ストンピィ

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
(加筆)
(17人の利用者による、間の34版が非表示)
1行: 1行:
'''ストンピィ'''(''Stompy'')は、高速[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウンデッキ]]。狭義では[[緑単色デッキ|緑単色]]やそれに準じたのもの、広義には、[[多色デッキ]]や[[赤単色デッキ|赤単]]なども含めて、[[パワー]]の高い[[クリーチャー]]を高速で[[展開]]して[[殴る|殴り切る]][[ウィニー]][[デッキ]]全般を呼ぶ。ただし、[[エルフ・ビート]]などの[[部族 (俗称)|部族]]デッキは構造が特殊なためこの名では呼ばない。
+
'''ストンピィ'''(''Stompy'')は、[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウンデッキ]]の一種。主に二つの意味で用いられる。
  
デッキ名の由来は英語の"stomp"から。象などの大きな生き物が何かを踏みつける擬音語であり、[[#ミラージュ・ブロック期|初期]]の[[キーカード|キー]]クリーチャーの一つである[[はぐれ象/Rogue Elephant]]をイメージしている。
+
#主に[[スタンダード]]や[[パウパー]]に存在する[[緑単色デッキ|緑単色]]の高速[[アグロ|アグロデッキ]]。このページで解説する。ただし、[[エルフ・ビート]]などの[[部族 (俗称)|部族]]デッキは構造が特殊なためこの名では呼ばれない。
 +
#*デッキ名の由来は英語の“stomp”から。象などの大きな生き物が何かを踏みつける擬音語であり、[[#ミラージュ・ブロック期|初期]]の[[キーカード|キー]]クリーチャーの一つである[[はぐれ象/Rogue Elephant]]をイメージしている。
 +
#主に[[レガシー]]に存在するアグロデッキ。[[2マナランド]]等による[[マナ加速]]から高速で妨害[[パーマネント]]を展開し、そのマナ加速から中高[[マナ]]域の[[クロック]]を投下する。デッキ名は初期の1.が中低速デッキを[[マナ拘束]]して殴りきるために妨害パーマネントを採用したことに由来する。[[セニョールストンピィ]]の[[冬の宝珠/Winter Orb]]、[[タングルストンピィ]]の[[からみつく鉄線/Tangle Wire]]など。
 +
#*採用するクロックは[[色]]により様々で、デッキ名はそれを冠して「○○ストンピィ」と呼ばれる。ほぼ確実に採用される[[虚空の杯/Chalice of the Void]]から'''Chalice Aggro'''とも。
 +
#**[[エンジェル・ストンピィ]]
 +
#**[[フェアリー・ストンピィ]]
 +
#**[[ドラゴン・ストンピィ]]
 +
#**[[デミゴッド・ストンピィ]]
 +
#**[[エルドラージ (デッキ)#レガシー|エルドラージ・ストンピィ]]
 +
#**ソルジャー・ストンピィ<ref>[https://mtg-jp.com/reading/iwashowdeck/0031011/ 岩SHOWの「デイリー・デッキ」:ソルジャーズ(レガシー)](岩SHOWの「デイリー・デッキ」 [[2016年]]11月25日 [[岩SHOW]]著)</ref> - [[警備隊長/Captain of the Watch]]や[[スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben]]を使用するもの。
 +
#**スティール・ストンピィ<ref>[https://mtg-jp.com/reading/iwashowdeck/0031011/ スティール・ストンピィ(レガシー)](岩SHOWの「デイリー・デッキ」 [[2018年]]8月29日 [[岩SHOW]]著)</ref> - [[5/3]]、[[MUD]]を参照。
 +
#**カース・ストンピィ<ref>[https://mtg-jp.com/reading/iwashowdeck/0031011/ カース・ストンピィ(レガシー)](岩SHOWの「デイリー・デッキ」 [[2020年]]2月11日 [[岩SHOW]]著)</ref> - [[黒]]の[[呪い]]を使用するもの。
  
この項目では緑単色のものを紹介する。
+
*[[神河ブロック|神河]]+[[ラヴニカ・ブロック|ラヴニカ]]期の[[スタンダード]]における[[スノウ・ストンピィ]]や[[シー・ストンピィ]]、レガシーにおける[[Tomb Stompy]]等はいずれも[[クロック・パーミッション]]である。命名由来は各ページを参照。
 +
 
 +
上述のとおり、このページでは1.について解説する。
  
 
==概要==
 
==概要==
11行: 24行:
 
極端に[[マナレシオ]]の良い[[クリーチャー]]を使用するか、あるいは[[マナ加速]]を併用して一気に[[ビートダウン (ゲーム用語)|ビートダウン]]する。[[巨大化/Giant Growth]]系の[[強化]][[呪文]]を多用し、[[本体]]への[[ダメージ]]を強く追い求める構成が多い。[[コントロール (ゲーム用語)|コントロール]][[カード]]は、[[メインデッキ]]には数枚程度しか入っていないことが多い。
 
極端に[[マナレシオ]]の良い[[クリーチャー]]を使用するか、あるいは[[マナ加速]]を併用して一気に[[ビートダウン (ゲーム用語)|ビートダウン]]する。[[巨大化/Giant Growth]]系の[[強化]][[呪文]]を多用し、[[本体]]への[[ダメージ]]を強く追い求める構成が多い。[[コントロール (ゲーム用語)|コントロール]][[カード]]は、[[メインデッキ]]には数枚程度しか入っていないことが多い。
  
比較的安価で作れることから初心者にも[[構築]]しやすく、根強い人気を誇る[[デッキタイプ]]である。1[[ターン]]目に[[マナ・クリーチャー]]を出すか、デメリット付きの[[中堅クリーチャー]]を出すかの見極めが付けば脱初心者も近いだろう。
+
他の[[単色]]アグロと比較すると[[白ウィニー]]と異なり[[全体強化]]が無く、[[スライ]]と異なり[[本体火力]]が無い。このため優れた[[緑]]のクリーチャー個々の性能で最後まで押し切る勝負になってくる。比較的安価で作れることから初心者にも[[構築]]しやすく、根強い人気を誇る[[デッキタイプ]]である。
 +
 
 +
*かつては1[[マナ]][[マナ・クリーチャー]]が常時存在していたため、爆発的な[[展開]]力も魅力であった。1[[ターン]]目にそれらを出すか、デメリット付きの[[中堅クリーチャー]]を出すかの見極めが付けば脱初心者も近いだろう。
 +
 
 +
==エルドレインの王権〜フォーゴトン・レルム探訪期==
 +
[[ローテーション]]により[[生皮収集家/Pelt Collector]]や[[樹皮革のトロール/Barkhide Troll]]を失ったものの、[[ゼンディカーの夜明け]]から[[群れのシャンブラー/Swarm Shambler]]や[[カザンドゥのマンモス/Kazandu Mammoth]]などを獲得したこともあり、引き続き環境に存在している。
 +
 
 +
{{#card:Swarm Shambler}}
 +
{{#card:Kazandu Mammoth}}
 +
 
 +
自己[[強化]]可能な[[漁る軟泥/Scavenging Ooze]]やカザンドゥのマンモス、[[サイズ]]に優れる[[恋煩いの野獣/Lovestruck Beast]]を[[展開]]し、[[原初の力/Primal Might]]や[[強行突破/Ram Through]]で[[ブロッカー]]を排除して攻め立てる。[[石とぐろの海蛇/Stonecoil Serpent]]を[[水晶壊し/Gemrazer]]で[[変容]]させる動きも強力。
 +
 
 +
{{#card:Werewolf Pack Leader}}
 +
{{#card:Ranger Class}}
 +
 
 +
[[フォーゴトン・レルム探訪]]では[[群れ率いの人狼/Werewolf Pack Leader]]や[[レンジャー・クラス/Ranger Class]]を獲得し、大幅に強化された。
 +
 
 +
===サンプルリスト===
 +
====初期型====
 +
*備考
 +
**Standard Champs #12211131 on 09/27/2020 ベスト8([https://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/standard-champ-qual-2020-09-28 参考])
 +
**使用者:Edel
 +
*[[フォーマット]]
 +
**[[スタンダード]]([[エルドレインの王権]]+[[テーロス還魂記]]+[[イコリア:巨獣の棲処]]+[[基本セット2021]]+[[ゼンディカーの夜明け]])
 +
 
 +
{{#MagicFactory:df320228}}
 +
*[[自然の怒りのタイタン、ウーロ/Uro, Titan of Nature's Wrath]][[禁止カード|禁止]]前のリスト。
 +
 
