アルマーズ/Almaaz

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
90行: 90行:
  
 
==非公式情報==
 
==非公式情報==
アルマーズの初出であり、この地域の詳細が描かれた小説[[Song of Time]]には未出版となった続編Shadows of Timeが予定されており、そこではアルマーズの更なる掘り下げが行われたはずだったとされる。作者Teri McLarenのファンであり友人であるJeff Leeは続編の複写を所有しているとして、(少なくとも)1999年までに個人サイトThe Legends of Magicに続編の構想も含んだとされる氷河期アルマーズの情報を公開していた([http://web.archive.org/web/20010718092151/http://www.ccgnews.com:80/users/jlee/storypage/iceagestory.html 該当記事])。それによると、アルマーズを支配したのは「Rigida」と呼ばれる氷の存在であった。
+
アルマーズの初出であり、この地域の詳細が描かれた小説[[Song of Time]]には未出版となった続編Shadows of Timeが予定されており、そこではアルマーズの更なる掘り下げが行われたはずだったとされる。作者Teri McLarenのファンであり友人であるJeff Leeは続編の複写を所有しているとして、(遅くとも)2000年までに個人サイトThe Legends of Magicに続編の構想も含んだとされる氷河期アルマーズの情報を公開していた([http://web.archive.org/web/20010718092151/http://www.ccgnews.com:80/users/jlee/storypage/iceagestory.html 該当記事])。それによると、アルマーズを支配したのは「Rigida」と呼ばれる氷の存在であった。
  
 
Jeff Leeは2006年にファンサイトMTG salvationで当時についてコメントを残している([https://www.mtgsalvation.com/forums/magic-fundamentals/magic-storyline/335208-mtg-continuity#c1 コメント])。Rigidaは氷河王国の種族で、最後の1人がドルファルデンであったという。ドルファルデンは母を投獄し姉妹2人を殺害したとも言及している。
 
Jeff Leeは2006年にファンサイトMTG salvationで当時についてコメントを残している([https://www.mtgsalvation.com/forums/magic-fundamentals/magic-storyline/335208-mtg-continuity#c1 コメント])。Rigidaは氷河王国の種族で、最後の1人がドルファルデンであったという。ドルファルデンは母を投獄し姉妹2人を殺害したとも言及している。

2018年9月10日 (月) 07:57時点における版

アルマーズ/Almaazドミナリア/Dominariaの地名。テリシア/Terisiareの南西部地域の島の総称、あるいは、その地域に古代から連綿と続くアルマーズ王国のこと。

目次

概略

初出の小説Song of Timeでは、古代アルマーズはテリシアの西方にあり、都市スミファ/Sumifaを含む王国で、ファラジ/Fallajiの支配域近くにありミシュラ/Mishra陣営と同盟を結んだ。氷河期が過去となった近代では再建されたスミファ、オークのWyrvil Kingdom(ウィルヴィル王国)、Erg(砂砂漠)と呼ばれる砂漠地帯、セルキー/Selkieの王国、Sarraza(サラザ)の山や森などの地域と居住種族が描かれた。

ウルザズ・サーガ期にもSong of Time由来の設定は反映され、1999年カレンダーの地図ではアルマーズの名称はないもののSumifaとHalquinaが記載され、小説The Brothers' WarでSong of Timeを踏まえたアルマーズが描かれた。アイスエイジ三部作小説でもアルマーズはテリシア西南地域として登場していたが、それ以降は長期にわたって(テリシアは登場してもヤヴィマヤ/Yavimaya新アルガイヴ/New Argiveばかりで)注目されることはなかった。

しかし、ドミナリア期でアルマーズは背景世界に再登場。テリシアの南西の島の総称として採用され、Song of Timeを基盤とした詳細な地域図が作成されることになった。また、同セットにカードとして収録されたナバン/Nabanの故郷と設定された。

解説

アルマーズはテリシアの南西部地域の島の総称(地図)。テリシアの群島を構成する主要四島の1つである。アルマーズ島は大きく分けて西部のアーグ砂漠と東部のファラジアに分かれている。スミファは旧来からのアルマーズの中心地であり、南西の離島は境界地域と呼ばれる。ファラジやスミファ、ウィルヴィル・オークなどの描写を見るに、アルマーズは全体的にアラビアに似た雰囲気を有している。

テリシアが1つの大陸だった時代には、アルマーズは現在ほど広範囲な地域を指す名称ではなく、旧スミファを中心とした大砂漠/Great Desertの西南地方の王国を意味していた。兄弟戦争/Brothers' Warではファラジを率いるミシュラ陣営に属した。

