アシャヤ/Ashaya

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[[ニッサ・レヴェイン/Nissa Revane (ストーリー)|ニッサ・レヴェイン/Nissa Revane]]に[[召喚]]された[[ゼンディカー/Zendikar]]の[[エレメンタル]]。植物でできた巨大な身体を持つ([https://mtg-jp.com/publicity/0015256/ イラスト])。
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[[ニッサ・レヴェイン/Nissa Revane (ストーリー)|ニッサ・レヴェイン/Nissa Revane]]に[[召喚]]された[[ゼンディカー/Zendikar]]の[[エレメンタル]]。植物でできた巨大な身体を持つ({{Gatherer|id=495870}})。
  
 
ニッサが一時的に使役する他のエレメンタルと異なり、戦いが終わっても大地に戻ることはない。言葉を発することはできないが明確な自我を有しており、ニッサの命令を受けずとも自律的に[[エルドラージ/Eldrazi]]と戦うことができる。
 
ニッサが一時的に使役する他のエレメンタルと異なり、戦いが終わっても大地に戻ることはない。言葉を発することはできないが明確な自我を有しており、ニッサの命令を受けずとも自律的に[[エルドラージ/Eldrazi]]と戦うことができる。
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;[[ゼンディカーの夜明け]]
 
;[[ゼンディカーの夜明け]]
 
*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/legends-zendikar-rising-2020-09-15 The Legends of Zendikar Rising]/[https://mtg-jp.com/reading/translated/0034380/ 『ゼンディカーの夜明け』の伝説たち](Feature [[2020年]]9月15日 [[Ari Zirulnik]]著)
 
*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/legends-zendikar-rising-2020-09-15 The Legends of Zendikar Rising]/[https://mtg-jp.com/reading/translated/0034380/ 『ゼンディカーの夜明け』の伝説たち](Feature [[2020年]]9月15日 [[Ari Zirulnik]]著)
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*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/magic-story/episode-4-haunting-songs-and-whispered-warnings-2020-09-23 Episode 4: Of Haunting Songs and Whispered Warnings]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/ZNR/0034403/ メインストーリー第4話:苛む歌と囁く警告](Magic Story 2020年9月23日 [[A. T. Greenblatt]]著)
  
 
==参考==
 
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*[[背景世界/ストーリー用語]]
 
*[[背景世界/ストーリー用語]]

2020年9月25日 (金) 13:42時点における版

アシャヤ/Ashayaマジック・オリジン戦乱のゼンディカー・ブロックゼンディカーの夜明けのキャラクター。伝説のクリーチャーとしてはマジック・オリジンの目覚めし世界、アシャヤ/Ashaya, the Awoken Worldトークン)が、カードとしてはゼンディカーの夜明けの野生の魂、アシャヤ/Ashaya, Soul of the Wildが初出。

目次

解説

ニッサ・レヴェイン/Nissa Revane召喚されたゼンディカー/Zendikarエレメンタル。植物でできた巨大な身体を持つ(イラスト)。

ニッサが一時的に使役する他のエレメンタルと異なり、戦いが終わっても大地に戻ることはない。言葉を発することはできないが明確な自我を有しており、ニッサの命令を受けずとも自律的にエルドラージ/Eldraziと戦うことができる。

その正体は、ゼンディカーという次元/Planeそのものの魂の一部である。

  • 性別があるのかは不明だが、文法上の性は女性(三人称はshe)。

経歴

ゼンディカーの為に/For Zendikar

ニッサが彼女を召喚したとき、この異質な存在はニッサ自身にとっても衝撃だった。それから数日間、ともにウラモグ/Ulamogの血族のエルドラージと戦い続け、このエレメンタルに人格があると感じたニッサは彼女に名前を付けることにした。旅の途中で知り合った人間の男ハマディ/Hamadiは自分のことをシャーヤ/Shaya、「世界を目覚めさせる者/Worldwaker」と呼んだ。ならばこのエレメンタルの名前は「目覚めし世界/The Awoken World」――アシャヤ/Ashayaが相応しいだろう。彼女はニッサが提案したその名前に満足したようだった。

