ゴブリン/Goblin

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ゴブリン/Goblinは人型種族の一つ。様々な次元/Planeに棲息する。

目次

解説

小柄な体格。主に赤マナに関連している。概ね知性が低く、後先考えずに行動する傾向にあるが、中には賢い集団や個人も存在する。アーティファクトを好むものも多い。

ドミナリア

ドミナリア/Dominariaのゴブリンは、場所や時代によって様々である。

また、旧ベナリア/Benaliaには「ゴブリンの死のように訪れる」という慣用句が存在した。悪しき選択の結果が不意かつ必然的に訪れることを表現している。

重要人物

ウルグローサ

ウルグローサ/Ulgrothaのゴブリンは、ゴブリンの王/Goblin Kingが統治するKoskun Keep(コスカン砦)を拠点として生活する。忠誠心とは無縁な種族であり、政権交代はほぼ例外なく暗殺によって発生する。

ラース

ラース/Rathのゴブリン(イラスト)はモグ/Moggと呼ばれる、戦闘用に品種改良された種族である。力が強く凶暴だが、一般的なゴブリンよりもさらに頭が悪い。

詳細はモグ/Moggを参照。

メルカディア

メルカディア/Mercadiaのゴブリン(イラスト)はカイレン・ゴブリン/Kyren goblinと呼ばれる。彼らは非常に高い知能を持ち、人間/Humanの市長を傀儡にメルカディア市/Mercadia Cityを裏から支配していた。

ミラディン

ミラディン/Mirrodinのゴブリンは、メムナーク/Memnarchが他の次元/Planeから攫ってきたゴブリンたちの末裔で、肉体の一部が金属化している(イラスト1イラスト2)。

ゴブリンは殖え、広がる。彼らは主にオキシダ連峰/Oxidda Chainに棲むが、大空洞/Lacunaの近くに留まりたいという性向から、最良の場所を求めて同族間での小競り合いに発展することも多い。ほとんど巡礼者から成るごく少数のゴブリンは、この地域を離れ、ミラディンの他の場所に落ち着こうしている。

多くの次元のそれと異なり、ミラディンのゴブリンは文化と目的において著しく統一されている。彼らは彼ら自身を定義する、高度に発達した信仰と迷信を有している。

宗教

ゴブリンには彼ら流の「地母神」がいる――彼らの肉体の一部が金属であることから、ミラディンそのものが「鋼の太母/The Steel Mother」、ゴブリンを作り出した存在であると信じているのだ。

ゴブリンは赤の光を最も強く感じ、赤外線さえも見ることができる。彼らにとって、の太陽は空で最も明るいものであり、明らかに最も力強いものである。彼らは赤の太陽を空の暴君/The Sky Tyrantと称し、空の暴君は鋼の太母の体を鍛えた強大な鎚であり、ちらつき蛾/Blinkmothは炉から飛び散った火花であると信じている。ちらつき蛾がどこにでも存在することとミラディンを通り抜けることは、鋼の太母に新たな金属と生命が絶え間なく加えられていることの表れであると。

の太陽の出現は、ゴブリンの宇宙論においてある種、理に適ったものだった。空の暴君と鋼の太母がゴブリンを産んだのと同じように、二人は新たな存在を、すなわち緑の太陽を産んだのだ。緑の太陽がオキシダに投げかける不快で魅力のない光から、ゴブリンはそれを醜い子供/The Ugly Childと呼ぶ。彼らはそれを器量の悪い宇宙の弟であると見なしている。

もちろん、ゴブリンは他の太陽も目にしているが、それらは空の暴君に従属するものたちであると考えている。の太陽は彼らの目にはかろうじて見えるだけで、まるで幽霊のようだ。彼らはそれを破滅の目/The Eye of Doomと呼び、死の力の原因であるとしている。黄色がかって見えるの太陽は、赤の太陽ほどではないが比較的明るく、運び手/The Bringer、空の暴君の妹であると見なされている。の太陽は、実際のところゴブリンにも見える。熱による赤外線でぼんやりと輝くのだ。その陰鬱な光は炉の燃えさしのようで、ゴブリンはこれを炉火/The Ingleと呼ぶ。ここでは魂が次の転生まで保管され、空の暴君の炉にくべられる石炭となる。

