ゼンディカーの夜明け

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==概要==
 
==概要==
[[ゼンディカー・ブロック]]、[[戦乱のゼンディカー・ブロック]]に続き、[[次元/Plane]]、[[ゼンディカー/Zendikar]]を3度目の舞台とする。
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[[ゼンディカー・ブロック]]、[[戦乱のゼンディカー・ブロック]]に続き、[[次元/Plane]]、[[ゼンディカー/Zendikar]]を3度目の舞台とする。エルドラージの傷跡は残るが、大地を揺るがす[[乱動/The Roil]]と危険な冒険の営みが戻ってきたゼンディカー。7つの大陸に出現した空中遺跡[[スカイクレイブ/Skyclave]]には、エルドラージより旧い時代の遺物が眠っていた。かつてゼンディカーにエルドラージを封印し乱動の原因を作った[[プレインズウォーカー/Planeswalker]][[ナヒリ/Nahiri]]は、その力を持って過ちを正し静穏な世界を取り戻そうとする。エルドラージを解き放ってしまった1人である[[ニッサ・レヴェイン/Nissa Revane (ストーリー)|ニッサ・レヴェイン/Nissa Revane]]は、[[ジェイス・ベレレン/Jace Beleren (ストーリー)|ジェイス・ベレレン/Jace Beleren]]の力を借り今のゼンディカーを否定しようとするナヒリを止められるのか。
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エルドラージとの戦争がメインだった戦乱のゼンディカー・ブロックがプレイヤーの望んだ続編ではなかったことを反省点とし、ゼンディカー・ブロック前半の冒険世界に立ち返ることを目指している。
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新規[[メカニズム]]として特定の[[クリーチャー・タイプ]]を揃えることでボーナスを得る[[パーティー]]、そして[[変身]]ではなく[[プレイ]]する際にどちらの面でプレイするか決めることができる「[[モード]]を持つ[[両面カード]]」が登場。再録メカニズムは[[上陸]]と[[キッカー]]。その他の[[落葉樹]]メカニズムとして[[有色アーティファクト]]と[[単色混成マナ・シンボル]]が登場した。
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冒険世界を表す新たなメカニズムは、[[ダンジョンズ&ドラゴンズ]]をモチーフに[[クレリック]]、[[ならず者]]、[[戦士]]、[[ウィザード]]の[[職業|冒険職]]の[[クリーチャー・タイプ]]を揃えるほど[[コスト]]が[[軽く]]なったり[[効果]]が強力になる[[パーティ]]。4つの職業はそれぞれ単独の[[部族カード]]と小テーマも内包しており、クレリックは[[ライフ]]を得ること、ならず者は[[切削]]により[[対戦相手]]の[[墓地]]を[[肥やす]]こと、戦士は[[装備品]]、ウィザードは[[インスタント]]か[[ソーサリー]]かウィザード[[呪文]]を唱えることとなっている。
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[[モード]]を持つ[[両面カード]]は続く[[カルドハイム]]と[[ストリクスヘイヴン:魔法学院]]でも採用が決定されており、セット毎に同じメカニズムへ異なるアプローチをすることで[[ローテーション]]が同期する3つのエキスパンションにまとまりを持たせる要素となっている。ゼンディカーの夜明けでは両面カードの[[第2面]]はすべて[[土地]]となっている。
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過去のゼンディカーを舞台としたセットとの繋がりとして[[上陸]]と[[キッカー]]が再録。上陸を持つ各カードには[[ショーケース・フレーム]]版が存在する。キッカーはキッカー能力を参照するカードやキッカーした呪文を唱えることで[[誘発]]する能力を持つカードなど、シナジーを持つカードも多く収録されている。
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装備品が各[[色]]の有色アーティファクトを始め多く収録されており、すべて[[戦場]]に出た時に[[装備]]コストを必要とせずにクリーチャーに装備させることができる能力を持つ即用装備品/Snap-on Equipmentとなっている。そのためか、クリーチャー用の[[強化]][[オーラ]]は収録されていない。
  
 
*本セットより、[[神話レア]]の封入率が変更された。従来までは1/8の確率で[[レア]]と置き換わっていたが、ゼンディカーの夜明け以降は1/7.4の確率となり、神話レアが出現しやすくなった<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/set-boosters-2020-07-25 Set Boosters]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0034191/ セット・ブースター]([[Making Magic]] [[2020年]]7月25日 [[Mark Rosewater]]著)</ref>。
 