 +
====フォーゴトン・レルム探訪後====
 +
*備考
 +
**[[日本選手権21 SEASON2]] ベスト8([https://mtg-jp.com/coverage/mtgjc21season2/ 参考])
 +
**使用者:[[簗瀬要]]
 +
*[[フォーマット]]
 +
**[[スタンダード]]([[エルドレインの王権]]+[[テーロス還魂記]]+[[イコリア:巨獣の棲処]]+[[基本セット2021]]+[[ゼンディカーの夜明け]]+[[カルドハイム]]+[[ストリクスヘイヴン:魔法学院]]+[[フォーゴトン・レルム探訪]])
 +
 
 +
{{#MagicFactory: df320647}}
 +
==ラヴニカのギルド~基本セット2021期==
 +
[[ローテーション]]で[[ラノワールのエルフ/Llanowar Elves]]や[[鉄葉のチャンピオン/Steel Leaf Champion]]を失い大きく弱体化したものの、[[緑単色デッキ|緑単色]]の[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウンデッキ]]が引き続き環境に存在している。
 +
 
 +
{{#card:Pelt Collector}}
 +
{{#card:Yorvo, Lord of Garenbrig}}
 +
 
 +
[[生皮収集家/Pelt Collector]]や[[僻森の追跡者/Wildwood Tracker]]といった自己[[強化]]可能な1[[マナ]][[クリーチャー]]を[[展開]]し、さらに[[樹皮革のトロール/Barkhide Troll]]や[[ギャレンブリグの領主、ヨルヴォ/Yorvo, Lord of Garenbrig]]などの[[マナレシオ]]に優れたクリーチャーを連打して攻め立てる。
 +
 
 +
[[イコリア:巨獣の棲処]]からは新たに[[水晶壊し/Gemrazer]]や[[怪物の代言者、ビビアン/Vivien, Monsters' Advocate]]を獲得した。
 +
 
 +
[[基本セット2021]]からは[[漁る軟泥/Scavenging Ooze]]や[[原初の力/Primal Might]]などを獲得し、大幅に強化された。さらに[[荒野の再生/Wilderness Reclamation]]などの[[禁止カード|禁止]]後に[[緑青黒コントロール#ラヴニカのギルド~基本セット2021期|スゥルタイ・ランプ]]が[[トップメタ]]になると、[[黒]]からの[[呪禁]]を持つ[[ガラクの先触れ/Garruk's Harbinger]]を使える点が評価され、大きく躍進した。
 +
 
 +
{{#card:Garruk's Harbinger}}
 +
{{#card:Primal Might}}
 +
 
 +
===サンプルリスト===
 +
====初期型====
 +
*備考
 +
**Standard League 5勝0敗([https://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/standard-league-2019-10-07 参考])
 +
**使用者:AlphaFrog
 +
*[[フォーマット]]
 +
**[[スタンダード]]([[ラヴニカのギルド]]+[[ラヴニカの献身]]+[[灯争大戦]]+[[基本セット2020]]+[[エルドレインの王権]])
 +
 
 +
{{#MagicFactory:df319431}}
 +
*[[エルドレインの王権]]参入後のリスト。
 +
 
 +
====イコリア:巨獣の棲処後====
 +
*備考
 +
**MagicFest Online Season 2 - Wednesday Qualifier 1 - Week 2 5勝1敗([https://my.cfbevents.com/deck/view/3cea98d6-f4ba-47df-ba5c-c39b10fdd9ab 参考])
 +
**使用者:Rint#31833
 +
*[[フォーマット]]
 +
**[[スタンダード]]([[ラヴニカのギルド]]+[[ラヴニカの献身]]+[[灯争大戦]]+[[基本セット2020]]+[[エルドレインの王権]]+[[テーロス還魂記]]+[[イコリア:巨獣の棲処]])
 +
 
 +
{{#MagicFactory:df319875}}
 +
*[[イコリア:巨獣の棲処]]参入後のリスト。
 +
 
 +
====荒野の再生禁止後====
 +
*備考
 +
**Standard Challenge #12195655 on 08/16/2020 優勝([https://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/standard-challenge-2020-08-17 参考])
 +
**使用者:Edel
 +
*[[フォーマット]]
 +
**[[スタンダード]]([[ラヴニカのギルド]]+[[ラヴニカの献身]]+[[灯争大戦]]+[[基本セット2020]]+[[エルドレインの王権]]+[[テーロス還魂記]]+[[イコリア:巨獣の棲処]]+[[基本セット2021]])
 +
 
 +
{{#MagicFactory:df320227}}
 +
*[[荒野の再生/Wilderness Reclamation]]などの[[禁止カード|禁止]]後のリスト。
 +
 
 +
==ドミナリア期==
 +
[[イクサランの相克]]参入後、'''緑単ガルタ'''(''Mono-Green Ghalta'')と呼ばれる[[デッキ]]が登場。この時点では[[地雷デッキ]]に過ぎなかったが、[[ドミナリア]]から[[ラノワールのエルフ/Llanowar Elves]]や[[鉄葉のチャンピオン/Steel Leaf Champion]]を獲得したことにより、[[メタゲーム]]の一角を占めるまでになった。鉄葉のチャンピオン獲得後は'''鉄葉ストンピィ'''(''Steel Leaf Stompy'')とも呼ばれる。
 +
 
 +
{{#card:Llanowar Elves}}
 +
{{#card:Steel Leaf Champion}}
 +
{{#card:Ghalta, Primal Hunger}}
  
*主に[[レガシー]]で活躍する、[[古えの墳墓/Ancient Tomb]]・[[裏切り者の都/City of Traitors]]の2種[[2マナランド]]による[[マナ加速]]から展開するデッキのことも「~ストンピィ」というが、本項の緑単ストンピィとは別物である(→[[エンジェル・ストンピィ]]、[[フェアリー・ストンピィ]]、[[ドラゴン・ストンピィ]])。
+
詳細は[[鉄葉ストンピィ]]を参照。
*[[神河ブロック|神河]]+[[ラヴニカ・ブロック|ラヴニカ]]期の[[スタンダード]]には[[スノウ・ストンピィ]]、[[シー・ストンピィ]]と呼ばれる[[グッドスタッフ]]系[[クロック・パーミッション]]デッキが存在するが、それも緑単ストンピィとは異なる(これらの「ストンピィ」の名の由来については[[スノウ・ストンピィ]]の名を参照のこと)。
+
  
 
==時のらせんブロック+ローウィン=シャドウムーア・ブロック期==
 
==時のらせんブロック+ローウィン=シャドウムーア・ブロック期==
26行: 125行:
 
[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウン]]の常として[[神の怒り/Wrath of God]]などの[[全体除去]]を苦手とするが、[[樹上の村/Treetop Village]]や[[野生語りのガラク/Garruk Wildspeaker]]などで弱点をある程度補っている。
 
[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウン]]の常として[[神の怒り/Wrath of God]]などの[[全体除去]]を苦手とするが、[[樹上の村/Treetop Village]]や[[野生語りのガラク/Garruk Wildspeaker]]などで弱点をある程度補っている。
  
===サンプルレシピ===
+
===サンプルリスト===
 
*備考
 
*備考
 
**[[ドイツ選手権08]] ベスト8 ([http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/gernat08/welcome 参考])
 
**[[ドイツ選手権08]] ベスト8 ([http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/gernat08/welcome 参考])
52行: 151行:
 
低[[コスト]]・高[[パワー]]・使い捨てという性質を持つ速攻クリーチャーを利用して[[よりよい品物/Greater Good]]で息切れを防ぐバージョンや、速攻と相性がよく[[マナカーブ]]もかみ合っている[[原初の腕力魔道士/Primal Forcemage]]を利用したバージョンもある。特に次元の混乱で得た[[ウークタビー・ドレイク/Uktabi Drake]]との[[シナジー]]が強力。
 
低[[コスト]]・高[[パワー]]・使い捨てという性質を持つ速攻クリーチャーを利用して[[よりよい品物/Greater Good]]で息切れを防ぐバージョンや、速攻と相性がよく[[マナカーブ]]もかみ合っている[[原初の腕力魔道士/Primal Forcemage]]を利用したバージョンもある。特に次元の混乱で得た[[ウークタビー・ドレイク/Uktabi Drake]]との[[シナジー]]が強力。
  
===サンプルレシピ===
+
===サンプルリスト===
 
*備考
 
*備考
 
**[[アメリカ選手権07]] ベスト4 ([http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgevent/usnat07/welcome 参考])
 
**[[アメリカ選手権07]] ベスト4 ([http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgevent/usnat07/welcome 参考])
60行: 159行:
  
 
{{#MagicFactory:df303417}}
 
{{#MagicFactory:df303417}}
 
 
*速攻クリーチャーを多数抱えているが使い捨て的な物を極力削った従来のストンピィに近いタイプ。12体もの敵からの呪文を受け付けないクリーチャー群が[[単体除去]]を強く[[メタる|メタった]]構造になっている。それに対して、[[アドバンテージ]]を得やすいが[[除去]]自体はされやすい[[獣群の呼び声/Call of the Herd]]は不採用となっている。
 