ゴブリンの最も聖なる日は、赤の太陽が赤の大空洞の真上に位置する日である。そのとき空の暴君と鋼の太母が交わり、太母の胎内に新たなゴブリンの生命が宿ると信じられている。この日は盛大な繁殖の祭りであり、可能な限り多くの者が大空洞の近くで番う。そうすることでたくさんの強い子供を授かると信じているのだ。その日は大焼炉カルドーサ/Kuldothaも真っ赤に燃える、手に入るかぎりのあらゆる金属の供物が投げ込まれて。

ミラディンのゴブリンの社会構造は主として無秩序だが、司祭職にはかなりの権力がある。これは一般にやかましい大演説を伴い、それは恐らくゴブリンは無視するだろうが、強力な古代の機械に支えられた司祭の言葉には、いくらか多くが耳を傾ける。司祭は主に繁殖と金属の供物に重きを置いており、このことはゴブリンに略奪を促す。

金属の利用

死んだゴブリンは、文字通りの意味で原点に回帰する。死体の金属部分は剥がされて大焼炉で融かされ、鍛えられて新たな機械となるのだ。典型的なゴブリンの巣は、そのような再生利用金属だけで何年もかけて精巧に作り上げられた「祖先のもの」を多数擁する。

生体由来の金属は、この世界の無生物基質の金属よりも「精髄」を多く含み、製作に適しているとゴブリンは信じている。最も精巧な「祖先のもの」は、鋼の太母に仕えるシャーマン司祭たちの中に見られる。かつての司祭が機構に組み込まれ、今は大焼炉に貢献しているのだ。ゴブリンはミラディンの基質の金属を、鍋、槍の穂先、鎧といった世俗的な道具にのみ用いる。

ミラディンのゴブリンは、ごく普通の物事のために生きている。繁殖するために、所有し消費するために、そしていじくり回すために。金属世界はこの三つ目の欲求にとっての楽園であり、この欲求と彼らの異常な宗教的熱情が相俟って、彼らはとりわけ物作りに――彼らが物作りと呼ぶものに熟達するようになった。とはいえ彼らはゴブリンであり、ゴブリンにありがちな向こう見ずな態度と不器用な職人技とが混ざり合っている。そのため彼らの創作物は予測不能で、意図した標的よりも使用者の方に危険が及ぶことも多い。実際、ミラディンのゴブリンはその再利用と再生に対する強い文化的信念により、通常のゴブリンよりもさらに――そんなことがあり得るのであればだが――自分たちの命を浪費する。

「ポンコツ車」は多くのゴブリンのアーティファクトを説明するのに最適な言葉だ。彼らは戦争機械や輸送機器を作るのが大好きで、それらは必ず大きな、そして多くの場合実用性のない装置で飾られている(イラスト)。大焼炉の熱は、より大きな設備に原動力を与えるために使用される。

重要人物

新ファイレクシア

新ファイレクシア/New Phyrexiaのゴブリン(イラスト)は、「完成」させられたミラディン/Mirrodinのゴブリンである。

金切り声の火夫/Squealstokeはそのようなゴブリンの一種で、静かなる焼炉/Quiet Furnaceに所属している。彼らはカルドーサ/Kuldothaと溶鉱炉階層/Furnace Layerの両方で、焼炉の炎に燃料をくべる仕事に喜んで飛びついた。彼らは半狂乱で走り回り、炎に空気を送るためのトゲトゲした珍妙な装置を作り上げる。彼らは時折、燃料をくべるのに少しばかり熱中しすぎて、同族を焼炉に投げ込む。あるいは、たまたま辺りにあるものや走り回るものを何であれ投げ込む。もし努力が足りない場合、彼らは自分自身を焼炉に投げ込み、炎に燃料を与えるという目的と、主の手によるもっと痛い罰を回避するという目的の一石二鳥を達成する。

重要人物

神河

神河/Kamigawaのゴブリンは悪忌/Akkiと呼ばれる。硬い甲羅、細長い手足、尖った鼻を持ち(イラスト)、主に霜剣山/The Sokenzan Mountainsに棲む。悪忌は命に関わる悪戯を仕掛けることで知られている。彼らは非常に縄張り意識が強く、霜剣山全域を自分たちの縄張りであると見なしている。

神の乱が終結した後、彼らの発明した増強機械が一因となり、神河は当世/The Modern Ageと呼ばれる技術発展の時代を迎えた。

  • 英語版では、彼らの個人名はハイフンで二音節ずつを繋げる形で表記されている。同じ言葉の繰り返しであることも多い。
  • コンセプト・アーティストの一徳いわく、河童の「山バージョン」に見えるようデザインしたとのこと[1]
重要人物

