ゾンビ (デッキ)

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
4行: 4行:
  
 
==イニストラード・ブロック+ラヴニカへの回帰ブロック期==
 
==イニストラード・ブロック+ラヴニカへの回帰ブロック期==
[[環境]][[黒赤]]タイプが引き続き活躍。特に'''ラクドスミッドレンジ'''と呼ばれるタイプは[[グランプリチャールストン12]]、[[グランプリサンアントニオ12]]と[[グランプリ]]連覇をしている。また、[[黒緑]]系のものは[[デッキ]]の核である[[出産の殻/Birthing Pod]]を失ったものの、[[ラヴニカへの回帰]][[ゴルガリ団/The Golgari]]の優秀な[[多色カード]]が収録されたことで、新たに2色の純正[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウン]]として生まれ変わった。
+
[[ローテーション]]により[[迫撃鞘/Mortarpod]][[出産の殻/Birthing Pod]]などを失ったものの、[[デッキ]]の核である[[墓所這い/Gravecrawler]][[戦墓のグール/Diregraf Ghoul]][[ゲラルフの伝書使/Geralf's Messenger]]は健在であり、引き続き活躍する。
  
 
{{#card:Gravecrawler}}
 
{{#card:Gravecrawler}}
10行: 10行:
 
{{#card:Lotleth Troll}}
 
{{#card:Lotleth Troll}}
  
黒赤型の構成は様々だが、[[グランプリチャールストン12]]以降は[[ファルケンラスの貴種/Falkenrath Aristocrat]]、[[地獄乗り/Hellrider]]、[[雷口のヘルカイト/Thundermaw Hellkite]]といった[[重い|重め]]の[[速攻]][[クリーチャー]]を採用した[[ミッドレンジ]]タイプが主流となっている。他には[[生け贄に捧げる|生け贄]]エンジンと[[血の芸術家/Blood Artist]]などとの[[シナジー]]を活かした従来通りのタイプや、[[墓所這い/Gravecrawler]]・[[戦墓のグール/Diregraf Ghoul]]に加えて[[ラクドスの哄笑者/Rakdos Cackler]]まで多めに[[積む|積んだ]][[ウィニー]]特化のタイプが存在する。
+
特に大きな活躍を見せているのは、[[ファルケンラスの貴種/Falkenrath Aristocrat]]などのために[[]]を足した'''黒赤ゾンビ'''(''BR Zombies'')。大きく分けて以下の3つのタイプがあるが、中間型も多く、バリエーションの幅は広い。
  
黒緑型は既存の[[ゾンビ]]に加えて[[ロッテスのトロール/Lotleth Troll]][[屑肉の刻み獣/Dreg Mangler]][[アタッカー]]とし、これらのクリーチャーを[[怨恨/Rancor]][[強化]]して戦う。[[除去]]としては環境に氾濫する[[スラーグ牙/Thragtusk]]の対策となる[[ひどい荒廃/Crippling Blight]]がよく使われる。
+
;ハスク型
 +
:[[#ミラディンの傷跡ブロック+イニストラード・ブロック期|前環境]]の黒赤ゾンビとほぼ同様の、[[生け贄に捧げる|生け贄]]エンジンを活用するタイプ。
 +
:ファルケンラスの貴種・[[血の座の吸血鬼/Bloodthrone Vampire]]に加え、それらとの[[シナジー]]を持つ[[血の芸術家/Blood Artist]][[悲劇的な過ち/Tragic Slip]][[反逆の印/Mark of Mutiny]]などの[[カード]]が採用される。
  
===サンプルレシピ===
+
;ミッドレンジ型
 +
:[[雷口のヘルカイト/Thundermaw Hellkite]]などの[[重い|重め]]の[[速攻]][[クリーチャー]]を多用するタイプ。'''ラクドスミッドレンジ'''と呼ばれる。
 +
:[[グランプリチャールストン12]]、[[グランプリサンアントニオ12]]を連覇し、一時[[トップメタ]]の地位にあった。詳細は[[ラクドスミッドレンジ]]を参照。
 +
 
