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ターボネクサス (Turbo Nexus) は、運命のきずな/Nexus of Fateをキーカードとしたタイム・デストラクション系ロックデッキ。ターボフォグとエターナルブルーの中間のような構成をとる。基本セット2019参入後のスタンダード環境に存在する。
概要
マナ加速から根の罠/Root Snareのような濃霧/Fog呪文と運命のきずな/Nexus of Fateによる追加ターンによって、ドミナリアの英雄、テフェリー/Teferi, Hero of Dominariaやウルザの後継、カーン/Karn, Scion of Urzaといった強力なプレインズウォーカーの+1忠誠度能力起動回数を増やしてアドバンテージを得る。最終的にはテフェリーの-8忠誠度能力を起動、ドロー呪文やテフェリーの+1忠誠度能力を絡めて対戦相手のパーマネントを全て追放し、
といった手段を用いて勝利する。
運命のきずなは自身の能力でライブラリーに戻るので、エターナルブルーのような再利用のギミックを別途組み込む必要がない。
テフェリーのアンタップ能力を活かすためにマナ加速として楽園の贈り物/Gift of Paradiseを用いたり、タップ能力付きの土地を使い回すのも特徴。航路の作成/Chart a Courseや薬術師の眼識/Chemister's Insightの再活により捨てるカードのタネになるため、ビートダウンデッキ系デッキ以外であっても濃霧系呪文が完全に腐ることがない点も見逃せない。
基本セット2019参入直後のマジック25周年記念プロツアーにはRaphaël LévyやLee Shi Tianといった強豪プレイヤーも持ち込んで話題となった[1][2]。
ローテーション後は花粉のもや/Haze of Pollenやサイクリングランドを失い一時弱体化したが、ラヴニカの献身では相性のよい荒野の再生/Wilderness Reclamationや成長のらせん/Growth Spiralを獲得した。濃霧系呪文の採用枚数が減り、大量マナでサーチと追加ターンを連打するターボランドの構成に近くなった。テフェリーに頼らずとも戦えるようになり、グランプリメンフィス19では白を抜いた緑青の構成のシミック・ネクサスが主流となった[3]。
- 入手経路が限られるBOX特典カードの運命のきずなが4枚使われたデッキということでも話題となった。
- 運命のきずなの、ライブラリーに戻して切り直す(そして対戦相手にも切り直してもらう)という手順を踏む特性上、無限ターン系デッキの中でも1ターンの時間がかかりやすい。
サンプルリスト
初期型
後期型
バントネクサス
- 備考
- Standard Premier #11787261 on 02/02/2019 優勝(参考)
- 使用者:Luckesh
- フォーマット
シミックネクサス
ゲートネクサス
- 備考
- Standard Premier #11780197 on 01/26/2019 ベスト4(参考)
- 使用者:Skite
- フォーマット
出典
- ↑ メタゲームブレイクダウン:スタンダード
- ↑ 岩SHOWの「デイリー・デッキ」:ターボフォグ(スタンダード) Lee Shi Tianが使用したデッキリスト
- ↑ Grand Prix Memphis Day 2 Metagame Breakdown
参考