ラヴニカ

ラヴニカ/Ravnicaのゴブリンはを含む四つのギルド/Guild、すなわちイゼット団/The Izzet Leagueイラスト)、ボロス軍/Boros Legionイラスト)、グルール一族/The Gruul Clansイラスト)、ラクドス教団/The Cult of Rakdosイラスト)に所属しており、多くは末端の構成員となっている。破砕団の兄弟/The Shattergang Brothersなど、門なし/Gatelessのゴブリンも少なくない。

イゼットのゴブリンは、研究室の下級助手の仕事の多くを行う。イゼットがゴブリンを雇うのは、彼らが完璧な実験台となるためだ――回復力が高く、数が豊富で、口答えできるほど賢い者はほとんどいない。賢明にもイゼットを避けたゴブリンは、その小さな体躯でも何らかの価値があることを証明しようと、代わりにボロスに加入することが多い。

重要人物

ローウィン

ローウィン/Lorwynのゴブリン(イラスト1イラスト2)はボガート/Boggartと呼ばれる。新しい感覚を楽しみ、他種族の領地を探検して食べ物や目新しいものを盗む。それぞれの巣穴は婆/Auntieと呼ばれる最年長者に率いられている。

詳細はボガート/Boggartを参照。

重要人物
  • 汁婆/Wort - 婆の一人。幼いボガートを危険から守る。

シャドウムーア

シャドウムーア/Shadowmoorのゴブリンはボガート/Boggartのほか、スプリガン/Sprigganイラスト)、レッドキャップ/Redcapイラスト)、ホブゴブリン/Hobgoblinイラスト)が確認されている。

大オーロラ/Great Auroraによって変質したボガート(イラスト)は、醜悪な性格に歪み、満たされない欲望に衝き動かされる略奪者となった。

詳細はボガート/Boggartを参照。

アラーラ

アラーラ/Alaraのゴブリンはジャンド/Jundに棲息する。二足歩行の獣のような外見(イラスト)。彼らはジャンドの食物連鎖の最下層で、ドラゴンに喰らわれることを栄誉だと考えている。

ゼンディカー

ゼンディカー/Zendikarのゴブリンは探求心と適応力に富んだ種族だが、その小柄な体格、生まれながらの臆病さ、深刻な常識の欠如が足枷となっている。彼らは他種族が足を踏み入れるのも躊躇う場所を熱心に探検し、賢明な種族なら用心深く予防措置を講じるであろう魔法を執拗にいじくり回す。彼らは古のアーティファクトを尊ぶが、それは本来の価値のためにではなく、社会的地位の印としてである――貴重な戦利品は、その所有者が危険な遺跡を奥深くまで探索して生き残った証なのだ。

ゴブリンは赤マナに関連している。ゴブリンのシャーマンは、炎や稲妻を生み出し操る呪文で敵を打ちのめすのを好む。ゴブリンはあまり事前に考えず、衝動と情熱に従って素早く行動に移る。ゴブリンにとっての人生とは、探検し体験する新しいもので満ち溢れた冒険だ。

外見と食性

典型的なゴブリンの身長は3.5~5フィート(1~1.5m)で、体格は痩せていて細長い。腕は異常にひょろ長く、崖や樹を登ることに長けている。皮膚は石のような質感で、色は赤茶色、苔色、灰色と多岐にわたる。耳は大きく後方に伸びており、眼は激しい赤で、多くは脊椎や肘に大きな骨の突起を有している。男性は顎に同様の突起を持ち、女性は額が厚く成長している(イラスト1イラスト2)。

この独特の外見は、ゴブリンの珍しい食性の直接の結果だ。ゴブリンはGrit、火山岩やマグマのトンネル内部でよく見られる正体不明の鉱物をしばしばすり潰して食べ、それは彼らの皮膚を部分的に石灰化する働きをする――彼らが常に晒される自然の力にも耐えられるほどに。したがって年を取るにつれ、ゴブリンの皮膚は象のような硬い革の性質を増す。さらに齢を重ねたゴブリンはそのうち、より灰色に、より石のように見え始める。

