スタング/Stangg

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「双子の勇者」のイメージでデザインされた[[伝説の]][[クリーチャー]]。[[戦場に出る]]と同時にもう1体、運命を共にする同性能の[[トークン]]を[[生成]]する[[CIP]][[能力]]を持つ。
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「双子の勇者」のイメージでデザインされた[[伝説の]][[クリーチャー]]。[[戦場に出る]]と同時にもう1体、運命を共にする同性能の[[クリーチャー]]・[[トークン]]を[[生成]]する[[CIP]][[能力]]を持つ。
  
[[P/T]]の合計[[サイズ]]や[[ボード・アドバンテージ]]の面で見れば悪くない[[コスト・パフォーマンス]]なのだが、どちらかが[[戦場を離れる]]ともう一方も道連れになるというデメリットが重い足枷となっている。一方が[[死亡]]すると被害がもう一方にも及ぶため、[[コンバットトリック]]や[[単体除去]]に滅法弱く、ボード・アドバンテージが取れる能力でありながら[[除去耐性]]は無いに等しい。どころか、これは「戦場を離れたとき」にも[[誘発]]するため、[[トークン]]を[[対象]]に[[バウンス]]や[[明滅]]されるだけでも本体もろとも除去されてしまうなど、マイナスの相互作用によって、通常のクリーチャー以上に脆弱さが際立ってしまっているのが実情。
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[[P/T]]の合計[[サイズ]]や[[ボード・アドバンテージ]]の面で見れば悪くない[[コスト・パフォーマンス]]なのだが、どちらかが[[戦場を離れる]]ともう一方も道連れになるという[[ペナルティ能力|ペナルティ]]が重い足枷となっている。一方が[[死亡]]すると被害がもう一方にも及ぶため、[[コンバット・トリック]]や[[単体除去]]に滅法弱く、ボード・アドバンテージが取れる能力でありながら[[除去耐性]]は無いに等しい。どころか、これは「戦場を離れたとき」にも[[誘発]]するため、[[トークン]]を[[対象]]に[[バウンス]]や[[明滅]]されるだけでも本体もろとも除去されてしまうなど、マイナスの相互作用によって、通常のクリーチャー以上に脆弱さが際立ってしまっているのが実情。
  
 
試みそのものは意欲的で、のちに幾種類か作られる「本体と同性能のトークンを生成するカード」の元祖となった([[スタング/Stangg#関連カード|#関連カード]])。これ以降の「道連れ制約」を取り払った亜種の中には、[[トーナメント]]シーンで活躍する[[カードパワー]]を持ったものも登場している。
 
試みそのものは意欲的で、のちに幾種類か作られる「本体と同性能のトークンを生成するカード」の元祖となった([[スタング/Stangg#関連カード|#関連カード]])。これ以降の「道連れ制約」を取り払った亜種の中には、[[トーナメント]]シーンで活躍する[[カードパワー]]を持ったものも登場している。
  
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*かつては'''スタングの双子'''/''Stang-Twin''という特有の[[クリーチャー・タイプ]]のトークンを生み出していたが、[[2007年9月サブタイプ変更]]でスタング本体とともに[[人間]]・[[戦士]]に変更され、スタングの双子はトークンの[[名前]]となった。
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*[[マスターズ25th]]に新規{{Gatherer|id=442207}}で[[再録]]された。スタングの双子も[[トークン・カード]]として収録されている<ref>[http://mtg-jp.com/publicity/0030341/ 『マスターズ25th』のトークン](Feature 2018年3月2日)</ref>。
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*“双子の伝説のクリーチャー”というコンセプトは、別の形で後の[[山崎兄弟/Brothers Yamazaki]]でも取り扱われている。
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==ルール==
 
*「片割れが戦場を離れたときにもう一方が壊れる」のは[[誘発型能力]]なので、[[もみ消し/Stifle]]で[[打ち消す]]など、なんらかの方法でこの誘発型能力の[[解決]]を妨げれば、片方だけを[[戦場]]に残すことが可能である。
 
*「片割れが戦場を離れたときにもう一方が壊れる」のは[[誘発型能力]]なので、[[もみ消し/Stifle]]で[[打ち消す]]など、なんらかの方法でこの誘発型能力の[[解決]]を妨げれば、片方だけを[[戦場]]に残すことが可能である。
 
*[[CIP]][[能力]]に[[対応して]]スタングを戦場から離れさせれば、スタングが戦場を離れたときの能力が先に[[解決]]され、「スタングの双子」のみが戦場に残る。
 
