エクステンデッド

提供:MTG Wiki

2016年12月30日 (金) 19:25時点におけるStaunton (トーク | 投稿記録)による版
移動: 案内, 検索

エクステンデッド/Extendedは、かつて存在していた公式フォーマットの1つ。拡張された(Extend-ed)の意。構築環境の1つとして分類されていた。縮めて「エクテン」、あるいは英語の頭3文字をとって「エクスト」とも呼ばれる。

目次

解説

エクステンデッドでは、過去4年間に発売されたブロック基本セットに収録されたカードが使用可能である。4つのブロックと2~3つの基本セットから構成される。毎年秋の大型エキスパンションの発売ごとにローテーションがあり、使用可能な最も古いブロックとそのブロックの時期に発売された基本セットが使えなくなる。

  • 以前は6~8つのブロックと3~4つの基本セットから構成され、3年ごとにローテーションすることになっていたが、2008年10月より1年ごとにローテーションするように変更され、2010年7月以降からは現在のローテーションに変更された。

禁止カードは存在するが、制限カードは存在しない。

  • スタンダードが創設されてからしばらくすると、スタンダード落ちしたカードが溜まってきたけど、タイプ1ヴィンテージ)をやるにはちょっと……という人が増えてきた。そこで、「ちょっと広げたスタンダード」として追加されたのがエクステンデッドである。
  • ローテーションが導入されてから、本当に「カードプールを少し広げたスタンダード」のような扱いとなった。それ以前では、「過去のカードを使える壊れていないフォーマット」の代表的存在であったのだが、近年ではその役目はレガシーモダンの方が近いかも知れない。
  • タイプ1.5(現レガシー)とタイプ2(スタンダードの俗称)の中間という意味合いで、タイプ1.75タイプ1.xという呼び名もあった。
  • 1999年10月にリバイズドがエクステンデッドからローテーションで退場したとき、スタンダードとの差別化を図るため、特別にデュアルランドだけは環境に残された(参考/翻訳)。その次のローテーション(2002年11月)の際に、使用不可能となった。

廃止に至る経緯

2011年4月のグランプリ神戸11を最後にプレミアイベントで採用されることはなくなり、モダンが制定されて以降はそちらに力がそそがれるようになっていた。

そして、モダンの人気が高まってきたことを受け、2013年8月7日をもってイベントの認定やMagic Onlineのサポートなどを打ち切り、当フォーマットを廃止することが決まった(参考)。2013年8月7日までに認定されたイベントは、同年10月8日までは開催できた。

期間の区分

ローテーションが導入された事で、近年ではエクステンデッドと言ってもどの期間の事を指すのかが曖昧になってきている。

主な呼称としては、下記のように呼ばれることがある。

また、大きく環境に影響を与えた禁止カードの制定をひとつの区切りとする人も多く、以下のように分けられることもある。

廃止直前の使用可能カードセット

2013年10月8日時点で、原則として以下のセットに収録されているカードが使用可能であった。

禁止カード

主なデッキ・その他

参考

QR Code.gif