 +
;ウィニー型
 +
:3種類目の1[[マナ]]域として[[ラクドスの哄笑者/Rakdos Cackler]]を用いる[[ウィニー]]要素の強いタイプ。さらに[[夜の衝突/Bump in the Night]]まで採用した特化型もある。
 +
:[[ギルド門侵犯]]参入後は、高速デッキとしての立ち位置を[[炎樹族の使者/Burning-Tree Emissary]]系[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウン]]に奪われる形となり、衰退した。
 +
 
 +
この他にも、[[緑]]を足して[[ロッテスのトロール/Lotleth Troll]]や[[屑肉の刻み獣/Dreg Mangler]]を用いる'''黒緑ゾンビ'''(''BG Zombies'')、[[白]]を足して[[カルテルの貴種/Cartel Aristocrat]]や[[未練ある魂/Lingering Souls]]を用いる'''黒白ゾンビ'''(''BW Zombies'')、[[黒赤]]型と[[黒緑]]型の[[ハイブリッドデッキ|ハイブリッド]]である'''ジャンドゾンビ'''(''Jund Zombies'')などが存在する。
 +
 
 +
===サンプルレシピ(黒赤)===
 
*備考
 
*備考
**[[グランプリチャールストン12]] 優勝 ([http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/gpcha12/welcome 参考])
+
**[[グランプリ名古屋12]] 準優勝 ([http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/gpnag12/welcome 参考]/[http://coverage.mtg-jp.com/gpnagoya12/ 参考])
**使用者:[[Jon Bolding]]
+
**使用者:[[Rahman Aryabhima]]
 
*[[フォーマット]]
 
*[[フォーマット]]
 
**[[スタンダード]]([[基本セット2013]]+[[イニストラード・ブロック]]+[[ラヴニカへの回帰]])
 
**[[スタンダード]]([[基本セット2013]]+[[イニストラード・ブロック]]+[[ラヴニカへの回帰]])
  
{{#magicfactory:df307441}}
+
{{#magicfactory:df310558}}
 +
 
 +
*黒赤のタイプ。
 +
 
 +
===サンプルレシピ(黒赤緑)===
 +
*備考
 +
**[[グランプリケベックシティ13]] ベスト4 ([http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/gpque13/welcome 参考])
 +
**使用者:[[Felipe Tapia Becerra]]
 +
*[[フォーマット]]
 +
**[[スタンダード]]([[基本セット2013]]+[[イニストラード・ブロック]]+[[ラヴニカへの回帰]]+[[ギルド門侵犯]])
 +
 
 +
{{#magicfactory:df310563}}
  
*黒赤のタイプ。4~5[[マナ]]域のクリーチャーを重視した構成であり、黒赤ゾンビの転機となったデッキである。
+
*ギルド門侵犯参入後の[[黒赤緑]]タイプ。
  
 
==ミラディンの傷跡ブロック+イニストラード・ブロック期==
 
==ミラディンの傷跡ブロック+イニストラード・ブロック期==
147行: 170行:
  
 
*[[サイドボード]]の[[冬眠/Hibernation]]のために[[青]]を[[タッチ]]している。
 
*[[サイドボード]]の[[冬眠/Hibernation]]のために[[青]]を[[タッチ]]している。
 +
 +
==レガシー==
 +
[[闇の隆盛]]の参入後、各種[[シナジー]]を活用する[[白黒赤]]のゾンビデッキが登場した。[[デッキ]]デザインは[[Sam Black]]。
 +
 +
{{#card:Gravecrawler}}
 +
{{#card:Goblin Bombardment}}
 +
 +
何度でも蘇る[[墓所這い/Gravecrawler]]と[[恐血鬼/Bloodghast]]を、[[信仰無き物あさり/Faithless Looting]]で[[捨てる|捨て]]たり、[[屍肉喰らい/Carrion Feeder]]や[[ゴブリンの砲撃/Goblin Bombardment]]の[[生け贄]]に充てたりすることで[[アドバンテージ]]を得ながら戦う。[[ディスカード]]・[[生け贄に捧げる|生け贄]]の双方と相性がよく、[[ブロック (ルール用語)|ブロック]]できない[[クリーチャー]]が多いこのデッキの防御面を補う[[未練ある魂/Lingering Souls]]も重要なパーツ。
 +
 +
各種[[コンボデッキ]]には豊富な[[手札破壊]]で対抗する。特にデッキに合った[[フラッシュバック]]・[[コスト]]を持つ[[陰謀団式療法/Cabal Therapy]]と、墓所這いの相方を兼ねる[[潮の虚ろの漕ぎ手/Tidehollow Sculler]]の存在が大きい。
 +
 +
===サンプルレシピ===
 +
*備考
 +
**[[グランプリアトランタ12]] ベスト8 ([http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/gpatl12/welcome 参考])
 +
**使用者:[[Sam Black]]
 +
*[[フォーマット]]
 +
**[[レガシー]](~[[アヴァシンの帰還]])
 +
 +
{{#magicfactory:df310556}}
 +
 +
*[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/gpatl12/day2#5 Deck Tech: Sam Black's Bombardment]も参照。
  