エルドラージ/Eldraziが封印から解き放たれると、この鉱物は汚染されたため、ゴブリンは代わりに面晶体/Hedronを粉末にして食べるようになった。この魔法が込められた石を食べることで、ゴブリンはエルドラージの狂気に陥らせる精神的放射への抵抗力を獲得した。副次的な利点として、この食性はゴブリンの皮膚を頑丈にし、自然や物理的な危険から彼らを守ってくれている。

社会構造

統治に関しては、ゴブリンは一風変わった実力主義を実践している。指導者にとって圧倒的に有用な特性は実用的な生存知識であり、そのため部族を率いるのは、遺跡から最も興味深い、あるいは最も強力な品を持ち帰ることに成功した者である。かくして、野心的なゴブリンたちは常に互いを上回ろうとし、ますます危険な遺跡のますます奥深くを探索するようになる。したがって、ゴブリンの指導者は若い傾向にある――年老いたゴブリンはいるし、野心的なゴブリンもいるが、年齢と野心の両方を備えたゴブリンはほとんどいない。

ゴブリンは自らが獲得した中で最も印象的なお宝を常に持ち運ぶ。何らかの遺跡や荒野から興味深い遺物を持ち帰ったことのないゴブリンは、部族の真の一員とは見なされない。ただし、ほとんどのゴブリンは生まれつき小心者なので、ある品が重要なアーティファクトであると言われれば、わざと騙される。彼らは、「ああ、あんたが見つけたその岩の塊はとっても強そうに見えるよ」といった旨の暗黙の了解を通して互いに臆病であることを可能にし、それによって互いを部族に受け入れることを可能にしている。

部族

ゼンディカーのゴブリンは、三大部族と多数の小さな集団から成る。

三大部族
その他の集団
  • The fissure goblins - マキンディ溝/The Makindi Trenchesの岩の裂け目に棲むゴブリン。地質学に詳しく、崖登りのガイドや地震の予言者となる。
  • The Beyeen goblins - ベイーン島/The Island of Beyeenに棲むゴブリン。鉱石や宝石を見つけるのに長ける。古代の王朝を起源とする。
  • The gas-talkers - アクームのシャーマン。有毒の火山ガスを吸い込み、たとえ短時間でも、魔法の力や幻視を授かる。
  • The song-mad goblins - ムラーサ/Murasaの歌う都/The Singing Cityに狂わされたゴブリン。部族間の戦争に駆り出され、敵か味方に甚大な被害を出す。

重要人物

  • タクタク/Tuktuk - タクタク族を率いる元ゴブリンのゴーレム。遺跡ので死んだ直後、岩石の体で復活を遂げた。
  • ザダ/Zada - タクタク族の一員。面晶体をすり潰して食べており、ついにタクタクをも食べてしまった。

フィオーラ

フィオーラ/Fioraのゴブリン(イラスト)は、高層都市パリアノ/Palianoでその姿を確認できる。人間/Humanたちからは軽視・蔑視されている。

重要人物

タルキール

タルキール/Tarkirのゴブリンは頭部や四肢の体毛が濃く、猿に似た容姿をしている。歴史改変前のタルキールではマルドゥ族/The Mardu Hordeに所属しているほか、カル・シスマ山脈/The Qal Sisma mountainsにも棲息している。歴史改変後のタルキールではコラガン氏族/The Kolaghan clanに所属しているほか、同じくカル・シスマ山脈にも棲息している。

歴史改変前

マルドゥのゴブリン(イラスト)は危険で頑強な戦士である。ゴブリン自身が馬を駆ることはあまりないが、騎乗した他の戦士の背に掴まり、馬から馬へ飛び移ることはできる。彼らはマルドゥの人間/Humanオークに交じって暮らしているが、一般には無視されている。これまでに戦名/War nameを授かったゴブリンはほとんどいない。

カル・シスマのゴブリン(イラスト)は寒冷な気候に適応し、白く分厚い首毛を発達させ、放熱を抑えるため球形に近い姿になっている(これは実在する恒温動物にも見られる傾向であり、アレンの法則と呼ばれる)。ゴブリンは群れで動き、かろうじて知覚力があり、爪が届くものは何でも喰らう。彼らは機会があれば屍肉も漁るが、機会があっても(かなりの損失を伴って)大きな獲物を引きずり倒すことはない。

