イゼットの模範、メーレク/Melek, Izzet Paragon

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{{#card:Melek, Izzet Paragon}}
 
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''WHISPERのテキストに誤りがあります。3番目の能力は「あなたがあなたのライブラリーから~」です。''
 
  
[[イゼット団/The Izzet]]の迷路走者である[[伝説の]][[奇魔]]。
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[[イゼット団/The Izzet]]の迷路走者。
  
 
[[未来予知/Future Sight]]に似た[[能力]]と[[コピー]]能力により、[[インスタント]]・[[ソーサリー]]比率の高い[[デッキ]]であれば大きな[[アドバンテージ]]を稼ぐことができる。しかし6[[マナ]]と[[重い|重く]]、[[除去耐性]]もないことから普通の[[コントロール (デッキ)|コントロール]]では使いづらい。使うなら、メーレクを中心とする専用デッキを組んだ方がよいだろう。
 
[[未来予知/Future Sight]]に似た[[能力]]と[[コピー]]能力により、[[インスタント]]・[[ソーサリー]]比率の高い[[デッキ]]であれば大きな[[アドバンテージ]]を稼ぐことができる。しかし6[[マナ]]と[[重い|重く]]、[[除去耐性]]もないことから普通の[[コントロール (デッキ)|コントロール]]では使いづらい。使うなら、メーレクを中心とする専用デッキを組んだ方がよいだろう。
  
[[ライブラリー操作]]手段や[[マナ切り離し/Mana Severance]]などを用いて、[[ライブラリーの一番上]]をインスタントかソーサリーに固定し続けるのが理想。またデッキの[[カード]]を[[火力]]と[[引く|ドロー]]、[[マナ加速]]、追加[[ターン]]などで揃えておけば、[[青赤昇天]]のように次々と[[呪文]]を[[唱える|唱え]]続けることができる。[[スタンダード]]では[[予想外の結果/Unexpected Results]]との相性がよい。
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[[ライブラリー操作]]手段や[[マナ切り離し/Mana Severance]]などを用いて、[[ライブラリーの一番上]]をインスタントかソーサリーに固定し続けるのが理想。またデッキの[[カード]]を[[火力]]と[[引く|ドロー]]、[[マナ加速]][[追加のターン|追加ターン]]などで揃えておけば、[[青赤昇天]]のように次々と[[呪文]]を[[唱える|唱え]]続けることができる。[[スタンダード]]では[[予想外の結果/Unexpected Results]]との相性がよい。
  
*日本語版の[[ルール文章]]には3番目の能力の「[[あなた]]の」が抜け落ちている[[誤訳/名訳|誤植]]がある。
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*[[ドラゴンの迷路]]収録版の日本語版カードには[[誤植]]があり、[[ルール文章]]における3番目の能力の「[[あなた]]の」が欠落している({{Gatherer|id=369589|カード画像}})。
*[[ドラゴンの迷路]][[ゲームデー]]のトップ8賞品として[[プロモーション・カード]]が配布される([http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/arcana/1209 画像])。
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*ドラゴンの迷路の[[ゲームデー]]のトップ8賞品としてテキストボックスレスの[[プロモーション・カード]]が配布された<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/promos-tokens-2013-04-11 Promos & Tokens](Arcana 2013年4月11日)</ref>。
 
*[[墓掘りの檻/Grafdigger's Cage]]は天敵。スタンダードでは[[墓地対策]]のついでに[[メタる|メタら]]れてしまう可能性もあるので注意したい。
 
*[[墓掘りの檻/Grafdigger's Cage]]は天敵。スタンダードでは[[墓地対策]]のついでに[[メタる|メタら]]れてしまう可能性もあるので注意したい。
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*[[Daily MTG]]内「Reconstructed」の執筆者でお馴染みの[[Gavin Verhey]]は、ドラゴンの迷路のお気に入りカードとしてこれを挙げている。『''私がこいつを使ってヘンテコなデッキを量産し、「そのせいで」こいつのコストが5マナから6マナになってしまった''』とのこと<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/reconstructed/where-things-get-weird-2013-04-30 This is Where Things Get Weird]/[https://mtg-jp.com/reading/translated/rc/0004299/ すべてが奇魔になる](Reconstructed 2013年4月30日)</ref>。
  