 
==参考==
 
==参考==
153行: 197行:
  
 
[[Category:黒単色デッキ|そんひ]]
 
[[Category:黒単色デッキ|そんひ]]
 +
[[Category:青黒デッキ|そんひ]]
 
[[Category:黒赤デッキ|そんひ]]
 
[[Category:黒赤デッキ|そんひ]]
 
[[Category:白黒デッキ|そんひ]]
 
[[Category:白黒デッキ|そんひ]]
 
[[Category:黒緑デッキ|そんひ]]
 
[[Category:黒緑デッキ|そんひ]]
 +
[[Category:黒赤緑デッキ|そんひ]]
 +
[[Category:白黒赤デッキ|そんひ]]
 +
[[Category:緑青黒デッキ|そんひ]]
 
[[Category:ビートダウンデッキ|そんひ]]
 
[[Category:ビートダウンデッキ|そんひ]]
 
[[Category:ウィニーデッキ|そんひ]]
 
[[Category:ウィニーデッキ|そんひ]]
 
[[Category:部族デッキ|そんひ]]
 
[[Category:部族デッキ|そんひ]]
 +
[[Category:黒単ビートダウンデッキ|そんひ]]
 +
[[Category:青黒ビートダウンデッキ|そんひ]]
 
[[Category:黒赤ビートダウンデッキ|そんひ]]
 
[[Category:黒赤ビートダウンデッキ|そんひ]]
 
[[Category:白黒ビートダウンデッキ|そんひ]]
 
[[Category:白黒ビートダウンデッキ|そんひ]]
 
[[Category:黒緑ビートダウンデッキ|そんひ]]
 
[[Category:黒緑ビートダウンデッキ|そんひ]]
 +
[[Category:黒赤緑ビートダウンデッキ|そんひ]]
 +
[[Category:白黒赤ビートダウンデッキ|そんひ]]
 +
[[Category:緑青黒ビートダウンデッキ|そんひ]]
 
[[Category:黒単ウィニーデッキ|そんひ]]
 
[[Category:黒単ウィニーデッキ|そんひ]]
 +
[[Category:青黒ウィニーデッキ|そんひ]]
 
[[Category:オンスロート・ブロック構築デッキ|そんひ]]
 
[[Category:オンスロート・ブロック構築デッキ|そんひ]]
 
[[Category:オンスロート・ブロックを含むスタンダードデッキ|そんひ]]
 
[[Category:オンスロート・ブロックを含むスタンダードデッキ|そんひ]]
 
[[Category:イニストラード・ブロックを含むスタンダードデッキ|そんひ]]
 
[[Category:イニストラード・ブロックを含むスタンダードデッキ|そんひ]]
 +
[[Category:レガシーデッキ|そんひ]]

2013年6月24日 (月) 09:05時点における版

ゾンビ(Zombies)は、ゾンビクリーチャー・タイプを持つクリーチャーを中心とした部族デッキ。初出はオンスロート・ブロック前後の環境

目次

イニストラード・ブロック+ラヴニカへの回帰ブロック期

ローテーションにより迫撃鞘/Mortarpod出産の殻/Birthing Podなどを失ったものの、デッキの核である墓所這い/Gravecrawler戦墓のグール/Diregraf Ghoulゲラルフの伝書使/Geralf's Messengerは健在であり、引き続き活躍する。