カル・シスマのオーガはゴブリンの同類で、時折ゴブリンの群れを率いて略奪を行う。ティムール境/The Temur Frontierはゴブリンとオーガを、限られた資源を奪い合う害獣と見なして容赦なく狩る。彼らの頑丈な皮と白い柔毛は、素晴らしいブーツの材料となる。

歴史改変後

コラガン氏族のゴブリン(イラスト)は、その手や歯が届くものは鎧、武器、食糧、魔法、その他何であれ盗み、奪う。この「賊」は耳をつんざくような金切り声を上げ、敵が気絶するか混乱している僅かだが貴重な隙に、目的のものを掴んで逃走する。

カル・シスマのゴブリン(イラスト)はアタルカ氏族/The Atarka clanに所属している。彼らは主人たるアタルカ/Atarkaに食べられないよう、有害な薬草を練り込んだ油脂を体に塗りたくる。

重要人物

イクサラン

イクサラン/Ixalanのゴブリンは青い皮膚と白い体毛、長い尾を持ち、猿に極めてよく似ている(イラスト)。彼らはイクサラン/Ixalan大陸出身で、海賊たちが太陽帝国/The Sun Empireの岸へと最初に上陸した際に、その熱烈な好奇心から船に惹かれた。ゴブリンは今でも人里離れた密林の群居地で繁栄しているが、最もよく見られるのは、鉄面連合/The Brazen Coalitionの流線形の海賊船のロープにぶら下がって揺れている姿だ。

ゴブリンの身長はおよそ3フィート(90cm)だが、直立することは滅多にない。彼らは速やかに四つん這いで移動できるよう、屈んだ姿勢を好む。四足歩行の際には、物を掴むのに適した長い尾が助けとなる。彼らはその聴力と視力から優れた見張りとなり、その敏捷性から海賊船の乗組員としても有用である。彼らは船のロープを容易に登り、揺らし、飛び移る。また、人間/Humanが入れないような狭い場所に入ることができる。しかしながら良くも悪くも、多くのゴブリンは救いがたい悪戯好きでもある。彼らは悪戯が不適切であるか、タイミングが悪いか、度が過ぎているかを判断できないことが多い。

重要人物

ケイレム

ケイレム/Kylemのゴブリンは横に広がった大きな耳を持つ(イラスト)。彼らは昂りやすい種族で、Martial magicの最も熱烈なファンの一部だ。彼らはお気に入りの競技者の仮装をし、巨大な横断幕を作り、さらには障壁を跳び越えて競技場に駆け込み、戦闘に乱入することさえある。市場の売店や雑貨屋で呼び売りをしている姿を見ることもできるが、中には常勤の仕事のようにファン活動に勤しむ者もいる。ゴブリンの観客は試合会場に真っ先に到着し、速やかに身をよじって最前列に割り込む。腐った農作物(野次用)と派手な紙吹雪(お気に入りの応援用)の匂い立つ混合物を詰め込んだ鞄を背負い、武勇の場/Valor's Reachで何日も前からしっかりと準備していることも多い。

戦士になることは、ほとんどすべてのゴブリンが抱く野望だ。衝動を自制する能力の欠如から、多くがいかなる正式な訓練も修了することができないが、修了できた者は戦場において極めて勇敢で熱狂的だ。もっとも、競技者になれなかったからといって、そのゴブリンがお気に入りの競技者の仮装をするのを止めることにはならない。

エルドレイン

エルドレイン/Eldraineのゴブリン(イラスト)は、フェイ属/The fair folkと総称される僻境/The Wildsの魔法生物の一種で、レッドキャップ/Redcapと呼ばれる。不意打ちのような卑怯な戦略に長け、人間/Humanから略奪を行う。

詳細はレッドキャップ/Redcapを参照。

バブロヴィア

Un-iverse次元/Planeバブロヴィア/Babloviaのゴブリン(イラスト)は、ゴブリンの爆発屋/Goblin Explosioneersと呼ばれる行政組織に所属する。彼らは蒸気打ち工業を生業とする装具工であり、自分たちでも全容のよく分からないからくり作りに勤しんでいる。

詳細はゴブリンの爆発屋/Goblin Explosioneersを参照。

重要人物

その他の次元

重要人物

関連ページ

ミラディン
新ファイレクシア
神河
ラヴニカ
アラーラ
ゼンディカー
タルキール
イクサラン
ケイレム

脚注

  1. Truth in Fantasy(Feature 2005年3月7日 Alex Smith著)

参考

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