*速攻クリーチャーを多数抱えているが使い捨て的な物を極力削った従来のストンピィに近いタイプ。12体もの敵からの呪文を受け付けないクリーチャー群が[[単体除去]]を強く[[メタる|メタった]]構造になっている。それに対して、[[アドバンテージ]]を得やすいが[[除去]]自体はされやすい[[獣群の呼び声/Call of the Herd]]は不採用となっている。
  
75行: 173行:
 
*[[赤]]を足して[[火力]]などを搭載した[[ステロイド/スタンダード/ミラディン・ブロック+神河ブロック期|ステロイド]]タイプのデッキも存在した。
 
*[[赤]]を足して[[火力]]などを搭載した[[ステロイド/スタンダード/ミラディン・ブロック+神河ブロック期|ステロイド]]タイプのデッキも存在した。
  
===サンプルレシピ===
+
===サンプルリスト===
 
*備考
 
*備考
 
**[[オランダ選手権05]] ベスト8 ([http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgevent/nethnat05/welcome 参考])
 
**[[オランダ選手権05]] ベスト8 ([http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgevent/nethnat05/welcome 参考])
83行: 181行:
  
 
{{#MagicFactory:df303418}}
 
{{#MagicFactory:df303418}}
 
 
==ミラディン・ブロック構築==
 
==ミラディン・ブロック構築==
 
[[ミラディン・ブロック構築]]では、[[親和 (デッキ)#ミラディン・ブロック期|親和]][[メタる|メタ]]の[[緑コントロール#ミラディン・ブロック期|緑コントロール]]が主体だったが、[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウン]]にシフトしたアグレッシブな[[デッキ]]も登場した。
 
[[ミラディン・ブロック構築]]では、[[親和 (デッキ)#ミラディン・ブロック期|親和]][[メタる|メタ]]の[[緑コントロール#ミラディン・ブロック期|緑コントロール]]が主体だったが、[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウン]]にシフトしたアグレッシブな[[デッキ]]も登場した。
92行: 189行:
 
[[トロールの苦行者/Troll Ascetic]]などの[[クリーチャー]]を[[展開]]しつつ、[[アーティファクト]][[破壊]]で相手の足を止めて[[殴る|殴り殺す]]。いわゆる[[ウィニー]]よりもかなり[[重い|重め]]の構成になっている。
 
[[トロールの苦行者/Troll Ascetic]]などの[[クリーチャー]]を[[展開]]しつつ、[[アーティファクト]][[破壊]]で相手の足を止めて[[殴る|殴り殺す]]。いわゆる[[ウィニー]]よりもかなり[[重い|重め]]の構成になっている。
  
===サンプルレシピ===
+
===サンプルリスト===
 
*備考
 
*備考
 
**[[グランプリチューリッヒ04]] ベスト8 ([http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgevent/gpzur04/welcome 参考])
 
**[[グランプリチューリッヒ04]] ベスト8 ([http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgevent/gpzur04/welcome 参考])
100行: 197行:
  
 
{{#MagicFactory:df303419}}
 
{{#MagicFactory:df303419}}
 
 
==オデッセイ・ブロック構築==
 
==オデッセイ・ブロック構築==
 
[[オデッセイ・ブロック構築]]では、[[オデッセイ・ブロック]]の強力な[[緑]][[クリーチャー]]をベースにした[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウン]]。
 
[[オデッセイ・ブロック構築]]では、[[オデッセイ・ブロック]]の強力な[[緑]][[クリーチャー]]をベースにした[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウン]]。
131行: 227行:
  
 
{{#MagicFactory:df303420}}
 
{{#MagicFactory:df303420}}
 
 
*[[マスクス・ブロック]]参入直後の[[スタンダード]]版。
 
*[[マスクス・ブロック]]参入直後の[[スタンダード]]版。
 
*[[テンペスト・ブロック]]期のレシピは、[[World Championship Decks 1999]]を参照のこと。
 
*[[テンペスト・ブロック]]期のレシピは、[[World Championship Decks 1999]]を参照のこと。
143行: 238行:
  
 
{{#MagicFactory:df303421}}
 
{{#MagicFactory:df303421}}
 
 
*こちらは[[ウルザ・ブロック構築]]のバージョン。
 
*こちらは[[ウルザ・ブロック構築]]のバージョン。
 
*[[休眠エンチャント]]の[[隠れたる雄ジカ/Hidden Stag]]を入れた、"'''Hidden Green'''"と呼ばれるタイプ。
 
*[[休眠エンチャント]]の[[隠れたる雄ジカ/Hidden Stag]]を入れた、"'''Hidden Green'''"と呼ばれるタイプ。
 +
 +
==テンペスト・ブロック期==
 +
[[テンペスト・ブロック構築]]の開幕戦となった[[プロツアーロサンゼルス98]]で、[[Team CMU]]が[[スリヴァー]][[シナジー]]を組み込んだデッキを持ち込んでいる。
 +
 +
{{#card: Muscle Sliver}}
 +
{{#card: Ancient Tomb}}
 +
 +
同環境の[[デッドガイレッド|赤単]]の隆盛とそれによる[[赤の防御円/Circle of Protection: Red]]の流行を見越しての採用で、使用者5人全員が2日目進出、トップ16に2人を送り込んだが、最終的には赤単の完成度の前に沈んでしまった。
 +
 +
===サンプルリスト===
 +
*備考
 +
**[[プロツアーロサンゼルス98]] 11位([https://www.wizards.com/sideboard/article.asp?x=results/PTLA98 参考1]/[https://www.wizards.com/sideboard/article.asp?x=sb20010206a 参考2])
 +
**使用者: [[Brian Schneider]]
 +
*[[フォーマット]]
 +
**[[テンペスト・ブロック構築]]([[テンペスト]])
 +
{{#MagicFactory: df318412}}
 +
*サイドボードは不明。
  
 
==ミラージュ・ブロック期==
 
==ミラージュ・ブロック期==
155行: 266行:
 
詳細は[[セニョールストンピィ]]のページを参照のこと。
 
詳細は[[セニョールストンピィ]]のページを参照のこと。
  
===サンプルレシピ===
+
===サンプルリスト===
 
*備考
 
*備考
 
**[[The Finals97]] ベスト8
 
**[[The Finals97]] ベスト8
163行: 274行:
  
 
{{#MagicFactory:df303422}}
 
{{#MagicFactory:df303422}}
 
 
==旧エクステンデッド==
 
==旧エクステンデッド==
 
2002年[[ローテーション]]前の[[エクステンデッド]]には、[[クレイジーグリーン]]という[[デッキ]]が存在していた。
 
2002年[[ローテーション]]前の[[エクステンデッド]]には、[[クレイジーグリーン]]という[[デッキ]]が存在していた。
174行: 284行:
 
詳細は[[クレイジーグリーン]]のページを参照のこと。
 
詳細は[[クレイジーグリーン]]のページを参照のこと。
  
===サンプルレシピ===
+
===サンプルリスト===
 
*備考
 
*備考
 
**[[グランプリウィーン99]] ベスト8
 
**[[グランプリウィーン99]] ベスト8
 
**使用者:[[Peer Krouger]]
 
**使用者:[[Peer Krouger]]
 
*[[フォーマット]]
 
*[[フォーマット]]
**[[エクステンデッド]]([[リバイズド]]~[[第5版]]、[[ザ・ダーク]]~[[ウルザズ・レガシー]])
+
**[[エクステンデッド]]([[リバイズド・エディション]]~[[第5版]]、[[ザ・ダーク]]~[[ウルザズ・レガシー]])
  
 
{{#MagicFactory:df301186}}
 
{{#MagicFactory:df301186}}
 
 
*初期[[エクステンデッド]]の超[[軽い|軽量]]構造のデッキで、ほとんどが1[[マナ]]以下で構成される。
 
*初期[[エクステンデッド]]の超[[軽い|軽量]]構造のデッキで、ほとんどが1[[マナ]]以下で構成される。
  
192行: 301行:
 
