスの鋭い尻尾がレシュラックの胸を貫き形勢は逆転する。実は、ボーラスは「夜陰の仮面のオリジナル」を携えていたため、自身の精神攻撃もフェイジの腐敗も効果がなかったのだ。レシュラックが欺きに気付いたときにはもはや手遅れで彼の精神は仮面に封じ込められ、ボーラスはレシュラックの灯を用いてマダラの時の裂け目を修復する。

ボーラスはラーダやヴェンセール、ジェスカらに別れの言葉を残し鉤爪の門から旅立った。

アラーラの断片

アラーラの断片およびA Planeswalker's Guide to Alaraではボーラスは表舞台には出ずに存在を匂わせたのみである。

求道者の転落/The Seeker's Fall

プレインズウォーカーに覚醒した直後のテゼレットが偶発的にグリクシスにプレインズウォークして来た際、ニコル・ボーラスはテゼレットの前に出現し、服従を迫った。

Agents of Artifice

ボーラスはグリクシスに潜伏し企みを巡らしている(→#無限連合/Infinite Consortium参照)。

Alara Unbroken (1)

衝合が間近に迫り、ボーラスの手下の活動が活発化する。

断片から大渦へのマナ経路を結ぶためにはオベリスクの起動が必要であった。ジャンドのオベリスクはラッカ・マーの手引きで起動に成功するが、バントのグヮファ・ハジードは完遂できずに捕縛される。サルカン・ヴォルはオベリスク起動に協力したことから、ラッカ・マーを通じてボーラスに謁見し配下となる。サルカンはカルモット求道団と共にエスパーのオベリスク起動にも成功する。

ナヤでは大祖始/Progenitusからメイエル/Mayaelに来るべき侵略者との戦争で血の川を成せと預言が与えられる。しかし、これは真の大祖始ではなくボーラスが与えた幻視であった。

コンフラックス

コンフラックスでは、ボーラス自身と各断片で活動する手下の存在が明かされた。ボーラスの目論見通りに隣接する断片が重なり合い戦争が勃発し、アラーラの中心に大渦が発生する。

Alara Unbroken (2)

バントでは天望騎士団の偽りの預言に導かれてアーシャ/Asha軍が編成され、エスパー侵略軍との戦争が始まる。グリクシスでは、ケデレクトのHermitage(隠れ里)を壊滅させたマルフェゴールが最後の砦Torchlightの攻略に移り、陥落させる。サルカンはケデレクトでボーラスに報告を行う。その内容は、エスパーのオベリスク起動に成功、バントがエスパーと会戦、グリクシス軍団はエスパーのヴェクティス/Vectis、ジャンドの血の間/Bloodhallにまで侵攻中、である。ボーラスは忠実なサルカンにカーサス/Karrthus他のドラゴンの部隊を授け、ナヤへの攻撃を命じる。

アラーラ再誕

アラーラの戦争は隣接する断片を超えて更に拡大する。

目前に迫る戦争/The Face of War

少年の姿に化けたボーラスは、スラクジムンダール/Thraximundarの軍団をグリクシスからバント、ジャンド、ナヤへと断片を跨いで暴れさせ、大渦の成長を促す。

Alara Unbroken (3)

ボーラスはマルフェゴールを呼び出し、バントにまで進軍し黄金塔/Giltspireのオベリスク起動を命じる。ナヤのジャングルでは、サルカンのドラゴン軍がメイエルの軍と交戦する。マリーシは野生のナカティルを扇動して、雲のナカティルの都市クァーサル/Qasalに軍を進める。ザリキ/Zalikiによってマリーシは殺されるがクァーサルのオベリスクが起動する。マルフェゴール軍とアーシャ軍による黄金塔決戦でマルフェゴールはラフィーク/Rafiqに討ち取られる。しかし、最後のオベリスクも起動してしまう。

そして、黒幕ニコル・ボーラスは遂に人々の前に姿を現した。大渦に集結したアジャニ/Ajaniクレシュ/Kreshの氏族、メイエルの軍、ザリキと野生と雲のナカティル、そしてサルカンのドラゴン軍であったが、突然のボーラスの到来に散り散りになって逃げ出す。1人踏み止まったアジャニを尻目にボーラスは大渦に突入し計画の総仕上げにかかる。しかし、アジャニには魂の光/Soul's Lightと呼ばれる力があったことがボーラスの誤算であった。アジャニはその力でボーラスの灯に干渉すると、もう1人のボーラスが複製されてしまう。大渦から出現した2人のボーラスは互いに互いを攻撃し合いながら消滅し二度と戻ってこなかった。[4]

ヴェールの呪い/The Veil's Curse

鎖のヴェール/The Chain Veilを入手したリリアナ・ヴェスの跡を追ってサルカン・ヴォルが現れる。彼の行動はボーラスの命令によるもののようだ。

Journey to the Eye

ゼンディカー/Zendikarウギンの目/Eye of Uginに引き寄せられるようにやって来たサルカン・ヴォルはボーラスの名前を何度も口にする。

Enter the Eldrazi

ボーラスは瞑想領土において、ウギンの目の異変についてサルカンからの報告を受ける。サルカンは任務に失敗したと思っていたが、それはボーラスの策略通りの結果であった。ボーラスの真の目的は、目に何者も侵入させないことではなく、三人のプレインズウォーカーを目に到達させてエルドラージ/Eldraziを覚醒させることだったのだ。