次にニッサはアシャヤに尋ねた。自分にアシャヤを遣わしたゼンディカーは、自分に何をしてほしいと思っているのかと。アシャヤは片手で拳を作ってそれを胸の前まで引き、再度腕を伸ばし、掌を上にして指を一本ずつ開いた。ニッサはそのジェスチャーをこれまで何度も見てきたが、それが何を意味するのかは皆目分からなかった。ニッサがそれを告げると、アシャヤはニッサの手を取って何かを伝えようとした。そのとき、近くの野営地から悲鳴が上がった。

二人は野営地を襲うエルドラージと懸命に戦ったが、奮闘も虚しく、一人の命も守ることはできなかった。そこへ、ニッサがプレインズウォーカー/Planeswalkerであることを知る謎の吸血鬼/Vampireが現れ、彼女に植物の種を託した。滅びの運命にあるゼンディカーを離れ、どこか他の次元にゼンディカーの命を繋いでほしいと言いながら。ニッサはゼンディカーへの裏切りをアシャヤに見られていることに気づき羞恥を感じたが、同時に、彼の言うことが正しいのかもしれないとも考えた。少なくとも、それは無力な自分にもできることだった。

ニッサはアシャヤに大地に戻るよう命じたが、彼女はそれに応じず、ただひたすら例のジェスチャーを繰り返すだけだった。ニッサは彼女が何を伝えたいのかさっぱり分からないまま、その動きを真似た。それが答えだった。ニッサが指を一本ずつ開くたび、彼女の手から緑色に輝く力線が迸った。最後の力線はアシャヤと繋がり、ニッサにアシャヤの感情が届いた――「ひとつ」。ニッサは思い違いをしていたことに気づいた。自分とゼンディカーは一つなのだ。自分は独りで戦っているのではなく、ゼンディカーとともに戦っているのだ。そしてアシャヤもまたニッサの感情を知った。彼女の自責の念、そしてゼンディカーを救い、いつかこの地にあの種を植えるのだという決意を。二人は今同じものを感じ、同じ想いを持っていた――「ゼンディカーのために」。

声なき叫び/The Silent Cry

力線によってゼンディカーと真に繋がったニッサは、自分の手足のように植物や大地を操り、アシャヤとともにエルドラージと戦い続けていた。二人はオラン=リーフ/Oran-Riefを抜け、タジーム/Tazeem大陸の端まで辿り着いた。

その時突然、内臓を剥ぎ取られるような苦痛がニッサを襲った。アシャヤもまた苦痛に悶えているようだったが、ニッサには先程までのようにアシャヤを――ゼンディカーを――感じ取ることができなかった。アシャヤはぐらついてニッサの方向に倒れかかり、ニッサは身構えた。だがぶつかる直前、アシャヤは腕を突き出して身体をずらし、ニッサをかわした。アシャヤは地面に倒れ、バラバラに砕け散った。

ニッサはアシャヤを再び喚び出そうとしたが、もはや彼女とゼンディカーの繋がりは失われており、大地が応えることはなかった。

ニッサの決断/Nissa's Resolve

原因はオブ・ニクシリス/Ob Nixilisだった。彼はゼンディカーの魂そのものを己が力としようとしていたのだ。ニッサはバーラ・ゲド/Bala Ged大陸の地下洞窟にて彼と対峙し、激闘の末、ゼンディカーの魂を大地に還すことに成功した。ゼンディカーとの繋がりを取り戻したニッサの隣で、地下道と崩れた大地の残骸から成る一体のエレメンタルが立ち上がった。姿形は違えど、ニッサにはそれがアシャヤであると分かった。

登場

登場カード

伝説のクリーチャートークン

イラストに登場

ゲートウォッチの誓い
ゼンディカーの代弁者、ニッサ/Nissa, Voice of Zendikar(頭部のみ)

登場作品・登場記事

マジック・オリジン
戦乱のゼンディカー・ブロック
カラデシュ・ブロック
ゼンディカーの夜明け

参考

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