{{#card:Berserk}}
 
{{#card:Berserk}}
  
まず、[[スクリブ・スプライト/Scryb Sprites]]、[[スカルガンの穴潜み/Skarrgan Pit-Skulk]]、[[シラナの岩礁渡り/Silhana Ledgewalker]]といった、[[ブロック (ルール用語)|ブロック]]されづらいクリーチャーを[[展開]]する。さらにそれらを、[[怨恨/Rancor]]、[[古きクローサの力/Might of Old Krosa]]、[[力の印章/Seal of Strength]]などで[[強化]]し、そのパワーを[[Berserk]]によって爆発させトドメをさす。
+
まず、[[スクリブ・スプライト/Scryb Sprites]]、[[スカルガンの穴潜み/Skarrgan Pit-Skulk]]、[[シラナの岩礁渡り/Silhana Ledgewalker]]といった、[[ブロック (ルール用語)|ブロック]]されづらいクリーチャーを[[展開]]する。さらにそれらを、[[怨恨/Rancor]]、[[古きクローサの力/Might of Old Krosa]]、[[力の印章/Seal of Strength]]などで[[強化]]し、そのパワーを[[狂暴化/Berserk]]によって爆発させトドメをさす。
  
 
[[カヴーの捕食者/Kavu Predator]]を獲得してからは、[[激励/Invigorate]]との[[シナジー]]も同時に搭載される事が多くなった。
 
[[カヴーの捕食者/Kavu Predator]]を獲得してからは、[[激励/Invigorate]]との[[シナジー]]も同時に搭載される事が多くなった。
198行: 307行:
 
一種の[[コンボデッキ]]として捉えることもできるほどの爆発力を持つ反面、安定性に欠ける部分も非常に大きい。
 
一種の[[コンボデッキ]]として捉えることもできるほどの爆発力を持つ反面、安定性に欠ける部分も非常に大きい。
  
===サンプルレシピ===
+
===サンプルリスト===
 
*備考
 
*備考
 
**[[プロツアーヴァレンシア07]] レガシーオープン 優勝
 
**[[プロツアーヴァレンシア07]] レガシーオープン 優勝
207行: 316行:
 
{{#MagicFactory:df303423}}
 
{{#MagicFactory:df303423}}
 
*186人参加のPTサイドイベント。
 
*186人参加のPTサイドイベント。
 +
 +
==パウパー==
 +
[[パウパー]]でも古くから存在している。
 +
 +
{{#card:Young Wolf}}
 +
{{#card:Rancor}}
 +
 +
[[イラクサの歩哨/Nettle Sentinel]]や[[クウィリーオン・レインジャー/Quirion Ranger]]、[[若き狼/Young Wolf]]といった1~2[[マナ]]のクリーチャーを、[[巨森の蔦/Vines of Vastwood]]や[[地うねり/Groundswell]]、[[怨恨/Rancor]]でバックアップする。
 +
 +
黎明期より存在し、[[トップメタ]]である[[Delver-Go#パウパー|青単デルバー]]に強く常に一定の人気のあるデッキタイプである。[[ミラディンの傷跡]]参入後は、より爆発力が高い[[感染 (デッキ)#パウパー|感染デッキ]]に移行する形で一時期衰退したが、[[激励/Invigorate]]の[[禁止カード|禁止]]により感染デッキが弱体化すると再び[[メタゲーム]]の一角に浮上してきた。
 +
 +
{{#card:Burning-Tree Emissary}}
 +
 +
その後[[モダンマスターズ2017]]で[[炎樹族の使者/Burning-Tree Emissary]]を獲得。展開の速さに磨きがかかった。それと同時に炎樹族の使者と相性の良い[[巣の侵略者/Nest Invader]]、その巣の侵略者により[[陰鬱]]を能動的に達成できるようになった[[吠え群れの飢え/Hunger of the Howlpack]]をフル投入したタイプが成績を残している。
 +
 +
{{#card:Savage Swipe}}
 +
 +
[[モダンホライゾン]]では[[凶暴な一振り/Savage Swipe]]を獲得。[[メインデッキ]]から採用に値する[[格闘]][[呪文]]であり、[[システムクリーチャー]]などを[[除去]]しやすくなった。
 +
 +
{{#card:Bayou Groff}}
 +
 +
[[ストリクスヘイヴン:魔法学院]]では[[湿地帯のグロフ/Bayou Groff]]を獲得。2マナ5/4は破格の[[マナレシオ]]であり、デメリットの軽減のために若き狼や[[カルニの庭/Khalni Garden]]を採用した構成が登場した。
 +
 +
===サンプルリスト1===
 +
*備考
 +
**Pauper Daily #7650887 on 11/03/2014 4-0 ([http://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/pauper-daily-2014-11-04 参考])
 +
**使用者:rrwoods
 +
*[[フォーマット]]
 +
**[[パウパー]](~[[タルキール覇王譚]])
 +
 +
{{#MagicFactory:df312260}}
 +
*強化スペルやエンチャントを多く取ったタイプ。
 +
 +
===サンプルリスト2===
 +
*備考
 +
**Pauper Daily #8022261 on 03/03/2015 4-0 ([http://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/pauper-daily-2015-03-04-0 参考])
 +
**使用者:madarameBK
 +
*[[フォーマット]]
 +
**[[パウパー]](~[[運命再編]])
 +
 +
{{#MagicFactory:df312791}}
 +
*[[巣の侵略者/Nest Invader]]を採用したタイプ。[[Thermokarst]]や[[ヴィリジアンの長弓/Viridian Longbow]]の装備コストなどストンピィとしてはマナコストがやや重いカードを使用しやすくなっている。
 +
 +
===サンプルリスト3===
 +
*備考
 +
**Pauper Daily #7424602 on 08/31/2014 4-0 ([http://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/pauper-daily-2014-09-01 参考])
 +
**使用者:JASPAX
 +
*[[フォーマット]]
 +
**[[パウパー]](~[[基本セット2015]])
 +
 +
{{#MagicFactory:df313029}}
 +
*[[マッドネス (デッキ)|マッドネス]]の要素を取り入れたタイプ。
 +
 +
===サンプルリスト4===
 +
*備考
 +
**Pauper Challenge #11740713 on 12/16/2018 優勝([https://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/pauper-challenge-2018-12-17 参考])
 +
**使用者:_DissonancE_
 +
*[[フォーマット]]
 +
**[[パウパー]](~[[アルティメットマスターズ]])
 +
 +
{{#MagicFactory: df318952}}
 +
*[[炎樹族の使者/Burning-Tree Emissary]]獲得後のリスト。
 +
 +
===サンプルリスト5===
 +
*備考
 +
**Pauper Challenge #12285855 on 04/18/2021 ベスト4([https://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/pauper-challenge-2021-04-19 参考])
 +
**使用者:Milkk
 +
*[[フォーマット]]
 +
**[[パウパー]](~[[ストリクスヘイヴン:魔法学院]])
 +
 +
{{#MagicFactory: df320501}}
 +
*[[湿地帯のグロフ/Bayou Groff]]獲得後のリスト。
  
 
==参考==
 
==参考==
*[http://www.wizards.com/sideboard/JParticle.asp?x=sb20010607a,,en Finding the Tinker Deck]([[WotC]]、文:[[Mike Flores]])
+
<references />
*[http://www.wizards.com/sideboard/JParticle.asp?x=sb20010607a,,ja Tinkerデッキへの探求](上の邦訳)
+
*[http://web.archive.org/web/20190602184053/http://www.wizards.com/sideboard/JParticle.asp?x=sb20010607a,,en Finding the Tinker Deck(Internet Archive)]/[https://magic.wizards.com/ja/articles/archive/feature/tinker-%E3%83%87%E3%83%83%E3%82%AD%E3%81%B8%E3%81%AE%E6%8E%A2%E7%A9%B6-2000-01-01 Tinkerデッキへの探究]([[WotC]]、文:[[Mike Flores]]
 
*[[デッキ集]]
 
*[[デッキ集]]
  
 +
{{DEFAULTSORT:すとんひい}}
 
[[Category:緑単色デッキ|*]]
 
[[Category:緑単色デッキ|*]]
 
[[Category:ビートダウンデッキ|*]]
 
[[Category:ビートダウンデッキ|*]]
218行: 400行:
 
[[Category:緑単ビートダウンデッキ|*]]
 
[[Category:緑単ビートダウンデッキ|*]]
 
[[Category:緑単ウィニーデッキ|*]]
 
[[Category:緑単ウィニーデッキ|*]]
[[Category:ウルザ・ブロック構築デッキ|すとんひい]]
+
[[Category:テンペスト・ブロック構築デッキ]]
[[Category:ミラディン・ブロック構築デッキ|すとんひい]]
+
[[Category:ウルザ・ブロック構築デッキ]]
[[Category:スタンダードデッキ|すとんひい]]
+
[[Category:ミラディン・ブロック構築デッキ]]
[[Category:エクステンデッドデッキ|すとんひい]]
+
[[Category:スタンダードデッキ]]
[[Category:レガシーデッキ|すとんひい]]
+
[[Category:エクステンデッドデッキ]]
 +
[[Category:レガシーデッキ]]
 +
[[Category:パウパーデッキ]]

