トーラックへの賛歌/Hymn to Tourach

提供:MTG Wiki

2014年6月16日 (月) 19:55時点におけるSk (トーク | 投稿記録)による版
移動: 案内, 検索

Hymn to Tourach / トーラックへの賛歌 (黒)(黒)
ソーサリー

プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは、カードを2枚無作為に選んで捨てる。


数ある手札破壊呪文の中でもトップクラスの性能を誇る凶悪なカード暗黒の儀式/Dark Ritualで加速しての「無作為手札破壊」は、序盤から今後のゲーム展開を変えさせてしまう。これに加えて1ターン目からの強迫/Duressとの連続撃ちは、対戦相手にとってまさに悪夢である。

ただし、ヴィンテージでは使用されている頻度はあまり高くない。前述の強迫と、陰謀団式療法/Cabal Therapy思考囲い/Thoughtseizeのような、強力な1マナ手札破壊が存在するため。またコントロール向けでないため、有効活用できるデッキが多くないということ、ヴィンテージにおいてはMoxが多用されているため、色拘束の問題が大きいこと、単純に1マナの差が大きい、などの理由が挙げられる。手札を見ることによる戦略性がかなり重視され、このカードにはそれが無いというのも1つの要因か。

一方レガシーでは、序盤から積極的に対戦相手を妨害し、アドバンテージを取りに行けるため非常に強力である。最序盤に唱えれば決して低くない確率で土地カードを捨てさせられることも手伝って、フォーマット設立当初からピキュラ黒黒ウィニーといった黒主体の速攻デッキで頻繁に採用されていた。また、ローウィンで思考囲いが追加でされたことで、強迫との8デュレス体制が可能になると、併用することで「撃てばほぼ確実にアドバンテージを取れる反面、(無作為とは言え)落としたいカードを落とせない」という欠点を克服し、「アドバンテージを取りつつ、落としたいカードを落とす」といったことが容易になった。これらにより、最近ではより一層の存在感を見せつけ、採用率も大幅に上がっている。

1996年10月1日より、スタンダード制限カードに指定されている。

参考

QR Code.gif