アーカム・ダグスン/Arcum Dagsson

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ソルデヴィの機械魔術師、アーカム・ダグスン/Arcum Dagsson, Soldevi machinistは、アイスエイジ・ブロックのキャラクター。

目次

解説

氷河期末期から”雪解けの時”/The Thawに活躍したソルデヴの機械魔術師。小柄で、小奇麗な人間男性。白髪混じりの髪を生やすが、生え際は後退して骨ばって出っ張った額を露にしている。その目つきは知性に輝き、常に詮索するような視線を投げかけている。身体にピッタリとした、赤っぽい色の厚手のローブを着ている。イラスト(20余年後の姿)

優秀な機械魔術師として数々の発明品を開発している。発明品にはソリ鯨骨の滑空機/Whalebone Gliderなどがある。中でも彼の発明したweather prediction device(天候予想装置)は寒冷化し続ける気候を正確に予報している。小説の描写からするとかなり大型な機械で、アーカムの風見/Arcum's Weathervaneとは異なる装置のようだ。

経歴

氷河期末期、彼の率いる機械魔術師たちは、クロヴ/Krovにあるグスタ・エバスドッター/Gustha Ebbasdotterの学院で働いている。リム=ドゥール/Lim-Dul軍との戦いでも、キイェルドー/Kjeldorバルデュヴィア/Balduvia同盟軍に機械魔術師部隊を従えて参加している。その際、ソルデヴ製のゴーレムを実戦配備している。

キイェルドーの戦い/The Battle of Kjeldorから20年後の”雪解けの時”には、ソルデヴの機械魔術師の長(Master of the Soldevi machinists)となり、市の代表者を務めている。この頃はソルデヴ製の蒸気獣と呼ばれる歩行機械を乗り物としている。

彼の統治により、ソルデヴ/Soldevは同時代の他の都市と比較にならないほどの繁栄を築いている。順風満帆の人生に見えたが、ソルデヴの地下に潜んでいた機械崇拝者集団に修復されたファイレクシアの機械生物がソルデヴを1日にして廃墟としてしまった(2954AR)。

ソルデヴ崩壊後、ロノム氷河/Ronom Glacierに眠っていた機械生物を目覚めさせ軍団を編成したハイダー/Heidarの調査へと老アーカムは赴く。工学に傾倒しソルデヴを崩壊させてしまった後悔の念が、アーカムをファイレクシア/Phyrexia機械軍団阻止の使命へと駆り立てる。

2956AR、ソルデヴの崩壊から2年後、心臓発作で他界する。

登場

登場カード

カード名に登場

アイスエイジ
Arcum's Sleighアーカムの風見/Arcum's WeathervaneArcum's Whistle

フレイバー・テキストに登場

アイスエイジ
Aegis of the MeekArcum's SleighBaton of Morale氷の干渉器/Icy Manipulator道化の帽子/Jester's Cap星霜のペンタグラム/Pentagram of the AgesPhyrexian War BeastShield of the AgesSoldevi MachinistStaff of the Ages石の雨/Stone RainSunstoneVibrating SphereWalking WallWar Chariot鯨骨の滑空機/Whalebone Glider
アライアンス
Aesthir GliderPhyrexian BoonRitual of the MachineSoldevi DiggerSoldevi Hereticソルデヴィの賢人/Soldevi SageSoldevi SentrySoldevi Steam BeastUrza's Engine
コールドスナップ
ミシュラのガラクタ/Mishra's Bauble
第9版
帰化/Naturalize
第10版
鋼のゴーレム/Steel Golem

登場作品

訳語

「Arcum Dagsson, Soldevi machinist」は第5版フレイバー・テキストで、初めて「ソルデヴィの機械魔術師、アーカム・ダグン」と訳され、第9版でも同様の訳語が充てられた。

コールドスナップでは、本人がカード化され、改めて「アーカム・ダグン」と翻訳された。同時に、コールドスナップのテーマデッキにおいて、アイスエイジの鯨骨の滑空機/Whalebone Gliderが日本語化された際、「ソルデヴィの機械技師、アーカム・ダグソン」と変更されている。「machinist」はカード名として「機械技師」と訳された先例はある。誤訳ではないが魔法的なフレイバーの無い訳語となってしまった。しかし、第10版のフレイバー・テキストにおいて「ソルデヴィの機械魔術師、アーカム・ダグン」と第9版以前の訳語に戻されている。

参考

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