Gravecrawler / 墓所這い (黒)
クリーチャー — ゾンビ(Zombie)

墓所這いではブロックできない。
あなたは、あなたがゾンビ(Zombie)をコントロールしているかぎり、墓所這いをあなたの墓地から唱えてもよい。

2/1


Falkenrath Aristocrat / ファルケンラスの貴種 (2)(黒)(赤)
クリーチャー — 吸血鬼(Vampire) 貴族(Noble)

飛行、速攻
クリーチャーを1体生け贄に捧げる:ファルケンラスの貴種はターン終了時まで破壊不能を得る。その生け贄に捧げられたクリーチャーが人間(Human)だった場合、ファルケンラスの貴種の上に+1/+1カウンターを1個置く。

4/1


Lotleth Troll / ロッテスのトロール (黒)(緑)
クリーチャー — ゾンビ(Zombie) トロール(Troll)

トランプル
クリーチャー・カードを1枚捨てる:ロッテスのトロールの上に+1/+1カウンターを1個置く。
(黒):ロッテスのトロールを再生する。

2/1

特に大きな活躍を見せているのは、ファルケンラスの貴種/Falkenrath Aristocratなどのためにを足した黒赤ゾンビ(BR Zombies)。大きく分けて以下の3つのタイプがあるが、中間型も多く、バリエーションの幅は広い。

ハスク型
前環境の黒赤ゾンビとほぼ同様の、生け贄エンジンを活用するタイプ。
ファルケンラスの貴種・血の座の吸血鬼/Bloodthrone Vampireに加え、それらとのシナジーを持つ血の芸術家/Blood Artist悲劇的な過ち/Tragic Slip反逆の印/Mark of Mutinyなどのカードが採用される。
ミッドレンジ型
雷口のヘルカイト/Thundermaw Hellkiteなどの重め速攻クリーチャーを多用するタイプ。ラクドスミッドレンジと呼ばれる。
グランプリチャールストン12グランプリサンアントニオ12を連覇し、一時トップメタの地位にあった。詳細はラクドスミッドレンジを参照。
ウィニー型
3種類目の1マナ域としてラクドスの哄笑者/Rakdos Cacklerを用いるウィニー要素の強いタイプ。さらに夜の衝突/Bump in the Nightまで採用した特化型もある。
ギルド門侵犯参入後は、高速デッキとしての立ち位置を炎樹族の使者/Burning-Tree Emissaryビートダウンに奪われる形となり、衰退した。

この他にも、を足してロッテスのトロール/Lotleth Troll屑肉の刻み獣/Dreg Manglerを用いる黒緑ゾンビ(BG Zombies)、を足してカルテルの貴種/Cartel Aristocrat未練ある魂/Lingering Soulsを用いる黒白ゾンビ(BW Zombies)、黒赤型と黒緑型のハイブリッドであるジャンドゾンビ(Jund Zombies)などが存在する。

サンプルレシピ(黒赤)

BR Zombies [1]
土地 (22)
4 血の墓所/Blood Crypt
1 魂の洞窟/Cavern of Souls
4 竜髑髏の山頂/Dragonskull Summit
4 ラクドスのギルド門/Rakdos Guildgate
9 沼/Swamp
クリーチャー (28)
4 血の芸術家/Blood Artist
4 戦墓のグール/Diregraf Ghoul
4 ファルケンラスの貴種/Falkenrath Aristocrat
4 ゲラルフの伝書使/Geralf's Messenger
4 墓所這い/Gravecrawler
4 悪名の騎士/Knight of Infamy
4 ラクドスの哄笑者/Rakdos Cackler
呪文 (10)
1 炬火の炎/Flames of the Firebrand
2 反逆の印/Mark of Mutiny
4 火柱/Pillar of Flame
3 灼熱の槍/Searing Spear
サイドボード (15)
3 ひどい荒廃/Crippling Blight
3 死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman
2 炬火の炎/Flames of the Firebrand
1 反逆の印/Mark of Mutiny
3 ラクドスの魔除け/Rakdos Charm
3 吸血鬼の夜鷲/Vampire Nighthawk


  • 黒赤のタイプ。

サンプルレシピ(黒赤緑)