*本セットより、[[神話レア]]の封入率が変更された。従来までは1/8の確率で[[レア]]と置き換わっていたが、ゼンディカーの夜明け以降は1/7.4の確率となり、神話レアが出現しやすくなった<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/set-boosters-2020-07-25 Set Boosters]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0034191/ セット・ブースター]([[Making Magic]] [[2020年]]7月25日 [[Mark Rosewater]]著)</ref>。
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*各種ブースターから出現する基本土地はフルアート仕様となっている。通常のフレームの基本土地はバンドルか統率者デッキからのみ入手できる。
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*[[プレインズウォーカーデッキ]]に代わる入門者用製品として、[[ゼンディカーの夜明け統率者デッキ]]が発売される。デッキにはゼンディカーの夜明けのカードも含まれるが、独立した製品であり新規カードを含む 収録カードはスタンダード用セットに[[カード名|同名]]のカードが含まれていない限りスタンダードでは使用できない。
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===リミテッド===
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パーティーと上陸は全色に満遍なく存在するほか、2色の組み合わせ毎に共通するテーマが存在する。今回は[[コモン]]の[[多色土地]]は収録されていないため[[タッチ]]は慎重にする必要がある。
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{| class="wikitable"
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!色!!テーマ
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|[[白青]]||パーティ
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|[[白黒]]||クレリック
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|[[青黒]]||ならず者
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|[[青赤]]||ウィザード
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|[[黒赤]]||パーティ
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|[[黒緑]]||[[+1/+1カウンター]]
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|[[赤緑]]||上陸
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|[[赤白]]||戦士
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|[[緑白]]||上陸
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|[[緑青]]||キッカー
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===番外カード===
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[[プロモーション・カード]]や別イラスト、特殊な[[枠]]のカードは[[コレクター番号]]が281番以降の番外カードとなっている。
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;[[拡張アート#拡張アート (カード枠)|枠無し拡張アート/Borderless Card]](#281~289)
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:カードの縁まで通常版とは異なる[[イラスト]]が描かれたカード。ゼンディカーの目覚めでは[[プレインズウォーカー (カード・タイプ)|プレインズウォーカー]]・カードと[[枝重なる小道/Branchloft Pathway|小道]][[サイクル]]に対応して存在する。
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:各種ブースターから非プレミアム版、プレミアム版共に一定の確率で入手できる。
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;[[ショーケース・フレーム|ショーケース・フレーム/Showcase Frame]](#290~313)
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:通常版とは異なる[[イラスト]]が描かれ、面晶体をモチーフにした特殊なフレームのカード。ゼンディカーの目覚めではニッサ以外の上陸を持つカードに対応して存在する。
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:各種ブースターから非プレミアム版、プレミアム共に一定の確率で入手できる。
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;[[拡張アート#拡張アート (カード枠)|拡張アート枠/Extended-Art Frame]](#314~379)
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:イラストが両端の枠まで拡大されたカード。枠無し拡張アートでもショーケースでもないすべてのレア・神話レアに対応して存在する。
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:非プレミアム版、プレミアムともにコレクター・ブースターでしか入手できない。
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;[[BOX特典カード]](#385)
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:[[ウィザーズ・プレイ・ネットワーク]]加盟店舗で各種ブースターボックスを早期購入したプレイヤーに配布される。通常版やコレクター・ブースターの拡張アート版とは異なるイラストの、プレミアム拡張アート・カード仕様の[[スカイクレイブの秘儀司祭、オラー/Orah, Skyclave Hierophant]]。非プレミアム版は存在しない。
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;バンドルプロモ(#386)
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:通常とは[[イラスト]]違いのプレミアム版[[怒り狂う島嶼、キャリクス/Charix, the Raging Isle]]。
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:バンドルからのみ入手でき、非プレミアム版は存在しない。
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;WPNプロモ(#387~391)
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:イラストは通常版と同じだが枠がダークフレームのカード。
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:基本セット2021シーズンの[[WPNプロモパック]]からのみ入手できる。プレミアム版はプレミアムプロモパックからのみ入手できる。
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:*[[乱動への突入/Into the Roil]]
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:*[[血の長の渇き/Bloodchief's Thirst]]
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:*[[乱動の噴火/Roil Eruption]]
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:*[[乱動の再成長/Roiling Regrowth]]
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:*[[カルガの戦導者/Kargan Warleader]]
  