氷河期にはアルマーズの大部分はGlacial Kingdom(氷河王国)が支配していた(#非公式情報も参照)。

アルマーズには歌魔導士(Songmage)と呼ばれる、歌による独自の魔法を操る魔術師が知られている。

地名

テリシア南西部アルマーズと周辺海域(テリシア地図)。

西部

アーグ砂漠/Erg Desert
アルマーズの西半分を占める砂漠地帯。
兄弟戦争/Brothers' War時代の大砂漠/Great Desertの西端地域にあたる。
小説Song of Time作中ではスミファを取り囲む東西の砂漠地帯を単に「erg(砂砂漠)」と呼んだが、ドミナリア現在のテリシア地図でErg Desertと再命名された。
スミファ/Sumifa
アルマーズ王国の首都。現在のスミファは再建されたもの。
Nantas River(ナンタス川)
スミファの傍を流れる川。
Kingdom of Wyrvil(ウィルヴィル王国)
アーグ砂漠西部を支配するウィルヴィル・オークの王国。
砂漠出身のためかウィルヴィル・オークは水泳ができない。

東部

Fallajia(ファラジア)
アルマーズ地方東部の大半を占める平地。ファラジ/Fallajiの領地。
兄弟戦争/Brothers' War時代の大砂漠/Great Desertの中心地域に相当するが4560AR現在は不毛の砂漠ではなくなっている。
東端部には海を越えて拡大したヤヴィマヤ/Yavimayaの森の「入植地/Colony」がある。アーグ砂漠と入植地に挟まれたファラジは農地を守るためヤヴィマヤの侵入を阻止している。
小説Song of TimeではFallajian territories(ファラジアの領地)と表記され、現代テリシア地図でも作成中の仮称はFallaji Territoryであった(作成途中の地図)。ファラジアはFallajianから派生したドミナリアでの新規設定名称。
Glavia(グラヴィア)
ファラジア北東の内陸の街。
Truf(トルフ)
ファラジア南西部の山地との境にある街。
Elclesia(エルクレシア)
アルマーズ中央南方にある山中の街。

境界地域

小説Song of Timeではセルキーの王国とサラザのある地域は単に「The Borderlands(境界地域)」と呼ばれる。現代テリシア地図ではこの地域はアルマーズ本島南西の小島と描かれた。作成途中の地図にもThe Borderlandsの文字が確認できる。

River Kingdom(川王国)
セルキー/Selkieの川王(Riverking)が支配する王国。
Sarraza(サラザ)
サラザ山(Mount Sarraza)やサラザの森(Sarrazan Forest)、サラザの川(Sarrazan River)があり、サラザ・エルフの住処である。
かつて鐘の地があった。

アルマーズ海/Sea of Almaaz
アルマーズとガルメニー/Gulmanyの間の海。
Silver Sea(銀の海)
アルマーズ本島と境界地域を隔てる海。
South Sea(南海)
アルマーズ南方の海。

失われた土地

Halquina Mountains(ハルキーナ山脈)
アルマーズの南西に突き出した半島部を占める山脈地帯。氷河期以後の近代では水没し、半島の名残である山がちな島々が残るのみ。
小説Song of Timeではハルキーナは兄弟戦争時代の岩石砂漠や荒れ地という描写が見られるが、1999年カレンダーの地図で山脈と記載された。
大砂漠/Great Desert
テリシアが大陸だった時代の砂漠地帯。現在のアルマーズでは、アーグ砂漠やファラジアが相当する。
Glacial Kingdom(氷河王国)
境界地域の(おそらく北の)山地帯最高峰の古い火山に存在した氷の国。この王国は氷河期にアルマーズの大半を支配下に置いていた。雪解けの時/The Thaw以降も氷の呪文で国を維持していたが、一族の末裔である氷の女王Drufalden(ドルファルデン)の代で氷河が融解して王国は崩壊した。ドルファルデンはRimscalla(リムスカーラ)という護衛たちをそばに置いていた。
氷河王国の他に寒国(The Cold Country)などと表記されている。
The Chimes(鐘の地)
サラザ山中に存在した。
兄弟戦争期から氷河期以降まで(少なくとも)3000年の間、The Beast of the Hours(時の獣)が封印され終末の時計/Armageddon Clockが設置されていた。
作成途中の地図の時点ではThe Chimesの位置が記載されていた。

非公式情報

アルマーズの初出であり、この地域の詳細が描かれた小説Song of Timeには未出版となった続編Shadows of Timeが予定されており、そこではアルマーズの更なる掘り下げが行われたはずだったとされる。作者Teri McLarenのファンであり友人であるJeff Leeは続編の複写を所有しているとして、(遅くとも)2000年までに個人サイトThe Legends of Magicに続編の構想も含んだとされる氷河期アルマーズの情報を公開していた(該当記事)。それによると、アルマーズを支配したのは「Rigida」と呼ばれる氷の存在であった。

Jeff Leeは2006年にファンサイトMTG salvationで当時についてコメントを残している(コメント)。Rigidaは氷河王国の種族で、最後の1人がドルファルデンであったという。ドルファルデンは母を投獄し姉妹2人を殺害したとも言及している。

Rigidaの情報はファンの間で引用され続け半ば公式情報のように扱われ続けているが、公式に言及されたことはない。ファンサイトの中にはRigidaはice beast(氷のビースト)と古くから記載しているところもある。

登場

訳語

「Almaaz」は反復の学部長、ナバン/Naban, Dean of Iterationの人物設定(Legends of Dominaria/ドミナリアの伝説たち)で初めて「アルマーズ」と公式に和訳された。

参考

QR Code.gif