Jund Zombies [2]
土地 (23)
4 血の墓所/Blood Crypt
4 魂の洞窟/Cavern of Souls
4 竜髑髏の山頂/Dragonskull Summit
4 草むした墓/Overgrown Tomb
3 沼/Swamp
4 森林の墓地/Woodland Cemetery
クリーチャー (29)
3 血の芸術家/Blood Artist
2 死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman
4 戦墓のグール/Diregraf Ghoul
4 屑肉の刻み獣/Dreg Mangler
4 ファルケンラスの貴種/Falkenrath Aristocrat
4 ゲラルフの伝書使/Geralf's Messenger
4 墓所這い/Gravecrawler
4 ロッテスのトロール/Lotleth Troll
呪文 (8)
1 突然の衰微/Abrupt Decay
3 硫黄の流弾/Brimstone Volley
1 戦慄掘り/Dreadbore
3 悲劇的な過ち/Tragic Slip
サイドボード (15)
2 突然の衰微/Abrupt Decay
1 戦慄掘り/Dreadbore
3 ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil
2 オリヴィア・ヴォルダーレン/Olivia Voldaren
3 殺戮遊戯/Slaughter Games
4 吸血鬼の夜鷲/Vampire Nighthawk


  • ギルド門侵犯参入後の黒赤緑タイプ。

ミラディンの傷跡ブロック+イニストラード・ブロック期

イニストラード・ブロックゾンビが主要部族として取り上げられたことで、久しぶりにスタンダードの舞台に姿を現した。主な活躍は闇の隆盛以降。


Gravecrawler / 墓所這い (黒)
クリーチャー — ゾンビ(Zombie)

墓所這いではブロックできない。
あなたは、あなたがゾンビ(Zombie)をコントロールしているかぎり、墓所這いをあなたの墓地から唱えてもよい。

2/1


Geralf's Messenger / ゲラルフの伝書使 (黒)(黒)(黒)
クリーチャー — ゾンビ(Zombie)

ゲラルフの伝書使はタップ状態で戦場に出る。
ゲラルフの伝書使が戦場に出たとき、対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーは2点のライフを失う。
不死(このクリーチャーが死亡したとき、それの上に+1/+1カウンターが置かれていなかった場合、それを+1/+1カウンターが1個置かれた状態でオーナーのコントロール下で戦場に戻す。)

3/2


Blood Artist / 血の芸術家 (1)(黒)
クリーチャー — 吸血鬼(Vampire)

血の芸術家か他のクリーチャーが死亡するたび、プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは1点のライフを失い、あなたは1点のライフを得る。

0/1

序盤にダメージを稼ぎ、クリーチャーが止まりやすくなる後半は直接ライフを狙うのが基本戦術。特にアヴァシンの帰還血の芸術家/Blood Artistを得てからは、この方針がさらに強化されている。

墓所這い/Gravecrawler戦墓のグール/Diregraf Ghoulの1マナパワー2ゾンビ2種類の体制により、最序盤から高いクロックを用意できる。さらに墓所這いとゲラルフの伝書使/Geralf's Messenger除去耐性の高いアタッカーであると同時に生け贄要員としても優秀で、迫撃鞘/Mortarpodなどでこれらを生け贄に捧げアドバンテージを取りつつ、死亡を参照する血の芸術家や悲劇的な過ち/Tragic Slipの条件を能動的に達成することが可能になっている。

ゾンビは基本的に墓所這いの相方さえいればよいため、血の芸術家や血の座の吸血鬼/Bloodthrone Vampireのような他のクリーチャー・タイプのものも積極的に用いられる。除去の選択は上記のシナジー重視のもの、喉首狙い/Go for the Throatゲスの評決/Geth's Verdictなど。クロックと除去の役割に加え、能動的な死亡条件の達成、不死の再利用を兼ねる煙霧吐き/Fume Spitterもよく採用されるカード

ほとんど黒単色に近い構成ではあるが、多くは2目をタッチしている。を足す場合はロードである戦墓の隊長/Diregraf Captainや汎用性の高い幻影の像/Phantasmal Imageなどが採用される。を足す場合は硫黄の流弾/Brimstone Volleyなどの火力のほか、奇襲性のあるファルケンラスの貴種/Falkenrath_Aristocrat士気溢れる徴集兵/Zealous Conscriptsボードコントロール力の高いオリヴィア・ヴォルダーレン/Olivia Voldarenなどが採用される。