 
===事前情報===
 
===事前情報===
 
恒例として、本格的なプレビュー開始前に[[Mark Rosewater]]のBlog「[[Blogatog]]」で収録[[カード]]の事前情報が公開された<ref>[https://markrosewater.tumblr.com/post/627643477075820544/maros-zendikar-rising-teaser Maro’s Zendikar Rising Teaser]([[Blogatog]] 2020年8月27日)</ref>。
 
恒例として、本格的なプレビュー開始前に[[Mark Rosewater]]のBlog「[[Blogatog]]」で収録[[カード]]の事前情報が公開された<ref>[https://markrosewater.tumblr.com/post/627643477075820544/maros-zendikar-rising-teaser Maro’s Zendikar Rising Teaser]([[Blogatog]] 2020年8月27日)</ref>。
*[[対戦相手]]の[[ライフ]]に関係なく、[[攻撃]]することで対戦相手を[[敗北]]させることができる[[白]]の[[クリーチャー]]
+
*[[対戦相手]]の[[ライフ]]に関係なく、[[攻撃]]することで対戦相手を[[敗北]]させることができる[[白]]の[[クリーチャー]]:[[運命の天使/Angel of Destiny]]
*[[マナ]]を[[支払う|支払わず]]に対戦相手の[[墓地]]から継続的に[[パーマネント]]を[[リアニメイト]]できる[[多色]]のクリーチャー
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*[[マナ]]を[[支払う|支払わず]]に対戦相手の[[墓地]]から継続的に[[パーマネント]]を[[リアニメイト]]できる[[多色]]のクリーチャー:[[トリックスター、ザレス・サン/Zareth San, the Trickster]]
*5つの[[クリーチャー・タイプ]]を持つ3体のクリーチャー
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*5つの[[クリーチャー・タイプ]]を持つ3体のクリーチャー:[[石造りの荷役獣/Stonework Packbeast]]、[[古参の冒険者/Veteran Adventurer]]、[[タジュールの模範/Tajuru Paragon]]
*[[アルファ]]から存在する特定の部類のクリーチャーへ、+2/+2の[[修整]]を与える[[アーティファクト]]
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*[[アルファ]]から存在する特定の部類のクリーチャーへ、+2/+2の[[修整]]を与える[[アーティファクト]]:[[見捨てられた碑/Forsaken Monument]]
*これまでに使ったことのない変数として[[X]]を使う[[カード]]
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*これまでに使ったことのない変数として[[X]]を使う[[カード]]:[[滝の予見者/Cascade Seer]]などパーティーを構成しているクリーチャーの総数
*[[コスト]]が3の6/6の[[アーティファクト・クリーチャー]]と、コストが3になる7/5のアーティファクト・クリーチャー
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*[[コスト]]が3の6/6の[[アーティファクト・クリーチャー]]と、コストが3になる7/5のアーティファクト・クリーチャー:[[秘宝のゴーレム/Relic Golem]]、[[海門の巨像/Sea Gate Colossus]]
*これまでそれぞれ2枚のカードにしか使われていない、4つの[[マナ・シンボル]]の復活
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*これまでそれぞれ2枚のカードにしか使われていない、4つの[[マナ・シンボル]]の復活:[[団結の標、タズリ/Tazri, Beacon of Unity]]の[[白]]を除く4つの[[単色混成マナ・シンボル]]
*これまでにない選択肢を持つ[[土地]]
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*これまでにない選択肢を持つ[[土地]]:[[枝重なる小道/Branchloft Pathway|小道]][[サイクル]]
*[[対象]]を選ぶ[[黒]]の[[エンチャント]][[除去]]
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*[[対象]]を選ぶ[[黒]]の[[エンチャント]][[除去]]:[[大群への給餌/Feed the Swarm]]
*「~するたび/Whenever」から始まり「カードを1枚引く/draw a card」で終わる[[ルール文章]]を持つ[[赤]]/白のクリーチャー
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*「~するたび/Whenever」から始まり「カードを1枚引く/draw a card」で終わる[[ルール文章]]を持つ[[赤]]/白のクリーチャー:[[恐れなき探査者、アキリ/Akiri, Fearless Voyager]]
*それぞれが何かを[[コピー]]する[[効果]]の3つの異なる[[起動型能力]]を持つカード
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*それぞれが何かを[[コピー]]する[[効果]]の3つの異なる[[起動型能力]]を持つカード:[[石成エンジン/Lithoform Engine]]
 