2021年7月27日 (火) 17:53時点における版

ストンピィ(Stompy)は、ビートダウンデッキの一種。主に二つの意味で用いられる。

  1. 主にスタンダードパウパーに存在する緑単色の高速アグロデッキ。このページで解説する。ただし、エルフ・ビートなどの部族デッキは構造が特殊なためこの名では呼ばれない。
    • デッキ名の由来は英語の“stomp”から。象などの大きな生き物が何かを踏みつける擬音語であり、初期キークリーチャーの一つであるはぐれ象/Rogue Elephantをイメージしている。
  2. 主にレガシーに存在するアグロデッキ。2マナランド等によるマナ加速から高速で妨害パーマネントを展開し、そのマナ加速から中高マナ域のクロックを投下する。デッキ名は初期の1.が中低速デッキをマナ拘束して殴りきるために妨害パーマネントを採用したことに由来する。セニョールストンピィ冬の宝珠/Winter Orbタングルストンピィからみつく鉄線/Tangle Wireなど。

上述のとおり、このページでは1.について解説する。

目次

概要

極端にマナレシオの良いクリーチャーを使用するか、あるいはマナ加速を併用して一気にビートダウンする。巨大化/Giant Growth系の強化呪文を多用し、本体へのダメージを強く追い求める構成が多い。コントロールカードは、メインデッキには数枚程度しか入っていないことが多い。

他の単色アグロと比較すると白ウィニーと異なり全体強化が無く、スライと異なり本体火力が無い。このため優れたのクリーチャー個々の性能で最後まで押し切る勝負になってくる。比較的安価で作れることから初心者にも構築しやすく、根強い人気を誇るデッキタイプである。

エルドレインの王権〜フォーゴトン・レルム探訪期

ローテーションにより生皮収集家/Pelt Collector樹皮革のトロール/Barkhide Trollを失ったものの、ゼンディカーの夜明けから群れのシャンブラー/Swarm Shamblerカザンドゥのマンモス/Kazandu Mammothなどを獲得したこともあり、引き続き環境に存在している。



自己強化可能な漁る軟泥/Scavenging Oozeやカザンドゥのマンモス、サイズに優れる恋煩いの野獣/Lovestruck Beast展開し、原初の力/Primal Might強行突破/Ram Throughブロッカーを排除して攻め立てる。石とぐろの海蛇/Stonecoil Serpent水晶壊し/Gemrazer変容させる動きも強力。



フォーゴトン・レルム探訪では群れ率いの人狼/Werewolf Pack Leaderレンジャー・クラス/Ranger Classを獲得し、大幅に強化された。

サンプルリスト

初期型

Mono-Green Aggro [1]
土地 (18)
18 森/Forest
クリーチャー (27)
3 水晶壊し/Gemrazer
4 カザンドゥのマンモス/Kazandu Mammoth
4 恋煩いの野獣/Lovestruck Beast
4 漁る軟泥/Scavenging Ooze
4 石とぐろの海蛇/Stonecoil Serpent
4 群れのシャンブラー/Swarm Shambler
4 僻森の追跡者/Wildwood Tracker
呪文 (15)
3 解き放たれた者、ガラク/Garruk, Unleashed
4 原初の力/Primal Might
4 変わり樹の共生/Turntimber Symbiosis
4 強行突破/Ram Through
サイドボード (15)
1 水晶壊し/Gemrazer
1 這い回るやせ地/Crawling Barrens
2 長老ガーガロス/Elder Gargaroth
4 ガラクの先触れ/Garruk's Harbinger
1 カルニの待ち伏せ/Khalni Ambush
3 探索する獣/Questing Beast
3 怪物の代言者、ビビアン/Vivien, Monsters' Advocate

フォーゴトン・レルム探訪後

Mono-Green Aggro [2]
土地 (24)
4 不詳の安息地/Faceless Haven
20 冠雪の森/Snow-Covered Forest
クリーチャー (26)
4 水晶壊し/Gemrazer
4 カザンドゥのマンモス/Kazandu Mammoth
4 恋煩いの野獣/Lovestruck Beast
2 探索する獣/Questing Beast
4 石とぐろの海蛇/Stonecoil Serpent
4 群れのシャンブラー/Swarm Shambler
4 群れ率いの人狼/Werewolf Pack Leader
呪文 (10)
4 原初の力/Primal Might
4 レンジャー・クラス/Ranger Class
2 蛇皮のヴェール/Snakeskin Veil
サイドボード (15)
2 吹雪の乱闘/Blizzard Brawl
4 ガラクの先触れ/Garruk's Harbinger
2 解き放たれた者、ガラク/Garruk, Unleashed
1 探索する獣/Questing Beast
2 強行突破/Ram Through
1 巻き添え/Run Afoul
2 漁る軟泥/Scavenging Ooze
1 蛇皮のヴェール/Snakeskin Veil

ラヴニカのギルド~基本セット2021期

ローテーションラノワールのエルフ/Llanowar Elves鉄葉のチャンピオン/Steel Leaf Championを失い大きく弱体化したものの、緑単色ビートダウンデッキが引き続き環境に存在している。



生皮収集家/Pelt Collector僻森の追跡者/Wildwood Trackerといった自己強化可能な1マナクリーチャー展開し、さらに樹皮革のトロール/Barkhide Trollギャレンブリグの領主、ヨルヴォ/Yorvo, Lord of Garenbrigなどのマナレシオに優れたクリーチャーを連打して攻め立てる。

イコリア:巨獣の棲処からは新たに水晶壊し/Gemrazer怪物の代言者、ビビアン/Vivien, Monsters' Advocateを獲得した。

基本セット2021からは漁る軟泥/Scavenging Ooze原初の力/Primal Mightなどを獲得し、大幅に強化された。さらに荒野の再生/Wilderness Reclamationなどの禁止後にスゥルタイ・ランプトップメタになると、からの呪禁を持つガラクの先触れ/Garruk's Harbingerを使える点が評価され、大きく躍進した。



サンプルリスト

初期型

Mono-Green Stompy [3]
土地 (24)
4 ギャレンブリグ城/Castle Garenbrig
20 森/Forest
クリーチャー (29)
4 樹皮革のトロール/Barkhide Troll
2 貪るトロールの王/Feasting Troll King
2 恋煩いの野獣/Lovestruck Beast
3 楽園のドルイド/Paradise Druid
4 生皮収集家/Pelt Collector
3 探索する獣/Questing Beast
2 変容するケラトプス/Shifting Ceratops
2 僻境生まれの保護者/Wildborn Preserver
4 僻森の追跡者/Wildwood Tracker
3 ギャレンブリグの領主、ヨルヴォ/Yorvo, Lord of Garenbrig
呪文 (7)
2 アーク弓のレインジャー、ビビアン/Vivien, Arkbow Ranger
3 薔薇棘の矛槍/Rosethorn Halberd
2 グレートヘンジ/The Great Henge
サイドボード (15)
1 貪るトロールの王/Feasting Troll King
1 探索する獣/Questing Beast
2 変容するケラトプス/Shifting Ceratops
1 グレートヘンジ/The Great Henge
2 クロールの銛撃ち/Kraul Harpooner
1 ムラーサの胎動/Pulse of Murasa
3 打ち壊すブロントドン/Thrashing Brontodon
4 夏の帳/Veil of Summer

イコリア:巨獣の棲処後

Mono-Green Stompy [4]
土地 (23)
3 ギャレンブリグ城/Castle Garenbrig
20 森/Forest
クリーチャー (29)
4 樹皮革のトロール/Barkhide Troll
4 水晶壊し/Gemrazer
4 楽園のドルイド/Paradise Druid
4 生皮収集家/Pelt Collector
3 探索する獣/Questing Beast
4 石とぐろの海蛇/Stonecoil Serpent
3 僻境生まれの保護者/Wildborn Preserver
3 ギャレンブリグの領主、ヨルヴォ/Yorvo, Lord of Garenbrig
呪文 (8)
4 アーク弓のレインジャー、ビビアン/Vivien, Arkbow Ranger
2 怪物の代言者、ビビアン/Vivien, Monsters' Advocate
2 グレートヘンジ/The Great Henge
サイドボード (15)
2 墓掘りの檻/Grafdigger's Cage
2 大いなる創造者、カーン/Karn, the Great Creator
3 強行突破/Ram Through
4 変容するケラトプス/Shifting Ceratops
1 魔術遠眼鏡/Sorcerous Spyglass
1 グレートヘンジ/The Great Henge
2 野獣の擁護者、ビビアン/Vivien, Champion of the Wilds