また、を足して出産の殻/Birthing Podを用いる、Zombie Podと呼ばれるタイプもある。出産の殻を生け贄エンジンとしてアドバンテージを得ながら、最後には虐殺のワーム/Massacre Wurmなどに繋げてフィニッシュする。

サンプルレシピ

UB Zombies [3]
土地 (22)
4 闇滑りの岸/Darkslick Shores
4 水没した地下墓地/Drowned Catacomb
14 沼/Swamp
クリーチャー (26)
4 戦墓の隊長/Diregraf Captain
4 戦墓のグール/Diregraf Ghoul
2 煙霧吐き/Fume Spitter
4 ゲラルフの伝書使/Geralf's Messenger
4 墓所這い/Gravecrawler
4 幻影の像/Phantasmal Image
2 ファイレクシアの抹消者/Phyrexian Obliterator
2 スカースダグの高僧/Skirsdag High Priest
呪文 (12)
3 ゲスの評決/Geth's Verdict
4 迫撃鞘/Mortarpod
2 饗宴と飢餓の剣/Sword of Feast and Famine
3 悲劇的な過ち/Tragic Slip
サイドボード (15)
1 墓地を刈り取るもの/Cemetery Reaper
3 腐食の突風/Corrosive Gale
3 困窮/Distress
2 虚無の呪文爆弾/Nihil Spellbomb
1 ファイレクシアの変形者/Phyrexian Metamorph
2 ファイレクシアの抹消者/Phyrexian Obliterator
1 沼/Swamp
2 戦争と平和の剣/Sword of War and Peace


  • タッチ青のタイプ。

オンスロート・ブロック期

オデッセイ・ブロックオンスロート・ブロックスタンダード、およびオンスロート・ブロック構築で組まれる。特にレギオン以降に強力なパーツが増え、トーナメントレベルでも見かけることができるようになった。


Rotlung Reanimator / 腐れ肺の再生術師 (2)(黒)
クリーチャー — ゾンビ(Zombie) クレリック(Cleric)

腐れ肺の再生術師か他のクレリック(Cleric)が死亡するたび、黒の2/2のゾンビ(Zombie)・クリーチャー・トークンを1体生成する。

2/2


Withered Wretch / 萎縮した卑劣漢 (黒)(黒)
クリーチャー — ゾンビ(Zombie) クレリック(Cleric)

(1):墓地にあるカード1枚を対象とし、それを追放する。

2/2

腐れ肺の再生術師/Rotlung Reanimatorにより除去に対し高い耐性を持ち、萎縮した卑劣漢/Withered Wretch墓地対策により青緑マッドネスに強い。これらをサポートするのがトーメントの強力カードになる。

上記2枚はクレリッククリーチャー・タイプも持つため、クレリックデッキとのハイブリッドデッキも作られた。

また、オンスロート・ブロック構築では総帥の召集/Patriarch's Biddingによるリアニメイトを組み込んだゾンビ召集も登場。


Patriarch's Bidding / 総帥の召集 (3)(黒)(黒)
ソーサリー

各プレイヤーは、クリーチャー・タイプを1つ選ぶ。各プレイヤーは、自分の墓地にあるこれにより選ばれたタイプのすべてのクリーチャー・カードを戦場に戻す。


サンプルレシピ(黒単)

Mono Black Zombies [4]
土地 (24)
22 沼/Swamp
2 邪悪な岩屋/Unholy Grotto
クリーチャー (24)
3 催眠の悪鬼/Mesmeric Fiend
4 ナントゥーコの影/Nantuko Shade
4 萎縮した卑劣漢/Withered Wretch
4 腐れ肺の再生術師/Rotlung Reanimator
3 要塞の暗殺者/Stronghold Assassin
2 顔なしの解体者/Faceless Butcher
3 墓生まれの詩神/Graveborn Muse
1 宝石の手の汚染者/Gempalm Polluter
呪文 (12)
4 燻し/Smother
4 陰謀団式療法/Cabal Therapy
2 強迫/Duress
2 堕落/Corrupt
サイドボード (15)
3 もぎとり/Mutilate
3 陰謀団の先手ブレイズ/Braids, Cabal Minion
2 強迫/Duress
2 精神ヘドロ/Mind Sludge
2 チェイナーの布告/Chainer's Edict
2 堕落/Corrupt
1 宝石の手の汚染者/Gempalm Polluter