*以下のルール文章を持つカード
 
*以下のルール文章を持つカード
**3を足した/three plus
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**3を足した/three plus:[[スカイクレイブの略奪/Skyclave Plunder]]
**X以下の異なる[[点数で見たマナ・コスト]]/different converted mana cost X or less
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**X以下の異なる[[点数で見たマナ・コスト]]/different converted mana cost X or less:[[アガディームの覚醒/Agadeem's Awakening]]
**20を引いた数に等しい/equal to 20 minus
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**20から引いた数に等しい/equal to 20 minus:[[スカイクレイブの災い魔/Scourge of the Skyclaves]]
**[[臆病者]]は[[戦士]]を[[ブロック (ルール用語)|ブロック]]できない/Coward can't block Warriors
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**[[臆病者]]は[[戦士]]を[[ブロック (ルール用語)|ブロック]]できない/Coward can't block Warriors:[[カルガの威嚇者/Kargan Intimidator]]
**未使用の[[赤マナ]]を失わない/don't lose unspent red mana
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**未使用の[[赤マナ]]を失わない/don't lose unspent red mana:[[力線の暴君/Leyline Tyrant]]
**[[装備品]]の2倍の数/twice the number of equipment
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**[[装備品]]の2倍の数/twice the number of equipment:[[古代を継ぐ者、ナヒリ/Nahiri, Heir of the Ancients]]
**3回目だったなら/if it's third time
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**3回目だったなら/if it's third time:[[創造の座、オムナス/Omnath, Locus of Creation]]
 
*以下のクリーチャー・タイプを持つカード
 
*以下のクリーチャー・タイプを持つカード
**[[ハツカネズミ]]
+
**[[ハツカネズミ]]:[[峡谷のトビネズミ/Canyon Jerboa]]
**[[リヴァイアサン]]・[[カニ]]
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**[[リヴァイアサン]]・[[カニ]]:[[怒り狂う島嶼、キャリクス/Charix, the Raging Isle]]
**[[多相の戦士]]・[[ならず者]]
+
**[[多相の戦士]]・[[ならず者]]:[[玻璃池のミミック/Glasspool Mimic]]
**[[デーモン]]・[[クレリック]]
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**[[デーモン]]・[[クレリック]]:[[希望の死、タボラックス/Taborax, Hope's Demise]]
**[[ワーム]]・[[ホラー]]
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**[[ワーム]]・[[ホラー]]:[[戦慄ワーム/Dreadwurm]]
**[[ハイドラ]]・ホラー
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**[[ハイドラ]]・ホラー:[[スカイクレイブの荒廃者、グラークマウ/Grakmaw, Skyclave Ravager]]
**[[猫]]・ホラー
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**[[猫]]・ホラー:[[戦慄ワーム/Dreadwurm]]
**[[天使]]・[[ウィザード]]
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**[[天使]]・[[ウィザード]]:[[海門の擁護者、リンヴァーラ/Linvala, Shield of Sea Gate]]
  
 
==イベント==
 
==イベント==
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;[[ブースターパック#コレクター・ブースターパック|コレクター・ブースター]]
 
;[[ブースターパック#コレクター・ブースターパック|コレクター・ブースター]]
 
:主に[[拡張アート#拡張アート (カード枠)|拡張アート枠]]やプレミアム・カードが封入された[[コレクター]]向けのブースターパック。
 
:主に[[拡張アート#拡張アート (カード枠)|拡張アート枠]]やプレミアム・カードが封入された[[コレクター]]向けのブースターパック。
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:*プレミアム版の特殊フレームのレアか神話レア1枚。レアか神話レアの上陸ショーケース、枠無し拡張アートのプレインズウォーカーか小路、拡張アートのレアか神話レアが含まれる。さらに6パックに1つの確率でプレミアム版のexpeditionに置換される。
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:*プレミアム版通常フレームのレアか神話レア1枚。両面カードも含まれる。
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:*ショーケースか枠無し拡張アートのレアか神話レア1枚。
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:*拡張アート版レアか神話レア1枚。
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:*プレミアム版のショーケースのコモンかアンコモン1枚。
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:*ショーケースのコモンかアンコモン2枚。
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:*通常フレームのコモンかアンコモン2枚。両面カードも含まれる。
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:*通常フレームのプレミアム版コモン5枚。基本土地は含まれない。
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:*プレミアム版フルアート基本土地1枚。
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:*プレミアム版両面[[トークン・カード]]1枚。
  
