シガルダ/Sigarda

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シガルダ/Sigardaイニストラード・ブロックイニストラードを覆う影ブロックイニストラード:真夜中の狩りおよびイニストラード:真紅の契りのキャラクター。カードとしてはアヴァシンの帰還鷺群れのシガルダ/Sigarda, Host of Heronsが初出。

目次

解説

イニストラード/Innistrad天使/Angelの飛行隊の一つ、空翔ける白鷺/The Flight of Heronsの長。女性。鎧と、裾がいくつにも裂けた緑の衣を身に纏っている。武器は鷺の頭部を象った大鎌(イラスト)。

シガルダとブルーナ/Brunaギセラ/Giselaリーサ/Liesaの四人は同じ夜明けの中で同一の根源から生まれた存在であり、互いを姉妹と見なしている。

彼女は姉妹の中でも特に感受性が強く、人間/Humanに対する愛情に満ちている。かつてソリン・マルコフ/Sorin Markovアヴァシン/Avacynを創造する際、彼女を研究してその愛を模倣しようとした。

経歴

過去

かつてシガルダたち三人にはもう一人の姉妹、リーサがいた。彼女は四人の中で最年長かつ最も強大だったが、強情な性格で、吸血鬼/Vampire、魔女、デビル/Devilといった悪い仲間と交わる傾向にあった。シガルダたちは姉を時に疑い、時に嫌ったが、それでも四人の間には姉妹としての絆があった。

だが約千年前、姉が一体のデーモン/Demonの王と同盟を結んだことが決定的な亀裂を生んだ。アヴァシンは彼女を異端者と宣告した。シガルダたち三人もアヴァシンに賛同したが、聖戦には加わらなかった。アヴァシンは独りで姉と彼女に従う天使たちを滅ぼした。

空ろな、無慈悲な目をしたものが/A Gaze Blank and Pitiless

曇天の冬の日、ケッシグ/Kessig州の森の塔にあるシガルダの私室を、ブルーナとギセラが訪れた。シガルダは一週間前にギセラから招集を受けていたが、ケッシグの共同体の再建で忙しく、それに応じられなかったのだ。杖と剣を構え、自分を挟むように立つ二人の不穏な空気をシガルダは訝しんだ。二人は自分を攻撃する気なのだろうか?

そこへアヴァシンが現れた。シガルダはその奇妙な様子に気づいた――手に持つ槍の先端が歪んでおり、白一色であるはずの瞳が時折真っ黒に染まる。アヴァシンは彼女に告げた。間もなく「偉大なる行い」が為される。私たちは今まで怪物たちを罪あるものとして殺してきたが、自然を破壊し、互いに騙し合い殺し合う人間もまた罪深き怪物なのだと。

シガルダは困惑と嫌悪感を覚えた。人間は確かに悪行に走りやすい、作為不作為を問わず。だが彼らは愛し、築き上げることができる者たちでもある。人間は善行も悪行も自由に選ぶことができ、その自由こそが善行を価値あるものにしている、それが彼女の考えだった。彼女は言葉を返すことができなかったが、アヴァシンは構わず続けた。ブルーナとギセラも今や真実を悟った、シガルダの力も必要になるだろう。私たちは真の光を、暴力も戦争も闇もない平和な世界を創るのだと。

三人が去った後、シガルダは涙を流した。死んだ姉を思い、千年前、自分が姉と戦わなかったことを悔やんだ。白鷺の天使たちは、そして人間たちは、アヴァシンに立ち向かってくれるだろうか。いや、味方がどれほど少なくとも構わない――今度こそ、私は戦う。

イニストラード:真夜中の狩り

大患期/The Travailsエムラクール/Emrakulの襲来による狂気に満ちた出来事は終結したが、アヴァシンも、ブリセラ/Brisela――ブルーナとギセラだったものもその中で命を落とした。残された天使達の中で最も強力な存在であるシガルダは人々の信仰を集め、彼女自身も庇護と希望をもたらす者、教会の象徴的な長としてのアヴァシンの役割を引き継いでいる。

2年間でシガルダへの信仰はアヴァシン教会/The Church of Avacynの新たな宗派となった。教会全体で見れば依然として月皇評議会/The Lunarch Councilに統率されているが、「シガルダ教」は教区の古老たちや地域の共同体、伝統的な祝日や慣習をより重視している。その在り方はスレイベン/Thrabenの壮大さよりもむしろより小さな町の宗教への回帰といえる。

ベツォルド家の凋落/The Fall of the House of Betzold

イニストラードの昼夜の均衡を取り戻すべく、儀式に必要な月銀の鍵/Moonsilver Keyを求めるアーリン/Arlinnならびにゲートウォッチ/The Gatewatch一行であったが、ソリンは鍵を渡すことを拒んでいた。

そこにアーリンの祈りに応えたシガルダが現れると、ソリンへどこか哀れみを含んだ目を向けながらも彼の相手をし、アーリン一行が月銀の鍵を持ち去るための時間を稼いだ。

イニストラード:真紅の契り

ソリンとの戦闘の後、彼女はオリヴィア・ヴォルダーレン/Olivia Voldarenの手によって捕らえられてしまっていた

オリヴィアは月銀の鍵をエネルギーの器とし、シガルダの血を飲むことによりイニストラード全体の天使を支配しようとしていた。しかし鍵に封じられていたカティルダ/Katildaの魂がその拘束を解くと、自由になったシガルダはヴォルダーレンの居城/Voldaren Estateを覆う護りを破壊した。そして、人間たちが吸血鬼の元へと雪崩れ込んだ

登場

登場カード

カード名に登場

異界月
シガルダの助け/Sigarda's Aidシガルダ教の僧侶/Sigardian Priest
イニストラード:真夜中の狩り
シガルダの輝き/Sigarda's Splendorシガルダ教の救済者/Sigardian Savior
イニストラード:真紅の契り
シガルダの拘禁/Sigarda's Imprisonmentシガルダの召喚/Sigarda's Summonsシガルダ教の聖騎士/Sigardian Paladin
イニストラード:真夜中の狩り統率者デッキ
シガルダ教の使者、カイラー/Kyler, Sigardian Emissaryシガルダ教の盲信者/Sigardian Zealotシガルダの先兵/Sigarda's Vanguard
アルケミー:イニストラード
シガルダ教の福音者/Sigardian Evangel

フレイバー・テキストに登場

イニストラードを覆う影
邪悪の暴露/Expose Evil
異界月
悪夢の声、ブリセラ/Brisela, Voice of Nightmaresシガルダの助け/Sigarda's Aidスレイベンの軍旗手/Thraben Standard Bearer優雅な鷺の勇者/Heron's Grace Champion
イニストラード:真夜中の狩り
不屈の報復者/Dauntless Avengerほとばしる信仰/Flare of Faith不吉な休息地/Ominous Roost鍵の秘密/Secrets of the Key
イニストラード:真紅の契り
シガルダの召喚/Sigarda's Summons旅する聖職者/Traveling Minister

イラストに登場

異界月
シガルダの助け/Sigarda's Aid
イニストラード:真夜中の狩り
シガルダの輝き/Sigarda's Splendor
イニストラード:真紅の契り
シガルダの拘禁/Sigarda's Imprisonmentシガルダの召喚/Sigarda's Summons

登場作品・登場記事

基本セット2013
イニストラードを覆う影ブロック
統率者レジェンズ
イニストラード:真夜中の狩り
イニストラード:真紅の契り

参考

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