サンプルレシピ(白黒)

メインデッキ (60)
クリーチャー (22)
4 生命を破滅させるもの/Bane of the Living
3 賛美されし天使/Exalted Angel
3 墓生まれの詩神/Graveborn Muse
4 腐れ肺の再生術師/Rotlung Reanimator
4 萎縮した卑劣漢/Withered Wretch
4 卑劣なアヌーリッド/Wretched Anurid
呪文 (14)
4 陰謀団式療法/Cabal Therapy
3 チェイナーの布告/Chainer's Edict
3 懲罰/Chastise
4 燻し/Smother
土地 (24)
9 沼/Swamp
4 平地/Plains
1 真鍮の都/City of Brass
1 大闘技場/Grand Coliseum
3 汚染された三角州/Polluted Delta
4 汚れた原野/Tainted Field
2 邪悪な岩屋/Unholy Grotto
サイドボード
1 チェイナーの布告/Chainer's Edict
3 解呪/Disenchant
4 強迫/Duress
3 冬眠/Hibernation
3 虚ろの死霊/Hollow Specter
1 島/Island

レガシー

闇の隆盛の参入後、各種シナジーを活用する白黒赤のゾンビデッキが登場した。デッキデザインはSam Black


Gravecrawler / 墓所這い (黒)
クリーチャー — ゾンビ(Zombie)

墓所這いではブロックできない。
あなたは、あなたがゾンビ(Zombie)をコントロールしているかぎり、墓所這いをあなたの墓地から唱えてもよい。

2/1


Goblin Bombardment / ゴブリンの砲撃 (1)(赤)
エンチャント

クリーチャー1体を生け贄に捧げる:クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。ゴブリンの砲撃はそれに1点のダメージを与える。


何度でも蘇る墓所這い/Gravecrawler恐血鬼/Bloodghastを、信仰無き物あさり/Faithless Looting捨てたり、屍肉喰らい/Carrion Feederゴブリンの砲撃/Goblin Bombardment生け贄に充てたりすることでアドバンテージを得ながら戦う。ディスカード生け贄の双方と相性がよく、ブロックできないクリーチャーが多いこのデッキの防御面を補う未練ある魂/Lingering Soulsも重要なパーツ。

各種コンボデッキには豊富な手札破壊で対抗する。特にデッキに合ったフラッシュバックコストを持つ陰謀団式療法/Cabal Therapyと、墓所這いの相方を兼ねる潮の虚ろの漕ぎ手/Tidehollow Scullerの存在が大きい。

サンプルレシピ

WBR Zombies [5]
土地 (20)
3 Badlands
3 血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire
2 湿地の干潟/Marsh Flats
3 汚染された三角州/Polluted Delta
3 Scrubland
2 沼/Swamp
1 知られざる楽園/Undiscovered Paradise
3 新緑の地下墓地/Verdant Catacombs
クリーチャー (18)
3 血の芸術家/Blood Artist
4 恐血鬼/Bloodghast
4 屍肉喰らい/Carrion Feeder
4 墓所這い/Gravecrawler
3 潮の虚ろの漕ぎ手/Tidehollow Sculler
呪文 (22)
2 苦花/Bitterblossom
4 陰謀団式療法/Cabal Therapy
4 信仰無き物あさり/Faithless Looting
3 ゴブリンの砲撃/Goblin Bombardment
4 未練ある魂/Lingering Souls
4 思考囲い/Thoughtseize
1 悲劇的な過ち/Tragic Slip
サイドボード (15)
2 闇の腹心/Dark Confidant
1 暗黒破/Darkblast
2 解呪/Disenchant
2 喉首狙い/Go for the Throat
2 非業の死/Perish
2 真髄の針/Pithing Needle
3 外科的摘出/Surgical Extraction
1 名誉回復/Vindicate


参考

QR Code.gif