 
;[[バンドル]]
 
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;バンドル  Gift Edition
 
;バンドル  Gift Edition
 
: バンドルの内容にコレクターブースター1パックが追加された大型商品
 
: バンドルの内容にコレクターブースター1パックが追加された大型商品
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==パッケージ・イラスト==
 
==パッケージ・イラスト==
;ブースターパック
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;ドラフト・ブースター
;コレクターブースター
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*[[ナヒリ/Nahiri]]
;テーマブースター
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*[[ニッサ・レヴェイン/Nissa Revane (ストーリー)|ニッサ・レヴェイン/Nissa Revane]]
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*[[ジェイス・ベレレン/Jace Beleren (ストーリー)|ジェイス・ベレレン/Jace Beleren]]
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;セット・ブースター
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*[[針縁の小道/Needleverge Pathway]]
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;コレクター・ブースター
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*[[創造の座、オムナス/Omnath, Locus of Creation]]
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;テーマ・ブースター
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*[[白]]:[[イオナの大司祭/Archpriest of Iona]]
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*[[青]]:[[実地研究/Field Research]]
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*[[黒]]:[[ブラックブルームのならず者/Blackbloom Rogue]]
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*[[赤]]:[[ぐらつく峰の伏兵/Teeterpeak Ambusher]]
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*[[緑]]:[[ムラーサの粗暴者/Murasa Brute]]
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*Party:[[待ち受ける冒険/Adventure Awaits]]
  
 
==[[注目のストーリー]]==
 
==[[注目のストーリー]]==
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暫定的にコレクター番号順。
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*[[ナヒリの束縛/Nahiri's Binding]]
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*[[荒れ狂う騒音/Maddening Cacophony]]
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*[[石成の荒廃/Lithoform Blight]]
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*[[ナヒリの石成術/Nahiri's Lithoforming]]
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*[[ニッサのゼンディコン/Nissa's Zendikon]]
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*[[石成エンジン/Lithoform Engine]]
  
 
==主な開発スタッフ==
 
==主な開発スタッフ==
*[[]]([[展望デザイン・チーム]]リーダー)
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*[[Mark Rosewater]]([[展望デザイン・チーム]]リーダー)
*[[]]([[セット・デザイン・チーム]]リーダー)
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*[[Andrew Brown]]、[[Erik Lauer]]([[セット・デザイン・チーム]]リーダー)
その他のスタッフについてはクレジット<ref>[https://magic.wizards.com/ja/products/zendikarrising/credits Zendikar Rising Credits]</ref>を参照。
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その他のスタッフについては米国版セット特設サイトのクレジットを参照。
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==公式特集ページ==
 
==公式特集ページ==
 
===製品情報===
 
===製品情報===

2020年9月11日 (金) 22:26時点における版

ゼンディカーの夜明け/Zendikar Rising
シンボル 面晶体/Hedron
略号 ZNR
コードネーム Diving
発売日 MOArena:2020年9月17日
:2020年9月25日
セット枚数 全280種類

ゼンディカーの夜明け/Zendikar Risingは、スタンダード用のエキスパンション2020年9月25日発売予定。

目次

概要

ゼンディカー・ブロック戦乱のゼンディカー・ブロックに続き、次元/Planeゼンディカー/Zendikarを3度目の舞台とする。エルドラージの傷跡は残るが、大地を揺るがす乱動/The Roilと危険な冒険の営みが戻ってきたゼンディカー。7つの大陸に出現した空中遺跡スカイクレイブ/Skyclaveには、エルドラージより旧い時代の遺物が眠っていた。かつてゼンディカーにエルドラージを封印し乱動の原因を作ったプレインズウォーカー/Planeswalkerナヒリ/Nahiriは、その力を持って過ちを正し静穏な世界を取り戻そうとする。エルドラージを解き放ってしまった1人であるニッサ・レヴェイン/Nissa Revaneは、ジェイス・ベレレン/Jace Belerenの力を借り今のゼンディカーを否定しようとするナヒリを止められるのか。

エルドラージとの戦争がメインだった戦乱のゼンディカー・ブロックがプレイヤーの望んだ続編ではなかったことを反省点とし、ゼンディカー・ブロック前半の冒険世界に立ち返ることを目指している。