Test of Metal

かつてジェイスにその精神を殆ど抹消され、死に瀕していたテゼレット。ボーラスは彼を復活させ、エーテリウム/Etherium探索を命ずる。

ミラディンの傷跡ブロック

ミラディンの傷跡ブロックでのボーラスは、テゼレットを工作員としてファイレクシア/Phyrexiaに潜入させた。その計略の全容は明らかではないが、カーン/Karn解放後はテゼレットに別の任務を与えて他の地へと向かわせた。

タルキール覇王譚

ボーラスへの奉仕に失望を抱いたサルカンは、幻影の龍の声に導かれて故郷のタルキール/Tarkirを訪れる。サルカンはその声をかつてボーラスが斃したと主張する精霊龍ウギン/Uginのものであると信じているようだった。

運命再編

ナーセット/Narsetに導かれたサルカンは時間の捻じれを通過し、1280年前のタルキールに出現する。その時代のティムール境/The Temur Frontierカン/Khanヤソヴァ/Yasovaが語る「偉大なる龍の精霊」は、ボーラスそのものであった。

ヤソヴァとサルカンが向かった先に現れたボーラスは、最盛期の力を存分に振るってウギンと戦う。ウギンはタルキール次元全土からドラゴンを召喚して対抗するが、ボーラスはヤソヴァに呪文を唱えさせてその攻撃の矛先を目標をウギンに変える。ウギンの墜落を見届けたボーラスは、プレインズウォークによって姿を消す。

霊気紛争

カラデシュ/Kaladesh次元に工作員としてテゼレットを送り込んでいたボーラス。ラシュミ/Rashmiが発明した次元橋/Planar Bridge――大修復によって失われた技術と思われていたポータル/Portal――の核を回収させた。

アモンケット

アモンケット次元には至る所にボーラスの象徴たる二本角が聳え立ち、否が応でもその存在を感じさせる。人々もまた王神を敬い、その帰還と栄光の来世を待ち望んでいる。

破滅の刻

計画通りに役目を果たしたアモンケットに、ボーラスは意気揚々と帰還する。記憶を取り戻した神々の抵抗を払いのけ、ゲートウォッチ/The Gatewatchの面々を軽々とあしらい、永遠衆の有用性を確かめたボーラスは、用済みとなった世界に破滅の刻/Hour of Devastationを与えた。

イクサラン

ヴラスカ/Vraska魔学コンパス/Thaumatic Compassと航海の知識を与え、ゴルガリ団/The Golgariの支配権と引き換えにその行動を操る。イクサラン/Ixalan次元の伝説的な黄金の都・オラーズカにあるとされる宝物を求めているようだ。

登場

登場カード

カード名に登場

アジャニvsニコル・ボーラス
ボーラスの奴隷/Slave of Bolas
アラーラ再誕
ボーラスの奴隷/Slave of Bolas
ミラディン包囲戦
ボーラスの工作員、テゼレット/Tezzeret, Agent of Bolas
基本セット2013
ボーラスの占い師/Augur of Bolasボーラスの信奉者/Disciple of Bolas
アモンケット
王神の玉座/Throne of the God-Pharaoh(王神として)
破滅の刻
王神の天使/Angel of the God-Pharaoh王神の信者/God-Pharaoh's Faithful王神の贈り物/God-Pharaoh's Gift(いずれも王神として)
破滅の刻 プレインズウォーカーデッキ
王神の盲信者/Zealot of the God-Pharaoh(王神として)、ボーラスの肖像/Visage of Bolas
ドミナリア
ボーラスの手中/In Bolas's Clutches

