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スピリット(Spirits)は、その名の通りスピリットクリーチャーをメインにした部族デッキの総称である。
概要
スピリットというクリーチャー・タイプは比較的早い時期から存在していたが、部族シナジーを形成するカードが少なかったため部族デッキとして組まれることは稀であり、ファンデッキ程度の存在だった。
しかしイニストラードで主要部族の一つに選ばれたことから、部族デッキとして成立するようになった。
タルキール龍紀伝+マジック・オリジン+戦乱のゼンディカー・ブロック+イニストラードを覆う影ブロック期
イニストラードを覆う影ブロックでスピリットが主要種族として取り上げられたことで、スピリットの部族デッキがスタンダード環境に再び姿を現すようになった。主な活躍は異界月参入後。
無私の霊魂/Selfless Spiritや呪文捕らえ/Spell Quellerなどの優秀なスピリットを次々と展開し、霊廟の放浪者/Mausoleum Wandererや鎖鳴らし/Rattlechainsの部族シナジーを活かしながら戦う。各種打ち消し呪文の存在に加え、対戦相手の呪文に干渉できるクリーチャーや除去耐性を付与するクリーチャーが多く、動きとしてはクロック・パーミッションに近い。
大きく分けて、白青2色の青白スピリット(UW Spirits)と呼ばれるタイプと、集合した中隊/Collected Companyなどのために緑を足したバントスピリット(Bant Spirits)と呼ばれるタイプの2つが存在する。
サンプルリスト
白青
緑白青
ミラディンの傷跡ブロック+イニストラード・ブロック期
闇の隆盛参入後のスタンダードでも活躍している。主に白青黒3色で構成される。青白Delver-Bladeにタッチ黒の構成をとり、Delver-Spiritsの名で呼ばれる。
それまで白青ビートダウンの主力カードだった聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft・ムーアランドの憑依地/Moorland Hauntに加え、闇の隆盛で加わった未練ある魂/Lingering Soulsが生み出すフライヤー・トークンのクリーチャー・タイプがスピリットであることから、ロードのドラグスコルの隊長/Drogskol Captainを加えて部族シナジーを搭載したのがこのデッキである。
その他の部分はほぼDelver-Bladeと同様である。
闇の隆盛参入後のスタンダードの開幕戦となったプロツアー「闇の隆盛」ではベスト8に2人を輩出した。
サンプルリスト
パイオニア
パイオニアではドラグスコルの隊長/Drogskol Captainが使えないが、代わりに至高の幻影/Supreme Phantomと天穹の鷲/Empyrean Eagleがロードとして使われる。
天穹の鷲を採用するため、白と青の2色を中心に構成される。
サンプルリスト
白青
- 備考
- Pioneer Challenge #12071844 on 01/19/2020(参考)
- 使用者:DaniMRebel
- フォーマット
緑白青
- 備考
- Pioneer Challenge #12049245 on 12/22/2019 ベスト8(参考)
- 使用者:paka11
- フォーマット
モダン
基本セット2019で至高の幻影/Supreme Phantomが登場し、ロードがドラグスコルの隊長/Drogskol Captainと合わせて8枚体制となったことで、モダンでも成立するようになった。
ドラグスコルの隊長を採用するため、白と青の2色を中心に構成される。スピリットの展開をサポートするために霊気の薬瓶/Aether Vialが採用される。
基本セット2019参入直後のマジック25周年記念プロツアーでは緑白青型、白青型と合わせて7番人気につけ[1]、グランプリストックホルム18では優勝を飾った。
サンプルリスト
白青
緑白青
青赤白
- 備考
- Competitive Modern Constructed League 5-0(2018/09/18)(参考)
- 使用者:Carb
- フォーマット
出典
- ↑ メタゲームブレイクダウン:モダン
参考