新規メカニズムとして特定のクリーチャー・タイプを揃えることでボーナスを得るパーティー、そして変身ではなくプレイする際にどちらの面でプレイするか決めることができる「モードを持つ両面カード」が登場。再録メカニズムは上陸キッカー。その他の落葉樹メカニズムとして有色アーティファクト単色混成マナ・シンボルが登場した。

冒険世界を表す新たなメカニズムは、ダンジョンズ&ドラゴンズをモチーフにクレリックならず者戦士ウィザード冒険職クリーチャー・タイプを揃えるほどコスト軽くなったり効果が強力になるパーティ。4つの職業はそれぞれ単独の部族カードと小テーマも内包しており、クレリックはライフを得ること、ならず者は切削により対戦相手墓地肥やすこと、戦士は装備品、ウィザードはインスタントソーサリーかウィザード呪文を唱えることとなっている。

モードを持つ両面カードは続くカルドハイムストリクスヘイヴン:魔法学院でも採用が決定されており、セット毎に同じメカニズムへ異なるアプローチをすることでローテーションが同期する3つのエキスパンションにまとまりを持たせる要素となっている。ゼンディカーの夜明けでは両面カードの第2面はすべて土地となっている。

過去のゼンディカーを舞台としたセットとの繋がりとして上陸キッカーが再録。上陸を持つ各カードにはショーケース・フレーム版が存在する。キッカーはキッカー能力を参照するカードやキッカーした呪文を唱えることで誘発する能力を持つカードなど、シナジーを持つカードも多く収録されている。

装備品が各の有色アーティファクトを始め多く収録されており、すべて戦場に出た時に装備コストを必要とせずにクリーチャーに装備させることができる能力を持つ即用装備品/Snap-on Equipmentとなっている。そのためか、クリーチャー用の強化オーラは収録されていない。

  • 本セットより、神話レアの封入率が変更された。従来までは1/8の確率でレアと置き換わっていたが、ゼンディカーの夜明け以降は1/7.4の確率となり、神話レアが出現しやすくなった[1]
  • 各種ブースターから出現する基本土地はフルアート仕様となっている。通常のフレームの基本土地はバンドルか統率者デッキからのみ入手できる。
  • プレインズウォーカーデッキに代わる入門者用製品として、ゼンディカーの夜明け統率者デッキが発売される。デッキにはゼンディカーの夜明けのカードも含まれるが、独立した製品であり新規カードを含む 収録カードはスタンダード用セットに同名のカードが含まれていない限りスタンダードでは使用できない。

リミテッド

パーティーと上陸は全色に満遍なく存在するほか、2色の組み合わせ毎に共通するテーマが存在する。今回はコモン多色土地は収録されていないためタッチは慎重にする必要がある。

テーマ
白青 パーティ
白黒 クレリック
青黒 ならず者
青赤 ウィザード
黒赤 パーティ
黒緑 +1/+1カウンター
赤緑 上陸
赤白 戦士
緑白 上陸
緑青 キッカー

番外カード

プロモーション・カードや別イラスト、特殊なのカードはコレクター番号が281番以降の番外カードとなっている。

枠無し拡張アート/Borderless Card(#281~289)
カードの縁まで通常版とは異なるイラストが描かれたカード。ゼンディカーの目覚めではプレインズウォーカー・カードと小道サイクルに対応して存在する。
各種ブースターから非プレミアム版、プレミアム版共に一定の確率で入手できる。
ショーケース・フレーム/Showcase Frame(#290~313)
通常版とは異なるイラストが描かれ、面晶体をモチーフにした特殊なフレームのカード。ゼンディカーの目覚めではニッサ以外の上陸を持つカードに対応して存在する。
各種ブースターから非プレミアム版、プレミアム共に一定の確率で入手できる。
拡張アート枠/Extended-Art Frame(#314~379)
イラストが両端の枠まで拡大されたカード。枠無し拡張アートでもショーケースでもないすべてのレア・神話レアに対応して存在する。
非プレミアム版、プレミアムともにコレクター・ブースターでしか入手できない。
BOX特典カード(#385)
ウィザーズ・プレイ・ネットワーク加盟店舗で各種ブースターボックスを早期購入したプレイヤーに配布される。通常版やコレクター・ブースターの拡張アート版とは異なるイラストの、プレミアム拡張アート・カード仕様のスカイクレイブの秘儀司祭、オラー/Orah, Skyclave Hierophant。非プレミアム版は存在しない。
バンドルプロモ(#386)
通常とはイラスト違いのプレミアム版怒り狂う島嶼、キャリクス/Charix, the Raging Isle
バンドルからのみ入手でき、非プレミアム版は存在しない。
WPNプロモ(#387~391)
イラストは通常版と同じだが枠がダークフレームのカード。
基本セット2021シーズンのWPNプロモパックからのみ入手できる。プレミアム版はプレミアムプロモパックからのみ入手できる。