 
==ルール==
 
==ルール==
 
;1番目の能力
 
;1番目の能力
 
*複数枚のカードを引く場合、1枚ずつ[[公開する|公開し]]ながら引く。
 
*複数枚のカードを引く場合、1枚ずつ[[公開する|公開し]]ながら引く。
*呪文を唱えている間にライブラリーの一番上のカードが変化した場合、その「唱える」過程が完了するまで、一番上のカードは公開されず[[裏向き]]のままである。能力の[[起動]]に関しても同様({{CR|401.6}})。
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*呪文を唱えている間にライブラリーの一番上のカードが変化した場合、その「唱える」過程が完了するまで、一番上のカードは公開されず[[裏向き]]のままである。能力の[[起動]]に関しても同様({{CR|401.5}})。
  
 
;2番目の能力
 
;2番目の能力
*これはカードを唱えるタイミングを変更する能力ではない。ソーサリー・カードは[[ソーサリー・タイミング]]でしか唱えられない。
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*これは通常の手順を踏まえて唱えることを許可する[[能力]]である。
*[[代替コスト]][[支払う|支払って]]唱えてもよい([[超過]]など)。
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**唱えるのに必要な[[コスト]][[支払う]]。その際、通常の[[マナ・コスト]]の代わりに[[代替コスト]]を支払うことを選んでもよい([[超過]]など)。
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**唱えるタイミングを変更したりなどの[[効果]]はない。ソーサリー・カードは[[ソーサリー・タイミング]]でしか唱えられない。
 
*[[融合]]は[[手札]]から唱える時のみ使用できる能力である。[[ライブラリー]]から融合付き[[分割カード]]を唱える場合、両方の半分を唱えることはできない。
 
*[[融合]]は[[手札]]から唱える時のみ使用できる能力である。[[ライブラリー]]から融合付き[[分割カード]]を唱える場合、両方の半分を唱えることはできない。
  
 
;3番目の能力
 
;3番目の能力
 
*コピーのルールに関しては[[コピー]]、[[コピー可能な値]]を参照。
 
*コピーのルールに関しては[[コピー]]、[[コピー可能な値]]を参照。
*メーレク自身の2番目の能力に限らず、他のカードの[[効果]]でライブラリーのカードを唱えた場合もコピーされる。
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*メーレク自身の2番目の能力に限らず、他のカードの[[効果]]でライブラリーのカードを唱えた場合もコピーされる。例えば[[束の間の開口/Temporal Aperture]]、[[太陽打ちの槌/Sunforger]]、[[波及]]など。
 
*日本語版では誤植があるが(上記参照)、[[対戦相手]]や[[チームメイト]]のライブラリーから唱えたカードはコピーされない。
 
*日本語版では誤植があるが(上記参照)、[[対戦相手]]や[[チームメイト]]のライブラリーから唱えたカードはコピーされない。
 
*[[吹き荒れる潜在能力/Possibility Storm]]、[[思考を築く者、ジェイス/Jace, Architect of Thought]]、[[世紀の実験/Epic Experiment]]などのカードは、ライブラリーでなく[[追放]][[領域]]からカードを唱えていることに注意。
 
*[[吹き荒れる潜在能力/Possibility Storm]]、[[思考を築く者、ジェイス/Jace, Architect of Thought]]、[[世紀の実験/Epic Experiment]]などのカードは、ライブラリーでなく[[追放]][[領域]]からカードを唱えていることに注意。
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*[[奇跡]]で唱えた呪文は、ライブラリーの一番上からではなく手札から唱えられていることに注意。
  