フレイバー・テキストに登場

次元の混乱
インプの悪戯/Imp's Mischief
コンフラックス
衝合/Conflux古老の熟達/Elder Mastery(“彼”として)、ラッカ・マー/Rakka Mar
アラーラ再誕
魂の操作/Soul Manipulationボーラスの奴隷/Slave of Bolas
アジャニvsニコル・ボーラス
対抗突風/Countersquall古老の熟達/Elder Mastery(“彼”として)、ボーラスの奴隷/Slave of Bolas
基本セット2013
血の報い/Blood Reckoning居すくみ/Cower in Fearボーラスの信奉者/Disciple of Bolas溶岩震/Magmaquake心爪のシャーマン/Mindclaw Shaman機知の終わり/Wit's End
運命再編
命運の核心/Crux of Fate
タルキール龍紀伝
苦しめる声/Tormenting Voice
アモンケット
エイヴンの思考検閲者/Aven Mindcensor力強い跳躍/Mighty Leapヘクマの防御/Protection of the Hekma黙考の時間/Time to Reflect有翼の番人/Winged Shepherdヘクマの歩哨/Hekma Sentinels悪運尽きた造反者/Doomed Dissenter華麗な苦悶/Splendid Agony捷刃のケンラ/Nimble-Blade Khenra苦しめる声/Tormenting Voice巨大百足/Colossapede造反者の解放/Dissenter's Deliveranceナーガの生気論者/Naga Vitalist気性の荒いクーズー/Ornery Kuduハゾレトの碑/Hazoret's Monumentルクサ川の祭殿/Luxa River Shrine(いずれも王神として)
破滅の刻
ギデオンの敗北/Gideon's Defeatジェイスの敗北/Jace's Defeat大災厄/Doomfallリリアナの敗北/Liliana's Defeat無慈悲な永遠衆/Merciless Eternal霰炎の責め苦/Torment of Hailfireチャンドラの敗北/Chandra's Defeat破滅の刻/Hour of Devastation永遠衆、ネヘブ/Neheb, the Eternalニッサの敗北/Nissa's Defeat(いずれもボーラスの発言)
厳しい事実の永遠衆/Eternal of Harsh Truths巧みな軍略/Strategic Planning呻きの壁/Moaning Wallマンティコアの永遠衆/Manticore Eternal死者の砂丘/Dunes of the Dead(いずれもボーラスとして)
王神の天使/Angel of the God-Pharaohデジェルの拒絶/Djeru's Renunciation王神の信者/God-Pharaoh's Faithful啓示の刻/Hour of Revelation厳粛/Solemnity果敢なケンラ/Defiant Khenra前線の壊滅者/Frontline Devastator穿刺の一撃/Puncturing Blow人生は続く/Life Goes On没収の曲杖/Crook of Condemnationマナリス/Manalith(いずれも王神として)
破滅の刻 プレインズウォーカーデッキ
苦々しい結末の蜂/Wasp of the Bitter End王神の盲信者/Zealot of the God-Pharaoh(王神として)、燃え殻の痩せ地/Cinder Barrens
イクサラン
川の叱責/River's Rebuke
ドミナリア
ボーラスの手中/In Bolas's Clutches
基本セット2019
悠長な再構築/Patient Rebuilding消耗した全能/Fraying Omnipotence力の頂点/Apex of Power逆毛の猪/Bristling Boar殲滅の龍、パラディア=モルス/Palladia-Mors, the Ruiner燃え殻の痩せ地/Cinder Barrens

イラストに登場

未来予知
多相の戦士の真髄/Shapeshifter's Marrow(小説Alara Unbrokenの状況に酷似)
アラーラの断片
残酷な根本原理/Cruel Ultimatum(影のみ)
コンフラックス
衝合/Conflux(手のみ)
アラーラ再誕
ボーラスの奴隷/Slave of Bolas(身体の一部のみ)
アジャニvsニコル・ボーラス
対抗突風/Countersquall残酷な根本原理/Cruel Ultimatum(影のみ)、綿密な分析/Deep Analysisボーラスの奴隷/Slave of Bolas(身体の一部のみ)
基本セット2013
機知の終わり/Wit's End適合の宝石/Gem of Becoming(ボーラスの角と宝玉を象っている)
From the Vault:Twenty
残酷な根本原理/Cruel Ultimatum
運命再編
命運の核心/Crux of Fate
タルキール龍紀伝
苦しめる声/Tormenting Voice(幻影)
アモンケット
多数のカードにボーラスの角の意匠が見られる。
Archenemy: Nicol Bolas
Because I Have Willed ItBehold My GrandeurEvery Dream a NightmareThe Mighty Will FallThis World Belongs to MeWhen Will You Learn?
破滅の刻
ギデオンの敗北/Gideon's Defeat(手のみ)、霰炎の責め苦/Torment of Hailfireチャンドラの敗北/Chandra's Defeat(手のみ)、破滅の刻/Hour of Devastation差し迫る破滅/Imminent Doom
この他にも多数のカードにボーラスの角の意匠が見られる。
Amonkhet Invocations
全知/Omniscience滅び/Damnation
ドミナリア
ボーラスの手中/In Bolas's Clutches最古再誕/The Eldest Reborn
基本セット2019
アジャニ最後の抵抗/Ajani's Last Stand悠長な再構築/Patient Rebuilding消耗した全能/Fraying Omnipotence力の頂点/Apex of Power

登場デッキ

デュエルデッキ
プレインズウォーカーデッキ

登場作品

レジェンド
時のらせんブロック
アラーラの断片ブロック
プレインズウォーカー・シリーズ
ゼンディカー・ブロック
ミラディンの傷跡ブロック
基本セット2013
ラヴニカへの回帰ブロック
タルキール覇王譚ブロック
マジック・オリジン
カラデシュ・ブロック
アモンケット・ブロック
イクサラン・ブロック
ドミナリア
基本セット2019

登場記事

脚注

  1. The Feedbackening 2011/フィードバック2011
  2. Future Sight
  3. 少年 (1)少年 (2)少年 (3)
  4. 多相の戦士の真髄/Shapeshifter's Marrow#ストーリー

参考

QR Code.gif