イクサラン/Ixalan

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2017年11月3日 (金) 09:29時点におけるブラー (トーク | 投稿記録)による版
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イクサラン/Ixalanは、多元宇宙/Multiverseに存在する次元/Planeの一つ。イクサラン・ブロックの舞台となった。

目次

世界観

イクサラン次元のイクサラン/Ixalan大陸、その鬱蒼とした密林の奥深くには、想像を絶する秘宝があるという。その名は不滅の太陽/The Immortal Sun――黄金の都オラーズカ/Orazcaの内に眠る、神話的な力を持つアーティファクトだ。数百年の長きにわたり、それは伝説に覆われたおぼろげな記憶に過ぎなかった。

太陽帝国/The Sun Empire恐竜を駆る人間たちと川守り/The River Heraldsマーフォークは長い間、戦争と危うい平和を繰り返しながら、イクサラン大陸を分かち合ってきた。だが外部の勢力、鉄面連合/The Brazen Coalition海賊薄暮の軍団/The Legion of Dusk吸血鬼/Vampireの襲来が、その絶妙な均衡を崩してしまった。今やかつての伝説は現実と目されるようになり、四つの勢力すべてが不滅の太陽の大いなる力を欲し、黄金の都の在り処を必死に探し求めている。その力を手に入れるためなら、彼らはどんな手段も厭わないだろう。

世界は発見されるのを待っている。密林の植物に覆い隠された太陽帝国最盛期の遺跡、高山から湧き出す魔力に満ちた聖なる泉、忘れられし時代の海賊が秘密の入り江に隠した宝物――四勢力の勇敢なる探検家たちは、黄金の都を求めて大陸中を捜索する中で、そういったものを次々と見つけ出している。

束縛の魔法

イクサランはプレインズウォーカー/Planeswalkerにとって厄介な次元である。他の次元からイクサランにプレインズウォークすることはできるが、イクサランから他の次元にプレインズウォークしようとすると、何らかの力により引き戻されてしまう。このときプレインズウォーカーの頭上には、円で囲まれた三角形のシンボルが輝く(イラスト)。

勢力

太陽帝国/The Sun Empire

イクサラン大陸に存在する人間の帝国。太陽の三つの相を崇拝している。恐竜と共生しており、彼らに乗って戦う者は恐竜騎士と呼ばれる。

詳細は太陽帝国/The Sun Empireを参照。

川守り/The River Heralds

イクサラン大陸で暮らすマーフォークの集団。オラーズカの守護者で、不滅の太陽の力を誰にも使わせないことを使命とするが、一部のマーフォークは自分たちがその力を正しく使うべきだと考えている。

詳細は川守り/The River Heraldsを参照。

鉄面連合/The Brazen Coalition

薄暮の軍団にトレゾン/Torrezon大陸を追われた人間の子孫を中心とする海賊の連合。ゴブリンオークセイレーンもこれに加わっている。

詳細は鉄面連合/The Brazen Coalitionを参照。

薄暮の軍団/The Legion of Dusk

トレゾン大陸を支配する吸血鬼の軍団。自らの吸血衝動を忌み嫌っており、血に頼らない永遠の命を求め、イクサラン大陸への侵略を開始した。

詳細は薄暮の軍団/The Legion of Duskを参照。

地理

イクサラン/Ixalan

太陽帝国と川守りの民が暮らす、三日月型の大陸(地図)。次元そのものと同じ名前で呼ばれる。

オラーズカ/Orazca

イクサラン大陸の密林の奥深くにあるとされる古の都。通称黄金都市黄金の都)/The Golden City。オラーズカを守護する川守りさえもその場所は知らない。

不滅の太陽/The Immortal Sun

オラーズカの内に眠る、強大な力を持つアーティファクト。無限の富、帝国の国力、自然の支配、永遠の命を約束するとされ、各勢力とヴラスカ/Vraskaアングラス/Angrathはそれぞれの思惑から、この秘宝を手に入れようとしている。

元々はトレゾン大陸にある、後に薄暮の軍団となる人間の王国が所持していたもので、その国の統治者に絶大な力をもたらしていた。だがその力を欲したペドロン/Pedronがそれを修道院から盗み出し、聖域の守りを離れた際に、翼を持つ何者かに奪われ、イクサラン大陸に渡ったという。また川守りの言い伝えによれば、かつて不滅の太陽はこの地に破滅をもたらし、最後の守護者/The Last Guardianはその恐ろしい力が二度と使われることのないよう、それをオラーズカの内に秘匿したとされる。