 
==関連カード==
 
==関連カード==
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==ストーリー==
 
==ストーリー==
'''メーレク'''/''Melek''はイゼット団が特別に作り上げた奇魔で、[[暗黙の迷路/The Implicit Maze]]の走者の1人。
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'''メーレク'''/''Melek''は[[イゼット団/The Izzet League]]による人工生物[[奇魔#背景設定|奇魔]]にして研究者の一員。[[ニヴ=ミゼット/Niv-Mizzet]]が[[暗黙の迷路/The Implicit Maze]]の走者として生み出し直々に任命されるも、レース本番直前に[[ラル・ザレック/Ral Zarek (ストーリー)|ラル・ザレック/Ral Zarek]]に抹殺され代表の座を奪われてしまう。研究や迷路競争に対して熱心でまさに「模範」研究員だったが、却ってラルの逆鱗に触れたようだ。
  
詳細は[[メーレク/Melek]]を参照。
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===登場カード===
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:[[ゴブリンの試験操縦士/Goblin Test Pilot]]の[[フレイバーテキスト]]
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===登場作品===
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:[[Dragon's Maze: The Secretist, Part Three]]
  
 
==参考==
 
==参考==
*[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/ftl/242 A Little Weird](DailyMTG.com、From the Lab、文:[[Mike Cannon]])
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<references />
 +
*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/lab/little-weird-2013-04-04 A Little Weird]([http://www.wizards.com/Magic/Magazine/ Daily MTG]、From the Lab、文:[[Mike Cannon]]、2013年4月4日)
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*[[コピーカード]]
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*[[イゼット団/The Izzet]]([[背景世界/ストーリー用語]])
 
*[[カード個別評価:ドラゴンの迷路]] - [[レア]]
 
*[[カード個別評価:ドラゴンの迷路]] - [[レア]]
 
__NOTOC__
 
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2019年8月9日 (金) 03:48時点における版


Melek, Izzet Paragon / イゼットの模範、メーレク (4)(青)(赤)
伝説のクリーチャー — 奇魔(Weird) ウィザード(Wizard)

あなたのライブラリーの一番上のカードを公開したままプレイする。
あなたは、あなたのライブラリーの一番上からインスタント呪文とソーサリー呪文を唱えてもよい。
あなたがあなたのライブラリーからインスタント呪文かソーサリー呪文を唱えるたび、それをコピーする。あなたはそのコピーの新たな対象を選んでもよい。

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イゼット団/The Izzetの迷路走者。

未来予知/Future Sightに似た能力コピー能力により、インスタントソーサリー比率の高いデッキであれば大きなアドバンテージを稼ぐことができる。しかし6マナ重く除去耐性もないことから普通のコントロールでは使いづらい。使うなら、メーレクを中心とする専用デッキを組んだ方がよいだろう。

ライブラリー操作手段やマナ切り離し/Mana Severanceなどを用いて、ライブラリーの一番上をインスタントかソーサリーに固定し続けるのが理想。またデッキのカード火力ドローマナ加速追加ターンなどで揃えておけば、青赤昇天のように次々と呪文唱え続けることができる。スタンダードでは予想外の結果/Unexpected Resultsとの相性がよい。

ルール

1番目の能力
  • 複数枚のカードを引く場合、1枚ずつ公開しながら引く。
  • 呪文を唱えている間にライブラリーの一番上のカードが変化した場合、その「唱える」過程が完了するまで、一番上のカードは公開されず裏向きのままである。能力の起動に関しても同様(CR:401.5)。
2番目の能力
3番目の能力

関連カード

サイクル

ドラゴンの迷路の各ギルド/Guildの迷路走者サイクル。いずれもレア伝説のクリーチャー

ストーリー

メーレク/Melekイゼット団/The Izzet Leagueによる人工生物奇魔にして研究者の一員。ニヴ=ミゼット/Niv-Mizzet暗黙の迷路/The Implicit Mazeの走者として生み出し直々に任命されるも、レース本番直前にラル・ザレック/Ral Zarekに抹殺され代表の座を奪われてしまう。研究や迷路競争に対して熱心でまさに「模範」研究員だったが、却ってラルの逆鱗に触れたようだ。

登場カード

ゴブリンの試験操縦士/Goblin Test Pilotフレイバーテキスト

登場作品

Dragon's Maze: The Secretist, Part Three

参考

  1. Promos & Tokens(Arcana 2013年4月11日)
  2. This is Where Things Get Weird/すべてが奇魔になる(Reconstructed 2013年4月30日)
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