事前情報

恒例として、本格的なプレビュー開始前にMark RosewaterのBlog「Blogatog」で収録カードの事前情報が公開された[2]

イベント

プレリリース

2020年9月18日から24日までに開催される。基本セット2021と同じく1週間にわたって店舗が自由に開催できる。

発売記念パーティ

2020年9月26日、27日に開催される。

製品ラインナップ

ドラフト・ブースター
15枚+トークン/広告カード入りの基本製品。
セット・ブースター
ゼンディカーの夜明けから販売される新たな形式のブースターパック。12枚のマジックのカードと2枚の特殊カードが含まれている。
  • モダンホライゾンイラストコレクションと同様の仕様のアート・カード1枚。5%の確率でアーティストの金の箔押しサインが入ったシグネチャー版が封入される。
  • 基本土地カード1枚。15%の確率でプレミアム・カード仕様の基本土地が封入される。
  • コモンかアンコモンのカード6枚。C/Uの比率は確率で異なり、また同じ稀少度のカードはその次のカードと何らかのテーマ的な繋がりを持つように封入されている。
  • ショーケース・フレームなどセット特有のカード1枚
  • いずれかの稀少度のカードが2枚
  • レアか神話レアが1枚
  • プレミアム・カード1枚
  • 広告カード。25%の確率で、過去のセットから選定されたカード1枚に置換される。Mystery Boosterと同じくプレインズウォーカー・シンボルが左下に入る以外は元々のセットと同じ仕様となっている。このカードはゼンディカーの夜明けのカードとしては扱われないため、スタンダード使用可能セットに同名のカードが無い限りスタンダードでは使用できない。
テーマ・ブースター(日本語版なし)
特定のテーマに沿ったカードのみが封入されたブースターパック。
コレクター・ブースター
主に拡張アート枠やプレミアム・カードが封入されたコレクター向けのブースターパック。
  • プレミアム版の特殊フレームのレアか神話レア1枚。レアか神話レアの上陸ショーケース、枠無し拡張アートのプレインズウォーカーか小路、拡張アートのレアか神話レアが含まれる。さらに6パックに1つの確率でプレミアム版のexpeditionに置換される。
  • プレミアム版通常フレームのレアか神話レア1枚。両面カードも含まれる。
  • ショーケースか枠無し拡張アートのレアか神話レア1枚。
  • 拡張アート版レアか神話レア1枚。
  • プレミアム版のショーケースのコモンかアンコモン1枚。
  • ショーケースのコモンかアンコモン2枚。
  • 通常フレームのコモンかアンコモン2枚。両面カードも含まれる。
  • 通常フレームのプレミアム版コモン5枚。基本土地は含まれない。
  • プレミアム版フルアート基本土地1枚。
  • プレミアム版両面トークン・カード1枚。
バンドル
以下の内容が封入された大型商品
  • ブースターパック×10
  • プレミアム版基本土地20枚
  • 基本土地20枚
  • 通常とはイラスト違いのプレミアム版
  • 大型スピンダウンライフカウンター
  • 早見表カード2枚
バンドル Gift Edition
バンドルの内容にコレクターブースター1パックが追加された大型商品

パッケージ・イラスト

ドラフト・ブースター
セット・ブースター
コレクター・ブースター
テーマ・ブースター

注目のストーリー

暫定的にコレクター番号順。

主な開発スタッフ

その他のスタッフについては米国版セット特設サイトのクレジットを参照。

公式特集ページ

製品情報

開発コラム

Making Magic -マジック開発秘話- - Mark Rosewaterによるコラム。

その他。

背景設定

広報

動画

マジック:ザ・ギャザリングYoutube公式チャンネル

脚注

  1. Set Boosters/セット・ブースターMaking Magic 2020年7月25日 Mark Rosewater著)
  2. Maro’s Zendikar Rising Teaser(Blogatog 2020年8月27日)

参考

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