荒野の再生禁止後

Mono-Green Aggro [5]
土地 (25)
2 眷者の居留地/Bonders' Enclave
2 ギャレンブリグ城/Castle Garenbrig
21 森/Forest
クリーチャー (28)
4 樹皮革のトロール/Barkhide Troll
3 ガラクの先触れ/Garruk's Harbinger
2 水晶壊し/Gemrazer
4 恋煩いの野獣/Lovestruck Beast
4 生皮収集家/Pelt Collector
3 探索する獣/Questing Beast
4 漁る軟泥/Scavenging Ooze
4 石とぐろの海蛇/Stonecoil Serpent
呪文 (7)
3 アーク弓のレインジャー、ビビアン/Vivien, Arkbow Ranger
4 原初の力/Primal Might
サイドボード (15)
1 ガラクの先触れ/Garruk's Harbinger
2 水晶壊し/Gemrazer
1 長老ガーガロス/Elder Gargaroth
2 オークヘイムの敵対者/Oakhame Adversary
3 強行突破/Ram Through
2 レインジャーの悪知恵/Ranger's Guile
1 変容するケラトプス/Shifting Ceratops
2 人知を超えるもの、ウギン/Ugin, the Ineffable
1 大食のハイドラ/Voracious Hydra

ドミナリア期

イクサランの相克参入後、緑単ガルタ(Mono-Green Ghalta)と呼ばれるデッキが登場。この時点では地雷デッキに過ぎなかったが、ドミナリアからラノワールのエルフ/Llanowar Elves鉄葉のチャンピオン/Steel Leaf Championを獲得したことにより、メタゲームの一角を占めるまでになった。鉄葉のチャンピオン獲得後は鉄葉ストンピィ(Steel Leaf Stompy)とも呼ばれる。



詳細は鉄葉ストンピィを参照。

時のらせんブロック+ローウィン=シャドウムーア・ブロック期

時のらせんブロックローウィン=シャドウムーア・ブロック期のスタンダードでは、シャドウムーアで新たな戦力が追加され、さらにスライなどのデッキが隆盛してきたことで再び顔を見せ始める。



動きは伝統的なストンピィのそれであり、序盤から高速で軽量クリーチャー展開。最後は地壊し/Groundbreakerで押し切る。

ビートダウンの常として神の怒り/Wrath of Godなどの全体除去を苦手とするが、樹上の村/Treetop Village野生語りのガラク/Garruk Wildspeakerなどで弱点をある程度補っている。

サンプルリスト

Mono-Green Stompy [6]
土地 (21)
1 ペンデルヘイヴン/Pendelhaven
16 冠雪の森/Snow-Covered Forest
4 樹上の村/Treetop Village
クリーチャー (30)
3 ボガートの突撃隊/Boggart Ram-Gang
4 茨森の模範/Bramblewood Paragon
4 地壊し/Groundbreaker
4 ラノワールのエルフ/Llanowar Elves
4 イラクサの歩哨/Nettle Sentinel
3 タララの大隊/Talara's Battalion
4 双刃の斬鬼/Twinblade Slasher
4 レンの地の克服者/Wren's Run Vanquisher
呪文 (9)
2 野生語りのガラク/Garruk Wildspeaker
4 巨大化/Giant Growth
2 古きクローサの力/Might of Old Krosa
1 岩石樹の祈り/Stonewood Invocation
サイドボード (15)
4 フェアリーの忌み者/Faerie Macabre
2 耳障りな反応/Guttural Response
4 真髄の針/Pithing Needle
3 原基の印章/Seal of Primordium
2 蛇変化/Snakeform

ラヴニカ・ブロック+時のらせんブロック期

時のらせんブロック期は、多くの優秀クリーチャーが追加された次元の混乱参入以降に復活を果たす。

まずは時のらせんブロック構築で台頭し、後にラヴニカ・ブロック+時のらせんブロックのスタンダードでも活躍していった。



軽量クリーチャーを並べて押し切る従来のコンセプトからやや外れ、地壊し/Groundbreakerティンバーメア/Timbermareなどの高性能速攻クリーチャーを火力呪文のように叩き付けるタイプのビートダウンが登場した。

環境が大量のクリーチャーを並べることに逆風のため、単体の質と即効性を上げることでコントロールへの耐性を意識した変化である。また、環境にクァーグノス/Quagnothという非常に除去もしづらい、打ち消されづらいクリーチャーがいることも追い風になった。

動きが噛み合ったときのスピードもあるが、速攻クリーチャーの大半が+αの回避能力を持つため、最後の数点をもぎ取る能力も緑ビートダウンとして優秀な部類に入る。

コスト・高パワー・使い捨てという性質を持つ速攻クリーチャーを利用してよりよい品物/Greater Goodで息切れを防ぐバージョンや、速攻と相性がよくマナカーブもかみ合っている原初の腕力魔道士/Primal Forcemageを利用したバージョンもある。特に次元の混乱で得たウークタビー・ドレイク/Uktabi Drakeとのシナジーが強力。

サンプルリスト

ストンピィ(RAV+TSP) [7]
土地 (22)
16 森/Forest
2 ペンデルヘイヴン/Pendelhaven
4 樹上の村/Treetop Village
クリーチャー (27)
4 ボリアルのドルイド/Boreal Druid
4 ラノワールのエルフ/Llanowar Elves
4 スクリブのレインジャー/Scryb Ranger
4 シラナの岩礁渡り/Silhana Ledgewalker
4 トロールの苦行者/Troll Ascetic
4 巨大ヒヨケムシ/Giant Solifuge
3 ティンバーメア/Timbermare
呪文 (11)
4 腐れ蔦の外套/Moldervine Cloak
4 古きクローサの力/Might of Old Krosa
2 ロクソドンの戦槌/Loxodon Warhammer
1 岩石樹の祈り/Stonewood Invocation
サイドボード (15)
4 地壊し/Groundbreaker
3 幽体の魔力/Spectral Force
3 鋸刃の矢/Serrated Arrows
2 ヴィリジアンのシャーマン/Viridian Shaman
3 真髄の針/Pithing Needle

ミラディン・ブロック+神河ブロック期

ミラディン・ブロック神河ブロック期のスタンダードでは、親和全盛期はアーティファクト破壊メインの緑コントロールが中心だったが、禁止カードによる親和消滅後は装備品などを使ったビートダウンタイプのデッキが登場した。



軽いウィニークリーチャーを高速で展開ブランチウッドの鎧/Blanchwood Armorなどでサポートしつつ殴り殺す。

桜族の長老/Sakura-Tribe Elderランドブーストから創造の標/Beacon of Creationブランチウッドの鎧/Blanchwood Armorに繋ぐシナジーも盛り込まれている。

サンプルリスト

ストンピィ(MIR+COK) [8]
土地 (20)
20 森/Forest
クリーチャー (28)
4 ラノワールのエルフ/Llanowar Elves
4 エルフの戦士/Elvish Warrior
4 トロールの苦行者/Troll Ascetic
4 ヴィリジアンのシャーマン/Viridian Shaman
4 永遠の証人/Eternal Witness
3 桜族の長老/Sakura-Tribe Elder
3 暴走する氈鹿/Stampeding Serow
2 ヴィリジアンの盲信者/Viridian Zealot
呪文 (12)
2 捕食者の一撃/Predator's Strike
3 創造の標/Beacon of Creation
4 ブランチウッドの鎧/Blanchwood Armor
3 樫の力/Might of Oaks
サイドボード (15)
4 火と氷の剣/Sword of Fire and Ice
4 光と影の剣/Sword of Light and Shadow
3 帰化/Naturalize
3 腐食ナメクジ/Molder Slug
1 空を引き裂くもの、閼螺示/Arashi, the Sky Asunder

ミラディン・ブロック構築

ミラディン・ブロック構築では、親和メタ緑コントロールが主体だったが、ビートダウンにシフトしたアグレッシブなデッキも登場した。



トロールの苦行者/Troll Asceticなどのクリーチャー展開しつつ、アーティファクト破壊で相手の足を止めて殴り殺す。いわゆるウィニーよりもかなり重めの構成になっている。

サンプルリスト

ストンピィ(MIR) [9]
土地 (25)
21 森/Forest
4 ちらつき蛾の生息地/Blinkmoth Nexus
クリーチャー (25)
3 テル=ジラードに選ばれし者/Tel-Jilad Chosen
4 ヴィリジアンのシャーマン/Viridian Shaman
2 ファングレンの初仔/Fangren Firstborn
4 トロールの苦行者/Troll Ascetic
4 永遠の証人/Eternal Witness
4 ヴィリジアンの盲信者/Viridian Zealot
4 腐食ナメクジ/Molder Slug
呪文 (10)
2 絡み森の脈動/Pulse of the Tangle
4 酸化/Oxidize
4 テル=ジラードの正義/Tel-Jilad Justice
サイドボード (15)
1 テル=ジラードに選ばれし者/Tel-Jilad Chosen
3 血の臭い/Bloodscent
2 ファングレンの初仔/Fangren Firstborn
1 捕食者の一撃/Predator's Strike
1 残忍な突進/Ferocious Charge
1 カルストダーム/Karstoderm
3 アウフの蛮人/Ouphe Vandals
2 火と氷の剣/Sword of Fire and Ice
1 光と影の剣/Sword of Light and Shadow