*[[CIP]][[能力]]に[[対応して]]スタングを戦場から離れさせれば、スタングが戦場を離れたときの能力が先に[[解決]]され、「スタングの双子」のみが戦場に残る。
**一時期[[オラクル]]更新により、CIP能力は「スタングが戦場に出ている場合」にしか解決されないようになっていた。フレイバー的には合ったものだが、印刷時の[[テキスト]]にはそのような記述はなかったため、[[Masters Edition 3]]での再録に伴う2009年9月4日のオラクル更新で元のテキストに戻された。
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**一時期[[オラクル]]更新により、CIP能力は「スタングが戦場に出ている場合」にしか解決されないようになっていた。フレイバー的には合ったものだが、印刷時の[[ルール文章|テキスト]]にはそのような記述はなかったため、[[Masters Edition 3]]での再録に伴う2009年9月4日のオラクル更新で元のテキストに戻された。
*[[倍増の季節/Doubling Season]]とは強烈な[[ディスシナジー]]を持つ。同名トークンが2体出ることで[[レジェンド・ルール]]が適用され、一方が[[墓地送り]]となった後、[[遅延誘発型能力]]で本体が生け贄に捧げられ、さらに最後に残したトークンまで追放されてしまう。
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*[[倍増の季節/Doubling Season]]とは強烈な[[ディスシナジー]]を持つ。同名トークンが2体出ることで[[レジェンド・ルール]]が適用され、一方が[[墓地送り]]となった後、[[遅延誘発型能力]]で本体が[[生け贄に捧げる|生け贄に捧げ]]られ、さらに最後に残したトークンまで追放されてしまう。
 
*[[鏡の画廊/Mirror Gallery]]などを利用して本体もしくは[[トークン]]が複数存在するような状況になっても、[[センギアの従臣/Sengir Autocrat]]などとは違って、道連れにするのはあくまで「自分が戦場に出た時の[[能力]]によって生まれた[[トークン]]」「自分を[[戦場に出す|戦場に出した]][[能力]]の[[発生源]]である本体」だけである。
 
*[[鏡の画廊/Mirror Gallery]]などを利用して本体もしくは[[トークン]]が複数存在するような状況になっても、[[センギアの従臣/Sengir Autocrat]]などとは違って、道連れにするのはあくまで「自分が戦場に出た時の[[能力]]によって生まれた[[トークン]]」「自分を[[戦場に出す|戦場に出した]][[能力]]の[[発生源]]である本体」だけである。
*かつては'''スタングの双子'''/''Stang-Twin''という特有の[[クリーチャー・タイプ]]のトークンを生み出していたが、[[2007年9月サブタイプ変更]]でスタング本体とともに[[人間]]・[[戦士]]に変更され、スタングの双子はトークンの[[名前]]となった。
 
*[[マスターズ25th]]に新規{{Gatherer|id=442207}}で[[再録]]された。スタングの双子も[[トークン・カード]]として収録されている<ref>[http://mtg-jp.com/publicity/0030341/ 『マスターズ25th』のトークン](Feature 2018年3月2日)</ref>。
 
  
 
==関連カード==
 
==関連カード==
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*[[カード個別評価:マスターズ25th]] - [[アンコモン]]
 
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*[[カード個別評価:Masters Edition 3]] - [[アンコモン]]
 
*[[カード個別評価:Masters Edition 3]] - [[アンコモン]]
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__NOTOC__

2018年9月10日 (月) 15:54時点における版


Stangg / スタング (4)(赤)(緑)
伝説のクリーチャー — 人間(Human) 戦士(Warrior)

スタングが戦場に出たとき、赤であり緑である3/4の伝説の人間(Human)・戦士(Warrior)クリーチャー・トークンの《スタングの双子/Stangg Twin》を1体生成する。スタングが戦場を離れたとき、そのトークンを追放する。そのトークンが戦場を離れたとき、スタングを生け贄に捧げる。

3/4

「双子の勇者」のイメージでデザインされた伝説のクリーチャー戦場に出ると同時にもう1体、運命を共にする同性能のクリーチャートークン生成するCIP能力を持つ。

P/Tの合計サイズボード・アドバンテージの面で見れば悪くないコスト・パフォーマンスなのだが、どちらかが戦場を離れるともう一方も道連れになるというペナルティが重い足枷となっている。一方が死亡すると被害がもう一方にも及ぶため、コンバット・トリック単体除去に滅法弱く、ボード・アドバンテージが取れる能力でありながら除去耐性は無いに等しい。どころか、これは「戦場を離れたとき」にも誘発するため、トークン対象バウンス明滅されるだけでも本体もろとも除去されてしまうなど、マイナスの相互作用によって、通常のクリーチャー以上に脆弱さが際立ってしまっているのが実情。

試みそのものは意欲的で、のちに幾種類か作られる「本体と同性能のトークンを生成するカード」の元祖となった(#関連カード)。これ以降の「道連れ制約」を取り払った亜種の中には、トーナメントシーンで活躍するカードパワーを持ったものも登場している。

ルール

関連カード

本体と同性能のトークンを生成するカード

ドミナリアまで。いずれも相互を道連れにする能力は持たない。

アポカリプスの暗影クリーチャーサイクル。アポカリプスの各に存在するサイクルの版。死亡すると、自身と同じP/Tクリーチャー・タイプキーワード能力を持つ、であるクリーチャートークンが出る。

また、時のらせんで同様の能力を持った暗影の蜘蛛/Penumbra Spiderが登場した。

参考

  1. 『マスターズ25th』のトークン(Feature 2018年3月2日)
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