太陽帝国の重要地点

  • 太陽海岸/The Sun Coast - イクサラン大陸東部に広がる海岸。
  • パチャチュパ/Pachatupa - 海岸平野と山間部の境にある帝都。皇帝の宮殿トカートリ/Tocatliを擁する。
  • アゾカン/Atzocan - 海岸平野にある、海に最も近い都市。
  • オテペク/Otepec - 帝国の西端に当たる、高山の森林地帯に位置する都市。

川守りの重要地点

  • 大いなる川/The Great River - 川守りを導くとされる大河。
  • 九の支流/The Nine Tributaries - 大いなる川の9本の支流。それぞれの支流に選ばれた9人のマーフォークが、部族を率いる形成師/Shaperとなり、その川と同じ名前を襲名する。
  • 深根の木/The Deeproot Tree
  • 原初の水源/The Primal Wellspring

薄暮の軍団の重要地点

  • 女王湾/Queen's Bay - トレゾンの女王を称えて名付けられた、薄暮の軍団が占領する湾。
  • アダント/Adanto - 女王湾の島の上に築かれた、イクサラン最初の砦。別名一番砦/The First Fort
  • デュロン/Durron - 女王湾を囲む三大砦の一つ。別名信念砦/The Fort of Faith
  • リオア/Leor - 女王湾を囲む三大砦の一つ。別名追放砦/The Edge of Exile

トレゾン/Torrezon

薄暮の軍団が支配する、イクサラン東方の大陸。鉄面連合の人間の祖先が元々住んでいた地でもある。

大嵐海/The Stormwreck Sea

イクサラン大陸とトレゾン大陸の間に広がる海。

孤高街/High and Dry

何千隻もの海賊船の残骸と、多数の筏、艀、浮桟橋が繋がって巨大な一つの塊となることで生まれた海上都市。鉄面連合の中立地帯で、海賊向けの酒場や店が並び、海賊間で物資、道具、宝物、物語が交換される。ここでは暴力沙汰はありふれており、放置されることもしばしば。

  • high and dryは英語の成句で、「(船が)水から上がっている、座礁している」、転じて「(人が)見捨てられている、取り残されている」の意。日本語訳の「孤高」は後者に由来するものと思われる。

種族

  • 人間/Human - 人型種族の一つ。太陽帝国と鉄面連合の両方に所属するほか、薄暮の軍団の従者となった者もいる。
  • マーフォーク/Merfolk - 水陸両棲の人型種族。のマーフォークは水中を、のマーフォークは陸上を好む。
  • 吸血鬼/Vampire - 他者の血を吸う人型種族。人間を上回る力と素早さ、超自然的な能力により、トレゾン大陸を支配した。
  • ゴブリン/Goblin - 猿のような小型の人型種族。イクサラン大陸出身だが、好奇心から鉄面連合に加わっている。
  • オーク/Orc - 逞しい肉体を持つ人型種族。薄暮の軍団との長年の戦争で数百にまで数を減らし、今や多くが鉄面連合の海賊となっている。
  • セイレーン/Siren - 鳥の翼を持つ人型種族。船に魅せられ、鉄面連合の一員となった。非常に気紛れで、愛情も次の瞬間には殺意に変わる。
  • 恐竜/Dinosaur - 大型の爬虫類。太陽帝国の人間と共生しており、戦闘や運搬に利用されるが、飼い馴らすことはできない。
  • ドライアド/Dryad - 植物の精霊。イクサランの知的種族で唯一、オラーズカの探索に関心を持たない。

キャラクター

プレインズウォーカー/Planeswalker
イクサランの住人

登場

登場カード

カード名に登場

イクサラン
イクサランの束縛/Ixalan's Binding

フレイバー・テキストに登場

イクサラン
アルゲールの断血/Arguel's Blood Fastアングラスの匪賊/Angrath's Marauders乗っ取り/Hijack開花のドライアド/Blossom Dryad塁壁壊し/Crash the Ramparts葉を食む鞭尾/Grazing Whiptail噛み付く帆背びれ/Snapping Sailback新緑の再誕/Verdant Rebirth

登場作品・登場記事

Magic Story

その他

脚注

  1. Magic Story Podcast: Ixalan(Feature 2017年8月30日 Blake Rasmussen and Alison Luhrs、文字起こししたものはこちら
  2. Just for Ix(alan), Part 1/ただ『イクサラン』のために その1(Making Magic 2017年9月25日 Mark Rosewater著)

参考

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