オデッセイ・ブロック構築

オデッセイ・ブロック構築では、オデッセイ・ブロックの強力なクリーチャーをベースにしたビートダウン



野生の雑種犬/Wild Mongrel獣群の呼び声/Call of the Herdなどの優秀なクリーチャーを展開し、最後は踏み荒らし/Overrunで押し潰す。

クリーチャーの質自体は他の時期のものと比べても遜色ないが、環境黒コントロールなどのマス・デストラクションコントロールデッキが溢れており、またデッキパワーの点でも他のデッキに劣っていたためほとんど活躍を上げることはできなかった。

ウルザ・ブロック期

ウルザ・ブロック期では、野生の犬/Wild Dogs飛びかかるジャガー/Pouncing Jaguarアルビノ・トロール/Albino Trollなどを高速展開するデッキ。同時期のスタンダードウルザ・ブロック構築などで活躍した。



上記の優秀なウィニークリーチャーに加え、ウルザズ・レガシー当時で最強のカードと謳われた怨恨/Rancorの存在が大きい。

ガイアの揺籃の地/Gaea's Cradleによるマナ加速を生かして非常に強力なマスティコア/Masticore除去を活用する場合もある(ガイアの揺籃の地は1999年7月1日付けでウルザ・ブロック構築の禁止カードに指定されている)。

ネメシス参入後はからみつく鉄線/Tangle Wire対戦相手の動きを妨害するタングルストンピィというデッキも現れた。

スタンダード版

ストンピィ(USG+MMQ) [10]
土地 (21)
13 森/Forest
4 ガイアの揺籃の地/Gaea's Cradle
4 樹上の村/Treetop Village
クリーチャー (27)
4 アルビノ・トロール/Albino Troll
4 ラノワールのエルフ/Llanowar Elves
4 リバー・ボア/River Boa
3 エルフの抒情詩人/Elvish Lyrist
4 飛びかかるジャガー/Pouncing Jaguar
4 野生の犬/Wild Dogs
2 マスティコア/Masticore
2 ウークタビー・オランウータン/Uktabi Orangutan
呪文 (12)
4 巨大化/Giant Growth
2 樫の力/Might of Oaks
4 怨恨/Rancor
2 激励/Invigorate
サイドボード (15)
1 エルフの抒情詩人/Elvish Lyrist
3 ティタニアの選ばれしもの/Titania's Chosen
2 ウークタビー・オランウータン/Uktabi Orangutan
1 マスティコア/Masticore
3 呪われたトーテム像/Cursed Totem
2 平穏/Tranquility
1 樫の力/Might of Oaks
2 たい肥/Compost

ウルザ・ブロック構築版

ストンピィ(USG) [11]
土地 (20)
14 森/Forest
4 ガイアの揺籃の地/Gaea's Cradle
2 樹上の村/Treetop Village
クリーチャー (22)
4 アルビノ・トロール/Albino Troll
2 エルフの牧人/Elvish Herder
4 エルフの抒情詩人/Elvish Lyrist
4 飛びかかるジャガー/Pouncing Jaguar
4 野生の犬/Wild Dogs
4 ティタニアの選ばれしもの/Titania's Chosen
呪文 (18)
4 輪作/Crop Rotation
4 隠れたる雄ジカ/Hidden Stag
2 樫の力/Might of Oaks
4 怨恨/Rancor
4 共生/Symbiosis
サイドボード (15)
4 隠れたる捕食者/Hidden Predators
4 隠れたるゲリラ/Hidden Guerrillas
3 静穏/Hush
2 ファイレクシアの処理装置/Phyrexian Processor
2 樹上の村/Treetop Village

テンペスト・ブロック期

テンペスト・ブロック構築の開幕戦となったプロツアーロサンゼルス98で、Team CMUスリヴァーシナジーを組み込んだデッキを持ち込んでいる。



同環境の赤単の隆盛とそれによる赤の防御円/Circle of Protection: Redの流行を見越しての採用で、使用者5人全員が2日目進出、トップ16に2人を送り込んだが、最終的には赤単の完成度の前に沈んでしまった。

サンプルリスト

Iron City Beat-Down (CMU Green) [12]
土地 (26)
4 不毛の大地/Wasteland
3 古えの墳墓/Ancient Tomb
19 森/Forest
クリーチャー (22)
4 メタリック・スリヴァー/Metallic Sliver
4 スカイシュラウドのレインジャー/Skyshroud Ranger
4 筋肉スリヴァー/Muscle Sliver
3 訓練されたアーモドン/Trained Armodon
4 ルートワラ/Rootwalla
3 有角スリヴァー/Horned Sliver
呪文 (12)
4 呪われた巻物/Cursed Scroll
4 エルフの憤激/Elvish Fury
4 冬の抱擁/Winter's Grasp
サイドボード (0)
  • サイドボードは不明。

ミラージュ・ブロック期

ミラージュ・ブロック期には、冬の宝珠/Winter Orbによるマナロッククウィリーオン・レインジャー/Quirion Rangerマナ・クリーチャーで維持しながら殴り殺すセニョールストンピィと呼ばれるデッキが登場。



詳細はセニョールストンピィのページを参照のこと。

サンプルリスト

ストンピィ(MIR+TEP) [13]
土地 (16)
16 森/Forest
クリーチャー (28)
4 ラノワールのエルフ/Llanowar Elves
4 クウィリーオン・レインジャー/Quirion Ranger
4 筋肉スリヴァー/Muscle Sliver
3 リバー・ボア/River Boa
2 ウークタビー・オランウータン/Uktabi Orangutan
4 訓練されたアーモドン/Trained Armodon
4 ジョルレイルのケンタウルス/Jolrael's Centaur
1 ルアゴイフ/Lhurgoyf
1 暴走するヌー/Stampeding Wildebeests
1 ボトルのノーム/Bottle Gnomes
呪文 (16)
4 巨大化/Giant Growth
3 エルフの憤激/Elvish Fury
2 踏み荒らし/Overrun
1 中休み/Respite
2 平穏/Tranquility
1 ハリケーン/Hurricane
1 呪われた巻物/Cursed Scroll
2 冬の宝珠/Winter Orb
サイドボード (15)
1 平穏/Tranquility
1 地に平穏/Tranquil Domain
1 孤独の都/City of Solitude
2 自然の泉/Natural Spring
1 中休み/Respite
2 刈り取り/Reap
2 豪雨前線/Storm Front
1 スクラーグノス/Scragnoth
2 魔の魅惑/Aluren
2 不毛の大地/Wasteland

旧エクステンデッド

2002年ローテーション前のエクステンデッドには、クレイジーグリーンというデッキが存在していた。



土地譲渡/Land Grantを生かすために土地を切り詰めて超軽量構造に仕上げたデッキ。最後は怨恨/Rancorカードパワーで押し切る。

詳細はクレイジーグリーンのページを参照のこと。

サンプルリスト

Stompy [14]
土地 (16)
16 森/Forest
クリーチャー (31)
4 ガズバンのオーガ/Ghazban Ogre
4 エルフの指導霊/Elvish Spirit Guide
3 Spectral Bears
3 飛びかかるジャガー/Pouncing Jaguar
4 はぐれ象/Rogue Elephant
4 野生の犬/Wild Dogs
3 メテンダ・ライオン/Mtenda Lion
3 スカイシュラウドの精鋭/Skyshroud Elite
3 クウィリーオン・レインジャー/Quirion Ranger
呪文 (13)
4 巨大化/Giant Growth
2 隠れたるテナガザル/Hidden Gibbons
4 怨恨/Rancor
3 狩りの報奨/Bounty of the Hunt
サイドボード (0)

レガシー

レガシーでも、少数ではあるが存在する。その中でも「バーサクストンピィ」という超高速型が主流。



まず、スクリブ・スプライト/Scryb Spritesスカルガンの穴潜み/Skarrgan Pit-Skulkシラナの岩礁渡り/Silhana Ledgewalkerといった、ブロックされづらいクリーチャーを展開する。さらにそれらを、怨恨/Rancor古きクローサの力/Might of Old Krosa力の印章/Seal of Strengthなどで強化し、そのパワーを狂暴化/Berserkによって爆発させトドメをさす。

カヴーの捕食者/Kavu Predatorを獲得してからは、激励/Invigorateとのシナジーも同時に搭載される事が多くなった。

一種のコンボデッキとして捉えることもできるほどの爆発力を持つ反面、安定性に欠ける部分も非常に大きい。

サンプルリスト

ストンピィ [15]
土地 (17)
10 森/Forest
3 吹きさらしの荒野/Windswept Heath
4 樹木茂る山麓/Wooded Foothills
クリーチャー (24)
4 ジャングル・ライオン/Jungle Lion
4 カヴーの捕食者/Kavu Predator
2 スクリブ・スプライト/Scryb Sprites
4 シラナの岩礁渡り/Silhana Ledgewalker
4 スカルガンの穴潜み/Skarrgan Pit-Skulk
4 スカイシュラウドの精鋭/Skyshroud Elite
2 タルモゴイフ/Tarmogoyf
呪文 (19)
4 狂暴化/Berserk
4 激励/Invigorate
4 古きクローサの力/Might of Old Krosa
4 怨恨/Rancor
3 力の印章/Seal of Strength
サイドボード (15)
1 ガイアの祝福/Gaea's Blessing
4 ラッシュウッドの使節/Rushwood Legate
4 無垢への回帰/Seeds of Innocence
3 トーモッドの墓所/Tormod's Crypt
3 ヴィリジアンの盲信者/Viridian Zealot
  • 186人参加のPTサイドイベント。

パウパー

パウパーでも古くから存在している。



イラクサの歩哨/Nettle Sentinelクウィリーオン・レインジャー/Quirion Ranger若き狼/Young Wolfといった1~2マナのクリーチャーを、巨森の蔦/Vines of Vastwood地うねり/Groundswell怨恨/Rancorでバックアップする。

黎明期より存在し、トップメタである青単デルバーに強く常に一定の人気のあるデッキタイプである。ミラディンの傷跡参入後は、より爆発力が高い感染デッキに移行する形で一時期衰退したが、激励/Invigorate禁止により感染デッキが弱体化すると再びメタゲームの一角に浮上してきた。


その後モダンマスターズ2017炎樹族の使者/Burning-Tree Emissaryを獲得。展開の速さに磨きがかかった。それと同時に炎樹族の使者と相性の良い巣の侵略者/Nest Invader、その巣の侵略者により陰鬱を能動的に達成できるようになった吠え群れの飢え/Hunger of the Howlpackをフル投入したタイプが成績を残している。


モダンホライゾンでは凶暴な一振り/Savage Swipeを獲得。メインデッキから採用に値する格闘呪文であり、システムクリーチャーなどを除去しやすくなった。


ストリクスヘイヴン:魔法学院では湿地帯のグロフ/Bayou Groffを獲得。2マナ5/4は破格のマナレシオであり、デメリットの軽減のために若き狼やカルニの庭/Khalni Gardenを採用した構成が登場した。

サンプルリスト1

Stompy(Pauper) [16]
土地 (17)
17 森/Forest
クリーチャー (25)
1 わめき騒ぐマンドリル/Hooting Mandrills
4 イラクサの歩哨/Nettle Sentinel
4 クウィリーオン・レインジャー/Quirion Ranger
3 リバー・ボア/River Boa
2 生命の咆哮の思念/Shinen of Life's Roar
4 スカルガンの穴潜み/Skarrgan Pit-Skulk
3 大霊堂のスカージ/Vault Skirge
4 若き狼/Young Wolf
呪文 (18)
3 かき集める勇気/Gather Courage
4 地うねり/Groundswell
2 吠え群れの飢え/Hunger of the Howlpack
4 巨森の蔦/Vines of Vastwood
1 象の導き/Elephant Guide
4 怨恨/Rancor
サイドボード (15)
1 リバー・ボア/River Boa
4 上機嫌の破壊/Gleeful Sabotage
4 散弾の射手/Scattershot Archer
1 かき集める勇気/Gather Courage
4 スズメバチの一刺し/Hornet Sting
1 ヴィリジアンの長弓/Viridian Longbow
  • 強化スペルやエンチャントを多く取ったタイプ。

サンプルリスト2

Stompy(Pauper) [17]
土地 (17)
16 森/Forest
1 平穏な茂み/Tranquil Thicket
クリーチャー (26)
3 ガラクの仲間/Garruk's Companion
3 巣の侵略者/Nest Invader
4 イラクサの歩哨/Nettle Sentinel
3 クウィリーオン・レインジャー/Quirion Ranger
2 リバー・ボア/River Boa
2 散弾の射手/Scattershot Archer
1 生命の咆哮の思念/Shinen of Life's Roar
4 スカルガンの穴潜み/Skarrgan Pit-Skulk
4 若き狼/Young Wolf
呪文 (17)
3 地うねり/Groundswell
2 吠え群れの飢え/Hunger of the Howlpack
2 変異原性の成長/Mutagenic Growth
4 巨森の蔦/Vines of Vastwood
1 骨断ちの矛槍/Bonesplitter
1 ヴィリジアンの長弓/Viridian Longbow
4 怨恨/Rancor
サイドボード (15)
2 散弾の射手/Scattershot Archer
1 斑の子猪/Brindle Shoat
3 上機嫌の破壊/Gleeful Sabotage
1 葉の矢/Leaf Arrow
2 一瞬の平和/Moment's Peace
1 捕食/Prey Upon
3 Thermokarst
2 大霊堂のスカージ/Vault Skirge

サンプルリスト3

Madness Stompy(Pauper) [18]
土地 (17)
17 森/Forest
クリーチャー (31)
4 日を浴びるルートワラ/Basking Rootwalla
4 イラクサの歩哨/Nettle Sentinel
4 クウィリーオン・レインジャー/Quirion Ranger
3 シラナの岩礁渡り/Silhana Ledgewalker
4 スカルガンの穴潜み/Skarrgan Pit-Skulk
4 殺戮角/Slaughterhorn
4 野生の雑種犬/Wild Mongrel
4 若き狼/Young Wolf
呪文 (12)
4 地うねり/Groundswell
4 巨森の蔦/Vines of Vastwood
4 怨恨/Rancor
サイドボード (15)
1 シラナの岩礁渡り/Silhana Ledgewalker
2 ガラクの仲間/Garruk's Companion
3 上機嫌の破壊/Gleeful Sabotage
2 吠え群れの飢え/Hunger of the Howlpack
3 散弾の射手/Scattershot Archer
4 もつれ/Tangle

サンプルリスト4

Stompy [19]
土地 (17)
17 森/Forest
クリーチャー (27)
4 炎樹族の使者/Burning-Tree Emissary
4 巣の侵略者/Nest Invader
4 イラクサの歩哨/Nettle Sentinel
3 クウィリーオン・レインジャー/Quirion Ranger
2 リバー・ボア/River Boa
3 シラナの岩礁渡り/Silhana Ledgewalker
4 スカルガンの穴潜み/Skarrgan Pit-Skulk
3 大霊堂のスカージ/Vault Skirge
呪文 (16)
4 象の導き/Elephant Guide
4 吠え群れの飢え/Hunger of the Howlpack
4 怨恨/Rancor
4 巨森の蔦/Vines of Vastwood
サイドボード (15)
3 勇壮な対決/Epic Confrontation
2 上機嫌の破壊/Gleeful Sabotage
4 はらわた撃ち/Gut Shot
2 大祖始の遺産/Relic of Progenitus
4 散弾の射手/Scattershot Archer

サンプルリスト5

Stompy [20]
土地 (17)
15 森/Forest
2 カルニの庭/Khalni Garden
クリーチャー (28)
4 湿地帯のグロフ/Bayou Groff
4 炎樹族の使者/Burning-Tree Emissary
4 巣の侵略者/Nest Invader
4 イラクサの歩哨/Nettle Sentinel
3 クウィリーオン・レインジャー/Quirion Ranger
3 スカルガンの穴潜み/Skarrgan Pit-Skulk
2 大霊堂のスカージ/Vault Skirge
4 若き狼/Young Wolf
呪文 (15)
4 吠え群れの飢え/Hunger of the Howlpack
4 怨恨/Rancor
4 凶暴な一振り/Savage Swipe
3 巨森の蔦/Vines of Vastwood
サイドボード (15)
4 上機嫌の破壊/Gleeful Sabotage
3 はらわた撃ち/Gut Shot
3 リバー・ボア/River Boa
2 ヴィリジアンの長弓/Viridian Longbow
3 嵐の乗り切り/Weather the Storm

参考

  1. 岩SHOWの「デイリー・デッキ」:ソルジャーズ(レガシー)(岩SHOWの「デイリー・デッキ」 2016年11月25日 岩SHOW著)
  2. スティール・ストンピィ(レガシー)(岩SHOWの「デイリー・デッキ」 2018年8月29日 岩SHOW著)
  3. カース・ストンピィ(レガシー)(岩SHOWの「デイリー・デッキ」 2020年2月11日 岩SHOW著)
QR Code.gif